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忘れられない133分『もののけ姫』

🔶お祭りのような5日連続の『ハニーフラッシュ💛』終え、1997年に戻ります。今回記しておきたいアニメ作品は『もののけ姫』です。今回、この作品に関しては、友人から「あんたと観に行きたい」といわれ、25年前に映画館に行った日のことが、生涯忘れることのできない133分となってしまいました。若い頃の思い出話として(作品紹介は軽めにしています)。

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【もののけ姫・作品の概要】

『もののけ姫』は、1997年にスタジオジブリが発表した長編アニメーション映画作品です。監督は宮崎駿さんです。興行収入は、201.7億円を記録し( “歴代ランキング - CINEMAランキング通信”. 興行通信社 (2020年4月12日). 2022年9月25閲覧日。)、当時『E.T.』がもっていた日本の歴代興行収入記録を塗り替えています。

スタジオジブリの宮崎駿さんは、1994年にアニメージュでの「風の谷のナウシカ」の連載を終え、1人で本作の準備班を立ち上げたと言われています。1stプランは破棄し、別ストーリーを構想。安藤雅司作画監督と共にキャラクター作りから本格的作業をスタートしています。同年4月19日に企画書も完成、屋久島5泊6日のロケハン後、スタッフルームが設けられ制作がスタートしています。
主題歌「もののけ姫」(作詞 - 宮崎駿 / 作曲・編曲 - 久石譲)を歌う米良美一さんは、女性のような高い声で歌うカウンターテナーが話題になり、この作品で広く知られました。声優は『平成狸合戦ぽんぽこ』のおキヨの石田ゆり子さん、『紅の豚』のマンマユート・ボスの上條恒彦さん、『風の谷のナウシカ』のナウシカの島本須美さんとアスベルの松田洋治さんといった過去のジブリ作品にも出演した者が起用されています。


👆Princess Mononoke (Hime) Joe Hisaishi in Budokan
(もののけ姫・その映像について)
作画枚数
今まで宮崎駿さんが監督した長編アニメ作は、約5万から7万枚ほどの作画枚数で製作されてきたといわれています。本作においては、宮崎さんは、決死の覚悟(ジブリをつぶす覚悟のこと)で、14万枚以上もの枚数が使用されたといわれています。以降の『千と千尋の神隠し』(約11.2万枚)や『ハウルの動く城』(約14.8万枚)、『崖の上のポニョ』(約17万枚)もほぼ同規模かそれ以上の枚数であり、スタジオジブリの制作体制そのものを刷新することに。
デジタル体制への移行
スタジオジブリ最後のセル画と絵の具を使った作品となる。この作品でもサンの顔に付いた血糊やデイダラボッチを3DCGで作った他画面の多重合成も行われ、製作スケジュールの追い込みでデジタル彩色も一部使用されていたが、以降のジブリ作品は線画をコンピュータに取り込み、デジタル彩色の手法を用いるフルデジタル処理がされるようになります。
また、タタリ神やデイダラボッチの動く触手も、3DCGの流体シミュレーション機能が応用されています。ラストの植物が芽吹き再生していくシーンでも3DCGによる制作が行われており、こうした3DCGを積極的に利用した最初のジブリ作品となった。
美術イメージ
本作は背景も総力を挙げるために美術監督5人制となっています。まず1995年5月14日に山本二三、田中直哉、武重洋二の3人が宮崎駿監督と安藤雅司作画監督、動画チェックの舘野仁美さん、太田清美さん、福留嘉一さんらと共に舞台となるシシ神の森を描くために屋久島5泊6日のロケから参加しています。同年6月10日に男鹿和雄さんも参加し、アシタカが住むエミシの村を描くために白神山地の取材に訪れます。青森県の鰺ヶ沢町、津軽峠、天狗峠、一ツ森町などで写真撮影、絵を描いたりしながら歩き回り、その時のイメージを作品に展開していきました。その後、更にCG的背景を創ろうと福留嘉一さんが特殊美術に任命され、山本二三さんがチーフとして美術背景作業が進行していくことになります。
キャッチコピーについて
映画公開時のキャッチコピー「生きろ」は、糸井重里さんによるものですが、完成までには糸井さんと鈴木敏夫プロデューサーの間で激しいやり取りがあり、没になったコピー案も50本近くあったとも。主な候補に「おそろしいか、愛しいか。」「だいじなものは、ありますか。」「おまえは、まぶしい。」「昔々は、今の今。」「死ぬのと、生きるの、どっちが好きだ。」「死ぬなっ。」などなど・・・
音楽
音楽を担当した久石譲さんは、映画公開の2年前に宮崎駿と打ち合わせを行った際、映画の内容よりも今なぜこの作品を作らなければならないかという覚悟の話をされたといわれています。しかし、宮崎さんの熱意に圧倒された久石さんは、本作の音楽をフルオーケストラで書くことに決め、管弦楽は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が担当した。これまでの宮崎作品では、臨時編成の演奏だったが、本作で初めて常設のプロオーケストラが起用されました。
【もののけ姫・あらすじ】
中世の日本が舞台。東と北の間にあると言われるエミシの村があります。その村にアシタカという一人の少年がいました。アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治した際に、右腕に死の呪いを受けてしまいます。その正体は、何者かに鉛のつぶてを撃ち込まれ、人への憎しみからタタリ神と化した巨大な猪神(ナゴの守)だったのです。アシタカは、化け物退治したのに、呪いの村を追われることになり、呪いを絶つためとはいえ、心に不満を抱えつつも猪神が来た西の地へと旅立つのです。
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旅の道中、乱妨取りに奔る地侍との戦いや、謎の男ジコ坊との出会いを経て、アシタカはジコ坊から聞いたシシ神が棲むという深い森に向かいます。アシタカが森に向かう途中、川岸に辿り着いた時、谷に落ち川に流され、傷つき気絶している男達を発見し、岸に助け上げた直後、対岸に傷ついた山犬と共にいる娘を見かけます。
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その山犬と娘は彼に気づき、彼をにらみ去っていきました。その後、アシタカ達は森の端でコダマと出会い、コダマに案内されるようにして森の中を進んでいきます。

