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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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原作のない名作劇場『七つの海のティコ』

🔶今日のアニメの徒然小道は、ホラー系の作品が続きましたので、夏らしく海を追い求めて、海洋アニメ『七つの海のティコ』(ななつのうみのティコ)を紹介します。
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【七つの海のティコ・作品の概要】
『七つの海のティコ』の制作は、日本アニメーションです。本作は世界名作劇場20周年記念作品として制作された本作品には、初の試みとして原作となる作品が存在しません。完全なオリジナル作品として制作されています。また時代背景が放送当時の「現代(1994年当時)」であることや、主人公が東洋系(日系アメリカ人)という設定、それに作中への日本や日本人の登場もシリーズ初にして唯一でもあります( 七つの海のティコTSUTAYA公式サイト)本作は、平成6年度中央児童福祉審議会特別推薦文化財を受賞しています。
キャラクターデザインは、数人のアニメーターに依頼をし、選抜されたのが森川聡子さんです(通常、他の作品では、ほとんどがプロデューサーが決めてしまいます)。理由としては社内班の人間の方が予算が安いためです。他に仮デザインを担当したアニメーターは、小松原一男さん、高野登さん、佐藤好春さんがいました。
設定やストーリー展開など『未来少年コナン』や『天空の城ラピュタ』、『ふしぎの海のナディア』と似た要素が多いのですが、これは『未来少年コナン2』という名のテレビシリーズとして用意されていた設定を転用しているためといわれています。物語の最終盤では、動物たちが集団で人に襲いかかるヒッチコックの「鳥」のような描写や、(夢や妄想ではなく)異世界が現れるなど世界名作劇場では大変珍しいSF的な演出もありました。
【七つの海のティコ・あらすじ】
scotnanami.jpg
早くに母を亡くした主人公の少女・ナナミは、海洋生物学者の父・スコットと相棒のアル(アルフォンゾ)とともにティコというシャチを連れて海洋調査船「ペペロンチーノ号」で暮らしながら世界中を旅しています。
その目的は、伝説の生き物「ヒカリクジラ」を探すことだが、なかなか手掛かりすら見つけることができません。冒険好きのお嬢様女子大生・シェリルと彼女の執事のジェームズ、そしてスコットの大学時代の先輩の息子・トーマスを仲間に加え、ヒカリクジラを捜し求めて世界中の海へ冒険の旅にでます。

