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鬼を扱った伝奇ロマンOVA作品『手天童子』

アニメの徒然小道
06 /29 2022
🔶今日のアニメの徒然小道を書くにあたって、先日の「日本のアニメ作画、演出の変遷考察(鉄腕アトム~鬼滅の刃へ)」を書きながら、日本の鬼にまつわる漫画やアニメと思い出していました。
『鬼滅の刃』や『約束のネバーランド』、『 地獄先生ぬ~べ~』『 鬼灯の冷徹』などなど色々な作品が思いつきます。しかし、もっと遡ってみると、あの手塚治虫さんも『鬼丸大将』という漫画作品を書いています。今回、私が思い出したのは、高校生の時に、読んだ漫画で『手天童子』という、永井豪さんが大江山酒吞童子伝説をもとに描いた漫画作品ががありました。

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『手天童子』(しゅてんどうじ)は、 永井豪とダイナミックプロによって『週刊少年マガジン』(講談社)に1976年9月5日号から1978年4月30日号まで連載された漫画です。1989年12月21日~1991年12月21日までに4話のエピソードがOVA作品として発売されました。
永井豪さんが『デビルマン』、『バイオレンスジャック』に続く『週刊少年マガジン』誌上に発表した、伝奇ロマン作品です。連載のかなり早い段階で結末が決定しており、それまでの伏線の数々がその結末へ収束していく、永井豪さんにしては大変珍しい作品となっています。この作品自体を描いている間、体調不良など祟り?と思われる現象が起こった、と後に語っています(“sushi_typhoonのブログ : 8/10(水)カキーンレポート!永井豪氏×山口雄大×坂口拓!!”)
私は、当時読み終わったあと、何度もタイムトラベル理論で、頭が混乱して何度も読み返した思い出の一作です( 一一)

【手天童子・あらすじ】
結婚の報告をしに親の墓参りに来た柴夫妻の目の前に、襲い掛かる鬼の手から赤ん坊を護ろうとする大きな鬼が現れます。戦鬼は、柴夫妻に「15年たったら迎えに来る」と赤ん坊を託します。柴夫妻は「子郎」と名づけられた子を、我が子のように育てます。そして15年たち、次第に子郎の周りには奇怪なことが起こり始めます。

子朗は、いったい自分は何者なのか?運命の渦に巻き込まれていく・・・
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【手天童子・主な登場人物、キャスト】
手天童 子郎(しゅてんどう ジロー):堀川亮
この物語の主人公。生まれて間もない赤子姿の時に、巨大な鬼・戦鬼に守られ現代社会へ現れます。その際、その場に居合わせた柴夫妻に預けられ、酒呑童子伝説にちなみ、また「天からの手により授けられた子」という意味も含めて「手天童 子郎」と名づけられます。苗字を「柴」としなかったのは、同じく居合わせた和尚が、「15年後に迎えが来るのだから」との助言からなのです。幼少期夕陽に照らされた影は鬼そのものであり、成長するにつれ、額に2本の角が現れたり超人的な力を身につけたりと、自身が鬼の化身「手天童子」であることに気づき始めます・・・

その頃より周囲で奇妙な出来事が起こり、次第に謎の戦いへと巻き込まれる。暗黒邪神教を倒した後、「鬼獄界(おんごくかい)」へ旅立つが、2100年の未来、平安時代を経て鬼獄界にたどりつき、最終的には現代に戻ってくる。ファーストネームはすべてカタカナの「ジロー」で表記され、それも謎のひとつとしてKCスペシャル版で加筆されたラストシーンで解決され、「柴 子郎」となります。
「意志を持ったエネルギー」とでも呼べる存在であり、終盤では太陽光などからのエネルギー吸収なども行えるようになりました。
柴 竜一郎(しば りゅういちろう):池水通洋
子郎の養父。新婚の頃に墓参りに訪れた寺で、目の前に現れた戦鬼により赤ん坊を託され、我が子のように育てる。子郎にまつわる謎を追い続けます。
柴 京子(しば きょうこ):高木早苗
子郎の養母で、竜一郎の妻です。竜一郎同様、子郎を我が子のように溺愛する。そのため、子郎が鬼獄界へ旅立ったことを「鬼によって異空間に連れ去られた」と思い、発狂してしまいます。入院した病院では、鬼への怨念から病室の壁に鬼が互いに争い、傷つけあう絵を描き始めます。しかし、この絵が物語の謎を解く大きな鍵となるのです。
白鳥 美雪(しらとり みゆき):島本須美((+_+))
子郎に好意を持つ少女。高校では同級生でもあります。子郎たちの戦いに巻き込まれる、ともに鬼獄界へ旅立つが、自身は平安時代へタイムスリップしてしまいます。
とにかく、敵に捕まることが多く、その度に衣服を剥ぎ取られて全裸にされてしまいます((+_+))。原作・アニメ共に裸での登場が、多いです(永井豪さんの作品は女性の裸が多い💛)。しかし、命の危機に何度も遭いながらも、子郎への一途な愛情は変わることなく、人間の中では最後まで子郎と行動を共にします。
白鳥 勇輔(しらとり ゆうすけ):中原茂
美雪の兄で、妹を溺愛している。危険が及ぶからと、当初、子郎は美雪を遠ざけており、それによって悲しむ美雪を見かねて子郎に喧嘩を仕掛けたこともあった。後に子郎と共に戦い、壮絶な最期を迎えることになってしまいます。
大山 直次郎(おおやま なおじろう):梁田清之
関東一円をしきる代紋組組長の跡取り。実は「手天童子」を守ってきた護鬼の子孫です。鬼谷との戦いで子郎たちを逃がすために殿を務め、魔導鬼に食われて壮絶な最期を遂げます。元々のキャラクターは「あばしり一家」の悪馬尻 直次郎
無双 力 (むそう りき):松岡洋子
元女子プロレスラー。通称、「リッキー」。「手天童子」を守ってきた護鬼の子孫で、髪型で隠した部分には2本の角があり、彼女の家系は成長すると共に角が大きくなる。子郎を守って絶命してしまいます。「電送人バルバー」などにもスター・システムとして登場しています。
無双 ユウ (むそう ゆう)
無双力の妹で小学生。姉同様「手天童子」を守ってきた鬼の子孫だが、まだ幼いため鬼との戦闘には加わらず、姉が亡くなった後、柴竜一郎に保護される。竜一郎の若い頃の写真を見て、鬼である自分の先祖にそっくりと不思議がり、それが子郎誕生の謎を解き明かすきっかけとなる。アニメ作品には登場しません。
梶 工作 (かじ こうさく):不明
「手天童子」を守ってきた護鬼の子孫。暗黒邪神教の幻魔衆には及ばないもののESPの持ち主であり、幻魔衆の幻覚攻撃を跳ね返すことができます。
小谷 椰子夫 (こや やしお):不明
通称「こややし」。 「手天童子」を守ってきた鬼の子孫。相撲部キャプテンであり人間離れした怪力と耐久力の持ち主。少々ヌケたところもあり、幻覚攻撃にかかりにくい。
種村先生(たねむら):佐久間レイ
子郎たちの担任である女性教師。子郎の飛び抜けた能力と陰のある美貌に惹かれていたが、子郎をおびき出す為に「暗黒邪神教」に捕らえられる。旧校舎に連れ去られ全裸で人質にされてしまう。子郎に助けられたが、鬼の分身を体内に入れられたことで精神が鬼に操られ、隙をついて子郎を背後から捕らえた。子郎もろとも結命党の凶刃を受け、即死する。
(暗黒邪神教団)
鬼谷(きたに):石丸博也
新任の生物教師。鬼の一族を名乗る。正体は「暗黒邪神教」の魔導師で、魔導鬼の主。
邪腕坊 苦海(じゃわんぼう くかい):荒川太郎
「暗黒邪神教」争魔衆の1人。異形なまでに大きな鬼の腕をもつ大男だが、アイアンカイザーの記憶の中では一人の父親だった。
魔邪利 妖念(まじゃり ようねん):内海賢二➡小林修
「暗黒邪神教」の宗主。
アイアンカイザー:大塚明夫
邪腕坊苦海の息子。父の仇と、子郎たちを狙うサイボーグ戦士。21世紀中に地球を攻めてきた異星人を撃退した英雄であり、その功績からあらゆる超兵器(小型核弾や疑似ブラックホール発生器など)を身体に内蔵することを許可されています。母の予知した父の仇である子郎の来る日を待ち続け、全身をサイボーグ化する事で、鬼の末裔としての超能力と超兵器サイボーグの能力を併せ持つ超戦士になっていきました。
宇宙から帰還した子郎の前に出向いて仇討ちを宣言しての戦いとなり、宇宙港や近郊の都市のみならず、駆け付けた地球軍を巻き込んで各地に甚大な被害を与え続け、このまま子郎がこの世界に留まる事は地球の存続にかかわると判断した政府の判断により、理論上、生物は送れないタイムマシンで子郎を過去へと送った(子郎はエネルギー体であるため過去への移動が可能)際、その後を追って無理やり過去へと追いかけるも、時空歪曲歪曲エネルギーによってその体は完全に破壊されたが、その執念だろうか?、異形のエネルギー生命体と化しながらも、復讐の念と共に平安時代で子郎と戦う。
(手天童子を護る鬼)
戦鬼:郷里大輔
襲い掛かる鬼を払いのけ、「15年後に迎えに来る」と竜一郎に子郎を託した巨大な鬼。子郎が成長するまで、姿を隠しながらも常にその傍についていた。子郎と共に戦いの旅を続ける。物語のクライマックスでは、自分は子郎や護鬼と違って余りにも怪物であり、そのために人間界には住めないと語り、鬼獄界の戦いで生き残った、かつては敵であった鬼たちを連れて、時代も空間も遠く離れた宇宙へと旅立っていきます。旅立つ際には子郎を「兄弟」と呼び、自分たち鬼は決して愛されてはいないと自覚しながらも、母への愛を伝えている。
後に鬼たちは辿り着いた星に住み着いて争いの果てに強大な軍事国家を築き上げるが、その凶暴な性格から他の異星人に忌避されて争いになり、宇宙にいてはならない危険な種族として滅ぼされ、その顛末を未来へ飛ばされた子郎は目撃する。
護鬼:玄田哲章
子郎と共に戦いの旅を続ける鬼で、角は2本。体長は比較的人間サイズである。子郎には、時には部下、時には師、そして時には父のように接します。その顔は若き日の竜一郎に似ていました。鬼獄界での鬼達との最後の戦いの後、平安時代の日本での生活を選ぶ。当時の女性と結婚して子を成し子供たちに「手天童子郎という若者が現れた時、命を賭けて子郎を護れ」という遺言を遺し、子孫達はその遺言を代々引き継いでいたのです。
最終話にて、子郎を護るために戦った大山直次郎、無双力、梶工作、小谷椰子夫は護鬼の子孫であった事が護鬼から子郎に告げられます。
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【手天童子・OVA製作スタッフ、データ】
監督:西村純二(1,2話)、川越淳(3話)、須藤昌朋(4話)
脚本:十川誠志
作画監督:本橋秀之(1,2話)、平山智・須藤昌朋(3,4話)
音楽:安西史孝
美術監督:松宮正純
撮影監督:細野正
音響監督:山崎あき
アニメーション制作:スタジオシグナル

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(サブタイトル)
憑鬼の章(1989年12月21日発売)
降魔の章(1990年7月1日発売)
鉄鬼の章(1991年3月1日発売)
(完結編)鬼獄の章(1991年12月21日発売)


👇リンク先動画には、年齢制限があります。

手天童子・憑鬼の章(1989年12月21日発売)

手天童子・降魔の章(1990年7月1日発売)

手天童子・鉄鬼の章(1991年3月1日発売)

(完結編)鬼獄の章(1991年12月21日発売)

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こころのすきま考察?『笑ゥせぇるすまん』

アニメの徒然小道
06 /27 2022
🔶今日のアニメの徒然小道は、『笑ゥせぇるすまん』(わらうセールスマン)の紹介するとともに、その特異なキャラクターを考察したいと思います。本作『笑ゥせぇるすまん』は、藤子不二雄Ⓐによる日本のブラックユーモア漫画作品です。またはそれを原作とするテレビアニメ、ドラマ作品をさしています。ここではテレビアニメ作を中心にお話してみるといたしましょう~。
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【笑ゥせぇるすまん・その謎の概要】

「謎のセールスマン喪黒 福造(もぐろ ふくぞう)が、悩める現代人のちょっとした望みをかなえてやるが、約束を破ったり忠告を聞き入れなかった場合にはその代償を負わせる」という構想から成る一話完結のオムニバス形式となっています。本作の単行本の発行部数は、ブラックユーモア作品としては、1999年6月時点で累計350万部を突破しているのです。

藤子作品では珍しい青年漫画連載作品であり、比較的マイナーな存在であったが、1989年にテレビアニメ化されたのを皮切りにゲーム化、実写化など各種メディア展開も行われ、知名度を上げることになりました。テレビアニメとしては比較的遅い時間帯での放送であったが、当時の小中学生の間でも、あの『ドーン!!!!』という光景をよく目にしましたネ。

読者には、圧倒的な力を持つ者が、毎日をがんばって生きている一般人をあらゆる手法で闇に突き落とす、という終始救いのないストーリーが突き付けられるが、一過性のブラックジョークではなく、寓話としての読み取りが可能なようにも作られていました。
セールスマンである喪黒は、客に対して大きな力を与えるが、その代わりに客は一定期間などの条件付き、あるいは生涯を通して契約を守る必要が生じてしまうのです。多くのエピソードの中で、客が喪黒と交わした約束を破ったり、喪黒からの忠告を聞き入れなかったことから破滅を迎え、喪黒が客の素行に対して呆れるという構成になっているのです。しかしその一方、喪黒が、自分との約束を破ったと客を断じる理由には強引なものが散見され、客の自業自得ではなく、喪黒自身がヤクザ紛いの手法で因縁を付けて客を破滅に追い込むことも珍しくなかったのです。その事は、アニメ版第56話「極楽風呂」のラストシーンでの喪黒の台詞(「あたしだって、たまにはいいことするんですよー!」)からも明らかです。この作品では、様々なエピソードを通して、人間が社会生活を営む中で露見しないよう包み隠している、いい加減さ、愚かさ、醜さ、弱さなどの負の部分をあらゆる側面から暴き出し、最も醜悪な形で視聴者の眼前にぶちまけているのです。

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藤子不二雄Ⓐさんは、本年令和4年4月8日にお亡くなりになられました(88歳)。大変残寂しいことです。4月12日19:30~『クローズアップ現代』(NHK総合)で、「人間って面白い!藤子不二雄Ⓐ秘蔵映像で迫る”漫画人生”」の中で、こうも語っておられました。「身近な日常を書き続けることって、けっこう精神的にきつくて逃げ出したくなることが多かったんですよ~。でもこの喪黒 福造は、自分の心ままにというか、素直に書けましたね。」と語っていたことがすごく印象に残りましたネ。
きっと、藤子不二雄Ⓐさんのこころは、いつもすきまだらけだったのでしょう。お酒の大好きな方でいつもとなりの席には喪黒 福造がお相手していたのでしょう。

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【笑ゥせぇるすまん・その謎のあらすじ】
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「老若男女、この世はつきつめていけば、心の寂しい人ばかり。そんな心のすきまを埋め、あらゆる願いごとをボランティアでかなえます。私の名は、喪黒福造といいます。」

黒ずくめで常に笑みを浮かべながら、不気味な雰囲気を醸し出し、「お客様」に該当する人物を見つけると、その「ココロのスキマ」を埋めるためのサービスを提供しようと、それに伴う「約束事」を厳守するように促します。提供されたサービスを実行し、その「ココロのスキマ」が埋まると、「お客様の満足」となって、それが喪黒の報酬となるのです。

しかし、約束を破ったり、欲張って更なるサービスを要求してきたりする「お客様」に対しては「契約違反」とみなし、ペナルティとして人差し指で「お客様」に向かって指を差し、「ドーン!!!!」と叫び、破滅に追いやるのでした

【笑ゥせぇるすまん・喪黒福造の正体は何だろう?】
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原作者藤子不二雄Ⓐさんに言わせれば、喪黒福造は「メフィストフェレスのイメージを持ってもらえれば」と語っています。コミックスのあとがきには「怪人物」という作者の言葉が載っていました。2017年の最新版のアニメでは「人間ではないもの、しかし悪魔などの類でもない存在」と述べています。メフィストフェレスとは、キリスト教の悪魔のひとつといわれていて、ゲーテの戯曲で有名なファウスト博士の伝説に登場してきます。キリスト教の民間伝承に伝わるれっきとした悪魔とあります。諸説ありますが、その名は【光を愛さない者】を意味していると言われています。名前が長いため、メフィストと略されて呼ばれることがあります。

人は様々な縁にふれて、心の状態は変わりやすいもの。さっき友達と喧嘩して不愉快になってたと思えば、好きな人に逢うと心もときめくもの。そんなすき間を見つけるのが、喪黒福造の特別な能力なのかもしれません。(*_*;

【笑ゥせぇるすまん・制作、放送データ】
原作:中央公論「笑ゥせぇるすまん」(藤子不二雄Ⓐ著)
総監督:クニトシロウ
監督:米谷良知
脚本:梅野かおる
美術監督:宮野隆
キャラクターデザイン:岡迫亘弘
作画監督: 岡迫亘弘、野口大蔵
録音監督:大熊昭
撮影監督:山田廣明→大神洋一
効果:柏原満
音楽:田中公平
監修:鈴木伸一
プロデューサー:別紙壮一、児玉征太郎、井上博
文芸:金井浩
タイトル:道川昭
制作デスク:小倉久美
アニメーション制作:シンエイ動画
製作:TBS
放送期間: 1989年10月10日~1992年9月29日 全103話+スペシャル23話(合計全127話)
放送局:TBS

【リンク】

👆笑ゥせぇるすまん 🔴 第63話 『家族あわせ』The Laughing Salesman 【Eng Sub】未公開版


👆笑ゥせぇるすまん (119)「何もしない課」【笑ゥせぇるすまん 公式チャンネル デジタルリマスター版】




【主題歌】
特番と再放送のみ。


♬オープニングテーマ - 「孤独の唄」
作詞 - 藤子不二雄Ⓐ / 作曲 - 伊藤薫 / 編曲 - 桜庭伸幸 / 唄 - 梅沢富美男(ポリスター)


♬エンディングテーマ - 「ココロの唄」
作詞 - 藤子不二雄Ⓐ / 作曲 - 伊藤薫 / 唄 - 梅沢富美男(ポリスター)


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日本のアニメ作画、演出の変遷考察(鉄腕アトム~鬼滅の刃へ)

アニメの徒然小道
06 /26 2022
拙い当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。_(._.)_
🔶このアニメの徒然小道のカテゴリでは、ベースとして平成のアニメを時系列で、過去作品の紹介記事を書いていますが、時折、過去に飛んだり、令和に飛んだりします。また、記事内容については、アニメ考察記事なども紹介することもあるかと思います。ただアニメが好きというジジイのたわごとで、まことに感謝の極みです。

今日は、昭和から令和までとアニメーション(映画・テレビ含む)作画や演出の流れに関する個人的な感想を、代表的なアニメ作品をとおして、考察なり感想を紹介したいと思います。

👇『鉄腕アトム』1963年1月1日~1966年12月31日

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1963年1月1日~1966年12月31日、連続テレビアニメ『鉄腕アトム』が始まります。すでに漫画家として才を開花させていた手塚治虫さんが、テレビの世界にアニメーションを持ち込んできた作品
アトムをはじめ登場するキャラクターのデザインも、目が大きく、ロボットとはいえ、顔はこどもである。当時、私達子供は、テレビで漫画が動いているだけでも感動したものです。当時、一緒に観ていた大人もアトムの子供の表情に、視聴者の警戒を解くようなデザインに、不思議な魅力を感じたかたも多かったのではないでしょうか。

アニメ動画の作画は、基本的には均一の線で描きます。違うと質感と動きがギクシャクします。当時はアニメを書けるアニメーターとよばれる方も少ない時代。

👇 1965年10月6日~1966年9月28日『ジャングル大帝』
1965年『ジャングル大帝』。アフリカのジャングルを舞台に、白ライオンのレオを中心とした一家3代とムーンライトストーンを巡って争奪戦を演じる人間たちの群像を描く大河ドラマです。手塚治虫さんは、動物を擬人化した視点で制作。アニメ作品が、さまざまなジャンルに展開していける可能性を開いた一作。
手塚治虫さんのキャラクターは、動物だけに限らずどのキャラクターもアイラインが、大変描きやすいんです。ただし本作は四本足の動物が主体ですので、動画作成は大変だったであろうと思います。

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👇1968年3月30日~1971年9月18日『巨人の星』

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1968年『巨人の星』。主人公の星飛雄馬は、かつて巨人軍の名三塁手だった父・星一徹により幼年時から野球のための英才教育を施される。プロ野球の読売ジャイアンツに入団後、ライバルの花形満や左門豊作やオズマらを相手に大リーグボールを武器に戦う。いわゆるスポ根野球漫画の走りともいえる作品です。連載から半世紀以上経つ現在でもスポ根作品の代表格として高い知名度を誇っています。
演出的には上記画像のように、対決シーンなどで瞳の中に、炎を燃え上がらせたり、下記画像のように、花形満のダイナミックなフォームなど、随所にいわゆる大袈裟な描写・演出が施されていました。これは悪い意味ではなく、アニメーションというのは、通常では表現できない部分を表現可能にできるという意味で、展開された作品でした。

昭和の時代は、本作以降、様々な作品の中で個性的な演出をしていたアニメ作品が多かったと思います。そして作画的にはタッチの荒い作品が多かったと思います。多少太めの肉厚の作画ラインなど多くて、作画が悪いのではなく、視聴者へのより大きなインパクトを与えるためではなかったのではないかと考察しています。

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👇1969年10月~1971年9月『タイガーマスク』

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孤児院「ちびっこハウス」の伊達直人は、子供の頃に動物園の虎の檻の前でケンカをして相手を叩きのめしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされます。虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味わわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴でのトレーニングを終えプロレスデビューをします。悪役覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。だが、その行為そのものが虎の穴への裏切り行為とみなされ、虎の穴から追われる身となり、虎の穴と戦っていくことになります。また、本作では原作の孤児出身という要素を大幅に発展させ、当時の四日市市の大気汚染公害や交通遺児といった当時の社会問題も正面から取り上げていて、社会派作品としての作風もみせています。本作は日本のテレビアニメで初めて、原画からセル画へ絵を転写するトレースマシンを導入した作品です。このことによって、線の多い劇画をアニメ化することに成功しました。



👇1974年10月6日~1975年3月30日『宇宙戦艦ヤマト』

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SFアニメ作品。日本で初めてのSFアニメと称してもおかしくない作品。戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長や人間ドラマ、SF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品です。

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主人公、戦闘班長古代進の大きなビックリ眼の描写が多かったこと。作画線も肉厚のラインで粗削りな作画が多かった。キャラクターのアップも多かった。でも、それもこの元祖ヤマトの魅力。


👇1979年4月7日~1980年1月26日『機動戦士ガンダム』

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戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」(MS)と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった作品。ヤマトブームから始まって、ファンはリアリティーを求めていくようになります。生まれるべくして生まれた作品といえます。



👇2001年劇場公開『千と千尋の神隠し』

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『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。制作、スタジオジブリ。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。興行収入は316億8,000万円で、『タイタニック』(1997年)を抜いて当時の日本歴代興行収入第1位を達成し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持していました。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞しました。

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スタジオジブリの作品には、作画が繊細で丁寧な描写がされている作品が多い。尚且つ背景等美術設定が繊細で素朴な作風が多いのも特徴です。彩色も自然な風合いなものが多いので、本作『千と千尋の神隠し』では、ファンタジー作品の中にファンタジー世界があるような、そんな不思議な世界観を描写していました。

