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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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バイクに跨る爺です。映画、アニメは一晩中語れるほど大好き。人生のカラータイマーも点滅中(o|o)のお年頃。目指すのはシンプルな生き方。

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劇場映画 機動戦士ガンダムⅢ ーめぐりあい宇宙編ー

◆◆1982年3月13日に劇場アニメ映画『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』が公開されています。今回は、本作品の紹介をします。
本作劇場版は、テレビシリーズ第31話後半から第43話までを再編集した第3作で、1982年3月13日に公開されました。75パーセントが新撮であったといわれています。テレビ版の終盤で降板した安彦良和氏が前2作以上に多くの新作カットを担当したこともあり、配給収入は、同年公開のアニメ映画で第1位の12億9000万円のヒットを記録しました。劇場版『機動戦士ガンダム』「機動戦士ガンダムⅡ・哀戦士編』をあわせると29億9700万円の配給収入をあげたことになります。

機動戦士ガンダムめぐりあい宇宙movie

🧐『機動戦士ガンダム』という作品は、1979年に登場して今年で43年も経つのに、なぜこれだけの人気が得られたのでしょうか。ちょっと個人的に考察してみました。
『機動戦士ガンダム』の最大の特徴は、そのアニメらしからぬリアリティーをもっているところだと思います。俗に「リアルロボットもの」と称されるようになったのは、初代『機動戦士ガンダム』以降のロボットものアニメです。戦争については、単に武器などを格好良く書くだけではなく、戦力や戦術などにもこだわって描かれていることだと思います。また、主題のテーマが人間の成長をとらえている点も、ガンダムシリーズを「文学」とまで称される理由になっていると感じます。

『機動戦士ガンダム』の少年少女たちが、成長していく様子を描いたのは、『十五少年漂流記』にヒントを得ているといわれています。『機動戦士ガンダム』が登場するまでは、児童対象の勧善懲悪のストーリーが多かったのですが、『機動戦士ガンダム』は、登場人物たちの心理描写や精神的成長などを描いた点が文学とまで表現される理由になっているのです。また、勧善懲悪ではないため、主人公の弱い面がリアルに描かれています。こうした点においても当時、まれな作品であったといえます。

『機動戦士ガンダム』の世界観は、リアルに迫ってきます。なぜ戦争をしたのかという理由も、なぜロボットが登場しているかという理由も、どんな世代でも分かるレベルできちんと説明されています。さらに人類の進化というダーウィンの進化論をさらに宇宙にまで広げた理論を使い、超能力をもリアルに扱っているのですが、それでいて「量産型」「軍事訓練」などの現実的な身近な言葉も多用し、超能力ストーリーに走りそうな部分を抑えて、一層リアルな世界観を作り上げています。設定もリアルさを追求しています。テレビシリーズのオープニングでは、何故、人類が宇宙で生活するのかをナレーションで語っているのですが、これも実際にアメリカ、ニュージャージー州のプリンストン大学教授のジェラルド・オニールが、1969年に発表しているスペースコロニーからヒントを得てつくられています。このように、スポンサーからの依頼を現実のものと融合させて、もしかすると数年後には現実に存在するのではないかと思わせたところにも、ヒットの理由があったといえます。

そして、最大の魅力は、“押しつけがましさがないこと”ではないでしょうか?リアリティーを追求していく裏側には、視聴者に作品の受け止め方を任せていると感じます。一人一人が感じるままに『機動戦士ガンダム』をとらえて欲しいという制作側の本音が、作品の根底にあると私は思っています。『機動戦士ガンダム』という作品が、テレビシリーズ、劇場版でも成功できたのは、その骨子がブレなかったからこそ、世代を超えて受けいられた最大の魅力でもあると感じます。

起動戦士ガンダム めぐりあい宇宙篇AS

【『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』制作、公開データ】
製作:日本サンライズ
配給:松竹株式会社
製作:岸本吉功
企画:山浦栄二、伊藤昌典
原作:矢立肇、富野喜幸
総監督:富野喜幸
脚本:星山博之、荒木芳久、山本優、松崎健一
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン:大河原邦男
アニメーションディレクター:安彦良和
音楽:渡辺岳夫、松山祐士
アートディレクター: 中村光毅
音響監督:百瀬慶一
オーディオディレクター:浦上靖夫
フォトグラファーディレクター:三沢勝治
フロアーディレクター:関田修
演出協力:藤原良二、貞光紳也、又野弘
製作協力:名古屋テレビ、創通エージェンシー
協力:講談社
プロデューサー:植田益朗、渋江靖夫、岩崎正美
公開日:1982年3月13日
配給:松竹
上映時間:141分

