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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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進化の止まった『大ヤマト零号』

🔶近頃、YouTubeの動画にパチンコ台の動画をよく見受けられるのですが、その中に「CR大ヤマト2」の役物デジタルアニメシーンを見ていてン??と思いました。ヤマトファンの方ならわかると思いますが、実は大ヤマト砲は、艦首ではなく、両翼機関エンジン部より発射では?
再確認をしたかったので、今日のアニメの徒然小道は、はその「大ヤマト」に関する考察と紹介記事です。まあ、宇宙戦艦ヤマトの艦首波動砲が、あまりに有名なので、パチンコ台製造メーカーの単なる都合からの変更でしょうけど・・・

スクリーンショット 大ヤマト砲

大ヤマトの正式な作品名は、『大YAMATO零号(だいヤマトぜろごう)』は、松本零士原作のOVA作品であり、および主役の架空の宇宙戦艦の名称です。当初は「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の新作として予定されていたのですが、紆余曲折の経緯があり、当該シリーズとは全く無関係の作品として完成したアニメです。

daiyamatom.jpg

【大ヤマト零号・OVA作品発売経緯】

本作は「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の新作としてアニメ『新宇宙戦艦ヤマト』が、江守商事(現「サスティナ」)などが出資して設立された製作会社「レイジ・マツモト・アソシエイツ」によって、当初2002年にTV放映および2003年に劇場公開予定作品として企画されていました。なお、当初プロデューサーとして製作に参加していた作家の石川好さんは、2001年の劇場公開を目指すとまで述べていました。(産経新聞社の月刊誌『正論』1999年12月号に寄稿した手記『特報!いま再び飛び立つ「宇宙戦艦ヤマト」』より。)

ところが、松本零士さんが西崎義展に対して起こした「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の著作権を巡る裁判で、西崎側勝訴の判決が出されました。なお、後に控訴審では和解が成立しています。このため『新宇宙戦艦ヤマト』が製作不可能となってしまいます。そこで大幅な企画変更を行い「レイジ・マツモト・アソシエイツ」から1999年に商号変更をした「ベンチャーソフト」より、TVシリーズ『大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7(仮題)』として、改めて発表されました。

しかし、テレビ放映には至ることはなく、再構成されてOVA『大ヤマト零号』として、公式サイト通販限定販売DVD第1巻が、ベンチャーソフトから18年前の2004年3月31日に発売される経緯に至っています。商品にJANコードやISBNコードは付けられておらず、全10巻の予定としていたようですが・・・
hongouyuki.jpg

【大ヤマト零号・ネット配信、再発売について】
ベンチャーソフトからは第3巻まで発売され、この時期、本作をモチーフとしたパチンコ台のタイアップ機を巡って東北新社から損害賠償請求訴訟を起こされています。( 平成16年(ワ)第13725号 損害賠償等請求事件)ベンチャーソフトは、2005年に「アニメーションソフト」と商号変更、翌年に解散しています。
2006年、動画配信サイト「あっ!とおどろく放送局」にて第1・2巻分の再編集版動画を配信。ベンチャーソフト版とはオープニング・エンディングや内容が一部異なっていました。2007年、「株式会社ゴッドシップ」により再編集を受けた第1巻から3巻に加え、制作済みだった第4・5巻を加えたDVD-BOX『大YAMATO零号』が、公式サイト内およびアマゾンの「マーケットプレイス」での通販限定で発売されました。2008年10月24日に改めて一般市場向け仕様が発売され、その他のECサイトなどでも購入が可能となりました。その後2010年12月22日より、TSUTAYAやGEOなどの大手レンタルショップでDVDレンタルが開始された経緯となっています。

