◆日本のテレビアニメ昭和徒然史(99回)チャーシューメン編の今回は、1984年(昭和59年)下期(7月~12月放送開始分)PARTⅣををご紹介します。
【あした天気になあれ】
『あした天気になあれ』は、ちばてつやによる日本のゴルフ漫画です。原作は1981年42号から1991年25号まで『週刊少年マガジン』(講談社)で連載されました。単行本は、講談社コミックス (KC) 版が全58巻、ホーム社から発行された『ちばてつや全集』が全36巻、『ホーム社漫画文庫』が全31巻、『完全版総集編』が全11巻、そしてコンビニ向けの『講談社プラチナコミックス』と『集英社ホームリミックス』版がそれぞれ発売されています。
テレビアニメが、フジテレビほかで放送されました。NAS(日本アドシステムズ)とフジテレビの共同製作。製作局のフジテレビでは、1984年10月から1985年9月まで放送されました。
原作では主人公の太陽が当初からゴルフクラブを手に入れるべくアルバイトに精を出し、師匠の竜谷とともにプロゴルファーを目指していくのですが、アニメ版ではゴルフとの出会いの場面から描かれるなど、講談社コミックス第26巻までの内容をアレンジしたものになっていました。また、本編の終了直後には、ゴルフ解説者の戸張捷がゴルフのマナーや歴史などを解説する「ワンポイント・レッスン」のコーナーがありました。その後の次回予告は、毎回、太陽の「〜ナイス・ショット!!」という言葉で締めくくられていました。
当時、私も社会人になって早速、ゴルフを始めて、本作は必死で観ていました。⛳『プロゴルファー猿』も面白いのですが、本作の方が現実味のある作風でした。ナイスショット!
『あした天気になあれ』はdアニメストアで視聴可能です
【あした天気になあれ・制作、放送データ】
企画:土屋登喜蔵(フジテレビ)
チーフディレクター:光延博愛
総作画監督:金沢比呂司
プロデューサー:原田一男、茂垣弘道(以上、土田プロダクション)、片岡義朗(NAS)、清水賢治(フジテレビ)
文芸担当:榎本歩光
制作事務:小瀬敬子
美術設定:阿部行夫
色指定:飯塚智久
特殊効果:柴田睦子
撮影監督:高橋明彦
撮影助手:熊谷正弘、小松寿一、木次美則(東京アニメーション・フィルム)
編集:岡安肇、小島俊彦、村井秀明、中葉由美子
音楽:梅垣達志
音響監督:藤野貞義
音響効果:依田安文
録音調整:村田弘之
録音スタジオ:ニュージャパンスタジオ
現像:東京現像所
タイトルデザイン:神谷妙子
演出助手:藤川茂
制作進行:友枝竜一、田上久美子、村竹保則、藤川茂、五藤巳智也、他
アニメーション制作:土田プロダクション
制作:NAS、フジテレビ
放送期間:1984年10月6日~1985年9月27日 全47話
放送局:フジテレビ系列
〖チャーシューメンについて〗
主人公の向太陽がショットする際に、スイングのリズムを取るための掛け声が「チャーシューメン」です。「チャー」でバックスイングに入り、「シュー」でトップを作り、クラブを振り下ろしてインパクト時に「メン!」でうまくボールにクラブヘッドをミートさせるのです。
なお、この掛け声を作中で最初に考案したのは太陽のクラスメイトの白石えつこ、使用したのは後輩の内山央です。フォームが安定しない内山に、向は足を閉じたスタイルで打つように指摘しまともに打てるようになるが、足を開くと力んでスイングのタイミングが合いませんでした。そこに白石がなにかリズムを取りながらスイングするように勧め、「あなたの好きな食べ物は何?」との白石の問いに内山が「チャーシューメン」と答え、声に出しながらスイングをするようになったのがきっかけです。
この掛け声は、ちばが取材先のゴルフ練習場でレッスンプロに「初めてゴルフをやる人にどう教えるのか」と質問した際、直接教わったもので、後の反響は予想外だったと語っています。
▲あした天気になあれ OP
オープニング・テーマ - 「明日はシャイニング・スカイ」
作詞 - 竜真知子 / 作曲 - 東郷昌和 / 編曲 - 梅垣達志 / 歌 - 野口きよみ
