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拙い当ブログにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。秋も段々と深まっていきます🍂
前回の記事が「小公女セーラ」ということでもありましたので、時期的には名作を追いかけてみたくなります。
今回は児童文学の名作中の名作といわれている『赤毛のアン』作品を数回にわたり、アニメ・実写映画作品のご紹介と感想や考察を投稿したいと思います。
🔶まず、今日のアニメの徒然小道では、1979年にテレビ放送されたTVアニメ『赤毛のアン』(あかげのアン)の当時のTV放送、および配信先動画視聴からの感想(懐想記)の投稿いたします。
【赤毛のアン:作品の概要】
『赤毛のアン』(あかげのアン)は、1979年1月から12月まで、フジテレビ系列で毎週日曜19:30 に全50話が放送された、日本アニメーション制作のテレビアニメ作品です。「世界名作劇場」の第5作目に当たります。 本作品より、シリーズとしては初めて冠映像に「世界名作劇場」と表示されるようになりました。
本作品は厚生省児童福祉文化賞を受賞しています(1979年)。
原作はL・M・モンゴメリの長編小説『赤毛のアン』。同作品の翻訳は数多いのですが、本作品の制作に当たって用いられた原本となっているのは、1973年の神山妙子訳(旺文社文庫、新学社文庫)です。制作当時、もっとも原書に忠実な完訳であったことから選ばれています。この旺文社文庫版は現在では絶版になっています。
ただし、グーテンベルク21のデジタルブック版は入手は可能です。また新学社文庫版は中学生用図書教材のため、一般書店では流通していません。最寄りの新学社教材取扱店が注文を受けてくれれば、現在でも個人での入手は可能かもしれません。
何といっても本テレビシリーズ作品の特長は、原作を忠実に、映像化した作品として高い評価を受けています。
ただ作画が安定している日本アニメーションさんの「世界名作劇場」シリーズにしては珍しく動画の乱れがあります。
時々マリラがコマ送りで移動したり、マシュウの髪・ヒゲの色が煩雑に変わったりしているところがあります。理由として、動画の原版は完成していたが撮影の都合で休日に跨ってしまい、彩色を担当するスタジオロビンさんが休みだったために仮撮影された映像をそのまま本放送に使用したという談が残されています。後に原版を差し替える予定でしたが、そのままになってしまったようです。
原作の刊行から100周年、そして本作品の放送から30周年を迎えた2009年には、これらを記念して制作されたアニメ『こんにちは アン 〜Before Green Gables』が、「世界名作劇場」の新作としてBSフジで放送されていました。
【赤毛のアン:ストーリー】
19世紀末のカナダ東岸の島で農園を営む兄妹に、孤児院から引き取られたアンは、空想することが大好きな赤毛でやせた目の大きい女の子です。島で出会った親友のダイアナと一緒に、時にとんでもない失敗をしながら、元気いっぱいに遊び、学校に通い、多くのことを学んでいくのです・・・
【赤毛のアン:主なキャスト】
声の出演
- アン:山田栄子
- マリラ:北原文枝
- マシュウ:槐柳二
- ダイアナ:高島雅羅
- ギルバート:井上和彦
- リンド:麻生美代子
- ジェーン:高木早苗
- ティリー:川島千代子
- ソフィア:つるたきみこ
- ジョーシィ:堀絢子
- チャーリー:青木和代
- ムーディ:塩屋翼
- ミニー・メイ:小山まみ
- ステイシー先生:鈴木弘子
- アラン牧師:曽我部和行
- アラン夫人:江川葉子
- フィリップス:清川元夢
- ステラ:松原雅子
- プリシラ:江川菜子
- バリー夫人:武藤礼子
👆赤毛のアン 第1話「マシュウ・カスバート驚く」
★『赤毛のアン』・懐想記
原作に沿って、忠実に作られたエピソードの数々は、家族揃って楽しめるアニメ作品です。
丁寧に描かれたカナダの大自然や、19世紀末の風習や暮らしぶりにも注目です。
この作品に関しては私が大学時代、アニ研でもとりあげられ、動画の乱れなどの面も挙げられてはいたものの、そのマイナス面よりも、やはり、原作に忠実に追って制作されていることが、高い評価の意見が多かった作品です。
本作以前にも映画など映像作品に『赤毛のアン』はありますが、私達の世代での『赤毛のアン』に関する映像作品の中では、初めての原作に沿った忠実なアニメ作品であると思います。
本作以降この作品の影響を受けているのか、実写映画でもアニメ作品も登場してきました。
私も『赤毛のアン』(あかげのアン、原題: Anne of Green Gables)は、カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説を読んだことはあります。
原作も、もとは特に児童を対象に書かれた作品ではないと思いますが、この数十年は児童文学とみなされています。原題のグリーンゲイブルズ (Green Gables) はアンが住むことになるカスバート家の屋号であり、直訳すると、「緑の切妻屋根」という意味になるでしょうか。
