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◆日本のテレビアニメ昭和徒然史~㊺テニスと天使とキャプテンと幽霊?編の今回は、1978年(昭和53年)下期(7月~12月放送開始分PART3)の作品紹介です。
【新・エースをねらえ!(第二作)】
『エースをねらえ!』は、山本鈴美香のスポーツ漫画。1973年から1975年および1978年から1980年まで『週刊マーガレット』に連載されました。少年少女を中心にテニスブームを起こしたスポーツ根性漫画として知られています。また、アニメ化、テレビドラマ化などもされている。
新・エースをねらえ!(第二作)・放送データ
企画 - 吉川斌(NTV)
プロデューサー:武井英彦(NTV)、齋藤壽男(TMS)
チーフディレクター:岡崎稔
美術監督:小林七郎
撮影監督:高橋宏固
録音監督:中野寛次
録音技術:前田仁信
タイトル:藤井敬康
文芸担当: 小野田博之
編集:鶴渕允寿、高橋和子
効果:倉橋静男(東洋音響)
選曲:鈴木清司
音楽:馬飼野康二
製作:東京ムービー新社
放送期間:1978年10月14日~1979年3月31日
放送局:日本テレビ系列 全25話。
🧐第一作から4年半を経て『エースをねらえ!』のスタッフ、一部キャストを変更してリメイクされた作品になります。本作は前作の続編としてではなく、新作として原作の最初から第一部終了にあたる宗方の死までが描かれています。旧作より原作に近い内容になっています。同時期に制作された「宝島」のスタッフに名を連ねていた出崎、杉野らが参加していませんでした。
▲【公式】新・エースをねらえ! 第1話「ひろみとお蝶と鬼コーチ」”AIM FOR THE BEST "THE REMAKE VERSION"” EP01(1978)
●オープニングテーマ「青春にかけろ!」
作詞 - 竜真知子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - VIP
●エンディングテーマ「明日あしたに向むかって」
作詞 - 竜真知子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - VIP
『ピンク・レディー物語 栄光の天使たち』は、1978年10月24日から1979年6月26日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていたテレビアニメです。
ピンクレディー物語・放送データー
原作:田口勝彦(チーフディレクター)
脚本:山本優、山崎久、中原朗、中原真佐喜ほか
キャラクターデザイン: 聖悠紀、細井雄二、村田四郎
音楽 小野崎孝輔
製作 東映、T&C
放送局 東京12チャンネル
放送期間 1978年10月24日~1979年6月26日 全35話
放送時間帯:毎週火曜19:30~19:58
ピンク・レディーのサクセスストーリー、およびドキュメントをアニメで描いた作品です。二人(ミーとケイ)の中学での出会いから芸能界デビュー、そして人気アイドルになるまでを描いています。土居甫や阿久悠などの関係者も実名で登場します。ストーリーについても殆どが実話との設定ですが、一部にスタッフによるオリジナルエピソードが盛り込まれています。本作には実写撮影部分があり、実在するレコーディングスタジオなどの現場を撮影した映像が盛り込まれていました。
▲「星から来た二人」【ピンク・レディー物語 栄光の天使たち - OP - 1978】 (Pink Lady Monogatari)
●オープニング「星から来た二人」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - ヤング・フレッシュ
●エンディング「フレンズ」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - ヤング・フレッシュ
上記2曲を収録したレコードが、通常の45回転盤シングルは日本コロムビアから、ソノシートは徳間書店/徳間音楽工業(ファンファニーシリーズ)と、朝日ソノラマ(ソノラマエース・パピイシリーズ)から発売された。また2曲ともに、ピンク・レディー自身がアルバム『星から来た二人』でカバーしている。
『キャプテン・フューチャー』は、主としてエドモンド・ハミルトンにより書かれたスペースオペラのシリーズであり、その主人公であるカーティス・ニュートンの別名でもあります。また本シリーズが主に掲載された雑誌の名称でもある。
キャプテンフューチャー・放送データ
原作: エドモンド・ハミルトン
シリーズディレクター: 勝間田具治
脚本 :辻真先、金子武郎、神波史男 他
キャラクターデザイン: 野田卓雄
音楽 :大野雄二
アニメーション制作: 東映動画
製作: 東映動画、NHK
放送局: NHK総合
放送期間: 1978年11月7日~1979年12月18日 全53話
