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日本のテレビアニメ昭和徒然史~㊽多彩な1979年編

日本のテレビアニメ昭和徒然史
01 /18 2022
日本のテレビアニメ昭和徒然史~㊽多彩な1979年編の今回は、1979年(昭和54年)上期(1月~6月放送開始分PARTⅢ)の作品の紹介です。
『ザ☆ウルトラマン』は、1979年4月4日から1980年3月26日まで、 TBS系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全50話が放送されたテレビアニメ作品です。製作:円谷プロダクション、TBS。アニメーション製作:日本サンライズ(現:サンライズ、BN Pictures)。ウルトラシリーズ第8作であり、第3期ウルトラシリーズの1作目にあたる。平均視聴率は11.0%。
ザ・ウルトラマン・放送データ】
監督: 鳥海永行→神田武幸
キャラクターデザイン:二宮常雄
メカニックデザイン: 大河原邦男→河森正治(スタジオぬえ)
音楽: 宮内國郎、冬木透
アニメーション制作: 日本サンライズ
製作: 円谷プロダクション、TBS
放送局: TBS系列
放送期間:1979年4月4日~1980年3月26日 話数 全50話
ザ・ウルトラマン・制作背景】
ウルトラシリーズ7作目の『ウルトラマンレオ』以降、ウルトラシリーズは途絶えていたが、児童誌にてウルトラマンの漫画連載が人気を博し、1977年ごろに子供向けから青年向けまでのウルトラマン関係の関連書籍やグッズが、子供たちを中心に人気が続いていた。
これは、平均視聴率12パーセントを記録した1978年の『ウルトラセブン』などの旧シリーズの再放送が、夕方や早朝に定期的に放映されていた点や、世界的なSF映画ブームによって、他の特撮作品への再評価が非常に高まっていました。この状況の中で、ウルトラシリーズの新作が期待されていた。
これに対し、円谷プロはTBSにSFブームが取り入れられた『愛と夢のロマンのシリーズ ウルトラマンIII』というタイトルのウルトラマンIII(三世)が活躍する新機軸でのウルトラマンの企画案を提出したが、当時は『宇宙戦艦ヤマト』などのアニメブームの真っ最中であったことや、限られた製作予算と今後のメディア展開を考え、あえて実写ではなくアニメ作品として制作することとなり、企画が練り直され第2稿の『ザ・ウルトラマン』となり、本作品とストーリーや設定が変わりない第3稿の『新・ウルトラマン』が完成したといわれています。(参考:特撮全史 2016, p. 140, 「ザ☆ウルトラマン」)
しかし、当時の円谷プロは、アニメ作品の製作技術を持っていなかったたので、『恐竜探険隊ボーンフリー』などでつながりがあった日本サンライズに作品製作を委託した経緯で制作されました。

ザウルトラマン アニメ
ザ・ウルトラマン・ストーリー設定】
科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、宇宙ステーション・EGG3(エッグスリー)から地球に向かう途中、U40(ユーフォーティー)からやって来た宇宙人と出会います。ウルトラマンと名乗った彼は、地球に怪獣などの未知の生物や超自然現象による脅威が迫っていることを察知したU40によって、それらの災害から地球を守るために派遣されました。空に光るウルトラサインなどで人類に脅威の到来を警告し、第3種接近遭遇としてヒカリと一体化する

以後、ヒカリは、危機に陥るとビームフラッシャーを使用してウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦っていきます。

中盤でウルトラマンの本名が、ジョーニアスであることが判明するほか、従来のウルトラシリーズの枠組みを逸脱し、ジョーニアスの故郷・U40を舞台に複数のウルトラマンが登場するスペースオペラ的な展開を見せていきます。


ザ☆ウルトラマンop
オープニングテーマ - 「ザ☆ウルトラマン」
作詞 - 阿久悠 / 作曲・編曲 - 宮内國郎 / 歌 - ささきいさお、コロムビアゆりかご会
エンディングテーマ - 「愛の勇者たち」
作詞 - 阿久悠 / 作曲・編曲 - 宮内國郎 / 歌 - ささきいさお
エンディングテーマが存在するのは、本作品がウルトラシリーズ初の事例。
BGM担当者が主題歌も作曲するのは、同シリーズでは『ウルトラセブン』以来。

機動戦士ガンダム』は、日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ作品です。テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映されました。
機動戦士ガンダム・放送データ】
原作:矢立肇、富野喜幸
総監督:富野喜幸
脚本:星山博之、松崎健一、荒木芳久、山本優、富野喜幸、他
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニックデザイン:大河原邦男
音楽:渡辺岳夫(作曲)、松山祐士(編曲)
アニメーション制作:日本サンライズ
製作:名古屋テレビ、創通エージェンシー、日本サンライズ
放送局:名古屋テレビ、テレビ朝日系列他
放送期間:日本の旗 1979年4月7日~1980年1月26日 話数 全43話
その他:企画時では全52話予定だった。