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昔から「目は口程に物を言う」といいますが、キャラクターデザイン、およびその表現演出をみても、目の動きにその特徴が良く出ている気がします(^_^;)

初めて妻を劇場アニメに連れて観に行った作品でした。アニメにはあまり関心を持たない妻が、大感動した作品。大ヒットするはずです(*^▽^*)




👇『鬼滅の刃』

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▲「鬼滅の刃・無限列車編」より

日本の大正時代を舞台に、主人公の少年が鬼と化した妹を人間に戻すために鬼たちと戦う姿を描いた異色ファンタジー作品。単行本(全23巻)の累計発行部数は、2021年2月時点で1億5000万部を突破しています。2019年に、ufotable制作でテレビアニメ化され、物語の序章を描く第一期『竈門炭治郎 立志編』が放送されました。

2020年に、物語の中盤を描く劇場アニメ『無限列車編』が公開されました。同作品の日本国内での興行収入は404.3億円に達し、日本歴代興行収入第1位となりました。2021年10月から2022年2月まで、テレビアニメ第二期として『無限列車編』の再編集版とその続編となる『遊郭編』が放送されました。更に、『刀鍛冶の里編』のテレビアニメ化も決定されていいます (kimetsu_offのツイート(1492876465851056135)より)
その他、舞台化やゲーム化、玩具化、企業やテーマパークとのコラボレーションなど、メディアミックスが多様に展開され
ています。

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本作『鬼滅の刃』の美術背景は、ほとんどが暗い色調を使用しており、その暗さを生かすための配色にはビックリしました。その中で、キャラクターの動きの演出には太めの作画で水の呼吸など抜刀シーンでみせる大袈裟な動きも暗めの背景と相まって素晴らしい表現の作風です。またヒューマニズムの表現として主人公、竈門 炭治郎の鬼に対する『一滴の情け』の表現、けっこう泣かされます。

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私は、以前は画面からドンドン寄り倒してくるくらいの力のあるアニメが多かったような感触を受けます。いつ頃からでしょうか。段々と美術背景や繊細な作画で観ているこちらが吸い込まれていく作品が多くなってきている感じがします。
個人的な見解ですいませんが、アニメの作品もどんどん進化しているということをつくづく感じます。


また、今後の日本経済のけん引役となるゲームやアニメなどのコンテンツ分野、医薬や環境などのバイオテクノロジー分野、そして自動車分野の3つの産業の委員会を新たに立ち上げ、競争力の強化を図るようですが、制作側も厳しい環境の中を作り続けていることは、昔も今も変わらない・・・

ジジイも頑張って応援しよう~

画像は、鬼滅の刃・竈門禰󠄀豆子(作:妻。絵手紙より)以外は、ネットより引用させていただいております。

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👆鬼滅の刃・竈門禰󠄀豆子(作:妻。絵手紙より)
ウ~ム、さすが美大出身である_(._.)_


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金髪逆立ち(+o+)『ドラゴンボールZ』

アニメの徒然小道
06 /24 2022
🔶今日のアニメ徒然小道は、バトルアクションアニメ『ドラゴンボールZ』の紹介です。
『ドラゴンボールZ』(ドラゴンボールゼット、DRAGON BALL Z)は、鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメです。1989年4月から1996年1月まで、アニメ『ドラゴンボール』の続編としてフジテレビ系列で放送された。全291話+スペシャル編2話。

DRAGONBALLZm (1)

【ドラゴンボールZ・概要】
『ドラゴンボール』其之百九十五のサイヤ人編から最終話までをアニメ化したものです。前作『ドラゴンボール』(以下、『元祖』)からタイトルを変更して、新番組として制作されました。
本シリーズのアニメ化作品では最も長い約6年10ヶ月ものロングランとなるなど、人気面で絶頂を迎えた作品です。これは東映および東映アニメーションが製作したアニメ作品としては、一話完結ではないアニメが5年以上放送されたのは当時としては異例のことでした。しかし、2007年の『ONE PIECE』が記録を塗り替えられることになってしまいますが・・

本作は、日本のみならず世界40カ国以上で放映されました。フジテレビでは、放送曜日である水曜日のプロ野球中継まで減らしていました。特に人造人間編の頃には、優勝決定などの重要な試合以外は、本作を通常放送し、番組終了後の19時30分から野球中継する場合もありました。それもそのはずで平均視聴率が、20.5%(関東地区)、最高視聴率は、関東で、27.5%(1994年2月23日放送。第218話「バレちゃった!!サイヤマンは孫悟飯」。関東地区)関西地区は、34.1%(1991年11月13日放送。第116話「悟飯に一瞬の勝機!! あの魔凶星を撃て…」)。
初代オープニングテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』も170万枚のヒットとなった他、本放送中に劇場公開版アニメが断続的に制作され、本放送中の春と夏に東映系の映画館にて公開されました。

番組タイトルの「Z」は鳥山明さん本人によって命名されており、鳥山さんによれば「ドラゴンボールを早く終わらせたくてアルファベットの最後の文字である『Z』にした」とのことです。本作放映直前のジャンプ1989年18号収録の『ドラゴンボール』ピンナップポスター裏に書かれた特集記事の見出しでは、『Z』とは「究極」「最強」と説明されていました。
鳥山明さんの初代担当編集者である鳥嶋和彦によると、前作『元祖』の視聴率が低迷しているのは、『Dr.スランプ アラレちゃん』と同じプロデューサーが同作の感じを引きずってアクションに徹しきれず甘かったということで、フジテレビと相談してプロデューサーに降りてもらい、当時鳥嶋が面白いと感じていたアニメ『聖闘士星矢』のスタッフにやってもらいたいと、『星矢』のシリーズディレクター(監督)・森下孝三さんや脚本家・小山高生さんに依頼し、悟空が大きくなる設定のところから新体制で始めることとなり、フジテレビのプロデューサーに新番組になると宣伝費の予算が付けられるからタイトルも変えようと提案され、新番組『Z』になったという言われています。

制作状況は『元祖』のドラゴンボールのアニメ化は非常に早かったので、Zも原作に追いつきそうになりました。ナメック星編で展開が原作に完全に追いついてしまい、アニメの制作スケジュールが逼迫するようになると、前回のあらすじの時間を多くとる、原作のアクションシーンを大幅に膨らませる、各キャラクターによる回想などで展開を遅くするなどの苦肉の策がとられ、30分の放送時間内で劇中では数分しか経過していないことも起こるようになった。

極端な例では「ナメック星消滅まであと5分」から消滅するまでの5分間を描くのに10話もかけています。これについては、制作スタッフが鳥山さんからまだ墨も入れていない下描き段階の原稿を送ってもらっていたというエピソードが残っています。これには冒険を主体にしていた前作に比べ、戦闘を主体としたZは、オリジナルのサイドストーリーを挿入しにくかったことが主な理由に挙げられています。また原作とのタイムラグを極力抑え、読者の興奮が冷める前にアニメにするという意図もあったようで、プロデューサーの森下さんは放送当時から『ドラゴンボールZ』の人気の理由に「お刺身のように原作を新鮮な内にアニメ化しているから」と分析していたようです。

後期にはスポーツ中継を2週連続で挟むなど、番組を中止にすることで原作と引き離す方法もとられるようになりました。原作が終了した後にも最終回直前まで展開を引き延ばしたり、1ヶ月も放送を休止することもあったが、これは続編『ドラゴンボールGT』の制作が決定したのと、阪神・淡路大震災などの社会的大事件で番組が直前に報道特別番組に差し替えられたり、プロ野球、サッカー中継などで度々休止となったためである。

前作より平均視聴率はわずかではあるが落ちたものの関連商品の展開は好調で、バンダイから発売された同作のゲームソフトはシリーズ化、他にも、カードダス、食玩などの関連ヒット商品が続々発売されました。また、「ドラゴンボールZ ミニトマト」は1600万パック出荷しています。

【ドラゴンボールZ・主な登場人物】
孫悟空、孫悟飯、孫悟天:野沢雅子
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👆純粋で心優しい地球育ちのサイヤ人。サイヤ人としての名は「カカロット」。様々な師の下での修行と強敵やライバルとの死闘を経て、最強を求める格闘戦士へと成長していきます。多くの仲間にも恵まれ、のちに家庭をもちます。
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👆孫悟空とチチとの第1子の長男および悟天の兄であり、ピッコロを闘いの師匠に持つ、サイヤ人と地球人の混血。悟空不在時には主人公を担う。
初期は気弱で泣き虫な性格だったが、ピッコロに強引に修行に駆り出され彼との関わりを通じて精神的に成長し、悟空たちと共に数々の強敵と闘う。ナメック星人の子供・デンデとは親友同士であり、父の親友でもあるクリリンとも仲が良い。師匠であるピッコロのことも両親と同じように尊敬しています。
チチの教育もあって頭脳明晰で礼儀正しい性格で闘いは好まないが、仲間の危機に逆上すると凄まじいパワーを発揮します。後に学者になり高校時代から付き合いがあったビーデルと結婚し、パンという娘ができる。
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👆孫悟空とチチとの第2子の次男。孫悟飯の弟であり、サイヤ人と地球人の混血。容姿は父親似だが、性格は少々甘えん坊。年齢が近いトランクスとは親友同士である。

ベジータ:堀川亮
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👆サイヤ人の生き残りであり、超エリートに属する惑星ベジータの王子。ナッパとともに地球に襲来し悟空たちと死闘を繰り広げる。初期の頃は残忍で冷酷な性格だったが、なし崩しに共闘を続けるうちに悟空やブルマたちに感化され、戦士としてのプライドや威厳は変わらないものの次第に残忍さは薄れていきます。ブルマと結ばれ、トランクスとブラの父親となる。フリーザ編以降悟空をライバル視している。

トランクス:草尾毅
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👆ブルマとベジータの第1子の長男で、サイヤ人と地球人の混血。人造人間編においては未来から来た青年として戦います。魔人ブウ編においては、親友の孫悟天とフュージョンして魔人ブウと闘います。

ピッコロ:古川登志夫
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👆ピッコロ大魔王の息子であり、かつ分身にして生まれ変わりです。当初は悟空たちと敵対するが、サイヤ人の地球襲来で初めて手を組みます。その後、悟飯の師匠となり暮らしていくうちに、悪の心が薄れ、悟空たちと地球の平和を守るため数々の強敵と闘います。

クリリン:田中真弓
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👆元は多林寺という拳法の寺で修行していたが、亀仙人に弟子入りします。悟空の兄弟弟子であり親友。鼻がなく、額にある六つの灸の痕が特徴。初登場時はさほどの強さではなく、悪賢い性格だったが、修行を続けることで超人的な強さを体得していくと共に、精神的な面でも成長していきます。モテないことが悩みだったが後に18号と結婚する。
人造人間編までは参戦していたが、魔人ブウ編以後は前線から退きます。

ヤムチャ:古谷徹
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👆ふーふー拳の伝承者。ネーミングはふざけているが、元盗賊。悟空たちと仲間になり、亀仙人に弟子入りしたことで武闘家として成長し、クリリン同様地球人として考えられる次元を超えたトップクラスの実力者となった。戦士の中では悟空の最も古い仲間。ブルマは長年の交際相手だったが破局します。人造人間編までは参戦していたが、魔人ブウ編以後は前線から退く。サイヤ人を圧倒したこともあります。 

天津飯:鈴置洋孝(第82話・第84話のみ山寺宏一)
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👆鶴仙人の弟子として登場した悟空の初期のライバル。悟空との闘いを経て鶴仙人の下を離れ仲間となります。額の第三の目が特徴。多彩な技や特殊能力の持ち主で、クリリンやヤムチャ同様高度な戦闘力を誇る。彼らと違って修行を一切中断することなく日々続けています。
人造人間編までは参戦していたが、魔人ブウ編以後は前線から遠のく。それでも要所要所で活躍する場面もある。実は純粋な地球人ではなく宇宙人・三つ目人の末裔である。
餃子:江森浩子
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👆天津飯を「天さん」と呼び、兄のように慕う鶴仙流の同門。テレパシーや金縛りなどの強力な超能力が使える。主要戦士よりは非力だが芯が強い。
天津飯と共に原作終盤まで修行は続けていたものの、人造人間編以降は天津飯の配慮により参戦する機会はなかった。

ブルマ:鶴ひろみ
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👆悟空が出会った最初の仲間。全ての物語の引き金となったカプセルコーポレーションの令嬢。ヤムチャと交際するが、持ち前の性格ゆえに喧嘩が絶えず破局します。その後、ベジータと結ばれ、トランクスとブラを授かります
自他ともに認める天才であり、様々なメカの発明・改造によって仲間たちをサポートします。お嬢様気質で立場が弱くなると逃げようとしたりとにかく文句が多い~。わがままな性格だったが、物語が進むにつれて仲間意識、絆も深まり変わっていきます。

チチ:荘真由美➡渡辺菜生子
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👆亀仙人の弟子である牛魔王の娘です。少女期に悟空と会い、後に彼の妻となり、孫悟飯や孫悟天を産む。父親から学んだ亀仙流の技で、天下一武道会予選を勝ち抜くほどの武道の達人です。ブルマ同様、怒ると悟空を含む地球の戦士たちも頭が上がらなくなるほど気が強い。
子供たちの教育には厳しく、とりわけ悟飯に対しては「武闘家としてではなく学者として立派になってほしい」との願いから教育ママとして振舞うことが多かったが、人造人間編以降は悟飯が戦うことにある程度は理解を示すようになります。

亀仙人:宮内幸平➡増岡弘
当時、本放送中に、声優の宮内幸平さんが亡くなられ、増岡弘さんへ交代となりました。宮内幸平さんといえば、『アルプスの少女ハイジ』でアルムおんじの役をやられておりましたのう。いい味をだしておられた・・・
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👆悟空たち亀仙流の師匠亀仙人は異名で、かつては武天老師(むてんろうし)の尊称で世界最強と呼ばれた武道家です。弟子たちには抜かれつつも、本気になった時の最大出力のかめはめ波や肉弾戦などの強さは必ずしもひけをとらない
当ブログ筆者の私ももうじき62歳。一歩一歩、年を加算してゆきますが、亀仙人のようにいざという時、奮い立てるほどの気力は残しておきたいものである。これからの若き者たちのために・・・

フリーザ - 中尾隆聖
フリーザ
👆星の地上げなどの活動を行っているフリーザ一味の統括者。ナメック星で悟空と激戦を繰り広げます。

セル:若本規夫
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👆ドクター・ゲロが開発したコンピュータにより、悟空ら戦闘の達人たちの様々な細胞を組み合わせて出来たバイオテクノロジーによる人造人間。吸収や融合により、全人造人間の中で最も高い戦闘力を持つ。

魔人ブウ:塩屋浩三
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👆バビディの父親・魔導師ビビディによって作られた、遥か太古に全宇宙を破壊の恐怖に落とし入れた魔人。地球に封印されていたがバビディによって解放される。

ナレーション:八奈見乗児

【サイヤ人って何だ?】
「惑星ベジータ」(旧「惑星プラント」)に住んでいた宇宙最強レベルの戦闘種族です。惑星サダラに住む民族だったが、内紛で崩壊し、放浪の末に惑星プラントを先住民族のツフル人から奪い取り新たな母星としました。

程度の差はあっても、生まれた時から凶暴で残忍な性格です。好戦的で本能的に戦闘そのものを好みます。地球に送られた赤ん坊の悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊でしたが、頭を打ってからは、激しい性情がおさまり、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育も受けて純粋で素直な少年へと成長した。凶暴な性質が消えた一方、好戦的な気質は残っており亀仙人曰く「純粋な誇り高い武道家」であるため、世の平和や正義より前に強者との戦闘を楽しみたいという動機で戦い、一方で仲間や地球を思う優しさを持っており何度も地球の危機を救いました悟空のみならずベジータも、地球で過ごすうちに周囲の影響を受けて穏やかになっていく自分を自覚しており、それまでの戦いのみの人生から家族を持ったことについても「悪くない気分だった」と告白するなど、凶暴な性格については環境次第で矯正できる者もいる。

【ドラゴンボールZ・制作、放送データ】
企画: 森下孝三(東映動画)、清水賢治(フジテレビ)
フジテレビプロデューサー :清水賢治(第1話-第291話)、金田耕司(第118話-第291話)
アシスタントプロデューサー(東映動画):蛭田成一(第88話-第291話)、木戸睦(第102話-第109話)
原作:鳥山明(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
製作担当 :岸本松司(第1話-第58話)➡鳥本武(第59話-第109話)➡ 山口彰彦(第110話-第169話)➡末永雄一(第170話-第291話)
シリーズ構成:小山高生
音楽:菊池俊輔
チーフアニメーター 👉キャラクターデザイン:前田実(第1話-第199話) ➡中鶴勝祥(第200話-第291話)
チーフデザイナー :池田祐二(第1話-第199話)➡徳重賢(第200話-第291話)
シリーズディレクター :西尾大介(第1話-第199話)
色指定・検査:酒井日出子、沢田豊二、森田博、千田日出子、辻田邦夫
撮影:スタジオコスモス ➡三晃プロダクション
編集:福光伸一(タバック)
選曲:宮下滋(ビモス)
オーディオディレクター:小松亘弘(テアトル・エコー)
制作:フジテレビ、東映動画
放送期間: 1989年4月26日 - 1996年1月31日  全291話 + スペシャル2話
放送局:フジテレビ系列

『ドラゴンボールZ』は、UーNEXTで視聴可能です。

【主題歌】
オープニングテーマ

👆[8K 60FPS] チャラ・ヘッチャラ - ドラゴンボールZ (DBZ)
♬「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(第1話(1989年4月26日)- 第199話(1993年9月1日))
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 影山ヒロノブ
前期オープニングの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」は第1話〜第199話まで4年半もの長期にわたって流された。


👆Dragon Ball Z - We Gotta Power - Second Japanese Theme Song (1080p)
♬「WE GOTTA POWER」 (第200話(1993年9月8日)‐ 第291話(1996年1月31日))
作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 石川恵樹 / 歌 - 影山ヒロノブ
後期オープニングの「WE GOTTA POWER」は第200話から最終回である第291話まで流された。超サイヤ人登場以後のオープニングであるため、超サイヤ人の登場シーンが多い(ただし超サイヤ人3は登場していない)。Zの最終回である第291話では悟空が生き返った世界でのハッピーエンドだが、アニメーションの変更はなく、オープニングでもエンディングでも悟空の頭の上には天使の輪がついたままである。

エンディングテーマ

♬「でてこいとびきりZENKAIパワー!」(第1話(1989年4月26日)- 第199話(1993年9月1日))
作詞 - 荒川稔久 / 作曲 - 池毅 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - MANNA
前期エンディングの「でてこいとびきりZENKAIパワー!」も第1話〜第199話までの4年半も使われたが、手書きのクレジット表記がナールになった以外の変更はなかった。「あの世一武道会」編まで、初期の作画が使われた。


👆DRAGON BALL Z ED 僕たちは天使だった
♬「僕達は天使だった」(第200話(1993年9月8日)‐ 第291話(1996年1月31日))
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 池毅 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 影山ヒロノブ
エンディングも200話から「僕達は天使だった」に変更。


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格闘ラブコメアニメ作品『らんま1/2』

アニメの徒然小道
06 /22 2022
🔶今日のアニメの徒然小道は、『らんま1/2』の紹介です。『らんま1/2』(らんまにぶんのいち)は、高橋留美子さんによる日本の漫画作品で『週刊少年サンデー』(小学館)にて、1987年36号から1996年12号まで連載されていました。劇場版やオリジナルビデオアニメ(OVA)版、またはオリジナルストーリーで実写テレビドラマ化もされました。ここではテレビアニメ作品(1stエピソード)を中心にご紹介します。
水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬とその許嫁・天道あかねの交流を軸に家族・友人を巻き込んだドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ作品です。
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【高橋留美子さんが語る『らんま1/2』とは】
本作について高橋留美子さんは、「前作『うる星やつら』のアニメ化以降、女の子からのファンレターがどっと増えて嬉しかったので、新連載では是非、読者層を広げようと考えて企画を立てた」と語り、「うる星やつらとはちょっと違うノリの学園物がやりたいとか、性の入れかわりとか、いくつか描きたいものが明確にあったので、それらを全部ぶち込んで描いたようなところもあった」とインタビューで語っています。ボーダレスなキャラを主人公にし、水とお湯で性が変わる設定を思いついたあとで、その原因としての「呪いの泉」を考え、そんなものが現代でもあるのは中国しかないだろうと構想が進み、それにあわせて中国の女の子っぽいヒロインの造形を考えたと述べています。性転換の設定については「男でも女でもある主人公なら、男の子も女の子もたくさん描けると思ったから。男女両方描けるって、とても楽しいし、絵的に飽きが来ない」とし、それまでの多くの作品は性の目覚めがテーマになっていたりするが、高橋の場合は別に性の目覚めを描きたいわけでなく、変幻自在なキャラクターの格闘を描きたかったので、(女らんまは)あっけらかんとして、服がはだけてもかまわずにバトルに勝つほうを優先するキャラにしたという。乱馬と天道あかねの関係については「(『うる星』の)追いかけっこじゃなくて、お互い対等な立場でガンガンぶつかっていく」関係を描きたかったと語っている。作品中のコミカルな拳法は一連のジャッキー・チェンの映画の影響、必殺技については車田正美へのオマージュとしている。『うる星やつら』同様に日常がループするスタイルについては、藤子・F・不二雄の作品からの影響が大きいと述べ、編集部からは、引きを多用して「ラスボス的なキャラを出せとよく言われていましたが、そういうバトル漫画を描きたかったわけじゃないから困りました(笑)」と語っています。(漫画家本vol.14『高橋留美子本』(小学館、2019年)掲載「高橋留美子4万字ロングインタビュー」より)

早乙女乱馬は、幼少の頃より無差別格闘流の修行に励む高校生である。ある時、修行のため中国へ渡ります。父・早乙女玄馬と共に悲劇的伝説が伝わる泉が多く湧く修行場「呪泉郷」で稽古中に、父の玄馬は熊猫溺泉(ションマオ・ニーチュアン、パンダが溺れた泉)に、乱馬は娘溺泉(ニャン・ニーチュアン、若い娘が溺れた泉)に落ち、それぞれ水をかぶるとパンダと女の子になり、お湯をかぶると元の姿に戻るという変身体質になってしまいました

中国での修行をおわり、日本に帰国した後、乱馬は玄馬から、友人である天道早雲の娘と自分が許嫁であると聞かされます。嫌がる乱馬を無理矢理天道家へ連れて行った玄馬だが、早雲の前に現れた2人はパンダと女の子の姿だったため、娘を乱馬と結婚させ、乱馬に自身が経営する天道道場を継がせることを夢見ていた早雲は、乱馬を女の子だと思い込んでショックを受けます。
一方、父と同様に乱馬を女の子だと思い道場に誘った天道家の三女天道あかねは、乱馬と手合わせをし仲良くなるが、その日の夜、乱馬は長女天道かすみに風呂に入るように言われ、しぶしぶ入浴する。湯に浸かると変身が解けてしまうため、男に戻って風呂から出るか女のまま出るか悩んだ末に、男の姿で風呂から出ようとした乱馬だったが、あろうことかそこで風呂に入ってきたあかねとお互い裸のまま出くわしてしまう。
事情を知った早雲は、乱馬が男であったことを喜び、かすみと次女天道なびき、あかねの中から好きな娘を選ぶようにと薦める(+o+)が、かすみとなびきは「乱馬くんは半分女の子だから男嫌いであるあかねが適任だ」と勝手に決めつけ、乱馬の許婚はあかねに決まってしまいます。だがあかねは風呂での一件で乱馬を変態呼ばわりして激しく拒否!!、一方の乱馬も理不尽に変態と言われたことに対して怒り、2人は互いに対立します。
その後、早乙女親子はしばらく天道家に居候することになり、乱馬はあかねと同じ風林館高校に通うこととなる。こうして、恋や格闘、そして乱馬の変身体質による周囲の混乱で騒々しい日常生活がはじまってしまうのでした・・・