NHKにより、『未来少年コナン』に続く連続アニメ第二弾としてアニメ作品化されました。制作は東映動画。ちなみに、東映動画→東映アニメーションが制作したテレビアニメにおいて、最初のNHK製作番組。その当時は、NHK製作の番組に映画会社自体が直接関わることが制限されていたので、親会社の東映本体が製作事業者に名を連ねていない作品です。これに伴い、当時の東映動画が制作したテレビアニメにおいて、通常は東映本体のクレジットを単独で出していたが、東映本体が製作事業者に名を連ねていないテレビ番組であるので、東映動画のクレジットに変更される措置を取られている。
原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化されています。
デザインや演出に、当時、一大ブームが起きていた『2001年宇宙の旅』や『スター・ウォーズ』、『宇宙戦艦ヤマト』などの影響が見られます。当時、同じエドモンド・ハミルトンの小説『スターウルフ』を原作とした同タイトルの実写特撮番組も放送されていました。
脚本の辻真先氏による、NHKから現代の科学に合うように脚色するよう求められたという。キャラクターデザインの野田卓雄によると、カーティス・ニュートンのデザインは、映画俳優ロバート・レッドフォードをモデルにしているといわれています。初期のエピソードでは、キャラクターが、スペースオペラである原作から乖離した面があり、その反省から、途中からキャラクターの人間味のあふれる描写を強める、ドラマ性や娯楽性を高める、などの路線変更が行われました。
🧐主人公は、太陽系最大の科学者にして冒険家であり、宇宙船操縦士です。名はカーティス・ニュートン。長身にて、瞳は灰色、赤い髪で肌は日焼けしています。
キャプテンフューシャ―の証として9つの宝石を嵌め込んだ腕時計型のメダル(これを使うと太陽系内のあらゆる施設・扉が開く)をもっています。普段は飾り気のない灰色(あるいは褐色)の合成絹(シンセシルク)製のジッパースーツを着て、タングスタイト製のベルトのホルスターに使い込んだプロトン・ピストルを挿すというスタイルがカッコいい。
このキャプテンフューチャーとフューチャーメンと呼ばれる3人の仲間たち(サイモン、グラッグ、オットー)が、愛機である宇宙船コメット号を駆って、悪との戦いと冒険を繰り広げていきます。
▲キャプテン・フューチャーOP
●オープニングテーマ「夢の舟乗り」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ヒデ夕樹(第1 - 31話、SP「華麗なる太陽系レース」)→タケカワユキヒデ(第32 - 52話)
●エンディングテーマ「ポプラ通りの家」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ピーカブー
『町一番のけちんぼう』は、朝日放送製作でテレビ朝日系列にて1978年12月24日に放映された、アニメ作品です。
1987年まで、毎年12月24日に放送される『クリスマス・テレビ・スペシャル』の第1回作品。トップクラフトとランキン・バス・プロダクションとの合作で、国内で放映された数少ない作品です。
原作はC・ディケンズの「クリスマス・キャロル」で、ミュージカル仕立てのクリスマスにふさわしいアニメとなっています。当時、私もクリスマスに一話のアニメ作品を見たことははじめてでしたので、この初回の『町一番のけちんぼう』は印象に残っています。
意地悪で、ケチで、心が冷たく無情なスクルージという男が、霧の都ロンドンで、昔ながらのクリスマスを迎えようとしていました。ひとりベッドで寝つかれないでいると、死んだはずの、昔の共同経営者のマーリィの幽霊が家に現れます。
マーリィは、金儲けのために自分の人生をいかに無駄にしたかを訴え、自分のようにみじめにならないうちに改心して欲しいとスクルージに言い、今晩3つの幽霊が訪れることを告げる。さて、教会の時計が午前1時を告げると、第1の幽霊が現れた。それは過去のクリスマスの幽霊でスクルージがまだ若かった頃のことを見せはじめます・・・
町一番のけちんぼう・放送データ
製作:ランキン・バス・プロダクション/トップクラフト
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本:Romeo Muller
音楽:Fred Spielman
プロデューサー:原徹
アニメーションスーパーバイザー:窪詔之
ストーリー・ボード:山田勝久
演出:山田勝久
作画監督:小林一幸・窪秀巳
原画:吉田忠勝・佐々木よし子・吉田正広・河田章子
美術設定:西田稔・吉原一輔
美術:伊藤和子
キャラクター・デザイン:Paul Coker Jr.
▲町一番のけちんぼう 1978 アニメ ("The Stingiest Man in Town" Japanese version)
●キャスト
スクルージ:財津一郎
ハンバッグ:堺正章
マーリィ:ジェリー藤尾
ベル:太田裕美
フレッド:青山明
マーサ:水森亜土
スピリット:友竹正則

