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トンネルを抜けると・・不思議な町の世界『千と千尋の神隠し』

アニメの徒然小道
09 /30 2022
🔶たわいのなき拙きブログにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございます。_(._.)_
前記事でご案内しました21年前の2001年に公開されたスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)を今日のアニメの徒然小道でご紹介させていただきます。
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【千と千尋の神隠し・作品概要】
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『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。興行収入は316億8,000万円(“歴代ランキング - CINEMAランキング通信”. 興行通信社 (2020年12月15日). 2022年9月25日現在。)で、『タイタニック』を抜いて、当時の日本歴代興行収入第1位を達成し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位であったランキング記録となっています。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞。
制作のきっかけは、宮崎さんの個人的な友人である10歳の少女を喜ばせたいというものからだったそうです。この女の子は、日本テレビの映画プロデューサー、奥田誠治さんの娘であり、主人公・千尋のモデルになったともされています。企画当時宮崎は、信州に持っている山小屋にジブリ関係者たちの子供を集め、年に一度合宿を開いていた。宮崎はまだ10歳前後の年齢の女児に向けた映画を作ったことがなく、そのため彼女らに映画を送り届けたいと思うようになった(千尋の大冒険 2001, p. 30より).。
映画監督ジョン・ラセターの尽力で北米で公開され、第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。2016年のイギリスBBC主催の投票では、世界の177人の批評家が「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第4位に選出されています。また、2017年にはニューヨークタイムズ選定21世紀最高の外国語映画ランキングで2位に選ばれています。
2016年に行われたスタジオジブリ総選挙で1位に輝き、同年9月10日から19日の10日間、全国5か所の映画館にて再上映された。2020年6月26日より日本372の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『ゲド戦記』とともに再上映され、週末観客動員数で1位となっています。今年、2022年に舞台化もされました。
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【千と千尋の神隠し・あらすじ】
10歳の少女荻野千尋は、両親と共に引越し先のニュータウンへと車で向かう途中、父の近道をしようとひょんな思いつきから森の中の不思議なトンネルにたどり着きます。帰ろうよと両親にせがむ千尋であったが、興味津々の父親につきあわされるようにトンネルを抜け、無人の町へ迷い込んでしまいます。
実はそこには神道の八百万の神々が住んでおり、人間が足を踏み入れてはならない世界だったのです。町の怪しい雰囲気を怖がる千尋をよそに、探検気分の両親は、食堂街の中で一軒だけ食べ物が並ぶ無人の飲食店を見つけ、勝手に置いてあった食べ物を食べてしまいます。

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気味が悪い千尋は、両親を振り切り、昼下がり、食堂街を一人で歩く千尋は、旅館のような大きな建物の前の橋に辿り着き、橋の上から下の線路を走る電車を見ていました。背後からの気配に気づき振り返ると一人の少年が立っています。千尋は、その少年から強い口調で「すぐに戻れ!」と言われます。足早に日が暮れる中、千尋は両親を探すが、店では両親の服を着た大きなブタが二匹いて、食べ物を食い散らかしていたのです。千尋の両親は、神々に出す食べ物に手をつけたため、罰としてブタにされてしまったのです。
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夜になり、千尋は来た道を戻ろうと食堂街の出口に来るが、昼は草原だった所が大河に変わっており、船から降りてくる怪物のような者達を目にしたことでこれは悪い夢だと思い込んでしまいます。悪夢が消えることを願って自分が消滅しそうになるが、警告した少年ハクに助けられます。
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ハクは、八百万の神々が客として集う「油屋」という名の湯屋で働いていました。油屋の主人というのは、相手の名を奪って支配する恐ろしい魔女の湯婆婆で、仕事を持たない者は動物に変えられてしまうと千尋に教えます。千尋は、雇ってくれるよう湯婆婆に頼み込み、契約の際に名を奪われ「千」と新たに名付けられます。そして油屋で働くことになります。
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ハクは、千尋に本当の名前を忘れると元の世界に戻れなくなるよと忠告するのでした。実はハクもまた名を奪われ、自分が何者であったのかを思い出せずにいたのです。しかし、彼はなぜか千尋の存在を知っていて、自分の名前は忘れても千尋のことは覚えているのだというのです。しかし、千尋にはハクの正体に心当たりがないのです。
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ブタにされてしまった両親を助けるため油屋で働き始めた千尋だったが、彼女は人間であるために油屋の者達から嫌われます。油屋にカオナシという正体のわからない化け物が来るが、客だと思い込んだ千尋に親切にされます。その後、千尋は皆から悪臭とひどい汚れの客の相手まで押しつけられる。しかし、彼女の真面目な働きが、客から大量の砂金が店にもたらされると、千尋は皆に一目置かれる存在になります。千尋はその客から不思議な団子を受け取るのです。
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翌日の昼、竜の姿のハクは湯婆婆の命令で、彼女と対立している双子の姉の銭婆から、魔女の契約印を盗み飲み込む。しかし、強力な魔力を持つ銭婆は、ハクに契約印の守りのまじないとヒトガタで重傷を負わせる。だが、彼は傷ついたまま最上階の湯婆婆の部屋に向かいます。傷ついたハクを従業員部屋から見た千尋は、彼を助けようと後を追います。その時、沢山のヒトガタの内一つが、千尋の背中に張り付く。
上に行く途中の彼女と再会した、風呂場から上階の客室に行く途中のカオナシは、砂金で千尋の気を引こうとするが、彼女は断り、先を急ぐのでした。それを見て呆然とするカオナシに、兄役が説明すると誤解して怒りだし、兄役達を飲み込んでしまいます。湯婆婆が部屋を出た後、千尋が部屋に入ると、ヒトガタから銭婆が現れ、湯婆婆の息子である坊をネズミに変え、その隙にハクが尾でヒトガタを叩き破ると、銭婆は消えてしまいます。その後、千尋がハクに不思議な団子の半分を飲み込ませ、体内の契約印と虫を吐き出させ元の姿に戻すが、ハクは衰弱して気絶する。千尋はハクを助けたい一心で、釜爺から電車の切符を受け取り、危険など顧みずに銭婆の所へ謝りに行くことを決意する。
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その頃、客室で千尋に会いたいカオナシが暴れていた。再び彼女と対面したカオナシは、食べ物で千尋の気を引こうとするが、彼女は断り、逆に団子の残りの半分を彼に食べさせ、飲み込まれた従業員達を吐き出させ、助けるのでした。そして千尋は、なぜかついて来た坊と、彼女が油屋から誘い出したカオナシを伴って銭婆の家を訪れます。
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銭婆は千尋を穏やかに受け入れ、千尋は銭婆に魔女の契約印を返しハクの行いを謝り、銭婆は千尋に旅の仲間と協力して人力で作った紫の髪留めを贈るのでした。
一方、目を覚ましたハクは、坊が銭婆の元へ行っていることを湯婆婆に伝える。ハクは坊を連れ戻すことを条件に千尋と両親を解放するよう迫ります。そして帰る手段のなかった千尋を白竜の姿で迎えにいくのです。ハクは銭婆から許しを得て、千尋と共に油屋への帰路につく。その途中で、千尋は自分が幼い頃に落ちた「川」がハクの正体であることに気づくのでした。ハクは、落とした靴を拾おうとして溺れかけた千尋を、浅瀬に運び助けたのだった。千尋が川の名前を告げたことでハクは自分の名前を取り戻します。
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翌朝、臨時休業をしている油屋に帰ったハク達。ハクは千尋と両親を解放するよう湯婆婆に要求します。従業員達も今は千尋の味方であるためハクに賛同するのでした。味方がいなくなり、怒る湯婆婆は、油屋の前に集めたブタの中から両親を言い当てろと千尋に難題を出します。千尋はブタ達を真剣に見つめるとこの中に両親はいないと言い当てるのです。湯婆婆の目論見は外れ、契約書が消滅し、千尋は晴れて自由の身となれたのでした。油屋の従業員達みんなに祝福されながら油屋を去っていくのでした。

昼になり、異世界と人間界の境界のトンネルへの帰り道の食堂街の出口に辿り着くと、夜は大河に変わっていた所が草原に戻っていました。見送るために一緒に来たハクは千尋に、この先には一人で行くこと、この先の帰り道で振り返ってはいけないこと、湯婆婆の弟子を辞めて自分も元の世界に戻るつもりであることを伝え、再会を約束して別れる。トンネルを出るまでは振り返ってはいけないというハクの言い付けを守り草原を歩き続けると、人間に戻った両親がトンネルの前で何事もなかったかのように待っていた。
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思わず振り返りそうになるが必死に我慢して振り返らず、トンネルを抜けて元の世界に戻った千尋が振り返ると、トンネルは最初に来た時とは違う姿に変わり、彼女は異世界のことを忘れる。しかし銭婆から貰った紫の髪留めはトンネルを抜けても残り、輝いていました。そして、車は引越し先に向かっていくのです。
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幼い千尋が川に落とした桃色の靴の片方が、流れていくのです・・・
【千と千尋の神隠し・主な登場人物:キャスト】
(主要人物)
荻野 千尋(おぎの ちひろ) / 千(せん):柊瑠美
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本作の主人公である10歳の少女。荻野家の一人娘。すぐいじける、我儘を言う、すぐ両親に頼ろうとする、典型的な都会育ちの一人っ子。悪く言えば怖がりだが良く言えば慎重で、家族の中では、トンネルを怪しんでいます。焦げ茶色の髪をポニーテールにしている。私服は白色に黄緑色のラインが入った半袖Tシャツに桃色の半ズボンを着ている。靴下は白、靴は黄色。一人称は「私」。千尋やリンを含む湯屋の下働きの少女達の制服は、上下共に桃色の水干、裸足で何も被らない 。ちなみに大人の従業員のナメクジ女の服は2つあります。
両親と共に新しい町へ引っ越してきた日に不思議な世界へと迷い込んでしまいます。彼女の体が消えかけた時、ハクが丸薬を食べさせ元に戻してくれた。神への料理を勝手に口にした罰を受けブタにされてしまった両親を人間に戻し、元の世界に帰るために湯屋「油屋」の経営者である湯婆婆と契約を交わしたことで名前を奪われ、「千」と名乗り湯屋で下働きをし始める。
唯一事情を知った上で、味方をしてくれるハクが差し出した「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作った」おにぎり(具のない塩むすび)を食べ、ずっと自分を心配してくれていたハクの優しさと思いやりに触れたことで、大粒の涙で大泣きします。また、ハクが守ってくれていた私服の中に、引っ越しの際に友人から贈られたメッセージカードを見つけ、自分の名前を忘れかけていたことに気づく。
初めは、仕事の手際も悪かったが、湯屋での経験を通じて釜爺やリンとも交流を深めていきます。リンのセリフによると、兄役から「リンと千、今日から大湯番だ。上役の命令だ」と言われ、二人がさせられた大湯番は本当はカエル男の仕事であり、大湯は汚れた客専門の風呂である。大湯番はカエル男達の千尋への嫌がらせで、風呂釜の中も周りも全く掃除されていなかった。だが釜は後でためた薬湯のおかげでみちがえるほど綺麗になりました。掃除中にカオナシが、千尋に渡そうとして彼女が断り、彼が姿を消す時に落とした大量の薬湯の札の中の一枚を、オクサレ様が風呂に入った後、千尋が使い足し湯ができたので、カオナシと再会した時に「あの時はありがとうございます」と感謝を告げる。
オクサレ様を接客した際には、余りの悪臭に鼻を両手で塞いでしまい湯婆婆に叱られたり、ヘドロ塗れの料金を受け取ると悲鳴を上げて身震いしていた。その料金は、ロマンアルバムでは小判、絵コンテは小判と穴あき銭と記述されている。しかし彼の体にトゲのようなものが刺さっており苦しんでいることを確認すると、従業員達と協力して体から大量のごみを引っ張り出し元の河の神の姿に戻します。河の神を送り出した後、ごみに混じって砂金が発見されたため湯屋に大きな儲けをもたらすことができ、湯婆婆からよくやったと認められ、抱き締められます。この一件から、最初は人間であることから彼女を嫌っていた従業員達からも認められ周囲になじみ始める。
物語終盤ではカオナシにダンゴを食べさせ飲み込まれた従業員を助け、魔法で傷ついたハクを救い、銭婆とも和解させ、過保護に育てられた坊の親離れに一役買うなど活躍する。就寝時、大量のブタの中の両親を見分けられずダンゴを食べさせてあげられなかったという悪夢を見た。ハクがダンゴにより吐き出した銭婆のハンコに、湯婆婆により彼の体内に入れられた虫がくっついていたが、千尋が踏み潰した。千尋はその虫が、ハンコにかけた守りのまじないだと思い込み、銭婆に踏み潰したことを謝った。
銭婆の家から戻る際に自身とハクの出会いを思い出し、彼の本当の名を呼び湯婆婆の支配から解放する。湯婆婆からの謎かけに見事正解したことで無事に元の世界へ戻ることになる。見送りに来たハクとは再会を約束して別れた。湯屋を去る時、全員に「みんなありがとう」「お世話になりました」と挨拶をした。
宮崎のインタビューでは、千尋が油屋に迷い込んだ期間は3日程度としている(ただし最初に迷い込んできた日を1日目とすると、4日目にて元の世界に戻ることが出来たということになる)。
契約書に自分の名前を書くシーンでは、「荻」ではなく「获」と書いている。
ハク / ニギハヤミコハクヌシ:入野自由
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油屋で働いている色白の謎の美少年。外見年齢は12歳。湯屋の男の従業員の中で彼だけが子供に見え、彼の水干は上着が白、袴が青、裸足に草履、何も被らない。緑がかった黒いおかっぱ頭で、常に涼しい顔をしている。湯婆婆の弟子であり魔法使いとしては見習いだが、番頭として湯屋の帳簿を預かっているため従業員達から一目置かれる存在。作中で初めて千尋と会ったときから人間である彼女を助け、支えにもなっている。一人称は「私」。橋の上で湯屋に向かって自分のうろこを吹き飛ばし、目くらましをかけ、従業員達や客達から千尋の姿を見えなくし、人間の匂いも遮る。だがこの魔法は、千尋が橋を渡り始めた時から渡り終わるまで息をしなかった場合に効く。彼女が息をすると魔法が解け、皆に彼女の姿が見え、人間の匂いを出す(魔法が解けた時、湯屋の従業員達が「匂わぬか。人が入り込んだぞ」「人臭いぞ」と発言するシーンがある)。千尋に丸薬を食べさせた後、腰を抜かし立てなくなった彼女の足の上に手をかざし、「そなたの内なる風と水の名において、解き放て」という呪文をかけ、足が動くようにした。食料倉庫の裏口の戸に手をかざして開閉したり、千尋に魔法で湯屋の外階段とボイラー室を見せたりした。
釜爺によれば、千尋同様突然湯屋に現れ、湯婆婆の弟子になることを願ったという。釜爺は「魔女の弟子など、ろくなことはない」と反対したが止め切れず、湯婆婆の手足として利用されるようになった。湯婆婆により体内に虫を入れられた時から、(ジブリスタッフの説も) 湯婆婆が起きている夜は冷たい性格に変わり、彼女が寝ている昼は元の優しく賢い子に戻る。冷たい性格の時は、「ハク様と呼べ」と命令したりする。ニガダンゴと釜爺が飲ませてくれた薬湯により、ヒトガタによるハクの体の表面の傷は治った。
物語の中盤では、千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったおにぎりを差し出し、食べながら泣く彼女を慰めた。また、元の世界に戻る時のために私服も保管していた。
中盤以降は白竜の姿でも登場する。正体は、千尋が以前住んでいた家の近くを流れていた「コハク川」という川(小川)の神だった。本名は「ニギハヤミコハクヌシ」(英語版では Kohaku River とされている)で、名前の由来は饒速日命(ニギハヤヒノミコト) や速秋津彦(ハヤアキツヒコ)とされている。現在は、小川が埋め立てられ、マンションが建っている。ロマンアルバムでは、本性は蛇である。
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銭婆の家から戻る際に千尋が語った思い出話により自分の本当の名前を取り戻す。千尋と再会したことで湯婆婆の支配(体内の虫)と銭婆の魔法(ハンコの守りのまじないとヒトガタ)から救われた彼は、湯婆婆の弟子を辞めることを決めた。そして元の世界に戻る千尋との別れ際、いつかまた会いに行くと約束した。
(千尋の家族)
荻野 明夫(おぎの あきお):内藤剛志
千尋の父親。38歳。建築会社に勤めるサラリーマン。作中で名前は明らかになってはいない。
愛車はアウディ・A4クアトロ。体育会系で、良くも悪くも肝の据わった性格。基本的にどんなことにも物怖じしない反面、後先考えない行動をとってしまいがちな考えの浅い一面も強く、妻に呆れられている。
引っ越しの際、余り道を確認しないまま進んでしまい不思議の町に迷い込む。千尋や悠子の制止を聞かずに面白がって進み続けた挙句、町の飲食店で勝手に食事に手をつけてしまい、妻と共にブタの姿に変えられてしまった。
千尋のおかげで最終的には元の姿に戻ったが、ブタになっていた時のことは覚えておらず、落ち葉に埋もれた愛車を見つけて驚いていた。モデルは日本テレビの奥田誠治さんで、千尋のモデルとなった奥田千晶の父。車の運転や食事シーンに奥田の個性が反映されている。
荻野 悠子(おぎの ゆうこ):沢口靖子
千尋の母親。35歳。
不思議の町に迷い込んだ際、夫より先に勝手に食事をし始めてしまい、共にブタの姿に変えられてしまった。作中で名前は明らかになってはいない。
やや自分勝手な夫に戸惑いながらも、さり気なく夫に寄り添う。娘の千尋に対してはドライに振る舞うことが多いものの、彼女を心配したり気にかけたりする親らしい一面は持ち合わせている。夫同様、最終的には元の姿に戻ったが、ブタになっていた時のことは覚えていない。モデルはジブリ出版部に勤務する女性といわれている。
(湯婆婆とその関係者)
湯婆婆(ゆばーば):夏木マリ
湯屋「油屋」の経営者で正体不明の老魔女。頭が大きく、二頭身という人間離れした体格。
欲深で口うるさく、老獪な人物として描かれている。その一方で息子の坊を溺愛。ハクに言われて坊がいなくなったことに気づき、ハクに詰め寄るほどに激しく取り乱す。作中で様々な魔法を使い、名前を奪って支配する契約や、手を触れずに対象物を動かしたり、鳥に変身して空を飛んだり、光の弾を放ったりする。
人間の世界から迷い込んできた千尋を最初こそ拒否していたが、強引で諦めようとしない彼女に半ば呆れながら雇い、契約の際に名前を奪って「千」と呼ぶ。名前を奪う前に契約書を見て「贅沢な名だねぇ~」と言った。油屋が閉まる明け方になると黒いマントに身を包み、コウモリのような姿になって湯バードと共に遠くへ飛び去っていき、油屋が開く夕方に帰って来る。弟子のハクを体内に忍び込ませた虫で操り、銭婆の持つ魔女の契約印を盗ませるなどの悪事をさせている。
悪事も辞さない横柄な性格だが、一方で経営者としての度量と心意気も持ち合わせており、河の神の汚れを落とし大量の砂金の儲けをもたらした千尋を褒め、腐れ神に近づくことを嫌がった従業員達に千尋を見習うようたしなめる。普段は最上階の自室に籠り、客の前に姿を見せないが、横暴な態度の客の撃退を試みたり、経営者として腐れ神やカオナシなどの客への対応を自ら行うなど、全てを従業員に任せっきりという訳でもない。
銭婆の元から戻ってきた千尋に対し、「数頭いるブタの中から両親を当てられたら自由にする」という謎かけを提示し、全頭従業員が化けたダミーのブタを用意するが、千尋に正解を言い当てられたことで契約書が消滅し、負けを認め彼女を人間界へ帰す。千尋に礼を言われた際には顔を背けていたが、湯屋から去っていく姿を静かに見送っている。
銭婆(ぜにーば):夏木マリ
湯婆婆の双子の姉。声や容姿、服装、髪型まで湯婆婆と瓜二つで、甥の坊が母である湯婆婆と間違えてしまうほど。彼女と同様に強力な魔力を持つ魔女。
紙やカンテラなど無生物に魔力を吹き込んで使いながら「沼の底」という寂れた田舎に住んでいる。本人曰く「私たちは二人で一人前」だが、姉妹仲は良好とは言えず、妹からは性悪女呼ばわりされている。
口調は湯婆婆と似ており、釜爺にも「あの魔女は怖い」といわれている。自身に害を及ぼす者は許さず、湯婆婆の命令で魔女の契約に用いるハンコを盗み出した竜の姿のハクに、千尋が紙の鳥と呼ぶ物(絵コンテなどは〔紙の〕人形〔ひとがた〕と表記、絵コンテは紙の依り代(よりしろ)とも表記)を差し向けて痛めつけたり、ハンコを盗んだ者は死ぬまで命を食い荒らす守りのまじないをかけるなど、評判通り恐ろしい人物であるような印象を見せる。しかし実際は心優しい性格で、千尋に対しても「助けてやりたい(が、この世界のルール上自分にはどうすることもできない)」と言うなど、欲深な妹より物分かりは良い。
ハクに代わって謝りに来た千尋を快く家に迎え入れ、カオナシやネズミ、ハエドリたちも同様にもてなした上で優しく接し、彼らと共に紡いだ手製の髪留めを贈る。その時「お守り」と言った。その後に迎えにやって来たハクのことも快く許し、湯屋へと見送る。また、行くあてのないカオナシを「ここにいて私の手助けをしておくれ」と引き取るなど、面倒見も良い。千尋の本当の名を知り「いい名前だね。これからも自分の名前を大切にね。」と言っている。
坊(ぼう) / 坊ネズミ:神木隆之介
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湯婆婆の息子。赤い腹掛けをした巨大な赤ちゃん。銭婆に「太りすぎ」と評される肥満体型。甘やかされて育てられているため、性格は我儘。怒ると暴れ泣きわめく。怪力で部屋を破壊する。ジブリスタッフによると、彼の体が巨大なのは、(心が)子供のまま(体が)大きくなってしまったことを、象徴しているという。
湯婆婆から「外に行くと病気になる」としつけられており、過保護のもと部屋から出ずに暮らしていたが、物語中盤で銭婆の魔法によって小太りのネズミ(絵コンテは鼡〔ねずみ〕とも表記)に姿を変えられる。ネズミの姿の際の移動は、同じく銭婆に小さなハエドリに姿を変えられ、共に行動する湯バードに運んでもらっているが、湯バードが飛び過ぎて疲れた際は、湯バードを乗せて自分で歩行する。
途中で銭婆の魔法の効力はなくなっていたため自分の意思で元に戻れるようになっていたが、湯屋に戻って千尋と湯婆婆が対面する時までネズミの姿で行動している。ネズミの姿をしていた際に湯婆婆と会っているが、自分だと気づくどころか汚いものを見るような言動をされたことに対し、悲しげな表情を見せた後、怒りを露わにした表情を見せる。
湯婆婆の息子だが「お母さん」や「ママ」とは呼ばない。「ばぁば」と呼ぶ。
千尋と出会って初めて外界を冒険したことで、終盤で千尋達と共に油屋に戻った際、頑なな態度で千尋と両親を人間の世界に戻すことを拒否する湯婆婆を「ばぁばのケチ、もうやめなよ」といさめるほか、笑顔で千尋を見送るなど精神的に成長。物語序盤では立てない様子だったが、中盤で千尋が湯婆婆の部屋に入った後、彼がその部屋に入る時に立って危なっかしくよろめきながら歩く。終盤で千尋達と共に油屋に帰り元の姿に戻った際は、しっかりと一人で立つ。
頭(かしら)
湯婆婆に仕える、緑色の頭だけの怪物。3体いる。中年男性のような顔で、跳ねたり転がったりしながら移動する。
言葉は話せず、「オイ」と声をあげるのみだが感情はあるようで、坊が隣の自分の部屋から出てきた際には怖がる姿を見せている。作中では銭婆の魔法によって坊の姿に変えられるが、お菓子をむさぼり食うその姿に違和感を覚えた湯婆婆によって元の姿に戻されてしまい、正体がばれた後はドアを開けて逃亡した。また、ネズミに変えられた坊とハエドリに変えられた湯バードを叩き潰そうとしていた。常に三つ一緒に行動する。
湯バード(ゆバード) / ハエドリ
首から上は湯婆婆と同じ顔(ただし、顔色は黒い)、体はカラスという不気味な姿の人面鳥。常に湯婆婆に付き従っている。言葉は話せず、カラスのような鳴き声を発する。油屋の見張り鳥である。中盤で銭婆の魔法でハエのように小さい鳥(ハエドリ)にされ、以降は終始この姿で、坊と共に行動。ネズミに変えられた坊を足でつかんで飛ぶこともできる。
坊とは違い、元の姿には戻りたくないようで、最後までハエドリの姿。「湯バード」という名前は劇中では呼称されない。
(油屋の従業員)
従業員の大半はカエル(男衆)とナメクジ(女衆)であり、ヘビ(ハク)と合わせて三すくみの関係にある。

