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ブラック・ジャック連載誕生50周年①『漫画 ブラックジャック』

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🔶今日のアニメの徒然小道では、今年で誕生50周年を迎えた手塚治虫さんの『ブラック・ジャック』です。その50周年を記念し、今回は、漫画作および誕生の経緯をアニ研時代の記録資料に基づいてその50周年を漫画・アニメ作を数回にわたって感想(懐想記)・考察記を投稿します。
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【漫画 ブラック・ジャック・漫画作品の概要】
『ブラック・ジャック』(BLACK JACK)は、手塚治虫さんによる医療漫画作品です。作品の内容は、天才的な医療技術をもつ外科医だが医師免許を持たない「ブラックジャック」こと間黒男(はざま くろお)の活躍が描かれた作品です。
50年前の『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1973年11月19日号から1978年9月18日号にかけて連載されたのち、1979年1月15日号から1983年10月14日号[1]にかけて不定期連載されて発表されました。全242話。略称は『B・J』で呼ばれます。
本作品は、手塚先生の没後を含めてリメイク作品や派生・オマージュ作品が数多く生み出され続けているほか、アニメ作品や実写、舞台作品へのメディアミックス展開が行なわれています。
今回の当ブログのアニメの徒然小道のカテゴリでは、手塚先生の情熱が一番注ぎ込まれたといっても過言ではない作品を、僭越ではありますが、漫画作品とアニメーション作品の紹介、私が若き頃にいた医薬業を通じての医療現場の経験の視点から感想・考察を交えながら、話していきたいと思います。
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【漫画 ブラック・ジャック・連載の推移について】
手塚先生が亡くなられて34年も経ちますが、その足跡は広く知られているところです。しかし、著名な手塚先生にも大変厳しい時代がありました。それは、1960年代終わり頃の劇画ブーム、あるいは『週刊少年ジャンプ』の新人発掘路線の影響をまともに食らったのが、手塚治虫先生自身といっても過言ではありません。

当時、ヒューマニズムを描く古臭い漫画家というレッテルが貼られ、得意にしていた少年漫画の分野でヒット作品を出せなくなっていたのです。手塚先生自身が言う「冬の時代」(1968年~1973年)です。この頃は、少年誌での連載が激減し、読み切りが増加しています。私もこの頃、「ん~、どうしたんだろう」と感じたことをよく覚えています。
色々と方向性を模索していたようですが、1970年に青少年向けの性教育を意図して執筆した『やけっぱちのマリア』が大ブーイング。1973年には虫プロ商事と虫プロダクションが倒産し、まさにどん底。

これは有名な話ですが、そんな中『週刊少年チャンピオン』編集部は、手塚治虫に漫画家生活30周年記念作品(ただし、1973年当時手塚はデビュー28年目である)として「かつての手塚漫画のキャラクターが全部出る作品」の企画を依頼したのです。編集部内で『週刊少年チャンピオン』編集長の壁村耐三さんが、担当編集者の岡本三司に「死に水をとろうか」とまで相談をもちかけたくらいの状況に追い込まれていた手塚治虫さんはこれを了承したのです。手塚先生は以前に『鉄腕アトム』「ひょうたんなまず危機一発」(1965年)で同様のスターシステムでのオールスター作品を執筆していました。

間もなく、かつての手塚漫画から生まれたキャラクターも次々にブラック・ジャックという外科医にかかるという大まかな構想が出来上がります。ブラック・ジャックというキャラクターには医学生だった頃の手塚治虫さん自身が投影され、また劇画ブームに対抗する意味でアウトサイダー的な存在として描かれました。『手塚治虫漫画40年』(秋田書店)によると「手塚漫画は正義の味方的な主人公が多いので、あえて、アウトサイダーな男の生き様を子どもにもわかるように描こうと考えた」。初期の構想ではブラックジャックはあくまで狂言回しであり、メインはオールスターの方にありました。連載が安定化してからもも時々ブラックジャックが狂言回し的になるのは、この影響からくるものです。

しかし、連載が始まったものの、当初は人気も低く、読者投票人気でもほぼ最下位で、担当編集者の岡本は編集長の壁村から「どうする~?」と聞かれて困ったというが、その後エピソードが展開していくごとに、じりじりと順位を上げ、50話「めぐり会い」あたりから2位に浮上、以降は軌道に乗ったと言われています。
なお、『週刊少年チャンピオン』編集長の壁村耐三さんは、反応がなければ3回で辞める約束だったともいい、手塚自らが「これが最後」と持ち込んだ企画だったとも証言しており、編集者と編集長という当事者同士の間で話が全く食い違っているのです。なお秋田書店自体は『手塚治虫漫画40年』で、編集部が企画を持ち込んだ説を取っています。

当時は漫画ファンに方であればご記憶の方も多いと思いますが、水島新司さんの『ドカベン』、山上たつひこさんの『がきデカ』、鴨川つばめさんによる『マカロニほうれん荘』といった超ヒット作があり、それらには及ばなかったものの、10年間にわたり安定して柱となり、『週刊少年チャンピオン』の黄金時代を支えたといわれています。「人生という名のSL」で定期連載は終了しましたが、その後も『週刊少年チャンピオン』誌上で散発的に13本発表された(最終作品は「オペの順番」)。

手塚治虫さんの息子である手塚眞さんによるエピソードが残されていて、誰にも立ち入りを許さなかった手塚の仕事部屋に、担当編集者が無断で入ったことに怒った手塚が連載終了を宣言したと言われています。

しかしこれには別の理由があったようです。精神外科領域の一種で、脳の前頭前野の神経線維の切断を伴う脳神経外科的な精神障害の治療法の一つであるロボトミー(前頭葉白質切截術)の描写に関する抗議事件があり、医学的な整合性について指摘を受けて描きづらくなったことを生前の手塚が書き残しています。この件に関しては、新聞に謝罪文まで掲載したりしています。

