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◆◆1980年は、劇場アニメ映画も多く公開された年でした。今回は、1980年12月20日に公開された劇場映画「サイボーグ009 超銀河伝説 」を紹介します。
【サイボーグ009超銀河伝説・制作、公開データ】
製作:渡辺亮徳、今田智憲
原作・総指揮:石森章太郎
プロデューサー:飯島敬、小湊洋市
脚本:中西隆三
脚本協力:ジェフ・シーガル
作画監督・アニメーションキャラクターデザイン:山口泰弘
メカニック作画監督・メカニックデザイン、美術総設定:角田紘一
美術監督:伊藤岩光、海老沢一男
原画:金田伊功、鍋島修、木下ゆうき、上村栄司、落合正宗、的場茂夫、木野達児、森利夫、小柴重光、堀川留子、真鍋譲二、沼尻東、宇田川一彦、中村孝、小泉謙三
音楽:すぎやまこういち
編曲:あかのたちお、小六禮次郎、神山純一
指揮:熊谷弘
演奏:マジカル・スペースオーケストラ
撮影監督:池田重好
編集:千蔵豊
録音:波多野勲
製作担当:横井三郎
監督:明比正行
制作:東映動画
配給収入:5.2億円(参考:「1981年邦画4社<封切配収ベスト作品>」『キネマ旬報』1982年(昭和57年)2月下旬号、キネマ旬報社、1982年、 124頁。
▲サイボーグ009 超銀河伝説 (1980) / Cyborg 009 : Legend of the Super Vortex
【サイボーグ009超銀河伝説・ストーリー】
国際宇宙研究所所長のコズモ博士は、宇宙を生んだ母源といわれる超存在に気づき、それをボルテックスと命名します。ボルテックスをコントロールできれば、エネルギー問題を抱える地球にとっては、一挙に解決できるはずとの確信をもっていたのです。そして博士は、そのコントロール理論を完成しようとしていいました。そんなある日、予知能力の高い001が、「まもなく、敵が襲来する」という警告を発したのです。ギルモア博士は009をはじめ、世界各地で静かに暮らしているサイボーグ戦士たちを呼び寄せたのです。
やがて、009たちの前に巨大な宇宙船が現れ、その中からヒューマノイドのサバという少年がやってきました。サイボーグたちは恐るべき敵の存在と、その陰謀を知らされたのです。サバの住む星コマダーは、ダガス星の大帝王ゾアの宇宙軍団に襲われ、文明はすべて破壊され、サバの父コルビン博士が連れ去られたというのです。ボルテックスのコントロール理論をコルビン博士が発見したのを、ゾアがかぎつけていたのです。全宇宙の征服を企むゾアにはボルテックスは、欲しくてたまらないものだ。そして、ゾアは地球を次の攻撃目標とした。サバは、サイボーグ戦士たちに懇願します「どうか助けてください!」と…
戦うべき戦闘機をもたない009たちは、クリスタルエンジンが搭載されたサバの船を改造、武装強化します。そのとき、コズモ博士と001が敵に連れ去られてしまいました。ブレーン・コンピューターでサイボーグの秘密があばかれてしまうかもしれない。009たちは、すぐに改造されたイシュメールに乗り込み、地球を飛び立っていきます。
サバの案内で009たちは、宇宙の壮大なトンネル、スター・ゲートをくぐり抜け、四十万光年のかなたの宇宙空間にすべりこんでいった。敵との戦いに傷ついたイシュメールは、ファンタリオン星に着陸。そこで、この星の美しい女王タマラに出会う009たち。タマラは009ジョーに秘かな恋心をいだくようになります。003フランソワにも苦しい試練の時が…
しかし、再び襲来した敵に、この星は無惨に打ち砕かれて、タマラは帰らぬ人となってしまいます。なんとか逃れたサイボーグ戦士たちは、敵要塞を前方にとらえます。そして、001とコズモ博士を救出するが、コルビン博士は知識をブレーンタップされ、すでに殺されていたのです。そしてゾアは、ボルテックスに向っていたのです。
行手をさえぎる敵と戦いながら、ゾアを追うサイボーグ戦士たち。その戦いの中で004は致命傷を負い、体内の小型原爆で、要塞とともに爆死してしまいます。絶後の哀しい想いで004の死を見とどけたサイボーグたちは、ゾアを憎しみで追います。ボルテックスに接近するゾア。009たちもその後を追います。その時、ゾアを乗せた宇宙船は、ボルテックスに吸い込まれ、サイボーグたちの前で、大爆発し、消滅してしまいます。
いったいボルテックスとは何なのか。ボルテックスの前で、009の体が変化を起こしはじめます。
奇跡的に地球上に帰り着いたサイボーグ戦士たちの前にあらわれた一人の男の正体は・・・
▲町田義人-エピローグ 10億後年の愛
【アニおた爺の一言メッセ】
🧐本作をご覧になられたかたには、本作ラストの結末は、よくご存じと思います。まだご覧になったことのないかた、忘れてしまったというかたのためにふせておきましょう。
本作は、全体的によくできていた作品と思います。ストーリー展開も美術的にも完成度は高いと思います。しかし、個人的に『サイボーグ009』シリーズはとても好きなのですが、原作には、9人の戦士たちそれぞれに個性ある設定をもち、背景には社会的なメッセージがあったり時には風刺が利いてるところがあります。この点から観ると物足りないのです。
石ノ森章太郎の構想には最初、遠い宇宙の果ての話ではなく、地球から近場の構想があったとも…
興行的には、目標からかけ離れた配給収入であったようです。総製作費9億円投入し、1980年当時は、ヤマト、999しかり、大宇宙を背景にビッグヒットを飛ばした大作があったから目指し、超えたくなる気落ちはわかるのですが~(>_<)
町田義人さんの歌声、個性的でGoodJob👍

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