台風が近づいている今日は、久し振りに一人で詰碁をしていました。
私は競技者としての棋士ではありませんが、社会人になって直属の上司から教えていただきました。最初は、わけもわからずに、上司からコテンパンにやられました。
若い頃は悔しくて、上司や先輩を週末ともなれば挑んで徹夜でやってたことが懐かしく思い出されました。
囲碁に限らず、最近将棋で藤井聡太四段が話題になっておりますが、囲碁・将棋の世界は突き詰めるところ相手の心を読む心理合戦のようなところがあり、その奥の深い面白さが子供から高齢の方まで幅広く人気のあるところです。
詰碁という、皆さんも新聞で片隅に次の一手で白を殺してください。とかいう囲碁の一つの勉強方法みたいなものをご覧になられたことがあるかと思います。
囲碁(いご)というのは、2人で行うボードゲームの一種。交互に盤上に黒・白の石を置いていき、自分の石で囲んだ領域(陣地)の広さを争います。単に碁(ご)とも呼ばれてます。
👆私の碁盤。黒い点が9つの星(●)があります。上段者が白をとります。黒が先手です。
👆囲碁は将棋の駒と違って、石の動かし方はどこに置いてもいいのですが、絶対にそれでは自分の地をつくり、相手に勝つことができません。定石(囲碁における定石とは、碁盤の中の一部分(主に隅)における、部分的には互角になるワンセットの応酬のことを指しています)などを経験し、常に相手の手を読みながら戦っていきます。
最終的に目数の多いほうが勝ちとなります。
わたしが囲碁を好きになったのは、その自由奔放なところでしょうか?
相手はなぜそこに石を打ったのか?これからどう展開しようとしている?などいろいろなことを考えさせられます。
一度逆境に陥っても信じられない状況から逆転することもあります。盤上の戦いは人生そのものと感じさせられることがよくあります。
👆ちなみにこの角黒1目(陣地)は死んでいます。
☝この角黒2目(陣地)は生きています。黒の地です。ちなみに白には目(陣地)はできていません。これは、決まり事で最低2目あれば、地としては生きています。
また、囲碁に由来する慣用表現もおおくあり、例えば『八百長』という言葉も囲碁から生まれたものです。『背水の陣』、『死中に活』・・など色々な故事格言がありますが、多くは囲碁の世界からうまれたものです。
囲碁には興味あるけど、全然わからないけど、始めてみたい、そんなかたのために下手な棋士のお話でした。
本因坊秀策:江戸時代の囲碁棋士。棋力のみならず極めて人格に優れ、本因坊道策(前聖)、本因坊丈和(後聖)に並び称された僧。後の囲碁界に与えた影響は多大。
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