今朝、夜勤から帰ってくると、今年83歳のパーキンソン病を抱える母が、
「杖がないっちゃんね・・・」
「覚えとらんと?」
「わからん???覚えとらん。」
「俺が探してやるよ。」片っ端から探しはじめた。だが、何故か見つからない、だが、父の使っていた杖を見つけた。俺は笑いながら、母に渡した。
「これ使っとき!お父ちゃんのだよ。」
「お父ちゃん、杖使いよったかね?」
「ああ、そうだよ。忘れたか?」
「お金がないっちゃんね?通帳にさ?・・・」
また始まった。
私は笑いながら、何度も何度も同じ話を繰り返して説明する。
「そうやったかね?(笑)・・・」
介護しはじめの頃、私はよく母の話に腹を立てていた。
母を介護し始めの頃、派遣先職場の看護師長に相談したことがあります。
その時「どんなことがあっても、お母さんに腹を立ててぶつけないようにね!あなたにかえってつらい思いをするようになりますよ。つらいけど、頑張って!何かあったら話に来てね」
理屈でなく、今はその意味がよくわかります。有り難い一言だった。
今ではどんな話でも笑いながら話をする自分の心がよく見える。
『ありがとう。俺は息子だよ。どこまでいっても・・・』
私は、夜勤の仕事を続けながら、時折、帰ってきても、介護で眠れず、また夜勤へと出かけていくことがよくあります。
そして、時間の合間をぬうように、メビウスt-5(PCX125)でツーリングへ出かける
・・・そしてこのブログでつながっている友に明日へのエネルギーをもらうことがよくあります。このブログはベースがバイクの話ですが、私の体の一部となりつつあります(笑)。この場を借りて一言。
いつもありがとうございます・・・。
55ライダー&メビウス
佐賀県唐津市樫原湿原にて・・・