◆日本のテレビアニメ昭和徒然史(116回)「Like or Love?」編今回は、1987年(昭和62年)上期(1月~6月放送開始分)PARTⅡをご紹介します。
【陽あたり良好!】
『陽あたり良好!』は、あだち充氏による日本の漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ作品。
1987年にフジテレビと東宝が制作し、1987年3月から1988年3月までフジテレビ系列局で放送されました。
【陽あたり良好!・一口概要】
『週刊少女コミック』(小学館、1980年2号~22号、24号~1981年15号)にて、掲載された少女漫画です。本作は連載終了後に、実写ドラマとアニメでそれぞれ映像化されました。原作漫画のストーリーは登場人物達が野球部で甲子園を目指す第1部と、それ以降の日常が描かれる第2部に分けられます。
同作者の漫画『タッチ』の後番組として放映され、制作スタッフもそのままで、声優陣も浅倉南役の日髙のり子さん以外の主要なレギュラーはそのまま移行してきています(当初は日髙のり子も出演する予定だったのか、当時の雑誌にはかすみ役として表記されているものもあります。また難波圭一もレギュラー陣には入っていないが、坂本と喧嘩した人物・児玉役でゲスト出演しています)。アニメ独自要素としては、原作よりもストーリーに野球色が強い設定になっています。
アニメ版では学校名の読みが「めいじょう」に変更されている(最初の数話には「めいじょう」と「みょうじょう」が混在していたがすぐに統一されました)。ほか、岸本かすみは陸上部員で走り高跳びの選手ということになったりと、原作との違いはあります(野球部マネージャーへのスカウトは1度断り、その後の新人対抗戦で負傷したため、陸上部を休む間・夏までという約束でマネージャーに就任している)。また村木克彦が、野球部の監督に就任するなど、原作以上にストーリーに深く絡んでいる。
個人的な好みですが、本作の主題歌、オープニング、エンディング曲共に好きな曲が多くて当時20代の若い頃を想い出します。
【陽あたり良好!・制作、放送データ】
原作:あだち充(小学館 フラワーコミックス刊)
企画:岡正➡亀山千広(フジテレビ)、片岡義朗(旭通信社)
シリーズ監督:ときたひろこ
総作画監督:前田実
シリーズ文芸構成:並木敏、長野洋
作画監督:江口摩吏介
美術監督:金村勝義
音響監督:藤山房延
編集:古川雅士、門井美樹 → 小野寺桂子
音楽:芹澤廣明
企画協力:宇佐見廉(オービー企画)
プロデューサー:亀山千広 ➡石原隆、中尾嘉伸(フジテレビ)、藤原正道(東宝)、対木重次(グループ・タック)
総監督:杉井ギサブロー
タイトルアニメーション:杉井ギサブロー、前田実、ときたひろこ、江口摩吏介、池田はやと、木場田実
音響制作:ザック・プロモーション
現像:IMAGICA
タイトル:片山悟
制作協力:スタジオぎゃろっぷ、シャフト、亜細亜堂、スタジオヴィクトリー、J.C.STAFF
音楽制作協力:東宝音楽出版
製作:グループ・タック、旭通信社、東宝株式会社
放送期間:1987年3月29日~1988年3月20日 全48話
放送局:フジテレビ系列
★陽あたり良好!は、dアニメストア for Prime Video対象作品で視聴できます。
▲陽あたり良好! 陽あたり良好 浅倉亜季
♬オープニング「陽あたり良好!」(第1話~第17話)歌 - 浅倉亜季
▲陽あたり良好! 帰って来た街角 芹澤廣明 Kaettekita Machikado Hiatari Ryoko!
