ライダーになろうとした男①出逢い
真面目な思い出話私が、メビウスの2台目として決意を固めた、HONDA CB400X。このバイクを街角で見かけたときから、このバイクをファイヤーバード(焼き鳥??)と呼んでいる。こんなにバイクを身近に、チャレンジするようになったのは、彼との出逢いなくして考えられなかった。
そして、私と亡き彼女(キリナガ ユミ)と必ず、3人で走ることを約束した男だった。
彼(カズヒサ:実名)との出逢いは今から27年前に遡る。当時私は、営業マンとして医療機関を回ってました。私が29歳、彼は27歳。私は当時、名古屋で仕事をしていて、転勤で三河(愛知県岡崎市)から、福岡市内での業務につくため、故郷福岡へ帰ってきたはずだった。
転勤していきなりだった、福岡支店の総務課の課長から「あれ、違うよ。長崎へ行ってよ。どうしてこんなことになったんだ?。とにかく、長崎だよ、長崎へ行って・・・。何の準備もできてないけど。」
私は呆れたのを通り越して、長崎へ行って何日か遊んで辞めてやろうと決めて長崎へ向かった。「こんな馬鹿な話があるか!!?」
長崎駅について、焼けた色黒の顔で、頭はバーコード、黒縁メガネの度のきついメガネをかけた男が、私の名を書いたデカいプラカードを持って「歓迎!○○先輩!!」と駅の構内でメガホン使って、デカい声まであげて叫んでいる。
この男をみて、『何だ、この男は!』正直不気味だった。
「おい!お前は何だ。」
「ひょっとしたら、先輩でありますか?」
「・・カズヒサといいます。末永くお願いしま~す。」
「事務所で待ってりゃいいだろ!」
「あまりの急な話を聞いて、いてもたっても居られなくなり、たまらずお迎えに上が りました~!」
「さあ、むさ苦しい営業車ですが、まあどうぞお乗りください」
事務所に行って、上司に挨拶した。
課長が、「住むとこどうしようかな~。カズちゃん!のとこ空いてるだろ?」
「入れてあげてよ~?」
「ウ(ノ・ω・)ノオオオォォォ-~、喜んで!」
寮に向かった私は、中をみて愕然となった。あまりの汚さに~~~
「先輩、今日は外食としゃれこみましょう。」
「焼き物、揚げ物とかいけますか?」
「あまり、好き嫌いはないよ~」
彼の好きな焼き鳥やに入った。
小さい長崎大学病院の近くの、小さな焼き鳥屋だったかな?
「まあ先輩!ふつつかものですが、これからも宜しくお願いいたします。」
「こちらこそな。」
でもまあ、良く食う男である。
「焼き鳥たまらん~~。先輩、炭火焼で表面をカリッと、七味唐辛子をかけるとこれがまたうまいんですよ~!!。香ばしい~~(^^♪」又、メガホン使って叫んでる。
私の頭の中に、鳥、焼き鳥、カズヒサ・・・そんなイメージが香ばしい臭いと
ともに、植え付けられていった。
これからどうなるんだ?????
次回、ライダーになろうとした男② 一途な男・・カズ
メビウス思い出記は、すべてノンフィクションです。
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コメント
No title
凄い出合い・歓迎ですね~
次回が楽しみです
2016-07-09 11:17 ・ URL 編集
No title
2016-07-09 15:09 55ライダーα URL 編集