釜爺(かまじい):菅原文太
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油屋のボイラー室を取り仕切っている黒眼鏡をかけた老人。クモのような姿で、伸縮可能な6本の腕を自在に操り、油屋で使われる湯を沸かし、薬湯の生薬を調合する仕事をしている。湯屋の従業員の中で、彼だけが私服、何も被らない。
人間に対する差別意識は無く、突然ボイラー室に現れた千尋に対し厳しめの態度を取りながらも、人間である彼女がいることに騒ぐリンに「わしの孫だ」とうそをつき、庇うなど彼女を気遣い、リンに湯婆婆の所へ連れていくように頼む時に、イモリの黒焼きを彼女に渡した。その後も傷ついたハクを手当し、銭婆の所へ行こうとする千尋に40年前に自分が使い残した電車の切符を渡すなど、千尋のことをささえる。部下に石炭を運ぶススワタリがいる。前述の通り仕事には厳しいが、千尋に対しては本当の孫のように優しい一面も見せる。
リン:玉井夕海
油屋で下働きをしている少女。外見年齢は14歳。一人称は「オレ」、もしくは「あたい」。仕事中は腰に前掛けをつける。口調は荒っぽいが性格はサッパリとした姉御肌。人間である千尋を初めて見た時は驚いて戸惑い、少々きつく当たっていたが、彼女の雇用が決まるとハクから半ば押しつけられる形であったとはいえ、雇用してもらえるように頑張った千尋に対し「うまくやったなぁ」と彼女を認め、湯屋の先輩として千尋に仕事を教える。千尋と共に風呂釜の中の掃除中に、千尋に番台から薬湯の札を一枚持って来させ、札と風呂場の壁の仕掛けの使い方を教えた後、湯を釜に入れるための樋の先端から垂れる綱を、千尋に引かせたりした。
出自は不明で、不本意ながら湯屋で働く自分の運命を呪っており、いつか湯屋を出て海の向こうの町に行くことを夢見る。そのため、雇い主である湯婆婆に対する忠誠心などは無く、湯婆婆やハクのことは呼び捨てで呼び、上司であるはずのハク・父役・兄役らに対してもタメ口で話す。
彼女のほかにも人間の少女と全く変わらない外見をした湯屋の下働きの少女が何人かいる。ほかの従業員は人間である千尋を差別的に嫌っているが、彼女にそういった差別意識は無く、千尋に対してもほかの従業員と同じように接する。カオナシに対しては「千に何かしたら許さないからな」と叫んでいた。好物はイモリの黒焼き。
父役(ちちやく)、兄役(あにやく)、番台蛙(ばんだいかえる):上條恒彦(父役)、小野武彦(兄役)、大泉洋(番台蛙)
それぞれ油屋の従業員達と湯婆婆の間の中間管理職的な役割であろうか、父役はハク以外の従業員の中で最も地位が高く、兄役はその下という位置づけ。
番台蛙は番台に座り、様々な薬湯の札をほかの従業員に渡す役割を担っている。いずれも蛙の化身。この3人は、烏帽子を被り 、水干の上着には色がつき、父役と兄役は白い袴、白い足袋姿。ほかのほとんどのカエル男は、水干は上下共に白、裸足、草履の男性もいて、青蛙以外は烏帽子を被る。青蛙以外のカエル男は、人間化してジャンプ力を失っている。
それぞれ、上にはへつらい下には威張るような態度を取るキャラクターとして描かれている。下の者を見下しており、特に人間である千尋を嫌っている。兄役は、千尋とリンの風呂釜の中の掃除中に「リン、千、一番客が来ちまうぞ」と言って風呂の準備を急がせる。
父役は、千尋がカオナシのいる客室に入った直後に千尋を心配するように、湯婆婆に「千、一人で大丈夫でしょうか」と言ったが、湯婆婆から「お前が代わるかい」と言われ、カオナシが怖くて黙ってしまう場面もあった。
兄役は、カオナシが客として振る舞っていた時に幇間もしていた。彼の言葉を誤解して怒ったカオナシに、傍にいたナメクジ女と共に飲み込まれてしまうが、千尋がニガダンゴを食べさせたことで救出される。カオナシを追い払ってからは、父役ともども千尋に対する態度を改め、同じように救出された青蛙と共に湯婆婆から千尋を庇う姿を見せる。
青蛙(あおがえる):我修院達也
湯屋で下働きをしている蛙。カエル男の中で彼だけがカエルそのものの姿。カエル男の中で彼だけは髪がないためか何も被らず、青い着物、裸足。砂金に目がなくがめつい性格。橋を渡りきる直前に、人間の言葉を話す彼を見て、驚いた千尋が息をして魔法が解け、人間である千尋を最初に見た。橋の上でハクに魔法をかけられ、気絶させられた上に、人間である千尋を見た記憶を消された。オクサレ様が湯屋に近づいて来た時に、橋の上でほかのカエル男達と一緒に「お帰り下さい」と言った。その直後、青蛙だけがオクサレ様の臭気により気絶。
大湯で砂金探しをしていたところ、カオナシの手から出す大量の砂金(土くれ)に目がくらみ、最初に飲み込まれる。その後はカオナシが言葉を発するために声を借りられていたが、千尋がニガダンゴをカオナシに食べさせたことで最後には吐き出される。カオナシを追い払ってからは父役、兄役と共に「千のおかげでオレたち、助かったんです」と千尋を庇う様子を見せる。
ススワタリ
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イガ栗のような形をした黒い体で、その真ん中に二つの目がついている。手足が生えている。釜爺からは「チビ共」と呼ばれている。魔法の力ですすから生まれたらしく、働いていないとすすに戻ってしまう。
釜爺の指示で石炭を抱えて運び、ボイラー室の炉に放り込むのが仕事。休憩時間の際は金平糖を食事として与えられている。千尋の服と靴を預かるなど、釜爺と共に千尋を手助けする。
『となりのトトロ』にも同名の生物が登場するが、本作に登場するススワタリと違って手足がない。
(その他)
カオナシのコスプレ
カオナシ:中村彰男
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黒い影のような体にお面をつけたような姿をしている。
言葉は話せず「ア」または「エ」といったか細い声を絞り出すのみ。コミュニケーションが取れないため、他人を飲み込んで声を借りる。その際はお面の下にある本物の口から話す。飲食するのもこの口からである。焦げ茶色の短い髪が見える場面がある。普段は直立歩行だが、湯屋の従業員の青蛙達を飲み込み、飲食をして巨大化した後、千尋を追う時に2本の手と2本の足を使って四つん這いで走る。姿を消す力も持っている。
相手の欲しい物を手から出す力を持ち、それを手にした瞬間にその人を飲み込んでしまう。ただし、それらは土くれが変化したものに過ぎなかった。橋の欄干で千尋を見かけた時から彼女を求めるようになり、喜んでもらいたい一心で番台から薬湯の札を盗み、千尋に差しだす。雨の夜に、濡れながら湯屋の庭に立っていた彼を見た千尋が客だと思い、戸を開けたままその場を離れた後、彼はその戸から湯屋に入った。
オクサレ様の一件の後、従業員達の就寝時に、青蛙が大湯で砂金探しをしていたところ、砂金をエサに青蛙を丸飲みし、翌日砂金でほかの従業員達を丸め込み、大量に料理を作らせて、風呂に入りながら暴飲暴食し巨大化する。千尋にも砂金を差し出したが断られ、兄役がやってきて説明すると誤解して怒り、兄役と傍にいたナメクジ女を飲み込んで肥大化していく。その後、千尋を客室に呼び出し再び対面し、料理を差し出すが彼女に断られ、さらにニガダンゴを食べさせられ嘔吐すると同時に怒りで暴走し、千尋を追いかけている途中に飲み込んだ3人を全て吐き出して縮み、元の姿に戻る。戻った後は大人しくなり、千尋について銭婆の所へ行き、銭婆の厚意でそのままそこで暮らすことになる。終盤までは、高い段差を上る時や千尋を追う時に2本足が見えるだけだったが、最後に銭婆の家の前で千尋達を見送る時には、常に見える2本足がついている。英語版での名前は "No-Face"。
製作当初は重要キャラではなく、単なる「ハクと千尋が油屋に向かう際、橋の上にただ立っている存在」であったが、結果的に準主役ともいうべきキャラとなった経緯を持つ。
霊々(かみがみ)
神道における八百万神(やおよろずのかみ)で、疲れを癒そうと油屋を訪れる。八百万の名の通り、姿形・性質・性格は様々。
おしら様(おしらさま):安田顕
福々しく肥え太った真っ白な大根の神として描かれる。裏返した朱漆の盃のような被り物をしている。見も知らぬ千尋と突然出会うことになったが、驚くことも物怖じすることもなく、付き添えなくなったリンに代わって、湯婆婆の所へ行く千尋に付き添ってくれる。その後は、扇子を持って舞踊を楽しんだり、茶色の正装姿で、帰る千尋を見送ったりしている様子が描かれている。ちなみに、霊々が船から降りてくる場面や、千尋が湯屋の外階段を降りる直前に橋を渡る霊々が映る場面でも、正装姿である。2柱(ふたはしら)同時に映るシーンが作中にある。ジブリスタッフによると、この神様(名前の由来になった神様もそうらしい)は、子供が好きなので、千尋に親切にしてくれたという。
春日様(かすがさま)
1柱ではなく、続々と参集する様子が描かれており、少なくとも数十柱が訪れている。
人間のような姿をしていながら体は見えず、それでいて物に影を落とす。見えない体に紫の冠を被り、深緋の官衣を着て、見えない顔には舞楽面の一種である蔵面をつけている。蔵面は舞楽の曲目ごとに描かれる顔の図柄が違うが、作中のものは曲目『胡徳楽』などに用いられる蔵面である。移動するのに歩いている様子はなく、空中を浮いて滑るように動く。春日様が列をなして船から降りてくる場面では、宙に浮いた蔵面と体の影が移動しているように見える。その後、陸に上がる直前に蔵面から冠と服が現れる。硫黄の上の湯に入っている。おしら様と連れ立ち、扇子を振って千尋を讃えている様子も描かれている。
牛鬼(うしおに)
大きな頭に鹿の角のような枝角を生やした、ずんぐりむっくりな体形の鬼。性格的にも造形的にも、禍々しい妖怪・牛鬼ではなく、地方祭で親しまれている牛鬼の様である。
オオトリ様(オオトリさま)
元は食べられてしまったり、卵のまま生まれてこられなかったひよこの神様だともいわれる。大勢で風呂に入っている。外を歩く時、大きな葉を頭にのせている。
おなま様(おなまさま)
二本角の鬼の姿、手には包丁を持ち、蓑を羽織っているのもなまはげと変わらないが、蓑は稲藁ではなくくすんだ緑色の木の葉でできている(鹿のような枝角の者もいる)。
一言主様、のの様、あんが様(ひとことぬしさま、ののさま、あんがさま)
厨房で働く蛙男達のセリフ中に名前が登場する。一言主様に関しては、オクサレ様が来た時に逃げる霊々の中に赤い冠に「言」と書かれた神が登場している。
オクサレ様(オクサレさま)/ 河の神(かわのかみ)・河の主(かわのぬし): はやし・こば
水に溶けた流動性の高い泥が集まって巨大な一塊になったような姿をしていて、這うように移動する。動くたびに泥が体の表面を流動する。その泥は人間が河に捨てたごみと汚れをたっぷり含んだヘドロで、それゆえにすさまじい悪臭を放つ。その臭気は朝食としてリンが調達してきたご飯を少し離れた所からでも一瞬で腐らせてしまう。湯婆婆を始めとする湯屋の者は皆慌てふためきながら迎え入れることになる。リンがまだ朝食の調達から戻っていなかったので、千尋だけが湯婆婆の命令で、彼から料金を受け取り、世話をした。これほどひどい汚れは千尋とリンが、オクサレ様が湯屋に来る直前の風呂釜の中の掃除中に、こびりついた汚れを落とそうとしてためた薬湯では落ちなかった。
千尋が足し湯をしようと、薬湯の札と風呂場の壁の仕掛けを使った。その後、ヘドロに足を取られながらも釜へ進んでいき、釜の上の綱を右手で引くと同時に、釜の縁をつかんでいた左手が滑り、釜の中に転落し、底にたまっているヘドロに頭から埋まってしまう。逃れようともがく千尋の体を引き抜いて助け出してくれたのはオクサレ様。湯屋の者は、彼を本物のオクサレ様、つまり「腐れ神(くされがみ)」 だと外見だけで決めつけていて近づかず、リンは釜爺にありったけの薬湯を出すように頼みに行っていて、千尋だけが世話をしていたので、オクサレ様の体に刺さって抜けない棘のようなものに千尋だけが気づき、従業員達と協力して引き抜いたことで、長年にわたってオクサレ様の体の表面についたり、飲み込んでしまったごみや汚れが、堰を切ったように吐き出され流れ落ち、神は本来の姿を取り戻す。
湯婆婆曰く、正体は「名のある河の主(河の神)」。その姿は、河の流れそのものであろう半透明で不定形な長い龍のような体(ロマンアルバムでは白蛇の体)に、能面の「翁」の仮面の様な顔を持つ、優しそうでありながら神々しいものであった。河の神は「よきかな、よきかな」と言った後、笑い声をあげながら湯屋の高所にある格式高い唐破風の大戸から飛び去っていく。去り際には世話になった千尋に謎の団子「ニガダンゴ」を与える。湯屋には大量の砂金を残していった。
お台所さま(おだいどころさま)
千尋が息を止めてハクと橋を渡る際に登場。頭に大きな笠を被り、笠の縁から包丁や鍋等の台所用品をぶら下げている。
むすびさま
千尋が番台蛙に薬湯の札を貰いに来た時に登場。ピンク色の体で葉団扇を持っている。縁結びの神であり、「むすびさま」の愛称は、読者の一般公募で決められた(アニメージュ誌上にて)。
石神様(いしがみさま)
オクサレ様が来た日に、春日様と共に蓬仙湯に予約を入れていた神。名前のみ登場。
(人間)
理砂(りさ)
名前のみ登場する。千尋が引っ越す前に通っていた学校の友人。
千尋が引っ越す時、「元気でね また会おうね」と書かれたお別れのカードをスイートピーの花束に添えてプレゼントした。名前を奪われて「千」になってしまった千尋が、お別れのカードに書かれていた「ちひろ」という名前を見て、自分が「千尋」であることを思い出す。
【千と千尋の神隠し・その不思議な舞台設定】
湯婆婆が経営する、八百万の神が体を休める「油屋」(あぶらや)という屋号の湯屋が舞台。油屋は一見和風建築であるが、土台部分はコンクリートであったり、ボイラーやエレベーターといった近代的な設備となっている。和風に装っているのは表面部分だけ。最下層にボイラー室と機械室、その上に従業員用のスペースがあり、湯婆婆とハク、釜爺以外の従業員達はそこで寝泊りします。上階が男性従業員の部屋、下階が少女と女性従業員の部屋で、大部屋に大勢で寝る。従業員の生活空間は裏側に配置されており、神々の出入りする正面側からは見えない。油屋正面とその上階が営業スペースとなっている。中に大きな吹き抜けがあり、下には様々な種類の風呂が配置、その上を取り囲むように宴会場や客室が配置されている。さらに、その上には湯婆婆の洋風の建築様式の個人宅となっている。河の神が使った大戸は空を飛べる(上級の)神用の出入りであり、一階玄関はそのほかの客用の出入り口となっている。

千尋達は最初に、トンネルのある時計台のような建物に迷い込む。そこから先は、廃墟が点々ある緩やかな草原がある。川を渡り、食堂街に出る。時計台と食堂街を区切る川は、昼は小川の顔をしているが、夜になり神々が訪れる時間になると草原全体が大河に変わり、船が行き交う。また、夜は時計台の周囲には町が現れる。異世界はあらすじ通りに日中の時間の流れ方が人間界と違って早い。また、時計台の文字盤によると異世界は夜が長い。その上、一晩ごとに月齢が違い、千尋が河の神の世話をした直後が満月の夜、翌日千尋が銭婆の家から湯屋に帰るのが半月の夜。食堂街を抜けると大きな灯籠のある広場に出、そこから延びる橋が湯屋の正面入り口に繋がっている。食堂街の周囲には、両親の収容されている畜舎や冷凍室、花園などが配置されている(花園では季節の異なる花々が同時に咲き乱れています。湯屋側から見ると、畜舎は突き出た絶壁の上に建っている。町と湯屋を繋ぐ橋の下(つまり裏を含む湯屋の周囲)は大平原で、雨が降ると海になる。橋の下には海原電鉄(架線は無い)が走っている。単線の一方通行で、今は行きっ放しである(釜爺によれば、昔は帰りの電車があったという)。千尋が乗る駅は湯屋の裏で建物から離れた位置にある。途中には千尋が降りる「沼の底」駅があり、ほかに乗客の降りる沼原駅なども出てくる。
【千と千尋の神隠し・製作スタッフ、公開データ】
(映像制作)
製作:徳間康快(2000年9月20日まで)、牧田謙吾(2001年1月17日まで)、松下武義(2001年1月18日より)
音楽 音楽・指揮・ピアノ:久石譲
音楽 演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、賀川愛
原画:稲村武志、山田憲一、松瀬勝、芳尾英明、山森英司、中村勝利、小野田和由、鈴木麻紀子、松尾真理子、田村篤、米林宏昌、藤井香織、山田珠美、二木真希子、百瀬義行
山下明彦、武内宣之、古屋勝悟、倉田美鈴、山形厚史、君島繁、山川浩臣、大杉宜弘、田中雄一、金子志津枝、浜洲英喜、古川尚哉、小西賢一、大城勝、大平晋也、橋本晋治
中山久司、高野登、篠原征子、石井邦幸、山内昇寿郎
テレコム・アニメーション・フィルム(田中敦子)
動画チェック:舘野仁美、鈴木まり子、斎藤昌哉、大橋実
動画:手島晶子、中込利恵、野口美律、伊藤望、大西綾、海内努、横田匡史、佐藤雅子、笹川周子、鶴岡耕次郎、片野美桜子、今野史枝、高橋直子、小田剛生、山田伸一郎、奥村正志
島田育子、アレキサンドラ・ワエラウフ、坂野方子、大村あゆみ、北島由美子、真野鈴子
東誠子、西戸スミエ、槇田喜代子、富沢恵子、コマサ、土岐弥生、椎名律子、岩柳恵美子、藤森まや、伊藤由美子、鳥羽明子、安達晶彦、松下敦子、梅林由加里、太田久美子、矢地久子
宮田知子、大塚美穂
山浦由加里、近藤梨恵、辻仁子、岩上由武、谷平久美子、西河広美、大橋雅央、中島弘晶、矢野守彦、藤谷尚子、中本和樹、中野洋平、中里舞、寺田久美子、岡本恭子、小川令人
佐伯忍、山田里子、堀元宣、大曲健克、藤木秀人、石井邦俊、阿部真一、大久保千夏、関暁子、井下信重、見陰智史、平井久美、細萱明良、牧野大介、藤井栄美子、渋谷勤
服部聡志、斉藤佐保、山田知香子、小松崎純子、榎本花子、田中春香、松林唯人、渡辺秀雄、柴田由香、錦織敦史、丸山友、村田康人、中島由喜、小松田大全、酒井怜子、塩谷直義
山下宗幸、森崇、植田和幸、猪股雅美、藤あや子、平川梨絵、杉山了蔵、位下ゆかり、寺田真佐子、後藤奈津子、山本理恵
D.R DIGITAL
趙鉉美 宋賢珠 金恩寧 徐金淑 安美京 張哲豪 權卜徑 金知恩 全賢珠 許英美 尹美卿 李惠姓 李美玉 片恩美 崔熙恩
鄭炫守 成知英 鄭晟姬 朴昭花 俆眞赫 邊恩順 邊惠順 李守相 金貞姬 朴支賢 朴淑和 朴英淑
動画協力:アニメトロトロ、オープロダクション、スタジオコクピット、スタジオたくらんけ、グループどんぐり、中村プロダクション、GAINAX、動画工房、スタジオ九魔
Production I.G、スタジオムサシ、スタジオ・ブーメラン、スタジオディーン、スタジオ雲雀、ラジカル・パーティー、キリュウ、夢弦館、AIC
SHAFT、LIBERTY SHIP、MADHOUSE
美術監督:武重洋二
美術監督補佐:吉田昇
背景:男鹿和雄、平原さやか、福留嘉一、田中直哉、春日井直美、伊奈涼子、長田昌子、石原智恵、矢野きくよ、糸川敬子、増山修、斎藤久恵、菊地正典、長縄恭子、佐々木洋明、山本二三
スタジオ風雅(永井一男)
小倉工房(小倉宏昌、久保田正宏)
色彩設計:保田道世
色指定:山田和子、野村雪絵
仕上検査:守屋加奈子、織田富美子、石井裕章
デジタルペイント:森奈緒美、井関真代、杉野亮、大山章博、鵜飼由美子、岡田理恵、柴山智隆
高橋プロダクション/T2Studio
高橋加奈子、那須亜紀子、南城久美、横山由妃、斉藤美智子、清水亜紀子、大蔵芙美乃、飯島弘志
D.R DIGITAL
咸善基
JEM
金炳烈 金泰鍾 李恩暻 李道熙 金美仙 韓今伊 許李慶 安明會 崔順花 朴那珹 金明淑 金明善 尹恵燁 金珍旭
デジタル作画監督:片塰満則
デジタル作画:泉津井陽一、軽部優、佐藤美樹、山田裕城、刀根有史
CGエンジニア:井上雅史
システム・マネージメント:北川内紀幸
映像演出:奥井敦
デジタル撮影:藪田順二、高橋わたる、田村淳
録音演出:林和弘
整音:井上秀司
音響効果制作:サウンドリング、アニメ・サウンド・プロダクション
音響効果:伊藤道廣、野口透
音響効果助手:村上大輔、古宮理恵
音響効果協力:森川永子、上田文子、宮澤麻由加、成田一明、阿部敏昭
キャスティング・プロデュース:PUG POINT(畠中基博、八木桂子、安直美)
音楽制作:ワンダーシティ(関島雅樹、伊藤聡一郎)、スタジオジブリ(稲城和実、古城環)
音楽著作権:長井孝
音楽ミキサー:大川正義
オーケストラレコーディング:田中信一
サラウンドミックス:浜田純伸
アシスタントエンジニア:秋田裕之
CD制作: 徳間ジャパンコミュニケーションズ 岡田知子
録音スタジオ 音楽収録:ワンダーステーション、すみだトリフォニーホール
効果収録:東宝サウンドスタジオ
録音所:東京テレビセンター 高木創 今泉武 佐竹徹也
タイトル:真野薫
リスマーク:マリンポスト
編集:瀬山武司
編集助手:水田経子、内田恵、武宮むつみ
編集所:瀬山編集室
監督助手:高橋敦史、宮地昌幸
制作担当:高橋望
制作デスク:神村篤、望月雄一郎、田中千義
制作進行:居村健治、斎藤純也、田代英一郎、伊藤郷平、松原法史
制作事務:佐々木千賀子
プロデューサー補:石井朋彦
制作業務担当:野中晋輔
制作業務デスク:川端俊之、渡辺宏行
渉外:荒井章吉
キャラクター商品開発:今井知己、浅野宏一 井筒理枝子
出版: 田居因、筒井亮子、渋谷美音、高畑菜穂
管理担当:島宮美幸
経理:一村晃夫、伊藤久代、山本珠実
総務:石迫太成、洞口朋紀、熱田尚美、藤津英子、駒形正吾、沼沢スエ子、渡辺ミツ
協力 自動車取材:アウディジャパン、アルパイン
協力 油屋取材:草津温泉、ホテルヴィレッジ、清重館、阿多良窯
協力 町取材:鹿児島県屋久町役場
協力 農場取材:澤井農場、屋久町養豚家の皆さん
協力 入浴剤取材:山口雲母工業所
海外プロモート担当:スティーブン・アルパート、森吉治予、武田美樹子、網崎直
予告篇制作 :ル・エンタープライズ 板垣恵一
現像 会社:IMAGICA
現像 タイミング:平林弘明
現像 フィルム・レコーディング:豊谷慎吾、柴田祐男、本間政弘
現像 カラー・マネージメント:石井亜土、遠藤浩平
現像 ラボ・コーディネート:西尾洋史朗
現像 ラボ・マネジメント:川又武久
DOLBY フィルムコンサルタント:森幹生、河東努、コンチネンタル ファーイースト
DOLBY 光学録音:上田太士
DOLBY デジタル光学録音:西尾昇
DTS マスタリング:津司紀子、相川敦
アニメーション制作:スタジオジブリ
プロデューサー:鈴木敏夫
原作・脚本・監督:宮崎駿
上映時間:125分
配給:東宝
公開:2001年7月20日
興行収入:316億8,000万円
製作委員会
総指揮:徳間康快(2000年9月20日まで)、氏家齊一郎(2000年9月21日より)
代表:松下武義(2001年1月18日より)、氏家齊一郎(2000年9月20日まで)、成田豊、星野康二、植村伴次郎、佐々木幹夫、山本哲也
代表委員:牧田謙吾、桂田光喜、俣木盾夫、相原宏徳、板橋徹
推進指揮:間部耕苹、萩原敏雄、林田洋、小島順彦
推進委員:岩渕徹、細川知正、植村徹、二宮清隆
広報:西岡純一、長澤美奈子
プロデューサー:菊川幸夫、中谷敏夫、渡辺哲也
実行委員:徳間書店(秋本一、三ツ木早苗、伊藤純子、室井實、斎藤信恵)、日本テレビ(佐藤孝吉、棚次隆、戸谷仁、伊藤和明、井上健、大塚恭司、嵓渕有子、小槌裕子)、電通(下條俊隆、気賀純夫、遠谷信幸、種村達也、曽我有信)、東北新社(中島信也、薬師寺衛、小坂恵一、小西啓介、池田大)、三菱商事・ディーライツ(橋本毅、安念彌行、西尾直彦、早川聡子・鈴木大三、新井紀乃)、ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン
製作担当:奥田誠治、福山亮一
企画協力:アニメージュ編集部 松下俊也
宣伝 プロデューサー:市川南
宣伝 係:東宝(大垣敦生、菊地裕介)、メイジャー(脇坂守一、岡村尚人、土屋勝、小柳道代、福田のぞみ、菅野泰史、中西藍、原美恵子、細川裕以、折原裕之)
宣伝 特別顧問:徳山雅也、矢部勝
キャッチコピー:糸井重里
特別協賛:日本生命
CM:ローソン(山﨑文雄)
特別協力:読売新聞
配給:東宝
(以上、特に注記のないものはロマンアルバム 2001, pp. 102–103より抜粋)