♬オープニング「帰って来た街角」(第18話 - 第37話)歌 - 芹澤廣明
▲悲しみはBEATに変えて~Rise and Shine~ 尾崎亜美
♬オープニング「悲しみはBEATに変えて」(第38話 - 第48話)歌 - 尾崎亜美
▲陽あたり良好!エンディングテーマ「舌打ちのマリア」 歌 夢工場
♬エンディング「舌打ちのマリア」(第1話 - 第17話)歌 - 夢工場(現・The Blimp Club)
▲【バブルコンポで聴く】 ナイフの上の夏 / 芹沢廣明
♬エンディング「ナイフの上の夏」(第18話 - 第37話)歌 - 芹澤廣明
▲尾崎亜美/世界中の羊数えさせないで
♬エンディング「世界中の羊数えさせないで」(第38話 - 第48話)歌 - 尾崎亜美
【ことわざハウス 健康編】
1987年4月4日に『ことわざハウス 健康編』として放送開始。1988年4月2日から現在の『ことわざハウス』にタイトル変更になりました。毎回1つのことわざをテーマに、アニメと実写でわかりやすく解説されていました。
【ことわざハウス 健康編・制作、放送データ】
脚本:三沢もとこ、吉田浩向、山竜人、西下義之
演出:吉田浩
作画監督:若林忠生
イラスト:若林忠生、久保田彰三
美術監督:遠藤守俊
制作:フジテレビ、エイケン
放送期間:1987年4月4日~1994年9月28日 全773話
放送局:フジテレビ他
【ことわざハウス 健康編・声の出演】
おばあちゃん:斉藤昌
ペータ、医者、課長:竹村拓
サエコ、看護婦:さとうあい
▲まんがことわざ事典
「仏作って魂入れず」「枯れ木に花」
【ウルトラB】
『ウルトラB』は、藤子不二雄Ⓐによる日本の漫画作品、及びそれを原作としたテレビ・劇場アニメ作品、また劇中に登場する主人公の赤ん坊の名称です。
1984年(昭和59年)から1989年(平成元年)まで、中央公論社刊『藤子不二雄ランド』の巻末に連載され、1987年(昭和62年)にテレビアニメ化され、1988年(昭和63年)に映画化になりました。
宇宙からやって来た謎の赤ん坊、ウルトラBと小学生のミチオの繰り広げるギャグ作品です。単行本は、中央公論社刊のものが全11巻ありましたが、現在は絶版となっています。電子書籍化はされています。1987年(昭和62年)4月から1989年(平成元年)3月までテレビ朝日系列にて放映されました
1987年4月から9月までは日曜朝の『藤子不二雄劇場』にて『オバケのQ太郎』とともに放映され、10月から1989年3月までは月曜19時台の『藤子不二雄Ⓐワールド』にて『プロゴルファー猿』や『ビリ犬』とともに放映されました。テレ朝チャンネルで再放送されたことがあります。
★ウルトラBは、U-NEXTでも視聴可能です。
【ウルトラB・制作、放送データ】
原作:藤子不二雄Ⓐ
プロデューサー:波多野正美(テレビ朝日)、児玉征太郎、田中敦(第81話 - 第99話)(シンエイ動画)
総作画監督:森下圭介(第1話 - 第90話)
美術設定:河野次郎
美術監督:増田直子
撮影監督:奥井敦
録音監督:山田悦司
音楽:菊池俊輔
編集:岡安肇、小島俊彦
総監督:笹川ひろし
監督:原田益次
制作:テレビ朝日、シンエイ動画
放送期間: 1987年4月5日~1989年3月27日 全118話
放送局:テレビ朝日系列
原作ではウルトラBのサングラスは、一般的な太い縁のものでしたが、アニメ化に伴い途中から翼の様なデザインのサングラスに変更されています。また口元のホクロも黒丸から水色の星型になった。
♬オープニングテーマ - 「バビバビバビブー ウルトラB」
作詞 - 藤子不二雄Ⓐ / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 三田ゆう子、森の木児童合唱団
TV版にはエンディングテーマが存在しないため、出演声優などは全てオープニングにクレジットされました。
【きまぐれオレンジ☆ロード】
『きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画、それを原作としたアニメ作品。『週刊少年ジャンプ』で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載されました(ただし、1986年42号から1987年11号まで休載)。また、特別編157話「パニックin 銭湯!の巻」が『スーパージャンプ』1996年10号に、158話「ほんでもって とーめー恭介!の巻」が『週刊プレイボーイ』1999年44号に掲載された。2020年10月時点でシリーズ累計発行部数は2000万部を記録している。 (“「きまぐれオレンジ☆ロード」まつもと泉さん死去”. 日刊スポーツ. (2020年10月13日)
【気まぐれオレンジロード・制作、放送データ】
原作:まつもと泉
企画:布川ゆうじ、藤原正道
プロデューサー:堀越徹、河野秀雄、深草礼子
シリーズ構成:寺田憲史
総作画監督:後藤真砂子
キャラクターデザイン:高田明美
美術監督:小林七郎(第1話 - 第9話)、中村光毅、三浦智(第10話 - 第48話)
撮影監督:金子仁
音響監督:松浦典良
音楽:鷺巣詩郎
監督:小林治
タイトルデザイン:杉澤秀樹
企画制作:日本テレビ ※「日本テレビ」が「企画制作」という形でクレジットされたのは初。
製作:東宝、スタジオぴえろ
放送期間:1987年4月6日~1988年3月7日 全48話
放送局:日本テレビおよび系列局
【気まぐれオレンジロード・あらすじ】
主人公、春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族の長男です。実はこの家族には秘密ごとがありました。実は超・能・力が使える家族なのです。しかし春日家だけの秘密事であり、超能力がバレるたびに春日家は引っ越しを繰り返していたのです。くるみが以前の中学校で超能力を使い100メートルを3秒(笑)で走ったので、春日家は7度目の転居で新しい町にやってきました。
恭介が散歩がてらに石段を登っていると、真っ赤な麦わら帽子が飛んで来る。超能力でキャッチすると、その持ち主は少し大人びた美少女だった。恭介は石段の数を巡り女の子と軽い口論になるが、間をとるということで落着。別れ際、その帽子を「あげる、なかなか似合ってるよ」といわれ、名前も知らない彼女に恭介は一目惚れしてしまいます。
後日、転校先の学校に向い教室の空席に座ろうとすると、そこは学校一の不良少女鮎川まどかの席だと注意されます。放課後、部活を見学に行ったくるみが校舎裏で女の子たちに絡まれているのを知った恭介は、心配になって様子を見に行くと、そこには昨日出会った少女と檜山ひかるという少女がタバコを吸っており、くるみは2人を注意します。昨日出会って一目ぼれした少女との予期せぬ再会に、昨日のことを話しかけようとするが、彼女は恭介のことを「知らない」と隠そうとします。ひかるが彼女にかける言葉で彼女が『鮎川まどか』であるとわかり、恭介は超能力で煙草の火を消し、「丈夫な赤ちゃんが産めなくなるぜ」と注意しますが、まどかから頬を平手打ちされてしまう。恭介は麦わら帽子の女の子と不良少女まどかが同じ女の子だとは思えず戸惑うばかりでした。
まどかはクラスでも浮いた孤高な存在。容姿も良く、頭脳明晰、体育の授業ではまどかは運動神経の良さを見せ、他の生徒から一目置かれるものの、不良とみられ孤立していたのです。
男子の体育のバスケットボールの授業に参加した恭介は、まどかの前でいいところを見せようとするが、超能力を使ってズルをするのを躊躇い超能力を使わなかった結果、シュートを外してしまう。それが原因で試合に敗北して、恭介は体育館で一人落ち込む。そこへたまたまタバコを吸いに来たひかるが体育館裏に現れる。「こんなのは超能力さえ使えば幾らでも入れられる」と、恭介が超能力で反対側のゴールに超ロングシュートを放つところをひかるが密かに目撃してしまい、憧れの気持ちから恭介に一目惚れしてしまう。
