●今年2020年令和2年は、コロナ嵐が吹き荒れる中での師走4日(金)、福岡の市民劇場12月例会は前記事でもご紹介させていただいた『東海道四谷怪談』でございます~。前進座創立85周年を記念しての劇団総力上げての大作に挑みますれば、ただ怖いだけの幽霊話だけではなく、濃密な“人間ドラマ”をご堪能いただきたく、重ねて御願いたてまつりまする~~~<(_ _)>
☝これは会場ではございませぬ~。雰囲気をあげるために定式幕の画像をいんたあねっとより引用しておりまする~。皆様、まことに申し訳ございませぬ~~<(_ _)>ご容赦のほどを~(カメラ撮影は禁止のため)。私、半人前のブロガーとは申せ、いささか、口惜しゅうございまする~。お恨みもうしあげます~(笑)。
▼配役・スタッフ
上演時刻(夜の部にて鑑賞)
第一幕 18:30~19:55
休憩 15分
※第二幕 20:10~20:30
※休憩 10分
第三幕 20:40~21:30
▼かんたんなあらすじ
この作品は「忠臣蔵」のサイドストーリーでございます。塩冶とは播州赤穂の浅野家、高野とは吉良上野介を指しておりまする~。塩冶の浪人・民谷伊右衛門は、実家に連れ戻されている妻お岩との復縁を義父に迫りまするが、自分の過去の悪事を指摘され、あしらわれたあげくに伊右衛門は、義父を惨殺してしまうのでありました~。
一方、お岩の妹・お袖に横恋慕している薬売りの直助は、お袖の許婚で塩冶の浪人・佐藤与茂七を同じ場所で殺害。父親と夫の死体を見つけて嘆き、途方に暮れるお岩とお袖に仇討ちをもちかけ、伊右衛門はお岩と復縁し、直助とお袖は同居することに~。
民谷家に戻ったお岩は、産後の肥立ちが悪く、伊右衛門はそんなお岩がだんだん煩わしくなっていきました~。伊右衛門を主の高野家に推挙しようとする伊藤喜兵衛は、伊右衛門に想いを寄せる孫娘お梅の乳母・お槇を通じ、「血の道の妙薬」と騙し、毒薬をお岩に飲ませてしうのでありました~。伊右衛門は、按摩の宅悦を脅してお岩と不義をはたらかせ、それを口実にして離縁しようといたしますが、顔の崩れたお岩におびえた宅悦は伊右衛門の計画を暴露し、あわれお岩は悶え苦しみながら死んでしうのでありました~。また、伊右衛門は家宝の薬を盗んだために捕えていた小仏小平までも惨殺、二人の死体を戸板にくくりつけ、川に流してしまう。
しかし、その戸板はやがて“砂村隠亡堀”へと流れつく…
お岩と小平の見えない糸で手繰り寄せられた、伊右衛門・直助・与茂七。
一方、深川三角屋敷に暮らすお袖は、宅悦に姉の死を知らされ、父・姉・夫の仇討ちを条件に直助に身を許してしまうのでありました~。
が、そこへ死んだはずの与茂七があらわれ、結果として不貞をはたらいたお袖は、哀しきかな、あえて与茂七、直助の手にかかって果てる。
恋の敵と思って直助が殺した相手とは実は・・・
毎夜、毎夜、お岩の霊にとり憑かれて、悩まされる伊右衛門に、小平の妻お花は与茂七の助太刀で仇を討つべく、立ち向かいまする~~~
☝この人魂もいんたあねっとより引用させていただいたものでございます~。
大掛りな舞台と「戸板返し」などの仕掛けや早変わりも見どころで、公演東海道四谷怪談のみどころのひとつといっても過言ではありません。舞台変わりの作業中の間、人魂をとばしたりなど、観客を飽きさせないよう、そのあらゆる個所に舞台公演ならではの魅力が詰まっていました。舞台公演などご覧になったことがないといわれるかたに是非、ご覧になっていただきたいと感じました。
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