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大人のSF『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』

アニメの徒然小道
08 /28 2022
🔶今日のアニメの徒然小道では、今から27年前の1995年11月18日に公開された日本の劇場用アニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(ゴースト イン ザ シェル / こうかくきどうたい)の作品紹介、考察、感想などを記します。とはいうものの、当時初めて観た時、個人的に衝撃を受けた作品です。Production I.G 制作。原作は、士郎正宗さんの漫画『攻殻機動隊』。監督は押井守さん。
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また、2008年7月12日から全国5都市でCG映像を中心にリニューアルされ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』が、公開されました。
【GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・作品の概要について】
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漫画の1巻を原作としています。当時の香港を参考にした世界観やSF小説的な内容となります。アメリカにおいては、ビルボード誌のビデオ週間売上げ1位となりました(1996年8月24日付)。全世界におけるビデオ・DVDの売上は130万本(日本経済新聞 2002年7月21日付 朝刊)。続編は2004年公開の『イノセンス』となります。
ハリウッド映画版というのは、アニメ映画版に影響を受けているだけであって、アニメ映画を原作としているわけではありません。講談社とProduction I.Gが攻殻機動隊原作の実写化権をハリウッドに売却したため、権利的には士郎正宗による漫画を原作としています。
 
 
【GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・あらすじ】
 
企業のネットが星を被い
 
電子や光が駆け巡っても
 
国家や民族が消えてなくなるほど
 
情報化されていない近未来ー
電脳化やサイボーグの技術が飛躍的に進む。
 
テロなどの犯罪を未然に防ぐ、内務省直属の組織「公安9課」に所属する草薙素子(通称「少佐」)は、認定プログラマーの他国への亡命に関わった外交官暗殺の任務を遂行し、亡命を未然に阻止する。
後日、外務大臣の通訳が電脳をハッキングされる事件が起き、他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー「人形使い」の犯行である可能性が浮上。素子、バトー、トグサを初めとする公安9課は捜査を開始する。しかし容疑をかけられ逮捕された人物は、いずれもゴーストハックを受けて操られたに過ぎず、人形使い本人の正体をがつかめない。
そんな中、政府御用達である義体メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインがひとりでに稼動、女性型の義体を一体作りだす。義体は動き出して逃走するが、交通事故に遭い公安9課に運び込まれる。調べてみると、生身の脳が入っていないはずの義体の補助電脳にはゴーストのようなものが宿っている。9課を訪れた外務省条約審議部(公安6課)の中村部長は、その義体こそが、6課の追跡に追い詰められた人形使いのデータが逃げ込んだものであることを明かす。一方、中村の突然の訪問を怪しんだトグサは、中村が光学迷彩で身を隠した数名を一緒に連れていることを突き止める。
 
目覚めた人形使いは、自らが情報の海で発生した、肉体の存在しない生命体であることを主張し、いち生命体としてこの国への政治的亡命を要求しはじめる。さらに、人形使いは自らを「プロジェクト2501」と名乗る。その直後、人形使いの義体は何者かに拉致されてしまう。この状況を読んでいたトグサとバトーは襲撃者の追跡を開始。更にイシカワの捜査により、外務省が一年前に始めていたプロジェクト「2501」の存在が明らかになる。元々人形使いは、外務省が各種工作のために作成したAIだが、自我を持って制御不能になってしまい、外務省は強引に回収を図っていたのだ。
 