_機動戦士ガンダムⅢ・めぐりあい宇宙篇1

〔主なキャラクター紹介〕
『機動戦士ガンダム』では実に多くのキャラクターが登場してきます。今回は主だったキャラクターだけでも紹介します。
キャラクター造形を担当した安彦良和氏によれば、地球連邦軍の軍服はナポレオン時代のフランス軍、ジオン軍の軍服はプロイセン軍を参考にして描かれたといわれています。

〔アムロ・レイ〕(声・古谷 徹)
機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙 アムロレイ

主人公。機械いじりの好きな内気な理屈っぽい少年。父は、地球連邦軍でV作戦のMS(モビルスーツ)開発等を担当するテム・レイ大尉。母はカマリア・レイ。アムロは、急遽リーダーとなった士官候補生ブライト・ノアとの衝突や、仲間達を守る為、必然的に軍兵として戦争に巻き込まれていく事への葛藤を抱えながらも、サイド7脱出以来の宿敵シャア・アズナブルやMSパイロットとしても人間として、経験豊富なベテラン軍人ランバ・ラルとの戦い、初恋の女性マチルダ・アジャンや兄貴分リュウ・ホセイの戦死といった現実を経て人間的に成長していきます。
更にララァ・スンとの運命的な出会いにより、人類の革新「ニュータイプ」として覚醒します。アムロの搭乗するガンダムはジオン兵から「白いヤツ」として恐れられ、戦いの優劣に関わる程の能力を発揮するようになります。最終決戦となったア・バオア・クーではガンダムが壊され動けなくなってしまいますが、崩れ行く要塞内に取り残されながらも、ニュータイプとしての力を家族同然の仲間達の為に使い、自身も奇跡の生還を果たします。

〔シャア・アズナブル〕(声・池田 秀一)
機動戦士ガンダムⅢ シャアアズナブル
アムロの宿命のライバルといってもよいでしょう。ルウム戦役で多大な戦果を挙げ、弱冠20歳にして大佐官となったジオン軍のエースパイロットにして天才的軍人です。通称赤い彗星と呼ばれます。しかし、その正体はジオン共和国初代首相、ジオン・ズム・ダイクンの遺児、キャスバル・レム・ダイクン 。ガルマ・ザビ戦死時の不可解な行動により失脚するも、キシリア・ザビの抜擢により、再起を果たします。オデッサの敗戦後、起死回生のジャブロー攻略作戦では潜入工作隊長という重責を担い、戦いの舞台が再び宇宙となるやキシリア麾下の指揮官となります。
いわゆる「美形悪役」の流れにあるキャラクターでありますが、ジオンの独裁ザビ家に対する復讐の為に戦争を巧妙に利用する人物として設定されています。ホワイトベース(通称、木馬)に乗船する妹アルテイシアの存在に悩む一方で、彼にとって終生を通じ、最愛の女性となるララァ・スンの前では素顔を晒し、アムロにララァを殺された事で、遅まきながらニュータイプとして覚醒します。両軍の最終決戦地ア・バオア・クーで彼を凌駕する強敵となったアムロに「私闘」を挑む。だが、MS戦に続き、白兵での決闘でもアムロに敗れてしまいます。しかし、妹のアルテイシアに諭された事で己を取り戻し、将兵を見捨てて逃亡を図ろうとしたキシリアを暗殺し、その後、行方不明となってしまいます。

〔セイラ・マス〕(声・井上 瑤)

機動戦士ガンダムⅢ セイラマス
言葉遣いが丁寧で気品の漂う美人です。潔癖でプライドが高い反面、男心を操縦する術にたけています。セイラは医師でもあるのですが、当初は通信士としてアムロ達パイロットを支え、やがて適性を見い出されパイロットに転向します。
しかし、その正体はダイクンの遺児アルテイシア。生き別れの兄キャスバルがシャアではないかという疑念から独断行動する等、思い悩むようになります。戦場で再会したシャアが、兄キャスバルとわかってからは父の鬼子と化した兄を憎悪するようになり、終盤でブライトに全てを打ち明けます。紆余曲折を経て、本作中における最終的なアムロの想い人となります。ア・バオア・クーの決戦では搭乗機が、壊れて操縦できなくなり、要塞内に潜入し、くしくもアムロとシャアの決闘に立ち会い「いい女になれ。アムロ君が呼んでいる」というシャアの言葉を最後に、兄と別れる事となります。その後アムロともはぐれ、要塞内で迷子になり生還を絶望します。が、アムロのニュータイプ能力に導かれ、道案内されホワイトベースの仲間達と合流、生還します。TV版ではGファイター1号機を操縦していましたが、劇場版ではコアブースター1号機と搭乗機が異なっていました。

