◆日本のテレビアニメ昭和徒然史~㉝1976年(昭和51年)上期(1月~6月放送開始分、PARTⅡ)のテレビアニメ作品紹介です。
【マシンハヤブサ】
マシンハヤブサは、および同時期に複数の漫画雑誌に連載された日本の漫画作品、アニメ作品をさします。
〔マシンハヤブサ・放送データ〕
制作:NET、東映動画、旭通信社
放送期間:1976年4月2日~同年9月17日
放送時間帯:毎週金曜日、19:00~19:30。
放送局:NET系列局で放送されていたテレビアニメ作品。 全21話。
〔マシンハヤブサ・ストーリー〕
主人公隼剣(はやぶさ けん)は、西音寺レーシングチームのレーサーです。彼には、父親の隼正義がいたが、V3エンジンの開発中に事故死してしまう。また兄はいたが「レース中の不幸な事故」の形で死亡。
そして、“魔王”エイハブ・モビルディック率いる極悪非道のレースチーム、ブラックシャドウは四輪レース界の掌握を計画していた。隼剣はチームの仲間とともにブラックシャドウの計画を阻止するため過酷なレースに挑みます。
🧐この作品では、ドライビングテクニックとして三段跳び走法(流れ星の竜が隼剣に対抗するためのスーパーテクニック)、片輪走行(隼剣の障害突破走法)、バックキラー(ハリケーン・ハリーの殺人的テクニック)、稲妻5段殺法(レース中の事故に見せかけて相手を葬り去るという魔王エイハブの必殺技))などがあって、カーレースをパワーアップさせていました。
▲【マシン ハヤブサOP FULL】
●オープニングテーマ - 「ダッシュ!マシンハヤブサ」
作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - すぎやまこういち / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
〔ゴワッパー5 ゴーダム・放送データ〕
放送期間:1976年4月4日~同年12月29日
放送局:朝日放送(ABC)やNETテレビ 全36話。
放送日時:第1話~第23話までが毎週日曜日19:00 ~19:30、
第24話~第36話までが毎週水曜日18:00 ~18:30。
制作:タツノコプロ制作のロボットアニメ。
★タツノコプロ初のロボットアニメであるとともに、女性がリーダーになった初のロボットアニメでした。少年たちによって結成されたグループが悪と戦うという設定は、タツノコ作品では『科学忍者隊ガッチャマン』や吉田竜夫、九里一平の漫画作品にも多く見られます。
主役ロボットのゴーダムとともに活躍する主人公たちを中心として明るい主題歌とシチュエーションを持つ作品でしたが、視聴率がなかなか上がらず、3クールで終了となってしまいます。
〔ゴワッパー5 ゴーダム・ストーリー〕
皇帝ジゴクダーが地底魔人を率いて、地球侵略を開始します。探検がてら潜入した無人島・奇顔島で、巨大ロボット・ゴーダムを発見した洋子たち5人の少年少女「ゴワッパー5」は、国際機関の一員・志摩仙太郎の協力を得て、ジゴクダーと戦っていきます。
前半は暗躍するドロンジャー軍団とゴーダムの孤独な戦いを描きます。後半は地底魔人の存在が、白日の下に晒され、地上各国軍の参入で地底と地上の全面戦争になっていきます。
▲(BD)ゴワッパー5ゴーダム OP&ED
●オープニングテーマ「行くぞ! ゴーダム」
歌 - 水木一郎、ヤング・フレッシュ
●「ぼくのひみつ」
歌 - 藤田薫、ヤング・フレッシュ
『鉄人28号』以来、13年振りのエイケン制作のロボットアニメ作品である。
〔UFO戦士ダイアポロン・放送データ〕
放送期間:1976年(昭和51年)4月6日~同年 9月28日
放送局:TBS系
放送時間帯:毎週火曜 19:00 - 19:30 (JST) 全26話。
制作:エイケン
新たなシーンを加え、再編集を施した続編『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』が、1976年(昭和51年)10月7日~1977年(昭和52年)2月24日まで、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で毎週木曜 19:00 ~9:30 (JST) に放送されました。全21話。
〔UFO戦士ダイアポロン・ストーリー〕
「エナルジーハート」という巨大なエネルギーを手にいれるため、ダザーン軍団がアポロン星にせめてきます。ダザーン軍団の大軍勢の前には、アポロン星の軍隊では歯が立たず、アポロン王国は陥落。アポロン星は滅亡してしまいます。
アポロン星の滅亡直前、赤ん坊のアポロン星の王子と共に脱出したラビは、エナルジーハートの端末「キー・エナルジー」と共に、太陽系第3惑星の地球に逃げこみます。ラビは幼い王子を孤児院「あおぞら学園」に預け、彼が成長するまで身を隠し、その日を待ちます。
タケシと名付けられた赤ん坊は成長し、16歳の誕生日を迎えます。タケシは自分がアポロン星の王子だということ、体内に宇宙規模のエネルギーを解放することができる鍵「キー・エナルジー」が埋め込まれていることをラビの口から知らされます。最初は半信半疑だったタケシですが、ダザーン軍団の地球侵略を目の当たりにし、戦う決心をします。
「キー・エナルジー」の力で、ダイアポロンに合身したタケシは、ダザーン軍団の尖兵を倒す。そして、あおぞら学園の仲間たちと共に「UFO少年団」を結成し、宇宙の危機を救うために戦うことを誓います。
紆余曲折のはて、タケシはダザーン星に母親のクイーンアポロンが囚われていることを知り、母の救出に赴くことになります。