森の奥の池のほとりでアシタカは、木々の向こうに金色に光る鹿のような生き物(シシ神)を見た。その時、アシタカの腕のあざが激しく反応します。その後、森を抜けて男達の村へ辿り着くのでした。その村はタタラ場と呼ばれる、鉄を作る村でした。そこを治めているエボシという女は、石火矢と呼ばれる火砲を村人に作らせ、山に住む"もののけ"や、村の鉄を狙う地侍達から村を守っていました。
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アシタカが助けた男達ももののけに襲われたもので、彼に呪いを与えた猪神に鉛のつぶてを撃ち込んだのもエボシだというのです。彼等は鉄を作る為に自然を破壊している自覚はあったが、シシ神やもののけ達に対して敬う気持ちを持っていなかった。アシタカは、村人達の話を聞きながら、村人達にとってのエボシというのは、生きる希望を与えてくれる女でもある事を知るのでした。
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そのエボシの命を、夜に"もののけ姫"が狙いに来る。その正体は、アシタカが川岸で見かけた、山犬に育てられた人間の娘、サンだった。窮地に陥ったサンをアシタカは救います。同時に彼は瀕死の重傷を受けてしまいます。倒れながらもアシタカは、「生きろ」とサンに語りかけるが、人を憎むサンは、聞く耳を持たずに、助けてくれたアシタカを殺そうとします。しかし、アシタカから美しいと言われたサンは、心がゆらぎ殺すことを思いとどまるのでした。
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サンはアシタカを、生と死を司る神、シシ神の前に連れて行きます。シシ神はアシタカの傷を癒し、それを見たサンは、アシタカを生かそうと思うのでした。サンはアシタカを介抱するうちに、次第に彼に少しづつ気持ちを開いていくのでした。アシタカもまた、森と人が争わずに済む道は無いのかと、思い悩みはじめます。

その頃タタラ場には、エボシにシシ神殺しをさせようとする怪しげな装束の男達が集結していました。彼等を率いるのはジコ坊である。男達は天朝よりシシ神殺しを許可され、不老不死の力があると噂されるシシ神の首を狙っており、エボシ達もまた、森を切り開くのをもののけ達に邪魔されぬよう、それに協力したのである。タタラ場を出発したエボシ達は、人間との最終決戦を行おうとする猪神の大群と大戦争を始める。ところが、エボシが留守にしたタタラ場は、鉄を狙っている侍の集団に襲われてしまいます。
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日が暮れる中、森の中でアシタカは、シシ神殺しに向かうエボシに神殺しを止めて侍に襲われている村に帰るよう伝え、彼女と別れたアシタカはサンを探しに森の奥へいきます。エボシは構わずシシ神の池に向かい、池で月光を浴び夜の姿に変わろうとするシシ神を見つけたエボシは、気絶したサンを抱えたアシタカが止めようとするが構わず、遂にその首を取ってしまうのでした。するとシシ神の体から不気味な液体が大量に飛び散り、それに触れた者達は死に、木は枯れてしまう。やがて液体は津波のような勢いで山を埋め尽くし、森は枯れ果てて、タタラ場も壊滅してしまいます。目覚めたサンは森を見て森が死んだと絶望し、人間に対する憎しみを爆発させる。しかし、アシタカはまだ望みはあるとサンを説得し、二人は協力して、シシ神の首を持って逃げようとするジコ坊を押しとどめ、首をシシ神に返すのでした。
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シシ神は首を取り戻したが、朝日を浴びると同時に地に倒れて消える。その瞬間に風が吹き、枯れ果てた山には僅かながら緑が戻り、アシタカの右腕の呪いも消えたのです。アシタカはサンに想いを告げます。「アシタカは好きだけど、人間を許す事はできない」と。アシタカは、「それでもいい、サンは森で私はタタラ場で暮らそう、一緒に生きよう」と語ります。

エボシもタタラ場の村人達に、新たに良い村を作り直そうと語りかけるのでした。最後に、若木の芽が生えた、倒れた一本の大木の上に1体のコダマが現れて、頭を動かし、カラカラと音を立てながら・・・


👆『もののけ姫』(1997)予告編

【もののけ姫・登場人物:キャスト】
(主要人物)
アシタカ:松田洋治
本作の主人公。17歳。ヒイ様は「アシタカヒコ」と呼ぶ。エミシがヤマト(ヤマト王権または大和朝廷)との戦い(平安時代に起きた坂上田村麻呂の蝦夷征討)に敗れてから500年余り経過し、朝廷や将軍も衰えていた時代に生まれた、エミシ一族の数少ない若者(エミシ一族も既に衰亡しつつある事をヒイ様達が口にしている)。東と北の間にあると言われるエミシの村の王になる為の教育を受けた一族の長となるべき少年であり、それにふさわしい気品を持つ。口数は少ないのだが正義感が強く、また潔さもあり、村を襲おうとするタタリ神に矢を放ち、命を奪う事と引き換えに死の呪いをかけられる。
それがきっかけとなり、村を追われる。村を出る前に、ヒイ様達の前でまげ (成人した男子の証) を切り、御神体の岩壁に捧げる。まげを切った時に、彼は村の人間ではなくなり、村で暮らす事も村に帰る事もできなくなった。

