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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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大河ファンタジーアニメ(劇場アニメ、OVA)『アルスラーン戦記』

🔶今日のアニメの徒然小道は、1991年に8月に公開となった長編アニメーション映画『アルスラーン戦記』の作品紹介、および考察記事を記します。
arslansenkim.png
原作は『アルスラーン戦記』(アルスラーンせんき)は、田中芳樹さんによる日本の大河ファンタジー小説です。中世の中東に似た異世界を舞台にしたファンタジー小説。内容としては、戦乱の中での王太子アルスラーンと仲間達の活躍が描かれています。1986年8月から2017年12月まで全16巻が刊行されました。
【原作小説の構成】
物語はルシタニア王国によって、征服されたパルス王国をパルスの王太子であるアルスラーンたちが奪還するまでを描いた第一部(第1~7巻)と、隣国のミスルやチュルク、そしてかつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いた第二部(第8~16巻)で構成された全16巻(第1部7巻、第2部9巻)となっています。1986年8月に第1巻が発売されて以降、30年以上にわたって執筆された本作は、2017年12月発売の第16巻をもって完結を迎えました。(『アルスラーン戦記』完結へ 田中芳樹さんの人気小説、30年以上の歴史に幕”. 産経ニュース (産業経済新聞社(産経新聞社)). (2017年8月29日) )

しかし、第1~10巻は角川書店の角川文庫より発売されていましたが、現在は品切れ・重版未定(事実上の絶版)となっており、その分は光文社のカッパ・ノベルスから2巻1冊の新装版として刊行されています。第11巻以降はカッパ・ノベルスから1巻1冊で刊行されています。また、光文社文庫からも2012年4月から2020年8月までに全16巻が刊行されました。
今回紹介します劇場アニメについては、松竹配給で、2度劇場版(1992年アルスラーン戦記Ⅱ)が作られています。パンフレットを見るところ、1年に1作ずつの制作の予定でしたが、角川書店の分裂騒動※などもあり、角川映画による本作品の制作が頓挫してしまいました。
※1992年9月、当時の社長・角川春樹さんの下で副社長を務めていた春樹の実弟・角川歴彦さんが春樹さんとの路線対立から突如辞任し、同年10月株式会社メディアワークスを設立します。これに伴い歴彦さんが社長を務めていた角川メディアオフィスの従業員の多くが退社、メディアワークスに移籍するという分裂状態が発生しています。

