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アニメリメイクの進歩『魔法陣グルグル』(第3作、2017年)

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます

gurugurumv1994.jpg🔶今回のアニメの徒然小道では、5年前の『魔法陣グルグル』(第3作、2017年)のリメイク作品の紹介、考察、感想などを記します。『魔法陣グルグル』(まほうじんグルグル)は、衛藤ヒロユキさんによる同名の漫画作品を原作とする日本のテレビアニメです。2017年7月から12月までテレビ東京ほかにて放送されました。全24話。アニメシリーズとしては初の深夜帯で放送されました。3度目のアニメ化にうなりますが、前2作の続編ではなく、原作の冒頭からのリメイク作品となっています
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原作の連載25周年を記念する形でアニメ化されました。驚くのは、過去2作とは違い、スタッフ・キャストが一新されていて、アニメ制作も『攻殻機動隊シリーズ』などで知られているProduction I.Gに変更されたことです。
【魔法陣グルグル(第3作、2017年)・作品の概要】
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本作では原作が、完結していることや全24話構成で、アニメ第1作・第2作と比べるとずいぶん話もカットされ、(カットされた一部エピソードは、『グルグルぷちあにめ劇場』でアニメ化されている。)スピーディーな展開となっているのも一つの特徴です。そのため、話の展開が、一部異なっています。
 
前作までの存在したナレーションの声優によるツッコミ等はなくなり、ツッコミ等は原作に準拠して画面下にウインドウによる字幕で表示されてはいますが、原作と比べるとかなりのシーンでカットされています。またアニメ未登場となった人物やアイテムも存在する。アニメ第1作と第2作が最終的に第11巻序盤までのアニメ化であったのに対し、本作では話の展開を一部変更、カットされつつも第11巻序盤以降が初アニメ化されています。
 
第11話までサブタイトルコール時はグルグルの絵でしたが、第13話以降、各キャラクター達の絵に変わっています。第13話では次回予告に普段のドット絵風グラフィック映像に加え次回映像もありました。第20話でも次回予告で次回の映像が流したりと本作品全体の流れも描写の上で視聴者に対して、厭きのこさせない工夫もみられました。
そして、本作のもう一つ大きな特徴というのは、モーショングラフィック、特殊効果、2Dワークスなどを使って制作されていることです。詳細は考察、感想の項で記述します。
 
アニメ放送前には『魔法陣グルグル 放送スタート直前SP!!ドミノで魔法陣!完成するまで帰れません!』が放送されました。出演者はニケ役の石上静香さんとククリ役の小原好美さん、キタキタおやじ役の小西克幸さん、途中参加の助っ人としてジュジュ役の大地葉さんが出演し、ナレーションはゴチンコ役の小山力也さんが務めました。
【魔法陣グルグル・シンプルあらすじ】
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ある日、コーダイ国王が魔王討伐のために勇者を募集し、勇者マニアの両親に育てられた少年・ニケは無理矢理旅に出されてしまいます。魔法オババの家に立ち寄ったニケは、「グルグル」という魔法を使う少女・ククリと出会い、一緒に旅をすることになるのです・・・
【魔法陣グルグル(第3作、2017年)・制作スタッフ、放送データ】
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原作:衛藤ヒロユキ
企画:菊池剛、廣部琢之、森下勝司、山田昇、櫻井優香、榊原光広、沼尻孝、松浦克義
シリーズディレクター:博史池畠
副監督:渡邉徹明
シリーズ構成:奥居久明
アニメーションコンセプトデザイン:げそいくお
キャラクターデザイン:浅野直之
サブキャラクターデザイン:山口飛鳥
モンスターデザイン:鈴木明日香
プロップデザイン:和田夏樹
美術監督:上原伸一、桐山成代
美術設定:田村せいき
色彩設計:上野詠美子
撮影監督:高橋哲也
モーショングラフィック:大城丈宗
特殊効果:星美弥子
2Dワークス:山崎真紀子
編集:村上義典
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
音楽制作:ランティス
音楽プロデューサー:佐藤純之介
プロデューサー:田中翔、紅谷佳和、中塚進一、飯塚彩、吉江輝成、新井恵介➡木村香織、中東豊和
アニメーションプロデューサー:福留俊
アニメーション制作:Production I.G
製作:「魔法陣グルグル」製作委員会
放送期間: 2017年7月12日~12月20日 全24話
放送局:テレビ東京系列
【魔法陣グルグル(第3作、2017年)・音楽】
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オープニングテーマ