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム・作品概要】
『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』に続く日本サンライズのオリジナル作品第3作として、富野喜幸を監督に据え、玩具メーカーのクローバーをメインスポンサーとして企画・制作されました。対象年齢を従来より引き上げた、ロボットものとしては最初のジュブナイルアニメである。ロバート・A・ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』の影響を受けた作品ともいわれています。

ロボットアクション以上に、主人公の社会的成長が物語の基軸になっていて、戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」(MS)と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ作品変革の元となりました。
なお、本作は後にバンダイが関わるかたちで続々と制作されていく「ガンダムシリーズ」と呼ばれる作品群の第1作であることから、後発作品との区別のために「初代ガンダム」や「ファースト(ガンダム)」の名で呼ばれることが多いです。

【本作の初回放映時の評価と後の社会現象について
🧐初回放送時の視聴率は、名古屋地区で平均9.1%、関東地区で5.3%と振るいませんでした(参考:名古屋テレビ「GUNDAM HOMEPAGE PROJECT」より)。当時、私は大学へ入学し、アニメ好きから、アニメ研究会へ入部。
アニ研のミーティングで、本作は「面白いか?面白くないか?」と第一の問いに対して全員が「面白くない!!」と返答したことを覚えています。ただ、全員が「でも、キャラのセリフが、いちいち自然で魅かれる。今までにない感じがいい「マニアっぽい設定がいい!!」とか悪評もかなりでたけど、反面、好評も多かったのが本作です。
視聴率低迷のため、スポンサーの要望によって量産型の他にいわゆる「やられメカ」を毎回出すことになり、試作機が投入されたという設定で グフやドムなどの新MSやモビルアーマー(MA)が登場したが視聴率は好転しませんでした。

視聴率低迷は関連商品の不振につながり、スポンサーから「シャアという陰気なキャラクターがいけない」と指摘され作中でシャアを左遷したが、今度は「シャアが何で出ないのだ」という抗議の手紙が殺到したのです。こうした手紙は中高生のファンからであり、サンライズ側の当初の狙い通り、本作には中学生以上のファンがついていました。名古屋テレビの関岡渉によると左遷どころか殺す予定だったのをスタッフを説得して取りやめになった経緯があります。

このことは、本作に限らず、個人的な意見になりますが、アニメ作品の場合は、凝った設定や今までになかったことをすると、視聴率は、最初期待できないのが、日本のアニメ作品といえます。しかし、本ブログでも評価、印象でも多く述べていますが、とりわけ、女子に人気や関心が出始めると必ずと言っていいほど、アニメ作品は、視聴率も上がり、ヒットする傾向が高いです。
その後もテコ入れが試みられたが、視聴率も売り上げも挽回できず、全52話の予定が全43話に短縮される形の打ち切りとなってしまいました。シリーズ途中で、安彦良和氏が病気で現場を離れるなど、製作スタッフの疲弊も激しかった。
ところが打ち切りが決まった直後から人気が上昇します
最終回でアムロは死ぬ予定だったが、関岡が人気の盛り上がりから、再放送や続編制作が期待できるため、反対して取りやめになったといわれています。また、放送当時からアニメ雑誌がたびたび熱意ある特集記事を組むなど、中高生、特に女子を中心に口コミで徐々に評判が高まっていきました。
放送回数は、打ち切り決定当時の43話のままで終了したが、本放送終了後もアニメファンによる再放送要請嘆願署名が行われるなど熱意が衰えず、これらを受けてクローバーは再放送を決定しました。こうして再放送が重ねられ、世間一般へ本作が浸透していった。再放送では平均視聴率も10%を超え、1981年における関東地区で17.9%、1982年における名古屋地区で25.7%(最高視聴率29.1%)を記録しています。
放映終了半年後にバンダイから発売されたMSのプラモデルが爆発的な売れ行きを見せ、ガンプラと呼ばれ、大ヒットとなります。後の劇場版公開もあわせ、社会現象ともいえるブームを巻き起こしました。その後も本作と世界観や設定、歴史などを踏襲、あるいは共有する小説や漫画が数多く制作された、メディアミックスの先駆けともいえる作品です。


ガンダム - 翔べガンダム!【MAD】
オープニングテーマ
「翔べ! ガンダム」
作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻、フィーリング・フリー、ミュージッククリエイション(キングレコード)



アムロvsシャア 二人の最初の戦闘シーン。


Mobile Suit Gundam 0079 Creditless ED
エンディングテーマ
「永遠にアムロ」
作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻、フィーリング・フリー (キングレコード)