しかし、トロンチウムを探し求めている組織「GMC」が、ヒカリクジラからトロンチウム反応が出ることを突き止めると、GMCはヒカリクジラを捕獲し、生態調査を始めます。
人間の技術進歩が他の生物の犠牲の上に成り立つことがあってはならないと考えるスコットは、GMCへと乗りこみます。
【七つの海のティコ・主な登場人物、キャスト】
(ペペロンチーノ号乗組員)
tico01.jpg
ナナミ・シンプソン:林原めぐみ
アメリカカリフォルニア州バークリー出身の11歳の少女で、父親に同行し世界を旅しています。アメリカ人の父親と日本人の母親との間に生まれたハーフで、名前は日本語の「七つの海」に由来しています。好奇心旺盛で正義感が強いのですが、無鉄砲な性格で、スコットたちの言いつけを守らず、勝手な行動を取ることがあります。
作中では、子供ながら5分以上呼吸なしで水深100m以上素潜りができるという特技があります。( しかもアルによると「俺たちと違ってナナミは減圧する必要がない(特異体質らしい)」と評している(減圧について詳しくは減圧症)。)自身の生まれた日に、スコットが助けたシャチのティコとは、お互い幼い頃から海辺で過ごしてきたため一心同体。ナナミがティコを呼ぶ時は海に向かって名前を叫ぶか、少し離れている場合は携帯用の小さな笛を吹いて呼び寄せます。裏設定としての名前の由来は、ハウス食品の七味唐辛子=七つの海・ペペロンチーノ号という語呂合わせが影響しています。
シェリルやスコットからは"ナミ"ではなく"ナミ"と呼ばれています(太字はアクセント)。
スコット・シンプソン:池田秀一
ナナミの父。髪は濃い茶色で、顎ひげを生やしています。カリフォルニア大学を卒業後、大学院の海洋生物の研究室に入る。研究生時代に妻との間にナナミが生まれ、同日浜に打ち上げられた赤ん坊のティコを助けるという2つの命と運命的な出会いをしています。しかし、その後仲間達と研究の考えに対して食い違うようがあり、研究室を飛び出す。現在は海洋調査のため、そして幻のヒカリクジラを探すため、ナナミとともにペペロンチーノ号で世界中の海を旅しています。自身が持つヒカリクジラの骨は、ティコが偶然サンフランシスコの近海で拾ったもの。海洋学及び海洋生物学を中心に様々なことを知っており、ナナミたちの疑問にその都度分かりやすく教えている。
アルフォンゾ・アンドレッティ:緒方賢一
ヨーロッパの港でスコットと知り合い、ペペロンチーノ号に乗り込んだ、シチリア沖の島出身の男性。通称・アル。「オーキードーキー(“OK”のような意味)」が口癖で日常的に使っている。船はもちろん、機械全般や電気工学にもたけていて、海中で活躍する潜水球「スクイドボール」を開発しました。宝探しをしたり停泊地でカニを売ったりして一儲けしようとするが、いつも失敗するためナナミやスコットから苦笑いされています。当初はペペロンチーノ号に自身の部屋があったがシェリルに取られたため、トーマスと貨物室で寝起きするようになる。祖母のロザリンドには頭が上がりません。
シェリル・クリスティーナ・メルビル:水谷優子
メルビル財閥ので唯一の跡取りです。イギリスの大学の経済学部に通う大学生。冒険を求めてペペロンチーノ号に乗り込む。わがままで気が強い典型的なお嬢様です。そのせいか好奇心旺盛で行動力も抜群で、何にでも首を突っ込みたがります。強がった言動が多いが、ナナミが辛い時には姉のように励ましたりと、実は優しい性格。また、スコットに淡い恋心を抱いていますが、その想いが通じる事はありませんでした。
トーマス・ルコント:松井摩味
バハマでナナミたちと出会った、アメリカ出身の10歳の少年です。父親のルコント博士と共に海洋調査船スコーピオ号で旅をしています。当初は内気で嘘つきな性格で、ナナミたちをトラブルに巻き込んだ挙句、「海が嫌い」などと主張していた為、アルから「何にもできない弱虫」と挑発されてしまう。更に無断でスクイドボールに乗り込んで海溝に沈む事故を起こしてしまうが、自ら努力して生還したことでアルから「海の男」として認められ、それを機に父から離れてナナミたちと冒険することを決めます。コンピュータ操作が得意でゲームを作ったり、ナナミたちとの旅の間アクシデントが起こった時にパソコンを使って解決しようと活躍します。
ジェームス・マッキンタイア: 増岡弘
メルビル家に仕えて30年になる執事です。1日6回のティータイムを大切にするイギリス人紳士。寝る時に大きないびきをかく。忠実な執事として仕えているが暇を出されるのを覚悟して主に意見したり、シェリルの暴走を諫めるなど芯の通った執事です。フランス製の製品が嫌いだが、来日した時は日本の鉄道の時間の正確さに感動します。作中の前半で部屋数の関係でペペロンチーノ号を降りてスコーピオ号に乗船しますが、カナリア諸島でペペロンチーノ号と再会し、再びナナミたちと旅を共にします。父方は代々メルビル家に仕える執事の家だが、母方の叔父は船乗りということもあり船乗りの言い伝えや噂なども多少知っています。
登場する動物について
ティコ
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全長8メートル、体重7トンの大きなメスのシャチ。スコットに助けてもらった後彼に飼われ始める(スコットたちは海で生活しているため放し飼い状態)。いたずら好きな性格をしているが、いざという時はナナミたちのピンチを助ける勇敢さも持つ。普段は、ペペロンチーノ号に追随して移動しています。物語の中盤でジュニア(下記)を出産するが、北極でアルを助けるため命を落としてしまいます。
ティコジュニア
ティコの子供。生まれたばかりの頃は「ジュニア」と呼ばれていたが、母ティコ亡き後はナナミから「ティコ」と呼ばれるます。母親に似て、大のいたずら好き。生まれた当初はナナミに素っ気ない態度をとるが、しばらく後にナナミと仲良くなり、母親と同じく一心同体のような存在となります。
ヒカリクジラ
スコットが7年間探し求めてきた伝説のクジラ。このヒカリクジラからトロンチウム反応が発生している為、GMCが捕獲を試みます。トロンチウム反応とは、ヒカリクジラの体内で合成されたトロンチウムという物質により全身が発光する現象の事。死んだ後の欠片(骨やヒゲなど)ですら小さな光を放つ。それらがある程度の距離で接近するとトロンチウム反応が強くなる(共鳴し合って輝きが増す)ため、作中ではヒカリクジラの骨を持つスコットにとってヒカリクジラを探す手がかりの一つとなっている。また、トロンチウム確保を目論むGMC側もこれを利用している。
当初、トロンチウムの利用目的はコンピューターチップの性能を上昇させる半導体の触媒とされていたが、ヒカリクジラ捕獲で得られたデータによって遺伝子を組み替える性質が発覚。ルコントはトロンチウムが地球生物の進化に影響していたという仮説を立てている。また、GMCは当初からこの性質を把握しており、生物兵器開発に利用する事を企んでいた。
物語最終盤ではスコットから「クジラではなくその形態を真似た未知の存在ではないか」という仮説が示され、ナナミとの交流により彼らが太古から「命を見守り、見届ける者」だと明かされます。
ロロ: 山田恭子
リチャードが飼っているオウム。
ツピック
トゥピアといつも一緒にいる犬。2年前に4歳のトゥピアと共に“光る氷山”を見ており、その後彼女を背負い50マイル(約80km)も歩き続けて帰ってきたという。
ホオジロザメ
1話で登場した巨大なサメ。サンフランシスコ近海で暴れまわり、懸賞金を出したうえで自ら退治しようとしていたシェリルの潜水艦にも襲い掛かったが、ティコに撃退され、人のいない海域へ逃がされます。
シロナガスクジラ
6話で初登場した地球最大の哺乳類。スコットは超音波による地球規模のネットワークを構築しているという仮説を持っている。7話で海底火山へ沈みかけたトーマスを救ったり、24話で生命と死のサイクルをナナミに示したり、34話ではヒカリクジラを追うような大群が現れたり、38話では国際南極財団の基地を攻撃、39話では長老の下に集うなど、物語の要所で活躍します。
ダイオウイカ
33話に登場するコモロ諸島近海に棲息する巨大生物です。その目撃談をヒカリクジラと誤解したスコットのスクイドボールやペペロンチーノ号に襲い掛かります。ゲイルが海上にガソリンを撒いて火を点けた事で撃退された。
【ペペロンチーノ号について】
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👆本作に登場するペペロンチーノ号は、砕氷船をベースに改造されたオーバースペックの船です。かなり改造が行われているのでその影響のせいか、エンジンがしばしば止まることがあります。総改造費は不明です。元砕氷船の堅牢さが売りでちょっとした改造をすると陸も走れます(+o+)
【ペペロンチーノ号の航路について】
サンフランシスコ(第1話)パナマ運河➡バハマ(第2話)➡リオデジャネイロ(第4話)➡ザイール川[注 3](第8話)➡ナイル川[注 4](第10話)➡エーゲ海(第11話)➡シチリア(第14話)➡リスボン➡カナリア諸島(第16話)➡ドーバー海峡➡北海(第18話)➡ヌーク(第20話)➡北極(第21話)➡ベーリング海(24話)➡日本(25話)➡マリアナ海溝(28話)➡ニューブリテン島(29話)➡シドニー(30話)➡コモロ諸島(32話)➡南極(南極海)(35話)
入国許可に関するシーンは基本的に描かれていません。寄港先にはスムーズに上陸しているようです。
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【七つの海のティコ・制作スタッフ、放送データ】
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👆日本では、ナナミの亡き母の故郷、瀬戸内の島へ思い出探しに向かいます。
製作:本橋浩一
製作管理:本橋寿一
企画:清水賢治、佐藤昭司
原案:広尾明
キャラクターデザイン:森川聡子
設定協力:片渕須直
美術設定:伊藤主計
美術監督:森元茂
撮影監督:森田俊昭
色彩:小山明子、大城千恵子、小酒井久代
音楽:美和響
音響監督:藤野貞義
プロデューサー:鈴木吉弘、余語昭夫
監督:高木淳
制作:フジテレビ、日本アニメーション
放送期間:1994年1月16日~12月18日 全38回(39話)
放送局:フジテレビ系列


