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一風変わったSFロボットアニメ『機動戦艦ナデシコ』

🔶暑かった夏をひと越えし、爽やかな初秋の季節となりました。今日のアニメの徒然小道では、『機動戦艦ナデシコ』(きどうせんかんナデシコ)の考察記事を記したいと思います。
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本作『機動戦艦ナデシコ』はSF・ラブコメロボットアニ作品で、1996年(平成8年)10月から1997年(平成9年)3月までテレビ東京系で放送されました。略称は「ナデシコ」と呼ばれます。
1998年8月1日・8月8日には続編に当たる劇場用アニメ『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』が公開されています。また劇場版作品の公開に合わせて、1998年7月31日から8月2日の3夜に亘ってテレビ東京系深夜枠で『夏休み特別企画 機動戦艦ナデシコ傑作選』として一部が放送されていました。
映像メディアとして、2006年3月24日にHDリマスターDVD-BOXが発売されました。これはキングレコード販売作品において、『新世紀エヴァンゲリオン』に続く第二弾のリマスタープロジェクトとなりました。さらに2010年2月24日にはブルーレイBOXが発売されています。
【機動戦艦ナデシコ・その概要】
nadesico.png
本作品は、宇宙及び宇宙戦艦を主要な舞台としてリアルロボットが活躍するSFロボットアニメでありながら、ラブコメディー要素のある作品です。個人的にはややラブコメディー要素が強いかなと感じていましたが、SF設定に関しては重厚な要素もあり、伏線も何重にも張り巡らされている感があります。作品の起点としては、「ある意味ベタな、普通にマニアックな作品」(同作品のプロデューサーである大月俊倫が、本作品の監督である佐藤竜雄にアドバイスした)となっており、放送時期が近く、よく比較対象に挙げられていた『新世紀エヴァンゲリオン』とは似て被なる方向性からスタートされています。漫画版でのタイトルは『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』。
作品タイトルは、タイトルをみるとヤマトをパロっているのかと思われがちですが『宇宙戦艦ヤマト』と『機動戦士ガンダム』を合成した『機動戦艦ヤマトナデシコ』の連想から来ているようです。但し、作品内容を見る限り『スタートレック ネクストジェネレーション』をモチーフにしています。
また、この作品の特徴は細部への偏執的とも言えるこだわりが特徴で、その最たるものは、劇中劇として度々登場する熱血巨大ロボットアニメ『ゲキ・ガンガー3』である。専門のチームまで編成され、1970年代のロボットアニメの味を忠実に再現し、本作のテーマ性を横から強く支えるものとなっています
物語自体は、激化する戦争の結末や古代火星文明の謎などを描かないまま終了しています。戦争の結末は、その後に公開された劇場版やゲームで補完されていきますが、謎は謎のままで残った部分も多い。これは、ストーリーエディター・會川昇が「考えられる要素を全て入れて」執筆した第25、26話脚本初稿の分量が通常の1.5倍から2倍にまで膨れ上がってしまい、「ユリカとアキトの決着だけはつける」という佐藤竜雄監督の方針により謎の説明の大半がカットされたためである (第25話、26話の脚本初稿は、「機動戦艦ナデシコ プレミアムボックス」の「シナリオ・絵コンテセレクション」に収録されています。)。脚本家として参加した首藤剛志さんはWEBアニメスタイル内の自コラム「シナリオえーだば創作術」にて「僕がシリーズ構成なら、100話以上は続くナデシコという戦艦を主人公……つまり、舞台が主人公という意味の集団群衆ドラマにするしかない」「映画で続編が作られたにしても、26話で終わらせるにはもったいない企画だった」と放送当時を振り返っています。( 第115回 『機動戦艦ナデシコ』のなんでもかんでもぶち込め感、WEBアニメスタイル。第116回 『機動戦艦ナデシコ』と『宇宙戦艦ヤマト』?、WEBアニメスタイルより)
日本神話の神々から引用した固有名詞も数多く出てきます。漢字の多用など、SFとしては珍しい和風テイストの強い作品です。関連CDが累計62万枚、ビデオ関連が累計59万本販売(DVD-BOX、BD-BOXは除く)。
続編の制作を期待する声も多かったが、2005年8月9日に監督・佐藤竜雄の公式サイトで『機動戦艦ナデシコ』と『宇宙のステルヴィア』の続編制作中止と、その実現が「永遠に不可能になった」ことが発表された(ただしこの発表の翌日10日に周囲の指摘等でトーンを弱められているため、将来の再度の企画立ち上げの余地は残されたようである)。経緯については明言されていないが、両作とも作品そのものの問題ではないと断言されているようです。
2006年には文化庁メディア芸術祭10周年を記念して行われた「日本のメディア芸術100選」のアニメ部門で46位に選出されています。