▲あした天気になあれED
エンディング・テーマ - 「夕焼けに歩きたい」
作詞 - 竜真知子 / 作曲 - 東郷昌和 / 編曲 - 梅垣達志 / 歌 - 高橋伸明
【GALACTIC PATROL レンズマン】
レンズマン(Lensman)は、アメリカのSF作家E・E・スミスが作り上げたヒーローです。“ドク”E(エドワード)・E(エルマー)・スミスは、1937年から10年以上に渡り『銀河パトロール隊』を始めとする一大SF小説、レンズマン・シリーズを書き上げ、“スペースオペラ”といわれる娯楽小説のジャンルの形成に、大きな方向付けの役割を果たしました。
レンズマン・シリーズは、地球人のレンズマンである主人公キムボール・キニスンの成長と活躍を物語の軸に置き、銀河文明とそれに敵対する宇宙海賊ボスコーン(ボスコニア文明)との宿命的な全面戦争に到るまで物語を描いています。
以前、セレクション形式でVHS販売がありましたが、それ以降DVD、およびBD等のメディア販売はされていません。
【GALACTIC PATROL レンズマン・制作、放送データ】
原作:E,E,スミス
チーフディレクター:福富博
設定:竹内啓雄
キャラクター設定:富沢和雄
メカニック設定:渡部隆
美術監督:窪田忠雄
音響監督:明田川進
録音:橋本二三郎
効果:柴崎憲治
音楽:COSMOS
制作協力:エムケイ
製作:朝日放送、講談社
放送期間:1984年10月6日~1985年3月30日 全25話
放送局:テレビ朝日系列
▲Lensman TV Eps. 1 - GALACTIC PATROL レンズマン アニメ
▲レンズマン Lensman opening ON THE WING 小島恵理(Kojima Eri)
オープニング主題歌「ON THE WING」
作詞 - 売野雅勇 / 作曲・歌 - 小島恵理
▲Galactic Patrol Lensman (GALACTIC PATROL レンズマン) ED (English Sub)
エンディング主題歌「パラダイス」
作詞・作曲・歌 - 鈴木雄大
【超力ロボ ガラット】
『超力ロボ ガラット』は、テレビ朝日系列で放送された名古屋テレビ製作・日本サンライズ(現:サンライズ)制作のロボットアニメ。全25話。製作局の名古屋テレビでは1984年10月から1985年4月まで放送されました。
1984年9月までJNN系列で放送されていたリアルロボットアニメ『銀河漂流バイファム』のスタッフが制作した作品になります。バイファムのリアルロボット路線から一転、ギャグメインとしたライト路線への転換を図った。後半は宇宙シンジケートに代わる敵としてドリアル星人を登場させ、本編に関わらないモブと断言していたどすこい姉妹に設定上の意味を与えるなど、ギャグタッチから路線転換が起きています。
『超力ロボ ガラット』はdtvで視聴可能
【超力ロボ ガラット・制作、放送データ】
企画:日本サンライズ
原作:矢立肇
監督:神田武幸
シリーズ構成:星山博之
演出チーフ:網野哲郎
キャラクターデザイン:芦田豊雄
メカニカルデザイン:大河原邦男
ゲストメカニカルデザイン:大畑晃一
美術監督:東條俊寿、川名俊英
撮影監督:三浦豊作
音響監督:太田克己
音楽:笹路正徳
プロデューサー:森山涇(名古屋テレビ)、植田益朗(日本サンライズ)
制作:名古屋テレビ、日本サンライズ
放送期間:1984年10月6日~1985年4月6日 全25話
放送局:テレビ朝日系列
【超力ロボ ガラット・あらすじ】
地上から戦争が無くなり、一切の兵器の所有が禁じられた未来の話です。地球の地上げをもくろむ悪の宇宙人、宇宙不動産(宇宙シンジケートの一部門)のドーサンが地球に侵略してきました。破壊の限りを尽くすアーモロボイド(巨大ロボット)の前に警察はあまりにも無力でした。そこへ颯爽と現れた謎のロボット。このロボットは圧倒的な強さで侵略者を蹴散らしていくのです