劇場アニメ作『アルスラーン戦記』制作履歴は以下のとおりです。
『アルスラーン戦記』(1991年)
『アルスラーン戦記II』(1992年)
以下OVAにて4作が続いた。
『アルスラーン戦記III(東の城、西の城)』(1993年)
『アルスラーン戦記IV(汗血公路)』(1993年)
『アルスラーン戦記V(征馬孤影・上)』(1995年)
『アルスラーン戦記VI(征馬孤影・下)』(1995年)
arusran.png
【アルスラーン戦記・主な登場人物、キャスト(劇場アニメ、OVA版)】
イケメン、美女キャラが多く登場します。上村幸子さんのキャラクターデザイン、個人的には大好きであります!(^^)!
アルスラーン:  山口勝平 
本作の主人公。作品開始時点で14歳。第2部開始時点で18歳です。パルスの国王(シャーオ)アンドラゴラス三世の子で、パルス国の若き王太子、後に第19代国王となります。
秀麗な顔立ちに深い色の瞳を持ち、温厚で繊細なところはあるが温厚な性格で、他人へは深い慈愛の心を持っています。出生の秘密を母后から聞かされることになります。またどんな困難にも立ち向かえる芯の強さもあり、温厚なのだが、ギーヴに対しては口の悪い辛辣な一面もみせることがあります。仲間たちの力を借りて幾多の危難を乗り越える中で、成長を遂げていきます。「他人の心をつかむ才覚」は天性の物があり、よく聞き、よく用い、よく任せる、という臣下の才能を遺憾なく発揮させる気質、温和だが決断もすこぶる早く、作中の君主を見渡しても名君たる資質は随一です。結果、十六翼将をはじめ、様々な人材がアルスラーンに対し、利害や血筋を超えた忠誠を誓っている。また、名だたる戦士揃いである部下たちの武勲に隠れがちだが、武芸の腕前も人並み以上であり、第2部では獅子狩人(シールギール)の称号も得ます。
ダリューン: 井上和彦 
パルス国の武将で万騎長(マルズバーン・1万の騎兵を指揮する将)の1人。初登場時27歳。大将軍(エーラーン)ヴァフリーズの甥で、12人の万騎長の中では最も若年です。
黒い甲冑に真紅の裏地の黒マントを身に纏い、黒毛の愛馬・黒影号(シャブラング)を駆る黒衣の騎士です。剣をはじめ、弓や投げ槍など数々の武技に優れています。過去に大陸公路最強と謳われたトゥラーンの王弟を馬上から切り伏せたこともあり、大陸公路有数の戦士として名を馳せている。「戦士の中の戦士」(マルダーンフ・マルダーン)や「猛虎将軍」(ショラ・セーナニー/シンドゥラでの呼び名)など数々の異名を持つ。敵、味方双方から「人間相手ならまず負けない」と認識されています。
謹厳実直・質実剛健の武人だが頭も良く、ユーモアや人の心情を解する感性はむしろ豊かで、アルスラーンの精神的な支えとなっている。一方、ナルサスおよび彼の画業に絡むと微妙に口の悪さがでてしまいます。アルスラーンとは臣下として古くから親交を持ち、伯父ヴァフリーズの頼みもあって、第一次アトロパテネ会戦の前には王太子としでてはなくアルスラーン個人への忠誠を誓います。
ナルサス: 塩沢兼人 
パルス国のダルバンド内海沿岸に広がるダイラム地方の旧領主。初登場時26歳。アルスラーン軍の軍師にしてアルスラーンの政治・軍事の師匠。
才知に恵まれてはいますが、地位、名誉や金銭には一切興味もなく、芸術を愛する「変わり者」で、自身の絵や芸術を否定する者には厳しいです。しかし、趣味の画才は知勇とは遠くかけ離れたもので、親友のダリューンにことあるごとにけなされ、アルスラーンが硬直し、エクバターナ奪還後にはキシュワードやクバードからも論功行賞の行方を不安視された(第2部では「好きこそものの上手なれ」という教育文化をたった1人で破壊した人物としても知られています)。
エラム: 佐々木望 
ナルサスの侍童(レータク)です。初登場時13歳。アルスラーンより1歳下で十六翼将中最年少。
ナルサスを師とし、知勇にも優れています。その知性(毒舌含む)は発展途上ですが、鋭さはナルサス譲り。ナルサスを挟んでアルフリードとは口喧嘩が絶えない仲です。またアルスラーンとはナルサスの兄弟弟子でもあります。ダイラム地方の領主テオスの下で働いていた奴隷を両親に持ち、父テオスの急死で息子ナルサスが家督を相続した際に行った奴隷解放で自由民の身分となりました。両親の遺言で侍童としてナルサスに仕え、彼の下で家事などの仕事をそつなくこなします。
アルスラーンの請いでナルサスが山を降りた際、アルスラーンたちの身辺を世話すべく行動を共にします。当初はナルサスへの忠誠心からアルスラーンに従っていたが、ペシャワール城塞への逃走中にナルサスとはぐれた際、アルスラーンの人柄を知り、その後もシンドゥラ遠征、アルスラーンの追放、王都奪還に至る道程で身分を越えた親交を深め無二の親友となっていきます。
ギーヴ:矢尾一樹 
流浪の楽士を自称する美青年です。頭髪は赤紫色。アルスラーンの異称である「解放王」の名を最初に称したのは、ギーヴだとされています。
歌や楽器だけでなく剣や弓の扱い、さらには女性の扱いにまでも長けています。弓の扱いに関しては神業的な腕前を誇り、右に出るものもいないとされています。剣技についても、銀仮面ヒルメスの猛攻をしのぎ切るなど、相当の腕の持ち主であり、万騎長と並ぶレベルです。が、金目の物もかなり好きで、生きている人間相手の窃盗強奪はしないが、死人の所有物に関しては「死人には必要ないのだから有り難く頂くべき!」という考えを持っています。飄々とした性格でどこか人を食った発言も多いが、アルスラーンが王城の外で育ったことを見抜くなど、洞察力には鋭い才をもっています。本人曰く、2枚舌に加え、10以上の“色のない舌”を持つ。ギーヴならぬ悪鬼(デーヴ)の尻尾を苦労して隠している。自らをアシ女神の僕とし、ファランギースをアシ女神の化身と呼んでいます。彼女に対して好意を持っているのは確かだが、彼女にあしらわれることも楽しんでいるようである。
ファランギース:勝生真沙子 
ミスラ神を信仰する女神官(カーヒーナ)。22歳。文武両道に優れる才女の上、黒絹の髪・緑玉の瞳・白珠の肌・糸杉の身体を持ち、「銀色の月のような」と称される、「自他共に認める」絶世の美女。
弓の扱いに優れていて、精霊(ジン)の声を聞き、水晶の横笛を奏で、彼らを使役することもできる。その美貌からギーヴやクバード、ラジェンドラらから言い寄られますが、あっさりと拒否します。言いよってくる男たちに辛辣ですが」、年下のアルスラーンやアルフリードに対しては、姉のように面倒見の良い大人の女性としての優しい顔を見せるのです。しかし見た目と違い、ギーヴやラジェンドラが束になっても敵わない超酒豪です。