物語は主人公の乱馬を中心に、許婚のあかねや天道家の住人、乱馬のライバルたちを巻き込んでの格闘物からコメディー、学園、季節のイベントごとが中心となる。展開としては、格闘エピソードとそうではない話が交互に展開され、物語のコンセプトでもある呪泉郷絡みの長編がそれに交わる形となる。長編では必ず乱馬たちと敵対する強敵が登場するが、強さのバランスを考慮してか、八宝斎とコロンは不在だったり、戦線に立たないよう工夫がなされています。

【呪泉郷とは】
呪泉郷(チョウチュアンシアン、じゅせんきょう)とは、中国にあるとされる作中に登場する修行場です。100以上の沢山の泉があり、いくつかの泉には足場にも利用される長い竹が立ててあります。1つ1つの泉に、悲劇的伝説から生まれた呪いがあり、泉で溺れると、最初にその泉で溺れた者の姿となる。それ以降、水に濡れると変身し、湯をかぶると元に戻る体質となる。この作品の根幹となる設定の一つであり、主要登場人物の何人かは呪泉郷の泉で溺れ、変身体質となる呪いにかかっているのです。
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【らんま1/2の主要な登場人物、声のキャスト】
〔早乙女家〕
早乙女乱馬(さおとめ らんま): 山口勝平(男) / 林原めぐみ(女)
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👆本作の主人公。風林館高校1年生。16歳。無差別格闘早乙女流二代目、元祖無差別格闘流後継者候補。あかねとは親同士が決めた許婚です。中華服をご愛用。後ろ髪をおさげにして束ねているのが特徴です。幼い頃から父親に連れられて武者修行の旅を続け、中国に修行に行った際、呪泉郷の「娘溺泉」に落ち、水をかぶると女になり、湯をかぶると男に戻る体質とななってしまいます。アニメでは女性化すると髪が赤くなります。また、女性化したときは「らんま」とひらがなで表記される。猫が最大の苦手です。あかねに対してはついつい軽口をたたき怒らせてしまい、言い争いも絶えないのです。

恐怖心が極限まで達するとその恐怖から逃れるために、無意識のうちに自ら猫になりきってしまう。そうなるとほとんど誰にも手がつけられなく、大人しくさせられるのは昔、早乙女家の近くに住んでいたおばあちゃんしかいない。なお、この場合はあかねが、またたびの入った風呂敷を矢にくくりつけて乱馬を酔わせました(~o~)

早乙女玄馬(さおとめ げんま): 緒方賢一
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👆乱馬の父親であり、師匠でもあります。八宝斎の弟子で、実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖。修行先の呪泉郷で「熊猫溺泉」に落ちたため、水をかぶるとパンダになってしまいます(>_<)。
早雲とは八宝斎のもとで修行していた頃からの親友で、お互いの子供を結婚させる約束をしていた。性格はかなりチャラい性格で、できもしない約束を乱発し、借りや因縁や敵を作りまくっている。

早乙女のどか(さおとめ のどか):池田昌子
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👆玄馬の妻であり、乱馬の母親です。修行に行った夫と息子の帰りを待っていたが、「男らしくなって帰ってくる。もし男らしくなれなかったら、父子そろって切腹あるのみ」という玄馬の空約束を真に受け、パンダと女と化した玄馬と乱馬がだらけて暮らす天道道場へ介錯用の刀を携えて現れます。

〔天道家〕
天道あかね(てんどう あかね):日髙のり子
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👆本作のヒロイン。美少女で学校でもかなりモテています。天道道場に住む天道家の三女で、風林館高校1年生。16歳。無差別格闘天道流の使い手。乱馬とは同級生かつ許婚です。格闘技・スポーツに秀でているが、唯一水泳が苦手です。根は素直な優しい性格ですが、なぜか乱馬に対してはなかなか素直になれず、ヤキモチからいつも言い争いを起こしがちです。物語の序盤はロングヘアだったが、ある事がキッカケで幼少期と同じショートカットにします。

天道なびき(てんどう なびき):高山みなみ
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👆天道家次女。風林館高校2年生で17歳。常に冷静で、ドライでちゃっかりした性格。(自称)お金の奴隷たる、しっかり者の守銭奴です。

天道かすみ(てんどう かすみ):井上喜久子
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👆天道家長女です。19歳。他界した母親に代わって、天道家の家事全般をこなすしっかり者です。性格も物静かで、非常に優しく滅多に怒りません。

天道早雲(てんどう そううん):大林隆介(大林隆之介)
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👆天道家三姉妹の父親です。八宝斎の弟子で、無差別格闘天道流の開祖です。東京都練馬区に無差別格闘流天道道場を開いています。玄馬とは八宝斎のもとで修行していた頃からの親友で、お互いの子供を結婚させる約束をしていました。乱馬とあかねを結婚させ、天道道場を継いでもらうのが夢。あかねが幼少の頃に妻を亡くしている。善良ですが、見た目は厳格しうだが、気は小さいのです。
天道早雲の妻(てんどうそううんのつま):三幣香代
天道家三姉妹の母親です。あかねが幼少の頃に他界しているが、他界した後も家族から慕われています。
〔九能家〕
九能帯刀(くのう たてわき):鈴置洋孝 / 辻谷耕史(熱闘編・65 - 68話、OVA版)
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👆風林館高校剣道部主将、自称「風林館高校の蒼い雷(いかずち)」。父親は風林館高校校長で、妹は小太刀。乱馬が転校してくるまでは、風林館高校最強の男かつ最悪の変態と言われていました。女らんまを「おさげの女」と呼んで何かとちょっかいを出してくるのですが、正体が男であることは気づいていません。

九能小太刀(くのう こだち):島津冴子
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👆帯刀の妹で、聖ヘベレケ女学院という女子高に通っている16歳。格闘新体操が得意ですが、それ以上に闇討ちを得意としています(>_<)。通称「黒薔薇の小太刀」。男乱馬にベタ惚れしています💛。

九能校長(くのうこうちょう): 仁内建之 / 大塚芳忠(OVA版)
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👆風林館高校の校長。武闘家でもあり、九能流バリカン術の使い手です。九能兄妹の父親です。本名は不明で作中やアニメ版のクレジットで単に校長と呼称されています。乱馬とも渡り合える実力の持ち主ですが、その理由について高橋留美子さんは「校長は校長だから強い」と不思議な説明しています(「らんま1/2 少年サンデーコミックススペシャル」18巻p.344)。ハワイへ3年間教育視察に行っていた影響か、ハワイかぶれです。アロハシャツに半ズボンでウクレレを手持ち歩くなど、およそ校長とは思えない恰好。笑い方は「HAHAHA」。

〔風林館高校〕
久遠寺右京(くおんじ うきょう):鶴ひろみ
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👆乱馬のもう一人の許婚であり、彼やあかねの同級生です。元祖関西風お好み焼き屋「うっちゃん」を経営しています。校内では学ランとさらしを着用し、背中に大きなヘラを担いでいる。なぜか関西弁。愛称は「ウっちゃん」だが、店の名はひらがなで「うっちゃん」。武道家でもあり、戦闘用にアレンジしたお好み焼きの具材や道具を使って戦います。

▶五寸釘光(ごすんくぎ ひかる):二又一成
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👆乱馬たちのクラスメイト。非常に暗~い性格で、見た目も貧相デス。眼の下にいつも隈があります。乱馬が風林館高校に転校してくる前からあかねに片想い中だが、彼の思いは全く気付かれていないのです。乱馬を逆恨みしていて、あかねと会話することでかなり感動する。趣味が、盗撮と藁人形を打つこと。アニメでは熱闘編第96話初登場します。
スーパーファミコン版ゲーム『爆烈乱闘編』では使用キャラクターとして登場した。

二ノ宮ひな子(にのみや ひなこ):冬馬由美(OVA版)
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👆乱馬に対抗するために、校長が呼び寄せた教師です。流派上は八宝斎の弟子。風林館高校1年F組の担任教師で、専攻は英語デス。普段は子供のような外見で、中身も子供っぽい。幼い頃は病弱だったが、入院中に八宝斎が看護師の下着を盗む目的から闘気吸引のツボを押されたことで闘気吸引体質となります。下着を盗まれた看護師の闘気を吸引し病弱な身体を克服しました。相手の闘気を吸引した際は、子供っぽい外見が闘気太りのためアダルトチェンジし大人っぽくなります。作中では、見かけとは大違いの、最強クラス実力の持ち主です。

〔中国出身者〕
シャンプー(珊璞):佐久間レイ
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👆女性を中心とする中国の武闘民族・女傑族(ニィチェズゥ・じょけつぞく)の少女。中国で修行中だった女らんまに敗れたため、らんまの命を狙って追い回していたが、男乱馬にも敗れたため、掟により夫にしようと求愛します。呪泉郷の猫溺泉に落ちたため、水をかぶると猫になります。

コロン(可崘):麻生美代子 / 小林優子(若い頃)
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👆女傑族の長老。シャンプーの曾祖母。通称「おばば」。116 - 118歳(アニメでは300歳前後)。曾孫が再来日を果たした際に一緒についてきて、日本で中華料理店(猫飯店)を営んでいます。八宝斎に匹敵する実力者で、乱馬に多くの必殺技を伝授します。

ムース(沐絲):関俊彦
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👆シャンプーの幼馴染。暗器の達人。シャンプーが大好きだが、3歳の頃に敗れたため、まともに相手にされていない。呪泉郷の鴨子溺泉に落ちたため、水をかぶるとアヒルに。アヒル状態時はムームーと呼ばれています。眼鏡を外すとかなりの美形だが、ド近眼です。

パンスト太郎(パンストたろう):古本新之輔
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👆八宝斎を追って日本に来た怪人で、水をかぶると、牛の頭に雪男の体、鶴の翼に尻尾が鰻という大きな怪物になります。レッキとした中国人で、腰にパンストをベルトのように巻いています。村の掟で産湯につかわせた者がその子の名前を決めるというものがある。名付け親は八宝斎。作中で一度「かっこいい太郎」に改名を成功するも、八宝斎に再び「パンスト太郎」という名に戻されてしまう。のちに呪泉郷の効力を利用して、変身後にタコの能力も吸収してパワーアップします。

呪泉郷案内人(じゅせんきょうガイド):山寺宏一
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👆本名不明。呪泉郷のガイドを務める男性。人民服を着ている。百以上存在する泉すべての名前・伝説・効能に通じており、日本語も堪能。家族に妻(未登場)と一女(プラム)がいる[3]。料理が得意らしく、Pちゃん(良牙)を捕まえ料理(アニメでは「広東風レバニラ酢豚」という料理名)しようとした。Pちゃんが釜の湯によって人間に戻ったら特に驚かず「あいやー、人間だたのか、これは食えない」と発言した。パンスト太郎に襲撃を受ける、コルマ・マサラに誘拐されるなど、不運な役回りが多い。乱馬と玄馬が中国にいた頃は、2人の旅に同行し呪泉郷以外もガイドしている。

〔その他〕
響良牙(ひびき りょうが):山寺宏一
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👆乱馬の転校前の学校時代の同級生で、ライバル。我流の武闘家。水をかぶると黒い子ブタになる。あかねに片想いをしている。子ブタの姿の時はあかねに「Pちゃん」と呼ばれる。後に雲竜あかりがガールフレンドとなるが、あかねへの想いは捨てきれていない。極度の方向音痴。

小乃東風(おの とうふう): 三ツ矢雄二
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👆あかねの初恋の相手。小乃接骨院の先生で、骨を治す腕は一流。人体に関する伝記や珍しいツボにも詳しく、多くの古い書物を持っている。かすみに片想いしていて、かすみを目にすると極度に緊張してしまいヤブ医者に早変わりします。

八宝斎(はっぽうさい):永井一郎 / 子安武人(若い頃)
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乱馬、玄馬、早雲の師匠です。「無差別格闘流」の創始者で、元祖無差別格闘流の使い手。彼の悪行の手伝いに嫌気がさした玄馬と早雲によって奥飛騨の洞窟に封印されていたが復活し、以後、天道家に居候することに。究極のスケベジジイで下着泥棒と覗き見の常習犯です。だが、戦闘力は絶大である。

🔶本作『らんま1/2』は、33年前に登場した平成時代の作品。アニメも漫画もテンポが良いから、人気がありましたね。
ラブコメの作風に、高橋留美子さんが格闘エキスを注入したっていう感じで~す。

『らんま1/2』は、UーNEXTで視聴可能です

【らんま1/2・制作、放送データ】
スタッフ(第1期・熱闘編第7話 - 第9話)
原作:高橋留美子
製作:多賀英典
企画:落合茂一
シリーズディレクター:望月智充
シリーズ構成:浦沢義雄(第1話 - 第7話)➡ 井上敏樹(第8話 - 第18話、熱闘編第7話 - 第9話)
音楽:森英治、川井憲次、松浦晃久
キャラクターデザイン:中嶋敦子
美術監督:三浦智
美術設定:佐藤正浩
録音監督:斯波重治
撮影監督:吉田光伸
色彩設定:田高浩一
プロデューサー:中尾嘉伸
監督:芝山努
アニメーション制作協力:スタジオ・ディーン
制作:フジテレビ、キティ・フイルム
放送期間: 1989年4月15日~9月16日 全18話
放送局:フジテレビ系列

【主題歌】
第1期

👆らんま 1/2 OP「じゃじゃ馬にさせないで」
♬オープニングテーマ「じゃじゃ馬にさせないで」
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 村松邦男 / 編曲 - 椎名和夫 / 歌 - 西尾えつ子


👆らんま1/2 ED1「プラトニックつらぬいて」
♬エンディングテーマ「プラトニックつらぬいて」(第1話 - 第13話)
作詞 - 松本隆 / 作曲・編曲 - 後藤次利 / 歌 - 坂上香織
第11話からエンディング映像が変更されている。


👆らんま1/2 ED3「EQUALロマンス」
♬「EQUALロマンス」(14 - 18話)
作詞 - 及川眠子 / 作曲 - 山口美央子 / 編曲 - 中村哲 / 歌 - CoCo

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異世界ファンタジー『天空戦記シュラト』

アニメの徒然小道
06 /20 2022
🔶今日のアニメの徒然小道は『天空戦記シュラト』(てんくうせんきシュラト)本作はタツノコプロ製作による日本のテレビアニメ作品で、1989年4月6日から1990年1月25日までテレビ東京系列で放送されました。ダイジェスト版のOVA「天空界メモリアルズ」と新ストーリーのOVA「創世への暗闘」がそれぞれ6巻出版されています。
2003年には、バンダイビジュアルから「天空戦記シュラト MEMORIAL BOX」全2巻発売(OVA「創世への暗闘」は未収録です)。
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【天空戦記シュラト・作品概要】
異世界で「神甲冑(シャクティ)」という鎧を装着した多くの若者が入り乱れて激闘を繰り広げるという、異世界ファンタジーや青春群像劇の要素を持つ格闘アクション作品です。
テレビアニメで商業的に大成功した『聖闘士星矢』の影響下にある、いわゆる“バトルスーツもの”“装着もの”の「美少年アニメ」として、前年の1988年にサンライズが制作した『鎧伝サムライトルーパー』などと共によく知られている作品で、奥田万つ里さんのデザインによる多数の美形キャラクターが女性層を中心として人気を集めました

【天空戦記シュラト・企画制作の経緯】
本作の物語世界は密教とインド神話を題材としていて、作品の主柱が東洋的な世界観で構成されていることが大きな特徴です。設定を構築したのはシリーズ構成担当の小山高生さんの門下筋になる脚本家あかほりさとるさんで、制作会社のタツノコプロから「『孔雀王』とかが流行っているから、密教モノで頼む」と企画を依頼されたが、「似たようなものだろう」と考え、密教の本と一緒にインド神話の本を買って参考資料にした結果、インド神話が主要モチーフとなったのです。こうした企画の経緯からみれば、本作はジャンル的にはファンタジー作品と扱ってもよいのかもしれません。

こうしてインド神話をベースとした“バトルスーツもの”として作品の制作に取り掛かっていたあかほりさんに、メインスポンサーのバンダイさんから、「ミニ四駆が流行っているから、『シュラト』にミニ四駆を入れるように」という指示がなされた。売るためなら何でもあり~の世界ですね(*_*)
当初あかほりさんは反対したが、結局、プロデューサーの指示により実現となりました。あかほりは本作で「作品には商品ありき」ということを悟ったと言われています。(『この人に話を聞きたい』p.205)
そして、何から発端になったのかはわかりませんが、密教を扱った作品ということから、「宗教団体からのクレームで打ち切り」という噂が流れ、その噂がラジオ番組で話題になり、タツノコプロには実際に一部のファンから「残念です」などの手紙が送られてきたことがあるようです。実際には、そうした団体などの抗議はなく、当然ながら終了の理由は宗教的なものではありません(「シュラト打ち切り説の出どころと真偽」『アニメディア』1989年9月号、学習研究社、p.126)
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【天空戦記シュラト・スタッフについて】
タツノコプロ以外の参加スタッフとして、演出に日下直義さん、加戸誉夫さん、村山靖さん、作画にはばらのぶよしさん、高見明男(共に作画監督)さんと、葦プロダクションゆかりの面々が多く見受けられます。同社は外注の録音制作としてクレジットされているが、実制作も受け持っていたうえ、はばらが一部のデザイン作業も担当しています。( 2011年9月4日のツイート - 羽原信義@EXODUSっ!!)
声優は1987年の同制作会社作品で西久保瑞穂監督作品の『赤い光弾ジリオン』で主役3人組を担当して好評を博した関俊彦さん、井上和彦さん、水谷優子さんが本作でも起用され、それぞれメインキャラクターを担当しました。そしてガイ役には初レギュラーとなる子安武人さんが抜擢され、名を馳せることとなります。
脚本家の一人である井上敏樹さんは、『らんま1/2』参加のため本作品を降板しています。井上さんは当時はキャパオーバーであったと述べています。(「スーパー戦隊制作の裏舞台 井上敏樹」 『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1991 鳥人戦隊ジェットマン』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年5月10日、33頁。ISBN 978-4-06-509613-0。)

【天空戦記シュラト・謎の作画の乱れについて】
当時、作品を視聴していて作画品質については、放映開始当初は高水準で維持されていましたが、2クールごろからだったでしょうか?急激な品質悪化となる(動きがかなりギクシャクした動作など)事態となりました(『アニメ・ヴォイス大事典 下』. 飛天出版, 1999年、p.51)。この作画品質悪化の原因に関しては、海外への外注の増加によるものとされています。

アニメ雑誌への版権イラストは主に奥田が手掛けたが、「月刊ニュータイプ」の記事では、本作とは直接的な関わりのなかった菊池通隆さんが多くの版権イラスト原画を担当し、その流れから、最終話では菊池が作画監督を担当しています。

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【天空戦記シュラト・あらすじ】
格闘好きな能天気な熱血少年のシュラト(日高秋亜人)と、大人しく慈愛に溢れた性格のガイ(黒木凱)。二人は性格はまったく異なっていた大親友同士。
2人は空手の試合中、大きな光に包まれます。ひとり目を覚ましたシュラトは、調和神ヴィシュヌから、ここは人間界とは異なる世界「天空界」であり、自分はもともと天空界の住人で1万年以上も前の大戦で命を落とした八部衆の一人「修羅王」であったと聞かされます。
だが、その直後、デーヴァ神軍の雷帝インドラが反乱を起こし、ヴィシュヌを石に変え、その罪をシュラトに被せて討伐の命令を下します。ヴィシュヌの最後の力で遥か遠い地へ飛ばされたシュラトたちは、インドラを倒しヴィシュヌと天空界を救うために天空殿を目指して旅立ちます。
彼らの前に立ちはだかるのは、かつての仲間たち。そして、その中には「夜叉王」として転生し、シヴァの呪法で黒の光流をまとわされ残忍な性格に変わって、執拗にシュラトの命を狙うガイの姿もあったのです。

時は・・・サーマ暦9999年

ヴィシュヌ
【天空戦記シュラト・主な登場人物、キャスト】
登場人物の多さ、人物名、難解な密教的用語なども多く、アニメ作品のなかでも、秀逸の魅力ある作品。作画の乱れがちと惜しい!
主要人物
シュラト(修羅王秋亜人) / 日高秋亜人(ひだか しゅらと): 関俊彦(タイトルコールおよび次回予告ナレーションも)/ 羽村京子(少年時代)
八部衆の一人。獅子の神甲冑(シャクティ)をまとう。。好きなものはねぎラーメン、ところてん。運命に翻弄されながらも戦い続ける。生まれも育ちも人間界だが、一万年前のアスラ神軍との大戦で戦死したブラフマーの後継者の転生体です。
いたって能天気で気分屋、子供っぽいところがあり美人に弱い。その一方で自分の信念を貫き通す意地の強さを持ち、幾度と無く自分を襲うガイを元の優しい親友へ戻すことにこだわり続けます。また一度交わした約束は絶対に守ろうとする義理堅い男。転生して間もない時にヴィシュヌから言い渡されて何も分からぬまま了解してしまった「八部衆としての役割」を自分なりに果そうとします。
そういった性格もあってヒュウガやリョウマ、レイガらとも徐々に厚い友情で結ばれ、彼らや幾多もの人々との出会いや別れの中で自らの背負った役割を自覚していく。
ドラマCDにおいて、殺生を禁じる仏教の教義に対し、植物を食べることは殺生には当たらないのか?とリョウマを責めるなど、仏教には懐疑的らしい。
1973年10月10日生まれ。血液型はO型。東京都大田区出身。
[武器]三鈷杵(さんこしょ)
[属性]光
[技]修羅魔破拳(しゅらまっはけん)、修羅金剛魔破拳(しゅらこんごうまっはけん)、修羅恒河拳(しゅらこうがけん)
[真言]ナウマク・サンマンダ・ボダナン・ア・ビラ・ウンケン・ソワカ(修羅魔破拳、修羅金剛魔破拳)、ナウマク・サンマンダ・ボダナン・マカジンバラ・ソワカ(修羅恒河拳)

ガイ (夜叉王 凱)/ 黒木 凱(くろき がい):子安武人 / こおろぎさとみ(少年時代) / 伊倉一寿(創生への暗闘)
八部衆の一人。狼の神甲冑をまとう。好きなものはゼリービーンズ、嫌いなものはセロリ。好きな異性はソフィー・マルソー。人間界ではシュラトの親友であり、大人しくやさしい性格の少年だったが、シュラトと共に天空界へ覚醒中シヴァの呪法で黒の光流をまとわされ残忍な性格に変わり、対立関係にあたるシュラトを付け狙う。彼もまた、一万年前のアスラ神軍との大戦で戦死したブラフマーの後継者の転生体です。
1973年6月12日生まれ。血液型はAB型。東京都大田区出身。
[武器]剣
[属性]風
[技]疾風魔狼剣(しっぷうまろうけん)、夜叉金剛縛(やしゃこんごうばく)、結界(けっかい)
[真言]オン・バザラ・タマクカン・ヤシャ・ハーン(疾風魔狼剣)、オン・マケイ・シヴァラヤ・ソワカ(夜叉金剛縛)

