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📺日本のテレビアニメ昭和徒然史~⑯さすらい、そしてこころの歌

日本のテレビアニメ昭和徒然史
12 /14 2021
📺1971年(昭和46年)、TV界に特撮ヒーローが颯爽と登場してきました。そう、仮面ライダーの登場です🏍

仮面ライダーは、令和の現在においても、仮面ライダーシリーズの延長として仮面ライダーの称号は継続されていますが、そのキャラクターの数、膨大な制作データ数があるため、仮面ライダーのキャラクターの魅力を最大限にご紹介するためには、原作の設定、仮面ライダーは改造人間であることにポイントをあててみました。
個人的な意見ではありますが、仮面ライダー1号、2号、そしてV3。V3に繋がる経緯のご紹介。

ライダーキック
★仮面ライダー
『仮面ライダー』は、石ノ森章太郎原作・東映制作による1971年に放送された特撮テレビドラマシリーズです。
1971年、毎日放送から土曜19:30~20:00の時間帯での新番組の打診を受けた東映テレビ部長の渡邊亮徳が、石ノ森章太郎を原作に起用し、NET(現:テレビ朝日)系列で放送開始したのがシリーズ第1作『仮面ライダー』です。

しかし、序盤は怪奇ムードが強く、どこか、大人びた雰囲気の影響でしょうか?児童層からの受けが悪く、意外と視聴率が伸びない中、主人公・本郷猛役の藤岡弘さんが収録中の事故で大怪我を負ってしまったため、しばらく休業を余儀なくされてしまいます。
1クール終了を待たずして早くも番組存続が危ぶまれたため、「本郷はヨーロッパに転戦した」という設定にして、仮面ライダー2号=一文字隼人を登場させることになります。同時に変身ポーズの導入や相棒・滝和也の定着、ライダーガールズの採用などの新機軸を取り入れることで、明るい雰囲気のヒーロー番組に作り変えました。

この狙いが大当たりで、視聴率も、20%を超えるようになっていきます。視聴者の間で変身ブームを巻き起こしていくことになります。藤岡弘さんが復帰したことでダブルライダーが実現すると視聴率は30%を突破するようになります。
だが、自らが起こした変身ブームが引き金となって、『帰ってきたウルトラマン』や『ミラーマン』など同種番組が増えると、『仮面ライダー』は他作品との差別化の必要性がでてきました。

番組強化案として仮面ライダー3号の登場が決定し、検討の末に新シリーズ『仮面ライダーV3』が制作されました。仮面ライダーV3はライダー1号、2号、二人の手によって改造人間となったV3が誕生します。初回放送の視聴率は関西でなんと32%というシリーズ最高記録を達成し、シリーズ最高視聴率も38%という記録を残しています。

実際、私が子供の頃、仮面ライダーV3が登場して、V3は女の子にも人気がありました。デザインに赤いマスクという赤色を取り入れた影響だと思います。V3の歌もなぜか、女の子のほうがよく歌っていました(^^♪。仮面ライダー人気は、絶頂期を迎えます。しかし、第1クールこそ好調だった視聴率は、次第に低下を始め、制作者は序盤の特徴である「V3二十六の秘密」のフェイドアウトや敵組織幹部の頻繁な交代などを講じるようになります。中でも、ライダーマンの登場は終盤のドラマを盛り上げ、視聴率の回復につながっていったようです。

★私の子供のころの仮面ライダーは、やはりこの方たちですね。






この年は、仮面ライダーの影響でしょうか、アニメ作品の本数にも影響がでています。
1971年上期(1月~6月放送開始分)のアニメ作品紹介です。

『カバトット』は、タツノコプロが制作した短編の連続テレビアニメです。
お人よしのカバと彼の口の中に居候しているトットが、のどかなジャングルで繰り広げる愉快な物語です。カバをバカにしているトットは、毎回彼にちょっかいを出すものの、そのカバに裏をかかれるなどして最後にはひどい目に遭うという楽しいストーリー。

本作は、1971年1月1日から1972年9月30日までフジテレビとその系列局で放送。放送時間は毎週月曜 ~土曜 18:55 - 19:00 。作品自体は全300話ですが、延べ248話の再放送が随時挿み込まれ、全放送回数は548回となります。