作品の舞台となっているプリンスエドワード島には、アンにちなんだ名所も多数存在しています。
私が本作の大好きなところは、まず物語の主人公であるアンが、天真爛漫で超おしゃまな性格が大変魅力的です。
これは多くのファンがまず第一声あげるところでしょう。
彼女が住むプリンスエドワード島での自然の中での成長や、様々な人物たちと出会い、友情や恋愛などを通して、視聴者はアンと共感しながら、成長していく様子を感じることができます。
日本アニメーションの手掛ける作品は美しい画面が特徴的なのですが、「赤毛のアン」もその例外ではありません。プリンスエドワード島の自然や、街並み、季節の移り変わりなど、美しい映像美も大変印象的です。
アンを中心に描かれる、友情や家族愛、そして悲しみなどの人間ドラマも大変魅力的。様々な人物たちが登場し、その中でアンや彼女の周りの人々が成長し、互いに支え合う姿が描かれています。
「赤毛のアン」は今観ても面白くて素敵だなと感じます。44年経っている作品ですが、観る人それぞれの視点で楽しめる作品です。アニメ作としても、小説としても、名作として知られている作品なので、ぜひ一度視聴してみてください。
おすすめ度満点👍👍👍👍👍。
作画乱れがどうしても気になる方にとっては、-10点かな?(^^)
【赤毛のアン:配信先(U-NEXT)視聴】
★『赤毛のアン』
(1979年、全50話、見放題)
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【赤毛のアン:製作スタッフ、公開データ】
本作品はシリーズ中、高畑勲が演出(監督)、宮崎駿が作画スタッフとしてそれぞれクレジットに名を連ねた最後の作品となりました。
- 製作:本橋浩一
- 製作管理:高桑充
- 企画:佐藤昭司
- プロデューサー:中島順三、遠藤重夫、別所孝治(フジテレビ)
- 演出:高畑勲
- 演出助手:馬場健一、腰繁男、楠葉宏三、稲見邦宏
- 脚本:高畑勲・千葉茂樹・磯村愛子・神山征二郎・神山魁三・高野丈邦・楠葉宏三・荒木芳久・白石なな子
- キャラクターデザイン・作画監督:近藤喜文
- 場面設定・画面構成:宮崎駿(第1話 - 第15話、『ルパン三世 カリオストロの城』への参加のために降板)
- 場面構成:桜井美知代(第18話以降・クレジット表記による:宮崎の降板を受けての参加)
- 美術監督:井岡雅宏
- 動画監督:前田英美
- 撮影監督:黒木敬七
- 撮影:トランス・アーツ(萩原亨)
- 編集:瀬山武司
- 現像:東洋現像所
- 背景:スタジオアクア (石橋健一・西原繁男)
- 彩色:スタジオロビン
- 美術助手:阿部泰三郎・山本二三
- 音楽:毛利蔵人
- 録音監督:浦上靖夫
- 録音制作:オーディオ・プランニング・ユー
- 録音スタジオ:アバコスタジオ
- 効果:松田昭彦(フィズサウンド)
- 整音:中戸川次男
- 色指定・仕上検査:小山明子・保田道世
- 制作デスク:増子相二郎
- 制作進行:高砂克己・小泉正二・宮下勇治・星出和彦 他
- 企画・制作:日本アニメーション
- 制作:日本アニメーション・フジテレビ
- 放送期間:1979年1月7日~12月30日 全50話
- 放送局:フジテレビ系列
- 放送時間帯:毎週日曜19:30~20:00(JST)
【赤毛のアン:主題歌】
オープニングテーマ
「きこえるかしら」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 三善晃 / 唄 - 大和田りつこ
エンディングテーマ
「さめないゆめ」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 三善晃 / 唄 - 大和田りつこ
挿入歌
「あしたはどんな日」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 三善晃 / 唄 - 大和田りつこ
「森のとびらをあけて」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 三善晃 / 唄 - 大和田りつこ
「涙がこぼれても」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 毛利蔵人 / 唄 - 大和田りつこ
「花と花とは」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲 - 三善晃 / 編曲 - 毛利蔵人 / 唄 - 大和田りつこ
「忘れないで」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 毛利蔵人 / 唄 - 大和田りつこ
「ちょうちょみたいに」
作詞 - 岸田衿子 / 作曲・編曲 - 毛利蔵人 / 唄 - 石毛恭子
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