蓬莱山のラクシュ(吉祥天ラクシュ):水谷優子
本編のヒロイン。好きなものはウルップの実。シュラトが初めて出会った天空人でシュラトに好意を抱きます。小ナーガのミーを連れている。普段は天真爛漫だが、シュラトの危機には行動的になり、一方で女神の奇跡を起こします。
ヴィシュヌの死後、調和神として後を継ぎます。
初期設定では山猫の神甲冑をまとう予定でしたが、弱いから却下という理由で実現しなかった(その際の名前は「吉祥天のラクシュ」)。その後、番外編OVAアイキャッチ、ドラマCDで神甲冑装着が実現する。サーマ暦9974年朱の月3日(1月3日)生まれ。O型。蓬莱山出身。ノベライズでは神甲冑を持たない神将「吉祥天」であることが、後に判明する。
デーヴァ神族
八部衆
ヒュウガ(天王日向):堀内賢雄
八部衆の一人。虎の神甲冑を纏う。ヴィシュヌの側近。真面目な性格でインドラを尊敬していたが、彼によるヴィシュヌ石化を目撃したことからシュラトと共に抹殺されそうになる。リョウマの親友。
サーマ暦9973年青の月8(4月8日)生まれ。血液型はA型。
[武器]五節棍
[属性]鉱物
[技]天王降魔鋼(てんおうごうまこう)、天王水晶結(てんおうすいしょうけつ)、天王滅魔鋼(てんおうめつまこう)
[真言]ナウマクサンマンダボダナン・マカキャラヤ・ソワカ(天王降魔鋼)、ナウマクサンマンダボダナン・マハシャーダ・ソワカ(天王水晶結)、ナウマクサンマンダボダナン・ビソホラウン・ソワカ(天王滅魔鋼)

リョウマ(龍馬):山寺宏一(ナレーションも兼任)
八部衆の一人。龍の神甲冑をまとう。八部衆最強とうたわれる。堅実実直。ヒュウガの親友です。
最初はインドラの言葉を信じシュラトとヒュウガを討とうとするが、ヒュウガと戦った際にシュラトが発した親友同士が争うのを嘆く叫びと、その叫びに込められた悲しみを感じたヒュウガの涙で真実を悟り、以後はシュラト達と行動を共にする。大戦後、ヴィシュヌの石像を建立し、その後幼馴染のマツリと結婚します。
サーマ暦9973年赤の月1(7月17日)生まれ。血液型はB型。
[武器]槍
[属性]炎
[技]龍王火炎戟(りゅうおうかえんげき)、龍王爆炎戟(りゅうおうばくえんげき)
[真言]ナウマクサンマンダボダナン・ナンド・ハ・ナンド・ソワカ(龍王火炎戟)、ナウマクサンマンダボダナン・アギャン・ナウエイ・ソワカ(龍王爆炎戟)

レイガ(迦楼羅王麗牙):井上和彦
八部衆の一人。鳳凰の神甲冑をまとう。オカマような口調で飄々としていますが実は思慮深い。技は多彩で実力も確かです。ネーミングはカルラ(またはガルーダ、ガルダ)より。幻帝ミトラ曰く、修羅王(シュラト)を見守る役割があるらしい。レイガはシュラトとヒュウガの探索に出る直前に見たインドラの不審な行動に疑念を抱く。そして能力の1つ迦楼羅霊視羽でその行動を監視し続けた結果ヴィシュヌ石化の真実を知ることとなり、シュラト達の側に回る。TV版最終回のラストシーンをシュラト・ラクシュと共に迎えます。
迦楼羅王の神甲冑は八部衆の神甲冑で唯一、神甲冑の状態で飛行することができます。
サーマ暦9972年黄の月23(3月21日)生まれ。血液型はO型。
[武器]金輪・羽
[属性]羽
[技]迦楼羅翼吹雪(かるらはねふぶき)、迦楼羅霊視羽(かるられいしう)、迦楼羅翼紫嵐(かるらよくしらん)、迦楼羅火翼陣(かるらかよくじん)、迦楼羅霊視羽超伝播(かるられいしうちょうでんばん)、迦楼羅金剛縛(かるらこんごうばく)
[真言]ナウマクサンマンダボダナン・マカカルラ・ソワカ(迦楼羅翼吹雪)、オン・ボダロシャニ・ソワカ(迦楼羅霊視羽、迦楼羅霊視羽超伝播)、ナウマク・サンマンダ・ポダナン・ロロ・ソワカ(迦楼羅翼紫嵐)、ナウマク・サンマンダ・ポダナン・ギャキ・サラバビギナン・ソワカ(迦楼羅火翼陣)

レンゲ(那羅王蓮華):林原めぐみ
八部衆の紅一点。カテ村出身。一角獣の神甲冑をまとう。インドラを心から愛し、ヴィシュヌへの反逆と知りつつ忠誠を誓っていました。ヒュウガと戦い水晶に封印されます。しかし、ヴィシュヌの力で蘇生、シュラトたちの味方となります。
小説版では封じ込められた水晶から自力で復活。一度はインドラを倒そうとするも、最終的にはインドラと共にヒュウガ・シュラトに刃を向ける。
最終回でヒュウガと結ばれることを思わせる場面がある。なお、レンゲの声を演じる林原めぐみはミーの声も演じている。
サーマ暦9973年白の月20(11月25日)生まれ。血液型はAB型。
[武器]華の形をした鞭
[属性]華
[技]那羅無双華(なあらむそうか)、那羅朱霊華(なあらしゅれいか)
[真言]ナウマクサンマンダポダナン・マカ・ナーラ・ソワカ(那羅無双華)、ナウマクサンマンダポダナン・アロリキャ・ソワカ(那羅朱霊華)

ダン(比婆王弾): 飛田展男 / 羽村京子(少年時代)
八部衆の一人。犀の神甲冑を纏う。猪突猛進型の少年。ヴィシュヌを敬愛していた。シュラトと戦い敗死する。後にヴィシュヌによって蘇生し、シュラトたちと和解、共闘します。
サーマ暦9972年黒の月14(8月27日)生まれ。血液型はB型。
[武器]斧
[属性]大地
[技]比婆激震破(ひばげきしんは)、比婆流砂洸(ひばりゅうさこう)
[真言]ナウマクサンマンダポダナン・オン・ボク・ケン(比婆激震破)、ナウマクサンマンダポダナン・バザラ・ボク・ケン(比婆流砂洸)

クウヤ(闥婆王空也): 中田和宏
八部衆の一人。水牛の神甲冑をまとう。知性派。インドラに疑問を抱きつつもヴィシュヌのためだと思い従っていました。真実を知りつつレイガと戦い敗死するが後にヴィシュヌによって蘇生し共に戦います。
サーマ暦9972年紺の月17(9月27日)生まれ。血液型はA型。
[武器]宝輪
[属性]水
[技]闥婆水雷染(だっぱすいらいせん)、闥婆水滸輪(だっぱすいこりん)、無の境地(むのきょうち)、ソーマ封じの術(そーまふうじのじゅつ)
[真言]ナウマクサンマンダポダナン・ギャナウ・サンラ・サンラ・ソワカ(闥婆水雷染)、ナウマクサンマンダ・ポダナン・ゲンダリ・バン(闥婆水滸輪)

デーヴァ神軍上層部
調和神ヴィシュヌ: 島本須美
天空界を導いていた調和神。神鳥の神甲冑が存在したらしい。見かけは20数歳だが実際は一万数千歳。シュラトとガイを天空界に転生させます。その後、インドラによって石化されるも、シュラトらによって元に戻る。
一度だけなら死者を蘇生させる能力があり、リョウマ、レンゲ、ダン、クウヤを蘇生させた。ただし、サラス、マユリ、インドラは蘇生させなかった(理由は明言されていない)。後に、アスラ神軍との戦いによって力を使い果たし、倒れる。
[技]転移(てんい)

雷帝インドラ: 鈴置洋孝
デーヴァ神軍総司令官。十二羅帝の一人で十二羅帝最強と称えられていた。双頭鷲の神甲冑をまといます。人・智・勇持ち合わせ清廉潔白な指導者であり、ヴィシュヌの重臣だったが、シュラトたちの転生を機に謀反を起こします。
シヴァと同じルドラ一族出身で、彼の側人。かつて狂気に走った主君を目覚めさせようと死亡した際、反魂で復活させられシヴァの操り人形同然となってしまった。本来は高潔な人格者であり、心・技・体を兼ね備えた誇り高き武人であったが、呪われた体ゆえにシヴァの命令に逆らうことができません。育てあげた神将たちを我が子同然に想いながらも自らの呪われた宿命に苦悩します。
一万年前の大戦末期にブラフマーに敗れて捕虜となった。戦後はヴィシュヌの口利きもあってデーヴァ神軍の幹部に収まり、再建に力を尽くす。その結果、かつて敵対した古参の将兵や、そうでない新参の将兵からの信望を得ます。特に若手将兵たちにはヴィシュヌよりもインドラを慕う者が少なくない。
漫画版では性格が異なり、最後まで「アスラ神軍の幹部」としての態度を崩さなかった。
[技]雷帝時空裂(らいていじくうれつ)、雷帝魔光弾(らいていまこうだん)、結界(けっかい)、石化(せきか)
[真言]ナンマンサンマンダ・バザラ・ダン・マカインドラヤ・ハーン(雷帝時空裂)

幻帝ミトラ
デーヴァ神軍「十二羅帝」。一万年前の戦いで壊滅的だったデーヴァ神軍を勝利に導いた伝説の軍師。長きに渡り眠りについていたが、マユリの呼びかけに答え目覚める。その後、陰からシュラト達をサポートする。幻術を使用しインドラとも互角に渡り合える実力者だが、打倒インドラへの旅路がシュラト達にとっての必要な試練であると悟っており、自らが前線で戦うことは殆ど無い。小説版のみの登場

大元帥明王アータバッカ
デーヴァ神軍第二位の上級将軍。近衛重神軍十二万を統率する。小説版のみ登場。
見かけは厳めしい老翁で、一万年前の大戦時からヴィシュヌの重臣として仕えてきた。
増長天将ヴィルーダカ
デーヴァ神軍南方軍を統括する上級将軍。小説版のみ登場。
天空樹に近づくシュラト一行の迎撃を命じられ、南方軍二十万人を総動員する。大戦後生まれゆえ数を頼みにした戦術をとるが、それを逆手に取られ、突破されてしまう。
直に対峙したリョウマの態度とガイの凶悪な物言いから、インドラに疑念を抱く。

幻夢衆
弁財天サラス: 佐々木優子
お庭番集団「幻夢衆」の一人。式紙の使い手でシュラト達を何度も救い続けてきた。シュラトに天空界の未来の希望を見出し、アカラナータの攻撃からシュラトを庇い戦死する。設定では鹿の神甲冑を纏うことになっていたが作中での描写はない。
[技]式神龍巻陣(しきがみたつまきじん)

烏瑟沙摩明王マユリ:小杉十郎太
「幻夢衆」の頭領。「幻夢衆」を率いシュラト達を陰から支え続けます。TV版ではシュラト達のために天空殿に先行し、警護の神将を全て無力化させるも力尽き戦死します(尚、小説版ではその役割は彼の配下である飛天ガルーダが受け持ったため生存が確認しているが、小説版では異動宮出現時点で終了しているため末路は不明)。設定では孔雀の神甲冑を纏うことになっていたが劇中での描写はない。
その他の親衛隊員
北面使タクシャカ:飯田高司
第4話に登場。デーヴァ神軍「十六大護・四方使」。カマキリの神甲冑を纏って戦う。ランバーンと共にレンゲに率いられシュラト達を襲うが、ソーマに目覚めたシュラトが放った修羅魔破拳の威力で消滅した。
南霊使ランバーン: 西村智博
第4話に登場。デーヴァ神軍「十六大護・四方使」。蛾の神甲冑を纏って戦う。タクシャカと共にレンゲに率いられシュラト達を襲うが、ソーマに目覚めたシュラトが放った修羅魔破拳の威力で消滅した。
傀儡師カリ: 青森伸
第5話に登場。デーヴァ神軍「十六大護・四獣使」。蜘蛛の神甲冑を纏う(当時のアニメ情報誌等の表記ではムササビ。)。必殺技は相手を絡め取った蜘蛛の糸にソーマを流し込んで焼き殺す、カリ熱死波。インドラがシュラト達の追撃に当たりガイに直属の部下として委ねた神将だが、その実態は残忍な殺戮魔で、天空殿の地下にある秘密の石室では抵抗できない天空人を惨殺していた。
同じ姿形の5人による素早い連携攻撃で相手を追い詰める戦法を得意とするが、その名が示す通り本体以外の4人は傀儡。傀儡は首を落とされたり身体を真っ二つにされても即座に元の状態に戻るが、本体がダメージを受けると傀儡にもそのダメージが影響する。
小説版では性格がやや異なるのか、それともダンや同僚たちの眼があってのことか、一般人を惨殺して悦に浸ることは無かった。
[技]傀儡幽網糸(かりゆうもうし)、傀儡熱糸波(かりねっしは)
鳩摩羅天ダーラ: 古田信幸
鳩摩羅天ムーラ:山崎たくみ
第6話に登場。ともに鳩摩羅天という二人一組の珍しい神将。ダーラは野獣の様な風体の大男で、ムーラはみずぼらしい矮躯の老人。百足の神甲冑を纏う。神甲冑装着時ダーラが本体でムーラが尾部に付いた状態になる。シュラト達4人を一度に相手にしてもなお圧倒するほどのパワーを誇ったが、シュラトの修羅魔破拳とヒュウガの繰り出す拳(技の名称は不明)の合体技に破れる。

羅刹天ニリハリ:梅津秀行
第8話に登場。デーヴァ神軍「十二天聖」。天空殿の守備隊長で、姑息な策を巡らせることに長けている。レイガ曰く「人に取り入るしか能の無い奴」。己の保身のためなら手段を選ばない卑劣漢。レイガとは個人的にいがみ合っていた様だが、インドラがニリハリにシュラト達の討伐命令を出したことを知ったレンゲやクウヤ、ダンの反応を見る限り、彼らからも良くは思われていなかったことが窺える。ヴィシュヌ石化がインドラの手によると知りながら、インドラに与していた。
様々な策を弄してシュラト達を追い詰めるが、得意技の羅刹迷魔廊で見せた幻影にガイとの友情を利用されたシュラトの怒りを買い、修羅魔破拳によって跡形も無く消滅した。
小説版では天空樹に入ってきたシュラト一行の迎撃を命じられる。怪我人を装ってヒュウガとリョウマの歓心を買う一方、偶然見つけたレンゲの姉 サティに「レンゲの仇はシュラトたち」と告げ口する。
配下の兵士たちに一般人もろともシュラト達を抹殺するよう命令を出すが、そのためにレイガの怒りを買い、竜巻で身体をバラバラにされる。
[技]羅刹迷魔楼(らせつめいまろう)、幻術(げんじゅつ)

摩利支天マリーチ:松本保典
第6話に登場。デーヴァ神軍「十二天聖」。やや斜に構えた性格で、陽炎の戦士と評される幻術の使い手。ヒュウガの幼馴染であり、レンゲに好意を寄せていた。
赤種斑に侵されながらも、ヒュウガ達を助け他界する。
[技]幻術(げんじゅつ)
右天王パジュ
アスラ偏に登場するヴィシュヌの側近。八霊師の一人。小説版ではインドラの側近。彼の駒に徹するため、修行により全ての感情を捨てている。比翼の鳥の神甲冑を纏う。
左天王パーニ
アスラ偏に登場するヴィシュヌの側近。八霊師の一人。ノベライズ版ではインドラの側近。パジュとは双子の兄弟。彼同様修行により全ての感情を捨てている。比翼の鳥の神甲冑を纏う。
大戦時のみ登場するデーヴァ神軍
水帝ヴリトラ
デーヴァ神軍「十二羅帝」。隻眼の勇将。一万年前の大戦時におけるデーヴァ神軍の総司令的な人物だったと思われる。小説版のみ登場。
霧帝メキラ
デーヴァ神軍「十二羅帝」。一万年前のデーヴァ神軍の将。小説版に名前のみ登場。
先代八部衆:小説版で明らかになっているのは8人です。
修羅王・シュナ、夜叉王・ラーマ、迦楼羅王・カーマ、天王・スーラ、龍王・アナンタ、那羅王・シータ、比婆王・ジャフヌ、闥婆王・マカラ
最も年配のアナンタがまとめ役をしていた。修羅王・夜叉王・龍王については1万年前の大戦時での戦死が劇中回想で確認されている。
一般のデーヴァ神族
勢至天パールヴァティ
天空樹第四楼・蓬莱山の長。見た目は25歳程度の美女だが、実際には一万年以上生きている。ヴィシュヌの女官長で、ラクシュの育ての親。小説版のみ登場。
ヴィシュヌの石化後は蓬莱山に帰郷し、自宅を診療所にして、ソーマの暴走に苦しむ人たちを救うことに尽力している。
高い見識の持ち主で、シュラト一行がヴィシュヌ石化の犯人でないことに気づいている。
サティ:玉川紗己子
レンゲの姉。天空樹の中腹にある第7楼・輝山カテ村で静かに堅実な暮しを生きている。
仲間達とはぐれ、傷つき行き倒れていたシュラトを助け優しく介抱する。このときはシュラトを単なる一般神将だと思っていたが、彼がレンゲの仇の一人と知り、命を狙う。
小説版では天空樹第四楼・蓬莱山にて、パールヴァティの館で働く。「修羅王一行」を裏切り者呼ばわりするが、彼らの顔を知らないため、シュラトを「休暇中の一般神将」と認識し、親切に接する。しかし、ニリハリからレンゲの末路とシュラトの素性を知らされ、命を狙う(レンゲを討ったのはヒュウガなのだが)。
サティの村の老人:松岡文雄
レビ:本多知恵子
クウヤの妹。赤種斑に侵され他界。
クウヤの弟A:篠原あけみ
マツリ:折笠愛
リョウマの幼馴染で許婚。大戦後無事が確認され結婚を果たす。
ミンチ: こおろぎさとみ
小ナーガ。ミーのガールフレンド。
アグリ:こおろぎさとみ

アスラ神族
破壊神シヴァ:若本規夫
ルドラ一族出身。本来は悲しみの象徴である黒のソーマを導き、古くなった世界を新生のために破壊する役目を持つが、狂気に走り黒のソーマを暴走させ、自らの一族をインドラを使って全滅させた後、大戦を勃発させた。両性具有。アスラ神軍を率いる。神甲冑は三ツ首龍で、普段は玉座になっている。
冥帝ビカラ: 小杉十郎太
アスラ神軍「十二羅帝」筆頭。異動宮と一体化する秘儀を持つ。アスラ神軍の軍師でもあるが、勝利のためには味方の犠牲を考慮しない。
主君であるシヴァと、先輩に当たるインドラにのみ、敬称で呼びかける。
[技]幽冥影憑椅(ゆうめいかげひょうい)
日帝アンテラ:小野健一
アスラ神軍「十二羅帝」。サンテラとは双子。鹿のような形状の神甲冑をまとう。鹿の角の部分はブーメラン状の刃物になっており、それを投擲して敵を翻弄して切り裂く。
[技]陰陽重力星(いんようじゅうりょくせい)
月帝サンテラ:佐々木優子
アスラ神軍「十二羅帝」。アンテラとは双子の妹。神甲冑はアンテラと同じだが、形は左右逆。双子のコンビネーションでリョウマとレイガを苦しめる。
[技]陰陽重力星(いんようじゅうりょくせい)
火帝クビラ:佐々木望
アスラ神軍「十二羅帝」。素早い身のこなしが特徴の魔神将で、バルダに乗って逃げるシュラトとラクシュを走って追いかけた。ザリガニのような甲殻類の形状の神甲冑をまとう。
[技]火帝千手蛮(かていせんじゅばん)、火帝魔限炎(かていまげんえん)
地帝ハイラ:島香裕
アスラ神軍「十二羅帝」。登場した十二羅帝の中で一番の巨漢。巨大な爪のついた虎の神甲冑をまとう。この爪はブーメランとしても使え、彼の剛力もあって、レイガの神甲冑を破壊する威力をもつ。また無数の棘がついた礫を無数に飛ばすことも出来る。
風帝バサラ
アスラ神軍「十二羅帝」。小説版に名前のみ登場
不動明王アカラナータ:松本保典
元デーヴァ神軍「八大明王」。現アスラ神軍「獣牙三人衆」のリーダー的存在。1万年前の戦いにおいて、無意識に力を渇望していた所をシヴァに付け入られ、トライロー・クンダリーニ以外の八大明王を全滅させ、アスラ神軍に寝返る。ヴィシュヌにより封印されていたが、インドラにより解放された。龍王とは1万年前より深い因縁がある。彼自身の神甲冑はコウモリだが、他の2人の神甲冑を合体し最強の存在になり、シュラト達を壊滅寸前にまで追いつめた。一度見た敵の技をコピーして、相手に逆に放つ能力をもつ。
後に声を演じた松本は『いただきますII』内のコーナーでアカラナータの声をサービスで演じた。
漫画版では性格が異なり、敵に対しては嗜虐的だが、トライローとクンダリーニの敵討ちに執念を燃やす、仲間思いの人物として描写される。
[技]明王合身(みょうおうがっしん)、獣牙裂光弾(じゅうがれっこうだん)、去来霊視光(きょらいれいしこう)
[真言]ナウマク・サンマンダ・バザラ・ダン・カン

降三世明王トライロー:土井美加
元デーヴァ神軍「八大明王」。現アスラ神軍「獣牙三人衆」。アカラナータに好意を抱いており、彼とともにデーヴァ神軍を裏切った。シュラトの記憶を奪い、人間界に逆転生させてシュラト達の分断を図った。また髪の毛を針状にして飛ばす攻撃も出来る。翼竜の神甲冑をまとう。
漫画版では一万年前に戦死したことになっており、アカラナータの回想にのみ登場。
[技]逆転生(ぎゃくてんせい)、蛇髪雷光弾(じゃはつらいこうだん)、虚空斬剣(こくうぜんけん)

軍荼利明王クンダリーニ:大滝進矢
元デーヴァ神軍「八大明王」。現アスラ神軍「獣牙三人衆」。元来好戦的な性格で、アカラナータに同調しアスラ神軍側につく。三人衆の中では最初にシュラト達と対峙して、その圧倒的な力を見せつけた。コブラの神甲冑をまとう。
漫画版では一万年前に戦死したことになっており、アカラナータの回想にのみ登場。
[技]軍荼利灼熱破(ぐんだりしゃくねつは)、軍荼利灼熱牙(ぐんだりしゃくねつが)、軍荼利灼熱蛇(ぐんだりしゃくねつじゃ)

その他の神族
創造神ブラフマー: 小林清志
一万年前の戦いで、ヴィシュヌとともにアスラ神軍を封印するも、限界に来ており、最後の力でシヴァにより戦死した修羅王と夜叉王の魂を自らの後継者として人間界に送り、須弥山に残留思念を残して命果てた。
調和神スクリミール: 速水奨
「創世への暗闘」にのみ登場。人間界で自らのソーマを残したためにシュラトたち八部衆が送り込まれてくるが、彼らを次々と異空間内にある自らの神殿の「無明陣」に取り込んでいく。

人間界
日高 勇太郎:藤本譲
シュラトの祖父。
日高 桐子: 滝沢久美子
シュラトの母。
日高 由美子:林原めぐみ
シュラトの妹。
黒木 美奈:川村万梨阿
ガイの姉。シュラトが人間界に逆転生させられた回のみの登場だが、「創世への暗闘」ではキーパーソンとなる。
中国拳法の師匠
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【天空戦記シュラト・制作、放送データ】
原案:美原轟(連載誌:『テレビランド』、『てれびくん』)
シリーズ構成:小山高生、関島眞頼
文芸担当:あかほりさとる
文芸設定協力:ぶらざあのっぽ
設定担当:村上憲治
音響担当制作:正木直幸
録音制作:葦プロダクション
効果:庄司雅弘
ミキサー:佐藤進
録音スタジオ:整音スタジオ
キャラクター原案:奥田万つ里
OPアニメーション:戸部敦夫
シャクティデザイン:アンモナイト、小川浩、大倉宏俊、小野隆嗣
メカニックアレンジャー:松尾慎
シャクティデザイン協力:福地仁
美術監督:新井寅雄
色彩設定:遊佐久美子
撮影監督:福田岳志
音楽:渡辺博也
プロデューサー:江津兵太(~第26話)➡清水陸夫(第27話~)(テレビ東京)、小水流正勝(創通エージェンシー)、植田もとき(竜の子プロ)
チーフディレクター:西久保瑞穂
製作:テレビ東京、創通エージェンシー、タツノコプロ
放送期間:1989年4月6日~1990年1月25日 全38話(+総集編2話)
放送局:テレビ東京系列