こうして、恭介、まどか、ひかるはビミョーな三角関係となってしまいます。ひかるはまどかと恭介が両片思いのような状態だとは知らずにまどかに相談を持ちかけ、まどかは妹のようなひかるを思う気持ちと気になる恭介の間で悩まされることになる。恭介はまどかに惹かれながらも、根が素直で可愛らしいひかるを邪険には扱えず、優柔不断な態度を余儀なくされてしまいます。
恭介は自分と同じ超能力者の祖父と過去にタイムスリップした際、小学生のまどかに赤い麦わら帽子を渡したのが自分だと知る。まどかの初恋の相手は恭介だった。
バンドでのテレビ出演やバイトが、学校にばれて自宅謹慎中のまどかは、両親のいるロサンゼルスに旅立つことを決めるのでした。ひかるはまどかの初恋の相手が恭介と知ってショックを受けるのでした。恭介はまどかにひかるへの気持ちを「Like or Love?」と聞かれ、「ひかるちゃんはlike、鮎川は、あいしてる」と告白する。まどかが旅立つ日、空港に駆けつけたひかるは、自分のために身を引かないでくれと泣きながらまどかと抱き合い再会を願います。
翌年の春、大学に進学し石段を上る恭介の前に帰国したまどかがあらわれるます。恭介が「Like or Love?」と聞くとまどかは「like!ただし限りなくLOVEに近い…ね」と答え、恭介とキスを交わすのでした❤。
★きまぐれオレンジ☆ロードの現在動画配信先はありません。
💛鮎川まどか
💛鮎川まどか
👆当時、本作で大人気だったのが、ヒロイン鮎川まどかで~す。彼女は『アニメージュ』誌主催、読者人気投票により決定する「第10回(1988年)アニメグランプリ」女性キャラクター部門で堂々第一位!1987年の『アニメディア』(学研)の女性キャラ人気投票でも第一位に燦然と輝いています。さらに『アニメージュ』では放送終了後も何回もランクインするほどの人気でした。スタイル良し、行動力もあるし、そしてあのどこか智的な色気ある目線・・・た、たまりません~まどかに釘付けにされること確定です((+_+))
▲きまぐれオレンジロード 【4K高画質】 「NIGHT OF SUMMER SIDE」
♬きまぐれオレンジロード オープニング(第1話~第19話)「NIGHT OF SUMMER SIDE」
作詞:売野雅勇、作曲:NOBODY、編曲:新川博、歌: 池田政典、レーベル:東芝EMI、
▲きまぐれオレンジロード 【4K高画質】「オレンジミステリー」
♬きまぐれオレンジロード オープニング(第20話~第36話)「オレンジミステリー」
作詞:売野雅勇、作曲:NOBODY、編曲:鷺巣詩郎、歌: 長島秀幸、レーベル:東芝EMI、
▲鏡の中のアクトレス/中原めいこ
♬きまぐれオレンジロード オープニング(第37話~第48話)「鏡の中のアクトレス」
作詞:中原めいこ、作曲:中原めいこ、編曲:新川博、歌: 中原めいこ、レーベル:東芝EMI、
▲きまぐれオレンジロード【4K高画質】「夏のミラージュ」
♬きまぐれオレンジロード エンディング(第1話~第19話)「夏のミラージュ」
作詞:湯川れいこ、作曲:TSUKASA、編曲:鷺巣詩郎、歌: 和田加奈子
▲きまぐれオレンジロード 【4K高画質】 「悲しいハートは燃えている」
♬きまぐれオレンジロード エンディング(第20話~第36話)「悲しいハートは燃えている」
作詞:松本一起、作曲:井上大輔、編曲:新川博、歌: 和田加奈子
▲きまぐれオレンジロード 【4K高画質】 「ダンス・イン・ザメモリーズ」 フィルム風
♬きまぐれオレンジロード エンディング(第37話~第48話)「ダンス・イン・ザ・メモリーズ(Dance in the memories)」
作詞、作曲:中原めいこ、編曲:西平彰、歌: 中原めいこ
_(._.)_4K高画質、高音質動画を引用しております。ありがとうございます。
👆励みになります。ポチっとな

スポンサーサイト