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注視!ファンの力②『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』

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🔶今日のアニメの徒然小道では、1982年に公開された『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』です。この『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』は、当時、ファンによる映画化希望の10万人署名運動までおこり、97分の劇場アニメ作品となった有名な作品です。今日は当時の本作を細かく分析、考察してみました。
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【六神合体ゴッドマーズ:作品の概要】
まずは当時のTVシリーズOP・EDを動画にて。アニソンには珍しい高いキーを持つ曲です。子気味の良いメロディーラインの演出がよくできています。

🎵👆【MAD】六神合体ゴッドマーズ【宇宙の王者!ゴッドマーズ】
動画は劇場版作品より
オープニングテーマ - 『宇宙の王者! ゴッドマーズ』
作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 小田裕一郎 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 樋浦一帆

『六神合体ゴッドマーズ』は、1981年に日本テレビ系列で放送された東京ムービー新社製作のロボットアニメ作品です。本作は前番組の『太陽の使者 鉄人28号』に続き、横山光輝の漫画『マーズ』を原作にすることで企画されました。

ただし、原作者横山光輝さんの了解の下、大胆で大幅な改編がされました。主人公側のロボット・ガイヤー(原作ではガイアー)と六神体が戦うという原作に対して、本作ではガイヤーと五神ロボが合体するといったように、根本となる基本設定からして全く違うものとなっているので、アニメオリジナル作品と言ってもよい内容となっています。よって結末も原作のラストとは完全に異なったものとなりました


(六神合体ゴッドマーズシリーズ:のぶさんの分析考察)
この六神合体ゴッドマーズロボットの設定では動かし方に問題があるのです。
本作がTVアニメ作品として登場してきた時、私は最初に思ったことは『とうとう出てきた!?』と感じたものです(笑)。

それまでのロボットアニメ作品に見られる合体シーンは、せいぜい3体まででしたが、とうとう6体合体です。当時、実際自分もアニ研の後輩にも協力してもらい、実験的に作画してみましたがこれが中々うまくいかない。
ロボット同士の合体設定は『UFO戦士ダイアポロン』、『宇宙大帝ゴッドシグマ』、『最強ロボ ダイオージャ』にもありましたが、これらはいずれも3体ロボの合体であり、ロボット同士での六体合体を採用したアニメは本作が最初になります。5体合体までは、例えば『超電磁ロボコンバトラーV』などにもありましたが、ロボットではなく、飛行機や車などの可変合体ものです。
6体だと合体しても、合体後の動きが凄く不自然となり、このゴッドマーズは、動かせないのです。
しかし、ゴッドマーズの場合は、そのメカニックデザインからみれば六体のロボットが合体した線の多い複雑なデザインは当時の手描きアニメで動かすには不可能です

そこで、同じ6体合体でも、六神ロボのキーメカロボ・ガイヤーはスフィンクスへビルトインさせる設定となり、外観上は5体ロボなのです。この辺りが当時、キャッチコピーで使われた『見よ、驚異の六神合体!!』と表現されていたわけです。売り物であるはずの肝心のロボットの活躍は、スポンサーへのサービス的に最後の数分間まとめて行なわれ、TVエピソードラストによく見られるゴッドマーズが敵メカを粉砕するシーンは、止め絵を数枚使って演出するというロボットアニメ作としては初めてのことになったのです。ロボットアニメとしての作品露出を抑えて、ロボットアニメ作品ではあるけれども、もっぱら人間ドラマに力が注がれることになったわけです。
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そこでロボットアニメながら、ストーリーにウェイトをかける意味で、主人公のマーズに原作にも登場してこなかった双子の兄マーグをアニメオリジナルキャラクターとして登場させたわけです。しかも、人間ドラマとして厚みを加えるならば、悲劇性が必要となっていったわけです。しかも、設定上マーズには、ガイヤ―と死をとしても宇宙の平和を守るために亡き父親から地球へ送られる設定展開があったため、兄マーグには必ず死んでもらわなければならなくなったということになったのです。しかも、弟マーズと戦ってです

すべてを知り尽くして死をも覚悟した孤高の兄マーグのキャラクターが、当時の若い女性アニメファンハートをわしづかみにして捉えて離さなかったのです。

主人公マーズの双子兄のマーグ。マーグは、主人公以上の人気を集め、本作が多くの女性ファンを獲得する原動力となりました。特に放送当時のマーグの人気は凄まじく、マーグが死亡すると分かったときは助命嘆願書やカミソリが送られてくる事態まで発生しています。
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製作側もスポンサー至上主義とはいえ、度重なる作品への追加変更から起こったこの事態をよしとせず、実際に本編で死亡した際にはスポーツアニメ『あしたのジョー』の力石徹に倣って、アニメ雑誌『アニメディア』の協力で、日本テレビの南館ホールで葬儀まで執り行われたほどです。
そして製作した東京ムービー新社側もこれほどまで高人気がでた作品ということで、映画化希望の10万人署名運動があり、劇場映画の運びとなったわけです。当時、お声がかかって署名だけはさせていただきました( /ω)。(ちなみに私は兄弟のファンです)
またこの6年後に出版された藤川桂介氏による小説『六神合体ゴッドマーズ ・十七歳の伝説』とそのOVA版(1988年)なども製作されました。ここまで女性のファンの力で、盛り上がったアニメ作品は他に知りません。

当時はセルアニメでしたが、もし、今の時代にこの作品をリメイクしたらどんな作品になるでしょうかね??
本作『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』を視聴する際は、このシリーズ初見の方はTVアニメ版鑑賞のあとの視聴をおすすめします。