【機動戦艦ナデシコ・そのあらすじ】
時は2195年。突如、木星方面より現れた謎の兵器群木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦闘力で火星、月の裏側を次々に制圧し、今や、地球各地にもチューリップと呼ばれる母艦を多数降下させその力をみせつけていた。
そんな中に、木星蜥蜴の支配下に置かれた火星に残された人々を救うべく、民間企業ネルガル重工は「スキャパレリプロジェクト」を計画。その要となる実験戦艦 ND-001 ナデシコの艤装を終了させていました。そのクルーには「能力が一流なら性格は問わない」と言う方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃えられた。
ナデシコ発進の日、火星生まれの青年テンカワ・アキトは、偶然再会した幼なじみミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込む。アキトはコックとしてナデシコのクルーに採用されるが、IFS処理をしていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦っていくことになるのであった。
【機動戦艦ナデシコ・主な登場人物:キャスト】
詳細は「機動戦艦ナデシコの登場人物」を参照
テンカワ・アキト(天河明人):上田祐司
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コック兼エステバリスのパイロット。パーソナルカラーはショッキングピンク。18歳。身長175cm、体重62kg。趣味はビデオ鑑賞。嫌いな食べ物はインスタント食品。火星生まれの火星育ちでユートピアコロニーの出身。両親は、ユリカが火星を発った日に起こったテロに巻き込まれて死亡している。
火星が木星蜥蜴の襲撃を受けた際に地下シェルターに避難していたがなぜか地球へと飛ばされてしまう。木星蜥蜴への恐怖心が強く、それが原因で定食屋のアルバイトをクビにされる。途方に暮れていた時道ばたで偶然にもナデシコに向かうユリカと再会[1]。両親の死に疑念を抱いていた彼は真相をユリカに聞くためにナデシコに乗り込もうとして捕まってしまうが、取調で素性を知ったプロスペクターによりコックとして採用された。ガイの操縦するエステバリスを見物していた際、ナデシコが木星蜥蜴の襲撃を受け、なりゆきで搭乗してしまう。その後無断使用を不問に伏す条件としてゴートから臨時パイロットに任命された。そうした経緯から当初はコックである事にこだわり、パイロットとして戦うことに積極的ではなかったが、ガイの非業の死をきっかけとして、自らの意思でパイロットとして戦うようになる。
ミスマル・ユリカ(御統 ユリカ):桑島法子
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初代ナデシコ艦長。20歳。身長166cm、体重52kg、3サイズはB85、W58、H86。趣味はジグソーパズル。好きな食物は甘いもの全般。嫌いな食物はアルコールが入ったもの。
アキトの幼馴染み。幼少期を火星で過ごしその後地球に移住。地球連合大学在学時に戦略シミュレーションで無敗を誇る逸材であったことから首席卒業後ネルガル重工にスカウトされ、新造戦艦ナデシコの艦長に抜擢された。語学も堪能だが料理の腕前は壊滅的。
性格はおとぼけ。かなりの楽天家でど天然。人の話を聞かず、行動がとにかくマイペースで周囲を振り回す。劇中、艦長としての職務(?)から晴れ着姿、うさぎの着ぐるみ、僧形、神父、巫女姿・・・果てはエステバリスといった数々のコスプレをこなします(゚∀゚)
戦闘においては卓越した状況判断と指揮能力を発揮する。真面目で責任感も強いが空回りすることが多く、アキトへの想いが禍して思わぬミスを犯すことも多い。過保護な父親の側では窮屈だったようで、ナデシコを自分が自分でいられる場所として大切に思っている。
アオイ・ジュン(葵 ジュン):伊藤健太郎
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ナデシコ副長。地球移住後のユリカの幼馴染み。20歳。身長172cm、体重58kg。特技は馬術。両親と祖父母と3世代で同居しており、家族仲が良い。好きな食物は手作りお菓子で、特に母親が作ったプディング。嫌いな食物はイカの塩辛。
軍でエリートの道を進むはずだったが、ユリカの傍にいたいがためにナデシコに乗り込む事を選び、ネルガルと雇用契約を結んだ。典型的な「イイ人」で気が優しく、また影が薄くヘタレでもある。思いを寄せるユリカにとっては「大事なお友達」でしかない。
メグミ・レイナード:高野直子
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ナデシコ通信士。17歳。身長155cm、体重45kg、3サイズはB78、W56、H84。元声優。第19話では、声優になる以前は看護学校に通っていたことも明らかになる。両親は健在で農業をしており、姉が2人いる。好きな食物は高級料理。嫌いな食物はゲテモノ全般。要領がよくちゃっかりしている。
人の死に関して落ち込んでいた所をアキトと共感していい仲になり、アキトに積極的なアプローチをかける。ユリカの気持ちを知りつつもはっきり恋敵と認め、これみよがしにアキトに迫って嫉妬を煽ったり、心ない一言でユリカを傷つけたりしていた。こうした態度をルリからは「意地悪」と評された。アキトを巡ってユリカと恋の鞘当てを繰り返し、アキトと一緒に居るため仕事をほっぽり出すこともしばしば。親密になるためにゲキガンガーのビデオを見て研究する。
ハルカ・ミナト:岡本麻弥