バトーが追跡した襲撃者たちの車は囮だった。海上へ逃れようとする本命を追った素子は、襲撃者を支援に来た多脚戦車に苦戦を強いられ大破するが、駆け付けたバトーが戦車を撃破し、事なきを得る。義体を確保した素子はその場で人形使いの電脳にダイブする。人形使いは以前から素子を認識しており、9課に運び込まれるよう図ったのも、彼女に自身との融合を提案するためであった。人形遣いは「死」の概念と自分の子孫(データ)を残す能力を手に入れ、素子はネットと一体化し、自分の殻を解き放った存在となる。しかし直後に2体の義体は外務省の派遣した部隊に狙撃され、破壊される。
20時間後、バトーがかばったことで損傷を免れた素子の脳殻は、闇ルートで入手された少女の義体に移植され、バトーのセーフハウスで目覚める。一連の事件はテロとして公表され、素子は行方不明扱いになり、一方で外務大臣が辞任、中村を始めとする関係者は査問にかけられることになり、内務省と外務省の痛み分けとして処理された。人形使いと融合を果たした素子はバトーと再会を約して別れ、広大なネットの海へと旅立つ。
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【GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・製作スタッフ、公開データ】
原作:士郎正宗(講談社 ヤングマガジンKCDX)
監督・絵コンテ:押井守
脚本:伊藤和典
演出:西久保利彦
キャラクターデザイン:沖浦啓之
作画監督:黄瀬和哉、沖浦啓之
メカニックデザイン:河森正治、竹内敦志
銃器デザイン:磯光雄
原画:井上俊之、川崎博嗣、岡村天斎、江村豊秋、竹内敦志、安藤真裕、新井浩一、江口寿志、村木靖、磯光雄、荒川真嗣、星和伸、丹沢学、大島康弘、石井明治、谷津美弥子、大川弘義、川名久美子、伊藤嘉之、吉原正行、田中雄一、斎藤哲人、小村方宏治、佐々木守、橋本敬史、浜洲英喜、黄瀬和哉、沖浦啓之
レイアウト:渡部隆、黄瀬和哉、沖浦啓之、竹内敦志、末武康光
美術設定:渡部隆
美術監督:小倉宏昌
撮影:白井久男(スタジオ・コスモス)
編集:掛須秀一(ジェイ・フィルム)
音楽:川井憲次
音響監督:若林和弘(オムニバスプロモーション)
日本:イメージソング (宣伝CM楽曲)- 樋口沙絵子「未来への約束」
色彩設定:遊佐久美子
CG制作:オムニバス・ジャパン
アニメーション制作:Production I.G
製作:講談社、バンダイビジュアル、MANGA ENTERTAINMENT
配給:松竹(1995年版)、ワーナー・ブラザース映画(2.0)
公開:1995年11月18日(1995年版)
上映時間:85分
製作国:日本
言語:日本語
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【GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・主な登場人物、キャスト】
草薙素子:田中敦子 
バトー:大塚明夫 
トグサ:山寺宏一 
イシカワ:仲野裕 
荒巻大輔:大木民夫 
中村公安6課部長:玄田哲章 
ウィリス博士:生木政壽 
外務大臣:山内雅人 
外交官:小川真司 
台田瑞穂:宮本充 
清掃局員:山路和弘 
清掃局員:千葉繁 
検死官:家中宏 
オッサン:松尾銀三 
実行犯:松山鷹志 
技師:小高三良 
技師A:東地宏樹
技師B:杉山大
運転手:佐藤政道 
オペレーター:林田篤子
 
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はUーNEXT他で視聴できます。
 

👆「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」予告編 YouTube2
【GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊・考察、感想】
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私自身は、子供の頃から漫画、アニメおたくで歴史、SF小説時折読む程度で、『ヤマト』で感動し、『ガンダム』のリアルさで大きくうなづいた世代の一人です。社会人になって本作が公開された年の1995年というのは、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などがあり、世の中の社会情勢が大きくぐらついた年でもあります。
その頃の社会のインフラやハードウェアというには、街角には公衆電話のBOXが、街角のあちらこちらにあり、携帯電話、スマホなどではなくPHSが存在した時代です。パソコンでやっとWindows’95が登場してきた時代です。
そんな頃、本作が公開されはじめて観た時、正直言って本作がよくわからなかったことを今でもよく覚えています。本作における美術、作画などの設定の凄さはわかるのですが、深読みしようとするにはあまりに予備知識が足りなかったと思っています。だからといって感性としては、本作が嫌いなのではなく、むしろ大好きなほうなのです。あとで原作読んだり、新たにSFのジャンルの書籍も読んだりするようになっていって面白味が倍増しました。
原作の士郎正宗さん、押井守さんの監督、演出などもセンスの高さも感じます。これだけの作品を作りながら、押しつけがましいところを感じないのです。原作の士郎正宗さんは、企画段階から原作を気にしないで欲しいと要望を出していて、試写後に監督と会っても挨拶しかしなかったといわれています。後に本作はCGの技術課題もあるものの、それを忘れる程優れた演出だったと発言しています。
あのジェームズ・キャメロンさんにいわせれば、「大人のSFに刺激を受けた。素晴らしい作品だと思う。いろんな点で最高」と語っている。お気に入りのシーンは水面に浮上するシーンと博物館の銃撃戦、ネットワークに入り込むシーンで、水面に映るビルや信号には詩的さを与えていると述べていて、自らの映画『アバター』もその影響を受けたとしています。
本作は、観る人によっては当然、好みは分かれるとは思います。ですが、個人的にSF作品として一押しの作品です。
👆これがハリウッド版「攻殻機動隊」!『ゴースト・イン・ザ・シェル』本編映像
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のぶさん

さまよえる爺(._.)人生下り坂のアニオタをひた隠してきた還暦越えのバイク乗りの爺でございます。人生、特に極めることもなく、カラータイマーが点滅中(o|o)