📺今回は、1966年(昭和41年)のご紹介となりますが、この年は日本のテレビアニメ界にも、多大な影響を与えた特撮作品が、いきなり、年頭から登場してきます。個人的な意見としてご理解いただければ幸いと思い、日本のテレビアニメ昭和徒然史番外編としてご紹介させていただきます。。
▼まずは、このYouTubeのオープニング動画をご覧ください。
▲そう、『ウルトラQ』の登場です。
万城目淳(航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)、江戸川由利子(報道カメラマン)の主人公3人が、毎回遭遇する不可思議な事件を描く特撮SFドラマです。制作当初は、アメリカのテレビドラマ『アウター・リミッツ』(1963年制作)や『トワイライトゾーン』(1959年制作)を意識して作られた怪奇現象中心のドラマだったのですが、制作途中の方針変更で怪獣を中心としたドラマに路線変更されていきました。モノクロで、しかも石坂浩二さんのナレーションが、このドラマの不気味さ、恐怖感をたくみに盛り上げていたと思います。▼
▲石坂浩二さんの渋みのある落ち着いたナレーションが、妙な恐怖感を煽ります。
【ウルトラQの概要】
『ウルトラQ』(ウルトラキュー) は、1966年1月2日から7月3日まで、TBS系列で毎週日曜19:00 - 19:30に全27回が放送されました。円谷特技プロダクション、TBS制作の特撮テレビドラマ。ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)の第1作。武田薬品工業による一社提供番組。
本作品は、それまで映画でしか観ることができなかった怪獣をほぼ毎週テレビで観ることができるとして人気を博し、第一次怪獣ブームの先駆けとなりました。
ほとんどの放送回で視聴率30%台に乗る大人気番組となり、複数の社から発売されたレコードも初版3万枚が、早くに完売するなど、最終的にはミリオンセラーを記録する大ヒットになります。関連商品も好調で、本作品を商品化した各社は次作『ウルトラマン』の契約で優遇されたり、怪獣のソフトビニール人形(ソフビ人形)は代表的なヒット商品となっていきます。当初は児童・ファミリー層向けであったが、人気を受けて広い年齢層までに対象を拡大しました。
TBSは次の番組企画も円谷特技プロに依頼し、本作品の基本構成に、怪獣と戦う専門の組織や巨大ヒーローなどの新基軸を付加する形で具体化させていったのが、『ウルトラマン』です。本作品を上回る人気番組として令和の時代までも人気ヒーローとしてシリーズを長期コンテンツたらしめたウルトラシリーズにおける本作品『ウルトラQ』の位置づけとしては、劇場作品『ウルトラマンZOFFY』および『ウルトラマンメビウス』において、「ウルトラマンが地球を訪れる以前、人間が自分たちの力で怪獣と戦っていた時代」と説明されています。
▼まずは、このYouTubeのオープニング動画をご覧ください。
正直、何が始まるんだろうって思ったら、この30分間はTVの前からくぎ付けにされ、動けなくなってしまった!!
そんな、同世代の方、多かったのではないでしょうか。
そう、『ウルトラマン』の登場です。(o|o)
▼「ウルトラマン HD Remaster2.0」Blu-ray BOXプロモーション映像第2弾より
ウルトラQからナレーションを引き継いだ石坂浩二さんにウルトラマンを紹介してもらったほうが、よりリアルでわかりやすいですね(^^♪
★ウルトラマンに変身するハヤタ隊員。返信道具のβカプセル良く落としたり、亡くしたり、変身しても3分間しか戦えない(>_<)。何度、科学特捜隊にも助けられたことか。でも、完璧でないヒーローに、ぼくたち子供は憧れました。
子供の頃、このポーズをよくやりました~
このシリーズから、特撮ウルトラマンシリーズも続くことになるのですが、やはり、さすがのウルトラマンも時代の景気・不景気の波を色々受けながらも、頑張り続けていくんですね~。ウルトラマンもアニメ化されたことだってあります。しかし、視点を変えれば、アニメも特撮も、当時の大人たちがこだわり、意地になり、必死になって作り上げていったもの。究極のところは、次なる世代の子供たちに夢や希望を・・・今となっては感謝ばかりです。
次回は、1966年の日本のテレビアニメ昭和徒然史にもどります。シュワッチ!(o|o)