ガラットを操るのは、正義の宇宙人であり、彼らに連絡を取って助けを求められるのはキウイ博士ただひとり……、というのはキウイ博士が警察を騙すためについた嘘で、実はガラットはマイケル少年の通学乗用ロボット・ジャンブーを(強引に)改造したものだった。博士は、マイケルには兵器の所有がバレると罰せられると言いくるめて正体を隠すように命じ、一方、宇宙人との仲介役を装うことで警察から金をせしめようとしていたのです。かくしてジャンブーとマイケル、パティーグ(ガラット2号)を駆る少女パティ、カミーグ(ガラット3号)と青年カミルは地球の平和を守るため、そして(本人たちは知らないが)キウイ博士を儲けさせるため、悪の宇宙人たちと今日も戦うのです。
▲超力ロボ ガラット 「Welcome! ガラット - ガラットのテーマ」
オープニングテーマ - 『Welcome! ガラット - ガラットのテーマ』
作詞 - 麻生圭子 / 作曲・編曲 - 笹路正徳 / 歌 - 村田有美
▲超力ロボガラットED 不思議なトワイライト パティのLOVESONG 村田有美
エンディングテーマ - 『不思議なトワイライト - パティのLOVE SONG』
作詞 - 麻生圭子 / 作曲・編曲 - 笹路正徳 / 歌 - 村田有美
【星銃士ビスマルク】
『星銃士ビスマルク』は、1984年10月から1985年9月まで日本テレビ系列で放送された、スタジオぴえろ制作のロボットアニメ作品です。この作品は、スタジオぴえろが初めて制作したロボットアニメである。スタジオぴえろが制作した中でも数少ない、原作を漫画や絵本・コンピュータゲームに求めていないオリジナル作品であり、男児向けのアニメとしては他に『忍者戦士飛影』と『からくり剣豪伝ムサシロード』のみ。本来の放送期間は半年間(全26話)の予定だったが、好評だったため期間が延長され、最終的には1年間(全51話)放送された。
『星銃士ビスマルク』はU-NEXTで視聴可能
【星銃士ビスマルク・制作、放送データ】
製作:布川ゆうじ
プロデューサー:初川則夫(日本テレビ)、光森裕子(スタジオぴえろ)
企画:鳥海永行
シリーズ構成:馬嶋満
連載:テレビマガジン、てれびくん
キャラクターデザイン:加藤茂
メカニックデザイン:森木靖泰、デザインオフィスメカマン
音楽:戸塚修
音響監督:斯波重治
美術監督:勝又激
撮影監督:福田岳志
編集:森田清次
監督:案納正美
シリーズディレクター:鴫野彰
制作著作:日本テレビ、スタジオぴえろ
放送期間: 1984年10月7日 - 1985年9月29日 全52話
放送局:日本テレビ系列
【星銃士ビスマルク・あらすじ】
2069年。人類が太陽系に完全進出し、テラフォーミングをほどこされた木星・土星圏内に移民するようになった時代が舞台です。太陽系の平和は、デスキュラ星人によって壊され、デスキュラ星人の侵略行為を止めるべく、太陽系連邦軍は立ち上がります。激しい宇宙戦の末、一度はデスキュラ星人を敗走させるが、彼らが完全に撤退したわけではなかった。それから15年の時が流れた2084年。再び太陽系侵略に乗り出したデスキュラ星人に対し、地球連邦事務総長シャルル・ルヴェールは巨大変形ロボ『ビスマルク』を造り、輝進児をはじめとする4人の精鋭を集めて『ビスマルクチーム』を結成する。
これは、デスキュラ星人に立ち向かう4人の若者の戦いの記録です。
▲Sei Jushi Bismark Opening
オープニングテーマ - 『不思議 CALL ME』
作詞 - 大津あきら / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - MIO / レーベル - キングレコード
▲星銃士ビスマルク ED
エンディングテーマ - 『夢銀河』
作詞 - 大津あきら / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - MIO / レーベル - キングレコード
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