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ナデシコ操舵士。22歳。身長163cm、体重50kg、3サイズはB90、W58、H86。ナデシコに乗り込む前は大企業の社長秘書を勤めていた。特技は水泳で、インターハイに出場した経験がある。両親は健在だが、バツイチ経験あり。兄が一人いる。好きな食物は九州ラーメン。嫌いな食物は牛乳。
ホシノ・ルリ:南央美
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ナデシコオペレーター。11歳。身長122cm。遺伝子操作によって生まれ、特殊なIFS強化体質でもある。愛称はミナト考案の「ルリルリ」。主な口癖は「バカばっか」。好きな食物はジャンクフード。嫌いな食物は米、パン、麺類。ナデシコのメインコンピュータである「オモイカネ」は、ルリの良き友人。やる気のなさそうな抑揚のない口調が特徴。
ウリバタケ・セイヤ:飛田展男
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ナデシコの整備班班長。29歳。身長177cm、体重68kg。好きな食物はそば。嫌いな食物は岩おこし。町工場を経営しているが、いわゆる「裏の改造屋」としてスカウトされ、口うるさい女房から逃げるようにナデシコに乗艦した。マッドサイエンティストならぬマッドエンジニア。ディストーションブロックやフィールドランサーなど、数々の発明でナデシコの危機を救うため、少々の使い込みは黙認されていた(ただし、Xエステバリスのような失敗作もある)
ダイゴウジ・ガイ:関智一
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エステバリスのパイロット。パーソナルカラーは青。18歳。身長185cm、体重73kg。北海道出身。趣味はバイク、カラオケ。サラリーマンの父、専業主婦の母、商社マンの兄がいる。好きな食物はカレー、ビーフステーキ。嫌いな食物はインゲン豆。本名は「山田二郎(ヤマダ・ジロウ)」なのだが、本人曰くヤマダ・ジロウは仮の名前で、「ダイゴウジ・ガイ」は魂の名前、真実の名前とのこと。
ゲキ・ガンガー3を信奉する重度のゲキガンガーオタクである。その為、エステバリスの操縦席にお宝(ゲキガンガーの超合金)を持ち込んだり、攻撃にゲキ・ガンガーの技名を付けたり、自機を「俺のロボット」「スペースガンガー」などと呼んだりしていた(実際、「エステバリス」と呼んだ事など殆ど無い)。
ゴート・ホーリー:小杉十郎太
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ネルガル重工からの出向者で、戦闘指揮担当。32歳。軍隊経験を買われて抜擢された。乗艦している際は制服ではなく、いつもスーツ姿である。無表情のイカツい男で、アカツキにカチコチと言われていたが実は食えない人物で、ネルガルとの契約に反してミナトと交際していた。プロスペクターから報酬を提示された際にはすかさず「税抜きですか?」と尋ねたり、アキトを臨時パイロットにした際も「コックより給料はいい」などと発言しており、見た目と異なりストイックではない。白兵戦では重火器を手に戦う。
プロスペクター:小野健一
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本名不明。43歳。本人曰くプロスペクターという名は「ペンネームのようなもの」。艦内では「プロスさん」と呼ばれている。ネルガル重工からの出向者として艦内では会計・監査役を担当した。高度な能力を持つが性格に問題があるナデシコクルーの人選を担当した人物でもある。ノリは軽いが計算高く切れる人物で、重要な局面では度々その鋭さや意志の強さを覗かせる。会計担当らしく経費絡みの話にはうるさく(これは名前の由来である心理学用語に起因している)、なぜか電卓ではなくソロバン(宇宙ソロバン)を愛用する。ナデシコを取り戻す際、率先して行動を起こし、肉体的な強さを披露したり、ラーメン屋台を引いたりと芸達者な一面も見せた。以前ネルガル重工火星支部司令代行をしていたが、それ以外の過去も不明であり、本作品で一番謎の多い人物。
ムネタケ・サダアキ:真殿光昭
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地球連合宇宙軍提督。キノコ状の髪型とオネエ口調が特徴。父親に憧れ連合宇宙軍提督となる。フクベとは軍時代の同僚であり、第一次火星会戦においてはフクベと共に連合宇宙軍第一艦隊旗艦リアトリスに乗艦していた。保身的かつ独善的な発言が多く連合宇宙軍という組織の駒としては忠実な人物で、自由奔放なナデシコクルーとは対立する。
ホウメイ:一城みゆ希
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ナデシコの艦内食堂のコック。中華料理が基本だが、パエリアも作れるなど、艦内では世界中の料理を振舞う事が出来る。それはかつて戦争で若い兵隊が戦死した時、彼が最期に食べたいと言ったパエリアを作れなかった事に起因する。そのために食堂には世界各地の調味料がすべて取り揃えてある。アキトにとっては師匠のような存在で「シェフ」と呼んでいた。また、世話を焼くのが好きなタイプでクルーのよき相談相手となっていた。
フクベ・ジン(瓢 仁):田中信夫
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地球連合宇宙軍の老提督。75歳。身長173cm、体重60kg。趣味は俳句。好きな食物は豆大福、里芋の煮っころがし。嫌いな食物は肉の脂身。