右腕には、呪いの印である「赤黒いあざ」が残り、それにより10人がかりで開けるタタラ場の大門を1人で開ける等「強大な力を与える代わりに、少しずつ呪いが進行して、命を奪っていく」というものである。人を傷つけようとしたり、タタリ神が恨みを持っていた人が近くにいたりすると、呪いが暴れ出す。右腕には、呪いの印である「赤黒いあざ」が残り、それにより10人がかりで開けるタタラ場の大門を1人で開ける等「強大な力を与える代わりに、少しずつ呪いが進行して、命を奪っていく」というものである。人を傷つけようとしたり、タタリ神が恨みを持っていた人が近くにいたりすると、呪いが暴れ出す。
狩猟で鍛え上げた、優れた弓術と高い身体能力とを持つ。狩猟で鍛えた、優れた弓術と高い身体能力とを持つ
サン:石田ゆりこ
本作のヒロイン。15歳。もののけ姫。犬神(山犬)に育てられた人間。モロの君によると「森を侵した人間が、我が牙を逃れる為に投げてよこした赤子」だという。顔に赤い逆三角形の入れ墨があり、白い山犬の尻尾付きの毛皮のマントを羽織る。白い袖なしの服と、その下に紺色の袖なしの服、白い袋状の革靴 (恐らく山犬の革製) 。戦う時は赤い土面と耳の付いた白い山犬の毛皮を被る。山犬の牙でできた短剣と槍を持つ。アシタカと出会った時、彼女はモロの君が石火矢 (いしびや) により負わされた傷口から、鉛の毒を含む血を口で吸い取り、吐き出していた。
自然を荒らされた恨みから人間を深く憎み、巨大な山犬に跨り、タタラ場やエボシ御前に何度も襲撃を繰り返す。自分は山犬だと強く思い込むが、アシタカに出会い、荒ぶる神々と人の間で心が揺れ動く。山犬を美しいと思い、自らを醜いと思っているが、アシタカの「美しい」との一言に動揺する。アシタカが、シシ神の池のほとりでシシ神に助けられた際には、彼を介抱し、彼に口移しで干し肉を食べさせたりした。彼女にはテレパシーを感じ取る能力がある事を示唆している。終盤で森の外からの1頭の山犬の遠吠えを、彼女が森の中で聞き意味を理解している事から、彼女には山犬の吠え声を理解する能力がある。
(もののけ)
シシ神(ディダラボッチ)
生命の授与と奪取を行う森の神。イメージボードでは鹿神(ししがみ)。夜に命を奪ったり、命を与えたりしている。夜そのもので、神の中では下級に位置する。新月の時に生まれ、月の満ち欠けと共に誕生と死を繰り返す。その首に不老不死の力があると信じられている。昼の姿は枝分かれした、樹木の角が無数に頭頂部から生えた猿のように赤い人面の鹿(猫のような丸い瞳 (色は赤) と鼻、ヤギのような耳、猪のように前身が発達した胴体、長い体毛で毛色は脚と尾を含み頭頂部から尻にかけての背面全体が薄茶色、顔の下から腹にかけては白、小さな犬のような尾、3つの蹄のある鳥のような脚といった無数の動物の様態を持つ)のような生き物で、水面を浮いて歩く。地面では歩く度、足下で植物が一斉に成長しては枯れる。夜の姿は頭と背中にとげのようなものがついたディダラボッチで、独特の黒い模様と半透明な体を持つ。身長十数mの巨人。体内で青い光を放ちながら、夜の森を徘徊し、森を育てている。人語を話す事はできない。アシタカが負った石火矢の傷を癒した。また、エボシに新石火矢で二回目に撃たれそうになった時に、新石火矢を見て木の部分に枝葉を生やし撃てないようにしようとした。
昼から夜の姿に変わる瞬間にエボシの新石火矢で首を飛ばされた際は、黒い体液となって飛び散った後、首を求めて暴走を始め、あらゆる生物の命を奪い取り死に至らしめた。朝日を浴びて消滅寸前となり、すんでのところでアシタカとサンの手で首を返されたものの時すでに遅く、倒れると同時に消滅してしまった。その際、辺り一帯に行き渡る程の暴風を起こし、その風の力によって枯死していた山々の植物を甦らせた。
モロの君(きみ):三輪明宏
二本の尾を持つ白い巨大な300歳の犬神 (山犬) 。メスで母親である。シシ神の森の近くの山頂の洞穴にサンや子供達と共に棲む。乙事主とは百年ほど前まで恋仲であった。実子の2頭の山犬同様に、人間に捨てられたサンを育て、娘として愛している。人語を解し、高度な知能と強靭な力を持つ。犬神として恐れられているが、子供想いの母性的な性格であり基本的には温和で争いを好まない。サンと同様に人間を嫌う。シシ神の森を侵すエボシ御前を憎み、命を狙う。ナゴの守同様にエボシから石火矢による傷を負わされ、加えて寿命が間近に迫っているのも相まって、既に身体が弱っているが、タタリ神と化したナゴの守と違い己の死を受け入れている。