▲カバトットOP。短いけど、大変、インパクトのある楽しい曲です。


1971年1月3日~12月26日まで、フジテレビ系列で毎週日曜19:30~20:00(JST)に全52話が放送された、虫プロダクション制作のミュージカルテレビアニメです。
【アンデルセン物語・あらすじ】
主人公である魔法の国のキャンティは、魔法大学に入学しかたのない妖精です。でも、魔法大学に入学するためには、魔法カードを101枚、集めなければなりませんでした。
しかし魔法カードは、いい行いをするたび、どこからかともなくと現れるカードでした。キャンティは相棒のズッコを伴ってアンデルセンのお話の世界に現れます。カードを集めようと、何かいいことをするチャンスを必死に探しはじめる。
はたして、キャンティとズッコは101枚のカードを集めることができるのでしょうか・・・




【アニメンタリー 決断】
『アニメンタリー 決断』は、太平洋戦争を題材にした竜の子プロダクション制作のテレビアニメです。1971年4月3日から同年9月25日までの間、毎週土曜日19時30分 ~20時に日本テレビ系で全26回放映されました。

太平洋戦争を、1941年の真珠湾攻撃から1945年の敗戦に至るまで、日本側と連合国側、その双方の指揮官や司令官、兵士たちの重要な「決断」を中心に描き出すノンフィクションドラマです。「アニメンタリー」とは、「アニメーション」と「ドキュメンタリー」を合わせて作られた造語であり、併せて、この作品の性格を端的に示しています。視聴対象を子供だけでなく大人にまで広げ、戦争状態における将官達の「決断」の時を描き、いかなる「教訓」をもたらすのかを視聴者に訴える作品となりました。



▲決断オープニング



『さすらいの太陽』は、藤川桂介原作、すずき真弓作画による漫画作品であり、およびそれを元に製作されたテレビアニメ作品をさします。
原作漫画は1970年8月から1971年8月まで、すずき真弓によって小学館の『週刊少女コミック』に連載されました。1973年に若木書房より「ティーンズコミックス」として全4巻がコミックス化されたが、発行部数が少ないため、廃刊になり、さらに若木書房が1982年頃に倒産したことで、非常に希少価値となって、一時期高額なプレミアが付いたが、2006年にコミックパークで再刊されたことにより、入手が容易になりました。(ウィキペディアより引用)

アニメ版は1971年4月8日から1971年9月30日まで放送されました。虫プロダクションが制作を手掛け、原作の藤川桂介が脚本陣に参加し、当時フリーだった斧谷喜幸(のちの富野由悠季)が演出陣に参加した。

当時、原版を読んだことがあったのですが、残酷というか悲惨な展開のシーンがたくさんあったことを覚えています。これがアニメ化され、原作のストーリー性を残しながら、シナリオやキャラの容姿、設定を大幅に変えることになりました。そうした意味では、この「さすらいの太陽」は、異色のアニメ作品といえると思います。

【さすらいの太陽・あらすじ】
同じ病院で二人の女の子の赤ちゃんが生まれます。一人は大財閥の令嬢、もう一人は下町の貧しい屋台のおでん屋の家の娘でした。
だが、この病院で働く看護婦の野原道子は、恋人が出世のために自分を捨てて別の女性と結婚した怨みから、この二人の赤ちゃんをすり替えてしまいます。(+o+)
その後、この二人の赤ちゃんは成長し、その一人の香田美紀は、お金持ちの令嬢として成長します。もう一方の娘の峰のぞみは、おでん屋の娘として成長します。香田美紀は貧しい峰のぞみをいじめますが、二人は歌手になりたいという同じ夢を抱いていました。

美紀は親の財力によって、難なく芸能界デビューを果たしていきます。しかし、峰のぞみは「流し」(当時、カラオケは発明されておらず、酒場でギター伴奏をしたり、お客のリクエストで歌う商売があった)の歌手として下積み生活を続けながら生活していきます。

やがて道子の弟・純の紹介で音楽プロに入社したのぞみ。のぞみは、ドサ回りを経た後、美紀の付人としての苦しい下積みの中、美紀がレッスンを休んでまでへとへとになって仕事をし続けるのを見ます。のぞみは「これで本物の歌が歌えるのだろうか?」と疑問を抱き、デビュー寸前、師の元を離れ、「本物の歌とは何か」を求めて日本中をさすらう旅に出ます。

素直な性格で、誰にも親切なのぞみの行動は、旅先で出会った人々に強烈な印象を与えることになります。
時々、披露される自作の「心のうた」とともに……。

その後、のぞみが芸能界から去って、一安心していた美紀は、妙な噂を聞くことになる。ラジオの深夜番組に「心のうた」のリクエストが殺到しているというのである。この噂は、芸能関係者の間に「名前も不明な謎の歌手」「幻の心の歌」として、あっという間にひろがっていきました。

