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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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バイクに跨る爺です。映画、アニメは一晩中語れるほど大好き。人生のカラータイマーも点滅中(o|o)のお年頃。目指すのはシンプルな生き方。

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劇場アニメ映画『ゴルゴ13』

◆◆1983年5月28日に劇場アニメ映画『ゴルゴ13』は公開されました。今回は本作の紹介をします。

まず、原作劇画『ゴルゴ13』の作品ですが、当時、小学館『ビッグコミック』誌(当時は月刊詩)1968年(昭和43年)11月発売の1969年1月号に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2020年(令和2年)4月までは一度も休載せず、 連載を続けていました。しかし、2019年の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、作業時の3密(密閉、密集、密接)を避けるため2020年5月25日発売号より新作を休載すると発表しました。休載から1ヶ月半を経て、2020年7月10日発売号より新作の連載が再開されました。なお、この休載は外因的なものだったので、さいとう・たかを氏の事情による休載は、彼が2021年(令和3年)9月24日に死去するまで1度もありませんでした。

ゴルゴ13 アニメ コミック

【ゴルゴ13・その作品内容について】
作品のほとんどのエピソードには狙撃の依頼者がいて、コードネーム:ゴルゴ13(英称:Golgo 13、略称:G)ことデューク東郷に特殊な依頼ルートを経由して接触します。Gは個人的ルールにそえる場合に狙撃依頼を請け負い、ひとたび請け負ったならいかなる困難があろうと完遂します。これが、概ね一話完結の物語として発表されています。

狙撃の依頼者がいない作品としては、Gの出自を探求・推理する作品、Gが何かしらのトラブルに巻き込まれる作品、Gの狙撃完遂率がほぼ100%であるが故にGに狙われているとの噂に惑わされる人々を描いた作品など、Gによる狙撃が中心ではない作品もしばしばあります。

依頼されたGの狙撃対象は人間だけではなく、物品、あるいは事象の場合もあります。それは、世界情勢、経済状況、人間関係などにおいて、対象がGの狙撃によって排除(死亡など)あるいは機能不全にされることにより、依頼者にとっての分かれ道となる。

Gは依頼に基づいて、どこまでも冷静に依頼達成のために状況を分析し、行動をおこしますが、依頼者は、Gによる狙撃完遂によって、自らの成功あるいは有利となることを期待しているが、依頼者が意図した結果をみるとは限らない作品も少なからず見られます。すなわち作品の中には、自分の人生の岐路ともなることを他人であるG任せにし、期待した結果にならない場合もあるのですこうした作品の設定部分が、ゴルゴ13の魅力であり、長年の連載継続を可能にしてきた特長と思います。
ゴルゴ13 アニメ (1)

いずれにせよ、狙撃という手法から各国の諜報機関などから超一流のA級狙撃手(スナイパー)と認識されることになります。このことは各国に、過去の狙撃とその結果起きた事象のデータが、蓄積されることになります。各国の諜報機関はGの動向は逐一把握しており、国益にかなう場合は援助する一方、国益に反する場合には徹底的に攻撃を加える。そのような国家権力との間の多勢に無勢の戦いであろうと、Gは必ず生き残る。

狙撃というものは本来、非合法行為です。それでも狙撃を依頼する者たちは、この作品の中で描かれている者は非合法の裏社会の者のみならず、国家の中枢にいる者や、一般市民である例も多い。すると、非合法の狙撃を決断するほどの依頼者たちの背景や心理状況が描かれなくては、物語としては成立しません。そこで、多数の協力者が執筆した脚本(漫画原作)を元に作品が創られています。実在の事件がイメージされるエピソードもあれば、または実在の公人をモデルにした人物の登場もありますが、いずれもあくまでもフィクションなのです。

本作「ゴルゴ13」は、劇場アニメ映画として1983年に公開されました。しかし、企画当初の目標が「世界初のCGアニメーション」だったことはあまり知られていません。CGアニメーションとはいえ、当時は試行錯誤の上での制作で今の時代のCGとは比べ物にもならないが、このチャレンジ精神こそが、今のフルCGアニメを発展させたといっても過言ではないでしょう。