サンを人として解放しようとするアシタカには厳しく当たる一方、サンに対して「彼と共に生きる道もある」と諭す場面もある。最期は、タタリ神になりかけた乙事主との戦いで力尽きるが、執念で首のみで動き出し、エボシの右腕を食いちぎり、そのままシシ神の体液の中に飛び込んでいった。
猪神
人語を話す巨大な猪の神。大半は焦げ茶色の毛並みで、例外は白い毛並みの乙事主と茶色の毛並みであるナゴの守。人間を憎んでいる点ではモロの一族と同じである他、一族の結束が強く、自らの誇りを優先する傾向があるが、それ故に凝り固まった考えをしており、九州の山の主である乙事主と共にシシ神の森に来た猪神達とモロの一族との会談でも、ナゴの守の死を「山犬がシシ神を一人占めして、助けずに裏切った」、「山犬がナゴの守を喰い殺した」と決めつけて非難した。終盤で人間と戦う前に、モロによると、シシ神の森かその周囲の森を、乙事主達が食い荒らしたという。その後、乙事主を除く猪神全員が白い泥を体に塗り、戦いの為の化粧をした。
ナゴの守(かみ)
冒頭で登場したタタリ神の正体であり、アシタカがタタラ場に赴くきっかけとなった巨大な猪神。乙事主と共に来た猪神達からは美しく強い兄弟だと称されている。
元々は現在のタタラ場の領域にあった森に生息している猪神達を束ねる主であり、森を切り開こうとする人間を排除し続けていたが、エボシ御前が率いて討伐に乗り出してきた石火矢衆の石火矢の威力の前に同胞は殲滅、自身も重傷を負い、苦しみと死への恐怖、劣勢から森を逃げ出し、長い逃避行の中で呪いを取り込みつつ、怨念などの負の感情を増大させ、ついにはタタリ神に変貌、前述の森から遥か遠く離れたアシタカの村へと辿り着くと人間を襲おうと村を襲撃、止めようとしたアシタカの腕に呪いを掛けたが、彼に討たれたことで本来の姿と意識を取り戻し、彼の魂を慰め鎮めたいというヒイ様に対して人間達への呪詛の言葉を吐きながら溶け、骨と化した。その後ヒイ様の命令により村で塚を作って埋葬された。
乙事主(おっことぬし):森繫久彌
四本牙を持つ巨大な白い猪神。500歳の最長老。モロの君とは百年ほど前まで恋仲であった。老齢のために目はすでに見えないが、嗅覚と洞察力が鋭く、ジコ坊達の偵察を見抜き、また重傷の身でありながらも巨大な岩を体当たりで粉砕するなど身体能力も高い。
モロいわく「少しは話の分かるやつ」だが、死ぬと分かっていても猪神一族の誇りを優先してしまうことがあり、モロとの別れ際には、「たとえ我が一族が悉く滅ぼうとも、人間に思い知らせてやる」と呟いている。モロの君とは旧知の間柄で良い仲 (もともとは恋愛関係で恋人同士であった) であり、森を侵す人間を憎んでいる点では意見があうが、人間への対抗の方針を巡って意見が対立、百年ほど前に別れた。
一族であるナゴの守の死を受け、鎮西(九州)からシシ神の森を守るために海を越えて渡来、他の猪神を率いて人間に大攻勢をかけるが、身体中から血を流す程の重傷を負い、サンに連れられてシシ神の元へ向かう。途中、死んだ猪神の皮を剥いで被ったジバシリを「甦った一族」と間違え、罠に気づいたサンの制止も聞かずに錯乱状態となりながらシシ神の元へ暴走、その後タタリ神へと変貌を遂げる。
モロの子
人語を解する2頭の白い犬神 (山犬) の兄弟。母より体が小さい。月夜に森の端から出てくる時に、眼全体が黄色く光る場面がある。共に作中で名は呼ばれないため不明。サンを乗せ、共に人間と戦う。サンに甘える場面がある為、弟分らしい。
猩々
猿神。ニホンザルより大型の霊長類。人語を話す事ができる。夜ごと崩された斜面に集まり、森を取り戻すため木を植えようとする。森を奪った人間を憎む。人間を倒す知恵を得るために人間を食べようと考え、サンに重傷を負ったアシタカを渡すよう要求する。エボシと猪達の戦いの直後、森に入ってきたジバシリにおののき逃げ出す。
コダマ(木霊)
精霊の一種で、豊かな森林に棲む。白い体や淡い緑色の体を持ち、頭を動かすとカラカラという音が鳴る。この音でシシ神を呼ぶ。暗い森の中や夜に淡く光り、半透明になったり姿を消す力を持つ。人語を話す事はできない。アシタカが森の端でコダマ達と出会った時「ここにもコダマがいる」と言っているので、エミシの村の近くの森にもいる模様。その後、森の中でコダマ達が集まる一本の大木を見て彼が「お前達の母親か。立派な木だ」と言った。怪我人をおんぶしているアシタカの真似をしたり、森の中で迷ったアシタカを導くなど、特に人間に敵意を持っている訳ではないらしい。
シシ神が首を飛ばされて死の呪いとなったデイタラボッチの黒い液体に命を吸われ死んで落下した個体も多いが、最後に生き残った1体が、頭を振り回してカラカラと音を鳴らす。
タタリ神
作中で登場した巨大な荒神。動くだけで足元の植物や地面を焼けただれたものに変えるなど無差別に呪いと死をまき散らすため人間から恐れられている。元々は猪神であり、瀕死の重傷を負い、死への恐怖と人間への憎しみによって呪いを集めて変貌した姿で蛇状の触手を纏っている。作中で登場したタタリ神は二頭おり、それぞれ姿や経緯が異なる。
ナゴの守
赤黒い蛇状の触手で覆われた姿。眼全体が赤く光る。触手を変幻自在に操ることができ、本来の姿では不可能と思われる行動(垂直に近い岸壁を這ったり、低姿勢で森の中を爆走したり、機械的に方向転換したりなど)を取ることが可能。
アシタカの村を襲おうとした際、彼に左目を矢で射抜かれるも、触手を伸ばして彼の腕にまとわりつき呪いを残したが、最期はこめかみを矢で射抜かれて倒れた。
乙事主
身体中の至る所から赤黒い蛇状の触手が生えた姿。ナゴの守と違い完全なタタリ神ではないが、言語能力を失い、血反吐を吐きながら猛進するなどかつての面影は無くなった。
サンを取り込み、彼女を取り戻そうと体に取り付いたアシタカを大きく振り払い、次いでモロの君にも襲い掛かったが、逆にサンを奪い返され、こちらへ向かって来るシシ神の存在を感じ取って、死への恐怖心からか呆然として動けなくなった上に、触手が溶けて形がなくなり、最期はシシ神に命を吸われて倒れ伏した。蛇状の触手は、水に溶けてなくなる。
(タタラ場の民)
エボシ御前:田中裕子
深山の麓で、タタラ集団を率いる冷静な女性。サンと互角の剣戟を繰り広げる腕を持ち、頭も切れる。山を削って得た薪を以て、川を浚って得た砂鉄を沸かし、鉄を打ち石火矢をも造りだす製錬場を築くが、それが争いの元となる。敵対する者には容赦がなく、必要とあらばタタラ場の人間をも見捨てる事さえ辞さない。また、自分たちの暮らしをより豊かにするためには、森を切り開き、神殺しをする事も恐れない。

