◆◆1981年は、劇場版『機動戦士ガンダム』と『機動戦士ガンダムⅡ・哀戦士』編が公開されています。今回は『機動戦士ガンダムⅡ・哀戦士』編の紹介です。
【機動戦士ガンダムII 哀・戦士編概要】
『機動戦士ガンダム』のTVシリーズの第16話から第31話前半までを再編集した第2作となります。1981年7月に公開されました。本作では、テレビ版と第1作の録音監督である松浦典良がサンライズとキャスティングへ関しての意見が合わず降板しています。「松浦さんが降りるなら、僕たちも降りる」と古谷徹、鈴置洋孝、井上瑤、鵜飼るみ子と主だった声優陣が松浦に続こうとしたが、サンライズは拒否しました。結局、自宅を訪れた声優陣を松浦が説得したことで騒動は収束したが、松浦は復帰せず、録音監督は浦上靖夫に交代しました。この騒動の余波で『ガンダム』の声優陣の待遇が改善されたともいわれています。
▲マチルダ・アジャン(地球連邦軍のミデア補給部隊の隊長。階級は中尉。声優は戸田恵子さん)アムロが淡い恋心を寄せる。オデッサ作戦前の三連星ドムの急襲時に、戦死。見ていた私自身も恋心を抱いていた「マチルダさ~~~ん」
【機動戦士ガンダムⅡ哀戦士・制作、公開データ】
製作:日本サンライズ
配給:松竹株式会社
製作:岸本吉功
企画:山浦栄二、伊藤昌典
原作:矢立肇、富野喜幸
総監督:富野喜幸
脚本:星山博之、荒木芳久、山本優、松崎健一
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン:大河原邦男
アニメーションディレクター:安彦良和
音楽:渡辺岳夫、松山祐士
アートディレクター:中村光毅
オーディオディレクター:浦上靖夫
監督:藤原良二
フロアーディレクター:関田修
演出協力:藤原良二、貞光紳也、又野弘
製作協力 - 名古屋テレビ、創通エージェンシー
協力 - 講談社
プロデューサー:渋江靖夫、岩崎正美
公開:1981年7月11日
配給収入:配給収入は7億7000万円(参考:「1981年邦画4社<封切配収ベスト作品>」『キネマ旬報』1982年(昭和57年)2月下旬号、キネマ旬報社、1982年、 124頁。
▲▼1981年、安彦良和氏が劇場公開にあわせて描き下ろしたイラスト。公開時に使用されたポスター。大変人気がありました。
【機動戦士ガンダムII 哀・戦士編ストーリー】
現在も数多くのファンが存在し、次々に続編が制作され続けている「ガンダム」シリーズ。特に、主人公のシャア・アズナブルの人気は、令和の今でもまったく衰えることがありません。
本作は劇場用三部作の第2弾。キャラクターデザイン及びアニメーション監督=安彦良和、監督=富野喜幸(現:富野由悠季)。主題歌の「哀 戦士」を井上大輔氏が歌いました。
🧐否応もなく戦いに巻き込まれ、次第に戦略のコマにされていく“ホワイトベース”とアムロたち少年兵。地球へ辿りつけば解放されると思っていたアムロたちだったが、そのまま地球連邦軍本部ジャブローへ向かうことになってしまいます。その航行中にもホワイトベースにはさまざまな人間が訪れ、戦い、そして去っていくことになります。
アムロ・レイは、ブライトとの対立が元で1度、艦を降ります。そして敵の士官ランバ・ラルと出会います。そしてラルとの戦い。少女ながら敵のスパイとしてホワイトベースに潜入したミハル。少年兵のひとり・カイと心を通わせることになるのですが。しょせん、ここも戦場…そして、アムロ憧れの女性・マチルダとの短かすぎる交流。仲間の死を経験し、敵の死に様を見、アムロたちは少しずつ人間として成長していくことになります。さらに、一部のパイロットの能力に、少しづつある異変が起き始めます…
👇「哀戦士」バックにキャラの名シーン等タイミングのとりかた、クレジット編集など入れ込み方に魂を感じます。SuperGood!!
▲【MAD】機動戦士ガンダム 哀 戦士
「哀 戦士」
作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲・唄 - 井上大輔 (スターチャイルド)
オリコン週間シングルチャート - 最高9位

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