単行本については、秋田書店の少年チャンピオンコミックスにまとめられたのが最初となり、その後も愛蔵版や手塚治虫漫画全集にも収められ、文庫版はミリオンセラーも達成しました。
1994年から始まった1990年代のマンガ文庫のブームの火付け役にもなりました。
アメリカ合衆国では1995年からVIZ社が発行した月刊漫画雑誌『MANGA VISION』にも連載された経緯があります。
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【漫画 ブラック・ジャックを通して追いかけたテーマとは・感想、考察】
本作には、医学的なリアリティと大胆なフィクションが並存していますが、これは医学的な事実よりもストーリー性を優先した、手塚先生の作劇術の一環です。異星人やミイラ、幽霊、感情と自我を持つコンピュータを「手術」するなどという突拍子のない設定のエピソードも存在します。
架空の病気(「99.9パーセントの水」に登場する寄生生物など)も登場したほか、双子の体内にあったもう一人分の脳や内臓からピノコを人体として組み上げて動き回れるようにするといった一部の描写も、現代の医療技術を超越しています。

ブラック・ジャックがスター・システムで登場する別作品『ミッドナイト』では、ブラック・ジャック本人に人間の脳交換手術について「その様な事は漫画だからこそ可能だ」と言わせています。手塚治虫さん自らが語るところによると、当時、東京大学医学部の学生から嘘を書くな!!との抗議の手紙が来たこともあり、それに対して手塚さんは、「東大生ともあろうものが、漫画に嘘があることすら知らないのか」とコメントしています。

手塚治虫さんは、医師免許を持ってはいましたが、医学的知識は昭和20年代(1945年から1954年)にとどまっており、外科医としての臨床経験は、ほとんどありません。

医学会というのは、やはり病を治療するという人の生命を担う業務に携わるため、想像以上に治療技術の進歩に医療機関の組織、組織体系にまで影響するという大きな特長があります。
例えば、1983年にオーストラリアのロビン・ウォレンとバリー・マーシャルにより発見された、ヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori) 、皆様もよく聞きなれていると思いますが、ヒトなどの胃に生息するらせん型のグラム陰性微好気性細菌があります。(単にピロリ菌(ピロリきん)と呼ばれるます。ヘリコバクテル・ピロリと表記されることもあります。

この菌が存在が発表されるや否や、あっという間にこの研究が進み、潰瘍や胃癌発生への関与が指摘され、約10年間くらいでこのピロリ菌への除染法の治療指針が種をなしはじめ、今までの消化性潰瘍や胃癌治療や考え方など無に等しくなってしまいます。いわゆる医学会における情報発表の場である学会発表においては、喧々諤々の医学論争をこの私の眼でまのあたりにしたことも何度もありました。

手塚治虫さんは『ブラック・ジャック』の連載に当たっては、医学書を買い込んで独学したり、医療関係者に取材したりはしていたものの、劇中で治療困難な症例として扱われているものが、実際には連載当時の医療技術でも治療可能な症例であるというミスや、医学用語のミスを多発していました。

当時、同時期に発表された医療漫画に、執筆時点での最新の知識を取り入れた『夜光虫』(柿沼宏・篠原とおる)という作品もありました。しかし、手塚先生は、自らの作劇術を崩しませんでした。手塚治虫さんは「ブラック・ジャックは医療技術の紹介のために描いたのではなく、医師は患者に延命治療を行なうことが使命なのか、患者を延命させることでその患者を幸福にできるのか、などという医師のジレンマを描いた」としています。
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『夜光虫』(柿沼宏・篠原とおる画)
横浜のサンスクリット病院に勤務する内科医・花岡朝美は、美人の観察眼に長けた優秀な医師。彼女の周囲には度々問題を起こす人物が現れる。そうした法の裁きを逃れそうな悪人に対し、花岡は医師としての裁きを与える。時には死を以て。

私はこう考察しています。医療漫画『ブラック・ジャック』には、天才的な医療技術を持ち、医師免許を持たない「ブラックジャック」の活躍が描かれていることが面白いのだが、あらゆる疾患とたたかうB・Jのジレンマの中に生命の大切さと人は生きている間にどう生きるか!?この命題に向き合っていることが最大の面白さがあると思います。

そこに最大のエネルギーを向けた手塚治虫さんは、やはり偉大としかいいようがない・・・👍👍👍

本作『ブラック・ジャック』は、まず原作漫画から読んでいただくのがおすすめ。電子書籍サイト(U-NEXT)へリンクして申し上げるのも何なのですが、今の時代であればこそ、コミック・文庫本の手触りの感触を確かめながら読破するのもまた価値あることなのかもしれません。


【ブラック・ジャック(少年チャンピオン・コミックス) 25】
|マンガ(少年) 手塚治虫|手塚プロダクション|全25巻 完結
473円ポイント

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【関連書籍】
ブラックジャックの漫画作品についての調査、研究や考察、解説を行った書籍などが何冊も出版されている。

  • 手塚プロダクション監修『「ブラック・ジャック 大解剖」新装版』三栄書房(サンエイムック 大解剖ベストシリーズ) 2017年12月8日 ISBN 978-4-7796-3470-3
  • B・J症例検討会『ブラック・ジャック・ザ・カルテ』海拓社 2001年8月15日 ISBN 4-907727-22-4
  • B・J症例検討会『ブラック・ジャック・ザ・カルテ 2』海拓社 2001年12月5日 ISBN 4-907727-24-0
  • B・J症例検討会『ブラック・ジャック・ザ・カルテ ファイナル』海拓社 2003年3月11日 ISBN 4-907727-28-3

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のぶちゃん

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