【シートン動物記 りすのバナー】
『シートン動物記 りすのバナー』は、テレビ朝日系列局で放送されていたテレビアニメ作品です。日本アニメーションと朝日放送の共同製作。全26話。
【シートン動物記 りすのバナー・放送データ】
原作:アーネスト・T・シートン
監督: 黒田昌郎
脚本: 柏倉敏之
キャラクターデザイン: 森やすじ
音楽:小森昭宏
製作: 日本アニメーション(企画・製作・制作)、朝日放送(制作)
放送局: テレビ朝日系列
放送期間: 1979年4月7日 - 9月29日 話数 全26話
放送時間帯:毎週土曜 19:00~19:30 

★日本アニメーションによるシートン動物記アニメ化作品の第2作です。1977年12月に終了した『シートン動物記 くまの子ジャッキー』以来の放送となりました。シートン動物記の『バナーテイル』が原作です。

リアル志向だった『くまの子ジャッキー』と違い、本作は動物をかなり漫画的に擬人化して描いている。また、主人公のバナーが猫に育てられたことと催眠キノコを食べてしまうエピソード以外はほぼ完全にアニメオリジナルの内容で、原作の要素はほとんど残っていない。DVD化はされていない。【シートン動物記 りすのバナー・ストーリー】
舞台はカナダ国境に近いアメリカ北部の大自然の中。ある農家に母ねこに育てられた灰色リスのバナーがいた。バナーがまだ赤ん坊の時、住んでいた木を人間のきこりに切り倒されてしまい、そばにいた人間の少年が見つけ、拾われたのでした。ある夜、火の不始末から農家が火事になってしまいます。必死に逃げるバナーだったが、母ねこと離ればなれになってしまい、気づくと森の奥深くにきてしまったのです。大自然を背景に動物・自然界の日々を描いた動物アニメ作品です。


シートン動物記 45 森を守る小さなアカリス

【アニメーション紀行 マルコポーロの冒険】
アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険は、NHK総合テレビで1979年4月から1980年4月までに放送されたテレビアニメ作品です。
【アニメーション紀行 マルコポーロの冒険・放送データ】
監督・演出:藤田克彦、松村浩志、村上憲一、中村哲志、酒井和行
キャラクターデザイン:杉野昭夫
美術監督:石津節子
撮影:菊池晋一、牛尾政紀
技術:柴田豊博
音響効果:原口啓、今井裕
編集:宮崎善行
音楽:小椋佳、小野崎孝輔
タイトルアニメーション:ほんだゆきお
制作:金子満
制作統括:丹泰彦(NHK)
監修:岩村忍、鈴木肇
協力:イタリア政府、バチカン市国、イラン政府
アニメーション制作:MK COMPANY・マッドハウス
企画制作:NHK
放送期間:1979年4月7日~1980年4月5日
放送時間帯:土曜夜7:30~8:00 全43話

当時、シルクロードブームに乗って企画され、アニメーションと実写ドキュメンタリー映像をつかって実験的かつ意欲的な作品です。全43話(特別番組等で休止となった週もあるため)。
原作はマルコ・ポーロの『東方見聞録』だが、アニメオリジナルのエピソードがほとんどをしめています。全体として三部にパートが分かれ、「シルクロード編」(1〜20話)、「中国編」(21〜33話)、「南海編」(34〜43話)で構成されるていました。当時、人気だったシンガーソングライターの小椋佳氏が、音楽を担当したことで話題になりました。

【アニメーション紀行 マルコポーロの冒険・あらすじ】
1271年、イタリアのヴェネツィアに暮らしていた17歳の少年マルコ・ポーロは父ニコロと叔父マテオに随行して東方へ旅立つことになる。道中でマルコは様々な体験や色々な人々との出会いと別れ、冒険を繰り返しながら成長していきます。


アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険 #43話最終回OP ED
オープニング - 「いつの日か旅する者よ」
作詞・作曲・歌 - 小椋佳 / 編曲 - 小野崎孝輔
番組で使われたのは3番の歌詞。
エンディング - 「大空から見れば」/「また旅支度」/「それが夢ならば」/「誰でもいいから」/「蒼き狼」
作詞・作曲・歌 - 小椋佳 / 編曲 - 小野崎孝輔 ※使用はランダム


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コメント

非公開コメント

ウルトラマンといえば。

捨てきれなかったウルトラマン戦士のソフビ人形が今も私の手元にあるのですが、先ほど数えたら18体残っていました。
永遠のヒーローだわ〜♪😊

Re: ウルトラマンといえば。

ウ~ム、凄い!!18体ですか?ひょっとしら、ウルオタですか?

観たいな~18体。暇なとき、こそっと画像送ってくださいよ(*^▽^*)

のぶさん

55歳からオタオタと、二輪にまたがり、還暦山を越えて、エネルギーも目減りのアニ研出身のジジイでございます。人生、何も極めることもなく、カラータイマーも点滅中(o|o)