第一次火星会戦において圧倒的な技術力を持つ「木星蜥蜴」に壊滅的な打撃を与えられる。艦を特攻させてチューリップを撃沈し、地球軍からは英雄と賞賛された。だが、火星地表に落下したチューリップによりアキトの故郷であるユートピアコロニーは壊滅し多くの民間人が死亡した。これらの責任を強く感じて退役。ネルガル重工にスカウトされてナデシコに乗艦するが、提督らしいところは少しも見せず、すっかり昼行灯と化す。
イネス・フレサンジュ:松井菜桜子
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ナデシコの医療・科学担当。27歳。身長172cm、体重54kg、3サイズはB85、W60、H86。好きな食物は火星丼。嫌いな食物はタコ。金髪の白衣美人。一部の艦内クルーからは「ドクター」と呼ばれていた。
無類の説明好きで、艦内放送「なぜなにナデシコ」の解説役も務める。なにかにつけて専門用語を交えた解説を行うせいで、クルーたちから「説明おばさん」と揶揄され煙たく思われていた。その癖、皆が説明を求める状況では現れないなどかなり屈折している。8歳までの記憶を失っているせいか、他人に対しては極めてドライな性格。
白鳥九十九(しらとり つくも):関智一
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木連の優人部隊少佐で、「テツジン」及び「ダイテツジン」のパイロット。誠実かつ堅物、純情で女性には免疫が無かった。ナデシコに捕虜として捕まった際に出会ったミナトと恋に落ち、そのことによって地球人に対する偏見を捨てることができた。妹に対してはまったく頭が上がらない。和平を目指しナデシコに単身「交渉特使」として搭乗した際にはアキトとも「ゲキ・ガンガー3」を通じて意気投合する。和平交渉の席では草壁中将のやり方に異を唱え、親友であった月臣元一朗の凶弾によって倒れる。
白鳥ユキナ:大谷育江
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白鳥九十九の妹。わがままで無鉄砲。擬音を口に出すのが癖で時々視聴者に話しかけてしまう。痴漢を鉄アレイで殴るなどからして、相当気が強い。これは木連育ちということが大きく影響している。ブラコンぽいところがあり、単身ナデシコに乗り込み「兄の想い人」であるミナトを小型爆弾で殺害するつもりであったが逆に彼女に絆されて仲良くなり、ミナトが九十九の死のショックで塞ぎこんだ時には励ましたりもした。
【ナデシコ級一番艦「ナデシコ」 NERGAL ND-001 NADESICOについて】
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全長298m、全高106.8m、全幅148m、総重量37,530トン、収容人員214名
相転移エンジン2基、核パルスエンジン4基搭載(Yユニット装備前)
民間企業であるネルガル重工が計画した、火星奪還作戦「スキャパレリプロジェクト」のために建造した戦艦の一番艦。ネルガル重工が火星で発見した相転移エンジンを搭載している。相転移エンジンはインフレーション理論で説明される真空の相転移を利用し、真空の空間をエネルギー準位の高い状態から、低い状態へ相転移させる事でエネルギーを取り出す。シリーズ後半で装備されたYユニットには、この理論を応用した相転移砲が搭載されている。この兵器は目標空間を強制的に相転移させることで、内包する物質を消滅させるものである。月周辺に集結した木連艦隊は相転移砲の一撃で大損害を受けている。作中でこの砲撃を無効化したのは火星遺跡のみである。
また同艦はAIである「オモイカネ (思兼)」によって管理が自動化されていて、通常の航行は艦橋の数人で対応できる。武装は、重力波を敵に叩きつけるグラビティブラスト(主砲)とミサイル多数、レーザー砲が2門、艦載機のエステバリス。艦底部には揚陸艇「ひなぎく」を搭載。メインブリッジ(船体上部)は分離可能。
乗員は班ごとに色分けされたジャケットを着用している(一部クルーは除く)。艦長・副長は白、航海班はオレンジ、戦闘班は赤、生活班は黄色、整備班は水色。
漫画版では平行世界「大和」の技術が盛り込まれ、呪術砲とよばれる武装が施されている。また、「ナデシコ」と言う名称はユリカがたまたま聴いていた小泉今日子の『ヤマトナデシコ七変化』からノリで取ったものと言うことになっている(ちなみにネルガル側が用意していた当初の名称は「ムサシ」だった)。
モデルとなった艦が、米国テレビドラマ『スタートレック』の宇宙船「エンタープライズ」号です。
【機動戦艦ナデシコ・製作スタッフ、放送データ】
監督:佐藤竜雄
助監督:桜井弘明(13話~)
ストーリーエディター:會川昇
キャラクター原案:麻宮騎亜 STUDIO TRON(角川書店『月刊少年エース』連載)
キャラクターデザイン:後藤圭二
メインメカニックデザイン:明貴美加
メカニックデザイン:企画デザイン工房戦船、高倉武史、沙倉拓実、中原れい、森木靖泰
SF設定:堺三保(一般に「SF考証」という語がしばしば使われるが、科学考証とは違いあくまでフィクションとして「もっともらしい嘘」を設定するというのがSFの仕事であることと、「科学考証」という語との類似性を避けるため、堺はこだわりをもって「SF設定」の語を一貫して使っている[5])
ベースプランニング:山口宏、會川昇、佐藤竜雄、大月俊倫
美術監督:小山俊久
色彩設定:上谷秀夫
撮影監督:杉山幸男、松沢宏明
編集:正木直幸
音楽:服部隆之
音響監督:田中英行
プロデューサー:小林教子➡中澤直也、池田慎一、佐藤徹
製作:テレビ東京、読売広告社、XEBEC
放送期間:1996年(平成8年)10月1日~1997年(平成9年)3月25日 全26話
放送局:テレビ東京系列