千と千尋の神隠し』は、現在視聴できる配信先はありません。TSUTAYA DISCUSのレンタル宅配サービスであれば、視聴できると思います。詳細はTSUTAYA DISCASで。

【千と千尋の神隠し・主題歌】
「いつも何度でも/いのちの名前」(いつもなんどでも / いのちのなまえ)は、木村弓の1作目のシングル。2001年7月18日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売されました。


👆いつも何度でも/木村 弓
👆いつも何度でも /作詞:覚和歌子、作曲:木村弓
スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』の主題歌。元はお蔵入りになった映画『煙突描きのリン』のために制作されました。歌詞の最初の2行までは木村さん自身が考えましたが、後がうまく思いつかなかったので、友人の覚和歌子さんに作詞を依頼したとのこと。


👆いのちの名前 (木村弓) arranged 2021ver./ダズビー COVER
いのちの名前
『千と千尋の神隠し』のテーマソング。映画全体の音楽を担当した久石譲の作曲による。『千と千尋の神隠し サウンドトラック』にも収録されている楽曲「あの日の川」に、覚和歌子さんが歌詞を付けたものです。
♬いのちの名前 
作詞:覚和歌子、作曲・編曲:久石譲
★ダズビーはミュージッククリエイターとして活動する20代の女性韓国人歌い手です。2011年からニコニコ動画でボカロ曲をカバーする「歌ってみた」動画の投稿を開始し、音楽活動を始めました。ボカロ曲やJ-POPを中心にカバーしており、日本人とも思えるような流暢な発音で日本語の楽曲を歌っているのが印象的。

【千と千尋の神隠し・受賞について】
2002年2月6日、第52回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品。同映画祭コンペ部門の長編アニメーション映画の出品は初めてとなります。2月17日、最優秀作品賞である金熊賞を受賞しました。ポール・グリーングラス監督『ブラディ・サンデー』と同時受賞。世界三大映画祭で長編アニメーションが最高賞を獲得するのは史上初。

2003年2月12日、第75回アカデミー賞長編アニメーション部門へのノミネートが決定。3月23日の授賞式で受賞が発表されました。2020年現在に至るまで、同部門を受賞した日本のアニメーションは本作のみです。また手描きのアニメーションとしても唯一の受賞作となります。授賞式には宮崎さんの代理で鈴木敏夫さんが出席する予定だったが、アメリカ合衆国が主体となり2003年3月20日から、イギリス、オーストラリアと、工兵部隊を派遣したポーランド等が加わる有志連合によって、イラク武装解除問題の大量破壊兵器保持における進展義務違反を理由とする『イラクの自由作戦』の名の下に、3月20日に米軍を中心とする有志連合がイラク進攻を開始し、事態が緊迫化したため、断念しています。宮崎さんの受賞コメントは次のようなものになっている。

「いま世界は大変不幸な事態を迎えているので、受賞を素直に喜べないのが悲しいです。しかし、アメリカで『千と千尋』を公開するために努力してくれた友人たち、そして作品を評価してくれた人々に心から感謝します。」(原文のまま)
— 宮崎駿、

参考文献資料等
DVD:『千と千尋の神隠し』販売会社/発売会社:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
徳間アニメ絵本 :『千と千尋の神隠し―Spirited away』徳間書店。ISBN 4-19-861406-7。
ロマンアルバム編集部 :『千と千尋の神隠し―Spirited away』徳間書店。ISBN 4-19-720169-9。
奥田千晶「プロデューサー奥田誠治が語る「もうひとつのジブリ史」(第18回) 千と千尋の神隠し : その後の千晶の物語」『熱風』第14巻第5号、スタジオジブリ、2016年5月、 48-58頁、 NAID 40020846793。
奥田誠治「プロデューサー奥田誠治が語る「もうひとつのジブリ史」(第19回) あらためて「千と千尋の神隠し」のはなし」『熱風』第14巻第6号、スタジオジブリ、2016年6月、 68-77頁、 NAID 40020877923。
【千と千尋の神隠し・考察、考察】
本作は、21年前とはいえ、世界に日本のアニメーション作品の魅力を浸透させた作品の代表作としてあげられることは、多くのご覧になられた方が、ご周知のことと思います。この作品に対する感想を個人的な意見も入るとは思いますが、率直なところで記したいと思います。
この作品の第一の魅力は、まず、『画力』があげられると思います。その画力を引き出すための演出も特筆すべきものだと感じます。これは宮崎駿さんの作品には、『絵で設定を語る』という傾向があると思いますが、本作では特に顕著にそれがでていると思います。
それは、劇中の冒頭部分から表現されています。千尋が両親と引っ越しのため、迷い込んでトンネルを抜け、異世界な街に迷い込むシーン。父親の母親にどこか遠慮しているような目線や態度、母親の千尋に対するどこか素っ気ない素振りなど。観ている方の想像力を掻き立てられるような徹底した繊細な作画です。
そしてその精密な画力に加え、異世界が昼から夜の顔の異世界へと変貌するという演出。ファンタジーアニメ作品とはいえ、観ている私達の想像力を掻き立てられる描写がテンポよく進んでいきます。
そして、ラストは大団円の盛り上がり後に、ハクとの別れがあり、千尋の名前を取り戻して元の世界に戻っていきます。
でもちょっと変わったのは、千尋が異世界の街を忘れても新たな経験をした千尋は、また一歩成長したのです。
こんな経験ありませんか?
初めてあった人なのに、段々お互い、顔がほころんで、お互い話が盛り上がって、「じゃあ、またね~」

「あれ、さっきの人、名前なんていったけ?」

「まあ、いいや。また、必ず会えるよ♪きっと。そんな気がする」

何故か、うれしくなって顔も心も晴々・・・。『千と千尋の神隠し』には、心も顔も優しくなれるやさしき感性の香りが漂う作品だと思っています。

妻が『千と千尋の神隠し』、「これ、また観たくなるねとポツリ(^_^;)

過去作ですが、本作がお近くで再上映の情報があった際は、劇場でご覧になられたことのない方は、是非、劇場に観に行かれてください。ビデオなどでは伝えきれないものを感じることができると思います。



 
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劇場映画と人生徒然🎥

アニメの徒然小道
09 /29 2022
🔶前回のアニメの徒然小道では、『もののけ姫』でアニメ作品と故友人と私の思い出備忘録になりました。人生には、ほんとに色々な道があります、平坦な楽な道かと思えば、急な上り坂もあれば下り坂もあります。と思えば、突然道がなくなってしまう時もあります。

正直言って、友人が亡くなって2~3年くらいはなんといって表現してよいかわからないくらい間の抜けた、日々を過ごしていたような気がします。アニメ好きの私が、何を観てもあまり感じないのであります。

妻もふ抜け面の私のことをを気にしてか、この頃、私をよく映画に誘ってくれていました。妻は映画に関しては、洋画を好みます。はっきり言ってアニメはダメです。今日は、当時夫婦二人でその頃、見た懐かしい映画をチラ紹介です。このアニメの徒然小道では、アニメだけの視点にこだわっていませんので、ご了承くださいませ。


「タイタニック」予告編より
👆1997年12月20日日本公開『タイタニック』
『タイタニック』は、ジェームズ・キャメロン氏による監督・脚本・共同製作・共同編集。ジャンル的には世界最大の海難事故「タイタニック」事故をベースにした、1997年のアメリカの叙事詩的パニック映画となるでしょうか。
出演俳優は、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、キャシー・ベイツ、フランシス・フィッシャー、バーナード・ヒル、ジョナサン・ハイドらが出演。

沈没事故の再現には、スケールモデルやCG、バハスタジオで製作されたタイタニック号の復元模型なども使用されています。パラマウント・ピクチャーズと20世紀フォックスが共同出資し、パラマウント・ピクチャーズが北米で、20世紀フォックスがその他の地域で配給しました。製作費は2億ドルと、当時の映画界では最も高額な作品となった。日本での興行収入は262.0億円(※3D版の興行収入は含まれていない)配給収入は160億円。
セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」は、アカデミー歌曲賞を受賞しています。

本作を劇場でご覧になられた方は、沈没していくタイタニックを表現するするのに、水面近いカメラワークによる、迫力あるシーンをご記憶の方も多いと思います。

この1997年版の『タイタニック』には、スピンオフ的なアニメ作品は、2作存在しています。しかし、その1作はあまりのも荒唐無稽なストーリー(全員が助かるという設定)。他1作は本家作の興行成功による嘲笑的作品で紹介に値しません。


ハリー・ポッターと賢者の石【予告編】
👆2001年12月1日日本公開。妻の大好きなハリーポッターシリーズ妻はこのシリーズが大好きである。このシリーズ7作は、劇場ですべて観ました。


ハリー・ポッターと秘密の部屋 予告編
👆2002年11月23日公開 。
このハリーポッターシリーズは、1990年代のイギリスを舞台に、魔法使いの少年ハリー・ポッターの学校生活や、ハリーの両親を殺害した張本人でもある強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語です。1巻で1年が経過していきます。

第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』がロンドンのブルームズベリー出版社から1997年に刊行されると、まったく無名の新人による初作であるにもかかわらず、世界的ベストセラーになりました。子供のみならず、多くの大人にも愛読され、児童文学の枠を越えた超人気作品として世界的な社会現象となりました。73の言語に翻訳された本シリーズの全世界累計発行部数は2018年12月1日の時点で5億を突破しており、史上もっとも売れたシリーズ作品となっています。
すぐそこに魔法の世界があるような、ファンタジー描写の作風は素晴らしい。

しかし、正直言って、映画シリーズも続いていくと、マンネリ化してしまいます。(*’U`*)


『千と千尋の神隠し』 特報【6月26日(金)上映開始】

👆2001年7月20日公開
『千と千尋の神隠し』は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。制作はスタジオジブリ。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。
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アニメ好きでもない妻が、絶対観に行きましょう!!と言って二人で初めてみたアニメ作品です本作の紹介、考察、感想はは次回で記したいと思います。『千と千尋の神隠し』は、見事に描写されたおとぎ話であり、眩惑的、魅惑的作風が世界でも評価されました。


映画『ロード・オブ・ザ・リング』本予告 2022年9月16日(金)IMAX劇場公開
👆『ロード・オブ・ザ・リング』2002年公開。動画はIMAX劇場公開用にリマスター再編集されたもの。
「ロード・オブ・ザ・リング」(The Lord of the Rings)は、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とし、ピーター・ジャクソンが監督・共同脚本を務めた叙事詩的ファンタジー冒険映画三部作です。
ファンタジー作品とはいえ、指輪をめぐり、人の限りない欲望と争いを圧倒的なスケールで描写展開されている作品です。

本作には、1978年に原作『指輪物語』をアニメ映画化して公開されています。

この三部作も、一緒に観に行きました。

私が個人的に思うに、劇場映画の良さは、何といっても映画館でその映画作品の臨場感を体感できることが一番だと思います。昔、こんなことがありました。私が高校受験で失敗して、景気づけに叔母が映画を観に行こうと(ただ単に叔母が見たかったのだろう)。
映画館に足を運ぶお客さんの動機は色々です。見たい作品で来る人、私みたいに誘われてきた人、突然デートがドタキャンで一人で寂しく観る人、時間つぶしで来る人、でも、みんな映画に釘付けになり、笑ったり、泣いたりみんなが同じ時間で同じ作品を共有している臨場感を味わうことが魅力なのだと思います。

あの沈んだ気持ちの頃、よく映画観にいこうと誘ってくれた妻には、大変感謝しています。

次回は、アニメ嫌いの妻が「これはすごい!!」と評した『千と千尋の神隠し』。過去作で、個人的ではありますが、考察、感想などを。予告してまでするのは初めてです。 



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廣久葛本舗 十代高木久助

日記
09 /27 2022
🚘25日の日曜日に朝倉市秋月まで、ドライブとブラあるきを兼ねて行ってまいりました。朝倉市秋月は、私達夫婦の高確率出現ゾーンでございますが、人間段々年をとってまいりますとあちらこちらに動き回るよりも、気に行ったところを深堀していくほうが、何やら癒されます(*^_^*)

とは、申しましても何か目的があっていったのがここ。廣久葛本舗 十代高木久助 です。簡単に申さば、本葛作りの店です。秋月に良くこられるかたであれば、このお店はよくご存じの方も多いことと思います。

葛は、風邪をひいた時、お腹をこわした時、赤ちゃんの離乳食・ご病人の流動食・介護食・食欲のない時など体を温める優しい食べ物として昔からよく知られています。

我が家では、近頃、ドッグ(ポメラニアン、モコちゃん)フードに混ぜて使うとよく食べるので、お買い上げのための突撃訪問となりました。🐕

高木久助2


お店は、昔からのたたずまいで落ち着きます。お店の裏側に無料駐車場もあるのでナイスでーす。


高木久助4

店内は、こんな感じです。少ないがテーブル席もあります。

葛餅季節限定1

季節限定の冷やし葛きり。黒蜜ときな粉の甘みと使っての独特の葛きりの独特の感触がたまらない。

少々、お高く感じるかもしれませんが、これは、年々、純国産天然原料となる葛根が、年々採れなくなってきているためだとか。


秋月に行った時は、是非立ち寄ってみてください。


 

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忘れられない133分『もののけ姫』

アニメの徒然小道
09 /26 2022
🔶お祭りのような5日連続の『ハニーフラッシュ💛』終え、1997年に戻ります。今回記しておきたいアニメ作品は『もののけ姫』です。今回、この作品に関しては、友人から「あんたと観に行きたい」といわれ、25年前に映画館に行った日のことが、生涯忘れることのできない133分となってしまいました。若い頃の思い出話として(作品紹介は軽めにしています)。

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【もののけ姫・作品の概要】

『もののけ姫』は、1997年にスタジオジブリが発表した長編アニメーション映画作品です。監督は宮崎駿さんです。興行収入は、201.7億円を記録し( “歴代ランキング - CINEMAランキング通信”. 興行通信社 (2020年4月12日). 2022年9月25閲覧日。)、当時『E.T.』がもっていた日本の歴代興行収入記録を塗り替えています。

スタジオジブリの宮崎駿さんは、1994年にアニメージュでの「風の谷のナウシカ」の連載を終え、1人で本作の準備班を立ち上げたと言われています。1stプランは破棄し、別ストーリーを構想。安藤雅司作画監督と共にキャラクター作りから本格的作業をスタートしています。同年4月19日に企画書も完成、屋久島5泊6日のロケハン後、スタッフルームが設けられ制作がスタートしています。
主題歌「もののけ姫」(作詞 - 宮崎駿 / 作曲・編曲 - 久石譲)を歌う米良美一さんは、女性のような高い声で歌うカウンターテナーが話題になり、この作品で広く知られました。声優は『平成狸合戦ぽんぽこ』のおキヨの石田ゆり子さん、『紅の豚』のマンマユート・ボスの上條恒彦さん、『風の谷のナウシカ』のナウシカの島本須美さんとアスベルの松田洋治さんといった過去のジブリ作品にも出演した者が起用されています。


👆Princess Mononoke (Hime) Joe Hisaishi in Budokan
(もののけ姫・その映像について)
作画枚数
今まで宮崎駿さんが監督した長編アニメ作は、約5万から7万枚ほどの作画枚数で製作されてきたといわれています。本作においては、宮崎さんは、決死の覚悟(ジブリをつぶす覚悟のこと)で、14万枚以上もの枚数が使用されたといわれています。以降の『千と千尋の神隠し』(約11.2万枚)や『ハウルの動く城』(約14.8万枚)、『崖の上のポニョ』(約17万枚)もほぼ同規模かそれ以上の枚数であり、スタジオジブリの制作体制そのものを刷新することに。
デジタル体制への移行
スタジオジブリ最後のセル画と絵の具を使った作品となる。この作品でもサンの顔に付いた血糊やデイダラボッチを3DCGで作った他画面の多重合成も行われ、製作スケジュールの追い込みでデジタル彩色も一部使用されていたが、以降のジブリ作品は線画をコンピュータに取り込み、デジタル彩色の手法を用いるフルデジタル処理がされるようになります。
また、タタリ神やデイダラボッチの動く触手も、3DCGの流体シミュレーション機能が応用されています。ラストの植物が芽吹き再生していくシーンでも3DCGによる制作が行われており、こうした3DCGを積極的に利用した最初のジブリ作品となった。
美術イメージ
本作は背景も総力を挙げるために美術監督5人制となっています。まず1995年5月14日に山本二三、田中直哉、武重洋二の3人が宮崎駿監督と安藤雅司作画監督、動画チェックの舘野仁美さん、太田清美さん、福留嘉一さんらと共に舞台となるシシ神の森を描くために屋久島5泊6日のロケから参加しています。同年6月10日に男鹿和雄さんも参加し、アシタカが住むエミシの村を描くために白神山地の取材に訪れます。青森県の鰺ヶ沢町、津軽峠、天狗峠、一ツ森町などで写真撮影、絵を描いたりしながら歩き回り、その時のイメージを作品に展開していきました。その後、更にCG的背景を創ろうと福留嘉一さんが特殊美術に任命され、山本二三さんがチーフとして美術背景作業が進行していくことになります。
キャッチコピーについて
映画公開時のキャッチコピー「生きろ」は、糸井重里さんによるものですが、完成までには糸井さんと鈴木敏夫プロデューサーの間で激しいやり取りがあり、没になったコピー案も50本近くあったとも。主な候補に「おそろしいか、愛しいか。」「だいじなものは、ありますか。」「おまえは、まぶしい。」「昔々は、今の今。」「死ぬのと、生きるの、どっちが好きだ。」「死ぬなっ。」などなど・・・
音楽
音楽を担当した久石譲さんは、映画公開の2年前に宮崎駿と打ち合わせを行った際、映画の内容よりも今なぜこの作品を作らなければならないかという覚悟の話をされたといわれています。しかし、宮崎さんの熱意に圧倒された久石さんは、本作の音楽をフルオーケストラで書くことに決め、管弦楽は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が担当した。これまでの宮崎作品では、臨時編成の演奏だったが、本作で初めて常設のプロオーケストラが起用されました。
【もののけ姫・あらすじ】
中世の日本が舞台。東と北の間にあると言われるエミシの村があります。その村にアシタカという一人の少年がいました。アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治した際に、右腕に死の呪いを受けてしまいます。その正体は、何者かに鉛のつぶてを撃ち込まれ、人への憎しみからタタリ神と化した巨大な猪神(ナゴの守)だったのです。アシタカは、化け物退治したのに、呪いの村を追われることになり、呪いを絶つためとはいえ、心に不満を抱えつつも猪神が来た西の地へと旅立つのです。
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旅の道中、乱妨取りに奔る地侍との戦いや、謎の男ジコ坊との出会いを経て、アシタカはジコ坊から聞いたシシ神が棲むという深い森に向かいます。アシタカが森に向かう途中、川岸に辿り着いた時、谷に落ち川に流され、傷つき気絶している男達を発見し、岸に助け上げた直後、対岸に傷ついた山犬と共にいる娘を見かけます。
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その山犬と娘は彼に気づき、彼をにらみ去っていきました。その後、アシタカ達は森の端でコダマと出会い、コダマに案内されるようにして森の中を進んでいきます。

森の奥の池のほとりでアシタカは、木々の向こうに金色に光る鹿のような生き物(シシ神)を見た。その時、アシタカの腕のあざが激しく反応します。その後、森を抜けて男達の村へ辿り着くのでした。その村はタタラ場と呼ばれる、鉄を作る村でした。そこを治めているエボシという女は、石火矢と呼ばれる火砲を村人に作らせ、山に住む"もののけ"や、村の鉄を狙う地侍達から村を守っていました。
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アシタカが助けた男達ももののけに襲われたもので、彼に呪いを与えた猪神に鉛のつぶてを撃ち込んだのもエボシだというのです。彼等は鉄を作る為に自然を破壊している自覚はあったが、シシ神やもののけ達に対して敬う気持ちを持っていなかった。アシタカは、村人達の話を聞きながら、村人達にとってのエボシというのは、生きる希望を与えてくれる女でもある事を知るのでした。
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そのエボシの命を、夜に"もののけ姫"が狙いに来る。その正体は、アシタカが川岸で見かけた、山犬に育てられた人間の娘、サンだった。窮地に陥ったサンをアシタカは救います。同時に彼は瀕死の重傷を受けてしまいます。倒れながらもアシタカは、「生きろ」とサンに語りかけるが、人を憎むサンは、聞く耳を持たずに、助けてくれたアシタカを殺そうとします。しかし、アシタカから美しいと言われたサンは、心がゆらぎ殺すことを思いとどまるのでした。
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サンはアシタカを、生と死を司る神、シシ神の前に連れて行きます。シシ神はアシタカの傷を癒し、それを見たサンは、アシタカを生かそうと思うのでした。サンはアシタカを介抱するうちに、次第に彼に少しづつ気持ちを開いていくのでした。アシタカもまた、森と人が争わずに済む道は無いのかと、思い悩みはじめます。

その頃タタラ場には、エボシにシシ神殺しをさせようとする怪しげな装束の男達が集結していました。彼等を率いるのはジコ坊である。男達は天朝よりシシ神殺しを許可され、不老不死の力があると噂されるシシ神の首を狙っており、エボシ達もまた、森を切り開くのをもののけ達に邪魔されぬよう、それに協力したのである。タタラ場を出発したエボシ達は、人間との最終決戦を行おうとする猪神の大群と大戦争を始める。ところが、エボシが留守にしたタタラ場は、鉄を狙っている侍の集団に襲われてしまいます。
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日が暮れる中、森の中でアシタカは、シシ神殺しに向かうエボシに神殺しを止めて侍に襲われている村に帰るよう伝え、彼女と別れたアシタカはサンを探しに森の奥へいきます。エボシは構わずシシ神の池に向かい、池で月光を浴び夜の姿に変わろうとするシシ神を見つけたエボシは、気絶したサンを抱えたアシタカが止めようとするが構わず、遂にその首を取ってしまうのでした。するとシシ神の体から不気味な液体が大量に飛び散り、それに触れた者達は死に、木は枯れてしまう。やがて液体は津波のような勢いで山を埋め尽くし、森は枯れ果てて、タタラ場も壊滅してしまいます。目覚めたサンは森を見て森が死んだと絶望し、人間に対する憎しみを爆発させる。しかし、アシタカはまだ望みはあるとサンを説得し、二人は協力して、シシ神の首を持って逃げようとするジコ坊を押しとどめ、首をシシ神に返すのでした。
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シシ神は首を取り戻したが、朝日を浴びると同時に地に倒れて消える。その瞬間に風が吹き、枯れ果てた山には僅かながら緑が戻り、アシタカの右腕の呪いも消えたのです。アシタカはサンに想いを告げます。「アシタカは好きだけど、人間を許す事はできない」と。アシタカは、「それでもいい、サンは森で私はタタラ場で暮らそう、一緒に生きよう」と語ります。

エボシもタタラ場の村人達に、新たに良い村を作り直そうと語りかけるのでした。最後に、若木の芽が生えた、倒れた一本の大木の上に1体のコダマが現れて、頭を動かし、カラカラと音を立てながら・・・


👆『もののけ姫』(1997)予告編

【もののけ姫・登場人物:キャスト】
(主要人物)
アシタカ:松田洋治
本作の主人公。17歳。ヒイ様は「アシタカヒコ」と呼ぶ。エミシがヤマト(ヤマト王権または大和朝廷)との戦い(平安時代に起きた坂上田村麻呂の蝦夷征討)に敗れてから500年余り経過し、朝廷や将軍も衰えていた時代に生まれた、エミシ一族の数少ない若者(エミシ一族も既に衰亡しつつある事をヒイ様達が口にしている)。東と北の間にあると言われるエミシの村の王になる為の教育を受けた一族の長となるべき少年であり、それにふさわしい気品を持つ。口数は少ないのだが正義感が強く、また潔さもあり、村を襲おうとするタタリ神に矢を放ち、命を奪う事と引き換えに死の呪いをかけられる。
それがきっかけとなり、村を追われる。村を出る前に、ヒイ様達の前でまげ (成人した男子の証) を切り、御神体の岩壁に捧げる。まげを切った時に、彼は村の人間ではなくなり、村で暮らす事も村に帰る事もできなくなった。