オープニングテーマ

👆天空戦記シュラト オープニング 「Shining Soul」

♬「SHINING SOUL」(第1話 - 第26話)
作詞 - 水谷啓二 / 作曲 - 竹沢好貴 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 清水咲斗子

👆天空戦記シュラト 後期 OP「Truth」 フル full ver
♬「Truth」(第27話 - 第40話)
作詞 - 水谷啓二 / 作曲・編曲 - 渡辺博也 / 歌 - 清水咲斗子

エンディングテーマ

👆【天空戦記シュラト】砂塵の迷図 / 清水咲斗子 (歌詞付き)
♬「砂塵の迷図」(第1話 - 第26話)
作詞 - 水谷啓二 / 作曲 - 工藤崇 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 清水咲斗子

👆清水咲斗子 - キャラバン (友情)
♬「キャラバン友情」(第27話 - 第40話)
作詞 - 工藤崇 / 作曲・編曲 - 渡辺博也 / 歌 - 清水咲斗子


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私が愛した・・・『アイドル伝説えり子』

アニメの徒然小道
06 /17 2022
🔶前記事では、茶魔語で遊びましたが、お調子こいた後は、可愛い女の子に逢いたくなりますね。今日は、平成元年に放送されたちょっと一風変わったオリジナルアニメをご紹介しまッス💛
『アイドル伝説えり子』(アイドルでんせつえりこ)は、葦プロダクション・テレビせとうち(TSC)制作のテレビアニメ。テレビ東京系列にて1989年4月から1990年3月まで放映されました。制作局のテレビせとうちでは、1999年4月から2000年3月まで、10周年の再放送もされました。

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【アイドル伝説えり子・概要】
作品の内容としては、芸能界を舞台としたアイドル歌手としてデビューした少女のサクセスストーリーを描いています。実在のタレント田村英里子さんとタイアップして制作されたオリジナルアニメ作品です。田村英里子さんのプロフィールとは関係はありません(本作のストーリーはフィクションです)。本作品はTSC自社制作アニメ第1号となります。

メインスポンサーだったユタカやアガツマ、ショウワノートなど関連商品(人形、玩具、文具等)の売上が、これがまた、売れに売れて驚くなかれ、80億円に達したといわれているのです(マーチャンダイジングライツレポート1990年1月号)。この成功で、後番組で『アイドル天使ようこそようこ』が製作されることとなります。あまりに大(>_<)げさな芝居でよく覚えているのですが、主人公に不幸が次から次へと襲い掛かるわ、それらを盛り立てる滝沢久美子さんのシリアス溢れたナレーションなど、当時けっこう人気の高かった大映ドラマシリーズの作風のような表現が見られます。真面目なストーリーでしたが、そのクサさがたまらなくて大映ドラマと同様に見方を変えれば、ギャグと紙一重ともいえるのかもしれませんね(>_<)。

アイドルとのタイアップを活かし全話に渡って田村英里子さんの楽曲がふんだんに使用されていました。使用回数が非常に多く、使用された曲数も多数にのぼる。多くの曲が使用できたことにより、シーンの盛り上げに役立っていた上に、芸能界物のアニメーションとしてリアリティを出す効果をもたらしていた。使用された楽曲は、多くは田村英里子さんがリリースしたオリジナル音源によるものだが、芝居の都合で田村えり子役の矢島晶子さんによる歌が用いられることもありました。

【Let’s Remember 田村 英里子さん】
田村 英里子(たむら えりこ、1973年1月16日 ~)は、日本の女優、歌手。茨城県出身。16歳でデビューしています。  SAGのメンバー。E, Inc.代表取締役。アメリカ合衆国での代理人は「CAA」。エンタテインメント・ロイヤーはアメリカ合衆国ハワイ州出身のオーストラリアの女優、映画プロデューサーでおなじみのニコール・キッドマンと同じ弁護士です。

1993年2月13日と2月20日にNHKの「土曜ドラマ・私が愛したウルトラセブン」にもでてました。NHKのドラマなどにもよく出演されています。大河ドラマ『秀吉』にも細川忠興の妻で、明智光秀の三女役で出演されていました。

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田村英里子 過去2-300x300
👆ウルトラ警備隊の制服似合いますね~

【elilinコーナー】
本放送時には、本編後のCMと次回予告との間に「elilinコーナー」と名付けられた1分間のコーナーがあって、田村英里子さん本人が出演してPRを行っていました。予告につなぐ際には、田村英里子さん本人が「次回のアイドル伝説えり子は、どうなるのでしょうか??」というセリフが、毎週使用されていました。

このコーナーが挿入されていた分だけ、本編の尺数は他のアニメ番組よりも短くなっています。時事的な内容と本放送時契約のみの関係理由でVHSビデオソフト・DVD-BOX及びBlu-ray BOXなどには未収録となっています。また、2000年代にテレビ東京で再放送された際もこのコーナー部分のみカットされました。

【アイドル伝説えり子・ストーリー】
芸能プロダクション・タムラプロ社長の娘として幸せに暮らしていた中学3年生の少女・田村えり子は、両親の突然の事故で過酷な運命の渦に巻き込まれていきます。心ならずもアイドルとしての道をすすみますが、やがて歌を通して自らの人生を切り開いていきます。
(主要人物)
田村 えり子:矢島晶子 / 歌 - 田村英里子
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👆本作の主人公。14歳。芸能プロの社長・雄介と元人気歌手・美奈子の間に生まれた。
両親の事故をきっかけに苦難と波乱に満ちた運命に翻弄されていくが、生まれ持った天性の才能と人をひきつける魅力で道を切り開き、アイドル歌手として、1人の少女としても成長していきます。

朝霧 麗:松井菜桜子 / 歌 - 橋本舞子
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👆項介のタムラプロに所属する女性ロックシンガー。16歳。
良子の娘だが、母とは不仲である。えり子のことを強烈にライバル視。しかし、根は優しい。

田村 項介:飯塚昭三 
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👆雄介の兄で、えり子の叔父。タムラプロの専務として働いていたが、優秀で人徳のある弟と比べられ、恨みから弟の死後タムラプロを乗っ取り、えり子を破滅に陥れようと裏で画策する。
キャラクターデザインのイメージは長門裕之。

田村 雄介:土師孝也
えり子の父で、芸能プロのタムラプロ社長。項介とは違い、誰に対しても優しく接するため、信頼と人望に厚い。交通事故で亡くなってしまう。
田村 美奈子:滝沢久美子
えり子の母で、元歌手。旧姓「星」。夫と共に事故に遭い、一命を取り留めるものの昏睡状態に陥ってしまう

阿木 星吾:松本保典 / 歌 - 有待雅彦
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👆ロックバンド「STEA」のリードボーカル。タムラプロ所属。

内田 真也:西村知道
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👆内田プロダクションの事務所の社長。雄介の親友でもあり、項介の魔の手に落ちようとしていたえり子を自分のプロダクションに引き抜き、公私両面に渡って歌手活動を支える。

朝霧 良子:榊原良子
麗の実母。項介とは過去に浅からぬ関係があり、2人で結託してえり子を潰そうと画策する。

アーサー・ハワード:田中信夫
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世界に名を轟かせる大物プロデューサー。ミュージカル「ロックンルーツ」の主演女優を探して来日した際、えり子と麗の中に才能を見出し、高く評価している。

大沢 洋:柴本浩行 / 歌 - 片山諭
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麗の母・良子によって見出された謎のシンガー。サックスを片手に歌いまくるというパフォーマンスと野生の雄たけびをベースにした独特な歌唱で聴衆を圧倒する。動物とコミュニケーションをとるという能力を持っている。

仲田 靖子: 鷹森淑乃
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えり子を応援する聖愛女学院の先輩。元水泳部のキャプテンで、芸能人水泳大会で泳がなくてはならなくなったえり子のカナヅチ克服の特訓に協力する。
いいところのお嬢様ながら竹を割ったような性格で、困った人を見過ごせない姉御肌の人物である。

【アイドル伝説えり子・制作、放送データ】
企画:逸見渉(ビックウエスト)、梅原勝(葦プロダクション)
シリーズ構成:小山高生
原案:ぶらざあのっぽ
音楽:渡辺俊幸
キャラクターデザイン:山内則康、スタジオ・ライブ
美術監督:宮前光春、本田修
音響監督:田中英行
撮影監督:福田岳志
制作担当:下地志直
設定担当:村上憲治
音響担当制作:正木直幸
監督:アミノテツロー
プロデューサー:三好雅彦(テレビせとうち)、田口智幸(ビックウエスト)
タイトル:マキ・プロ
音響制作:葦プロダクション
音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
ミキサー:大塚晴寿→小原吉男
録音スタジオ:整音スタジオ
編集:辺見俊夫
制作管理:佐藤訓史
制作事務:古林明子
現像:東京現像所
協力:サンミュージックプロダクション
制作:テレビせとうち、ビックウエスト、葦プロダクション
放送期間:1989年4月3日~1990年3月26日 全51話
放送局:テレビ東京系列

『アイドル伝説えり子』は、U-NEXTで視聴可能です。





👆Legendary Idol Eriko 01


オープニングテーマ

👆アイドル伝説えり子 OP [涙の半分]
♬「涙の半分」
歌 - 田村英里子 / 作詞 - 田口俊 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 小林武史

エンディングテーマ

👆REI - UNCHAINED HEART
♬「Unchained Heart」
歌 - 橋本舞子 / 作詞 - 森山進治 / 作曲 - 都志見隆 / 編曲 - 樫原伸彦


👆ERIKO TAMURA - MAY BE DREAM
♬「May be Dream」(最終回)
歌 - 田村英里子 / 作詞 - 松本一起 / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 船山基紀



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平成元年、みんなの茶魔語講座『みんなともだちんこ!!』

アニメの徒然小道
06 /16 2022
皆ちゃ~ん、いつも拙いブログにご訪問いただき、誠に、ありがとうさんでしゅ_(._.)_
🔶みなさま、1989年平成元年、お正月明け早々からテレビアニメで美しい茶魔語があったことはご記憶でちゅか~!?
そのテレビアニメのタイトルは、『おぼっちゃまくん』でしゅぶぁい。
『おぼっちゃまくん』は、『東大一直線』でおなじみになった、小林よしのりさんによる日本の漫画作品、及びそれを原作としたテレビアニメ作品でしゅぶぁい。コミックスは全24巻。幻冬舎から文庫版全8巻が刊行されているとでしゅ。

御坊茶魔のうみの親であらせられる小林よしのりさんは、福岡出身の偉大な漫画家であるとです。福岡市内の高層ビルから石を投げつけると必ず当たるといわれている伝説の誉れ高いマンモス福岡大学の出身でしゅぶぁい。私は、何のご縁もござりませぬが、同大学の後輩にあたります。高名なる噂は、サークルにまで届いていたとです。今日は、気合入れて作品紹介するとです。
気合い入りすぎて・・・屁が出た!?ブッ~💛ごめんちゃい。

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【みんなで学ぼう!偉大なる茶魔語の世界(*^▽^*)】

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本作の主人公「御坊茶魔」が発する特有の言語。初期の頃は、「でしゅ」「ぶぁい」のような博多弁をおさなくくずした言葉遣いや、「ともだちんこ~」「いいなけつ💛」「ぜっこうもん!」のような下ネタのかばん語を指していたが、連載していた雑誌『月刊コロコロコミック』で読者に新しい茶魔語を募集して選ばれた「おっ…おはヨーグルト」が作者・読者ともに評判が良く、その後、「こんにチワワ」「こんばんワイン」「そんなバナナ」「頭に北半球」「さいならっきょ」「ちが宇っ宙(うっちゅう)に」など、様々な言葉遊びへと展開したとでしゅ。このうち「ともだちんこ」は秋本治さんの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で、「なんて骨体!」は沢田ユキオの『スーパーマリオくん』で、「すいま千円~」は浜岡賢次の『浦安鉄筋家族』などでも使われたこともあるとですよ。

これらと違って「へぽーん」「むんな気持ち」「みんな感じ」など、自らの感情表現をボディランゲージ的に表す『おちゃま語』というのもあるとです。

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👆漫画『おぼっちゃまくん』では下ネタがパワフルに登場する

【御坊家の壮大なる財産目録】
御坊家は世界で有数の大財閥である。アメリカ合衆国大統領や旧ソ連の指導者にも影響力が強く、庶民には思いつかない多くの物を所有している。その財産の目録の一部をここに記す。

お召し列車
天皇家のお召し列車を模した、御坊家専用列車です。御坊家敷地内に駅があり、そこから出発します。柿野や沙麻代を連れて、伊勢志摩等にもでかけました。
チャマンスカー
箱根の茶魔温泉に旅行するのに利用する御坊家専用お召し列車。御坊家の地下にある駅を出発し、小田急線に乗り入れて箱根に向かうのです。元ネタは小田急電鉄の特急ロマンスカー。なぜ小田急かと言うと、小林さんが田園調布の前に成城に住んでいたからの所以である。
便ツ
たまに茶魔が通学に使用する小型の自家用車。座席が洋式便器型になっており、きばると前に進むようになっています。元ネタはドイツの高級車、ベンツ。
巨大凧
ビル10階分の大きさがある遊覧飛行用の凧です。一番下にあるゴンドラを利用します。ただ巨大が故に風の影響を受けて宇宙に飛ばされることがあるため、非常用ヘルメットを常備しているのです。
底なし沼
御坊家の粗大ゴミはここに捨てられます。ボーイング747が丸ごと飲み込まれるほど巨大です。袋小路や貧保っちゃまがここに落ちて溺れそうになったことがありました。
巨大洋式トイレ
通常の何十倍もの大きさがある洋式便器が設置されたトイレ。フタの裏には亡き母・和貴子の写真が飾られている(*_*)。茶魔は百畳敷きの和式トイレとを気分に応じて使い分けるのです。巨大であるが故に流す水の量も絶大で、たまに時空間のゆがみが発生します
チャファリパーク
御坊家の敷地内に存在する巨大サファリパーク。
チャマーズランド
人工スキー場も有する巨大なる遊園地。
御坊軍
御坊家の護衛を任務とする私設軍隊である。陸・海・空の戦力に加え、「地底軍」という地中の部隊も存在する。『うる星やつら』に登場してくる面倒終太郎率いる施設軍隊でも地中の部隊は存在しなかった。そら恐ろしい御坊家の軍隊である。戦車や潜水艦、戦闘機(F/A-18)そして、地中を進むことができる戦車を保有しており、女性看護師から成る衛生隊もある。ただし、茶魔が誘拐された際は、亀光から通報を受けたアメリカ海兵隊が帝国ホテルを強襲した。普段は御坊家及びそのコンツェルンの護衛任務に付いているが、父子喧嘩が勃発した際には亀光派と茶魔派に分裂して互いに激戦を繰り広げる事もあるのだ。また、茶魔が不良グループに引き込まれた際には、対立する不良グループとの決闘に戦車を出動させて衛生隊ともども加勢しているのだ。
地下牢
成績不振など素行不良を起こした茶魔を懲らしめるための牢獄である。だが、実際の地下牢とはイメージが異なり、牢屋の中にテレビやフルーツなどまで置いてあり、ゴージャスである。茶魔の絶叫と鞭のような擬音、じいの怯え方から柿野は鞭打ちの刑をしていると思ったが、実際は亀光からのペロペロの刑であった。
オボーシャトル
ツクシ星人のワープ装置を組み込んで完成させた巨大スペースシャトルである。その他、茶魔の勉強部屋も、当然ながら通常の小学生とは異なり、考えられないような水族館・ミニ動物園・ピンボールゲーム等が備え付けてある。ただし、真面目に勉強するには不向きであり、無意味に広い畳敷きの和式トイレでやるのが最適のようである。

🐢【御坊家とゆかりの人々・・】
直属関係
御坊亀光(おぼう かめみつ):銀河万丈
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御坊家第998代当主。御坊財閥の総帥で茶魔の父親。
御坊家は茶魔系の顔と亀光系の顔が交互に現れて(奇数の代が茶魔の顔で偶数の代が亀光の顔)おり、亀光系は凛々しい顔つきで現在の当主である亀光自身は屈強な身体と立派な髭も特徴。役員報酬は月10億円その一言は世界経済を動かすとまで言われている。
茶魔曰く「よーしゃなく、きびしか人」で本人も一人息子に厳しく接しているつもりだが、どうみても溺愛して甘やかしているようにしか見えない。舌をなめあう「ペロペロ」はその最たるもの。一方で「しりクリーンは大成功」(単行本第13巻収録)にて、御坊家の掟として、茶魔を全裸にして家から追い出す等、掛け値なしに厳格な態度を取ることもある。茶魔に危険が迫った際は身を挺して守ったり、和貴子の面影を求めて、ナーバスになった茶魔に対しては自慢の髭を剃り落として自ら和貴子になりきろうとする等、茶魔への愛情は非常に強い。
アニメ版第272話で描かれた少年時代は柿野のような風貌の少年であり、タイムスリップしてきた茶魔と仲良くなった後、茶魔のおかげで幼なじみの和貴子と両想いになることが出来た。
父(茶魔にとっては祖父)・茶麻呂の遺言は絶対であるという御坊家のしきたりから、原作終盤で幼馴染みの美々美と再婚しているが元々再婚には乗り気ではなく、後に別居した。
御坊和貴子(おぼう わきこ): 一城みゆ希(オープニングのナレーションも担当)
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茶魔の母親である。和服の美女で幼い茶魔を甘やかす亀光とは対照的に茶魔のしつけにはいつも気を使っていた。。茶魔が7歳の頃に病死している。何故か、洋式トイレの間には肖像画が飾られている
SF色の強いエピソードではタイムスリップしてきた息子と出会っていたり、夫や息子の危機に際して、残留思念のような形で登場するのです。アニメ版では出番が増えており、第272話では亀光とは幼なじみであることが描かれていた。また、第199話では一晩だけだが現世に降り立ち、茶魔とひと時を過ごした後、夫子に見送られながら天国に帰っていった。

隣接関係
爺屋 忠左衛門(じいや ちゅうざえもん):田原アルノ
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代々御坊家に仕える執事。
「忠左衛門」の名は世襲制で彼の先祖も同じ名を名乗っている。涙もろい人物だが御坊家になくてはならない人物。亀光の少年時代から茶魔に至るまでほぼ無休暇で献身的に尽くす。一度休暇をもらった事があったが、その不在により、茶魔はおろか、亀光までパニックに陥るほどであった。しかし、当の本人は執事としての仕事をする事に幸福を見出している。現在は温和な性格になっているが、かつては血気盛んな性格で少年時代の亀光も恐ろしいと言うほどだった。御坊親子の最大の理解者でもあり、美々美の事をあまり良く思っていない。
アニメ版第272話で描かれた若き日は現在とは打って変わって、厳しい人物であり、少年時代の亀光は頭が上がらなかった。アニメ版第196話では茶魔が生まれる前に病死した妻・爺屋タエが登場。じいの愛用の白いハンカチはタエの形見であることも語られた。
美々美(みみみ)
亀光の幼馴染み。幼い頃は美少女で亀光も再会を楽しみにしていたが、今となってはほんの少しの面影を残すだけの不美人である。茶魔の祖父の遺言を盾に、亀光と強引に再婚を果たす。和貴子の存命中にも言葉を交わしている。ヒヒのヒヒノ介を「茶魔の弟」として御坊家に連れて来る。怒る(かんしゃくを起こす)と奇声を発しながら暴れ出す。
登場初期の頃には、茶魔をほとんど息子として認識せず、ヒヒノ介を茶魔並みの扱いにするようにかなり無茶ばかりを言っていたが、その後は身を挺して大型洋式便器に落ちた茶魔を助けたり、再婚に納得しない茶魔が家出した際にも、家出先の公園で待つなど思いやりのある行動も見せている。しかし、結局亀光や茶魔、そして御坊家に関わる人々とは性格的に合わず、後に亀光らとは別居し、現在はアメリカで暮らす。
ヒヒノ介(ヒヒノすけ)
美々美が連れて来たヒヒ。「茶魔の弟」として扱うように美々美が要求し、御坊家の人々を困惑させる。茶魔は弟と認めていないため、嫌っており、時々動物園などに捨てにいったりしているが、すぐに帰ってきてしまう。人の言葉を発する事は出来ないが、ワープロを用いて意思疎通をすることもある。最後は野生のヒヒの群れの中に戻っていった。
メカ茶魔
茶魔そっくりに作られたロボット。
茶魔がアラン・ノロンと共に火葬されて死亡(実際は生存)したショックで発狂した亀光を救うために御坊家が開発。本物の茶魔の分も可愛がられるが本物の茶魔が帰ってきたことにより、偽物として廃棄されてしまう。
ある業者に拾われ、交通整理用ロボットとして生活していたが御坊親子の姿を見たことで亀光への復讐を決意。そのために茶魔を誘拐する。メカ父に姿を変えた亀光に倒され、頭部だけとなりながらも生き延び、茶魔を利用して、巨大メカ茶魔を製作。亀光が操縦する巨大メカ父と交戦し、巨大メカ茶魔と共に溶岩へ転落。その中で彼を安易に廃棄してしまったことを謝罪した亀光と和解し、茶魔に亀光を託して脱出させ、自身は溶岩の中へ消えていった。このことに茶魔は「あいつもお父ちゃまのことが好きだった」柿野は「好きは嫌いの裏返しでもあるんだ」と口にした。

乗亀隊と亀軍団
茶魔を乗せて走る亀の精鋭部隊。おこづかいは月2,000円。乗亀隊は御坊家の亀達の憧れとなっている。茶魔が初登場したときは、ムチを持って亀に乗っていた。彼らの名前は全てフランス語由来で、これは小林よしのり様が福岡大学フランス語学科卒業だった影響である。乗亀隊は物語開始からしばらくの間はピエールが中心となって活動していたが、ベルモン太が乗亀隊に入ってからは彼がピエールに変わって中心となり活動するようになった。

