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日本のアニメ作画、演出の変遷考察(鉄腕アトム~鬼滅の刃へ)

アニメの徒然小道
06 /26 2022
拙い当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。_(._.)_
🔶このアニメの徒然小道のカテゴリでは、ベースとして平成のアニメを時系列で、過去作品の紹介記事を書いていますが、時折、過去に飛んだり、令和に飛んだりします。また、記事内容については、アニメ考察記事なども紹介することもあるかと思います。ただアニメが好きというジジイのたわごとで、まことに感謝の極みです。

今日は、昭和から令和までとアニメーション(映画・テレビ含む)作画や演出の流れに関する個人的な感想を、代表的なアニメ作品をとおして、考察なり感想を紹介したいと思います。

👇『鉄腕アトム』1963年1月1日~1966年12月31日

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1963年1月1日~1966年12月31日、連続テレビアニメ『鉄腕アトム』が始まります。すでに漫画家として才を開花させていた手塚治虫さんが、テレビの世界にアニメーションを持ち込んできた作品
アトムをはじめ登場するキャラクターのデザインも、目が大きく、ロボットとはいえ、顔はこどもである。当時、私達子供は、テレビで漫画が動いているだけでも感動したものです。当時、一緒に観ていた大人もアトムの子供の表情に、視聴者の警戒を解くようなデザインに、不思議な魅力を感じたかたも多かったのではないでしょうか。

アニメ動画の作画は、基本的には均一の線で描きます。違うと質感と動きがギクシャクします。当時はアニメを書けるアニメーターとよばれる方も少ない時代。

👇 1965年10月6日~1966年9月28日『ジャングル大帝』
1965年『ジャングル大帝』。アフリカのジャングルを舞台に、白ライオンのレオを中心とした一家3代とムーンライトストーンを巡って争奪戦を演じる人間たちの群像を描く大河ドラマです。手塚治虫さんは、動物を擬人化した視点で制作。アニメ作品が、さまざまなジャンルに展開していける可能性を開いた一作。
手塚治虫さんのキャラクターは、動物だけに限らずどのキャラクターもアイラインが、大変描きやすいんです。ただし本作は四本足の動物が主体ですので、動画作成は大変だったであろうと思います。

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👇1968年3月30日~1971年9月18日『巨人の星』

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1968年『巨人の星』。主人公の星飛雄馬は、かつて巨人軍の名三塁手だった父・星一徹により幼年時から野球のための英才教育を施される。プロ野球の読売ジャイアンツに入団後、ライバルの花形満や左門豊作やオズマらを相手に大リーグボールを武器に戦う。いわゆるスポ根野球漫画の走りともいえる作品です。連載から半世紀以上経つ現在でもスポ根作品の代表格として高い知名度を誇っています。
演出的には上記画像のように、対決シーンなどで瞳の中に、炎を燃え上がらせたり、下記画像のように、花形満のダイナミックなフォームなど、随所にいわゆる大袈裟な描写・演出が施されていました。これは悪い意味ではなく、アニメーションというのは、通常では表現できない部分を表現可能にできるという意味で、展開された作品でした。

昭和の時代は、本作以降、様々な作品の中で個性的な演出をしていたアニメ作品が多かったと思います。そして作画的にはタッチの荒い作品が多かったと思います。多少太めの肉厚の作画ラインなど多くて、作画が悪いのではなく、視聴者へのより大きなインパクトを与えるためではなかったのではないかと考察しています。

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👇1969年10月~1971年9月『タイガーマスク』

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孤児院「ちびっこハウス」の伊達直人は、子供の頃に動物園の虎の檻の前でケンカをして相手を叩きのめしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされます。虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味わわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴でのトレーニングを終えプロレスデビューをします。悪役覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。だが、その行為そのものが虎の穴への裏切り行為とみなされ、虎の穴から追われる身となり、虎の穴と戦っていくことになります。また、本作では原作の孤児出身という要素を大幅に発展させ、当時の四日市市の大気汚染公害や交通遺児といった当時の社会問題も正面から取り上げていて、社会派作品としての作風もみせています。本作は日本のテレビアニメで初めて、原画からセル画へ絵を転写するトレースマシンを導入した作品です。このことによって、線の多い劇画をアニメ化することに成功しました。