『機動戦艦ナデシコ』は、現在、UーNEXTで視聴できます。

【機動戦艦ナデシコ・主題歌】
オープニング

👆【機動戦艦ナデシコ】YOU GET TO BURNING
♬「YOU GET TO BURNING」
作詞:有森聡美 / 作曲・編曲:大森俊之 / 歌:松澤由実
エンディング

👆Watashi Rashiku~Houko Kuwashima
♬「私らしく」
作詞:松浦有希 / 作曲・編曲:松浦有希、吉田潔 / 歌:桑島法子
最終回エンディング

👆Itsuka... shinjite
♬「いつか…信じて」
作詞:SHO AIKAWA / 作曲・編曲:中田雅敏 / 歌:松村香澄
テレビ版オープニング・劇場版主題歌は、2005年にangelaがカバーしています。

【機動戦艦ナデシコ・考察、感想など】
個人的には本作『ナデシコ』のストーリーは、目を見張るようなものではないと感じます。火星についたり、木星トカゲたちと戦ったり戦わなかったり、色々ナデシコクルーが騒いでいたり遊んでいたり、肝心のメインのストーリーが、あれどんんな展開だったか?と思うほどです。とはいえ、命のやり取りやイデオロギーの戦いなどは一切ないことから、他のロボットアニメとは一線を画しているともいえます。でもそれなりに何か楽しく感じるのは、キャラクターである。それもとくに女性キャラクターデザインには格別の魅力があります。

劇場版が公開された1998年当時、警察庁のポスター(シートベルト着用義務)にも起用されたことがあり、当時の熱狂ぶりが窺い知れます。初めて好きになったアニメキャラクターで、ホシノルリを挙げる男性はいまだに多いのです。劇場版の成長したホシノルリは、可愛さがすこぶるアップしていて劇場版アニメの人気がTVシリーズを上回っていたのはキャラクターデザインの力によるものだと思います。
視点を変えて、このキャラクターデザインを生かすようなストーリー展開にリメイクできれば、令和の時代でもひょっとして大〇○〇な~んてと個人的には思ったりします。

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