ゴルゴ13(1983)
▲CGアニメを使用

ゴルゴ13 アニメ映画 1983年 (1) (1)
【ゴルゴ13・制作、公開データ】
監督:出崎統
製作:藤岡豊、山本又一朗
プロデューサー:稲田伸生
脚本:長坂秀佳
音楽:木森敏之
主題歌:「プレイ・フォー・ユー」シンディ・ウッド(ポリスター)作詞:阿木燿子 作曲:つのごうじ 編曲:木森敏之
作画監督:杉野昭夫
美術監督:小林七郎
撮影監督:高橋宏固
編集:鶴渕允寿
録音監督:伊達渉
選曲:鈴木清司
効果:倉橋静男(東洋音響)
音楽プロデューサー:飯田倫子
製作担当:池田陽一
助監督:大賀俊二
原画:大塚伸治、福島敦子、塚田信子、森本晃司、本木久年、大橋学、杉野左秩子、清水恵蔵、四分一節子、小林ゆかり、川筋豊、小泉謙三、大坂竹志、半田由利、武藤照美、高橋千代子、清山滋峯
動画 - 加藤涼子、遠藤ひろみ、岩田通代、吉沢八重子、水野恭子、近藤勝也、桑沢和世、松尾裕子、舘山かおる、川端良子、鈴木弥生、北野由美子、小曽根陽子、長繩宏美、大村まゆみ、杉山典子、植木貴子、村井宏宣、水野祥司、岡野秀彦、山崎久夫、柳沢哲也、深谷米子、井上哲、奥野浩行、萩森啓子、露木進、吉川文代、清野良夫、高奥誠也、関口重晴、宮田輝子、新屋真知子、前島健一、佐々木正克、伏田光宏
作画協力:マジックバス、中村プロダクション、A・I・C、スタジオ・オニオン、A・G・U、はだしぷろ、悟空舎、ネオ・メディア、ACT、スワンルー・プロ
仕上協力:スタジオ キャッツ、遊民社、虫プロダクション、スタジオ マリン、IMスタジオ、アクト、ヴィオラ社、はだしプロダクション、新生プロダクション、A・I・C、スタジオサンライズ、スワンルー・プロ
背景:小林プロダクション - 福村八重子、是信光男、大村真二、形山正、加藤賢司、下谷美恵子、小平朝子、田沢彰太
撮影:高橋プロダクション - 宮内征雄、細野正、平山昭夫、安津畑隆、伴尚志、小林武男、大田勝美、宇田川孝、遠藤公祐、安原吉晃、石川郁子、佐藤雪絵
動画チェック:新木寿子、中川早苗
色指定:池内道子
仕上検査:比嘉貴子、小沢宗子
特殊効果:橋爪朋二、前川孝
ネガ編集:高橋和子
制作通行:横溝隆久、森田和芳、高野武、高橋信治
制作協力:あんなぷる
コンピュータグラフィックス製作:トーヨーリンクス
CG製作総指揮:大村皓一
CGディレクター:御厨さと美
テクニカルディレクター:西村仁志
プロデューサー:都築正文、山川紀正、市橋耕治
エンジニア:吉村浩、大野廣司、小林弘明、田中伸治、芳田朗、児田洋一、塚田利夫、相沢真人、遠藤增春、桜井照久、福本隆司
コリオグラフィー:湖川友謙
CGスタッフ:渡辺登、もとのりゆき、芥川義明、明珍友子、森香織、星野均、千葉敬介、橋本知明、駒形行哉、村山正之、加藤信之、西畑泰、小野浩美、杉浦治、岡村新、斉藤紀久代、渡辺純、武井潤
制作担当:山下雄大、秋田健作
制作進行:浅野秀二
CG製作協力:大阪大学CGグループ - 白川功、河田亨、江木康雄、榎木美恵子、出口弘、辰己敏一、河合利幸、平井誠、中山貴司、内藤岳、内村敏幸、西田政人、那須雅樹、山下伸一、舟渡信彦
プロデューサー:飯田倫子、山中博晶
ディレクター:吉田達夫、岩村憲真
音楽制作:ライトリンクスコーポレーション
録音制作・録音スタジオ:東北新社
現像所:東洋現像所
アニメーション制作:東京ムービー新社
製作:東京ムービー新社、フィルムリンク・インターナショナル
配給:東宝東和
公開日:1983年5月7日
上映時間:93分
【ゴルゴ13・ストーリー】
カリフォルニア・カテリナ。海に浮かぶ豪華自家用客船では、石油王レオナルド・ドーソンの誕生パーティが盛大に行われていた。この日から彼を引き継ぐことになった一人息子のロバートが壇上に上がり、花束を贈った瞬間ロバートは、崩れ落ちた。額には銃弾の穴が開いていた。