🎵👆六神合体ゴッドマーズED - 愛の金字塔 / 樋浦一帆
エンディングテーマ
『愛の金字塔』
作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 小田裕一郎 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 樋浦一帆
凄いと感じたのは本作『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』のラストでこの愛の金字塔 / 樋浦一帆の曲をバックに、この映画化運動のスタッフがクレジット表記されてでてきたのには驚きました。 (;゜0゜)

【六神合体ゴッドマーズ・劇場版:配信先(U⁻NEXT)】
『六神合体ゴッドマーズ・劇場版』(1982年、97分、見放題)
★U-NEXTでは、『六神合体ゴッドマーズ』(1981年、全64話、見放題)も配信されています
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【六神合体ゴッドマーズ・制作、放送データ】
原作:横山光輝
企画:吉川斌
プロデューサー:堀越徹、赤川茂、清水篤、高橋靖二
シリーズ構成:藤川桂介
チーフディレクター:今沢哲男
キャラクターデザイン:本橋秀之
メカニックデザイン:亀垣一
作画監督:本橋秀之
美術監督:石垣努
撮影監督:新井隆文
録音監督:伊達渉
選曲:東上別符精
音楽:若草恵
文芸担当:小野田博之
制作担当:松元理人
背景:石垣プロダクション
録音調整:丹波晴道
効果:横山正和
編集:鶴渕允寿、高橋和子
タイトル:高具秀雄
色指定:池内道子
録音:東北新社
現像:東京現像所
製作:東京ムービー新社
放送期間: 1981年10月2日~1982年12月24日 全64話
放送局:日本テレビ系列
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【六神合体ゴッドマーズ・ストーリー】
ギシン星編
宇宙の支配を狙うギシン星・ズール皇帝が、その魔手を地球に伸ばしてきます。クラッシャー隊の一人として活動していた明神タケルは、戦いの中で自らの出生の秘密を知ることに。タケル=マーズは、彼を守るため造られた「ゴッドマーズ」とともにズールに立ち向かっていくが、それは血を分けた双子の兄・マーグとの悲しい戦いの始まりでもあった。
マルメロ星編
ズールを倒し、ギシン星を解放したタケルだったが、一人の少女が地球に飛来して新たな戦乱に巻き込まれる。マルメロ星の独裁者ギロンがマイナス超能力者弾圧に乗り出し、逃亡者フローレがその目標の一人であったのだ。強硬にギロンはフローレ引き渡しを要求するが、タケルは彼女を庇ったため、地球とマルメロ星は遂に戦争状態に。第三勢力として宇宙海賊ガッシュも絡み、クラッシャー隊は否応なく、プラス超能力者VSマイナス超能力者のマルメロ星の抗争に干渉して行くのだった。
地球編
マルメロ星との戦乱はギロンの死により収まった。だが、ギロンの背後には黒幕がいた。それは倒したと思われていたズールだった。超能力を使うと生命が削られるデビルリングを填められてしまったタケルは、謎のバラの騎士の支援を受けなが
らもズールとの最終決戦に挑んでいきます。ラストは、全人類が平和を願う祈りが、六神ロボの大いなる力を呼び覚ます

かくして、ズールは滅びゆき、そして、マーズは新たな旅にでます・・・


▲【公式】六神合体ゴッドマーズ 第1話「オレはだれだ?!」"GOD MARS" EP01(1981)

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コメント

空色の渚の人

懐かしい作品のご紹介、ありがとうございます
はじめまして、こんばんは。

私は子供の頃にこの『六神合体ゴッドマーズ』が大好きでした。田舎に住んでいるので映画化の署名はできなかったものの、公開の半年後にやっと映画館で映画も観られました。
十年ほどで心が離れ、音楽集のレコードもムック類もすべて処分してしまいました。ですが、昨年秋頃から急にまた心が向いて、スマホで音楽をダウンロードしたり本を買ったりしています。
この記事も懐かしく読ませていただきました。

先日の『宇宙戦士バルディオス』の記事も読ませていただきました。
私はこの作品はテレビも映画も観ておらず、コバルト文庫の小説でしかお話を知りませんでした。ですが昨年秋頃から興味を持つようになり、ノベライズやムックを買ったりしています。

どちらの作品もファンの支持に応えての映画化でした。今思えば、まだSNSもない時代にファンが万単位の署名を集められたのは本当に凄いことだったと思います。
どちらも、今の若い人たちにぜひ知ってほしい作品だと思っています。

のぶさん

Re: 懐かしい作品のご紹介、ありがとうございます
コメントありがとうございます。

子供のころに見た作品というのはどんな形であれ、忘れられないものだと思います。私は大人になってもアニメも目をらんらんと輝かせてみてますし、いまだにインカムでアニソンも聞きながら、走ってますから(『愛の金字塔』も口ずさんでおりまする)、自分の老後に一抹の不安も感じております。(笑)(@_@。

懐かしかった時代や好きだったことや作品を、話すことは自分でだけでなく、また聞く人にとっても、一つの癒しの世界であると思っています。

多くのファンが付き、支えられている作品には、心を響くものがあり、ネットのない時代でも必ず伝わります。

ある日、「先輩!ゴッドマーズ見てました??」

「うん。あんなロボアニメ、初めて観た!動かないのにストーリーが伝わるの!?」

「教えてほしいことと、マーグを映画で生き返らせたいので(爆笑)協力してくださいね」

こんなフレーズできましたね。当時のこと、思い出すと笑っちゃいます。

話し出すと止まらなくなるのが、懐かしかったあの日や好きだったこと。
これはいつまでたってもあの日のまま・・

拙いブログですが、これからもよろしくお願いいたします。
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のぶちゃん

子供の頃からアニメ・映画は大好き。懐かし作品で心癒しましょ💛
紅のバイクを跨いでいますよ🏍

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