【大ヤマト零号・ストーリー】
宇宙暦3199年、我々の住む太陽系を含むA(アー)銀河は、資源やエネルギーなどを狙う4つの銀河からやって来た4つの敵艦隊の攻撃により壊滅的な被害を受けていました。味方から「ボロブネ」、「不格好」などと嘲られながらもA銀河最後の艦として参戦した〈大YAMATO零号〉は未曾有の危機に立ち向かっていくことになります。
(Vol.1)
A銀河連合本部「エンペラー」から参戦許可を得た大YAMATO零号は、リゲル率いる〈七千艦隊〉の後方支援艦として配備されます。七千艦隊は、〈メタノイドラッケン〉と交戦するが、合体して竜となったメタノイドラッケンの反撃で壊滅状態に陥ってしまいます。
大YAMATO零号は、七千艦隊に対して「ルナ星群」の星「ルナE」へ退避するよう進言。砲撃によって同星群の「ルナG」を破壊してマグマを噴出させ、メタノイドラッケンを誘引し、七千艦隊を危機から救います。ルナGのマグマを食い尽くしたメタノイドラッケンは、去っていってしまいます。
(Vol.2)
七千艦隊の残存艦は、移動したメタノイドラッケンを追撃、しかし〈影の艦隊〉の奇襲攻撃で大損害を受けます。救助に駆け付けた大YAMATO零号も攻撃を受けるが、科学分析班長イグァが〈影の艦隊〉の移動パターンを解析していった結果、敵が超高速で移動する1隻の艦であることを突き止め、影の艦隊を撃滅します。
しかしその直後、新たな敵〈白亜帝艦〉が太陽系に向かったという情報が、エンペラーにもたらされます。
(Vol.3)
地球へと侵攻する白亜帝艦に対し、唯一対処できるエリアにいたロボット工作兵艦隊〈ティム艦隊〉が出撃して迎え撃つが、次第に劣勢になっていきます。
一方、メタノイドラッケンを追走する大YAMATO零号は、太古の地球人が移住した星「青の地球」が、壊滅しているのを発見します。そこへ、白亜帝艦の地球接近の報が届き、地球が青の地球と同じになることを恐れた乗組員たちが、地球に帰還することを求めて艦内で暴動が起こってしまいます。乗組員が葛藤する中、青の地球の戦艦〈マホロバ〉から通信が入る。大YAMATO零号から青の地球の最期を知らされたマホロバは、遠い祖先の星である太陽系地球を守ることを宣言し、「マイナス時空砲」によって白亜帝艦を宇宙の彼方へと追いやって地球を救う。
そして、大YAMATO零号は、再びメタノイドラッケンの追撃を開始するのでした。
(Vol.4)
2つの脅威を取り去ったA銀河だったが、最初の敵であるメタノイドラッケンはいまだに撃破できず、オーワン率いる七千艦隊も壊滅してしまいます。
大YAMATO零号は、メタノイドラッケンが冷温アステロイドのあるエリアを避けていることから、低温が弱点であることを突き止め、さらに、メタノイドラッケンが新たに現れた〈ガイラー要塞〉から逃げるように、冷温アステロイドの星群「レギノス」に向かっていることが発覚。レギノスで待ち構えた大YAMATO零号は、「大ヤマト三連砲」でレギノスの地表を撃ち抜き、冷温アステロイドの根源であるガスを噴出させて、メタノイドラッケンを撃破することに成功します。
(Vol.5)
メタノイドラッケンを撃破したのも束の間、最後の敵である〈メタノイドインセクター〉が出現し、リゲル率いる七千艦隊に大打撃を与えます。大YAMATO零号も突破口を見つけられないうえ、メタノイドラッケンまで新たに3体も出現し、窮地に陥る。しかしそこへ、〈ガイラー要塞〉が現れ、大YAMATO零号と将来戦うことを望み、メタノイドラッケン3体を葬り、去っていく。大YAMATO零号は、残るメタノイドインセクターと交戦を開始。苦戦するも、駆け付けたマホロバと合体し、「大銀河砲」を発射して、メタノイドインセクターを撃破します