一方で、売られた娘達を買い取り、本来は女人禁制のタタラ場で仕事を与えているほか、業病にかかり、迫害された病者達をも、人として丁重に扱う慈愛の心を持っている。タタラ場の人々に敬われ、慕われている。

終盤でジコ坊と共に部下を引き連れて、シシ神狩りに向かうが、新石火矢でシシ神の首を落とした後、モロの君に右腕を食いちぎられる。右腕の傷は、シシ神が倒れた暴風を浴びたことにより完治する。
シシ神が消えた後は、生き残ったタタラ場の者たちと共に、新しい村作りをすることを決意。
ゴンザ:上条恒彦
エボシの側近。禿頭の大柄な男。牛飼いやワラットの頭目。威張り屋で短気な性格。アシタカを間者と疑うが、本人は真面目。ただし、トキには言い負かされている。密かにエボシに惚れている。
牛飼い
タタラ場に住んでいる牧畜・荷駄を担う職能集団。
主に男性の職業で牛を馴らし、牛に荷物を付けて米や鉄の運搬の仕事を担う。石火矢衆のように武器を持つ戦闘員ではないが、普段は山犬のモロ一族に襲われる危険な役回りで、死傷者が多数出る役職でもある。
山犬モロ一族の攻撃を避けるために、移動中は石火矢衆の護衛を受けるが、それでも山犬に襲われて甚大な被害が出る。
甲六:西村雅彦
トキの夫で牛飼いの一人。集中豪雨の中で米を運搬中、モロの子の山犬に襲われ谷へ転落し、川の中からアシタカに助けられた。明るくドジだが憎めない性格。妻のトキにはいつも言い負かされてばかりで頭が上がらない。牛と共に谷に落下した際には右腕を骨折したが、シシ神の風を浴びた後は折れた腕が治っていた。コダマが目の前に出現した時に (シシ神が怖いので) おびえながら、アシタカに「こいつらはシシ神を呼ぶんだ」と教え、アシタカからシシ神の事を聞かれた時に「 (山犬より) もっとおっかねぇ化け物の親玉だ」と言った。
牛飼い頭
牛飼い達をまとめている男。アシタカの身を案じており、彼を殺そうとした唐傘連を農具で殴ったり、猪神の死体の下敷きとなりながら生き残っていた1頭のモロの子を (エボシの所へ案内してもらう為) 救助するなど、終始アシタカに協力的な態度で接する。
(番子)
タタラ(踏鞴)を踏み、砂鉄を溶かすための火を絶やさないよう作業を行う女衆。4日5晩の間、絶えず作業を行っている。
トキ:島本須美
番子のまとめ役で甲六の妻。ゴンザを言い負かし、夫にも愛情故のきつい言葉を投げつける程、気の強い肝の据わった人物。女衆のリーダー的存在。
タタラ場がアサノ軍の攻撃に遭った際には敵の攻撃の合間の一晩中起きて警戒し、シシ神の体液がタタラ場に襲ってきた時もアシタカが来た際に受けた「触れると命を吸われるが水で進行が遅くなる」という助言を守って、全員を湖に避難させる。甲六がタタラ場が壊滅する様子を見て絶望しているところを見て「生きてりゃ何とかなる!」と励ますなど、ポジティブ思考の持ち主。
キヨ
山犬に夫を食い殺された番子。エボシを慕っている。また、夫の復讐の為山犬とサンの命を狙う。エボシを気絶させたアシタカが、サンも気絶させ彼女を肩に担いでタタラ場を出ようとした時、サンを狙い誤って彼を石火矢で後ろから撃ち抜いた。
石火矢衆
シシ神退治を条件に「師匠連」という謎の組織からエボシに貸し与えられた四十名の傭兵集団。柿色の着物に白い頭巾といった装束。明から輸入した石火矢を使い、もののけと戦う。ナゴの守の同胞を殲滅し、森を焼き払った。鉄や米の運搬時の護衛で、タタラ場全体の警備も務める。火炎放射器も使う。終盤、飛び散ったシシ神の体液を浴びて多数が命を落とし、生き残った者は逃亡した。
ヤ七
石火矢衆の一人。甲六同様に谷に落ち、瀕死の状態でアシタカに助けられる。
病者
エボシが引き取り、タタラ場の別棟に住まわせ看病している業病の者たち。新石火矢の製造を任され、これの開発に成功する。終盤にトキと親しい病者の女が、最後はシシ神の風を浴びて病が治ったと思しき描写がある。
病者の中で最も症状が重く、顔全体を包帯で覆った、寝たきりの状態。アシタカの右手が憎しみから刀を抜こうとした際、エボシが自分たちを引き取って丁重に看病してくれていることを涙ながらに語り、庇った。
タタラ者
タタラ場に住む製鉄集団。黒装束に身を包み、昼夜を問わず鉄を作り続けている。
(師匠連)
ジコ坊:小林薫
物語の序盤、シシ神の森の存在をアシタカに教えた人物。中年の小柄な僧体の男。実は謎の組織「師匠連」の一員で、その命令により、不老不死の力があるとされるシシ神の首を狙っている。唐傘連の頭領。石火矢衆の頭でもあり、狩人(ジバシリ)などをも動かす。
序盤で戦に巻き込まれた際にアシタカが介入した結果、危険を回避できた模様であり、アシタカと出会う時にアシタカがタタラ場に向かう途中の村で米を買う代金として砂金の大粒を支払った際に、他の人間が気づかなかった中で砂金であることを見抜き、アシタカを助けるなど金には弱い。その後も何かとアシタカを気にかけており、エボシにアシタカのことを尋ねたり、エボシを追ってきたアシタカに石火矢衆が発砲した際には止めたりするなど、アシタカには好感を持っているようである。しかし、敵の猪神軍団のリーダーの乙事主のことを知らず、部下のジバシリの指摘で鎮西から一族を引き連れてやってきたことを知る。