右腕には、呪いの印である「赤黒いあざ」が残り、それにより10人がかりで開けるタタラ場の大門を1人で開ける等「強大な力を与える代わりに、少しずつ呪いが進行して、命を奪っていく」というものである。人を傷つけようとしたり、タタリ神が恨みを持っていた人が近くにいたりすると、呪いが暴れ出す。右腕には、呪いの印である「赤黒いあざ」が残り、それにより10人がかりで開けるタタラ場の大門を1人で開ける等「強大な力を与える代わりに、少しずつ呪いが進行して、命を奪っていく」というものである。人を傷つけようとしたり、タタリ神が恨みを持っていた人が近くにいたりすると、呪いが暴れ出す。
狩猟で鍛え上げた、優れた弓術と高い身体能力とを持つ。狩猟で鍛えた、優れた弓術と高い身体能力とを持つ
サン:石田ゆりこ
本作のヒロイン。15歳。もののけ姫。犬神(山犬)に育てられた人間。モロの君によると「森を侵した人間が、我が牙を逃れる為に投げてよこした赤子」だという。顔に赤い逆三角形の入れ墨があり、白い山犬の尻尾付きの毛皮のマントを羽織る。白い袖なしの服と、その下に紺色の袖なしの服、白い袋状の革靴 (恐らく山犬の革製) 。戦う時は赤い土面と耳の付いた白い山犬の毛皮を被る。山犬の牙でできた短剣と槍を持つ。アシタカと出会った時、彼女はモロの君が石火矢 (いしびや) により負わされた傷口から、鉛の毒を含む血を口で吸い取り、吐き出していた。
自然を荒らされた恨みから人間を深く憎み、巨大な山犬に跨り、タタラ場やエボシ御前に何度も襲撃を繰り返す。自分は山犬だと強く思い込むが、アシタカに出会い、荒ぶる神々と人の間で心が揺れ動く。山犬を美しいと思い、自らを醜いと思っているが、アシタカの「美しい」との一言に動揺する。アシタカが、シシ神の池のほとりでシシ神に助けられた際には、彼を介抱し、彼に口移しで干し肉を食べさせたりした。彼女にはテレパシーを感じ取る能力がある事を示唆している。終盤で森の外からの1頭の山犬の遠吠えを、彼女が森の中で聞き意味を理解している事から、彼女には山犬の吠え声を理解する能力がある。
(もののけ)
シシ神(ディダラボッチ)
生命の授与と奪取を行う森の神。イメージボードでは鹿神(ししがみ)。夜に命を奪ったり、命を与えたりしている。夜そのもので、神の中では下級に位置する。新月の時に生まれ、月の満ち欠けと共に誕生と死を繰り返す。その首に不老不死の力があると信じられている。昼の姿は枝分かれした、樹木の角が無数に頭頂部から生えた猿のように赤い人面の鹿(猫のような丸い瞳 (色は赤) と鼻、ヤギのような耳、猪のように前身が発達した胴体、長い体毛で毛色は脚と尾を含み頭頂部から尻にかけての背面全体が薄茶色、顔の下から腹にかけては白、小さな犬のような尾、3つの蹄のある鳥のような脚といった無数の動物の様態を持つ)のような生き物で、水面を浮いて歩く。地面では歩く度、足下で植物が一斉に成長しては枯れる。夜の姿は頭と背中にとげのようなものがついたディダラボッチで、独特の黒い模様と半透明な体を持つ。身長十数mの巨人。体内で青い光を放ちながら、夜の森を徘徊し、森を育てている。人語を話す事はできない。アシタカが負った石火矢の傷を癒した。また、エボシに新石火矢で二回目に撃たれそうになった時に、新石火矢を見て木の部分に枝葉を生やし撃てないようにしようとした。
昼から夜の姿に変わる瞬間にエボシの新石火矢で首を飛ばされた際は、黒い体液となって飛び散った後、首を求めて暴走を始め、あらゆる生物の命を奪い取り死に至らしめた。朝日を浴びて消滅寸前となり、すんでのところでアシタカとサンの手で首を返されたものの時すでに遅く、倒れると同時に消滅してしまった。その際、辺り一帯に行き渡る程の暴風を起こし、その風の力によって枯死していた山々の植物を甦らせた。
モロの君(きみ):三輪明宏
二本の尾を持つ白い巨大な300歳の犬神 (山犬) 。メスで母親である。シシ神の森の近くの山頂の洞穴にサンや子供達と共に棲む。乙事主とは百年ほど前まで恋仲であった。実子の2頭の山犬同様に、人間に捨てられたサンを育て、娘として愛している。人語を解し、高度な知能と強靭な力を持つ。犬神として恐れられているが、子供想いの母性的な性格であり基本的には温和で争いを好まない。サンと同様に人間を嫌う。シシ神の森を侵すエボシ御前を憎み、命を狙う。ナゴの守同様にエボシから石火矢による傷を負わされ、加えて寿命が間近に迫っているのも相まって、既に身体が弱っているが、タタリ神と化したナゴの守と違い己の死を受け入れている。

サンを人として解放しようとするアシタカには厳しく当たる一方、サンに対して「彼と共に生きる道もある」と諭す場面もある。最期は、タタリ神になりかけた乙事主との戦いで力尽きるが、執念で首のみで動き出し、エボシの右腕を食いちぎり、そのままシシ神の体液の中に飛び込んでいった。
猪神
人語を話す巨大な猪の神。大半は焦げ茶色の毛並みで、例外は白い毛並みの乙事主と茶色の毛並みであるナゴの守。人間を憎んでいる点ではモロの一族と同じである他、一族の結束が強く、自らの誇りを優先する傾向があるが、それ故に凝り固まった考えをしており、九州の山の主である乙事主と共にシシ神の森に来た猪神達とモロの一族との会談でも、ナゴの守の死を「山犬がシシ神を一人占めして、助けずに裏切った」、「山犬がナゴの守を喰い殺した」と決めつけて非難した。終盤で人間と戦う前に、モロによると、シシ神の森かその周囲の森を、乙事主達が食い荒らしたという。その後、乙事主を除く猪神全員が白い泥を体に塗り、戦いの為の化粧をした。
ナゴの守(かみ)
冒頭で登場したタタリ神の正体であり、アシタカがタタラ場に赴くきっかけとなった巨大な猪神。乙事主と共に来た猪神達からは美しく強い兄弟だと称されている。
元々は現在のタタラ場の領域にあった森に生息している猪神達を束ねる主であり、森を切り開こうとする人間を排除し続けていたが、エボシ御前が率いて討伐に乗り出してきた石火矢衆の石火矢の威力の前に同胞は殲滅、自身も重傷を負い、苦しみと死への恐怖、劣勢から森を逃げ出し、長い逃避行の中で呪いを取り込みつつ、怨念などの負の感情を増大させ、ついにはタタリ神に変貌、前述の森から遥か遠く離れたアシタカの村へと辿り着くと人間を襲おうと村を襲撃、止めようとしたアシタカの腕に呪いを掛けたが、彼に討たれたことで本来の姿と意識を取り戻し、彼の魂を慰め鎮めたいというヒイ様に対して人間達への呪詛の言葉を吐きながら溶け、骨と化した。その後ヒイ様の命令により村で塚を作って埋葬された。
乙事主(おっことぬし):森繫久彌
四本牙を持つ巨大な白い猪神。500歳の最長老。モロの君とは百年ほど前まで恋仲であった。老齢のために目はすでに見えないが、嗅覚と洞察力が鋭く、ジコ坊達の偵察を見抜き、また重傷の身でありながらも巨大な岩を体当たりで粉砕するなど身体能力も高い。
モロいわく「少しは話の分かるやつ」だが、死ぬと分かっていても猪神一族の誇りを優先してしまうことがあり、モロとの別れ際には、「たとえ我が一族が悉く滅ぼうとも、人間に思い知らせてやる」と呟いている。モロの君とは旧知の間柄で良い仲 (もともとは恋愛関係で恋人同士であった) であり、森を侵す人間を憎んでいる点では意見があうが、人間への対抗の方針を巡って意見が対立、百年ほど前に別れた。
一族であるナゴの守の死を受け、鎮西(九州)からシシ神の森を守るために海を越えて渡来、他の猪神を率いて人間に大攻勢をかけるが、身体中から血を流す程の重傷を負い、サンに連れられてシシ神の元へ向かう。途中、死んだ猪神の皮を剥いで被ったジバシリを「甦った一族」と間違え、罠に気づいたサンの制止も聞かずに錯乱状態となりながらシシ神の元へ暴走、その後タタリ神へと変貌を遂げる。
モロの子
人語を解する2頭の白い犬神 (山犬) の兄弟。母より体が小さい。月夜に森の端から出てくる時に、眼全体が黄色く光る場面がある。共に作中で名は呼ばれないため不明。サンを乗せ、共に人間と戦う。サンに甘える場面がある為、弟分らしい。
猩々
猿神。ニホンザルより大型の霊長類。人語を話す事ができる。夜ごと崩された斜面に集まり、森を取り戻すため木を植えようとする。森を奪った人間を憎む。人間を倒す知恵を得るために人間を食べようと考え、サンに重傷を負ったアシタカを渡すよう要求する。エボシと猪達の戦いの直後、森に入ってきたジバシリにおののき逃げ出す。
コダマ(木霊)
精霊の一種で、豊かな森林に棲む。白い体や淡い緑色の体を持ち、頭を動かすとカラカラという音が鳴る。この音でシシ神を呼ぶ。暗い森の中や夜に淡く光り、半透明になったり姿を消す力を持つ。人語を話す事はできない。アシタカが森の端でコダマ達と出会った時「ここにもコダマがいる」と言っているので、エミシの村の近くの森にもいる模様。その後、森の中でコダマ達が集まる一本の大木を見て彼が「お前達の母親か。立派な木だ」と言った。怪我人をおんぶしているアシタカの真似をしたり、森の中で迷ったアシタカを導くなど、特に人間に敵意を持っている訳ではないらしい。
シシ神が首を飛ばされて死の呪いとなったデイタラボッチの黒い液体に命を吸われ死んで落下した個体も多いが、最後に生き残った1体が、頭を振り回してカラカラと音を鳴らす。
タタリ神
作中で登場した巨大な荒神。動くだけで足元の植物や地面を焼けただれたものに変えるなど無差別に呪いと死をまき散らすため人間から恐れられている。元々は猪神であり、瀕死の重傷を負い、死への恐怖と人間への憎しみによって呪いを集めて変貌した姿で蛇状の触手を纏っている。作中で登場したタタリ神は二頭おり、それぞれ姿や経緯が異なる。
ナゴの守
赤黒い蛇状の触手で覆われた姿。眼全体が赤く光る。触手を変幻自在に操ることができ、本来の姿では不可能と思われる行動(垂直に近い岸壁を這ったり、低姿勢で森の中を爆走したり、機械的に方向転換したりなど)を取ることが可能。
アシタカの村を襲おうとした際、彼に左目を矢で射抜かれるも、触手を伸ばして彼の腕にまとわりつき呪いを残したが、最期はこめかみを矢で射抜かれて倒れた。
乙事主
身体中の至る所から赤黒い蛇状の触手が生えた姿。ナゴの守と違い完全なタタリ神ではないが、言語能力を失い、血反吐を吐きながら猛進するなどかつての面影は無くなった。
サンを取り込み、彼女を取り戻そうと体に取り付いたアシタカを大きく振り払い、次いでモロの君にも襲い掛かったが、逆にサンを奪い返され、こちらへ向かって来るシシ神の存在を感じ取って、死への恐怖心からか呆然として動けなくなった上に、触手が溶けて形がなくなり、最期はシシ神に命を吸われて倒れ伏した。蛇状の触手は、水に溶けてなくなる。
(タタラ場の民)
エボシ御前:田中裕子
深山の麓で、タタラ集団を率いる冷静な女性。サンと互角の剣戟を繰り広げる腕を持ち、頭も切れる。山を削って得た薪を以て、川を浚って得た砂鉄を沸かし、鉄を打ち石火矢をも造りだす製錬場を築くが、それが争いの元となる。敵対する者には容赦がなく、必要とあらばタタラ場の人間をも見捨てる事さえ辞さない。また、自分たちの暮らしをより豊かにするためには、森を切り開き、神殺しをする事も恐れない。

一方で、売られた娘達を買い取り、本来は女人禁制のタタラ場で仕事を与えているほか、業病にかかり、迫害された病者達をも、人として丁重に扱う慈愛の心を持っている。タタラ場の人々に敬われ、慕われている。

終盤でジコ坊と共に部下を引き連れて、シシ神狩りに向かうが、新石火矢でシシ神の首を落とした後、モロの君に右腕を食いちぎられる。右腕の傷は、シシ神が倒れた暴風を浴びたことにより完治する。
シシ神が消えた後は、生き残ったタタラ場の者たちと共に、新しい村作りをすることを決意。
ゴンザ:上条恒彦
エボシの側近。禿頭の大柄な男。牛飼いやワラットの頭目。威張り屋で短気な性格。アシタカを間者と疑うが、本人は真面目。ただし、トキには言い負かされている。密かにエボシに惚れている。
牛飼い
タタラ場に住んでいる牧畜・荷駄を担う職能集団。
主に男性の職業で牛を馴らし、牛に荷物を付けて米や鉄の運搬の仕事を担う。石火矢衆のように武器を持つ戦闘員ではないが、普段は山犬のモロ一族に襲われる危険な役回りで、死傷者が多数出る役職でもある。
山犬モロ一族の攻撃を避けるために、移動中は石火矢衆の護衛を受けるが、それでも山犬に襲われて甚大な被害が出る。
甲六:西村雅彦
トキの夫で牛飼いの一人。集中豪雨の中で米を運搬中、モロの子の山犬に襲われ谷へ転落し、川の中からアシタカに助けられた。明るくドジだが憎めない性格。妻のトキにはいつも言い負かされてばかりで頭が上がらない。牛と共に谷に落下した際には右腕を骨折したが、シシ神の風を浴びた後は折れた腕が治っていた。コダマが目の前に出現した時に (シシ神が怖いので) おびえながら、アシタカに「こいつらはシシ神を呼ぶんだ」と教え、アシタカからシシ神の事を聞かれた時に「 (山犬より) もっとおっかねぇ化け物の親玉だ」と言った。
牛飼い頭
牛飼い達をまとめている男。アシタカの身を案じており、彼を殺そうとした唐傘連を農具で殴ったり、猪神の死体の下敷きとなりながら生き残っていた1頭のモロの子を (エボシの所へ案内してもらう為) 救助するなど、終始アシタカに協力的な態度で接する。
(番子)
タタラ(踏鞴)を踏み、砂鉄を溶かすための火を絶やさないよう作業を行う女衆。4日5晩の間、絶えず作業を行っている。
トキ:島本須美
番子のまとめ役で甲六の妻。ゴンザを言い負かし、夫にも愛情故のきつい言葉を投げつける程、気の強い肝の据わった人物。女衆のリーダー的存在。
タタラ場がアサノ軍の攻撃に遭った際には敵の攻撃の合間の一晩中起きて警戒し、シシ神の体液がタタラ場に襲ってきた時もアシタカが来た際に受けた「触れると命を吸われるが水で進行が遅くなる」という助言を守って、全員を湖に避難させる。甲六がタタラ場が壊滅する様子を見て絶望しているところを見て「生きてりゃ何とかなる!」と励ますなど、ポジティブ思考の持ち主。
キヨ
山犬に夫を食い殺された番子。エボシを慕っている。また、夫の復讐の為山犬とサンの命を狙う。エボシを気絶させたアシタカが、サンも気絶させ彼女を肩に担いでタタラ場を出ようとした時、サンを狙い誤って彼を石火矢で後ろから撃ち抜いた。
石火矢衆
シシ神退治を条件に「師匠連」という謎の組織からエボシに貸し与えられた四十名の傭兵集団。柿色の着物に白い頭巾といった装束。明から輸入した石火矢を使い、もののけと戦う。ナゴの守の同胞を殲滅し、森を焼き払った。鉄や米の運搬時の護衛で、タタラ場全体の警備も務める。火炎放射器も使う。終盤、飛び散ったシシ神の体液を浴びて多数が命を落とし、生き残った者は逃亡した。
ヤ七
石火矢衆の一人。甲六同様に谷に落ち、瀕死の状態でアシタカに助けられる。
病者
エボシが引き取り、タタラ場の別棟に住まわせ看病している業病の者たち。新石火矢の製造を任され、これの開発に成功する。終盤にトキと親しい病者の女が、最後はシシ神の風を浴びて病が治ったと思しき描写がある。
病者の中で最も症状が重く、顔全体を包帯で覆った、寝たきりの状態。アシタカの右手が憎しみから刀を抜こうとした際、エボシが自分たちを引き取って丁重に看病してくれていることを涙ながらに語り、庇った。
タタラ者
タタラ場に住む製鉄集団。黒装束に身を包み、昼夜を問わず鉄を作り続けている。
(師匠連)
ジコ坊:小林薫
物語の序盤、シシ神の森の存在をアシタカに教えた人物。中年の小柄な僧体の男。実は謎の組織「師匠連」の一員で、その命令により、不老不死の力があるとされるシシ神の首を狙っている。唐傘連の頭領。石火矢衆の頭でもあり、狩人(ジバシリ)などをも動かす。
序盤で戦に巻き込まれた際にアシタカが介入した結果、危険を回避できた模様であり、アシタカと出会う時にアシタカがタタラ場に向かう途中の村で米を買う代金として砂金の大粒を支払った際に、他の人間が気づかなかった中で砂金であることを見抜き、アシタカを助けるなど金には弱い。その後も何かとアシタカを気にかけており、エボシにアシタカのことを尋ねたり、エボシを追ってきたアシタカに石火矢衆が発砲した際には止めたりするなど、アシタカには好感を持っているようである。しかし、敵の猪神軍団のリーダーの乙事主のことを知らず、部下のジバシリの指摘で鎮西から一族を引き連れてやってきたことを知る。

一本歯の高下駄なのに、身軽に跳躍したり、ヤックルと並走できるほどの俊敏さを持つ。基本的に率先して戦おうとはせず、実力を隠しているが、アシタカと渡り合えるほどの武術の手練れでもある。シシ神の首を取った際には一晩中走り回り、翌朝未明の日の出寸前までシシ神の体液から生き残ったわずかな部下の唐傘連などの人員とともに逃げ切るが、アシタカに捕まって押さえ込まれている間にシシ神に追いつかれて逃げ場を無くし、仕方なくシシ神の首をアシタカに渡す。
エボシをシシ神殺しのために利用しようと部下を諭す一面もあるなど、食えない男である。シシ神の首を運搬する際は夜明け前まで必死で部下の担ぎ手と共に走りまわって逃げ延びてアシタカに制止させられ、さらにシシ神の体液が襲ってきて担ぎ手2名も首桶の神輿を置いて脱走し、残った部下は1人のみとなる。
映画の最後のセリフであり、アシタカにシシ神の首を返却されてしまった不満もあるが、おかげでシシ神の体液に触れずに済み、部下1名と共に自分の命も助かったので「バカには勝てん」と言い残す。
唐傘連
ジコ坊に付き従う謎の集団。ジコ坊と同じ赤白の着物及び頭巾の僧体といういでたち。常に巨大な唐傘をたずさえ、忍のような技を使う。唐傘は柄と笠を分離する事ができ、柄は長い吹き矢となって毒針を撃ち込む。ジコ坊の指揮下で、シシ神の首を狙って暗躍する。目的のためには手段を選ばない。終盤、飛び散ったシシ神の体液を浴びて多数が命を落とした。
ジバシリ(地走り)
ジコ坊に雇われた通常の狩人よりも山野の知識に長けた者達。もののけに人と見破られないよう獣の生皮を被ったり、その血を顔に塗るなど、特殊な術を使う。その妖しき風体から、タタラ場の人間達にも気味悪がられる。シシ神の偵察中、「シシ神の姿を見ると目が潰れる」などとおびえ、ジコ坊にたしなめられた者がいるなど、山の民として神を恐れている。
(エミシの村民)
カヤ:石田ゆり子
エミシの村の娘。アシタカを「兄様」と呼ぶが実の兄妹ではなく、里公認のアシタカの許嫁だった。アシタカが村を出て行く際には、エミシの乙女が変わらぬ心の証しとして異性に贈るならわしのものである玉(黒曜石)の小刀を贈る。仲間とともにタタリ神となったナゴの守に襲われて危機一髪だったところを、アシタカに守られる。
村の掟でアシタカの見送りをしてはいけないが、掟を破って罰を覚悟で見送りし黒曜石の小刀をアシタカに渡している。後にこれは、アシタカがモロの子を通してサンに贈った。
ヒイ様:森光子
エミシの隠れ里の老巫女であり、村をまとめている。タタリ神になったナゴの守に対して塚を作って埋葬する。石や木片などを並べてまじないで吉凶を占う。タタリ神の呪いを受けたアシタカを占い、西で不吉なことが起きているので西へ向かうよう告げる。
村の衆にアシタカを救ってくれないかと懇願されるが、呪いはヒイ様の力でもどうにもならずナゴの守の死体内から出てきたタタリ神になる原因になった石火矢のつぶてをアシタカに手渡し、掟に従って見送りなしで旅立つよう言い渡す。
(その他)
映画の後半で、鉄のためにタタラ場を狙う大侍(領主)・アサノ公方配下の武者達。下記の地侍と違い、完全武装で統率の取れた攻撃を仕掛ける。鉄の貢納を要求したアサノの使者がエボシの命令でトキ達女衆により追い払われたため、報復と金になる鉄奪取のためにエボシと男衆がシシ神退治に出かけて留守のところを狙って侵攻してくる。
後にタタラ場に侵攻してきたアサノ軍は、タタラ場の下の城郭を攻め落とし、多少の物資を略奪したが、直後にシシ神 (デイタラボッチ) の体液が襲ってきたためにタタラ場付近の陣地から慌てて全軍が撤退し、タタラ場もシシ神の体液で破壊焼失したので、ほとんど得られたものは無かった。
劇中ではアシタカに気付いた侍が鏑矢を放ち、集まった騎馬武者達数人が連携してアシタカを攻撃した。武者の放った矢がヤックルの足に命中して負傷させているが、逆上した (呪いの「赤黒いあざ」が広がる描写がある) アシタカの反撃でほとんどが討ち取られて、残りは戦意を喪失し、撤退している。
昼間にタタラ場攻撃をしたが攻め落としきれず、夜になったので攻撃を一旦中止し再度の攻撃を準備していた矢先にデイタラボッチの体液が陣地に襲いかかる。
地侍
映画の後半で、アサノ軍とは直接関係はないが、アサノに唆されてタタラ場の鉄を狙い攻撃を仕掛ける噛ませ犬にされ、エボシ率いる石火矢衆に大敗する。石火矢の弾丸で手足を切断される雑兵や鎧ごと破壊される騎馬武者などがいた。石火矢衆も矢を受けて倒れるなど、完全に一方的な戦ではなかった。
武士の軍勢であるが、鎧のみを身につけた軽装備の雑兵がほとんど。
【もののけ姫・製作スタッフ、公開データ】
製作:徳間康快
音楽 音楽・ピアノ:久石譲
音楽 指揮:熊谷弘
音楽演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、近藤喜文
原画:大塚伸治、篠原征子、森友典子、賀川愛、小西賢一、遠藤正明、清水洋、粟田務、箕輪博子、三原三千雄、大谷敦子、稲村武志、芳尾英明、二木真希子、山田憲一、松瀬勝
桑名郁朗、松尾真理子、河口俊夫、野田武広、杉野左秩子、近藤勝也、金田伊功、笹木信作、山森英司、吉田健一、高坂希太郎、近藤喜文
テレコム・アニメーションフィルム
田中敦子
動画チェック:舘野仁美、中村勝利、斎藤昌哉、中込利恵、小野田和由
動画:手島晶子、大村まゆみ、北島由美子、真野鈴子、坂野方子、柴田和子、倉田美鈴、沢九里、鈴木麻紀子、鈴木まり子、菊池華、鶴岡耕次郎、田村篤、野口美律、藤井香織、米林宏昌
矢地久子、山田珠美、川田学、佐光幸恵、アレキサンドラ・ワエラウフ、ダビッド・エンシナス、東誠子、山浦由加里、西戸スミエ、槇田喜代子、富沢恵子、コマサ、土岐弥生、柴田絵里子
長嶋陽子、椎名律子、岩柳恵美子、藤森まや、近藤梨恵、常木志伸、西河広美、渡辺恵子、谷平久美子、矢野守彦、古屋浩美、安達昌彦、山本まゆみ、中山大介、田辺正恵、新留理恵、松下敦子
手塚寛子、原口ちはる
テレコム・アニメーションフィルム
飯盛夏子、渡邊奈津子、矢沢真由、東樹葉子、中路景子、毛利志乃舞、小高雅子、上田峰子、板垣伸、安留博子、富野昌江、式部美代子、与沢桂子、平井和子、藤倉雅代、宇田明彦
作画協力:アニメトロトロ、OH!プロダクション、スタジオコクピット、スタジオたくらんけ、グループどんぐり
美術監督:山本二三
田中直哉、武重洋二、黒田聡、男鹿和雄
背景:吉田昇、春日井直美、長縄恭子、斉藤久恵、伊奈涼子、平原さやか、荒井貞幸、太田清美、谷口淳一、長田昌子、佐々木洋明、田村盛揮
特殊美術:福留嘉一
特殊効果:谷藤薫児、橋爪朋二、村上正博、榊原豊彦、谷口久美子
色彩設計:保田道世
色指定:井関真代、森奈緒美、守屋加奈子
仕上 彩色:小野暁子、熱田尚美、鍋田富美子、野村雪絵、山田和子、鈴木栄一、片山由里子、
(スタジオキリー:岩切当志子、高橋直美、宮本智恵美、清水まり子、森沢千代美、渡辺信子、平林和広、谷島香、石川香織、土屋裕美、工藤百合子、原井智恵、児玉淳、浦山和恵、平林ふみ子、泰野君子)
石黒静、吉田美夜子、高木小百合、後藤恵子、大隈昌子、佐々木恵子、角田和子、中釜かおる
IMスタジオ
(伊勢田美代子、尾崎美人、鉢田恒、浅井より子、西村豊美、森田薫、安味香織、大内一美、木村裕美子、天満友美、佐藤けい子、赤沼茂子、前原絹代、船崎幸子、板原多恵、小林一夫)
トレーススタジオM
(安斉直美、相原明子、杉山和歌子、金内順子、醍醐玲子、本橋恵美子、松尾めぐみ、大城ひろ子)
東映動画
(黒沢和子、奥西紀代美、坂野園江、入江三瓶子、五十嵐令子、古屋純子、藤橋清美、戸塚友子)
テレコム・アニメーションフィルム
(山本智子、人位万里、長嶋さゆり、太田真弥子、石川恵里子、西脇好美、宮川淳子、長岡純子)
仕上げ トレスマシン: 柚木脇達巳
仕上げ 協力会社:スタジオOM青森ワークス、アニメハウス、はだしぷろ、ピーコック、ムッシュオニオン、スタジオOZ、スタジオアド
仕上げ デジタルペイント:石井裕章、佐藤麻希子、杉野亮、服部圭一郎、高橋プロダクション/T2Studio(高橋加奈子、石堂めぐみ、村田ゆき、下江由美子、恒田由紀子)、DR MOVIE、T&V
技術協力:村尾守、スタック、斉藤芳郎、内外カーボンインキ、太陽色彩、北村繁治、CHROMACOLOUR INTERNATIONAL LTD、ROY EVANS
CG:菅野嘉則、百瀬義行、片塰満則、井上雅史
撮影監督:奥井敦
撮影:藪田順二、高橋わたる、古城環
音響制作:オムニバスプロモーション
音響監督:若林和弘
音響助手:真山惠衣
録音・整音:井上秀司
録音助手:福原正博
整音助手:浅倉務、高木創、内田誠
音響効果制作:サウンドリング
音響効果:伊藤道廣
音響効果助手:石野貴久
音響効果協力:VDX(猪飼和彦、渡辺基、時田滋)
音響効果取材協力:加藤隆雄、山村綱廣、愛知県鳳来町、東京都北区弓道連盟、正宗工芸
音楽制作:会社 ワンダーシティ、スタジオジブリ
音楽制作:マネージメント 山下幸郎
音楽制作:A&R 滝川透、稲城和実
エンジニア レコーディング:大川正義、森本信、浜田純伸
エンジニア マスタリング:加藤正昭
エンジニア アシスタント:石原裕也、古川健司
CD制作 会社:徳間ジャパンコミュニケーションズ
CD制作A&R:岡田知子
CD制作 協力会社:ヤマハ
CD制作 フォトグラファー:落合淳一、浦谷年良
録音スタジオ 音楽収録:ワンダーステーション、アバコクリエイティブスタジオ
録音スタジオ 台詞収録:MITスタジオ(池場達也、西島理恵、八十嶋裕樹)、アバコクリエイティブスタジオ(金井光晴、廣岡信貴)
録音所:東京テレビセンター
タイトル:真野薫、吉田由香里
リスマーク:CNT508
編集:瀬山武司
編集助手:水田経子、内田恵、田村眞子
編集所:瀬山編集室
監督助手:伊藤裕之
演出助手:有富興二、石曽根正勝
制作担当:川端俊之
制作デスク:田中千義、西桐共昭
制作進行:大塚浩二、居村健治、鈴木健一郎
制作業務:野中晋輔、望月雄一郎
キャラクター商品開発:今井知巳、浅野宏一
インターネット:石光紀子
プロデューサー補:米沢敬博
出版担当:田居因
予告編制作:ガル・エンタープライズ、板垣恵一、花本浩子
海外プロモート担当:スティーブン・アルパート、森吉浩予、濱田啓路
現像 会社:IMAGICA
現像 タイミング:平林弘明
現像 オプチカル:関口正晴
現像 デジタルフィルムI/O:辻英男
DOLBY:技術協力 森幹生(コンチネンタル ファーイースト)
DOLBY光学録音:上田太士
DOLBYデジタル光学録音:西尾昇
アニメーション制作:スタジオジブリ
プロデューサー:鈴木敏夫
原作・脚本・監督:宮崎駿

