◆いつも拙きブログにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。一昨日の日曜日は初秋の頃とはいえ、なかなか暑うございました。そんな中、今日は我が家の横にある墓地の草刈りに励んだ話を少々。
👇まずは、下記の雑草をご覧ください。写真右手が我が家。左手に見えるのが墓地なのですが、この間に雑草が限りなく広がっております。この場所自体が背後に福岡県にある四王寺山を控えた中腹地にあります。この四王寺山というのは、福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町にまたがる標高410mの山となります。構造的には最高点のある大城山(おおきやま・大野山とも)を中心に岩屋山・水瓶山・大原山と呼ばれる4つの山から構成されており、それらを別個の山とみなして一帯の山地の総称として四王寺山脈・四王寺山地と呼称する場合もあります。
画像後方に見えているのが、岩屋山の中腹あたりで、画像右側には標高200ḿの水瓶山があります。我が家の前は福岡県民の森、登山ルートに入っているのですが、最近では、猪、アナグマ、テンなどの動物もよく姿を現わし、いささか彼らの通り道を気にしなければいけない状況になっている次第です。
左にちらっとみえるのが、天原山安楽寺宮司伝法師検校坊墓所とある安楽寺天満宮ゆかりのち。ここは古来、原山無量寺(原八坊:天台宗)所縁の地であり、当時は安楽寺天満宮と原八坊が密接な関係であったことが伺えます。また太宰府天満宮の本殿の北側に相輪摚(全国で8つ、九州で一つしかない)があります。
原八坊は正式には原山無量寺という寺で、平安時代に天台宗の智証大師円珍と8人の弟子たちが開いたと伝えられる。足利尊氏が九州へ落ちて来た時に、この一坊に入ったと伝えられ、また時宗の一遍上人も12年間ここで修行するなど、かつては大きな寺だったことが想像される。戦国時代末に消亡した。(太宰府市案内板より) 2019年10月16日に「原山」の中心的施設が確認された本堂伝承地が「特別史跡大野城跡」として追加指定された。
この墓所というのが、私がこの地に越して来た時、この墓所の石仏、石塔、墓碑などが完全にかくれてしまい、全くこの墓所の存在がわからないほどの状態になっていました。(今から45年前のこと)私が、17歳の高校生の時にこの巨大な茂みは何だろうと入り込んでみると、無数の石塔、墓石、そして大きなスズメバチの巣箱や蛇を見つけたりして驚愕したことを昨日のことのように思い出します。
この墓所を発見してからというもの、太宰府市役所の教育委員会や太宰府天満宮の方々がこられて、綺麗に墓所として清掃していったのです。それからというものは、味酒安信さんという(菅原道真公侍従である味酒家の末裔)の方が来られて長年の間、この墓所をきれいにしてこられました(現在はその味酒安信さんも亡くなられて墓碑となっています)。
私の若い頃は、時にはこの墓所を一緒に清掃したりもしていました。太宰府天満宮にまつわる話やこのあたりに存在した原山無量寺のことなども色々教えていただきました。今思えば懐かしい話です。
その後、業者さんも入って清掃していましたが、7月に草刈りしていたのですが、早くも下記のような状態となってしまっているわけです。最近、何故か雑草の生え方が激しい~(`o´)
👇庭から見た墓所の姿
市役所に尋ねると、この墓所の周りは個人の土地であり、市では草刈りなどの対応はしないという。調べると持ち主の方は、よくご存じのかたであるが、もうかなりの高齢であることぐらいは、察しがつく。最近、かなりお顔も拝見していない。こうなれば、この地で長くお世話になった恩返しである。草刈りぐらいは私でやらせていただこうと自分で決めた次第であります。
▲手に取った草刈り機はこれ。充電式のコードレス型である。(Amazonで購入)
ONE STEP 充電式草刈機 草刈り機 コードレス最新型 伸縮 角度調整 枝切り 芝生 畑 雑草 植木 刈払機 軽量 バッテリー付き (草刈機+バッテリー2個)
雑草多い割には、バッテリー2個で1時間半くらいは可動できます。
何とか、この状態まで刈ることができました。
せめて、自分の体の持つ間は、この墓所が忘れられぬように頑張ってみようと思います。
👉こちらの過去記事もご参考に。原八坊跡とその歴史、私のかかわり・・・②
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