〔ララァ・スン〕(声・潘恵子)

機動戦士ガンダムⅲ ララア
フラナガン機関に見い出されたニュータイプの少女です。本作中では「大佐に救われた」とあるだけで、細かい事情への言及は避けられており、彼女がシャアと出会った経緯や前半生については不明となっています。中立地帯であるサイド6の湖畔にて、父テムとの悲劇的再会に深く傷付いたアムロと運命的な出会いをします。二度目の偶然の出会いで彼女がシャアの部下である事をアムロも知り、ホワイトベース隊とコンスコン艦隊の戦闘結果を予言する等、高い能力を発揮します。シャアとは上司部下の関係を超えて恋人関係にまで発展します。
ソロモン要塞陥落後に実戦投入され、連邦艦隊を長距離からビットで狙い撃つ戦法でソロモンの亡霊と恐れられたが、護衛機の一般兵から弾除け扱いにされる等、ニュータイプの置かれた不遇を物語る。アムロとの戦いを通じ、ニュータイプの本質である「人と人とは分かり合える」事を体現するが、シャアの嫉妬を買い、奇しくもアムロ、セイラ対シャア、ララァという局面の戦闘ではセイラ機を狙ったシャアを止め、シャアとの決着をつける事でララァを解放しようとしたアムロの一撃からシャアをかばい戦死します。死後も残留思念(?と表現)という形でアムロを生還へ導いてくことになります。

〔ブライト・ノア〕(声・鈴置洋孝)
機動戦士ガンダムⅢ ブライトノア
地球生まれの地球育ちというエリート士官です。配属先がホワイトベースとなり、人材不足の中、急きょ艦長代理を任され、反抗的なアムロ、カイら民間人の少年兵や、立場をわきまえない避難民達、艦の置かれた極限状況等に悩み、苛立ちながらも軍人として成長を遂げていきます。右腕となって支えてくれたリュウ・ホセイの戦死に、緊張の糸が切れたのか、病床に倒れるも、優秀な指揮官として独り立ちする転機となります。彼を操舵士、且つ相談役として献身的に支え続けたミライ・ヤシマに好意を抱くようになるのですが、「不器用な男」として彼女の恋の行方を見守り、戦後結ばれることになります。実の父に溺愛されて育ったアムロに対し、現実の厳しさを教える父親代わりとして厳しく接するが、一方でニュータイプという理解の範疇を超えるアムロの能力に訳もなくいらだつのですが、アムロが成長を遂げてからは一人前に扱うようになります。ジャブロー到着後は囮部隊として、再び宇宙へ上がり、決戦を迎えることになります。強襲揚陸艦という本分を果たしたホワイトベースは、連邦軍の勝利に寄与するも、ア・バオア・クーで大破、アムロのニュータイプ能力により、総員退艦命令を出すよう進言され決行します。そしてクルーの大半を生還させることに成功します。

本作の続編に当たる機動戦士Ζガンダム、機動戦士ガンダムΖΖ、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア、機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイにおいても、重要人物として登場し続ける事となっていきます。
(その他の人物)
カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、フラウ・ボゥ、ミライ・ヤシマといったホワイトベースの仲間達もそれぞれに成長を遂げていく姿が描かれています。また、戦争を嫌悪する元軍人、戦争に加担する民間人、スパイ、武器開発者、主人公に殺される学徒動員パイロット等、それまでのアニメ作品では軽く扱われていたキャラクターの描写も多いのも『機動戦士ガンダム』の魅力の一つとなっています。


👆MAD 「劇場版 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」 めぐりあい/ビギニング 4K高画質
主題歌(第3作)
「めぐりあい」
作詞 - 井荻麟、売野雅勇 / 作曲・唄 - 井上大輔 / 編曲 - 鷺巣詩郎(スターチャイルド)
オリコン週間シングルチャート - 最高13位
挿入歌(第3作)
「ビギニング」
作詞 - 井荻麟 / 作曲・編曲・唄 - 井上大輔 (スターチャイルド)


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