公開日:1997年7月12日
上映時間:133分

キャッチコピー「生きろ」

『もののけ姫』が、現在配信視聴できる先はありません。映画「もののけ姫」は、TSUTAYA DISCASのみで無料レンタルをすることが可能と思います。

【二度と戻らない133分】
冒頭でお話したとおり、本作は友人にせがまれるように観に行ったことが、作品そのものより一緒に映画鑑賞に行けたことが思い出となっています。もののけ姫という言葉を聞くだけでなぜか突き動かされます。思い出話など苦手の方にはすみません。


私は、35歳の時に転職しました。その転職先で知り合ったのが、Mさん。仕事上は2つ上の先輩。歳は私より一つ年下である。彼女は転職してきた私を気遣ってか、仕事のことでもなぜか、よく気をまわしてくれていました。多忙な業務の新婚の私は、終電に間に合わない日が多いくらいでした。Mさんは、仕事はできるのだが、なんせ気も強く、男性からはどちらかというと苦手にされていました。女性からは100%姉御肌タイプの女性でした。今思い出しても、言葉では表現しつくすことができないほどの雰囲気のある女性でした。

だが、彼女に突如、病の影がつきまといはじめる。
「最近、きついと・・」「あたしゃ、永くないよ・・」口癖のようになってきた。
ある日私に、「一緒に検査結果聞きに行ってくれんかな?」 

実は彼女、幼い頃、母親を亡くし父親とも別れてしまい、私にとっては考えらえないほどの生き方をしてきていたのです。

「いいけど・・・」

病院では、医師からどうしようのない厳しい告知がされました。気の強かった彼女もただ、その時の重い雰囲気に従うように闘病生活に入っていってしまった。私の左手は、あの時、彼女のふるえる右手に握りしめられていたこと、今も覚えています。

それから、転院や入退院も何度も繰り返した。薬の副作用などで苦しがる姿も何度もみてきました。そのたび、看護師さんたちから、「とにかく側についていてあげてください・・・」何度いわれたかわからない。

私も時間があるたびに病院に、見舞いも行っていました。気が強いだけに心配になってしまった。というより、彼女の病との闘いの場から逃げれなくなってしまったといいった方が、正直な言い方かもしれません。

命の重さとでもいうのだろうか。苦しむ彼女の姿をみることが怖くなってしまった、でも何故か逃げれないのだ・・

『もののけ姫』が公開になる1か月くらい前に彼女は、とうとうホスピスに入院することになってしまった。

会いにいくと「ねえ、人間死んだらどうなるっちゃろうね?」とか「死んだらどこに行くとかいな?」

と返事に困るような質問が多くなっていった。ベッドをみるとやたらに宗教の本が多くなっている気がした。仏教、キリスト教関係などなんでもありだ。

私は、彼女によくアニメの雑誌を見せていました。

ある日、「この、『もののけ姫』という映画見たいっちゃけど、あんたと行きたいと。行けるかな?」

「いいよ。アニメ映画だけどよかと?」

「劇場でアニメ映画なんて見たことないし」

病院から今の状態で数時間くらいならと外出許可が、もらえたのである。

「あたしはいいけど、あんた大丈夫?奥さん?」

「大丈夫。家に遊びに来るおまえが何いいよっと(笑)」

彼女は脚力もけっこう落ちてはいたが、私と『もののけ姫』見ようと頑張っていました。

『もののけ姫を』観に行った日。私は「大丈夫か?」の言葉が多かったことは覚えている。

観客も皆さん、スクリーンに集中している。

お互い何も言わず、劇中ずっと観ていても、彼女が気になってしまった・・・

ラストのアシタカがサンに想いを告げ、断られるシーンがある。アシタカが、「それでもいい、サンは森で、私はタタラ場で暮らそう、一緒に生きよう」その言葉、何故かよく覚えている。

ふと、彼女を観ると・・・泣いていた。彼女が、あいつの泣く姿を初めて見た。私はスクリーンが揺れて霞んで、何もみえなくなってしまっていた。

『もののけ姫』を見終わり、彼女をホスピスまで送っていきました。面会終わって帰りがけのこと。

「今日、ありがとう。あたし、もう少しだけ、頑張ってみるよ。」

「それでいいとよ。とにかく、ちょっぴりでも頑張る姿が見れればそれで俺はよかと~(〃▽〃)

それから、できる限り毎日のように彼女に顔を見せに行きました。時には妻も一緒に行ってくれました。

呼び出された最後の日、やっぱり、あなた、きてくれたんだね。ありがとう、ありがとう・・・

あの時の彼女の瞳が、還暦越えたジジイになっても忘れられない。何かと大変だったあの頃、励ましてくれていたことずっと忘れていない。今でも感謝の思いが絶えない・・・

彼女は、『もののけ姫』が公開された翌年の夏、旅立っていきました。38歳の若さで・・・

私の生涯で彼女との4年弱の時間の中で記念写真などは、一枚もありません。今、思い返せば、あの頃は時がゆるやかに止まっていたような感覚を思い返す時があります。

ただ一度、一緒に何も言わず『もののけ姫』を観た133分は、今も心の中にずっと残っている。彼女は今でも大切な友達である。今でも彼女と出逢えたこと誇りにさえ思っています。

心の中で、「ちょっとなんしよ~と!」と檄を飛ばしてくれている、その声が未だ響いている。

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ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き?🈡テレビアニメ「 Cutie Honey Universe」)

アニメの徒然小道
09 /24 2022
🔶今日のアニメの徒然小道では、ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き?⑤弾、最終稿として『 Cutie Honey Universe』(キューティーハニー ユニバース)の考察、感想などを記したいと思います。
Cutie Honey Universemv
【 Cutie Honey Universe・本作の概要】
『Cutie Honey Universe』(キューティーハニー ユニバース)は、2018年4月から6月まで放送されたテレビアニメーション作品です。本作は、永井豪さんの画業50周年を記念して製作されました。テーマは「愛」および「原点回帰」(“今回のハニーは、愛がテーマ!「Cutie Honey Universe」シリーズ構成・高橋ナツコインタビュー!”. アキバ総研 (Kakaku.com, Inc.). (2018年4月10日) )となっています。キャラクターデザインや設定の面は、少年チャンピオン連載版の原作をベースとしており、原作に存在した百合要素(「チャペル学園が人里から隔絶された環境にあるため、生徒も教師もレズの気がある」という設定になっている。)が、全面的に描写された作風となっています。サブタイトルにはすべてバラの花言葉が使われています。
本作品はアニメ作品では、初めて実制作に東映アニメーションが関わらず、プロダクション リード(現・葦プロダクション)がアニメーション制作を担当しました。

【 Cutie Honey Universe・あらすじ】
如月ハニーは聖チャペル学園の女子高生。だが実は、天才科学者・如月博士が生み出した美少女アンドロイドだった。ある日、謎の秘密結社・パンサークローの幹部・シスタージルが偽名を使い潜入。ハニーは敵であると知らずにシスタージルを信じ続けるが…。
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【 Cutie Honey Universe・主な登場人物:キャスト】
早見団兵衛の声は東映アニメ版(『F』以外)同様、富田耕生がキャスティングされました。如月博士役は東映アニメ版(第1作)で早見青児役だった森功至が、秋夏子役には『Re:』でハニー役だった堀江由衣を起用しています。

(主人公)
本作では如月&キューティーハニーを演じる坂本とは別に、五形態の声を5人の女性声優たちが、分担して演じることをあらかじめ公表しました。誰がどの形態を演じるかは、その声優が出演する回の放送直前まで明かさず「想像してほしい」という趣向がされました。
如月ハニー(きさらぎ ハニー) / キューティーハニー:坂本真綾
聖チャペル学園に通う美少女アンドロイド(正体は如月家以外の人間には秘密となっている)。
空中元素固定装置を狙うパンサークローに殺された父の仇討ちのため戦っており、対パンサークロー組織・PCISと協力体制を敷いている。
PCISから派遣された腕利きの捜査官ジュネが、信頼を寄せ純粋に信じ続けているが・・・
💛空中元素固定装置
ハニーの体内に内蔵された、空気中の元素を自由に結合させ、あらゆる物質を自在に作り出す装置。各種形態への変身もこれで行っている。
本作品では原作の設定を反映して、各種形態の変身にエネルギーを必要とし、エネルギー不足に陥ると変身が解けるという弱点が存在する(作中では戦闘で消耗した際、変身で作り出したスーツが徐々に消滅していき、髪の毛も赤のショートカットから変身前の金髪のロングヘアへと戻っていく描写がされている)
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キューティーハニーの武器・必殺技
シルバーフルーレ:メイン武器となる細剣。
ディメンジョンスピン:剣を持ったまま縦回転し斬り裂く。
グラビティウェーブ:剣から発する波動で近づくものを粉砕する。
ハニーブロック:ブーメランからハート形のバリアを張る。
ハニーブーメラン:左腕のアクセサリーがブーメランに変形させて投げる。
ハニーブーメランスピン:身体を回転させながら無数のブーメランを飛ばす。

ハニー七変化
如月ハニー
ごく普通の人間の少女としての仮の姿。平時はこの姿で過ごしている。
ハリケーンハニー: 内田真礼
あらゆるマシンを操るレーサーとなる。主に学園傍の森に隠してある専用バイクを使用する。
アニメ版1作目や他作品ではコスチュームが赤基調だったが、本作品では青基調になっている。
ミスティーハニー:田村ゆかり
あらゆる歌を歌いこなす歌手となる。
フラッシュハニー:黒沢ともよ
狙った被写体を激写するカメラマン。どんな立ち入り禁止区域にも取材と称して忍び込める。
アイドルハニー:花澤香菜
国際線のキャビンアテンダントとなる。
ファンシーハニー:三森すずこ
敵をも魅了するファッションデザイナー兼モデルとなる。
キューティーハニー
ハニーが、空中元素固定装置を使用して変身する究極の戦闘形態。
その他
公式サイトでは非公開にされた特別な形態。声優は全て坂本真綾。
アーマーハニー
第4話でシザーズパンサーの突進を受ける際に変身した騎士甲冑姿。ハニーには珍しい戦闘特化型タイプ。バイザーは開閉可能。
猛獣使いハニー
第5話でアイアンサドーに操られたサーカスの動物を解放し、逆に使役するために変身。
銅像ハニー
第4話の撤退時で服を失っていた帰りに順平と団兵衛に出くわした際、やり過ごすために変身した。この時エネルギー不足のために肌色を誤魔化しただけの生身同然だった。

ハニー周辺の人物
如月 猛(きさらぎ たけし):森功至
ハニーおよび空中元素固定装置を造り出した天才科学博士。ハニーを守ろうとし、パンサークローの手にかかって命を落とした。
下記4名は対パンサークロー組織・PCISに所属する捜査官。
ジュネ:田中敦子
フランス支部から来たPCIS特別捜査官。ハニーの相棒(バディ)でシスタージルに似ている。捜査には冷徹に判断を下すが、ハニーに対しては心の支えになる。だが、その正体は・・・
早見 青児(はやみ せいじ):浅沼晋太郎
ハニーの良き理解者であり、ハニーの秘密を知る数少ない人物のひとり。弟の順平・父の団兵衛と共にハニーを暖かく(時にエッチな目で)見守る。
手寅 あけび(てとら あけび):田辺留依
我目 モモ実(われめ モモみ):広瀬ゆうき
あけび・モモ実はコンビを組んでいる。メカまわりに強い。気も強い。
いぼ痔 小五郎(いぼぢ こごろう):居島一平
かつては私立探偵だった。頻繁に臀部を気にする癖がある。
下記2名は青児の親族。
早見 順平(はやみ じゅんぺい):寺崎裕香
早見家の次男。きれいなお姉さんがとても好きであり、必然的にハニーも大好き。ジュネを初めて見たときも告白するほど。
早見 団兵衛(はやみ だんべえ):富田耕生
早見家の当主。資産も豊富な名家を立派に守り武芸に秀で正義の志を持った名士であるのと同時に、とにかく女性には目が無い「好色家」として有名。

秋 夏子(あき なつこ):堀江由衣
聖チャペル学園に通う高校生。ハニーとは寮でも同室の大親友。レズビアンな女の子。
3話でジュネに一目惚れをしジュネの誘いでデートに行くも、デート後はジュネを怪しむようになる。7話でハニーの正体を知り、8話にてハニーに対する気持ちが揺らいでどう接していいか分からなくなるが、タランチュラパンサーのアドバイスにより、「何があってもそばにいる、ずっと大好きでいる」と心に誓った。しかし、同話でジュネ(ジル)によって誘拐されてしまう。
原作やアニメ第1作とは異なり第6話の学園壊滅時も生き残ったが、第9話で悪(白)のタランチュラパンサーがハニーから奪って投げたシルバーフルーレに串刺しにされて死亡する。
直子(なおこ):朴璐美
学園を仕切っている番長。「番長」と呼ばれるくらいなので一見女性とは全く思えないゴツい顔にマッチョなボディを持つ。ある時期からハニーを大好きになる。6話にて夏子とハニーを爆発物から守ろうとして死んだものと思われていたが、実は生きていたことが最終話でわかり、最終決戦にハニーの姿で登場する。その際は全身の肌の色が黒くなっている。
常似 ミハル(つねに ミハル):小林ゆう
寄宿舎の女寮長。「ヒストラー」と陰で呼ばれるほど、寮生たちを厳しく見張る。ハニーにとってはパンサークローとは違った意味での宿敵。
アルフォンヌ: 白石稔
ハニー・夏子の担任をしている女先生。校長婦人とよく戯れ合っている。
ポチ校長
ポチ校長婦人: 内藤玲
学園校長(通称:ポチ)と学園内を見回り生徒たちを見守っている。婦人はアルフォンヌ先生と親密な付き合いをしている。
sistergill01.jpg
パンサークローのシスタージル。精巧なキャラクターデザインです。
パンサークローのメンバー
特殊能力を持つ女性で構成された特殊結社。幻城にはパンサー怪人になるかもしれない美女(10代後半から20代前半)がたくさんいる。ほとんどのパンサー怪人や女性がレズビアンである。
パンサーゾラ:小林幸子
パンサークローの首領。通常は妹のジルにほぼ全権を与えており、どこにいるのかは誰も知らない。
シスタージル:田中敦子
パンサークローにおいて、姉であるパンサーゾラに次ぐ地位の大幹部。原作とは異なりレズビアンな女性。
11話の幻城でハニーと対峙した際には、1話でハニーに会って以降、ずっとハニーが痛みに苛まれ「お前の心が空虚になることを思い描いていた」と語っている。最終話では、もはや空中元素固定装置より、ハニーの心の散り際の叫びが欲しいというほど。だが、同話でどんな攻撃も動じないハニーに初めて怯えた顔を見せた。また、ハニーに「あなたにも(心が)ある」と言われ、今までのことを思い出すのと同時に、心を捨てた当時の自分を思い出し、初めて泣き出した。そして、ハニーに殺されてパンサーゾラにかけられた魔法が解けて人間(ジュネ)へと戻り、ハニーの顔を触りながら「やっと…出会えた…」と言って静かに倒れ、そのまま消滅した。回想シーンの心を捨てた当時のジルは、戦争孤児あるいはネグレクトを受けた子供のような服も髪もボロボロな姿だった。
原作と同じく鞭を武器として使用する。特殊能力を発揮する時、額につけた深青のティアラに赤い光を発生させることができ、ブーメランのように投げつける攻撃も可能。
タランチュラパンサー:釘宮理恵
シスタージルの従者で元は幻城にいた女性の一人。蜘蛛の能力を持ち、その能力を使ってパンサー怪人を人間にしたり、他人に化けさせることができる。他のパンサークロー怪人同様冷酷な性格であるが、同時に仲間想いでもある。そのため、仲間がジルの怒りを買いそうな行動をしようとした際はそれを制止しようと動いたり、ジルが部下を制裁する姿を見て度々心を痛めている。
シスタージルに対し高い忠誠心を持つ一方で、中盤以降は彼女の本性や真の目的にも気づいており警戒もしている。8話では彼女に対しての感情が天秤かのように揺れ動き始めた。同話でその感情が夏子の悩んでいた感情とシンクロしたため、初めてジルの命令(夏子の誘拐)に背いた。9話にてジルによる心理的罰が頭だけでなく体にまで及び、善(黒)と悪(白)の人格に体も分離した。善(黒)は10話にてパンサークローを裏切り早見家に止まる。11話で早見家に幻城の場所を教え、最終話で自分の能力を使って早見家、直子ならびにPCIS全員をハニーの姿にした。それが後々の奇跡を起こすきっかけとなったが、善は悪によって、悪は善によって自害に近い形で殺された(この時、善は左半身をやられ、悪は蜘蛛の腹部を切断された)。
ドラゴンパンサー:たかはし智秋
第5話終盤 - 最終話登場(9話は登場なし)。下半身が巨大なドラゴンの姿をしたパンサークロー怪人。戦士としての心構えが強く仲間想い。
7話でシスタージルの本心を聞き、彼女に対して不満気な顔をした。8話にてタランチュラパンサーを心配するも弾かれて少し気落ちした顔を見せた。10話にて善(黒)のタランチュラパンサーを追って守ろうとしてハニーと闘ったが、彼女がハニーを闘わないで、守りたいと言ったため芋づる形でパンサークローを裏切って早見家に止まり、11話にてハニーの味方をした。その際、10話‐11話でタランチュラパンサーの能力で身長が高いグラマー女性の人間姿で暮らしていた。だが、最終話で、シスタージルのティアラの攻撃によって首を切り落とされて死んだ。
パペットパンサー:白石稔、浦田わたる、高橋良輔
覆面姿の戦闘員。パンサークローにおいて男性たちは最下層の地位に置かれた「下っ端」に過ぎない。
カッタークロー: 渡辺明乃
第1話登場。丸い両目をしたパンサークロー怪人。ハリネズミのような背中のハリを無数に飛ばす。10話に緑色の「Re:カッタークロー」(声 - 橘えみり)が登場した。
バットフライクロー:浅野真澄
第1 - 3話登場。パンサークロー怪人。羽で体を包み込み体当たり攻撃をする。
ブレストクロー:新谷良子
第1話登場。豹の頭部のような髪をしたパンサークロー怪人。胸から舌を出し攻撃する。ジュネに頭を撃たれ灰になった。10話に黒と赤色の「Re:ブレストクロー」(声 - 寺田晴名)が登場した。
ブラッククロー:園崎未恵
第2話回想中に登場。研究所を襲ったパンサークロー怪人。意図してではなかったものの如月博士を殺害する。武器は額と鋼鉄のような右手の鋭い爪。
ファイアークロー:小林沙苗
第2話登場。パンサークロー怪人。腕に火炎放射を持つ。人間のころは恋人からDVを受けていた。
トマホークパンサー:伊藤静
第2、4話登場。パンサークロー怪人。両腕が巨大な斧となっている。
シザーズパンサー:斉藤貴美子
第4、11話登場。ゴツい顔にマッチョなボディを持つパンサークロー怪人。右手のハサミから弾丸を放つ。
アイアンサドー:茅原実里
第5話登場。パンサークロー怪人。頭に生えた鞭はマネキンを操るだけではなく斬られても再生する。戦闘時にはサーカス場の空間を使用する。タランチュラパンサーの能力で箱山市長の「寺田倫子」に変身した。10話に白と茶色の「Re:アイアンサドー」(声 - 浅川悠)が登場した。
スネークパンサー:小島幸子
第5終盤 - 6話登場。パンサークロー怪人。頭後に2本の槍のついた触手を持つ。ジルに処刑された。
オクトパンサー:伊倉一恵
第8話登場。肥満的な体格と蛸の足のような髪をしたパンサークロー怪人。首から蛸の足を伸ばして相手を拘束する。自尊心が強く、自分のことを「切り札」だと思っている。ジルの命令に背き、タランチュラパンサーに粛清される。
ジャンボパンサー:松井菜桜子
第11話登場。丸い体格をしたパンサークロー怪人。まぼろし城にいる女性の一人が変身した。体当たりを武器とする。
ギルパンサー:高乃麗
第11 - 最終話登場。タランチュラとドラゴン以外のパンサークロー怪人が合体した「合体パンサークロー怪人」。髪の毛がカッタークロー、両腕の膜がバットフライクロー、胴体がブレストクロー、両足がブラッククローの右腕、左腕がファイアークロー、背中の羽がトマホークパンサーの斧、右腕がシザーズパンサー、尻尾がアイアンサドーの鞭、両肩のニードルがスネークパンサーの触手、両腹と両肩の部分がオクトパンサーの吸盤、胸と両肩がジャンボパンサー、頭部は口以外が赤いマスクになっている。全てのパンサークロー怪人の能力が使える。最後はハニー姿早見家、直子ならびにPCIS全員の「ディメンションスラッシュ」で倒され元のパンサークロー怪人に分離した。