👆七つの海のティコ 第1話「シャチをつれた少女 冒険者ナナミ」
日本アニメーションシアター

『七つの海のティコ』はUーNEXTで視聴できます。

【七つの海のティコ・主題歌】
オープニングテーマ

👆Nanatsu no Umi no Tico OST - Sea Loves You
「Sea loves you」
作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 篠塚満由美
エンディングテーマ

👆Nanatsu no Umi no Tico OST - Twinkle Talk
「Twinkle Talk」
作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 篠塚満由美
【七つの海のティコ・感想】
伝説の「ヒカリクジラ」を求めて海洋調査船“ペペロンチーノ号”で世界中の海を旅していくストーリーはよいと思います。海の話らしく環境問題や生態系についての問題提起もしています。また、旅の途中で亡き母について忘れていた記憶を取り戻すというストーリーにもなっていて、本作が冒険話だけにとどまらず、親の愛情をテーマにしているともいえます。さらに、物語途中での相棒の死は命とはどういうものかを考えさせてくれるストーリー仕立てになっています。海洋冒険のアニメ作として、今の子供たちにも是非一度はご覧になっていただきたい作品と思います。
【七つの海のティコ・考察】
しかし、本作が「世界名作劇場」シリーズとしては、疑問の残るターニングポイント的な作品ではないかと思います。それは“名作劇場”という看板が完全になくなってしまったからです。本作以前の名作劇場は「古くから親しみをもって読み継がれてきた作品」とされていました。本作は世界名作劇場20周年記念作品としての企画から、オリジナル作品で制作しています。本作以降、「世界名作劇場」はストーリー仕立てが、原作からかけ離れた構成になっていきました。「家なき子レミ」においては主人公の性別が、まったく変わってしまいました。男の子から女の子になったことで危惧された通り、後半は恋愛物語に変わってしまいます。“名作”とは何なのか、ということを忘れてしまった本シリーズは「家なき子レミ」をもって一時終了することになってしまいます。
また本作以降、名作シリーズの高視聴率が低下していきます。しかも、「長期にわたってじっくりと描く連続性のあるストーリー」がシリーズの良さであったのですが、1作の話数構成も短くなっていきました。放送枠であったり、製作上の諸問題もあるとは思いますが、シリーズそのものがなくなってしまいました。個人的にも長年「世界名作劇場」のファンであっただけに残念に思います。返す返す述べますが、『七つの海のティコ』が作品として悪いわけではありません。むしろオリジナルアニメ作品としてよい作品であることは間違いありません。

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