一本歯の高下駄なのに、身軽に跳躍したり、ヤックルと並走できるほどの俊敏さを持つ。基本的に率先して戦おうとはせず、実力を隠しているが、アシタカと渡り合えるほどの武術の手練れでもある。シシ神の首を取った際には一晩中走り回り、翌朝未明の日の出寸前までシシ神の体液から生き残ったわずかな部下の唐傘連などの人員とともに逃げ切るが、アシタカに捕まって押さえ込まれている間にシシ神に追いつかれて逃げ場を無くし、仕方なくシシ神の首をアシタカに渡す。
エボシをシシ神殺しのために利用しようと部下を諭す一面もあるなど、食えない男である。シシ神の首を運搬する際は夜明け前まで必死で部下の担ぎ手と共に走りまわって逃げ延びてアシタカに制止させられ、さらにシシ神の体液が襲ってきて担ぎ手2名も首桶の神輿を置いて脱走し、残った部下は1人のみとなる。
映画の最後のセリフであり、アシタカにシシ神の首を返却されてしまった不満もあるが、おかげでシシ神の体液に触れずに済み、部下1名と共に自分の命も助かったので「バカには勝てん」と言い残す。
唐傘連
ジコ坊に付き従う謎の集団。ジコ坊と同じ赤白の着物及び頭巾の僧体といういでたち。常に巨大な唐傘をたずさえ、忍のような技を使う。唐傘は柄と笠を分離する事ができ、柄は長い吹き矢となって毒針を撃ち込む。ジコ坊の指揮下で、シシ神の首を狙って暗躍する。目的のためには手段を選ばない。終盤、飛び散ったシシ神の体液を浴びて多数が命を落とした。
ジバシリ(地走り)
ジコ坊に雇われた通常の狩人よりも山野の知識に長けた者達。もののけに人と見破られないよう獣の生皮を被ったり、その血を顔に塗るなど、特殊な術を使う。その妖しき風体から、タタラ場の人間達にも気味悪がられる。シシ神の偵察中、「シシ神の姿を見ると目が潰れる」などとおびえ、ジコ坊にたしなめられた者がいるなど、山の民として神を恐れている。
(エミシの村民)
カヤ:石田ゆり子
エミシの村の娘。アシタカを「兄様」と呼ぶが実の兄妹ではなく、里公認のアシタカの許嫁だった。アシタカが村を出て行く際には、エミシの乙女が変わらぬ心の証しとして異性に贈るならわしのものである玉(黒曜石)の小刀を贈る。仲間とともにタタリ神となったナゴの守に襲われて危機一髪だったところを、アシタカに守られる。
村の掟でアシタカの見送りをしてはいけないが、掟を破って罰を覚悟で見送りし黒曜石の小刀をアシタカに渡している。後にこれは、アシタカがモロの子を通してサンに贈った。
ヒイ様:森光子
エミシの隠れ里の老巫女であり、村をまとめている。タタリ神になったナゴの守に対して塚を作って埋葬する。石や木片などを並べてまじないで吉凶を占う。タタリ神の呪いを受けたアシタカを占い、西で不吉なことが起きているので西へ向かうよう告げる。
村の衆にアシタカを救ってくれないかと懇願されるが、呪いはヒイ様の力でもどうにもならずナゴの守の死体内から出てきたタタリ神になる原因になった石火矢のつぶてをアシタカに手渡し、掟に従って見送りなしで旅立つよう言い渡す。
(その他)
映画の後半で、鉄のためにタタラ場を狙う大侍(領主)・アサノ公方配下の武者達。下記の地侍と違い、完全武装で統率の取れた攻撃を仕掛ける。鉄の貢納を要求したアサノの使者がエボシの命令でトキ達女衆により追い払われたため、報復と金になる鉄奪取のためにエボシと男衆がシシ神退治に出かけて留守のところを狙って侵攻してくる。
後にタタラ場に侵攻してきたアサノ軍は、タタラ場の下の城郭を攻め落とし、多少の物資を略奪したが、直後にシシ神 (デイタラボッチ) の体液が襲ってきたためにタタラ場付近の陣地から慌てて全軍が撤退し、タタラ場もシシ神の体液で破壊焼失したので、ほとんど得られたものは無かった。
劇中ではアシタカに気付いた侍が鏑矢を放ち、集まった騎馬武者達数人が連携してアシタカを攻撃した。武者の放った矢がヤックルの足に命中して負傷させているが、逆上した (呪いの「赤黒いあざ」が広がる描写がある) アシタカの反撃でほとんどが討ち取られて、残りは戦意を喪失し、撤退している。
昼間にタタラ場攻撃をしたが攻め落としきれず、夜になったので攻撃を一旦中止し再度の攻撃を準備していた矢先にデイタラボッチの体液が陣地に襲いかかる。
地侍
映画の後半で、アサノ軍とは直接関係はないが、アサノに唆されてタタラ場の鉄を狙い攻撃を仕掛ける噛ませ犬にされ、エボシ率いる石火矢衆に大敗する。石火矢の弾丸で手足を切断される雑兵や鎧ごと破壊される騎馬武者などがいた。石火矢衆も矢を受けて倒れるなど、完全に一方的な戦ではなかった。
武士の軍勢であるが、鎧のみを身につけた軽装備の雑兵がほとんど。
【もののけ姫・製作スタッフ、公開データ】
製作:徳間康快
音楽 音楽・ピアノ:久石譲
音楽 指揮:熊谷弘
音楽演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、近藤喜文
原画:大塚伸治、篠原征子、森友典子、賀川愛、小西賢一、遠藤正明、清水洋、粟田務、箕輪博子、三原三千雄、大谷敦子、稲村武志、芳尾英明、二木真希子、山田憲一、松瀬勝
桑名郁朗、松尾真理子、河口俊夫、野田武広、杉野左秩子、近藤勝也、金田伊功、笹木信作、山森英司、吉田健一、高坂希太郎、近藤喜文
テレコム・アニメーションフィルム
田中敦子
動画チェック:舘野仁美、中村勝利、斎藤昌哉、中込利恵、小野田和由