【 Cutie Honey Universe・製作スタッフ】
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パンサークロー側のアイキャッチ。怪人が倒されるとブラックシルエットに変化する
原作:永井豪
監督:横山彰利
シリーズ構成:高橋ナツコ
キャラクターデザイン: 井関修一
副監督:若林厚史
撮影監督:山根裕二郎
編集:小峰博美
ビデオ編集:IMAGICA
色彩設計:渡辺亜紀
美術監督・美術設計:柴田聡
音響監督:なかのとおる
録音調整:菊池一之
音響効果:今野康之
音響制作:ポニーキャニオンエンタープライズ
音楽:中山真斗
音楽プロデューサー:磯山敦
音楽制作:エグジットチューンズ
プロデューサー:内藤賢一、横尾友美、ディック小鹿原、末田裕美、濱田啓路、柏木豊、吉崎邦法、西矢泰之
アニメーションプロデューサー:村田淳司
アニメーション制作:プロダクション リード

『 Cutie Honey Universe』は、現在、U-NEXTで視聴可能です。『キューティーハニー』「キューティーハニーフラッシュ』も視聴できます。

【 Cutie Honey Universe・主題歌】
アニメ作品では初めて、「キューティーハニー」をオープニングテーマとして使用しない。
オープニングテーマ

♬「愛がなくちゃ戦えない」
作詞 - MIZUE / 作曲 - すみだしんや / 編曲 - 前口渉 / 歌 - A応P
エンディングテーマ

♬「SISTER」
作詞・作曲 - 奏音69 / 編曲 - 岸利至 / 歌 - luz
挿入歌

「OVER HEAT, OVER HEART」(第8話)
作詞 - 中村彼方 / 作曲・編曲 - 中山真斗 / 歌 - ミスティーハニー(田村ゆかり)
「愛がなくちゃ戦えない (Misty Honey.ver)」(第12話)
作詞 - 中村彼方 / 作曲・編曲 - 中山真斗 / 歌 - ミスティーハニー(田村ゆかり)

参考文献
  • 『永井豪ワールド エンサイクロペディア キューティーハニー』(勁文社、1999年6月発行)ISBN 978-4766932362
  • キューティーハニー 最強のヒロイン』(英和出版社、2018年8月発行)ISBN 978-4865456035
  •  “新作キューティーハニー役は坂本真綾!七変化後の声に田村ゆかり、内田真礼ら”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年2月8日) 
【 Cutie Honey Universe・考察、感想など】
💛本作をご覧いただけるとまず、キューティーハニーの瞳がブルーになっているのがわかります。個人的な意見としてですが、どのキャラクターもデザイン精度が向上しています。キャラクターデザインの精度が上がっていると、必ずと言っていいほどキャラクターの特徴や個性、設定に基づいたドラマ性の向上が、最大関心事になりますが、本作ではシスタージルとの関係性、絡みが良く描写されていると感じました。シスタージルも、原作版よりリメイクを重ねるたびその存在感が上がってきている気がしています。
 
作品タイトルが『Cutie Honey Universe』と、ユニバースというだけあって、本作の世界観、原点回帰しようとする意気込みで制作されていることはよいと思います。が、やっぱりあの『キューティーハニー』のテーマ曲が欲しかったですね。
「愛がなくちゃ戦えない」という曲が良くないわけではありません。原点回帰をするなれば、やはりあのテーマ曲でハニーを表現してほしかったですね。あの曲にはキューティーハニーを観たことのない方でも、自然に心から元気にさせるそんなリズミカルでパワーのある曲です。

最後に、オタパワー全開で感想を述べましょう。キューティーハニーシリーズ作を5作品紹介してきましたが、永井豪さんの『ハレンチ学園』や『あばしり一家』などHでパワーのある作品が多いのは皆様も御周知のところだと思います。

『キューティーハニー』という作品は、永井豪の作品の世界の中で、女性の『華』を称えた作品の一つだと思っています。すぐに裸にしたがるから、女性軽視なんてとんでもない!!この『キューティーハニー』は、漫画作品もあるのですが、それだけではこれだけの人気は、出なかったと思います。素晴らしいクリエイターの方々と出会って、絵がつけられ、動き出し、色を添えられ、声や、リズムがないと絶対浮かび上がらなかった繊細でデリケートな側面も持っています。だからこそアニメでこれだけの人気が50年続いているのだと思います。魔法少女漫画でもない、少女アニメでもない、戦うヒロインは少ないのです。

「好きな人のためなら、好きな人とと一緒なら、たとえどんなことがあっても、女だけど私は戦う!」これがハニーの最大のテーマであり、たとえパンティーが破れようが、オッパイぽろりでも、変身して戦うのが私よ。
この一点だけが、ハニー最大の魅力ではないかと思います。

hanie003.jpg

この頃 はやりの 女の子
お尻の 小さな 女の子
こっちを向いてよ ハニー
だってなんだか
だって だって なんだもん
お願い~  お願い~ 傷つけないで
わたしのハートは~  チュクチュクしちゃうの~
イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤ~
ハニー フラッシュ💛

今どき 人気の 女の子
プクッとボインの 女の子
こっちを向いてよ ハニー
だってなんだか
だって だって なんだもん
お願い お願い 近寄らないで
わたしの お鼻が ヒクヒクしちゃうの
イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤ~
ハニー フラッシュ💛

この頃 はやりの 女の子
子猫の肌した 女の子
こっちを向いてよ ハニー
だってなんだか
だってだってなんだもん

お願い お願い 追いかけないで
私のおめめが シクシクしちゃうの
イヤよ イヤよ イヤよ 見つめちゃイヤー
ハニー フラッシュ💛

歌:倖田來未 作詞:クロード・Q 作曲:渡辺岳夫 編曲:h-wonder

●どこか女性のわがままさも感じる詞ですが、女だって戦うぞ~。こんな完璧なアニソンはめったに出会えるものではありません。

還暦越えたおじさんも叫びたい。「ハニーお姉さま~~~💛」
👇では最後に、『キューティーハニー』をフルで♬


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イケイケ、ハニー💛
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ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き?④OVA 「Re:キューティーハニー」)

アニメの徒然小道
09 /23 2022
🔶拙いブログにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます_(._.)_
本日のアニメの徒然小道では、どのハニーがお好き?第4弾としてOVA作品『Re:キューティーハニー』(リ キューティーハニー)です。本作『Re:キューティーハニー』(リ キューティーハニー)は、2004年にリリースされたOVA版。2004年5月29日に公開された実写映画版『 キューティーハニー』からのスピンオフ作品です。全3巻がリリースされています。
Rehanymv (1)
👇Re:キューティーハニーの元作品は、「エヴァンゲリオンシリーズ」、「シン・ゴジラ」(2016年公開)庵野秀明さんが、総監督を務めた実写版「キューティーハニー」です。見たことのないかたのために、当時の予告編でその雰囲気などをチラリ紹介。
 

👆キューティーハニー (2004) 予告編
👇2004年当時、映画、アニメOVA作品ともに、「キューティーハニー」を歌ったのが、倖田來未さん。この「キューティーハニー」が倖田來未さんの人気に拍車をかけました。当時、カラオケでエロカッコよく歌った女性の方も多いのでは
ミ☆⌒ヽ(*゚ロ゚)ノ
👆倖田來未-KODA KUMI-『キューティーハニー』~ 20th Year Special Full Ver. ~
作詞 - クロードQ / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - h-wonder / 歌 - 倖田來未
 
5月26日、11thシングル「LOVE & HONEY」をリリース。このシングルが、久々のトップ10入りのヒットを記録した。このシングルに収録された、本人も友情出演した映画『キューティーハニー』の主題歌でもあるアニメ「キューティーハニー」主題歌のカバー曲は、彼女の人気を押し上げた曲となりました。倖田さんは「エロかっこいい」と形容される独自のスタイルを確立した。
 
 
【Re キューティーハニー・作品の概要】
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実写映画版『 キューティーハニー』からのスピンオフ作品。全3巻がリリースされています。
作品全体が、1973年のテレビアニメ『原作版』を強く意識した作風となっています。『F』では控えめだった露出、ギャグも多く描写されている他に、特に音楽面で女性スキャットをメインに据えた『原作版』のコンセプトを踏まえた楽曲作りが行われています。初代の劇伴も一部アレンジの上、流用されています。
そして美術的には、視聴者の好みの分かれるところですが、キャラクターデザインはカートゥーン風の出来上がりで、背景に関しては、単色のべた塗りで表現するなど、『原作版』を意識した絵作りとなっています。
 
ストーリーの大筋そのものは実写映画版を踏襲しながら、映画では表現しきれていない細かい設定がされていて、アニメ作品独自の描写で補完され、ストーリーが、展開していくにつれ、一味違うストーリー仕立てとなっています。
【Re キューティーハニー・あらすじ】
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舞台は近未来の都市。謎の秘密集団「パンサークロー」による破壊行為が多発。警視庁公安8課の秋夏子率いる警官隊は日々対応に追われています。
 
そんな中、科学者・如月博士の創り出した美少女アンドロイド・如月ハニーは、誕生後まもなく父をパンサークローに殺され、憎しみを胸に愛の戦士キューティーハニーとなってパンサー怪人たちと戦っていました。ハニーとパンサークローの戦いは激しくなっていく中で、パンサークローの首領シスタージルと、ハニーとの思わぬ関係が明かされていくことに・・・
 
【Re キューティーハニー・主なキャラクター:キャスト】
如月 ハニー(きさらぎ ハニー) / キューティーハニー:堀江由衣
本作品の主人公。如月博士の娘。実は如月博士の創り出した究極のアンドロイドである。体内に内蔵されたⅠシステムの力で変幻自在に姿を変えることが可能。
誕生直後にパンサークローの襲撃を受け、殺された父のことはあまり覚えていないが、「神でも悪魔でもない、人間として生きろ」という遺言を託され、OLとして平凡な日々を過ごしつつ父を奪ったパンサークローを深く憎む。生まれてからまだ1年ほどしか経っていないので、精神的に幼い。
映画版からのスピンオフであるため、映画同様、女子高生ではなくOLです。
 
本作での名乗り口上は「天に星、地に花、人に愛を! 愛の戦士キューティーハニーさ!」
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秋 夏子(あき なつこ):野田順子
過去作とは設定やキャラクターデザインが大きく異なり、今作では警察庁公安8課に所属する女性警部となっています。パンサークローが絡んだ事件を追っているときにハニーと出会う。有能だが感情表現が苦手で、気が強く頑固な性格。ゆえに組織で孤立しておりハニーや青児に対しても頑なだったが、徐々にハニーを認め、協力的になっていく。
早見 青児(はやみ せいじ): 石川英郎
新聞記者を名乗る謎の男性。キャラクターデザインは比較的原作に近い。
 
(パンサークロー(Re:))
シスター・ジル:伊倉一恵
パンサークローの女首領。その正体は、如月博士が放棄した究極の生体兵器である。不老不死の体を持ち、彼女もIシステムを内蔵されているが、彼女のものは開発中に暴走。その影響で無数の傀儡の腕が体から生えている。ハニーの身体をつけ狙う。
執事(しつじ):清川元夢
ジルに仕える忠実な執事。殺された如月博士に似た姿をしており、最終決戦の場でハニーを惑わせるが、ハニーを機械呼ばわりしたことで「人間として生きろ」とハニーに諭していた本物との差異を見破られ、討たれた。
(パンサークロー四天王)
パンサークローの幹部格で、ジルに仕える4人の実力者たち。ゴールド、ブラック、スカーレット、コバルトクローの4名の幹部のうち、ブラック、スカーレット、コバルトクローの3名は『初代』の企画没案におけるパンサークロー配下の名前が採用されています。なお、本作品におけるパンサークローは、幹部格から下位の部下まで、如月博士を産みの親に持ちながら見捨てられたジルが己の孤独を慰めるため、内蔵されたIシステムを使って生み出したものである。
ブラック・クロー:冬馬由美
パンサークロー四天王の一人。黒髪白塗りの左半面が姉で銀髪黒塗りの右半面が弟。剣術の使い手。四天王の中では最強の戦闘力を持つ。実は如月博士を殺した張本人。必殺技はマイクを使って歌い、超音波を手杖を集中して発射する光線技「ブラック・ビーム」と、両腕を剣に変形、腰から上を高速回転させ相手に突進をする技「ブラック・トルネード」。
永井豪ファンなら一目瞭然の、『マジンガーZ』のあしゅら男爵のオマージュキャラである。また、同作品に登場したブロッケン伯爵同様、首と胴体を分離させる描写もある。
スカーレット・クロー:今野宏美
パンサークロー四天王の一人。和をイメージした朱色の衣装を纏った女性幹部。見た目や声は幼女そのものだが冷酷かつ陰湿な性格の持ち主。街じゅう至るところで無差別破壊を行い、「キューティーハニーこそ迷惑な存在」だという捩じれたイメージを人々に植え付けること(夏子曰く「バカな女の卑怯な屁理屈」)でハニーを追い詰めようとする。
必殺技は傘の前端から放つ赤い破壊光線と、口をメカ状に変形させて、そこから発射する「スカーレット・ビーム」。
コバルト・クロー:金月真美
パンサークロー四天王の一人。藍色のボンデージ衣裳を纏った昆虫のような姿の女性幹部。その身体には骨格がなく、格闘能力が高い。ハニーに歪んだ愛情を向ける。
ゴールド・クロー:上村典子
パンサークロー四天王の一人。金色の甲冑をまとった女性幹部。肉弾戦が得意な上、身体じゅうに重火器を内蔵している。台詞の中に四文字熟語を混ぜる癖がある。
(ゲストキャラクター(Re:))
万年係長(まんねんかかりちょう):島田敏
寺田 リンコ(てらだ りんこ):小松由佳
高橋 真弓(たかはし まゆみ):金田朋子
泉谷 京子(いずみや きょうこ):杉山佳寿子
ハニーが勤務する会社で働いている掃除のおばさん。心優しい性格で、ハニーにおにぎりを差し入れしてくれる。
実写映画版にも同様のキャラクターが登場するが、こちらでは名前が「鬼谷京子」になっている。
時村刑事(ときむらけいじ):田中和実
三上刑事(みかみけいじ):中尾良平
変珍太(へん ちんた)/へんちんポコイダー:いしかわひでお
変 金太(へん きんた)/へんきんタマイダー:のだ じゅん
初代ハニー:増山江威子
和の巻に登場。人の巻の結末により時空が歪むことで呼び込まれた別の世界のキューティーハニーの一人(人の巻ラストでジル消滅後に現れたパンサー怪人も「空中元素固定装置」を狙う別世界のパンサー怪人)。
夏子の生存に驚き、彼女が生きている世界が存在することを喜んだ。
新ハニー:根谷美智子
フラッシュ:永野愛
別の世界のキューティーハニーの一人。早見青児と結婚し、子供もいることで皆から驚かれる。
 
【Re キューティーハニー・ハニーが使う武器】
シルバーフルーレ
キューティーハニーが使う長剣型の武器。
ハニー・ブーメラン
左腕リボンのハートの部分を飛ばし、2本の鋭い刃が飛び出てブーメランの形になって攻撃する。
シルバーフルーレ・ライトニングシャワー
シルバーフルーレによる超高速の連続突き。
ハニー・スパイラル・タイフーン
シルバーフルーレを高速で回転させ作り出した旋風に敵を巻き込み、その動きを封じる。
ハニー・ミラージュ
虹の七色(赤橙黄緑青藍紫の各一色ずつ)をした7体の分身を作り出し、高速の攻撃で相手を翻弄する。
ハニー・タイフーン
シルバーフルーレを高速で回転させて竜巻を作り出し、相手を遥遠の彼方へ吹き飛ばす。
ハニー・シャイニー
ナノマシンの力を使って、前方に6つの光の盾を作り出す。
ハニー・ライトニング・ランサー
シルバーフルーレを蒼い槍に変えて攻撃。その超振動衝撃波は、ナノマシンそのものをコンマ1秒で分解、完全消滅させる。
ハニー・トルネード
シルバーフルーレを高速旋回させ相手の攻撃を防ぐ。エネルギー負荷の増加に耐えられなくなると維持できなくなる。
 
【Re キューティーハニー・作中用語について】
作中用語(Re:)
Iシステム(イマジナリー・インダクション・システム)
本作品における「空中元素固定装置」のこと。ハニーのチョーカーが起動スイッチとなっている。変身にはエネルギーが必要となり、エネルギーが消耗するとコスチュームが分解してしまう。人間と同じように食事をとることでコスチュームも再生する。
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(エネルギー切れとなるときわどい描写💛)
ジル・ツリー(映画版では「ジル・タワー」)
パンサークローの本拠地。
【Re キューティーハニー・制作スタッフ】
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原作:永井豪
総監督:庵野秀明
監督:今石洋之(1話監督)、伊藤尚往(2話監督)、摩砂雪(3話監督)
シリーズ構成:中島かずき
キャラクターデザイン、タイトルロゴ:平松禎史
美術監督:佐藤勝
撮影監督:福田岳志
色彩設計:辻田邦夫
音楽:上田益
監督助手:田中雅史
プロデューサー:北崎広実、松井俊之、佐藤裕紀、川端基夫
エグゼクティブ・プロデューサー:樋口宗久
アニメーション制作:東映アニメーション
アニメーション制作協力:ガイナックス
製作:LATERNA、東映アニメーション、ガイナックス、トワーニ
 
OVA『Re・キューティーハニー』は現在、Amazon Prime Videoで有料ですが、レンタル視聴はできます。または、Prime Videoチャンネルのマイ★ヒーローの無料体験で¥0視聴は可能です。
 
(各話リスト(Re:))
第一話 2004年  9月21日 天の巻 (脚本:中島かずき)(演出: 今石洋之)(作画監督: 平松禎史)(美術監督: 佐藤勝)
第二話 2004年10月21日 地の巻 (脚本:中島かずき、笠井健夫)(演出: 伊藤尚往)(作画監督: 市川慶一、平松禎史(作画監督協力)(美術監督: 佐藤勝)
第三話 2004年12月21日 人の巻 (脚本:中島かずき、滝晃一)(演出: 摩砂雪、庵野秀明)(作画監督: 夷倭世、平松禎史(特別作画監督))(美術監督: 佐藤勝)
(ドラマCD収録) 和の巻(脚本:中島かずき )
 
エンディングテーマ
作詞・作曲 - 渡辺未来 / 編曲 - h-wonder / 歌 - 倖田來未
第3話では挿入歌として使用。
【Re キューティーハニー・考察、感想など】
 
一連の作品群を観たことがあるかたなら、通常は「ハニー」と呼んでしまいますが、本作OVAを観ると、タイトル名のキューティーの部分を思い出させるくらい、キャラクターデザインがセクシーラインにキュートさが加わっています。
作品の概要でも記していますが、背景やキャラクターデザインなど、ビジュアル的に好みが分かれるところかも知れませんが、そこでそこばかりに目がいっているとドラマの部分を見落としてしまいがちになりそうであります。しかし、ストーリー展開していくとハニーとシスタージルの関係や実に奥の深いドラマ仕立てになっていて、キューティーハニーファンばかりでなく、永井豪のファンまでも虜にするくらいの完成度の高い作品だと個人的には思っています。
 
バックボーンにキューティーハニーの原作版(1973年版)を意識して製作されているのが、よくわかる作品ですが、個人的には原作という一つのカテゴライズを越えようとする意気込みも各種設定に感じます。
ひょっとしたら、『シン・ハニー』なんて作品ができるかもしれません(期待を込めて)(〃▽〃)
 
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ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き?③キューティーハニーFフラッシュ)

アニメの徒然小道
09 /22 2022
🔶今日のアニメの徒然小道では、テレビアニメ『キューティーハニーFフラッシュ』(キューティーハニーフラッシュ)の紹介、考察感想などを記します。
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今日は、まず本作の主題歌のオープニングテーマを観てください。

【キューティーハニーF・主題歌】
オープニングテーマ

👆【公式】アニメ『キューティーハニーF』OP映像:SALIA「キューティーハニー」/Cutie Honey Flash
♬「キューティーハニー」
作詞:クロードQ / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:SALIA

エンディングテーマ

歌・作詞・作曲 - 岡本真夜 / 編曲 - 十川知司

【キューティーハニーF・作品の概要】
『キューティーハニーF』(キューティーハニーフラッシュ)は、1997年2月15日から1998年1月31日までテレビ朝日系列にて放送されたリメイク版になります。5年間続いたセーラームーンシリーズの最終作『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』の後番組であり、兼ちゃお創刊20周年記念事業の一環として製作されました。

この作品では永井豪は「原著作」です。その上で、実質の原作者・飯坂友佳子さんが、少女漫画に翻案した形で企画当初より参加・漫画化しました。コミックスのカバーイラストとカラーイラストは飯坂友佳子さんによる描き下ろしセル画調の絵となっています。

この作品でのハニーを演じる永野愛さんが、声優デビューした作品でもあります。また、番組終盤にハニーをサポートする女性科学者・神崎美津子役として初代ハニー役・増山江威子さんがゲスト出演しています。

1作目のテレビシリーズに比べると、少女向けアニメ的な作品となっていることは、オープニングからも伺えます。これは原作の漫画版が少年漫画雑誌で連載されていたことに対し、本作品の漫画版は少女漫画雑誌『ちゃお』に連載されていたことが影響していることと、テレビ放送枠として『セーラームーン』の視聴者層にそのまま見続けてもらうために制作されたためです。『キューティーハニー』の原作や第1作のようなギャグやセクシーなお色気要素などは少なくなっています。

しかし、原作にはなかった恋愛ストーリー、近親憎悪、三角関係、結婚、出産などの女性視聴者を意識した要素を取り入れ、ドラマ展開が入っているからです。

とはいえ、少年漫画雑誌『別冊コロコロコミック』や男女兼用の学年誌にも漫画版が連載されており、もう一人のハニー「ミスティーハニー」という戦闘的なライバルが登場したりと男性視聴者に対する配慮の描写も見受けられます。本作品におけるハニーというのはアンドロイドではなく、空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体であり、最終回では青児との間に生まれた娘が登場しています。

バンダイのアンケートによると、1997年4月調査の「好きなキャラクター」では、3歳から5歳女児と6歳から8歳女児の2部門で「キューティーハニー」が1位を獲得している。実写ドラマ版の『キューティーハニー THE LIVE』で剣持ユキ(シスターユキ)を演じた竹田真恋人も、本作品をよく見ていたという。

10月以降は土曜18時30分から(ただし朝日放送は新・部長刑事アーバンポリス24(土曜日19:30 - 20:00枠で放送)のため放送時間を土曜日17:00-17:30(変動もあった)枠に繰上げ)に変更になったが、およそ一年で終了、次番組『アニメ週刊DX!みいファぷー』に交代した。テレビ朝日と東映動画(当時)によるテレビアニメとしては最後のセル画制作となった。

朝日放送では放送時間移動を機にテレビ朝日から事前に番組素材を受けての自社送出としたため、提供表示がブルーバックに変更されるとともに、提供クレジット時のBGMも廃止された。  

【キューティーハニーF・あらすじ】

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第一部 1話~13話 (試練編)

主人公、如月ハニーは、聖チャペル学園に通う女子高生です。寮生が帰宅を許される月に一度のその日、16歳の誕生日を迎えたハニーは父・如月猛との久しぶりの再会を楽しみにして自宅へ向かっていました。ところがそこへ覆面の男たちと謎の女怪人が現れ、ハニーの父を目の前でさらい、ハニーの家は放火され焼け落ちてしまいます。悲しみにくれるハニーの前に、突然、白百合を携えた謎の男性が現れ、父からの誕生日プレゼントだというチョーカーと指輪を手渡します。そのチョーカーの力で多彩な変身能力と、戦士「キューティーハニー」に変身する力を得たハニーは、父を取り戻すために父をさらった組織・豹の爪(パンサークロー)との戦いに挑んでゆきます・・・

第二部 14話~23話 (運命編)

シスタージルとの決戦からしばらくたったある日、葉月聖羅という転校生の少女が聖チャペル学園にやってきます。聖羅はハニーがいるフェンシング部に入部し、ハニーとの手合わせで彼女を圧倒し、フェンシング部の部員たちを驚かせます。その後、クールで勉強もスポーツもこなせる聖羅はハニーと並ぶ学園のアイドルになるが、その一方で彼女はなぜかハニーを強く憎むのです。

そんな中、豹の爪の怪人が学園に現れ、聖羅をさらっていく。すぐさまキューティーハニーに変身して聖羅を助け出したハニーだったが、その直後に聖羅は、ハニーの目の前で第二のキューティーハニー「ミスティーハニー」に変身し、怪人を倒して見せたのです。驚くハニーに、聖羅は自分はハニーの双子の妹だと告げる。