👇1974年10月6日~1975年3月30日『宇宙戦艦ヤマト』

宇宙戦艦ヤマト第一艦橋

SFアニメ作品。日本で初めてのSFアニメと称してもおかしくない作品。戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長や人間ドラマ、SF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品です。

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主人公、戦闘班長古代進の大きなビックリ眼の描写が多かったこと。作画線も肉厚のラインで粗削りな作画が多かった。キャラクターのアップも多かった。でも、それもこの元祖ヤマトの魅力。


👇1979年4月7日~1980年1月26日『機動戦士ガンダム』

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戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」(MS)と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった作品。ヤマトブームから始まって、ファンはリアリティーを求めていくようになります。生まれるべくして生まれた作品といえます。



👇2001年劇場公開『千と千尋の神隠し』

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『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。制作、スタジオジブリ。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。興行収入は316億8,000万円で、『タイタニック』(1997年)を抜いて当時の日本歴代興行収入第1位を達成し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持していました。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞しました。

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スタジオジブリの作品には、作画が繊細で丁寧な描写がされている作品が多い。尚且つ背景等美術設定が繊細で素朴な作風が多いのも特徴です。彩色も自然な風合いなものが多いので、本作『千と千尋の神隠し』では、ファンタジー作品の中にファンタジー世界があるような、そんな不思議な世界観を描写していました。

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昔から「目は口程に物を言う」といいますが、キャラクターデザイン、およびその表現演出をみても、目の動きにその特徴が良く出ている気がします(^_^;)

初めて妻を劇場アニメに連れて観に行った作品でした。アニメにはあまり関心を持たない妻が、大感動した作品。大ヒットするはずです(*^▽^*)




👇『鬼滅の刃』

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▲「鬼滅の刃・無限列車編」より

日本の大正時代を舞台に、主人公の少年が鬼と化した妹を人間に戻すために鬼たちと戦う姿を描いた異色ファンタジー作品。単行本(全23巻)の累計発行部数は、2021年2月時点で1億5000万部を突破しています。2019年に、ufotable制作でテレビアニメ化され、物語の序章を描く第一期『竈門炭治郎 立志編』が放送されました。

2020年に、物語の中盤を描く劇場アニメ『無限列車編』が公開されました。同作品の日本国内での興行収入は404.3億円に達し、日本歴代興行収入第1位となりました。2021年10月から2022年2月まで、テレビアニメ第二期として『無限列車編』の再編集版とその続編となる『遊郭編』が放送されました。更に、『刀鍛冶の里編』のテレビアニメ化も決定されていいます (kimetsu_offのツイート(1492876465851056135)より)
その他、舞台化やゲーム化、玩具化、企業やテーマパークとのコラボレーションなど、メディアミックスが多様に展開され
ています。

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本作『鬼滅の刃』の美術背景は、ほとんどが暗い色調を使用しており、その暗さを生かすための配色にはビックリしました。その中で、キャラクターの動きの演出には太めの作画で水の呼吸など抜刀シーンでみせる大袈裟な動きも暗めの背景と相まって素晴らしい表現の作風です。またヒューマニズムの表現として主人公、竈門 炭治郎の鬼に対する『一滴の情け』の表現、けっこう泣かされます。

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私は、以前は画面からドンドン寄り倒してくるくらいの力のあるアニメが多かったような感触を受けます。いつ頃からでしょうか。段々と美術背景や繊細な作画で観ているこちらが吸い込まれていく作品が多くなってきている感じがします。
個人的な見解ですいませんが、アニメの作品もどんどん進化しているということをつくづく感じます。


また、今後の日本経済のけん引役となるゲームやアニメなどのコンテンツ分野、医薬や環境などのバイオテクノロジー分野、そして自動車分野の3つの産業の委員会を新たに立ち上げ、競争力の強化を図るようですが、制作側も厳しい環境の中を作り続けていることは、昔も今も変わらない・・・

ジジイも頑張って応援しよう~

画像は、鬼滅の刃・竈門禰󠄀豆子(作:妻。絵手紙より)以外は、ネットより引用させていただいております。

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👆鬼滅の刃・竈門禰󠄀豆子(作:妻。絵手紙より)
ウ~ム、さすが美大出身である_(._.)_


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のぶさん

55歳から短い脚で、二輪にまたがり、還暦峠も越えて、人生下り坂のアニメ好きジジイでございます。人生、特に極めることもなく、カラータイマーが点滅中(o|o)