ピエール:林玉緒
乗亀隊のリーダー的存在である緑の雄亀。ガラパゴス諸島出身。卵から孵化してすぐ鳥に襲われそうになったところ、茶魔]に助けられ、その恩ではるばる日本にやって来た。
カトリーヌ: 白鳥由里
乗亀隊のサブリーダー的存在で桃色の雌亀。
アラン・ノロン
乗亀隊のメンバーで老亀。パリ出身。
袋小路が最強のペットとして連れて来たプロレスラー・ジャントニオ猪場と闘い勝利するが猪場の16文キックのダメージを感じるまで時間がかかり、柿野に反応が鈍いと比喩された。
「茶魔VSメカ茶魔」において、老衰で永眠。茶魔はアラン・ノロンとの最後の思い出として、アラン・ノロンと同じ棺で一夜を過ごした後、アラン・ノロンと出会ったパリに赴くもそのことを告げずにいた為、アラン・ノロンと共に火葬されて死亡したと勘違いされ、メカ茶魔事件が起きてしまう。
アンリ
乗亀隊のメンバー。高齢による衰えから辞表を提出、乗亀隊を引退する。
ベルモン太: 伊倉一恵
引退したアンリ(アニメ版ではソクラテス)に代わって、選考試験で乗亀隊に抜擢されたモヒカンヘアーの黄色亀。
1時間ほどで地球を1周する亀とは思えぬ超スピードを持つが、選考試験の際に嬉しさのあまり茶魔を振り落とす等、あわて者な面が玉に瑕。「影茶魔の逆襲」では伝達と共に流刑島を脱出した茶魔を他の亀たちと共に救出している。
ミッシェル、クロード、ジュヌヴィエーヴ、ボナバルタン、フランソワ、アレキサンダー
乗亀隊のメンバー。
ビガロ、ベイダー、ノートン、ヒガンテ、レイガンス
影茶魔の乗亀隊であるブラック・タートルズの黒い亀たち。全部で7匹だがその内の2匹の名前は不明。
ガブラー
影茶魔が用意した人食い亀。鉄の檻を食いやぶれる程の牙の持ち主で非常に獰猛で食欲も激しい。
あばれガメ・ロデオ大会にちん仮面状態の茶魔が出場していることを知った影茶魔が茶魔を倒すために茶魔に使わせ、影茶魔の合図で茶魔の足に噛みつくも茶魔のへー国道でダメージを受けてしまう。そのことに怒り、顔に噛みつくがちん仮面の仮面に守られていたためにダメージを与えられなかった上、ちん仮面が壊れたことで茶魔は本来の顔に戻ることが出来た。最終的には乗亀隊に倒される。
お助け軍団
御坊家に仕え、茶魔を手助けするための様々な特殊能力を持った人々の総称。準レギュラー化しているキャラから、1コマしか登場しないキャラまでいる。月給は一律100万円である(+o+)
通掛聞造(とおりがかり きくぞう):小出和明
全宇宙の地理に詳しく予知能力を誇っているのではないかとされている。モデルは初代林家木久蔵。足の小指が茶魔と運命の糸でつながっているため、茶魔が迷子になるとどんな場所にも偶然通りがかり、道を教える。「御坊家のあの世の人に偶然通り掛かって800年」の通掛霊造(れいぞう)という先祖(霊魂)と、通掛聞未(きくみ)という子孫がいるが、皆そっくりな顔をしている。
怖賀リータ(こわが リータ):鈴木清信
思い切り怖がることで怖さを払拭してくれるオカマ。普段は化粧をしているが、化粧を落としたり身内を前にすると男に戻る。「角刈(かくが)リータ」や「暑賀(あつが)リータ」など複数のいとこが登場する。それらのいとこが一斉に集まると集団ヒステリーに陥り、数日間は戻らない。亀光が母親に化けようとした際にメイクを担当している。妹は悪役プロレスラーで強面だが、兄には頭が上がらない。
シンパイダーマン: 坂東尚樹
スパイダーマンのパロディ。高いところに登って心配し、スパイ活動も行う。
亀長老(かめちょうろう):松尾銀三
御坊家で飼われている亀の長老。一万年も生きており、人間の言葉を話せる。
用事伝達(ようじ でんたつ):西原久美子
どんな用事でも正確に伝える幼稚園児。一種の予知能力に近い特殊能力を持っており、用事を伝えるべき相手を絶対に間違えない能力を持つ(分身の術を使う忍者と戦った際、術に惑わされることなく本体に茶魔の手紙を届けたこともある。その手紙の内容も、「(分身を)見破ったぶぁい!」という伝達の能力を信用したもの)。一家は普段は御坊家の敷地内に住んでいるが、訓練で勘を冴えさせるために伝達には内緒でいつも住居を引っ越している。両親はそれぞれ六つ子で、父の名は一達(いったつ)、母の名は一子(いちこ)。各6人の中から本物の両親を当てるのも、人を探す訓練の一環になっている。
影茶魔編ではその能力を危険視した影茶魔により、茶魔と同じ流刑島に収監されるが、両手の全ての爪が剥がれてもなお抜け穴を掘り続けるなどの辛苦の末、柿野からの預かり物(ベルモン太)を届け茶魔の脱走を成功させた。アニメ版では足枷を外した茶魔と一緒に逃げる最中、看守たちにマシンガンで撃たれて重傷を負ったかと思われたが、転んで足を擦り剥いた軽傷という思わせぶりな態度を取っていた。
影茶魔(かげちゃま):横山智佐
御坊家の影武者の一族の出身で茶魔の影武者。容貌はやや強面。運動神経や頭脳は茶魔を遥かに凌駕する。
茶魔にうんこの付いたパンツを交換させられ著しくプライドを傷つけられたり、沙麻代に惚れたことをきっかけに反乱を起こし、茶魔を「反乱を起こした影茶魔」とすることに成功。茶魔に仮面を付けて「ちん仮面」とした状態で監獄の島に収監した。沙麻代以外の人間を見下すようになり、自分に逆らった伝達を流刑島に収監したり、びんぼっちゃまの態度が気にいらないという理由だけで配下に彼を集団リンチさせている。脱獄した茶魔との戦いでは圧倒しながらも、へー国道脱糞サイクロン(アニメ版ではウルトラサイクロンへー国道)を受けて敗北。自身の反乱が公になってしまうと一族から追放されそうになるが茶魔に許されたことで再び彼の影武者となる。
アニメオリジナル回の第162話ではモオに捕らわれた茶魔を救出すべく、伝達と共にモオのアジトに向かった。
アニメ版での声優が横山に決まった理由は、一時期、産休の神代の代役を務めた横山に対して、当時のスタッフが感謝の念を込めたものとされている。
身我割成高(みがわり なりたか)
茶魔の影武者で主に茶魔の代わりに暴力に耐えたりする。顔と体形は茶魔に一見似ているが、筋骨隆々で顔も厳つい。茶魔と共に教室内までについて来る時があるが、戦闘時には加戦しない。茶魔に代わって絶交仮面になった事もある。
名乗出升雄(なのりで ますお)
他人の罪をかぶって名乗り出て50年、じっと耐える人情の男。袋小路がニセモノのお助け軍団員に扮して御坊家に潜入した際、その悪事を全てかぶって「私が犯人です!」と名乗り出、その高潔な姿で袋小路を大いに改心させた。しかし、それ以後は性質を逆手に取ったギャグキャラとなり、名乗り出たために逆に茶魔が疑われたり、暴漢に名乗りを無視されて殴り倒されたりと、悲惨な扱いが続いた。
成桐満寿夫(なりきり ますお):柳沢三千代
アニメ第84話「潜入指令!オーディションでこんばんワイン」(1991年1月12日放送)に登場。ものまねの名人である。お助け軍団オーディションに合格し、お助け軍団の一員になった。実はドクター・モオの部下で、茶魔に変装し、亀光を騙してこんばんワインを潜水艦でモオ達のいるハワイ沖まで運んだ。モオは「こんばんワイン爆弾」で、追ってきた茶魔たちの乗っている軍艦を狙うが、満寿夫に阻止され、怒ったモオは満寿夫を海に放り出してしまう。その後、満寿夫は軍艦に救出され、許してくれた亀光に「なんて容赦なく大きなお人なんだ」と心を打たれる。
いたらきんちゃん
いたらきを配って50年。すっかり年老いてしまった。常に持ち続けているわけではなく、茶魔が食べたいと思っていた種類をきらしてしまった事もある。年齢のことを指摘すると誰であろうと激怒する。
マッサージ元帥
御坊家専属の老人マッサージ師。茶魔や亀光に呼ばれるとすぐに駆けつけマッサージをする。常にコーンパイプを銜えてサングラスをかけ、軍服と御坊家の亀の家紋の付いた元帥制帽を着用している。モデルは元GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサー(マッカーサー元帥)。
ツノ自衛隊
茶魔のツノを外敵から防衛することを目的とする自衛隊。陸・海・空と存在し、それぞれが小型の戦車、潜水艦、戦闘機に搭乗している。合言葉は真珠湾攻撃の際の作戦成功打電「トラ・トラ・トラ」をもじった「ツノ・ツノ・ツノ!」。
宮本蚊鳥(みやもと かとり)
原作第43話に登場。居合抜きの達人。秋から春にかけて武者修行として全国を巡り、夏に御坊家に戻り、茶魔の周辺にたかる蚊を箸で捕える。一方で捕獲時の気合いの声は静かな夕涼みを好む茶魔にとっては厄介なものとなっている。モデルは宮本武蔵。
便ジョンソン(べんじょんそん) / ションベンソン
元陸上選手。原作での名前は便ジョンソン。アニメ版での名前はションベンソン。
世界新記録を達成しながらもドーピングを行ったことが判明したために信用が低下。漫画では100m走と国語のテストで2回もドーピングを行ったことで皆の怒りを買った茶魔と行動を共にし、茶魔を乗せて、皆から素早く逃げ回ったことから、逃げ足の便として、お助け軍団の一員となる。アニメ版ではお助け軍団の一員にはならず、茶魔は和貴子の幻影に論されたことで頭を丸めたことにより、皆に許してもらった。
御坊家の先祖・子孫とその近隣キャラ
チャマ・サピエンス
御坊家の初代当主とされている、壁画に描かれた原始人。その時代では彼の一族の持っている亀(お亀と称されている)がお金の代わりになっていて、亀を多く持つ者が一族の上位の地位にいる。
チャマン・カーメン:茶風林
ツタンカーメンのパロディー。3400年ほど前の御坊家の先祖。遺体は御坊家の敷地内にあるピラミッド式の墓の底に眠っていて、御坊家の末裔でしか甦らせる事が出来ない。
チャカ
釈迦のパロディ。2500年ほど前の先祖。ブっ教を唱え、人々にオナラをする事を教唆した。
茶魔呼 (ちゃまこ)
卑弥呼のパロディ。1800年ほど前の先祖で、占いで人々に指示していた。
僧空亀(そう くうかめ)
空海のパロディ。1200年ほど前の平安時代の先祖で僧侶である。
チャンシー:水谷優子
キョンシーのパロディーの先祖。生前時期は不明。中国に渡り、そのまま日本に帰国することなく死去。遺体は日本へ帰国したと言われている。遺体は御坊家の敷地内にある雑木林の山の中に眠る。霊は普段は地獄にいる。
御坊茶魔朝(おぼう ちゃまとも)
源頼朝のパロディ。800年ほど前の平安時代の武将。
レオナルド・チャ・ビンチ
レオナルド・ダ・ビンチのパロディー版。500年ほど前に西洋で絵画・彫刻・建築などを手掛けた。
御坊信茶魔(おぼう のぶちゃま)
織田信長のパロディー版。450年ほど前の戦国時代の武将。
御坊茶魔継(おぼう ちゃまつぐ)
徳川家継のパロディ。300年ほど前の江戸時代の先祖。5歳で御坊家の当主となった。貧乏揺すりが癖で、それがきっかけで周囲の町に大火災を引き起こした。
御坊茶魔之進(おぼう ちゃまのしん)
御坊家989代当主。通称「若ちゃま」。生前時は江戸時代でお城の生活に飽き、下々の暮らしを見るために飛脚に扮して城下へ繰り出して一騒動起こしたりと、やる事は茶魔と変わっていない。死に際に好物であるイタダキを食べられずに亡くなったため、魂は残存食欲の森で彷徨っていたが、茶魔があの世に行きいたらきを食べさせ、成仏する。
チャンデルセン
ハンス・クリスチャン・アンデルセンのパロディー版。150年ほど前にデンマークで「人魚姫」・「裸の王様」・「マッチ売りの少女」などを書いた。茶魔の直属の祖先かは不明。
リンチャーン
エイブラハム・リンカーンのパロディー版。130年ほど前にアメリカ合衆国で黒人奴隷解放令と唱えた。茶魔の直属の祖先かは不明。
御坊茶麻呂(おぼう ちゃまろ)
御坊家997代当主。亀光の父で、茶魔の祖父。写真と遺言シーン(「小説幻冬」のリメイク版では健在という設定になり、いずれも無かったことになっている)のみでの登場で「小説幻冬」のリメイク版で初登場。かつて御坊家は伊勢志摩にも広大な土地を持っていたが、彼の代になって地元民に無償で分け与えたため、今でも土地の人は御坊家を慕い、茶魔たちが別荘へ訪れると熱烈な歓迎式典が行われる。亀光に美々美と結婚する事を遺言として命じている(リメイク版では健在のため遺言自体存在しない)。現在は博多湾にある離島「鬼牙島」で隠居生活を送っている。妻のウメも健在で、しょっちゅうのろけて孫の茶魔をいらつかせるなど、夫婦仲は未だ熱い。
御坊茶魔シロー
茶魔の子孫に当たる、世紀末の御坊家当主。友駄珍拳という拳法の使い手で、この拳法で世の悪党たちを成敗している。モデルは『北斗の拳』のケンシロウ。
未来じい
かなり未来の世界から来た、じいやの子孫。タイムマシンを使って、あらゆる時代の御坊一族をあらゆる時代の袋小路一族から守る事を任務としている。現代の茶魔を茶ーミネーターに改造したのも彼である。

おぼっちゃまくんを観る時は、何も考えんでよかけん!、清らかな心で、無の境地で観るとバイ~

【おぼっちゃまくん・制作、放送データ】
原作:小林よしのり
監督補:鳥羽厚
美術監督:内田建彦
音楽:宮原恵太
録音監督:小林克良
撮影監督:金子仁、小沢次雄→岡本英一郎
プロデューサー:木村純一(テレビ朝日)、増子相二郎(シンエイ動画)
監督:やすみ哲夫
文芸:真保裕一
キャラクターデザイン:藤田宗克
タイトル:道川昭
効果:横山正和
整音:中戸川次男
制作デスク:大地丙太郎➡村竹保則➡東道泰➡神村篤
制作:テレビ朝日、シンエイ動画
放送期間: 1989年1月14日~1992年9月26日 全164話
放送局:テレビ朝日系列

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業界最高レベルのVR【VALVE INDEX】

長編アニメーション映画『魔女の宅急便』

アニメの徒然小道
06 /14 2022
🔶今回は1989年(平成元年)7月に公開されたスタジオジブリの『魔女の宅急便』の紹介記事です。『魔女の宅急便』(まじょのたっきゅうびん)は、スタジオジブリ製作の日本のアニメーション映画作品です。スタジオジブリにおける宮崎駿監督の長編映画としては初の、他者の原作による作品となります。原作は角野栄子さんの児童文学『魔女の宅急便』。主題歌には荒井由実さんの楽曲が採用されました。

📽キャッチコピー 「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」

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【魔女の宅急便・概要および反響】
本作では徳間書店の他にヤマト運輸、日本テレビが製作に参加しています。スポンサーが付き、テレビCMなど広告宣伝面にも注力した結果、観客動員数は264万人、配給収入21.5億円と前作『となりのトトロ/火垂るの墓』の3倍以上を記録しました。1978年(昭和53年)公開の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の配給収入21億円の記録を抜いて日本のアニメーション映画の興行記録を更新しています。スタジオジブリとしては前作『となりのトトロ』が興行的には不発に終わっていたので、製作活動にも製作委員会方式を採用して取り組んだ作品といえます。製作委員会方式については、本記事の備考で紹介しています。

本作以降日本テレビはジブリの劇場公開作品の制作に参加し、ジブリ作品は同局の『金曜ロードショー』で独占放送する権利を獲得しているのです。

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【魔女の宅急便・制作の経緯】
1985年(昭和60年)12月、映画プロダクション風土舎が、角野栄子さんの児童文学『魔女の宅急便』の長編アニメーション化の企画を立ち上げました。「宅急便」がヤマト運輸の登録商標であったことから、真っ先に同社にスポンサーを要請しました。しかし、当初ヤマト運輸は難色を示していたそうですが、同社のトレードマークである黒猫が偶然にも物語に登場することから次第に前向きな検討を始め、スポンサーになることを了承したというエピソードがあります。

1987年(昭和62年)春ごろ、風土舎とヤマト運輸は、電通を通じて徳間書店に協力を申し込み、本作はスタジオジブリで制作されることになりました。更に東映配給部長の原田宗親を納得させる為に日本テレビも制作に加わる事となります。

風土舎は、「監督またはプロデューサーに宮崎駿か高畑勲を」との意向があり『となりのトトロ』、『火垂るの墓』の制作を開始したばかりでもあり当初監督は有望な若手を起用する事とし、宮崎さんはプロデューサーのみを請ける事になりました。またメインスタッフ陣にキャラクターデザイン担当のチーフアニメーターに近藤勝也さん、補佐に大塚伸治さんを起用し、美術監督は男鹿和雄さんの推薦で大野広司さんが起用されています。大野さんが所属していたスタジオ風雅の水谷利春社長もこのプロジェクトに賛同し、すぐ大野さんの起用を決定しました。
プロジェクトは着々と進んでいたが、書きあがっていたシナリオが作品の雰囲気にそぐわなかったため、『となりのトトロ』の作業を終えた宮崎駿さんがシナリオを書く事になりました。制作が進むにつれ当初70〜80分くらいの上映時間の構想であったが、最終的には100分を越える本格的長編となりました。また、監督は片渕須直さんが就任する予定であったが、スポンサー企業の意向をうけて演出補佐にまわり、結局、宮崎さんが監督も務める事になります。シナリオ完成後、宮崎さんは絵コンテ作業を開始。途中、近藤喜文さんも絵コンテ作業を手伝っていたが作画状況の関係から作画監督に回る事となります。今回の宮崎の役目はプロデューサー、脚本、絵コンテ、監督の4役で『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』で行っていた作画チェックは行わないで、作画監督の近藤勝也さん、近藤喜文さん、大塚伸治さんがその役を担当しました。

長編アニメーション映画としては制作期間が短く、本作を鑑賞して記憶にある方も多いと思いますが、作画の困難な群集シーンなどが後半に多数挿入されたのでスタッフの負担が大きくなりました。音楽演出を高畑さんが受け持ったのも、宮崎さんに余裕がなくなったためです。さらに音楽担当である久石譲さんも自身のアルバム制作とスケジュールが重なり、音楽打ち合わせから演奏録音までが、公開間際になるという状態でした。

原作をかなり自由に脚色し背景にはスタッフがロケハンした風景などを織り交ぜて使っています。街の名前は、劇場公開時のパンフレットによれば原作のまま「コリコ」の街とされている。この街では白黒テレビが普及している一方でボンネットバスや大きな飛行船が使われているなど、現代ではなく過去の時代を舞台にしていたのかなと思えます。
スタジオジブリの発足前から徳間書店の作品の配給を担当した東映は東宝に配給させた前作の『火垂るの墓』と『となりのトトロ』の興行的失敗を理由に本作を持ってジブリ作品の配給の打ち切りを決定し、本作は東映が配給した最後のジブリ作品になりました。
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【魔女の宅急便・製作委員会
総指揮:徳間康快
代表:都築幹彦、高木盛久
代表委員:山下辰巳、宮内宏二
推進委員:加藤博之、有富慶二、漆戸靖治、間部耕苹
プロデューサー:横尾道男、武井英彦
実行委員:徳間書店(小金井道宏、金子彰、三浦厚志、坪池義雄)、ヤマト運輸(太田明二、東條弘、北之口好文)
日本テレビ(務台猛雄、横山宗喜、奥田誠治)
企画協力:アニメージュ編集部、尾形英夫、グループ風土舎
宣伝プロデューサー:徳山雅也
宣伝顧問:原田宗親
キャッチコピー:糸井重里
宣伝協力:電通
配給:東映
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【魔女の宅急便・製作、公開データ】
企画:瀬藤祝
原作・ 文:角野栄子
原作画・シンボルマーク:林明子
絵コンテ:宮崎駿、近藤喜文
演出補佐:片渕須直
音楽:久石譲
主題歌:荒井由実『ルージュの伝言』『やさしさに包まれたなら』
音楽演出:高畑勲
キャラクターデザイン:近藤勝也
作画監督:大塚伸治、近藤勝也、近藤喜文
原画:金田伊功、二木真希子、篠原征子、遠藤正明、河口俊夫、大谷敦子、賀川愛、福島敦子、井上俊之、森友典子、森本晃司、佐藤好春、保田夏代、杉野左秩子、わたなべひろし、山川浩臣、羽根章悦、浦谷千恵、関野昌弘、新留俊哉、長谷川明子、近藤喜文
動画チェック:立木康子、舘野仁美
動画:椎名律子、尾崎和孝、手島晶子、牧孝雄、松井理和子、大谷久美子、渡辺恵子、平田英一郎、竹縄尚子、山口明子、佐藤伸子、柴田志朗、細井信宏、岡部和美、山縣亜紀、森田宏幸
タカハシプロダクション(坂野方子、手塚寛子、松島明子)、動画工房(成田達司、神戸洋行、福土多鶴子、河内由美、浜森理宏、真庭秀明、野村暁彦)、中村プロダクション(由名部節也、田口広一)、アニメトロトロ(山浦由加里、石井明子、伊藤広治)、スタジオ雲雀(小沼克介、高橋任治、渡辺明夫)、オープロダクション(池畠博基、斉藤百合子、結城明宏)、カボチャ村(原佳寿美、川橋良江、神原よし美)、グループどんぐり(安達晶彦、渋谷政行、石割悦子、真野鈴子)、スタジオムーク(福井一夫、中込輪、大下久馬、風戸聡)、フィルムマジック(広江克己)、スタジオコクピット
(大村まゆみ)、メルヘン社(古賀誠)、スタジオディーン(須和田啓一、東誠子、永井恵子、鍵山仁志、高野亜子、西戸スミエ、藤村理枝、槇田喜代子、岩柳恵美子、伊藤優、鈴木亮、遠藤ゆか、飯沼卓也、須藤百合枝、新屋真智子、林良恵、宮崎なぎさ、青山祐子、伊月一郎)
美術監督:大野広司
背景:男鹿和雄、黒田聡、木下和宏、太田清美、長縄恭子、長嶋陽子、スタジオ風雅(水谷利春、神山健治、工藤美幸、大野久美子)、アトリエブーカ(金子英俊)、メカマン(徳重賢、海老沢一男、伊藤豊、菅野紀代子、松浦裕子、千葉みどり、池畑祐治、男鹿美由紀)
特殊効果:谷藤薫児
ハーモニー処理:高屋法子
挿入絵 画 :「虹の上をとぶ船」八戸市立湊中学校養護学級共同作品より
挿入絵 スチール:落合淳一
色彩設計:保田道世
色指定:片山由里子
仕上検査:古谷由実、小川典子、立山照代、久田由紀、木村郁代
仕上:IMスタジオ
(伊勢田美千代、青沼麗子、柴田美知子、佐藤英子、福間栄子、谷田陽子、小沼真理子、深谷るみ、堀切栄子、中埜三恵子、平沼和枝、田島ゆかり)、スタジオ・キリー(岩切紀親、高橋直美、渡辺信子、久保田瀧子、町井春美、田原とし子、渡部真由美、浅井美恵子、工藤百合子、岡美代子、小林和美、大崎律子)、トレーススタジオM(伊藤二三子、谷藤美加、近江妙子、牟田努、西牧道子、西坂麻宰巳、横山由香里、前野泉)、龍プロダクション(吉田玲子、菅原みどり)、童夢社
(大町智恵子、菅沼満寿子)、スタジオOZ(豊永幸美、吉川潤子、高砂芳子)
仕上協力:スタジオファンタジア、 トイハウス 、京都アニメーション
撮影監督:杉村重郎
撮影:スタジオぎゃろっぷ
(清水泰宏、小堤勝哉、風村久生、赤沢賢二、小林徹、羽山泰功、西山城作、荒川智志、枝光弘明、田村洋)
技術協力:太陽色彩、スタック
音響制作:オムニバスプロモーション
音響監督:浅梨なおこ
整音:井上秀司
音響効果制作:E&Mプランニングセンター
音響効果:佐藤一俊
音響効果助手:小野弘典、小林範雄
音楽制作:ワンダーシティ
音楽プロデューサー:昼田純一、神井裕幸
音楽コーディネーター:渡辺隆史
エンジニアマスタリング:大川正義
エンジニアレコーディング:大川正義
エンジニアアシスタント:浜田純伸
CD制作:徳間ジャパン
台詞編集:山田富二男
録音スタジオ・ 音楽収録:ワンダーステーション、日活スタジオセンター
録音スタジオ・台紙収録:東京テレビセンター
録音協力:玉麻尚一、テレスクリーン
キャスティング協力:江崎プロダクション
タイトル:真野薫、道川昭
編集:瀬山武司
編集助手:足立浩
制作担当:田中栄子
制作デスク:川端俊之、木原浩勝
制作進行:逸見俊隆、西桐共昭、北沢有司、伊藤裕之
プロデューサー補佐:鈴木敏夫
コーディネイト・プロデュース:梅村葉子
現像:東映化学
DOLBY STEREO技術協: 極東コンチネンタル株式会社、森幹生
制作:スタジオジブリ
エグゼクティブプロデューサー:原徹
プロデューサー・脚本・監督: 宮崎駿
配給:東映
公開:1989年7月29日
上映時間:102分
製作費:8億円
興行収入:43億円(推測)
配給収入:21億5000万円
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🧹【魔女の宅急便・あらすじ】
のどかな田舎町に住むキキは、魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。『魔女として生きることを決意した少女は13歳の満月の夜に旅立ち、よその街で1年間の修行をしなければならない』という古くからのしきたりに従い、黒猫のジジと共に旅立つのでした。