動画:手島晶子、大村まゆみ、北島由美子、真野鈴子、坂野方子、柴田和子、倉田美鈴、沢九里、鈴木麻紀子、鈴木まり子、菊池華、鶴岡耕次郎、田村篤、野口美律、藤井香織、米林宏昌
矢地久子、山田珠美、川田学、佐光幸恵、アレキサンドラ・ワエラウフ、ダビッド・エンシナス、東誠子、山浦由加里、西戸スミエ、槇田喜代子、富沢恵子、コマサ、土岐弥生、柴田絵里子
長嶋陽子、椎名律子、岩柳恵美子、藤森まや、近藤梨恵、常木志伸、西河広美、渡辺恵子、谷平久美子、矢野守彦、古屋浩美、安達昌彦、山本まゆみ、中山大介、田辺正恵、新留理恵、松下敦子
手塚寛子、原口ちはる
テレコム・アニメーションフィルム
飯盛夏子、渡邊奈津子、矢沢真由、東樹葉子、中路景子、毛利志乃舞、小高雅子、上田峰子、板垣伸、安留博子、富野昌江、式部美代子、与沢桂子、平井和子、藤倉雅代、宇田明彦
作画協力:アニメトロトロ、OH!プロダクション、スタジオコクピット、スタジオたくらんけ、グループどんぐり
美術監督:山本二三
田中直哉、武重洋二、黒田聡、男鹿和雄
背景:吉田昇、春日井直美、長縄恭子、斉藤久恵、伊奈涼子、平原さやか、荒井貞幸、太田清美、谷口淳一、長田昌子、佐々木洋明、田村盛揮
特殊美術:福留嘉一
特殊効果:谷藤薫児、橋爪朋二、村上正博、榊原豊彦、谷口久美子
色彩設計:保田道世
色指定:井関真代、森奈緒美、守屋加奈子
仕上 彩色:小野暁子、熱田尚美、鍋田富美子、野村雪絵、山田和子、鈴木栄一、片山由里子、
(スタジオキリー:岩切当志子、高橋直美、宮本智恵美、清水まり子、森沢千代美、渡辺信子、平林和広、谷島香、石川香織、土屋裕美、工藤百合子、原井智恵、児玉淳、浦山和恵、平林ふみ子、泰野君子)
石黒静、吉田美夜子、高木小百合、後藤恵子、大隈昌子、佐々木恵子、角田和子、中釜かおる
IMスタジオ
(伊勢田美代子、尾崎美人、鉢田恒、浅井より子、西村豊美、森田薫、安味香織、大内一美、木村裕美子、天満友美、佐藤けい子、赤沼茂子、前原絹代、船崎幸子、板原多恵、小林一夫)
トレーススタジオM
(安斉直美、相原明子、杉山和歌子、金内順子、醍醐玲子、本橋恵美子、松尾めぐみ、大城ひろ子)
東映動画
(黒沢和子、奥西紀代美、坂野園江、入江三瓶子、五十嵐令子、古屋純子、藤橋清美、戸塚友子)
テレコム・アニメーションフィルム
(山本智子、人位万里、長嶋さゆり、太田真弥子、石川恵里子、西脇好美、宮川淳子、長岡純子)
仕上げ トレスマシン: 柚木脇達巳
仕上げ 協力会社:スタジオOM青森ワークス、アニメハウス、はだしぷろ、ピーコック、ムッシュオニオン、スタジオOZ、スタジオアド
仕上げ デジタルペイント:石井裕章、佐藤麻希子、杉野亮、服部圭一郎、高橋プロダクション/T2Studio(高橋加奈子、石堂めぐみ、村田ゆき、下江由美子、恒田由紀子)、DR MOVIE、T&V
技術協力:村尾守、スタック、斉藤芳郎、内外カーボンインキ、太陽色彩、北村繁治、CHROMACOLOUR INTERNATIONAL LTD、ROY EVANS
CG:菅野嘉則、百瀬義行、片塰満則、井上雅史
撮影監督:奥井敦
撮影:藪田順二、高橋わたる、古城環
音響制作:オムニバスプロモーション
音響監督:若林和弘
音響助手:真山惠衣
録音・整音:井上秀司
録音助手:福原正博
整音助手:浅倉務、高木創、内田誠
音響効果制作:サウンドリング
音響効果:伊藤道廣
音響効果助手:石野貴久
音響効果協力:VDX(猪飼和彦、渡辺基、時田滋)
音響効果取材協力:加藤隆雄、山村綱廣、愛知県鳳来町、東京都北区弓道連盟、正宗工芸
音楽制作:会社 ワンダーシティ、スタジオジブリ
音楽制作:マネージメント 山下幸郎
音楽制作:A&R 滝川透、稲城和実
エンジニア レコーディング:大川正義、森本信、浜田純伸
エンジニア マスタリング:加藤正昭
エンジニア アシスタント:石原裕也、古川健司
CD制作 会社:徳間ジャパンコミュニケーションズ
CD制作A&R:岡田知子
CD制作 協力会社:ヤマハ
CD制作 フォトグラファー:落合淳一、浦谷年良
録音スタジオ 音楽収録:ワンダーステーション、アバコクリエイティブスタジオ
録音スタジオ 台詞収録:MITスタジオ(池場達也、西島理恵、八十嶋裕樹)、アバコクリエイティブスタジオ(金井光晴、廣岡信貴)
録音所:東京テレビセンター
タイトル:真野薫、吉田由香里
リスマーク:CNT508
編集:瀬山武司
編集助手:水田経子、内田恵、田村眞子
編集所:瀬山編集室
監督助手:伊藤裕之
演出助手:有富興二、石曽根正勝
制作担当:川端俊之
制作デスク:田中千義、西桐共昭
制作進行:大塚浩二、居村健治、鈴木健一郎
制作業務:野中晋輔、望月雄一郎
キャラクター商品開発:今井知巳、浅野宏一
インターネット:石光紀子
プロデューサー補:米沢敬博
出版担当:田居因
予告編制作:ガル・エンタープライズ、板垣恵一、花本浩子
海外プロモート担当:スティーブン・アルパート、森吉浩予、濱田啓路
現像 会社:IMAGICA
現像 タイミング:平林弘明
現像 オプチカル:関口正晴
現像 デジタルフィルムI/O:辻英男
DOLBY:技術協力 森幹生(コンチネンタル ファーイースト)
DOLBY光学録音:上田太士
DOLBYデジタル光学録音:西尾昇
アニメーション制作:スタジオジブリ
プロデューサー:鈴木敏夫
原作・脚本・監督:宮崎駿