いったい、誰が、何のために?レオナルドは、憎むべき殺人者を探し出すことを堅く誓います。その頃、灯台を降りて悠然とその場を立ち去るひとりの男がいた。人呼んでゴルゴ13--国籍、年令、本名不明、殺しのプロフェッショナル。一ヵ月後、シドニーの教会で、ゴルゴ13はモレッティ司教から殺しの依頼を受ける。司教はかつて謎の大物・ドクターZに家族を殺され、以後、復讐の機会を狙い、ゴルゴ13に殺しを依頼したのだった。決して人前に姿を見せないドクターZには、その仕事を代行するシンディーという娘がいた。ゴルゴ13はシンディー接近に成功し、ドクターZの正体を知る。シンディーもまた彼の正体を見破り暗殺するために森へ誘う。その彼女にゴルゴ13が叫ぶ。「シンディー、ドクターZこそお前だ!」逃げるシンディーは、銃弾を額に浴びて絶命した。その直後、ゴルゴ13は一斉射撃に襲われる。

ペンタゴン情報局長ジェファーソン、FBI本部長カービン、CIAヤングの3人がテーブルを囲んでいる。しかし彼らのゴルゴ13暗殺作戦は失敗に終った。暗殺作戦を指揮したブレイガンが戻ってきた時点で、作戦を練り直しその場で狂気じみた殺し屋ビッグ・スネークが紹介された。一ヵ月後のサンフランシスコ。ゴルゴ13は新しい依頼を請負い、ビルの屋上から、いつもの正確さで男の額を撃ち抜いた。その瞬間、ブレイガン率いるコマンド部隊が待ち伏せをして一斉射撃をしかけてきたが、ゴルゴ13は地下道内に走り、返り討ちにする。その頃、ある大邸宅では、ドーソンが、ジェファーソン、カービン、ヤングを前に憤懣やるかたなく歩きまわっていた。一人息子を奪われた彼の怒りは遂に国家機関を雇うという非常手段となって噴出していたのだ。

ドーソンがゴルゴ13を憎悪する理由は単に息子を殺されたからでなく、その死の背後に秘められた事実にこの上ない衝撃を受けたことだった。マイアミ海岸でゴルゴ13は情報屋から、彼を狙うおそるべき敵は新たに刑務所暮らし死刑執行前の二人の殺し屋を雇い、その敵のボスこそドーソンだということを聞いた。ゴルゴ13は単身ドーソンのビルにのりこんでゆく。そして追いつめられたドーソンは、自らビルの窓から身を投げる・・・
【ゴルゴ13・キャスト】
ゴルゴ13:瑳川哲朗
石油の帝王 レオナルド・ドーソン:納谷悟朗
シンディ:藤田淑子
陸軍特殊部隊隊長 ボブ・ブレイガン中佐:富田耕生
ペンタゴン情報局長 T・ジェファーソン将軍:小林清志
ローラ:武藤礼子
ロバート・ドーソン:富山敬
パゴ:嶋俊介
モレッティ司教:納谷六朗 
時計屋:千葉耕市
シンディの部下:郷里大輔、二又一成
ビッグ・スネーク:千田光男
CIA副長官 E・ヤング:村越伊知郎
FBI本部長 F・ガービン:兼本新吾
リタ:小宮和枝
アルバート:北村弘一
パブロ:青野武
エミリー:滝沢久美子


【本編プレビュー】ゴルゴ13|” THE PROFESSIONAL- GOLGO 13”(1983)


Golgo 13 The Professional OST : 01 Pray For You

「プレイ・フォー・ユー」シンディ・ウッド(ポリスター)
作詞:阿木燿子 作曲:つのごうじ 編曲:木森敏之


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