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今日は、プロジェクトAシリーズ作品とは関係性はありませんが、ジャッキーチェン主演作品の中から、38年前の1985年に公開されたジャッキー・チェン監督・主演のアクションコメディー映画『ポリスストーリー/香港国際警察』の感想記事を記したいと思います。
【ポリス・ストーリー/香港国際警察・作品概要】
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』、原題：警察故事、英題：Police Story）は、ジャッキー・チェンが、監督・脚本・主演・武術指導を兼ねたアクション映画です。『プロジェクトA』と並ぶジャッキーの代表作ともいえる作品であり、ジャッキー・チェン自身も自らのベスト映画の1本として挙げているほどです。興行的にも大ヒットし、この「ポリス・ストーリー」シリーズは、現在までに本シリーズやスピンオフ、別作品を含め多数製作されています。また第5回香港電影金像奨で最優秀作品賞と最優秀アクション指導賞を受賞しています。
この映画を見たバート・レイノルズが、クリント・イーストウッドに紹介し、レイノルズ、イーストウッド共に本作を高く評価しています。というのも、シルベスター・スタローン主演の1989年のハリウッド映画『デッドフォールにおいても本作を参考とされ、二階建てバスの進路に立ちふさがり発砲で急停車させ敵が慣性の法則で飛び出すくだりが、そのまま演出引用されています。 （ジャッキーの自伝『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔（西間木洋子・訳 近代映画社・刊）』）より。でも、ジャッキー自身が引用と明言している。
さらにクリント・イーストウッド主演の1988年公開の映画『ダーティハリー5』では、ハリーの相棒の中国人刑事役にジャッキー・チェンへの出演依頼があったほどです。 （ジャッキーの自伝『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔（西間木洋子・訳 近代映画社・刊）』より。でも、ジャッキー自身が引用と明言している。
また、冒頭の事件を解決した主人公刑事が警察のイメージアップのためマスコミに露出させられるというくだりは、本作から引用されたものです。
【ポリス・ストーリー/香港国際警察・ストーリー】
香港警察で、香港最大の麻薬組織でありチュウ・タオをボスとする殺人まで手を染めている組織を摘発する重要な捜査会議が行なわれていた。数日後、チェン・カクー刑事（ジャッキー・チェン）は山奥のスラム街で張り込みをし、チュウの秘書サリナを逮捕した。その隙にチュウに逃げられてしまうも、車でスラム街を突っ切り、途中で乗り捨てて、チュウ一味にジャックされた路線バスを必死に追いかけ、何とかチュウも逮捕することに成功した。
そんなある日、突然サリナが釈放されることになった。彼女には検察側証人になる司法取引が結ばれていたのだ。サリナの身辺警護を命じられたチェン刑事は、彼女の出廷を妨害しようとするチュウの部下たちと激しい闘いを繰り広げることになっていく・・・
★『ポリス・ストーリー/香港国際警察』感想など
まずは本作を何はともあれ、観ていただきたい！！という一言は、この作品のためにある言葉とまず申し上げたくなる映画作品です。当時、劇場で観賞してその後も何度か視聴していますが、このアクションシーンの激しさというのは『ここまでやるのか⁉』と感じるくらい激烈きわまりないと思います。傘1本で疾走するバスへぶら下がったり、高さ30ｍを誇るデパートの電飾ポールを降下したりと、超絶スタントの数々。当時、劇場でアクションシーンの度に観客から『オオオ～、スゴい！！』『ウワー』など今でも大変な印象が残っている映画作品です。またアクションシーンばかりでなくコミカルな展開もあるのでテンポよく鑑賞できるのも特長でしょう。
ジャッキーの代役無しのスタントはもちろんのこと、アクションは凄すぎるが、このアクションシーンに付き合わされている人たちが可哀そうに思えるくらいです。このアクション映画作品が影響を与えた作品も数多くありますが、こんなハードな動きのできる俳優が、ジャッキー・チェン以外にいるのだろうか！？😵
傘１本で、バスにぶら下がってのアクションシーン。いったいどんな傘なんだ～！？(笑)と叫びたくなりますね(；゜０゜)
アクションシーンを魅せたいだけの作品かもしれませんが、なぜか笑って許してしまうおおらかな香港映画です！
是非、観ていただきたい作品に👍
【ポリス・ストーリー/香港国際警察・主な登場人物：キャスト（声優）】
ケビン：ジャッキー・チェン（石丸博也）
セリーナ：ブリジット・リン（本田貴子）
メイ：マギー・チャン（小林沙苗）
署長：ラム・コーホン（森田順平）
チョウ警部：トン・ピョウ（宝亀克寿）
トム・クウ：チュウ・ヤン（秋元羊介）
弁護士：ラウ・チーウィン（大川透）、ダニー フォン・ハックオン（小山力也）、ジョニー （相沢まさき）
マオ刑事：カム・ヒンイン（田中正彦）
キム刑事：マース（桜井敏治）
フランキー刑事：ケン・トン（鈴木勝美）
検事：ロバート・ロー（野島昭生）
ジョン：チャーリー・チョウ
刑事：ポール・ウォン、ワン・ファト、ダニー・チョウ
ゾロ目：タイ・ポー（真殿光昭）
裁判長：ポール・チャン・チュン（牛山茂）
警官：ウー・フン
インタビュアー：マネー・ロー
広報ディレクタ： ウィニー・ユー、アニー・ラウ、クラレンス・フォー、マイケル・ライ
動画配信先：U-NEXT
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【ポリス・ストーリー/香港国際警察・製作スタッフ、公開データ】
監督・原案・脚本・武術指導・アクション監修：ジャッキー・チェン
製作総指揮：レイモンド・チョウ、レナード・ホウ
製作担当：ウィリー・チェン
製作・脚本：エドワード・タン
音楽：マイケル・ライ
武術指導：ユン・キンチョウ 、ベニー・ライ、フォン・ハックオン、マース、ポール・ウォン、クリス・リー
武術指導：クルー：ジャッキーチェン・スタントチーム (成家班)
協力：三菱汽車（三菱自動車）ジャッキー映画ではおなじみの劇用車協力。
主題歌：『英雄故事』
👆みんなで歌おう！「英雄故事」ポリス・ストーリー / 香港国際警察 主題歌
（作曲：馬飼野康二 マイケル・ライ 作詞：ジェームズ・ウオン 歌：ジャッキー・チェン）
※1985年11月に日本で発売された12インチシングル「Dear Jackie」に収録された「夜明けのプリマドンナ」（作曲：馬飼野康二 作詞：秋元康）をモチーフに、マイケル・ライが新たな旋律を加えたもの。
製作会社：ゴールデン・ハーベスト、ゴールデン・ウェイ・フィルムズ
配給：香港 ゴールデン・ハーベスト、日本 東宝東和
公開：香港 日本 1985年12月14日
上映時間：100分(香港版)、87分(国際版)、105分(日本公開版)
製作国：香港
言語：広東語
興行収入：香港 $26,620,000、日本19億円
配給収入：日本 10億4000万円※
※『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』（キネマ旬報社、2012年）450頁
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