👆ORESAMA / Trip Trip Trip -MUSIC VIDEO-(TVアニメ『魔法陣グルグル』OP主題歌)
「Trip Trip Trip」(第1話 - 第7話、第9話 - 第11話、第13話 - 第16話)
作詞 - ぽん / 作曲・編曲 - 小島英也 / 歌 - ORESAMA
第24話では挿入歌としても使用。

👆ORESAMA / 流星ダンスフロア -MUSIC VIDEO- (TVアニメ『魔法陣グルグル』2クール目OP主題歌)
「流星ダンスフロア」(第17話 - 第19話、第21話 - 第23話)[6]
作詞 - ぽん / 作曲 - 小島英也 / 編曲 - 小島英也、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - ORESAMA
エンディングテーマ

👆TVアニメ『魔法陣グルグル』ED主題歌「Round&Round&Round」MV/TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat. ボンジュール鈴木
「Round&Round&Round」(第1話、第3話 - 第16話)
作詞・作曲・編曲 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.ボンジュール鈴木

👆中川翔子 Magical circle
「Magical Circle」(第17話 - 第24話)[7]
作詞・作曲・編曲 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.中川翔子
【魔法陣グルグル(第3作、2017年)・エピソードリスト】
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第1章 旅立ち!ジミナ村! 
第2章 踊れ!キタの町! 
第3章 対決!ノコギリ山! 
第4章 おでかけ!修行ハウス! 
第5章 救え!シュギ村! 
第6章 ライバル登場!アッチ村! 
第7章 発見!妖精の村! 
第8章 再会!ネコジタ谷! 
第9章 神秘!ミグミグ族の遺跡! 
第10章 攻略!きりなしの塔! 
第11章 弟子入り!コパの森! 
第12章 戦え!コパール城! 
第13章 伝説!イエタ村! 
第14章 摩訶不思議!アラハビカ! 
第15章 恋せよ!魔境! 
第16章 守れ!パンフォスの遺跡! 
第17章 鳴らせ!エルエル村! 
第18章 咲け!花の国! 
第19章 歌え!バトーハの塔! 
第20章 抜け出せ!レフ島! 
第21章 復活!魔王ギリ! 
第22章 潜入!ジタリの遺跡! 
第23章 決戦!ギリの城! 
第24章 発動!恋するハート! 
 
『魔法陣グルグル』(3作、2017)は、UーNEXT、Hulu、dアニメストアで視聴できます。配信状況は配信先変更になることがあります。各公式サイトでご確認ください。
 
【魔法陣グルグル(第3作、2017年)・考察、感想などなど】
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衛藤ヒロユキさんの漫画「魔法陣グルグル」を原作としたTVアニメ第3作目。第2作「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル」から17年もの歳月を経て、3度目のアニメ化にしてやっと原作完結まで描かれたとまず言えるでしょう。私も最後はホロっときました~~~(^^)
5年前、このシリーズ3作目ををクレジット表記を見ながら驚いたことがあります。
それは、本作のクレジット表記を見ていて、モーショングラフィック、2D、特殊効果の技術が使われているということでした。これは本作が、TVアニメシリーズにおいては、大変な挑戦をしているのではないかと思いました。
デザインやWEB広告制作に関わっている方ならよくご存じのことだと思います。
このモーショングラフィックというのは、店頭や街角に流れるデジタルサイネージの動画、またはSNSやウェブサイトに使われている動きのある広告など、モーショングラフィックスはさまざまな場面で活用されています。「モーション」とは動きのことで、「グラフィックス」は画像やテキストを使った視覚表現を意味しています。その二つの単語を組み合わせた「モーショングラフィックス」とは、動きを加えたイラストや、実写やテキストを組み合わせた映像のことを指します。パソコンなどを使い、デジタルで制作・加工・編集されるものが主流です。しかし、古くはパラパラ漫画や、ストップモーションのコマ撮り映像なども、「動く画像」という意味では、モーショングラフィックスの一種といえます。
 