夜通しの旅の末、海に囲まれた美しいコリコの街を見かけたキキは定住を決めてさっそく町へ向かいます。彼女の飛ぶ姿を驚いて見上げる町の人々に得意げになるキキだが、あわや自動車と接触事故を起こしかけ、慌てて街の片隅に逃れ降り立ちます。居合わせた人たちにに明るい笑顔で挨拶するキキでしたが、魔女の風習が残る田舎の故郷とは大違いの、大都会の人々のよそよそしい態度に戸惑ってしまうのでした。

直後、自動車にぶつかりそうになったところを目撃して駆けつけてきた警官に職務質問されるが、地元の少年トンボが機転を利かせてキキを助けます。トンボはキキに興味を示して話しかけキきますが、馴れ馴れしい彼の態度に腹を立て、キキはさっさとその場を飛び去ってしまいます。

あてもなく街をさまよっていると、「グーチョキパン店」というパン屋の傍を通りかかります。店のおかみであるおソノに代わって忘れ物をお客に届けたことからおソノに気に入られ、彼女の厚意で店に居候することになります。やがてキキは自分の魔法を活かして宅配業『魔女の宅急便』を開業すると共に、この街への定住を改めて決意するのでした。
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ある日キキは、パン屋のお得意さんである女性から、甥の誕生日プレゼントとして鳥かごに入った黒猫のぬいぐるみの配達を依頼されます。張り切って初仕事に臨んだキキだったが、飛行中に突風に煽られ、ぬいぐるみを森に落としてしまいます。卵を狙われたと勘違いしたカラスたちに阻まれて探しに降りることもできません。
思案の末、約束の時間に間に合わせるためにキキはぬいぐるみにそっくりなジジをかごに入れて予定通り配達し、森へと戻ります。ぬいぐるみは森の中で暮らす絵描きのウルスラに拾われており、キキはぬいぐるみを返してもらって配達先に向かい、無事にジジを救い出すことができたのでした。

パン屋で店番をしていたキキのもとにトンボがやってくる。依然としてトンボを快く思っていないキキにトンボは彼が所属する飛行クラブのパーティへの招待状を手渡して帰っていきます。大急ぎで重なった仕事をこなし、最後の依頼先へ向かうキキだが、依頼人の老婦人はオーブンの調子が悪いために孫に届ける料理ができていないのだと告げ、キャンセルするというのです。孫娘への想いを叶えるため、キキは老婦人を手伝ってなんとか料理を完成させ、急な大雨にびしょ濡れになりながらも届け先へとむかいます。しかし料理を受け取った孫娘の冷たい態度に大ショックを受け、パーティに行く気力を無くし、体も濡れたまま寝込んで風邪をひいてしまいます。
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キキの体調が回復したある日。おソノから『コポリ』という人への届け物を頼まれ、指定された住所に行くとそこにトンボがいます。実は『コポリ』というのはトンボの本名であり、届け物の頼み事は二人が仲良くなれるようにというおソノのはからいによるものだったのです。キキはそれまでの態度と打って変わってパーティに間に合わなかったことを素直にあやまります。トンボもまた彼女の仕事の苦労をねぎらうのでした。
トンボは飛行クラブのメンバーと共に制作中の人力飛行機の機関部(自転車に大きなプロペラをつけたもの)をキキに見せ、これに乗って海岸に停泊中の飛行船を見に行こうと誘います。二人乗りで海へと向かうが、その途中、あわや車とぶつかりそうになります。自転車が突然宙に浮き二人は助かるがそのままガードレールを飛び越えてしまい、その直後に海岸へ落下する。自転車は大破するも二人は無事だった。二人は笑い合い、打ち解けた様子で海岸で語り合う。そこへ、トンボの友人たちがやって来るが、キキは急に不機嫌になり、引き留めるトンボを振りきって帰ってしまいます。
そんな自分の振る舞いに対する自己嫌悪に落ち込む、キキはジジの言葉がわからなくなっていることに気づく。慌てて箒にまたがり飛ぼうとするも、飛べなくなっていることを知ったキキは、魔法の力が弱まっていることに愕然とする。更に、飛ぶ練習に必死になるあまりに転倒し箒を折ってしまう。魔女である自分にとっての唯一のとりえであった空を飛ぶ力を失い、キキは深いショックに落ち込んでしまいます。
宅配の仕事もできず途方に暮れているキキを突然ウルスラが訪ねてくる。キキからスランプで仕事ができなくなったことを打ち明けられたウルスラは気晴らしも兼ね、キキを自宅に招くのでした。森の小屋で二人は語り合い、キキは彼女の言葉に励まされます。
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森の小屋から帰ったキキは、老婦人の家へ招かれ彼女の心遣いに明るい笑顔を見せる。その時、家政婦の老女が見ていたテレビに、海岸の飛行船が突風に煽られて暴走を始めた様子が映る。飛行船のロープにはトンボがしがみついたまま高空にさらわれてしまっていたのです。今にも墜落しそうなトンボを助けようとキキは無我夢中で現場へ向かいます。たまたま近くにいた掃除夫のデッキブラシを借り受け、必死の思いで魔法の力を奮い起こし、大空へと飛び出しました。慣れないデッキブラシでの飛行に翻弄されつつ、キキは群衆の声援を受けながら、間一髪でトンボを助け出すことに成功しました👏。
こうして再び魔法の力を取り戻したキキは街の人たちともすっかり打ち解け、デッキブラシで空を飛び回りながら宅配業に精を出す毎日を送るのです・・・。

🧹【魔女の宅急便・登場人物、キャスト】
キキ:高山みなみ
本作の主人公。13歳。魔女の掟である独り立ちの日を迎えた活発な少女です。母の特技である薬作りの魔法に興味を示さなかったので、飛ぶことだけが魔女としての唯一のとりえです。黒いワンピースと赤いリボンがトレードマーク。居候先となったおソノの店で空飛ぶ魔法を活かした宅配業「魔女の宅急便」を開業し、様々な経験を通じて成長していきます。
明るく前向きな性格。魔女ではあるが、都会に憧れたり、街をゆく女の子のおしゃれな恰好が気になったり、素顔はどこにでもいるごく普通の少女です。
また、キキの髪型については当初原作のイメージを重視しロングヘアーの予定ですが、作画が難しいという事で様々な髪型が試されました。最終的にはショートヘアーとなりました。

ジジ:佐久間レイ
キキの相棒のオスの黒猫。年齢はキキと同じく13歳。一人称は「ぼく」で少し生意気な性格のようです。喋れる猫というわけではなく、キキが魔法の力でジジと会話をしているのです。
原作では魔女の家に女の子が生まれると同じ月日に生まれた猫を探し、大切なパートナーとして共に育てるという風習があると語られています。映画版では後半からキキとの会話が出来なくなる(原作では最後まで可能)。映画版終盤では、鳴き声で話すジジにキキが微笑みで返す描写がされているが、明確に会話ができるようになったのかどうかははっきりしていない。後に監督曰く、「(キキの)魔法は更に深くなったんですよ。何か得るものがあるなら失くすものがあるんだよ。いつまでも猫と話してんじゃねぇ、って」と説明しています。

コキリ:信澤三恵子
キキの住む町に暮らす魔女で彼女の母親。「空を飛ぶ魔法」と「薬草から薬を作る魔法」を受け継ぎ、町の薬剤師として働くことで魔女の伝統を守ってきました。 彼女もまた魔女の伝統に従い、他の街からやってきた魔女であり、彼女の若かりし頃を知っている住人もいます。
キキが旅立つ時に、キキが作った新しい小さな箒と自分が使っていた古い大きな箒を交換させました。黒に近い濃い青の服を着て、同じ色のスカーフを頭につけています。
魔女としての力は優れているものの、使える魔法は上記の2つのみ。これは時代とともに扱える魔法の数が減っているせいであり、キキの代になってさらに1つ魔法が減ってしまうことを嘆いています。娘との会話に気を取られて試験管(~o~)で調合していた薬を爆発させてしまったりもします。その後、薬の調合をやり直してドーラに渡した。また、エンディングでもキキから手紙が届いたと夫が言った時に、手紙が気になり調合していた薬を爆発させてしまいます(~o~)。
劇中で名前を呼ばれるシーンは無く、自宅前の案内に「魔女にご用の方は ベルを鳴らしてください コキリ」と書かれているだけである。

オキノ: 三浦浩一
キキの父親。愛娘であるキキを優しく送り出します。原作では魔女や妖精の研究をする民俗学者です。「オキノ」は苗字ではなく、名前です。

トンボ / コポリ: 山口勝平
空に憧れ、飛行クラブに所属する丸メガネの少年です。「トンボ」は愛称、本名はコポリ。明るく愛嬌のある性格で、男女問わず町中にたくさんの友達がいます。キキが空を飛んでいる場面を偶然見かけ、興味深げに声をかけるが、馴れ馴れしい態度から最初はキキに煙たがられていたが、段々親しくなっていきます。
彼の所属する飛行クラブは人力飛行機作りを研究しており、夏休み中に完成させる予定です。エンディングの中では休みの間に完成した人力飛行機でキキと共に飛行している姿があります。
終盤で強風に煽られた飛行船を地上に繋ぎとめるロープを引っ張る作業に加わっていたが、そのまま空中へとさらわれてしまい、ロープから手を放して落下しているところをキキに助けられます。エンディングでキキの住む部屋の道路側の窓の外に、デッキブラシに乗ったキキの金属製の看板を取り付けます。

先輩魔女 :小林優子
キキが魔女として故郷を旅立った日の夜に会った魔女です。額を見せた茶髪のツインテールに濃い紫の服を着ていて、金のハートのイヤリングを付けています。彼女もまたジジに似た黒猫を連れています。占いが得意で、赤い風車がある小さな町で占いをしながら暮らしています。恋占いもやっていて、間もなく修業が明けたらふるさとに帰る日が近いことをキキに話します。話しかけてきたキキに対しお高く留まったようにみえますが、性格そのものは気さくで、先輩としてキキを激励し笑顔で別れていきました。

おソノ:戸田恵子
キキの居候先のパン屋「グーチョキパン店」のおかみさん。
親切で優しい人柄の持ち主です。店の前を通りかかったキキに客の忘れ物を届けてもらったことで彼女を気に入り、電話番と店番を請け負うことが条件で「部屋代・電話代なし、朝ごはん付き」という破格の待遇でパン屋の納屋の二階の空き部屋を下宿先として提供します。身重の身でおなかが大きく、キキの救出劇をテレビで見ていた興奮で産気づきます。エンディングで無事に出産しています。(余談だが、ジブリの作品はエンディングも血眼でみないと意味あるシーンが隠されていることが多いです(^^))
映画の製作当時、スタッフの中で「歳の割にはしっかりしているから、昔は色々あったに違いない。」映画のパンフレット等のおソノの紹介欄に「青春時代、それなりにツッパった経験を持つ」などと書かれたものがあります。キキに対して当初から理解を示す数少ない人物の内の一人であると共に、コリコの街におけるキキの最大の理解者でもあります。

フクオ:山寺宏一
寡黙なパン職人。一見不愛想にみえるが職人気質なのか、パン作りを覗き込むジジに軽やかにトレイを取り出して得意げに目線を送ったりウィンクしたりとお茶目な部分もあります。妻同様優しく親切な人柄でキキのためにパンで宅急便の看板を作ってくれた。劇中では名前を呼ばれません。
劇中の声の出演は極端に少なく、息遣いや呼び掛けの時に発する程度です。

ウルスラ: 高山みなみ
森の中の小屋で絵を描くことに没頭する画家の19歳の少女。宅配中に落としてしまったキキの荷物を見つけたことがきっかけで知り合い、仲良くなります。後半でキキと再会し、魔法が弱まって落ち込んでいた彼女を自分の小屋に招き、創作活動の中で悩みを抱いた経験を通じてアドバイスを送ります。
「ウルスラ」という名前は公式設定であるが、劇中では1度も名前で呼ばれておらず、エンディングテロップでも声優の名前のみがクレジットされているため、劇中で彼女の名前を特定できるシーンは一切ありません。
原作第1巻に登場するエピソードに基づいていたキャラクターだが、そちらでは「絵描きさん」と呼ばれるだけで本名自体が出てこない。

ドーラ: 斉藤昌
キキの母コキリにリウマチに効く魔法の薬を作ってもらっている老女。コキリとは彼女が魔女として町にやってきた時からの顔なじみです。
マキ: 井上喜久子
パン屋の近所に住んでいるファッションデザイナーで、白猫リリーの飼い主。キキにとって初めての仕事客となる女性です。ジジにそっくりなぬいぐるみの入った鳥かごを甥っ子に届ける依頼をする。
リリー
マキが飼っているメスの白猫。当初ジジは気取っているという理由で嫌っていたが次第に仲良くなり、エンディングではジジとの間に4匹の子猫をもうけます。
ケット: 渕崎ゆり子
マキの甥っ子。下記するジェフの他、ピッチィというカナリアも飼っています。失くしたぬいぐるみの身代わりになったジジを乱暴に扱っていたため、キキを冷や冷やさせます。
ジェフ
ケットの家で飼われている大型のオスの老犬。ぬいぐるみの振りをしていたジジに気づいて寄り添って見守り、救出の手助けもしてくれた。本名はジェファーソン。
コクマルガラス
ウルスラの家の近くに住んでいるカラスたち。ぬいぐるみの入った鳥かごを追いかけて巣の直ぐ傍に落下したキキを卵泥棒とみなし襲ってきます。

老婦人: 加藤治子
青い屋根の家に住んでいる老年の婦人。キキに孫娘宛にニシンのパイを届けてもらえるよう依頼します。飛べなくなって落ち込んでいたキキを励ます為にチョコレートケーキを焼き、「キキという人に届けて欲しい」という遠まわしな言い方でプレゼントするなど心優しい人。

バーサ: 関弘子
老婦人に仕えている使用人の老婆。ひいお婆さんから魔女について聞かされていた事があります。キキから預かったほうきにこっそり乗ろうとするなど茶目っ気な一面を見せます。冒険が大好きです。

孫娘: 鍵本景子
老婦人の孫娘。トンボの女友達の一人。現代っ子らしい外見をしていてやや刺々しい態度が目立ち、豪雨の中を苦労して宅配してきたキキの前で祖母のパイにケチをつけ、扉を無造作に閉めるという態度でキキを落ち込ませてしまいます。
その後、海岸でトンボとキキが話しているところを見てキキが宅配便の仕事をしていることを仲間に伝えた他、飛行船の墜落現場に居合わせ、仲間と共に声援を送っています。

時計塔の老人: 西村知道
コリコの時計塔の番人をしている老年男性です。コリコを訪れたキキと最初に会話した人物。当初からキキに理解のある数少ない人物のうちの1人で、今のコリコの街に魔女がいないことを教え、キキはコリコに住む事を決めます。終盤では飛行船の衝突を顧みず時計塔に留まってトンボを助けようとしました。
キキが街にやってきた際には「今どき魔女とは珍しい」「最近は(魔女は)とんと見かけんな」と返していたことから、コリコの町にもかつて魔女が訪れたことがあるらしいことを知っているようです。

警官:山寺宏一
街に不慣れで交通事故を起こしかけたキキに職務質問をしようとするが、トンボが泥棒に襲われた振りをしたのに気を取られて立ち去った。物語終了後にキキと親しくなったらしく、エンディングでは通る道すがらにキキに手を振っています。

掃除夫:田口昂
物語の終盤に登場する中年男性。ヒゲを生やしている。トンボを助けたいが、箒が折れた上に新しい箒を持っていないキキにデッキブラシを貸します。その後、テレビでキキの活躍を見て、自分がブラシを貸したことをみんなに自慢します。

🧹【魔女の宅急便・徒然感想】

本作を最初に、観た時は、まず『ずるい~~~』と感じてしまった作品です。それは悪い意味ではなく、劇中で荒井由実さんの曲が使われていたことです。『ルージュの伝言』(1975年2月20日にリリース)『やさしさに包まれたなら』(1974年4月20日にリリース)と荒井由実名義時代の名曲であり、いつ聞いても色褪せないフィーリングを持っている曲が、使われています。本作が公開された年が、平成元年ということで、昭和の時代が終わり、新しい時代が始まるという世の中と、人込みの多い街並みに箒に載ってキキがやって来るというストーリー展開がよくマッチングしている作品だなあと感心してしまいました。

作画、美術ともにエンディング終了まで目が離せないくらいに、丁寧な描写が心地良さを感じる作品ですね。本作の対象としては若い20歳代の女性を意識した製作のようですが、親子一緒にでも鑑賞できる楽しさを持っている作品は数多くあるアニメ映画の中でもそんなにあるものではありません。本作はいつの時代でもまた開いて観たくなるアルバムのような作風のおすすめの一作です。
個人的ではありますが、現在バイク便で配送の仕事をしていますが、私もバイクではなく箒に跨って、配送したくなります。バビューン~🏍

現在、魔女の宅急便は動画配信視聴できるところはありません、宅配レンタルサービスである「TSUTAYA DISCAS」では旧作DVDとして取扱中です。ツタヤディスカスの無料トライアルを利用することで『魔女の宅急便』を無料で視聴することはできると思います。


👆クロネコヤマト 「魔女の宅急便」 映画告知 1989


👆Kiki's Delivery Service - Official Trailer



👆ルージュの伝言 - 荒井由実(松任谷由実)(フル)


👆やさしさに包まれたなら - 荒井由実(松任谷由実)

【製作委員会方式のメリットとデメリットについて】
製作委員会方式とは、映画、アニメ、テレビ番組、演劇・ミュージカルなどにおける製作方式のひとつです。製作委員会には複数の企業が参加して製作資金を出し合い、作品の権利や損益をこれらの企業が分け合っています。製作委員会の名称は、多くの場合「○○(作品名)製作委員会」とされるが、「○○プロジェクト」「○○フィルム・コミッティ」と名付けられたり、作中に登場する組織にちなんだ名前が付けられたりすることもあります。

製作委員会方式は、映画やアニメなどの製作方式として現在主流となっているものである。アニメ映画『風の谷のナウシカ』(1984年公開)などのヒットで有名になり、以後劇場映画製作において多く用いられるようになりました。その後は、1992年に初めて製作委員会方式でつくられたテレビアニメが登場し、1995~1996年に放送された『新世紀エヴァンゲリオン』をきっかけに、テレビ作品にもこの製作方式が普及しました。近年では、ドラマ・バラエティ番組などでも製作委員会方式がとられています。

製作委員会方式がとられるのには、いくつかの目的があります。まず大きなものが、製作会社が様々なリスクを回避できるという点です。
とりわけ、映画製作には多額の費用がかかり、しかも近年上昇傾向にあります。ヒット作となれば利益は大きいのですが、不振におわれば製作費用に見合った興行成績を得られるとはかぎりません。かつて、一社単独で映画が製作されていた時代には、大金を費やした映画作品が失敗し、会社自体が経営危機となったり、会社内で部門を縮小・廃止するまでに追い込まれたりするケースもありました。この点で、製作費用を複数の企業から集めれば多大なリスクを1社が抱える必要がなくなるため、多くの作品で製作委員会方式が取られるようになりました。また製作会社としては、1作品あたりにかかる費用を減らすことで、製作する映画の本数やバリエーションを増やすことができるというメリットもあります。

また、製作委員会に参加(映画に出資)してスポンサー企業となる側にとっては、作品における権利ビジネスを行うという目的があります。製作委員会に名を連ねる企業は、テレビ局や映画会社、製作プロダクションだけでなく、広告代理店、商社、出版社、新聞社、玩具メーカー、インターネット関連企業など多岐にわたります。これらの企業は、1作品への投資を抑えながらも、作品に関する権利を活用してビジネスを行うことができるのです。

ここで言うビジネスというのは、原作本の出版権、テレビ局での放送権、あるいは各種プロモーションに活用できるキャラクタービジネスなどです。スポンサー企業はこうしたビジネスを展開しながら、同時に作品を宣伝して作品自体のヒットも目指し、相乗効果を生みだそうとします。
製作費を出資することで独占的な権利を得る製作委員会各社は利益を最大化するために、自社の媒体を使い、ヒットに向けてプロモーションをかけます。出版社は原作本を宣伝し、テレビ局はCMや情報番組を放送し、新聞社も記事や広告に紙面を割いていきます。もちろん、配給会社は映画館での予告編上映なども積極的におこないます。そのような相乗効果で映画のヒットの確率を高めようとするのです

製作委員会方式が大作、いわゆる大ヒットを確約しなければならないブロックバスターの製作に採用されるケースが大半であることから、そのネガティブな面も指摘されることがあります。

●各出資社のチェック(特に監督や脚本、俳優など)が入るので、最大公約数の観客を意識した安全パイの作品になります
・テレビ局が製作参加している場合は、地上波テレビ放映を前提とした安全な表現にとどまります。
・各メディア企業が参加するので、認知度の高い人気原作の企画ばかりが優先され、オリジナルの企画が通りにくい。

こうした指摘があるのも一部では間違ってはいません。特に最近は、原作本の映像化やTVドラマの映画版が非常に多いのがそれを物語っています。これらはある程度ヒットが確実で、出資も権利もその妥当性が判断しやすいためです。
しかし実態としてはそれがすべてとも言えないのです。企画立案段階から参加企業を募り、各社間の役割分担から権利調整は主に幹事会社が行います。参加企業も当然途中段階でのチェックはするのですが、基本的には最初に幹事会社が提示した参加条件が優先されるのが実態だと思います。

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振り向けば・・治虫がいる!!