その後も聖羅はハニーに敵意を向けて幾度となく彼女と対立するようになるが、その一方で憎しみが高まるたびに聞こえる謎の声に悩まされていた。そして幾度かの対決の末、ハニーと聖羅は自分たちの正体を知ることとなる。

第二のハニーの出現、ハニーを見守る謎の男性「黄昏のプリンス」の正体が明かされるなど、物語はここから大きく動き出していきます。

第三部 24話~39話 (覚醒編)

ハニーとの対決で敗れたシスタージルが復活。ジルは世界各国から豹の爪の精鋭を集めて新パンサー軍団を結成し、ハニーの持つ空中元素固定装置を再び狙い始めるのです。

一方、ハニーは父や聖羅の死を乗り越えて再び立ち上がり、夏子や青児を初めとする大切な人々を守るために豹の爪と戦う決意を固めます。そんな中、新パンサー軍団の精鋭たちが次々にハニーを襲撃。その戦いの中で、ハニーは自分の空中元素固定装置に秘められた本当の力を知ることになる。それでもなおみんなを守るために戦おうとするハニーに、豹の爪の首領パンサーゾラとの決戦の時が迫りつつあった。

【キューティーハニー(F)・主な登場人物:キャスト登場人物】

主人公(F)

如月 ハニー(きさらぎ ハニー):永野愛(タイトルコールおよび後半次回予告ナレーションも兼任)

本作品の主人公。1981年2月8日生まれのAB型。身長166cm。誕生花はフリージア。聖チャペル学園に通う16歳の美少女。スポーツ万能で、フェンシング部に所属している。背中まで流す長い金髪と無駄のないスリムな身体と美貌の持ち主。加えて元気な笑顔が絶えない聡明な性格も相まって、学園内では全校生徒のアイドル的存在です。女生徒たちからは「ハニーお姉様~~~💛」と呼ばれ親しまれている。

16歳の誕生日に父・如月猛を豹の爪にさらわれ、挙句の果てに自宅も放火されてしまうという悲劇に見舞われる。ショックで泣き崩れていた際に現れた謎の男性「黄昏のプリンス」から指輪とチョーカーを渡され、以後その不思議な力を駆使して様々な姿に変身し、豹の爪との戦いに挑むことになります。実は、彼女は人間ではなく空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体なのです。父が豹の爪から逃走する直前に空中元素固定装置から生まれ、その後父が逃走した際研究所から連れ出され、父から愛を注がれ人間として育てられたのです。一度は黄昏のプリンスから自分の正体を知らされ絶望するが、父の叱咤で立ち直り、その後妹である聖羅の空中元素固定装置と融合、「ハイパーハニー」に変身できるようになります。チョーカーと指輪のエンブレムはハート型。

パンサーゾラとの最終決戦の直前に青児の子供を身ごもり、一度はゾラと共にダイヤモンドになって消滅しようとしたが、胎内にいた子供の声を聞いて再び気力を取り戻し、青児の下へ生還します。その後娘を出産し、その子にかつての戦友と同じ名前の「聖羅」と名づける。そして3年後、大学生になった時に青児と結婚した。

下記の華麗なる七変化以外にも毎回様々な姿に化けています

ナースハニー

ハニー七変化の1形態。看護師の姿。治癒能力に長ける。注射器で敵を撃退したり、包帯で纏めて拘束することもできる。髪は薄栗色のカールヘア。

ステージハニー

ハニー七変化の1形態。歌手の姿。歌やダンス、モデルなどの能力に長ける。華麗なアクションで敵を圧倒することがある。髪は金色の蜷局型。七変化の中で最も前髪が長く、鎖骨まで垂れ下がる。

エスコートハニー

ハニー七変化の1形態。スチュワーデスの姿。デパートなど、大勢の人がいる建物に潜入する際に便利な姿。敵を誘い込み、罠に嵌めるのが得意。髪は濃茶色の、ふっくらした内巻き型。

スクープハニー

ハニー七変化の1形態。カメラマンの姿。情報収集能力に長ける。カメラフラッシュによる目眩ましや、カメラフレームからスプリングパンチを繰り出し不意討ちできる。髪は橙色のボブカット。七変化の中では最も髪が短い。

エレガンスハニー

ハニー七変化の1形態。花嫁の姿。その場違いな姿から、敵を惑わせる。汎用性は低いため、七変化の中では最も使い時が少ない。髪は金の重束。

ハリケーンハニー

ハニー七変化の1形態。女性ライダーの姿。運動神経全般に長ける。オートバイなどのあらゆる乗り物を乗りこなし、機械の扱いにも優れる上、肉弾戦にも強い。そのため汎用性は非常に高く、全ての変身の中でもキューティーハニーに次いで多くの登場と見せ場が用意され大活躍する。ハニーが初めて変身した姿でもある。髪は漆黒のロングストレート。ただし如月ハニーとは違って髪先は固まっておらず、大きく広がり華麗に風に靡く。七変化の中で最も髪が長く、髪先は腰を越え臀部まで至る。

キューティーハニー

「ハニーフラッシュ!」の掛け声で空中元素固定装置が赤い色を帯び、如月ハニーが変身した姿。ハニー七変化の1形態であり戦闘モード。決め台詞は「愛の光を持つ乙女!キューティーハニー!あなたの人生、変わるわよ!」。髪は赤いショートヘア。コスチュームは体にフィットしたレオタード状のもので、上半身が赤、下半身が濃い紫の配色。白地に金縁の手袋とロングブーツを着用し、耳には白いパールのピアス。

極めてシリアスな性格の形態だが、第14話では早見青児が不可抗力で胸に顔をうずめてきたときは恥じらう面を見せたり、第25話では敵の猛攻を受けながらも油断をし、攻撃された挙句に崖から落ちそうになるという間の抜けた面も見せた。

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(キューティーハニー究極の必殺技・ハニーインビテーション)

空中元素固定装置

ハニーの心臓に埋め込まれているハート型の装置。ハニーの変身の際に使用される。ハニーがこの装置の秘密を知るまでは、変身チョーカー自体が空中元素固定装置だと思い込んでいた。表面にフリージアの模様が刻まれており、変身するとその形態に合わせてフリージアの模様の光る色が異なる。後に聖羅の空中元素固定装置と融合しパワーアップします。

ハニーブーメラン

キューティーハニーの牽制技。ハニーの腕についているブレスレットのハート形の装飾から生成される刃付きの小型ブーメランを飛ばして攻撃。主に豹の爪の戦闘員を一掃する際に使われる。

シルバーフルーレ

キューティーハニーの武器である剣。フェンシングのフルーレに似た形をしている。柄の中心にピンクのハート形の装飾がついている。商品化の際には「ハニーフルーレ」という名称で発売された。

ハニーライトニングフレア

シルバーフルーレから放つ強力な必殺技。エネルギーをフルーレの刀身に収束させ、赤いFの形のエネルギーをぶつけて爆破する。命中率はあまり良くない。

治癒能力

空中元素固定装置の覚醒後はキューティーハニーの身体から外傷とコスチュームを恢復してくれる。他人の外傷でも治せるらしい。

【キューティーハニー(F)・制作スタッフ、放送データ】

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原作著作:永井豪

シリーズディレクター:佐々木憲世

シリーズ構成:山口亮太

キャラクターデザイン:下笠美穂

美術デザイン:鹿野良行

音楽:佐橋俊彦

選曲:水野さやか

プロデューサー:上田めぐみ、太田賢司(以上、テレビ朝日)、矢田晃一(東映エージエンシー)、東伊里弥

アニメーション製作:東映動画

制作:テレビ朝日、東映エージエンシー、東映

放送期間:1997年2月15日~1998年1月31日 全39話

放送局:テレビ朝日系列

原作版『キューティーハニー』、『キューティーハニーFフラッシュ』は、U-NEXTで視聴可能です。『キューティーハニーFフラッシュ』は、U-NEXTで視聴可能です。または、Prime Videoチャンネルの東映アニメチャンネルの無料体験で¥0円視聴が可能です。

【キューティーハニー(F)・考察、感想など】

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本作『キューティーハニーFフラッシュ』は、個人的な見方ですが、勇気あるリメイクだと感じます。原作アニメもOVA作『新キューティーハニー』も、大セクシー路線の人気作。この放送枠の前作があの『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』です。個人的な勝手な想像ではありますが、製作に関してはこれは相当悩みどこの多い制作であったのではないでしょうか?

この2大路線の作風を考えると、よく制作されているリメイクも作と思います。根底には人間の愛や欲をテーマにして、ドラマ展開されています。キャラクターデザインは女性受けしそうなデザインで落ち着いています。以前よりもより女の子向けに仕上がりました。特に早見青児や黄昏のプリンスの外見は、いかにも女の子受けしそうなイケメンです。そして、肝心な変身シーンは思っていたよりもセクシーでした。やっぱり、『キューティハニー』といえばこのシーンがなくてはというところは抑えています。あらゆる面で、この作品はリメイクというより新作のような新鮮さは感じました。

ただ、ハニーに子供ができたのは、びっくらポン(*^_^*)

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ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き②OVA「新・キューティーハニー」)

アニメの徒然小道
09 /21 2022
🔶今日のアニメの徒然小道では、どのハニーがお好きということでその第2弾。OVA作『新・キューティーハニー』(しん・キューティーハニー)の紹介、考察しながら、『キューティーハニー』の魅力を探っていきたいと思います。
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『新・キューティーハニー』(しん・キューティーハニー)は、永井豪とダイナミックプロの漫画作品『キューティーハニー』のアニメ化作品。1994年から1995年にかけてOVAで展開された新シリーズで、ストーリー展開としてはテレビアニメ版第1作の100年後を描いた続編です。エピソードは全8話になります。オリジナルシリーズより約20年ぶりに製作された作品で、キャラクターデザインなどは少年チャンピオン連載版に準じています。媒体がOVAということもありあって、劇中のハニーの変身シーンは、テレビ版以上に過激にそしてセクシーに描写されています。

当初は全4話で終了予定だったのですが、レンタル業績が好調だったことから12話まで制作が延長されましたが、製作会社の倒産により8話で打ち切りとなってしまいました(この第8話にはハイライトの入っていないカットが複数あります。また、第9話は脚本が完成していたため、DVD-BOXの特典CDドラマとなっている)

【新 キューティーハニー・あらすじ(新)】
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パンサークローとの決戦から100年後の世界。「キューティーハニー」こと如月ハニーは、戦士としての力と記憶を封印し、今では犯罪蔓延している大都市コスプレ・シティで、市長秘書として働く毎日である。
そんなある日、街を牛耳る魔王ドルメックの一団の襲撃を受けたことをきっかけに、ハニーはかつての力と記憶を取り戻し、キューティーハニーとして覚醒する。この魔王ドルメックには恐るべき野望があり、かつておそれられたパンサーゾラの復活をもくろむドルメック相手に新たな戦いに臨み、これを打倒するもゾラの復活は果たされてしまう。ハニーはかつての宿敵パンサーゾラとの新たなる戦いの渦中へと導かれていくことになる・・・
【新 キューティーハニー・主な登場人物(新):キャスト】
《主人公》
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(新)如月 ハニー(きさらぎ ハニー) / キューティーハニー:根谷美智子
本作品の主人公。100年前、犯罪結社パンサークローと戦った愛の戦士キューティハニー。その正体はロボット工学研究者・如月博士が作り出した、空中元素固定装置による変身能力を有する女性型アンドロイド。
パンサークローとの決戦以降、戦いの記憶と力は封印されており(サントラのブックレット掲載の設定資料では「パンサークロ―との決戦後、ある場所で眠りについていた」とされるが、詳しい経緯についてはアニメ本編中では明かされず、完結している)、普通の一般人として、ライト市長の秘書を務める日々を送っていた。ドルメックが送り込んだデス・スターの襲撃を受け窮地に追い込まれた時、皆を守るために戦いたいという強い願いによって封印が解かれ、記憶を取り戻してキューティーハニーとして覚醒を果たす。ゾラの復活を目論むドルメックの野望を食い止めるべく、再び戦いに身を投じる。

キューティーハニーの存在は、伝説の戦士として語り継がれて(団兵衛の私設研究所の地下に彼女を模した女神像が安置されており、ハニーの封印が解けた際に像の両眼から放たれた光が彼女に変身チョーカーを授けている。)おり、世界が危機に落ちた時に蘇る存在であると同時に、ゾラが封じられし邪空門を押し開くカギとなる存在であると作中でドルメックの口から語られている。その言い伝え通り、邪空門の門番であるドルメックをその手で倒したことで、ゾラの復活を招き、復活寸前のゾラとドルメックを固定装置の力で作り出した結晶体に封じ込めた直後、空中戦艦の爆発に巻き込まれるが、無事生き延び仲間たちとの再会を果たす。
アニメ版第1作と異なってコスチュームの配色が原作に準じており、トップスは青色でボトムスは赤色です。また、私服のデザインも原作版に準じているが、ワンピースからツーピースに変わっている他、色はピンク基調で、服の柄も原作と異なる。
《早見一家》
早見 直慶(はやみ ちょっけい): 松本梨香
早見赤カブ・大子夫妻の息子で、かつてハニーと共にパンサークロ―と戦った早見家の長男・青児の曾孫にあたる。思春期の純情な少年。母校の先輩に当たるライト市長を尊敬・応援しており、その縁で市長秘書の如月ハニーと知り合う。
早見 団兵衛(はやみ だんべえ):富田耕生
かつてパンサークロ―と戦うハニーに協力していた早見家の当主の老人で、直慶の曾祖父である。
ハニーを見守るためにサイボーグとなってまで延命。100年たった今もなお健在。コスプレ・シティの郊外に私設研究所兼自宅を有し、直慶親子とハニーを引き取る。そして100年前同様、一家総出でハニーの戦いをサポートする。
サイボーグ化によって身体能力が強化されている他、ブレストファイヤーやダブルハーケンなど『マジンガーZ』シリーズに登場する主役ロボットと同等の武装を内蔵しており、雑魚敵相手に打ち負けてしまうことも多かったテレビ版と比べると戦闘力が格段に向上している。
早見 大子(はやみ だいこ):深見梨加
団兵衛の長男・青児の孫娘になる。夫の赤カブと共にコソ泥を稼業としている。怒りに我を忘れると超人的な怪力を発揮し、第4話で常人には切れないはずのピーピングスパイダーの蜘蛛の糸を引きちぎって拘束を打ち破る。学生時代に番長連合の初代総長を務めていた過去を持つ。
早見 赤カブ(はやみ あかカブ):高木渉
大子の夫で、妻と共にコソ泥を稼業としている。背が低く横幅の広い体格。ハニーの入浴を覗いたり、興奮して大子を押し倒したりと、スケベな性格だが、妻と息子を深く愛している。見かけ以上に打たれ強く、学生時代に、女番長だった大子とのタイマン勝負で何度倒されても必ず起き上がり、それを見た大子が惚れ込んだのが、2人の馴れ初め。
《敵キャラクター》
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ドルメック:屋良有作
コスプレ・シティに君臨する闇の魔王。その正体はハニーに敗れし邪悪の精霊たる母パンサーゾラの魂が潜む邪空間の門の番人。門を開いてゾラを甦らせることを目的に暗躍する。そのために必要な闇のエネルギーを集めるべく獣人化カプセルをばら撒き、悪しき心の者たちの欲望を煽る。
そして直慶を人質にハニーを本拠地におびき寄せ、交戦の末にゾラ復活に必要なハニーの力を得るためにその一撃をわざとくらい、門を開いてついにゾラを復活に導く。直後、固定装置の力を全開にしたハニーの捨て身の封印により結晶体に封じられたまま戦艦の爆発に巻き込まれた。
ブラックメイドン:山田妙子
常にドルメックと行動を共にしている少女。翼の生えた人型ロボットの頭部に埋め込まれたカプセルの中に人間の体が埋め込まれている。赤髪の長髪と中性的な容姿と顔立ちで、胸のふくらみがないことから幼いようだが性格は極めて残忍。
超能力の持ち主で、本拠地に侵入してきたハニーをサイコキネシスで翻弄するが、ハニーの捨て身の陽動作戦にひっかかり、その隙を突かれてシルバーフルーレの渾身の一撃をくらい絶命。その後、パンサーゾラの魂を宿すための依り代として捧げられた。
ピーピングスパイダー:掛川裕彦
サイバネティック・アイと蜘蛛のように身軽な体を持つサイボーグ怪人。ドルメックの配下の一人。
第1話で市街演説中のライト市長の襲撃に加わっていた他、第3話のセイレーンとの戦いの決着直後に姿を現し、ハニーをドルメックの下におびき出すべく直慶を人質にして逃げていった。第4話の空中戦艦での決戦の際はハニーたちを蜘蛛糸で拘束するも怒りに我を忘れた大子に破られた末、早見一家に追い詰められて叩きのめされる。その後見逃されて戦艦を逃げ出していたらしく、第8話で再登場しストリップ劇場の天井裏でのぞき見をしていたところを捕まえられてゴールドディガー捜索への協力を強要され嫌々ながら従って居場所を突き止めた。戦いのさなか、奪われたISRMの力で冷凍庫に送り込まれてしまった際にハニーと心を通わせ、敵の位置をハニーに教えてサポートする。
デス・スター:玉川紗己子
第1話に登場。ドルメックの配下の一人で市長抹殺のために送り込まれた女殺し屋。
あえなく蹴散らされて追い詰められた団兵衛をかばおうとしたハニーを容赦なく機関銃で打ち抜くが、それがためにハニーの記憶の覚醒させることになる。
獣人化カプセルを自らに打ち込み立ちふさがるも追い込まれ、固定装置の力で強化され巨大な光の剣と化したシルバーフルーレで一刀両断された。
アドニス:石川英郎
カエサル:長嶝高士
宝石姫(ほうせきひめ):松井菜桜子
第2話に登場。コスプレ・シティに宝石店「宝石姫」を構える女性店主。しかしそれは表の顔。裏では気に入った美少女を誘拐し、永遠の美を与えると称して凍結させ、コレクション化していた冷酷な女。
ハニーに目を付けコレクションに加えようと目論み、直慶たちを人質にとっていいなりにさせ、液体プラスチックでハニーを固めて思惑を果たすものの、空中元素固定装置の力で拘束を解かれる。獣人化してキューティーハニーに変身したハニーと交戦した末、液体プラスチックを浴びせかけられて身動きを封じられシルバーフルーレの一撃に倒れる。かろうじて息はあったものの、死の寸前のバーチャルハッカーに道連れにされ、爆死。
バーチャルハッカー: 松本保典
第2話に登場。オカマ口調のサイボーグ。ドルメックの配下の一人。宝石姫のサポート役として送り込まれた。
名前の通り凄腕のハッカーで、バーチャル映像を駆使して相手に幻像を見せる攻撃で直慶たちを捕獲。その後、液体プラスチックの拘束から逃れたハニーに再び襲い掛かるも幻影を破られ、シルバーフルーレに貫かれて動けなくなった。戦いが終わるころには爆発寸前に至っており、液体プラスチックで身動きできなくなったまま倒れていた宝石姫を巻きこみ爆散。
セイレーン:高乃麗
第3話に登場。人気絶頂の女性シンガー。ドルメックから入手した獸人化カプセルを裏で売りさばいていたバイヤー。
戦いの現場に残されたカプセルの残骸の足取りを追ってきたハニーに正体を暴かれ、獸人化カプセルを使用して変身し襲いかかる。戦いの末にハニーに獸人化カプセルを突き立てるが、アンドロイドである彼女に効果はなく、隙を突かれてシルバーフルーレに貫かれ、そのまま一刀両断される。獣人化時は獣のような咆哮と共に放つ衝撃波で敵を破壊する。
パンサーゾラ:滝沢久美子
秘密結社パンサークローの首領。かつてハニーの父を殺害して彼女がキューティーハニーとして戦うきっかけを作り、そしてハニーに倒された悪の権化であり、人間の欲望の化身でもある。
第4話の終盤でブラックメイドンの肉体を依り代に不完全ながら復活を遂げる。第5話以降、悪しき心の人間の欲望を煽り邪空獣に変容させたり、幻のサムライパークを作り出しハニーたちを誘い込んで邪空獣に襲わせ殺させようとするなど陰で暗躍する。ブラックメイドンの姿がそのまま大人に成長したような妖艶な姿の赤髪の美女となっている。
ジーン:折笠愛
第5話に登場。女子4人組の盗賊団のリーダーで野生的な美女。戦闘能力も高く、襲ってきた悪党3人をあっさり返り討ちにする。パンサーゾラの闇の力に取り込まれて邪空獣に憑りつかれ、金を得るためのお宝と称して奪い取った爆弾を市街地で爆発させようと目論む。その後、邪空獣に変容し、尾から繰り出す溶解液を武器に追ってきたハニーに抵抗するも、ハニーと団兵衛の連携に敗れる。
スカベンジャー:立木文彦
爆弾テロリスト。市街地ひとつを吹き飛ばす威力の爆弾を盾に莫大な金を市長に要求するが、ハニーの活躍で逮捕された。
ポッキー & ジャンヌ:青羽美代子、田野恵
ジーン率いる女子盗賊団のメンバー。邪空獣と化したジーンに溶解液で溶かされ死亡。
夜叉(やしゃ):井上喜久子
第6話に登場。和服姿の美女。自らを「座長」と称して和装の人形たちを傀儡の術で操り、市内を混乱に陥れた。その正体は、遠い過去に存在したサムライパークと呼ばれる和風のテーマパークで稼働していたからくり人形であり、自分たちを省みなくなった人間への復讐心に付け込まれて蘇ったゾラに操られていた(実はテーマパーク自体もゾラが作り出した幻影だった)。オロチ型の邪空獸に変容しハニーに襲いかかるが、戦いの末に殴り飛ばされて高所から落下し建物の残骸の突起に体を貫かれて絶命した。忘れ去られたテーマパークで動かぬまま捨てられていた彼女たち人形の心を思い、ハニーは同情と共に涙を流した。
スコーピオン:安達忍
第7話に登場。監獄島を支配するサディスティックな美女。冒頭の場面で、明(あきら)の攻撃を受け首の骨を折られても絶命せず喋り続けるという人間離れした身体を持つ。私設警察を率いて番長連合の関係者を捕縛し、自らの配下と命懸けの戦いをさせ、それを見て楽しんでいた。ハニーとの交戦を経て邪空獸に変容するものの圧倒された末、施設の爆破に巻き込まれて死亡。
モンスター:安井邦彦
ゴールドディガー:天野由梨
第8話に登場。この世の何よりも黄金を愛する美女。兜博士が開発した空間転移装置「ISRM(イズラム)」を奪い、これを使って金塊強奪を繰り返す。黄金の弾丸を射出する機関銃を愛用している。彼女の特殊能力により、この黄金の弾丸はダイアモンド並の硬度を持ち、対戦したアーマーナイトハニーの鎧もボロボロに破壊される。
ハニーとの交戦の末邪空獸に変容し、散布した金粉をスクリーン代わりにした分身投影によりハニーたちを苦戦させ、原理を見破った兜博士を殺害するが、サイバネティックアイを持つピーピング・スパイダーのサポートによりこれを打ち破られる。激高しISRMでハニーたちを宇宙空間へ放りだそうとするが、稼働中のISRMをシルバーフルーレで一刀両断され、暴走したISRMにより体を別々に宇宙空間へ放り出され消滅した。
【新 キューティーハニー・ハニーが扱う武器(新)】
シルバーフルーレ
キューティーハニーの戦闘武器(長剣)。旧作で見せた光線や雷光による攻撃などは未使用だが、第1話では固定装置の力で刀身を光の刃のように強化し敵を一刀両断した。
ハニーブーメラン
キューティーハニーの投擲武器。左腕に巻いたリボンのハートを刃付ブーメランに変形させて投げる。
ハニーコメット(New)
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ハニー専用の一人乗りジェット機。純白の機体。第1話の終盤、獣人化したデス・スターに追い詰められたハニーが吹いた指笛に反応して起動、団兵衛の私設研究所に併設された発射台から発進しハニーの下に飛来した。第4話で、ドルメック空中戦艦へ進入する際にも使用した。
拘束解除
空中元素固定装置による物質分解を応用し拘束を解く。宝石姫に液体プラスチックで固められた際にこれで脱出した。
封印
固定装置の力で作り出したクリスタル状の結晶に敵を封じ込める。ゾラの復活寸前に至った時ドルメックをこれで封じた。



👆新・キューティーハニー ハニーフラッシュ! New Cutey Honey Flash!