本作、『魔法陣ぐるぐる』(3作、2017)をみて、色彩,、色調にこの効果を出ているのではないかなと感じます。
 
モーショングラフィックスでは、伝えたいメッセージによって、イラストやデザインを考え、文字と組み合わせ、エフェクトや動きなどの演出を加えて動画を作成していきます。モーショングラフィックスの特徴として、既存のイラストを始めとした静止画を編集ソフトで動かすアニメーションであるということです
アニメにアニメーション??と思われる方もいらっしゃるとは思います。インタネットが普及し始めたころから、特にスマホが急激な普及をし始めたころから、モーショングラフィックス自体は、その視認性の高さで、製品・サービスや企業などのプロモーションに使用される傾向で、YouTubeなどをはじめとするweb広告などでよく見かけるものになっています。
 
まず一番の大きなメリットは、制作コストの軽減にあります。
 
モーショングラフィックスは、その他の表現手法と比べても、低予算で制作が可能になっていきます。編集ソフトで素材を動かすので、実写のように新たな映像と撮りおろしたり、手描きアニメのようにコマに合わせて1つ1つ作画をしたりする必要がないのです。素材となる静止画さえ用意ができれば、あとはディレクターの編集のみで制作ができるので、その分コストも抑えられるのがモーショングラフィックスのメリットともいえます。
 
次に量産ができるという点も、モーショングラフィックスのメリットと言えます。
 
After Effectsなどのソフトには、アニメーションのテンプレートや一度制作した動きを保存して使いまわせるプリセット機能などが存在しています。新しくすべての動きを制作するわけではないので、作業量を減らすことができ、量産体制を作ることが可能になってきますテンプレートやプリセットを使うと、制作期間を短くすることが可能になってきますので、実写の撮影や手書きアニメよりも圧倒的に短い期間で納品ができるのもメリットと言えます
 
コストを抑えられるのにも関わらず、見た目がそれなりに「かっこいい」仕上がりになるのもモーショングラフィックスの良い点です。実写の撮影を例にとるならば、キャスト、ロケーション、あるいは演出といった、出来上がりに対する変動要素がとても多くなります。何か一つのクオリティが下がってしまうと、それだけで「かっこよくない」動画が出来上がってしまいます。
 
それに対してモーショングラフィックスの場合は、イラストデザインの選択でクオリティもコントロールができますし、テキストやイラストのエフェクトもディレクターの腕ひとつで制作が可能になってくるわけです。
もちろん、アニメ作品にも多くのジャンルがあります。このモーショングラフィックスが、すべてのアニメ作品ジャンルに適合しているとは思っていません。しかし、アニメ作品の現実の制作現場とと製作費の運用に関する問題は、昭和の時代にアニメ制作が始まった時から、アニメ制作業界においてはどの作品にも根底に抱えていました。
 
視聴するアニメファンにとっては、良い作品を見たい、制作するスタッフは納得のいく仕事をして喜んでもらいたい。そして、スポンサーは、多くのお客様の笑顔を見ることで回収する喜びが倍増します。これは昭和、平成、令和の時代も、そしてこれからも変わらないと思います。
『魔法陣グルグル』(第3作・2017版)には、これからのアニメ制作へかける意気込みみたいなものを感じました。
キタキタ~~~
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のぶちゃん

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