A銀河の危機が去った後、大YAMATO零号は地球へと向かうことになります。
shinka.jpg
【大ヤマト零号・主な登場人物】
オズマ・ソウジ艦長:ささきいさお
大YAMATO零号の艦長。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での沖田十三に近い容姿の人物。息子のダイを反異星人グループが起こした抗争で失った過去を持っています。
オキ・シンマ:浪川大輔
オレンジ色の髪をした若い男性。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での古代進に近い容姿の人物。大YAMATO零号の発進後に強引に乗り込んできて、雷撃隊<風>に配属される。オフェンスデータではトップに位置し、Vol.4で「大ヤマト砲」の砲手に選ばれます。
かつて轟沈した「しらぬい」の唯一の生存者。エピローグでは、しらぬい轟沈の謎を解明するため、手掛かりとなるガイラー要塞を追って大YAMATO零号を離艦していきます。
ホンゴウ・ユキ:皆口裕子
科学分析班に所属する金髪の女性。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での森雪に近い容姿の人物。気の強い女性。
ムーア・L・プロスター副艦長:銀河万丈
赤鼻の大柄な中年男性。艦橋から艦の運用全般を指揮しています。
デンゼル・スピアー艦長補佐官:諸角憲一
常に艦長の傍らに控えている謎の多い、色黒の無口な男性。乗り込んできたオキシンマの身柄をすすんで引き受ける。過去反乱軍の総司令だった。
イグァ・トシゾウ:黒田崇矢
科学分析班長兼監視班長。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での真田志郎に近い容姿の人物。ロボットとともに暮らす都市「カレルノイド区」出身であり、ロボットとともに生きてきた人物で、Vol.1においてムーアからは「人間嫌いのイグァ」と称されている。無口であまりしゃべりません。しかし、大ヤマト零号には大いなる関心をもって乗り込んできた。
ダイチ・ヒロシ:野島健児
航海長。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での島大介に近い容姿の人物。
サカイ:吉水孝宏
雷撃隊司令。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での加藤三郎に近い容姿の人物。
白雪(ビャクセツ):鈴木麻里子
科学分析班に所属する白髪の女性。イグァと同じくカレルノイドの出身で、彼の補佐的立ち位置にいる。
アポローニア:朴璐美
雷撃隊<風>隊長。青い髪の女性。
タネガシマ:斎藤志郎
医技研長。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」での佐渡酒造に近い容姿の人物。
グァンガー:天田益男
機関長。
タイラー:小林俊夫
五創長。
クゥマ:宝亀克寿
艦総長。
コーキ:江川央生
団長、竜騎隊長。温和な表情をした、筋骨隆々の男性。
シン:不明
雷撃隊<光>無人機オペレーター。細身で長身の、ドジョウ髭を生やした老人。
踊るような指先の動きで無人機を自在にコントロールします。
シルフィルド
医技研所属。
イワン:不明
電撃隊<風>隊員。色黒で白髪の女性。
グギ:不明
砲術オペレーター。バンダナを巻いた金髪の若い男性。オフェンスデータ上では、オキに次ぐ能力を持つ。
ランボル:高橋裕吾
羽黒妖(ハグロ・ヨウ):渡辺美佐
「青の地球」出身。白亜帝艦とマホロバ・ティム艦隊の戦闘の後、大YAMATO零号に乗り込んでくる。
ティム:龍田直樹
ティム艦隊の生き残りである黄色いコマンドティム。ハグロと一緒に大YAMATO零号に乗り込んでくる。

daiyamatomeca.jpg
【大ヤマト零号・製作スタッフ】
原作・総設定・デザイン:松本零士
監督:勝間田具治
製作:村上憲治(ベンチャーソフト版=江守清隆、岡澤嵩行)
音楽:宮川泰、後藤次利
音楽監督(ベンチャーソフト版=音響監督):本田保則
脚本:010 10do
企画:山本達夫、イマージュ、マトリス(ベンチャーソフト版=荒井靖)
制作プロデューサー:藤田勝己
制作:山本孝二、高島まゆみ(ベンチャーソフト版=JCF)
プロデューサー:金森孝裕、芳賀正光
製作総指揮:大戸天童(ベンチャーソフト版のみ)
画像はネットより引用しています

【大ヤマト零号・感想】
はっきり言って、本作は駄作という評判もあるのですが、それより未完成といってもよいと思います。舞台設定は『宇宙戦艦ヤマト』シリーズとは関係のないという設定ですが、エピソードを追っていくと、ヤマトという名前の由来をはるか遠い歴史に残る言葉と回想するシーンがあるくらいです。

大ヤマトのデザインが、見た目のとおり、塊のようなデザインでこれはもう見る人の好みで分かれるところだと思います。艦体内の設定も実は張り出した扇上の部分も実は空の格納庫で、化学班長イグァ・トシゾウが乗り込んだ理由の一つであるこの船は、「進化する船」と設定されています。本作『大ヤマト零号』は、プロローグ状態で止まったままになっているといってもよいのではないかなと感じます。未知数的な作風を持つ本作は、個人的には好きです。
この作品を進化させることができるのは、原作者の松本零士さん、あるいは夢多き若者といったほうがよいかもしれません。(^_^;)



👆Daiyamato Zero Go Episode 1: Nanasen Kantai VS. Metanoid Rakken


👆Daiyamato Zero Go Episode 2: Dai-Yamato Zero-gô VS. Kage no Kantai

👆Daiyamato Zero Go Episode 3:Tim Kantai VS. Hakua Teikan

👆Daiyamato Zero Go Episode 4: Dai-Yamato Zero Gô VS. Metanoid Rakken
『大ヤマト三連砲』を発射するのは、このエピソードです


👆Daiyamato Zero Go Episode 5: Metanoid Insektor VS Dai-Yamato Zero Go (Final)
アストロエネルギープラスの大ヤマト零号とアストロエネルギーマイナスのまほろばが合体しての『大銀河砲』を発射。

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