アニメの徒然小道
06 /12 2022
🔶アニメージュとジブリ展の鑑賞から続きのような考察記事となります。記事タイトルは『振り向けば・・治虫がいる!!』となっていますが、そうです。今回のアニメに関する考察記事は、『手塚治虫さん』です。

私は大学時代、アニメ研究会(正式名称:アニ漫交差点渋滞部整理事業課)という何やら妖しいサークル名の中で活動をしていたのですが、入った時に、「手塚治虫先生の漫画読んだことあると思いますけど、どう思う?」とすごい漠然とした質問をされて「よくわからないけど、漫画書いているときにどんな表情して描いているのか、実際に見てみたい!」と答えたことは、今でもよく覚えています。この会では、アニメ番組だけに限らず、漫画でも、ヒストリーでも何でも激論あり、描画、作画あり~の中身でした。(1995年に金欠菌という病魔に襲われ、自主解体したそうな(笑))
日本のアニメや漫画って、昔も今も、観れば観るほど、ほんとにこの手塚治虫さんにぶち当たってしまいます。

今回は、この手塚治虫先生のどんなところが凄いのか?神がかりなその凄さはどこからきたのか?というところを考察し、先生の凄いと評価されているところをわかりやすく列挙してみました。ご存じの方も多いと思いますが悪しからずご容赦を

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①戦争を体験して、九死に一生を得ていること。
手塚先生は昭和3年11月3日生まれで、1941年に大阪府立北野中学校(現在の大阪府立北野高等学校)に入学しています。この頃には日本全国、軍事色が強まっていった時期で、小学校時代とは一転し、漫画を描いているのを学校教練の教官に見つかり殴られたりしています。この時期、仲間内で作った同好会の会誌などで漫画を執筆しながら、手塚版「原色甲蟲圖譜」などイラストレーション図鑑を自作しています。1944年夏には、体の弱い者が入れられる強制修練所に入れられます。学校に行く代わりに軍需工場に駆り出されたりもしています。

1945年3月、戦時中の修業年限短縮で北野中学を4年で卒業。旧制浪速高等学校(現・大阪大学)を受験したものの、漫画ばかり描いていたので、不合格となります。戦時中の勤労奉仕で監視哨をしていた時、大阪大空襲に遭遇、頭上で焼夷弾が投下されるも、九死に一生を得ます。この空襲が、先生の原体験ともいうべきものとなり、後に『紙の砦』(1974年)や『どついたれ』(1979年 - 1980年)などの自伝的作品の中にその様子が描かれています。この体験以降、工場に行くのをやめ、家にこもってひたすら漫画を描くようになりました。

②日本で初めての30分のテレビアニメを作ったこと(鉄腕アトムの誕生)

日本では多くのアニメ作品が毎週30分で放送されていますが、その元祖は、手塚治虫の『鉄腕アトム』です。日本ではこれより前から映画で長編アニメ自体は、作られていました。テレビアニメ自体も色々ありましたが、30分もあるテレビアニメを毎週放送したのは鉄腕アトムが最初です
毎週放送しようとすると、それまでの日本アニメのようななめらかにキャラクターが動く作品は厳しいため、リミテッドアニメーションというセル画を減らして、必要最低限のセル枚数で動いているように見せる手法を採用したのも手塚治虫さんです。まさに手塚治虫さんのおかげで、今のアニメ制作の基礎がつくられたといっても過言ではありません

しかし、テレビアニメーションの世界は、何といってもスポンサー企業の影響をもろ受ける世界です。原作者がよし!(^^♪と思ってもスポンサーが✖と言えば、どうにもならない世界なのです。制作側が頑張って、視聴率が伸びても、スポンサー側に成果が還元されなければ打ち切りになってしまいます。またスポンサー側企業の資金が枯渇したり倒産の影響を受けて放送打ち切りになった作品もかなりあります。この現実には、手塚先生も相当悩まされたはずです。実際、手塚先生の作品でも『ドン・ドラキュラ』という作品はたったの8話で打ち切りになっています。
テレビアニメの世界で制作者側、視聴者、スポンサーが揃って名作の太鼓判を押せる作品というのはそんなにあるものではありません。それでも厳しい世界で、手塚治虫さんは納得のいく作品をめざしてテレビアニメ界で闘っていました。



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👆日本のテレビアニメ昭和徒然史~アトム登場 ご参考までにリンクしています。

③漫画の基礎を造り、映画的な手法をとりいれて日本の漫画を激しく変えたこと。

日本の漫画は、手塚治虫以前だと『のらくろ』などに代表されるように、平面的なものが多く、コマ割りもとてもシンプルな均一なものがほとんどでした。ところが、手塚先生はコマ割りを変えて、さらにコマの中のキャラクター構図を立体的にして描写しました。これによって日本の漫画はとても迫力のある物になり、より面白味が増したのです。現在の漫画も、手塚治虫さんがいなければ成り立っていません。

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👆『どろろ』コミック文庫より。

④ ほとんど寝ずに漫画を描いていたこと

漫画家と言えば、徹夜してひたすら漫画を描き、締め切りから逃げる光景がイメージされますが、手塚治虫さんもまたそんな漫画家人生を送っていました。ほとんど寝ずに漫画を描いていて、寝ていたのはせいぜい3~4時間だったと言われています。しかし、漫画の手を抜くことはなく、とにかくクオリティを高めることに意欲がある人だったため、締め切り直前になってから全部描き直してしまうなど、編集者はなかなか心安まらない生活を送っていたようです。

⑤レジェンド扱いになってからも、時代に合わせて新しい作品を作ったこと

手塚治虫さんは、漫画、アニメ界で一世を風靡しましたが、その後色々な漫画家が登場し、時代も流れていくことで、過去の伝説の人として扱われてしまいます。しかしそこでそのまま忘れられることを手塚治虫さんは良しとしませんでした。時代の流れに合わせて、様々な作品を作り上げていきました。
例えば、プライム・ローズは、1980年代に作られましたが24時間テレビでアニメ化)プライムローズという作品は、当時人気があった美少女系のアニメに影響を受け、主人公がビキニのような鎧を着けた幼めの少女でした。

タイムスリップ10000年プライム・ローズ
👆アニメ『タイムスリップ10000年プライムローズ』(1983年8月・第6回24時間テレビ枠内・特番)

⑥ 病に伏せてもなお漫画を普通に連載していたこと

手塚治虫さんは胃ガンで亡くなっていますが、病に伏せている状況でもなんと漫画を描いていました。しかも普通に連載をしていたと言うから驚きです。遺作は『ネオ・ファウスト』、『ルードヴィッヒ・B』、『グリンゴ』といった作品で、これらが病気のさなかに連載されていました。残念ながらこれらの未完となってしまいましたが、死の直前まで漫画に人生をかけていたのは本当にすごいことです。

⑦ 手がけたジャンルがありえないほど多いこと
手塚治虫さんは、様々なジャンルの作品を手がけています。『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』『どろろ』など、数え切れないほどに漫画を描いています。
失礼な言い方ですが、普通の漫画家は、数もですがここまで幅広いテーマのジャンルの作品を描けないのではないかと思います。恋愛ものが得意な漫画家はそれを中心に描きますし、バトルものの作家ならそのジャンルのものが多くなりがちなのです。手塚治虫さんは、古今東西のあらゆるジャンルで漫画を描いています。

⑧ 漫画、アニメ活動をしながら、実は医師の免許をとったこと

1945年7月に、手塚治虫さんは大阪帝国大学附属医学専門部の試験を受け、合格し入学を許可されています。医学専門部は、戦争の長期化にともなって、軍医速成のため正規の医学部とは別に臨時に大阪帝国大学の学内に付設されたもので、学制上は旧制医学専門学校でした。従って旧制中学校からの入学が可能だったのです。しかし、大阪大学(旧・大阪帝国大学)附属医学専門部は1951年に廃止されています。
漫画執筆が忙しくなると大学の単位取得が難しくなり、手塚治虫さんは医業と漫画との掛け持ちは諦めざるをえなくなりました。教授からも医者になるよりも漫画家になることをすすめられ、また母の後押しもあって、手塚は専業漫画家となることを決めます。しかし、学校を辞めたわけではなく、1951年3月に医学専門部を卒業しています。

さらにここが凄いところなのですが、大阪大学医学部附属病院で1年間インターンを務め、そして1952年3月に第十二回医師国家試験に合格、1953年9月18日に医籍登録もしています。このため、後に手塚は自伝『ぼくはマンガ家』の中で、「そこで、いまでも本業は医者で、副業は漫画なのだが、誰も妙な顔をして、この事実を認めてくれないのである」と述べています。なお医師国家試験についてはジャングル大帝や鉄腕アトムなど連載の執筆をしながら合格しているのです。

私は、大学を卒業し、医療業界に関連する医薬品の業務を通して、多くの医師もみてきましたし、その現場仕事のサポートもしてきました。医師国家試験は、本当に大きな志がなければ、受けようとは思わないし、軽く勉強して合格できるような試験ではありません。手塚治虫さんの自伝の上記のこの言葉は、本心・本音であろうと思います。ただ、ものごころついた頃から漫画・アニメを描き続け、単純で純粋な話、子供のころの心のままに、後先のことなど考えないで好きで突っ走ってきた人生であったろうと思います。その漫画やアニメ創作に注ぐ情熱、集中力、そして行動力といい、漫画家の域を超えていたのではないかと思います。

雑誌のアニメージュだって、ジブリだって、ヤマトも、ガンダムもそのルーツをたどれば、柔和な笑顔の表情に隠された一人の漫画家手塚治虫さんなのです。その秘めた情熱に最高の敬礼をしたいです!!

失敗してもいいから、何事にも一生懸命立ち向かってみよう。そして時には振り返ってみましょう。そこにはきっと笑いながら見守っている手塚さんの笑顔を感じるでしょう。

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👆手塚治虫 1989年2月9日(60歳没)若すぎる(-_-)

本記事は、当時のアニ研資料(アニ漫交差点渋滞ノートより)とウイキペディアより一部引用しています。


【おまけ・日本のアニメの歴史】

そもそも、日本で初めてのアニメ『芋川椋三玄関番之巻』が製作されたのは1917年(*_*)。米国は産業として成功しているが、日本では家内制手工業の域を出ず、立ち遅れているとも言っていい状況。

 最初にアニメ界に登場したのは、1948年設立の東映動画(現・東映アニメーション)です。「東洋のディズニー」と称して故・大川博社長が率いた同社は、1958年に満を持して世に送り出した日本初の劇場長編カラーアニメ『白蛇伝』がヒットします。この成功から、同社は毎年劇場アニメを製作することを決定し、日本のアニメ産業の一角ができました。1963年には宮崎駿氏も入社、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)や『空飛ぶゆうれい船』(1969年)など、後のスタジオジブリ作品のルーツとなるような歴史的な名作が公開されています。
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👆『白蛇伝』(東映動画)

そして、記念すべき第1作は、虫プロダクション制作の『鉄腕アトム』。当時の最優秀マンガ家の最優秀原作をアニメ化したこの作品は、先行する東映動画のアニメーターからは「動く紙芝居」と批評されたが、当時の子どもからすれば、好きなマンガが動くだけで大感激!!

 『鉄腕アトム』が大ヒットし、すぐに後発が現れます。これは日本という国の不思議さです。『鉄腕アトム』から遅れること10カ月、TBSで『鉄人28号』『エイトマン』、NET(現・テレビ朝日)で『狼少年ケン』などが次々と放映されていきます。いずれも子どもたちの心を強くとらえた。(どの作品も懐かしい~)

 にわかに生まれたアニメブームによって『鉄腕アトム』放映から2年後の1965年には14タイトルもの新作が登場、既存作品とあわせて20タイトルが放映される状況となり、制作不可能と思われていた国産テレビアニメ作品が毎日見られるようになったのです。わずか2年間で、民放キー局のゴールデンタイムをアニメが占拠するようになった現象からも分かるように、1963年から始まった『鉄腕アトム』をきっかけにアニメ産業はまさに大驀進です。

日本のアニメ産業が発展するきっかけとなった『鉄腕アトム』だが、その最大の功績はそれまで不可能だと思われていたテレビアニメを実現させたところにあります。
 
当時、最大規模の東映動画では90分の劇場長編アニメを作るのにのべ350人ものスタッフを動員していて、年1作の制作が限界。1960年代以降は年2作を目指し、監督や脚本家のほかに原画5人、第二原画10人、動画30人、トレース10~15人、彩色30人など合計90人ほどの作画スタッフによる制作ラインを2班作り、生産性を上げようと試みたがうまくいきません。90分の劇場アニメを制作するだけでも四苦八苦している中、ケタ違いの分数になるテレビアニメはあまりに非現実的でだったのです。
 
単純計算してみてください。30分番組(CMが入るから、実質20分強)を年50本制作すると考えると、年間トータルで1000分以上。東映動画の手法で制作するなら、単純計算で3000人以上の人員が必要となります。『鉄腕アトム』が始まる前の3年間のセルアニメ生産分数を見ると、1960年は208分、1961年は266分、1962年は308分と徐々に増えてはいるものの(山口且訓・渡辺泰著『日本アニメーション映画史』より)、年間1000分にもなるテレビアニメに対応できるとはとても思えません。
 テレビアニメでは最低でも4~5班の作画班を組んで分業する必要があるのですが、東映動画でさえ2班を確保するのが精一杯の状況で、その倍以上の作画スタッフを確保するなど物理的に不可能なのです。そもそも、日本中のアニメスタッフを全員集めても500人に満たないと言われていました。
 制作スタッフに加えて、製作費も大きな問題でした。東映動画の劇場アニメは約90分で予算は約6000万円、単純計算だと30分番組なら2000万円ということになります。それを年間50本作るなら、合計10億円。当時の物価は現在の5分の1ほどなので、実質50億円という巨額の予算になります。今のテレビアニメの年間制作費はキッズ・ファミリー向けの場合、年50本で5億~6億円であることを考えればとてつもない金額となります。
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👆『太陽の王子ホルスの大冒険』(東映動画)
もちろん劇場アニメのクオリティでテレビアニメを制作するのはありえませんが、当時は前例がないだけに制作費の基準をどこに設定するかが問題になったと思います。1本当たり250万円、あるいは500万円かかるという説もあったが、やってみないと分からないというのが現実だったのです。このような状況下でテレビアニメを制作すると聞けば、誰もが「正気の沙汰ではない」と思ったのは当然です。
 
ところが、その不可能の壁に挑戦した人間がいました。手塚治虫さんです。終戦の年に出会った松竹動画研究所の『桃太郎 海の神兵』でアニメ制作を決心し、『白蛇伝』でその思いをさらに強くした手塚さんは、東映動画から遅れること10年、1961年に手塚治虫プロダクション動画部を設立しました。手塚は東映動画の『西遊記』で原作・構成・演出を初めて経験、『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』でも脚本を手がけていたが、アニメ制作の実務キャリアは絶対的に不足しています。でも、これ以上待てないという思いが制作プロダクション設立に走らせたのです。

1962年には社名を虫プロダクションに改名、富士見台の自宅敷地内に150坪のスタジオを建設し、準備も整い、その第1作として制作されたのが39分のカラーアニメ『ある街角の物語』である。この作品は商業ルートにはのらなかったのですが、「芸術祭奨励賞」「ブルーリボン教育文化映画賞」を受賞し、一定の評価は得られたようです。

そして、その次回作に決まったのがテレビアニメ『鉄腕アトム』です。ところが、手塚さんが制作を決断した時点でスタッフはわずか20人ほど。週1回オンエアできる体制からはあまりにもかけ離れていました。
日本では不可能と思われていたテレビアニメ制作を手塚が決心したころ、米国ではすでに多くの作品が放映されていました。過去に公開された劇場短編映画の放映から始まり、映画館の人気者だった『ポパイ』『トムとジェリー』などが家庭での人気も集めていました。
テレビアニメーション『進め!ラビット』が登場したのは、1949年のこと。プロデューサーのジェイ・ウォードは動画とセル画の枚数を極端に減らし、背景にも同じ場面を何度も使うといった手法を取り入れて、動画など付加価値の低い作業を人件費の安いメキシコに外注した。
ウォードが開発した手法を完成させたのが、ジョゼフ・バーバラとビル・ハンナであった。MGMで『トムとジェリー』の制作者として有名だった2人はアニメーション部門が閉鎖されたので、ハンナ・バーバラ・プロダクションを設立してテレビアニメーションに取り組むようになりました。彼らがテレビアニメーションを制作するにあたってとった手法がリミテッドアニメーションです。フジテレビでは1961年からハンナ・バーバラ・プロダクションの『強妻天国』などを放映していたので、手塚さんはこの制作方法の存在を知っていたのではと思われます。

驚くべきことにハンナ・バーバラ・プロダクションは、1960年代初期にすでに30分サイズのテレビアニメーションを常時4~5タイトル制作できる体制にあったといわれています。MGMやワーナーの劇場アニメーション部門が閉鎖され、テレビアニメーションに人員が流れてきたという事情もあったようですが、手塚さんがアトムの製作を開始するころには米国のテレビアニメーションは絶頂期を迎えていたのです。
 
ただ、米国におけるリミテッドアニメーションの状況について手塚さんも漠然とは知ってはいただろうが、その具体的な手法や制作工程、予算までの知識はなかったと思われます。手塚さんにあったのは、情熱だけであった。
なかば伝説となっているが、手塚がスポンサーである明治製菓に対して提案した『鉄腕アトム』の制作費は1本55万円であった。ただし近年、アニメ研究家の津堅信之氏の著書『アニメ作家としての手塚治虫』で、虫プロダクションは『鉄腕アトム』の制作費として代理店の萬年社から1本につき100万円の補てんを受けていた事実が明らかになった。
 この辺の経緯については広く語られているので割愛するが、当時の55万円は現在では200万~300万円といったところで、現在は1本1000万円ほどで制作していることを考えるとかなり安いのです。しかも当初は制作費が1本につき250万円ほどかかっていたらしく、その差額は手塚さんのマンガ原稿料などで補てんしていました。

この手塚さんが決めた『鉄腕アトム』の制作費が、その後の放送局から支払われる制作費の基準となったため、いまだにその責任を問う声があるのも確かです。しかし同時に、低コストであるがゆえに量産化が可能となり、海外にも進出できたということも事実です。
製作費もさることながら、『鉄腕アトム』の最大の問題は毎週の放映時間までに納品できるかというところにありました。なにせ日本で初めての試みであり、誰も勝手が分からない。圧倒的な人手不足を補うため、制作現場では今までにないような工夫がされるようになりました。
その1つが、原画を描ける5人が1本を責任持って担当するというローテーションシステム。これは1本の監督、シナリオ、絵コンテ、原画という5~6人で1カ月以上はかかる作業を、1人が5週間で仕上げるというという常識外のやりかたです。
だが、各担当が不眠不休体制でひたすら作業に打ち込みますが、それでも間に合いません。納期に追われながら、工夫を重ねるうち、やがて自分たちなりの省略法(=リミテッドアニメ)の道筋が見えてきた。それは「簡単で、動画枚数のかからない、動かし方のパターン」というコンセプト・エンジニアリングを引き出したのです。『鉄腕アトム』を制作する中から生まれたこれらの日本独自の制作スタイルが次第に主流となり、その後の生産性を高める原動力となったのです。

コンセプト・エンジニアリングというのは、松下電器産業で技術顧問を務めた唐津一さんによると「まず目標を定め、それを成し遂げるための方策を新たに編み出す」という発想法。手塚が当時のスタッフに言った「『アトム』はアニメーションではなくアニメです」(杉井ギサブロー著『アニメと生命と放浪と』)という言葉のとおり、無意識のうちにこの手法をアニメ作りに適用していたのです。
具体的には毎週『鉄腕アトム』をオンエアさせるためにどのような制作手法を取ればいいのか逆算したのです。それに沿って制作現場、工程を組み立てたのです。ディズニーのフルアニメーションの呪縛が強かった日本は、手塚の決断によって否が応でもリミテッドアニメの道を歩まざるをえなくなったわけです。

同時期にテレビアニメ制作を考えていた人もいただろうが、そこにどれほどのリスクが潜んでいるのか皆目見当もつかない。従って採算のメドがまるで立たないのです。そういった状況では企業が参入できないのはあたりまえです。
手塚さんが、テレビアニメ『鉄腕アトム』制作を決断できたのは、マンガ家として日本一の人気を誇り、長者番付漫画部門の常連という資力の裏付けがあったからだと思います。恐らく手塚さんがいなければ日本のテレビアニメのスタートはかなり遅れていたはずです。後追いに比べて、最初に挑戦する者のリスクはとてつもなく大きく、失敗していればあれやこれやと間違いなくこきおろされていたはずです。

私は、手塚治虫さんのフロンティア精神は、もっともっと称賛されてしかるべきと考えます。「紙芝居アニメ」といわれた『鉄腕アトム』ですが、子どもたちの熱狂的な支持によって平均視聴率は27.4%、何と最高視聴率は40.3%に達する大ヒット番組となりました。当時、広島の焼け野原から少しづつ復興してゆく街中で、私の幼い頃の住まいは風呂がないアパート住まい。
お隣の銭湯にあるTVで『鉄腕アトム』を観ていたのです。まだまだTVというものが、一般家庭に普及する前の時代の中、一種の社会現象にまでなりました。玩具や食品は飛ぶように売れ、莫大な商品化権収入を得ることになるのです。
古くは1920年代に一世を風靡した米国生まれのキャラクター「フェリックス」に始まり、その後ディズニーによって確立された商品化権収入というビジネスモデルですが、日本では戦前に大ヒットした『のらくろ』が嚆矢となり『鉄腕アトム』によって完成しました。4年間で5億円という驚異的なロイヤルティ売上があったといわれています。
さらに、驚くべきことに、この日本流のリミテッドアニメが米国に売れたのです。買い手は米国三大ネットワークのNBC(実際のオンエアはシンジュケーション)で、価格は1本1万ドル。当時の為替相場は1ドル=360円なので、現在の価値にすると1本1500万円という驚くべき価格となります。
 
当然のことながら、『鉄腕アトム』の大ヒットにより、テレビアニメへの新規参入が相次ぐことになっていくのです。
TCJ(現・エイケン)が『鉄人28号』『エイトマン』、ピー・プロダクションが『0戦はやと』、東京ムービーが『ビッグX』、竜の子プロダクションが『宇宙エース』とテレビアニメの制作をはじめます。最大手の東映動画も『狼少年ケン』『少年忍者風のフジ丸』などで参入し、劇場アニメからテレビアニメへとシフト転換していきます。このような『鉄腕アトム』に続く新規参入者によって1960年代中盤以降、テレビアニメの制作数が増えていくことになったのです。
このように日本のアニメの商業的発展は、『鉄腕アトム』を契機としたテレビアニメとともにあったと言っても過言ではありません。もちろん劇場アニメにおける東映動画の業績も見逃せないのですが、現在製作されているアニメの95%(制作分数当たり)がテレビアニメであることから、その事実はご理解できると思います。

最後に特記すべきことがあるとすれば、1960年代ですでに現在のアニメ業界の枠組みのような流れができ上がっていたということです。東映動画(現・東映アニメーション)、東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)、TCJ(現・エイケン)、竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)などは現在もそのまま制作を続けているが、それらや虫プロダクションから派生した会社をあわせると、現在のアニメ制作主要各社の多くは、1960年代のテレビアニメ勃興期に生まれた会社にルーツを持っています。例えば、スタジオジブリは東映動画、ガンダムシリーズで知られるサンライズは虫プロダクション、攻殻機動隊シリーズのプロダクション・アイジーは竜の子プロダクション、『空の境界』のユーフォーテーブルは、東京ムービーにルーツをもっています。
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👆『空の境界(からのきょうかい)』(終章より)製作:ufotable

こうして考察してみると、日本のアニメの基礎というのは1960年代のテレビアニメ興隆期に大勢がつくられたということです。違った視点から見れば、日本のアニメ制作がいまだに“60年体制”を維持し続けているような気もします。

でも、アニメ・漫画は、楽しめたらそれが最高なのです。そしていつまでも心に残る作品に出逢えたなら、なおまた最高ですね。今回の考察記事は、『日本のテレビアニメ昭和徒然史シリーズ』の初回で紹介して始めるかけっこう悩んだんですけど、やはり日本のアニメ史の中で手塚治虫さんという偉大な先駆者の功績を考えますと、折しも『アニメージュとジブリ展』が開かれているこの時期でと考え紹介させていただきました。長文・乱文の考察記事で失礼いたしました。

次回は、『アニメージュとジブリ展』での鑑賞記念として、スタジオジブリの『魔女の宅急便』(1989年平成元年公開)を紹介したいと思います。アニメの徒然小道は、しばらくはスタジオジブリへ続く道となりそうです。


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のぶさん

さまよえる爺(._.)人生下り坂のアニオタをひた隠してきた還暦越えのバイク乗りの爺でございます。人生、特に極めることもなく、カラータイマーが点滅中(o|o)