●今日は、先日10月16日金曜日に福岡市早良区のももちパレスでの
福岡市民劇場 10月例会(
劇団昴 公演・
アルジャーノンに花束を )に参加しました。
福岡市民劇場 例会記事としては私としては初投稿となります。バイクとか全く関連もないので、退屈に感じられる方はスルーしてもよいかと思います。
まずこの福岡市民劇場 例会というのは、簡潔に紹介すると自分たちで会費を持ち寄り、自分たちで運営する市民劇場です。福岡市民劇場 は、1961年春の創立以来すでに50年以上の歴史をかさね、この間に例会にとりあげた芝居は、内外の古典演劇から現代創作劇にいたるまで、じつに450本にも達しています。福岡市民劇場 は現在会員数約5,000名。毎月2,000円の会費を持ちより、年6回の例会(鑑賞会)を催しています。この市民劇場を運営するためにサークルにて構成されていて、鑑賞するばかりでなく会場設営などのお手伝いもすることがあると聞いています。(福岡市民劇場 パンフより)
この運営サークルは①3名以上でサークルを作って入会とか ②1年以上は会員として継続すること
③入会金=2000円、会費=毎月2000円(中高生・半額)などの規約もきちんとされているようです。しかし、こうした運営にも高齢化社会のひずみがあるようです。
福岡市民劇場公式サイトはこちら
福岡市民劇場例会に声をかけていただいたのは、バイク便業務でお世話になっている 素敵な友人 \(^o^)/ からです。私も今年還暦を迎え、現実的なところいつかは趣味と実益をかなえてのバイク・車から早かれ遅かれ、必ず離れなければならない時が必ずやってきます。
福岡市民劇場自体は他界した叔母から聞いていたことがありましたが、自分のこれからの人生を考えたときに、何か見つけたいという思いが頭の中にあり、今年の2月に入会しました。
ところがあります。このコロナ禍であります。4月、6月例会が中止。(-_-メ)
自粛解除後の緊張がただよう8月例会で初参加してみました。ブログ記事も掲載していなかったのは、例会開催にあたってコロナ禍がどう影響するかがまったく読めなかったからです。
☟8月例会(青年劇場:【キネマの神様】)
☝キネマの神様。
全世界でコロナウィルス対応が日々報道される折、福岡市民劇場の例会でもその対応には大変な苦労もあったと思います。入館時・受付時の体温チェックはもとより座席数制限、休憩時のソーシャルディスタンスの徹底、劇団側でも劇団員のPCR検査励行など大変なコロナ対策で実行された例会となりました。
『キネマの神様』(キネマのかみさま)は、原田マハさんの長編小説。2008年12月12日に文藝春秋から単行本が刊行されています。 作者の原田さんは「本作は限りなく私小説に近いというか、物語の3割ほどは実体験に基づいたものである。残りの7割はファンタジー風になっているが、自分の人生がこんな感じになればいいなという願望を込めた部分もある」からこそ「父の人生にこんな温かな奇跡みたいなものが起きてほしい」と思って小説を書いたと原田さんは語っている。さらに原田は「父は無類の読書家だが、若い頃は大変なギャンブル好きでいつも借金を重ねていた。しかし幸いなことに兄が小説家として父のことを書くようになって、自分も作家になってから父のことをあからさまに曝け出すことができるようになった。そのため、父が兄と私にとって創作という作業には欠かせない力となっているのは事実かもしれない」と述懐されています。キネマの神様の神様は文庫本でも刊行されたり、映画化もされたりと ストーリーご存じの方も多々おられると思います。
また私は今年ブロ友さんが病で他界されて生前の思い出がストーリーとオーバーラップしてしまい。ラストシーンでは思わず泣けてしまいました。
また、この作品では感動させられたのは、このコロナ状況下の中、大変な思いをされ続けている毎日の中、劇団員一人ひとりの演技が舞台にかける思いというものを体で体感できるぐらい伝わってくるものがありました。この一体感こそが映画やメディアをとおしてでは絶対表現不可能なものが舞台公演の最大魅力です。
『アルジャーノンに花束を 』(Flowers for Algernon)は、アメリカ合衆国の作家ダニエル・キイスによるSF小説です。1959年に中編小説として発表され、翌年ヒューゴー賞短編小説部門を受賞。1966年に長編小説として改作され、ネビュラ賞をも受賞しています。 今までのSF小説が宇宙や未来などを舞台とした作品が主流であったのに比べて、本作品は知能指数を高める手術とそれに付随する事柄という限定した範囲での前提でSFとして成立させている。ジュディス・メリルは、本作をSFの多様性をあらわす作品のひとつとして位置づけています。また、最後の一文が主眼であり、ここに収束される感動に泣かされる作品でもある。 本公演の最初から最後まで、劇団員の一人一人の丁寧な演技というものがほんとに素晴らしいなと感じました。ニーマー教授演じる金子由之さんの終始通して人間の喜怒哀楽の表現をとくに怒と哀の表現(役柄上、 怒哀の表現が多かったと思いますが) の巧みさには感服しました。
この『アルジャーノンに花束を 』は以前、TVドラマでも山下智久さんやユースケ・サンタマリアさんが主役で放映されていましたが、TVと舞台での大きな違いがあります。
最後、公演終了時に観客からの拍手喝采に2度、劇団員の方全員による満面の笑顔による挨拶。
これがいいんです。劇団員のみなさんも、観客の皆さんもきてよかったな~と感じられる瞬間ではなかったでしょうか。読書好きの方なら、好きな原作本の公演を舞台鑑賞に行く。楽しみが倍になりますよね♪
個人的には舞台監督や演出助手、振付などスタッフのかたも舞台にあがってもよいのではとも思いますね。
そして、鑑賞後にオフ会として食事にいきましたが、公演評価の話にはたどりつけませんでしたが(笑)、 前回はコロナ禍でもあったため、オフ会はしなかったのですが、 これも福岡市民劇場例会サークルの楽しみ方のひとつだと思います。
皆様も是非、舞台公演を体感してみましょう~♪
12月の例会
☝東海道四谷怪談
こりゃ、すごいよ~楽しみバイ
●ブログ掲載に関しては福岡市民劇場より許可をいただいておりますので、転載・引用は不可とします
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