【新 キューティーハニー・製作スタッフ】

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原作・キャラクター原案:永井豪
監督:長岡康史
脚本:静谷伊佐夫、清水東、植村更
総作画監督・キャラクターデザイン:堀内修
メカデザイン:岸本誠司
メカニックデザイン:阿部邦博
美術監督:坂本信人、太田大
音響監督:三間雅文
撮影監督:渡辺英俊
編集:福光伸一
タイトル:マキ・プロ
現像:東京現像所
音楽:外山和彦
音楽プロデューサー:細井虎雄
オープニング原画:石原満、吉田徹、渡部圭祐、吉松孝博
エンディング原画:佐々木正勝
プロデューサー:栗山富郎、坂本雅憲
制作協力:スタジオジュニオ、遠東動画製作有限公司
製作:東映ビデオ

OVA『新 キューティーハニー』は現在、Amazon Prime Videoで有料ですが、レンタル視聴はできます。または、Prime Videoチャンネルのマイ★ヒーローの無料体験で¥0視聴は可能です。

📖参考文献:
『永井豪ワールド エンサイクロペディア キューティーハニー』(勁文社、1999年6月発行)ISBN 978-4766932362
キューティーハニー 最強のヒロイン』(英和出版社、2018年8月発行)ISBN 978-4865456035

【新 キューティーハニー・主題歌(新)】
オープニングテーマ

👆新キューティーハニーOP HD風
♬「キューティーハニー」(1 - 4話)
作詞 - クロード・Q / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - les 5-4-3-2-1 / 歌 - les 5-4-3-2-1


♬「キューティーハニー」英語バージョン(5 - 8話)
作詞 - クロード・Q / 訳詞 - 高尾直樹 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 小西貴雄 / 歌 - Mayukiss(平松まゆき)
エンディングテーマ

👆Shin Cutey Honey Music Collection - Sacred Game / Ending 1 FULL -
♬「サークル・ゲーム」(1 - 2話)
作詞 - 井出千昌 / 作曲 - サリー久保田 / 編曲 - les 5-4-3-2-1 / 歌 - les 5-4-3-2-1

👆宇宙でのランデブー
♬「宇宙でランデヴー」(3話)
作詞 - サエキけんぞう / 作曲 - サリー久保田 / 編曲 - 細海魚 / 歌 - les 5-4-3-2-1

👆OVA新・キューティーハニー ED2 さよならの伝説Full 平松まゆき
♬「さよならの伝説」(5 - 8話)
作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 中村雅人 / 編曲 - 小西貴雄 / 歌 - 平松まゆき
挿入歌

👆Burning UP!!
♬「BURNING UP!」(3話)
作詞 - 帆苅伸子 / 作曲 - 外山和彦 / 編曲 - 外山和彦 / 歌 - 高乃麗
【新 キューティーハニー・考察、感想など】
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本作をまず、原作版(1973年版)と比較するならば、キューティーハニーのキャラクターデザインが、大人っぽくなったということがあります。超過激なセクシー変身シーンも多いです。ギリギリ度がアップしていてとセクシーフェロモンに溢れてて可愛いと思います。個人的に大好きデス。
敵キャラクター陣も原作版のパンサークローはどこか、コミカルさの欠片はありましたが、本作では全体的に重いイメージで作品全体のキャラクターの動きもパワーが増している作風を感じます。とはいえ、それだけでなく本作には、永井豪作品のキャラクターから、デビルマン不動明を彷彿させるキャラクターやマジンガーZを開発した兜博士をサイボーグで登場させたりコミカルな場面も要所要所に散りばめられています。
les 5-4-3-2-1が歌う主題歌も、飾らない若さのある歌い方が作風とのバランスがとれていると思います。本作『新キューティーハニー』も一押しのハニーですね。

何といっても惜しいのは、倒産によって8話で終わってしまったことです。
shireakira.jpg
(こんなサービスカットのシーンも出てきます)
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ハニーフラッシュ💛(どのハニーがお好き?①テレビアニメ1st)

日本のテレビアニメ昭和徒然史
09 /20 2022
🔶拙いブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。台風情報からアニメ考察へと移ります。時系列的にはここで『キューティーハニー(F)』(キューティーハニーフラッシュ)の紹介になるのですが、来年2023年に『キューティーハニー』も誕生して50年を迎えます皆様も御存じの通り、『キューティーハニー』1973年以降、各種メディア展開もされてきました。
ちょっとここでは、アニメシリーズの紹介、考察を混ぜながら、本シリーズの魅力はどこにあるのか探っていきたいと思います。

kyuthihany1973.jpg
(キューティーハニー1st:TVアニメ版より)

この『キューティーハニー』のアニメーションシリーズも、以下の通り発表されました。
  • テレビアニメ版・キューティーハニー(1973年10月13日~1974年3月30日)全25話(個人的に1stと記させていただきます)
  • OVA 新・キューティーハニー(1994年4月21日~1995年11月21日)全8話
  • キューティーハニーF(1997年2月15日~1998年1月24日)全39話
  • OVA Re:キューティーハニー(2004年9月21日~2004年12月21日)全3話
  • Cutie Honey Universe(2018年4月8日~2018年6月24日)全12話

上記以外にも、劇場アニメが2作、キューティーハニー(1974年3月16日公開)キューティーハニーF(1997年7月12日公開)公開されており、2004年5月には庵野秀明監督、佐藤江梨子主演での実写映画版も公開されています。またテレビドラマ化、舞台化などもされています。当ブログでは、上記5本アニメの作品にスポットをあてて順次考察していきたいと思います。

【キューティーハニー1st・作品の概要】

『キューティーハニー』は、1973年に永井豪とダイナミックプロによってメディアミックス企画としてリリースされた漫画とアニメの作品名になります。加えて、いくつかある派生作品のうち、2004年5月公開の実写映画の作品名。また、それらとすべての派生作品における主人公の名前や主題歌の題名。漫画作については、週刊少年チャンピオン』(秋田書店)1973年10月1日~1974年4月1日号に連載され、以降も多くの作家により派生作品があります。

本作キューティーハニーも主人公に変身能力があることから、これまでの魔法少女もの同様に扱われがちですが、、その能力の根本に科学的な設定(仕掛け)が据えられているため、厳密にいえば魔法少女の定義には当てはまらない作品となります。内容の近似性から東映魔女っ子シリーズの一作品として扱われて映画公開(東映まんがまつり)されていました。

【キューティーハニー・その作品内容】

hanifrash01.png

体に組み込まれた「空中元素固定装置」により、七変化の変身能力と無類の戦闘力を発揮する主人公、少女型アンドロイド・如月ハニーと、世界中の宝石や貴金属の独占を狙う国際犯罪組織パンサークロ―との戦いを、ハニーに夢中である早見一家とハニーとのコミカルなタッチで描かれる美少女アクション活劇。

空中のあらゆる元素を自在に組み替える力を持つ「空中元素固定装置」でハニーは自在に衣装、所持アイテムを変えられ、その衣装に応じた能力を発揮できますその中でも、戦いに特化した戦士としての姿が「キューティーハニー」であり、人間をはるかに超える身体能力を発揮します。パンサークロ―の魔の手が伸びた時、「あるときは○○、またあるときは△△、しかしてその実体は…」と謎めいた口上を述べ、「ハニーフラッシュ!!」の掛け声と共に如月ハニーからキューティーハニーに変身して「愛の戦士キューティーハニーさ!!」と名乗りを上げ、パンサークローとの戦いを繰り広げます。

【キューティーハニー1st・あらすじ】

kisaragihani.png

ミッション系の全寮制高校「聖チャペル学園」にて生活する女子高生・如月ハニーは、ロボット工学研究者・如月博士の愛娘です。今日も厳しい寮長のミハル先生の監視の目をかいくぐって、脱走とさぼりに精を出す活発な娘です。

ある日のこと、謎の世界規模の犯罪組織パンサークローが、ハニーの自宅を襲撃します。彼らの狙いは如月博士が開発した、空気中のあらゆる元素を自在に結合させ望むものを作り出すことができるという究極の機械「空中元素固定装置」だった。博士からの連絡を受けて急ぎ自宅へ戻るが、時遅く、最愛の父の死に直面し慟哭するハニー。怒りと悲しみの中、ハニーは博士の遺言から、自分が博士の手によって生み出されたアンドロイドであること、空中元素固定装置が自らの体内に隠されていることを知るのでした。

空中元素固定装置を平和利用のために守り抜けという父の遺言を胸に、ハニーは父の仇討ちを誓い、愛の戦士キューティーハニーとなってパンサークローと戦い続ける・・・

【キューティーハニー1st・主人公および主な登場人物:キャスト】

(主人公)

如月 ハニー(きさらぎ ハニー) / キューティーハニー:増山江威子

本作品の主人公。ロボット工学研究者・如月博士の愛娘で、全寮制女子学校・聖チャペル学園に在籍する16歳の少女。学園からの脱走を生きがいとするおてんばな女の子。

その正体は、如月博士が心血を注いで造り上げた女性型半生体アンドロイド(人造人間)である。骨格や大脳は機械、外見は生体細胞からなるハイブリッド・ヒューマンである。その姿は人間と寸分たがわぬほどに精巧に作られ、心臓部分に「空中元素固定装置」が組み込まれている。ロボットでありながら人間らしい感情と善悪の判断能力を有し、涙も流せば汗もかき、傷を負えば血も流すし、痛みも感じる体。そして大切な人たちを傷つける悪党に対しては怒りをあらわにします。

博士はハニーに実の娘同然に愛を注ぎ育て、ハニー本人でさえパンサークローに如月博士を殺害されるまで自分を博士の実の娘だと思っていた。固定装置の強奪を狙うパンサークローに父を殺害されたことをきっかけに、これらの真実を知ることとなり、空中元素固定装置を守り抜き、父の仇討ちを果たすためにパンサークローと戦うことを決意する。

首のチョーカーのハート部分のスイッチを操作することで「ハニーフラッシュ!」の掛け声とともに空中元素固定装置を起動し、自由自在にあらゆる姿に変身、それぞれの姿のときはその道のプロとしての能力を発揮することができる。それらの中でも究極的な戦士としてのスタイルが「キューティーハニー」である。この姿のときの彼女は、走力、腕力、跳躍力など人間の4倍の能力を有し、他にも長剣・シルバーフルーレやハニーブーメランなどの武器を使い、さらには反重力ブーツで壁や天井を走ることもできる。一般的なスーパーヒーローに比べれば、ハニーの能力は意外と控えめと言えるかもしれないが、如月博士の言葉を借りれば、これは「ハニーが人間の心を理解できるよう、人間の能力を大きく越えた物にしなかった」という理由からくるものである。

漫画版の設定では人間と同じく食事でエネルギーを摂っており、エネルギー不足でピンチに陥る描写(空中元素固定装置が使えなくなる)があるが、アニメ版では2話でカップ麺を食べる描写があるもののエネルギー源については特に言及はなく、固定装置の起動に影響する様子も描かれたことはない。また、漫画版では尿意を感じている場面があります(噴水に飛び込んで放尿している)(゚∀゚)

空中元素固定装置による変身や物質の製造は、自分の身の回りにある物質や空気を一度元素レベルまで分解し再構成することで行われる。変身時に服が飛び散るのはこのためで、髪の長さや色も同様に固定装置の力で変化している。服装から武器のような重金属までその場で作ることが可能。また、はっきりと描写されていない部分もありますが、敵からの拘束を解いたり、それまで斬れなかった敵を本気を出したとたんに両断するなど、物質を元素レベルまで分解する能力を応用して戦っていると思われる場面も見られる。

ハニーとパンサークローの関係は、ハニーから見ればパンサークローは自分たちの欲望で父を殺害した「憎き仇敵」であり、パンサークローから見れば、空中元素固定装置を持つハニーは「あらゆる物質を生み出せる宝の山」にしか見えないのである。

(主人公を支える人々)

早見 団兵衛(はやみ だんべえ):富田耕生

早見家の当主。武芸百般に通じ、忍術の使い手でもある。小柄な体であるが、年齢にそぐわないその身体能力で、パンサークローとの戦いにおいて相手戦闘員をほんろうさせたり、しばしばハニーをフォローする。しかしここぞというところでドジを踏んだり太刀打ちできずにあっさり負けてしまったりすることもよくある。

息子と行動を共にするハニーの父親代わりを自認し、ハニーがアンドロイドであることを知っても以前と同じように我が子のように可愛がるなど義理人情に厚い。ハニーにも「おじさま」と慕っている。自宅と学生寮を破壊され、住むところを失ったハニーを自宅に引き取って面倒を見ながら、息子と共にハニーをサポートする頼もしさの一方で、息子たちとハニー争奪戦を繰り広げたり、順平と一緒にハニーの入浴姿を覗くなど、スケベオヤジでもある。青児や順平からは「父上」と呼ばれている。

早見 青児(はやみ せいじ): 森功至

早見家の長男で東日新聞の記者である。バイク走行中に、ハニーの最初の変身であるハリケーンハニーへの変身の場面に遭遇し、後をつけてきたことでパンサクローの如月家襲撃の場面に居合わせる。スクープ狙いでハニーに話を聞こうとするものの、空気を読めないその行動に激高したハニーの張り手をくらい、泣きじゃくる彼女を見て心を入れ替え、ハニーに協力し共にパンサークロ―と戦うことを誓います。その後、ハニーが如月博士を象ったロボットの口から遺言メッセージを聞くところに立会うこととなり、ハニーの素性と過酷な運命に想いをよせ、様々な面で彼女に協力してゆくことになる。

正義感もあり、長身で割と端整なスタイルではあるが、格闘は強くはなく、どちらかといえばサポートブレーン的な役割をします。ハニーと近しいがゆえに敵に標的にされることもよくあり、ハニーの足を引っ張ることがある。戦いの中で次第にハニーと惹かれ合い、家族公認の恋人となります。ハニーからは「青児さん」、団兵衛からは「青児」、順平からは「兄上」と呼ばれている。

早見 順平(はやみ じゅんぺい):沢田和子

早見家の次男であり、父親譲りのスケベな小学生(兄・青児とは親子並みに歳の差)。「ハニーおねーさまー」といつも叫んでは何かにつけてハニーに抱きつきたがる。ミヨちゃんという同級生の彼女がいるが、いつもハニーに夢中なので、嫉妬され、よく殴られてしまう。ハニーがアンドロイドであることを知った直後は団兵衛共々戸惑うが、その事実を受け入れ、以降も姉のように慕う気持ちは、スケベ心と共にまったく変わらない。ハニーからは「順平ちゃん」と呼ばれて可愛がられているが、執拗にハニーの体に触るなどの悪ふざけが過ぎてお仕置きを食うことがある。

なお、父からは戦闘力も受け継いだらしく、少年ながらかなり腕っ節も強い。足手まといになることも多いが、ハニーの窮地を救うことも多々ある。

早見 直次郎(はやみ なおじろう):増岡弘、西崎章治(第23話 - 第25話)

パラダイス学園の番長で団兵衛の甥、青児・順平の従兄弟である。ゴリラのような大男だが、ハニー転校時に勝負を挑むも敗北し、番長の地位をハニーへとゆずる。戦闘力も高く、パンサー団員程度なら倒せる実力も持っている。

如月猛博士(きさらぎ たけし はかせ):八奈見乗児、峰恵研(第16話)

ハニーの父であり博士号を持つ科学者でロボット工学研究者である。空中元素固定装置の発明者であり、アンドロイドであるハニーの産みの親でもある。空中元素固定装置を狙うパンサークローの襲撃を受けて殺害され、ハニーとの再会も間に合わぬまま死去してしまう。

自分そっくりのロボットに仕込んだテープにハニーの本当の素性と空中元素固定装置についての遺言メッセージを残し、父の仇討ちと空中元素固定装置を守るという2つの使命がハニーの戦いの動機となる。

(聖チャペル学園)

アルフォンヌとポチは、永井豪さんの初期ギャグマンガのヒット作『キッカイくん』のレギュラーキャラクターを女体化の上で流用している。

常似 ミハル(つねに ミハル):津田延代

ハニーが在籍するミッション系の全寮制高校「聖チャペル学園」の教師兼舎監である。生徒たちからは陰で“ヒストラー”と呼ばれている。抜け出し・サボリの常習犯であるハニーの天敵である。ハニーのあだ名の通りヒステリックな性格で、ハニーの脱走を目の当たりにした際には口汚い口調でわめき散らしながら追いかけるのが定番である。

聖チャペル学園の崩壊に巻き込まれるが、辛くも生き延びた後はその再建に執念を燃やし、資金捻出のためにパラダイス学園に清掃員としてもぐりこみ、後に正職員として赴任する。

本人曰く「ハニーをいじめるのが自分の楽しみ」だが、そんな少々曲がった動機の上ではあるものの、いざという時には体当たりでハニーを助ける思いやりもあるようである。

アルフォンヌ:つかせのりこ

聖チャペル学園の女性教師。時々自分のバストを両手で上下させながら喋る妙な癖がある。可愛い女の子が好きで、ミハルに比べるとかなりハニーらに対する対応は甘い。ハニーを常にヒストラーから庇ってくれており、時には脱走の手助けをしてくれることもある。ハニーに対して生徒として以上の好意を持っているらしく、何かあるごとにくっついてくる。

学園の崩壊時は学校を離れていたため難を逃れており、後にミハルに遅れてパラダイス学園の教師となった。

ポチ:山本圭子、田の中勇(第21話)

聖チャペル学園の校長。小柄で丸顔、いつも目の下に茶色いくまがある。

夏子(なつこ): 吉田理保子、渡辺典子

ハニーの同級生で、寮で同室の大親友。ハニーが学校を脱走する際にはいつも手助けしている。

学園がパンサークローの襲撃を受けた際、侵入してきたシスタージルが変装を解く現場を目撃し、本人の面前で校長にパンサークローの手のものだと訴えるハニーに同調したため標的にされてしまい、ハニーが駆け付けるも時遅くジルの展開するバリアの摩擦熱で致命的な火傷を負わされる。ジルが撤退した後、ハニーの腕の中で静かに息を引き取る。ハニーにとって彼女の死は、自ら後を追って死のうと思い詰めるほどまでに重いもので、パンサークローとの戦いにさらなる理由を与えることとなる。

【如月ハニー・七変化について】

如月ハニー

基本の形態であり、ごく普通の人間の少女としての仮の姿。普段はこの姿で女子学生として過ごしている。

形態独自の能力は持たないが、アクロバティックな動きで敵を翻弄し素手で敵の下っ端と渡り合ったり、バスの床を拳ひとつでぶち抜き鉄板を引き剥がしたり、大の大人を担いだまま片手で大車輪を披露したりと、身体能力自体は変身時にも劣らず高い。

ハリケーンハニー

ライダースーツに身を包んだ黒髪長髪の天才レーサー。バイクを始めあらゆるメカを自在に使いこなせる。その能力から主に移動手段として格闘戦として活用されるため、変身頻度が最も多い。

ファンシーハニー

ファッションモデル。妖艶な美貌と色仕掛けで敵を惑わせる。シガースティック型の吹き矢で牽制する。

フラッシュハニー

女性カメラマン。主に様々な場所に取材と称して潜入時に変身する。

ミスティーハニー

ロック歌手。インパクト抜群の歌で敵を引きつけながら戦う他、敵の目を欺くため流しのギター弾きとして振舞うこともある。

アイドルハニー

国際線のスチュワーデス。元より戦闘向きの職業ではないため、変身頻度は低い。

キューティーハニー

特定職業のモチーフを持たない、真の姿とも言うべき戦闘形態。戦闘に特化した姿で他形態時をはるかに凌駕する身体能力を発揮し、専用の武器である白銀の長剣シルバーフルーレを用いて戦う。

本編中ではこれら以外にも状況に応じて様々な姿に変身して戦います。


【パンサークロー】

世界中の富の独占を目論み、宝石・貴金属や美術品を強奪・収集する世界的犯罪組織。幹部・怪人は全て女性。組織名は「豹の爪」の意。

パンサーゾラ:津田延代

パンサークローの首領。ハニーの空中元素固定装置をつけ狙う。

シスタージル:渡辺典子、北浜晴子(第12話)

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パンサークローの大幹部兼日本支部長で、空中元素固定装置強奪作戦の実質的な指揮官。ゾラの妹でありパンサークローの魔女でもある。ゾラを「お姉様」と呼び、パンサーたちを「かけがえのないお友達」と呼ぶ。

電磁ムチを武器として戦い、極めて戦闘能力は高いです。また魔女だけあって幻術を行使することもでき、最終話でアジトにおびき寄せたハニーを強烈な幻覚におとしいれる。冷酷非道な性格で、ハニーの親友である夏子を容赦なく焼き殺し、敗北した仲間をためらうことなく見捨てる。また仲間の体内に内密に爆薬を仕掛け爆弾として利用し、聖チャペル学園校舎を爆破するなどの行為も平然と行っている。

最終回における決戦時、ハニーが空中元素固定装置をフル稼働させて作り出した大量の宝石に夢中になった隙を突かれ、ハニービームで破壊され崩れ落ちてきた像の下敷きとなり絶命する。

漫画版では、その正体はゾラのペットの豹と描かれていました。

怪人・団員

パンサー怪人

様々な特殊能力を持つ精鋭の女怪人たち。パンサーゾラやシスタージルの召喚に応じて現れ、宝石や美術品、そして空中元素固定装置強奪のために暗躍する。倒されるとパンサー団員と同じく高音と共に気化して消滅、もしくは爆散する。彼ら自身は「アンドロイド」であると述べている(第12話)が、シーパンサーのように幻獣である人魚を改造したサイボーグも存在する。名前はパターン化されている。そのほとんどが「○○クロー」「○○パンサー」のいずれかである(唯一の例外はアイアンサドー)。

【キューティーハニー1st・制作スタッフ、放送データ】

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  • 原作:永井豪
  • 企画:勝田稔男
  • キャラクターデザイン:荒木伸吾
  • 美術デザイン:浦田又治
  • 音楽:渡辺岳夫
  • 撮影:菅谷信行、菅谷英夫、佐藤隆郎、相磯嘉雄、森口洋輔、寺尾三千代、池田重好、吉村次郎
  • 編集:井関保雄、千蔵豊
  • 録音:波多野勲
  • 効果:伊藤克己
  • 選曲:宮下滋
  • 制作進行:宮崎静夫、西村哲一、平野功、桑山邦雄、岸本松司、井内秀治、高木昭雄、松浦錠平、伊藤治子
  • 記録:黒石陽子
  • 現像:東映化学
  • NETプロデューサー:宮崎慎一
  • 製作担当:江藤昌治、吉岡修
  • 制作:NET、東映
  • 放送期間:1973年10月13日~1974年3月30日 全25話
  • 放送局:NET系列(現在のテレビ朝日)

『キューティーハニー』は、U-NEXTで視聴可能です。または、Prime Videoチャンネルの東映アニメチャンネルの無料体験で¥0円視聴が可能です。

【キューティーハニー1st・主題歌】

オープニングテーマ 


Cutie Honey opening (1973)

♬「キューティーハニー」

作詞 - クロード・Q / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 小谷充 / 歌 - 前川陽子

キー局バージョンは1番、ローカル局バージョンは1番と2番。

エンディングテーマ 


夜霧のハニー

♬「夜霧(よぎり)のハニー」

作詞 - 伊藤アキラ / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 小谷充 / 歌 - 前川陽子

キー局バージョンではエンドクレジット自体が存在せず、ローカル局バージョンでのみ使用された。

参考文献

『永井豪ワールド エンサイクロペディア キューティーハニー』(勁文社、1999年6月発行より)ISBN 978-4766932362

キューティーハニー 最強のヒロイン』(英和出版社、2018年8月発行より)ISBN 978-4865456035

【キューティーハニー1st・考察、感想】

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💛1973年の最初の放送当時、当時は『8時だよ!全員集合』という視聴率40%台のモンスター番組の裏番組の影響もありましたが、それでも視聴率が一桁台後半を維持していたようです。以降の長い間人気を持続できた要因としては、色々なファクターがあります。

本作はアニメと漫画が同年に始まっていましたが、1972年にまず、マジンガーZ、1973年のデビルマンの放送のが始まり、永井豪とダイナミックプロの作風と知名度が、若い男の子や女の子の間でも群を抜いて人気が、ありました。

そして、本作の男性でも女性でも楽しめるギリギリのチラリズムが、ふんだんにテンポよく描写されていたことだと思います。当時のテレビ放送時では、テレビのアニメのシーンでオッパイがポロリとか考えられなかった時代なのです。本作は漫画作品も始まりましたが、この『キューティーハニー』は、私も中学生の頃でしたが、漫画よりもアニメにおいての描写には、ハニーちゃんのオッパイやお尻には思わず「おおお~~~💛」と感涙しました。

登場する主役ハニーのセクシーなキャラクターデザイン。と支える早見団兵衛などサブキャラクターは、永井豪の作品の世界でも明るいキャラクター達がハニーを引き立てるという極めてシンプルな構図です。

そして、アップテンポのオープニングテーマソングの軽快さ、前川陽子さんの魔法少女やアニソンで鍛えた独特の個性のある歌い方と『変わるわよ💛』の最後の一言が、作品の戦うスーパーヒロインのキャラクターの存在感を上げていたとともに、視聴者の変身願望をつかんでの大人気となっていきました。

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台風14号暴風圏脱出!?😂

日記
09 /19 2022
🌀台風14号は、現在のところ、九州は暴風圏を脱出できたようである。まだ晴れ間はみえてこないが、風はおさまっています。しかし、中国、日本海から東北へと日本を縦断していく進路の模様だ。いつも台風の通り過ぎたあとに思いますが、最近の台風のルートは、ちょっと予期しない方向へ行くや遠く離れた場所での被害がよくあります。

ニュースを見ると、浸水やがけ崩れや色々な被害状況を見ます。思わぬ事故などに遭わぬように祈るばかりである。
週末は晴れて欲しいなあ~。庭やその他諸々、後片付けをするばかりである。

taifu141915.jpg

とりあえずは、苦肉の策、連環の計も功を奏したようである。

連環






 

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のぶさん

さまよえる爺(._.)人生下り坂のアニオタをひた隠してきた還暦越えのバイク乗りの爺でございます。人生、特に極めることもなく、カラータイマーが点滅中(o|o)