🔶今日のアニメの徒然小道では、1983年に公開されたテレビアニメ『未来警察 ウラシマン』(みらいけいさつ ウラシマン)の当時のテレビ放送、および配信先動画視聴からの感想(懐想記)の投稿です。
【未来警察 ウラシマン:作品の概要】
タツノコプロは本来、メカアクションものを得意としていて、本作品は当初、未来警察もののSFアクションものとして企画されていたようです[※1]。
しかし実際の制作段階では前番組『ダッシュ勝平』ギャグ主体の流れのため、低年齢層を意識してかギャグ志向の作品となり、主人公やサブキャラクターの表情が大きく崩れる演出なども盛り込まれました。しかし一方でタイムボカンシリーズがマンネリ化した影響を受けてか、タツノコ本来の流れを意識してか中盤以降は主人公の秘密を巡り、当初の企画に寄せたハードな展開がなされるなど、バラエティ豊かなストーリーも展開されて行きました。また登場人物も敵味方に関わらずサブキャラクターまで丁寧に描かれています。
当初の企画のハード路線に合わせたキャラクターデザインは、アニメ映画『幻魔大戦』にアニメーターとして参加したなかむらたかしさんによるものです。大友克洋さんの画風の影響を受けていて、これが初のキャラクターデザイン作品となりました。チーフディレクターの真下耕一さんとともになかむらの『黄金戦士ゴールドライタン』での仕事は注目を浴び、『ゴールドライタン』で経験を積んだ若手スタッフで本作品は制作されています。最終エピソード「サヨナラ2050年」では、エンディングのスタッフロールに、制作に関わった全関係者の名が記されると共に、“そしてこの番組を観て下さった、あなたです!”感謝の意を込めて最後に「……and You!」の演出がなされています。
※1小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 第六十五回 真下耕一」『アニメージュ』2004年4月号
【未来警察 ウラシマン:ストーリー】
最初の舞台は、1983年・東京からはじまります。警察と派手なカーチェイスを繰り広げていた少年は突然、上空に現れた雷鳴と共に姿を消してしまいます。そして、少年がふたたび姿を表したのは遥か未来、西暦2050年の大都会ネオトキオだったのです。
自らの記憶も一切を失い困惑する少年は、不審者として刑事・クロードに捕まってしまいます。しかし自身が未来でいう「ウラシマ・エフェクト」によりタイムスリップしてきたタイムトラベラー「ウラシマン」であることが判明したのです。未来でも未だ未知の部分が多い「ウラシマン」の少年は、「ウラシマ・リュウ」という名を与えられ、機動メカ分署「マグナポリス38」による監視のもとで刑事となります。リュウは自らの正体と謎を追いつつ、分署長の権藤警部達3人と共に、ネオトキオに暗躍する犯罪組織ネクライムとの戦いに身を投じていくことになります。
👆【未来警察ウラシマン】 第1話「突然!2050年」
#タツノコ #名作アニメ #ウラシマン #タイムボカン
YouTubeタツノコチャンネルより
【未来警察 ウラシマン:主なキャスト(声優)】
リュウ:小林通孝
クロード:神谷明
ソフィア:横沢啓子
権藤:大平透
ミャー:勝生真沙子
ルードビッヒ:塩沢兼人
ジタンダ:田中真弓
ミレーヌ:北浜晴子
スティンガーキャット:梨羽雪子
★『未来警察 ウラシマン』・懐想記
今から遡ること40年前の1983年のタツノコ作品です。この前年に、同社はタイムボカンシリーズの分岐点ともいえる逆転イッパツマンを制作しています。しかしタイムボカンシリーズは、その長期化によりマンネリ化でファン離れが著しい時期だったのですが、イッパツマンは当時マンネリ化、人気が低迷していたタイムボカンシリーズに新風を吹き込み、人気、視聴率を回復させています。
そんな頃、本作『未来警察 ウラシマン』が放送されはじめました。私も大学でのアニ研を卒業し社会人となって頑張らなきゃいかん年頃でしょうが、アニバカぶりは相変わらずで正直リアルタイムで見た私は、開始時にはタイトル名から「タイムスリップものかしらん?」と思いながら観ていたのを覚えています。
が、最初はギャグかコメディか?と思っていたら、エピソードが進んでいくにつれ、なかなか内容のある方向へと展開していきます。
中盤くらいまでは、予想通りの娯楽アクションものという展開ですが、フューラーの謎や敵役のかっこよさなどが徐々に目立ち始めると面白さがアップしてくる感じです。注目すべきはルードヴィッヒと思います。塩沢兼人さんのクールな声は、存在感を増してきます。フューラーを追いやって頂点に立つ野心を明らかにし、「悪の美学」などを語る個性的な適役です。ルードヴィッヒに従うスティンガー部隊もかっこいいですね。
主役側もクロードが、バトルプロテクターを身に着けるようになり、戦闘ヴァリエーションンも増え、楽しめる要素が増していきます。ヒロインソフィアも個性的で敵方のミレーヌとスティンガーキャットが、大人っぽい魅力のキャラに振ってい何ともバランスが良いのです。 このあたりが本作のみどころといっても良いと思います。
軽いノリを残したまま、しかしシリアスな展開で、リュウの超能力は考えようによっては本当にあるのだろうか?という「超能力を持つ時間旅行者」という図式で後半まで引っ張る見せ方は面白いですね。
深く考えない行動派キャラのリュウが、終盤のフューラーやルードヴィッヒたちとの闘いを経て複雑な心境に陥る点にも自然に感情移入できる。ソフィアの予知能力と宇宙から帰還したフューラーがコスモパワーを身に着けて帰還、などはちょっと唐突感があるが、それ以外はどの展開もスムーズかつ見事です。
今観ると、どことなく古さも感じるかもしれませんが、タツノコ作品のファンの方や1980年代のアニメ作に興味のある方には是非視聴して要チェックしたくなる作品です。👍👍
【未来警察 ウラシマン:配信先(U-NEXT)視聴】
★『未来警察 ウラシマン』
(1983年、全50話、見放題)
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【未来警察 ウラシマン:製作スタッフ、放送データ】
製作:吉田健二
企画:岡正(フジテレビ)、内間稔(読売広告社)、九里一平(タツノコプロ)
チーフディレクター:真下耕一
メカニックデザイン:大河原邦男
キャラクターデザイン:なかむらたかし、加藤茂、井口忠一
原案・構成:曽田博久
技術監修:宮本貞雄
音楽:風戸慎介
連載:少年チャンピオン、TVアニメマガジン、マイアニメ(秋田書店)
美術監督:宮前光春
撮影監督:佐藤均
プロデューサー:前田和也(フジテレビ)、大野実(読売広告社)、井上明(タツノコプロ)
制作:フジテレビ、タツノコプロ
放送期間:1983年1月9日~12月24日 全50話
放送局:フジテレビ系列
【未来警察 ウラシマン:主題歌】
▲未来警察ウラシマン OP
オープニングテーマ - 「ミッドナイト・サブマリン」
作詞 - 康珍化 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲・歌 - HARRY
▲未来警察ウラシマン ED
エンディングテーマ - 「ドリーム・シティ・ネオ・トキオ」
作詞 - 康珍化 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲・歌 - HARRY
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