🔶今日のアニメの徒然小道では『BEM』(ベム)です(2019年制作)。完全な新作アニメーションとして、2019年7月から10月までテレビ東京ほかにて放送されました。ランドック・スタジオにとって、自社単独ではじめての30分枠作品の元請制作になります。
第4話は8月5日(4日深夜)より順次放送予定だったが、7月18日に発生した京都アニメーション放火殺人事件を受け、2週間延期されました。地上波同系列局では該当週に第2話・第3話が再放送されています。
なお、2020年10月2日より、アニメ版の2年後を描く『劇場版 BEM 〜BECOME HUMAN〜』が公開されています。
【BEM(2019版)・感想】
原作(1968年版)の無国籍の作風をベースに、キャラクター造形や性格の方向性を放送時点での現代調にアレンジされていて、また本作での三人の『人間形態』に対してその大元となった人間が存在しており、原作にリアリティーに表現されているところが良いです。リメイク作の中でも秀逸の作品の一つと思います。
巨大な港町「リブラシティ」が舞台で、一見普通の街ではあるがその裏で超常的なものたちや、暗躍する中枢的な組織が動いている。ベム・ベラ・ベロはそれぞれの区域で活動していますが、定期的に連絡橋に集まります。原作でもよく橋が出てくるシーンがあり、原作を彷彿させてくれて幼い頃からみている私にとっては嬉しく感じます。
本作での「妖怪人間」は、ベムたち三人だけでなく「人体実験や事故などによって特殊な能力を得たり、体質が変化した人間」の通称として用いられています。その中でも殺人などの犯罪を行う者は「ヴィラン」と呼ばれています。
原作では、ベムは笑わない雰囲気に加えてクールさがプラスされている雰囲気がいいです。
長い年月が経過してある意味、新アニメとしてリメイクされ、大変見どころの多い作品。
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【BEM・製作スタッフ】
- 原作:ADKエモーションズ
- 企画・制作:NAS
- プロジェクト協力: 博史池畠、Production I.G
- 監督:小高義規
- シリーズ構成:冨岡淳広
- キャラクター原案:村田蓮爾
- キャラクターデザイン:砂川正和
- 妖怪形態デザイン:松本秀幸
- 美術監督:明石聖子
- 色彩設計:佐々木雅人
- 撮影監督:林コージロー
- 3DCGディレクター:磯部兼士
- 設定英訳協力:ダイアナ・ガーネット、うのちひろ
- 編集:丹彩子
- 音響監督:亀山俊樹
- 音楽:SOIL&"PIMP"SESSIONS、未知瑠
- 音楽プロデューサー :福田正夫、佐藤正和
- 音楽制作:フライングドッグ
- アニメーションプロデューサー:渡邉健二、坂上貴彦
- プロデューサー:矢島佳奈、土方真、木下哲哉、伊藤将生、小澤文啓
- アニメーション制作:ランドック・スタジオ
- 製作:BEM製作委員会
- 放送期間:2019年7月~10月 全12話
- 放送局:テレビ東京他
【BEM・主題歌 】
👆坂本真綾 - 宇宙の記憶(Short Ver.)_TVアニメ『BEM』オープニングテーマ
♬オープニングテーマ「宇宙の記憶」
作詞・作曲・編曲 - 椎名林檎 / 演奏 - SOIL&"PIMP"SESSIONS / 歌 - 坂本真綾
👆JUNNA 「イルイミ」 Music Video (Full ver.) (TVアニメ「BEM」エンディングテーマ)
♬エンディングテーマ「イルイミ」
作詞・作曲・編曲 - 降谷建志 / 歌 - JUNNA
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