公開日:1997年7月12日
上映時間:133分

キャッチコピー「生きろ」

『もののけ姫』が、現在配信視聴できる先はありません。映画「もののけ姫」は、TSUTAYA DISCASのみで無料レンタルをすることが可能と思います。

【二度と戻らない133分】
冒頭でお話したとおり、本作は友人にせがまれるように観に行ったことが、作品そのものより一緒に映画鑑賞に行けたことが思い出となっています。もののけ姫という言葉を聞くだけでなぜか突き動かされます。思い出話など苦手の方にはすみません。


私は、35歳の時に転職しました。その転職先で知り合ったのが、Mさん。仕事上は2つ上の先輩。歳は私より一つ年下である。彼女は転職してきた私を気遣ってか、仕事のことでもなぜか、よく気をまわしてくれていました。多忙な業務の新婚の私は、終電に間に合わない日が多いくらいでした。Mさんは、仕事はできるのだが、なんせ気も強く、男性からはどちらかというと苦手にされていました。女性からは100%姉御肌タイプの女性でした。今思い出しても、言葉では表現しつくすことができないほどの雰囲気のある女性でした。

だが、彼女に突如、病の影がつきまといはじめる。
「最近、きついと・・」「あたしゃ、永くないよ・・」口癖のようになってきた。
ある日私に、「一緒に検査結果聞きに行ってくれんかな?」 

実は彼女、幼い頃、母親を亡くし父親とも別れてしまい、私にとっては考えらえないほどの生き方をしてきていたのです。

「いいけど・・・」

病院では、医師からどうしようのない厳しい告知がされました。気の強かった彼女もただ、その時の重い雰囲気に従うように闘病生活に入っていってしまった。私の左手は、あの時、彼女のふるえる右手に握りしめられていたこと、今も覚えています。

それから、転院や入退院も何度も繰り返した。薬の副作用などで苦しがる姿も何度もみてきました。そのたび、看護師さんたちから、「とにかく側についていてあげてください・・・」何度いわれたかわからない。

私も時間があるたびに病院に、見舞いも行っていました。気が強いだけに心配になってしまった。というより、彼女の病との闘いの場から逃げれなくなってしまったといいった方が、正直な言い方かもしれません。

命の重さとでもいうのだろうか。苦しむ彼女の姿をみることが怖くなってしまった、でも何故か逃げれないのだ・・

『もののけ姫』が公開になる1か月くらい前に彼女は、とうとうホスピスに入院することになってしまった。

会いにいくと「ねえ、人間死んだらどうなるっちゃろうね?」とか「死んだらどこに行くとかいな?」

と返事に困るような質問が多くなっていった。ベッドをみるとやたらに宗教の本が多くなっている気がした。仏教、キリスト教関係などなんでもありだ。

私は、彼女によくアニメの雑誌を見せていました。

ある日、「この、『もののけ姫』という映画見たいっちゃけど、あんたと行きたいと。行けるかな?」

「いいよ。アニメ映画だけどよかと?」

「劇場でアニメ映画なんて見たことないし」

病院から今の状態で数時間くらいならと外出許可が、もらえたのである。

「あたしはいいけど、あんた大丈夫?奥さん?」

「大丈夫。家に遊びに来るおまえが何いいよっと(笑)」

彼女は脚力もけっこう落ちてはいたが、私と『もののけ姫』見ようと頑張っていました。

『もののけ姫を』観に行った日。私は「大丈夫か?」の言葉が多かったことは覚えている。

観客も皆さん、スクリーンに集中している。

お互い何も言わず、劇中ずっと観ていても、彼女が気になってしまった・・・

ラストのアシタカがサンに想いを告げ、断られるシーンがある。アシタカが、「それでもいい、サンは森で、私はタタラ場で暮らそう、一緒に生きよう」その言葉、何故かよく覚えている。

ふと、彼女を観ると・・・泣いていた。彼女が、あいつの泣く姿を初めて見た。私はスクリーンが揺れて霞んで、何もみえなくなってしまっていた。

『もののけ姫』を見終わり、彼女をホスピスまで送っていきました。面会終わって帰りがけのこと。

「今日、ありがとう。あたし、もう少しだけ、頑張ってみるよ。」

「それでいいとよ。とにかく、ちょっぴりでも頑張る姿が見れればそれで俺はよかと~(〃▽〃)

それから、できる限り毎日のように彼女に顔を見せに行きました。時には妻も一緒に行ってくれました。

呼び出された最後の日、やっぱり、あなた、きてくれたんだね。ありがとう、ありがとう・・・

あの時の彼女の瞳が、還暦越えたジジイになっても忘れられない。何かと大変だったあの頃、励ましてくれていたことずっと忘れていない。今でも感謝の思いが絶えない・・・

彼女は、『もののけ姫』が公開された翌年の夏、旅立っていきました。38歳の若さで・・・

私の生涯で彼女との4年弱の時間の中で記念写真などは、一枚もありません。今、思い返せば、あの頃は時がゆるやかに止まっていたような感覚を思い返す時があります。

ただ一度、一緒に何も言わず『もののけ姫』を観た133分は、今も心の中にずっと残っている。彼女は今でも大切な友達である。今でも彼女と出逢えたこと誇りにさえ思っています。

心の中で、「ちょっとなんしよ~と!」と檄を飛ばしてくれている、その声が未だ響いている。

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