相変わらず地方を巡っていたのぞみは、音楽祭に参加するというあるバンドグループと知り合います。このバンドと一緒に参加することになったのぞみは、音楽祭という思いがけない大舞台で「心の歌」を熱唱することになる。会場は大感動の渦に包まれた。

本来は大財閥令嬢として生まれたのぞみの幸せを奪い、彼女が多難な人生を送ることを眺めることを生き甲斐にしていた元看護婦の野原道子にとって、のぞみが芸能界に衝撃的なデビューを飾ることは、最悪の展開であった。

追い詰められた道子は最後の行動に出るのであった・・・

◆原版では、悪役であった野原道子は物語序盤からのぞみや美紀を愚弄・翻弄したり、のぞみを再起不能に陥れたり、ナイフで刺し殺そうとしたりします。また、美紀に出生の秘密を聞かせ、大金を脅し取ったり、のぞみの幸せを奪うために恋人のファニーを平然と死に至らしめるなど、アニメ版よりも性格が非常に冷徹で冷酷なキャラに描かれています。




★みなさん、怨歌ってご存じでしょうか?演歌の中に、怨歌というジャンルはありません。以前、個性際立つ歌を歌う歌い手がいました。ご記憶のあるかたはご存じだとおもいます。その歌い手さんは、「藤 圭子」さんです。

彼女は、1960年代末から1970年代初頭にかけ、夜の世界に生きる女の情感を描いた暗く哀切な楽曲(『怨歌』)を、ドスの効いたハスキーボイスと凄みのある歌いまわしで歌唱し、その可憐な風貌とで一世を風靡した藤圭子さん。実は藤圭子さんが、この『さすらいの太陽』の主人公、峰のぞみのモデルとなっています。

藤圭子さんの代表曲は、『新宿の女』『女のブルース』『圭子の夢は夜ひらく』など。また彼女は、他の歌手のヒット曲も幅広くカバーしており、多くの曲で本家を凌駕する歌唱力と表現力を発揮したと評されています。ぼくも小学校の頃、藤圭子さんの歌を初めて聞いた時、体が震えました。凄いオーラを持っている歌手だと。こんな歌い手の方は、もう二度と見ることはないでしょう。(享年、62歳)



▲さすらいの太陽ED「心のうた」 藤山ジュンコ版 レコードサイズ

「こころの歌」私の大好きな曲です。

作詞 - 三条たかし / 作曲・編曲 - いずみたく / 唄 - 藤山ジュンコ(挿入歌)、堀江美都子(エンディング)
★この『さすらいの太陽』で峰のぞみの声優をつとめた藤山ジュンコさんという方は、いずみたくの弟子としてレッスンを受け、1971年に放送された『さすらいの太陽』とのタイアップという形で主役である峰のぞみ役とエンディング・テーマ「心のうた」で歌手としてプロデビューを果たします。この曲はソノシートで発売(後にエンディング・テーマ「心のうた」は堀江美都子が担当します)。

抜群の歌唱力と、パンチの効いたハスキーボイスの持ち主で、師匠のいずみたくからは高い評価を得ていました。

デビュー作となったアニメ『さすらいの太陽』はいずみたくが音楽作曲を担当しており、いずみたくは藤山を売り込むために、様々な挿入歌を作詞、作曲して藤山自身に歌わせました。

「さすらいの太陽」が放映されて、しばらく経った1971年6月5日、デビューシングル「鎖」で待望のレコードデビューを果たします。この歌は『さすらいの太陽』でも挿入歌として歌われています。



藤山は『さすらいの太陽』の放送終了後、ほどなくして芸能界を引退してしまいます。師匠のいずみたくは、必死に彼女を説得するものの、藤山がそれに応じることはなかったそうです。その後はメディアにも、一切姿を見せなかったために、消息不明でした。

放送当初、さほど人気が無かった「さすらいの太陽」は、1970年代から1980年代にかけて再放送を繰り返すうちに徐々に人気が高まっていきました。藤山も「心のうた」の人気と相まって「伝説の幻の歌手」と言われ、それなりの知名度を得るようになりましたが、藤山自身はその後も公の場には一切姿を見せず、歌手として復帰することはありませんでした。

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のぶさん

55歳から短い脚で、二輪にまたがり、還暦峠も越えて、人生下り坂のアニメ好きジジイでございます。人生、特に極めることもなく、カラータイマーが点滅中(o|o)