母星の環境破壊による滅亡に苦悩した総統らが話し合いをする余裕すら失った末の暴挙であること、父親のキングアポロンはきちんと交渉されれば、ダザーン星を救うために力を貸したであろうことを理解し、ギラニクが死を賭して、母を解放させたことから「エナルジーハート」を体内の「キー・エナルジー」で起動させ、ダザーン星を浄化します。(ウィキペディアより引用)
🧐日本のロボットアニメで初めて、「複数の人型ロボットが合体して、1体の巨大ロボットとなる設定」を導入しました。さらに、主人公が巨大ロボット体内に取り込まれた後、ロボットを鎧のように見立て、内部に嵌るように「巨大化」する、原理不明の合体ならぬ「合身」をすることを特徴とし、その合体方法はダイアポロンを「操縦する」というよりはダイアポロンに「変身する」という言い方が正しいと言えます。
合身の過程をテロップで表現する演出も取り入れられていましたが、なかなか難しい合身の設定に困惑しました~(+_+)
▲(BD)UFO戦士ダイアポロン OP&ED
●オープニングテーマ - 「UFO戦士ダイアポロン」
作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 武市昌久 / 歌 - 子門真人(発売 - ポリドール・レコード)
エンディングテーマ - 「UFO少年団」(クレジット表記は『UFO少年団の歌』)
●作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 武市昌久 / 歌 - 子門真人&ブッシュ・シンガーズ(発売 - ポリドール・レコード)
『無印』『II』とも一貫して、同じ映像が使われた。
【新ドンチャック物語(第二期】
〔ドン・チャック物語・放送データ〕
放送期間:1975年4月5日~9月27日、19764月7日~1978年3月25日(中断期間あり)
放送局:東京12チャンネル(現:テレビ東京)
制作: 株式会社後楽園スタヂアム(第1期)株式会社ナック 第1期:全26話
第2期:全73話は、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で1975年から1978年(中断期間あり)にかけて放送された日本のテレビアニメ作品。
〔ドン・チャック物語・ストーリー〕
ジャブジャブ川のほとりに住むビーバーの父子、ドン・アリストテレスとドン・チャック。母のいない息子チャックの成長に、人一倍心をくだく父のドン・アリストテレスの心配をよそに、いたずら盛りのチャックは、おしゃまなビーバーの女の子ララや、ウサギのミミ、小熊のダイゴら、さまざまな仲間とともにのびのびと暮らしている。そんな仲間たちや父との交流、森での冒険を通して、チャックはしだいに成長していく様子を描いていきます。
▲ドン・チャック物語 OP2「空いっぱいの夢」大杉久美子
〔超電磁ロボ コン・バトラーV、放送データ〕
放送期間:1976年4月17日~1977年5月28日
放送局:テレビ朝日系列
放送時間帯:毎週土曜18:00 ~18:30(JST)全54話。
制作:東映テレビ事業部制作のテレビアニメ作品。通称は『コンV』と呼ばれていました。
〔超電磁ロボ コン・バトラーV、ストーリー〕
地底世界に潜んでいたキャンベル星人が地上に侵略行動を開始をはじめる。これを予期していた南原博士は超電磁の力で合体する巨大ロボ「コン・バトラーV」を建造。
天下御免であらゆる武器を持てる許可証を交付して全国から4人の若者を集め、孫娘のちずるを含めた「バトルチーム」を結成することになります。
南原博士の死と四ッ谷博士の登場、大将軍ガルーダの悲しい秘密、新たな敵、女帝ジャネラの出現など…地球に平和を取り戻すまで豹馬たちの戦いは続いていきます。
本作品においての、大将軍ガルーダの最後の名シーン。グッときます・・・
▲「コン・バトラーVのテーマ2012ver」
〈ぱちんこ 超電磁ロボ コン・バトラーV〉搭載楽曲のプロモーションビデオ公開!
あの懐かしくて有名なアニメソングを"2012バージョン"としてアップテンポにアレンジしたロックナンバー
このPBのリメイクのクオリティーはかなりのハイレベルです♪Good Job!!
【ピコリーノの冒険】
〔ピコリーノの冒険・放送データ〕
放送期間:1976年4月27日~1977年5月31日
放送局:NET系列 → テレビ朝日系列で放送されていたテレビアニメ作品です。正式名称は『ピノキオより ピコリーノの冒険』。全52話。
放送時間帯:毎週火曜 19:30 ~20:00 。
制作:朝日放送と日本アニメーションとアポロフイルムが共同製作した作品。
監督は、『あらいぐまラスカル』の遠藤政治と『トムソーヤーの冒険』『牧場の少女カトリ』の斉藤博が務めた。
〔ピコリーノの冒険・あらすじ〕
とある町に、一人のおじいさんが住んでいいました。ある日、かしの木から一体の人形を作ります。ところがその人形が、生命を持ちます。驚いたおじいさんは、その生命を持った木人形に、ピコリーノという名前をつけます。そして、ひょんなことから、ピコリーノは旅にでることになります。いろいろな人との出会い、楽しいことばかりでなく、悲しいこと、つらいことなどを経験しながら旅を続け、いくどの擦れ違いを経て、やがておじいさんの所へ帰っていきます。
▲ピノキオより ピコリーノの冒険 OP OLD ver.
●オープニングテーマ「ぼくはピコリーノ」
作詞 - 片桐和子 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子、ヤング・フレッシュ
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