【アルスラーン戦記(劇場アニメ、OVA版)・観想文】
『アルスラーン戦記』は、大国パルスの王太子アルスラーンが11歳の頃、戦で捕虜にしたルシタニアの少年と出会いによってアルスラーンの「国のあり方」について考えるようになります。そこから月日が経ち、アルスラーンが14歳の頃、初陣に出るがその戦でパルスはルシタニアに大敗してしまいます。
そこからアルスラーンがパルスの復活を目指し、個性豊かな仲間達と共に行動していく冒険ファンタジー。アルスラーンに忠誠を誓う仲間達とその仲間達を心から信頼するアルスラーンの信頼関係が良いのですが、前回記事にした『三国志』同様、長編原作をアニメ化して最後まで展開描写するのはいろいろ難しい点があるのかなあ~とさえ感じます。

原作は素晴らしい出来と面白いだけに、『アルスラーン戦記VI(征馬孤影・下)』(1995年)でおしまいなので不満がのこります。(>_<)

2015年番『アルスラーン戦記』(荒川版)は、あらためて考察してみたいです。

【アルスラーン戦記・制作スタッフ】
原作:田中芳樹
監督:浜津守(1991年、1992年、1995年)、アミノテツロー(1993年)
脚本:宮下知也(1991年)、高田かおり(1991年)、杉原めぐみ(1992年、1993年、1995年)
キャラクターデザイン:神村幸子
作画監督:黄瀬和哉(1991年)、中田雅夫(1992年)、越智信次(1993年)、中村悟(1995年〈上〉)、筱雅律(1995年〈下〉)
絵コンテ:浜津守(1992年、1995年)
演出:山口美浩(1992年)、小沢一浩(1993年)、玉田博(1995年)
美術監督:池田祐二(1991年)、木下和宏(1992年)、金村勝義(1993年)、西倉力(1993年)、串田達也(1995年〈上〉)、根崎知恵子(1995年〈下〉)
撮影監督:高橋明彦(1991年)、月岡敦夫(1992年)、鈴木秀男(1993年)、大瀧勝之(1995年)
編集:布施由美子(1991年、1992年、1995年)
音楽:都留教博
音響監督: 藤山房伸(1991年、1993年)、浦上靖夫(1992年)
音響演出:浜津守(1995年)
プロデューサー
(1991年):風間康久、加藤長輝
(1992年) :山崎敬之、肥田光久
(1993年) :池田憲章、丸田彰、池口和彦
(1995年) :池田憲章、肥田光久、丸田彰、加藤長輝
制作プロデューサー :石川光久(1991年)、鈴木重裕(1993年)、安西武(1993年)、川崎とも子(1995年)
制作協力:アイジータツノコ(1991年)、スタジオぴえろ(1993年)、童夢(1993年)、J.C.STAFF(1995年)
制作:アニメイトフィルム(1991年、1993年、1995年)、アウベック(1992年)
製作(1991年、1992年):ムービック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、東急エージェンシー、IMAGICA、角川書店
  (1993年、1995年):角川書店、ムービック、ソニー・ミュージックエンタテインメント
配給:松竹
公開 :1991年8月17日
上映時間:57分
配給収入:3億5000万円(中川右介「資料編 角川映画作品データ 1976-1993」 『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』角川マガジンズ、2014年、285頁。)


★アルスラーン戦記(劇場版・OVA)は、現在、動画配信サービスはありません。
なお、テレビアニメ版アルスラーン戦記(Ⅰ・Ⅱ)は、U-NEXTで視聴できます。

▼OVA(字幕付き)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 01 (eng sub)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 02 (eng sub)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 03 (eng sub)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 04 (eng sub)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 05 (eng sub)


👆The Heroic Legend of Arslan - OVA 06 (eng sub)

主題歌
エンディングテーマ

👆The Heroic Legend of Arslan - 靴跡の花 - 14
♬「靴跡の花 〜アルスラーン戦記より〜」(1991年)
作詞 - 工藤順子 / 作曲・歌 - 遊佐未森 / 編曲 - 中原信雄


「ときめきをBelieve(アルスラーン戦記IIバージョン)」(1992年)
作詞 - 坂田和子 / 作曲・編曲 - 崎谷健次郎 / 歌 - 谷村有美


👆The Heroic Legend of Arslan - 両手いっぱい - 42
♬「両手いっぱい」(1993年、1995年)
作詞 - 岡部真理子、鈴木祥子 / 作曲・歌 - 鈴木祥子 / 編曲 - 鈴木祥子、菅原弘明

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