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🔶本日ののぶちゃん映画録は、永遠の妖精オードリーヘップバーンの最終稿として、最後に出演した映画1989年公開の『オールウェイズ』です。本作は、1943年のアメリカ映画『A Guy Named Joe』のリメイク作です。スティーヴン・スピルバーグ監督、リチャード・ドレイファス主演。また、オードリー・ヘプバーンが最後に出演した映画でもある。
(本作『オールウェイズ』のキャッチコピー)
いつまでも–あなたの心に。スピルバーグ監督が 10年もの間、暖めてきた 愛の名作が ついに誕生しました。
【オールウェイズ・主な登場人物:ストーリー】
コロラド州の空中消火隊員のピートは、飛行機の操縦は上手なのだが、いつも無茶な飛行で周囲をはらはらさせてばかりいます。ピートには恋人ドリンダ(ホリー・ハンター)の願いを聞き入れパイロットを引退し、訓練学校の講師になることを承諾した直後、非番の日に起きた山火事の消火活動に出動した際、飛行機にトラブルが起こった同僚のアル(ジョングッドマン)を助けようとします。アルが操縦する飛行機のエンジン消化はできたが、自分の機のエンジンが火災、瞬時に爆死してしまいます。
天国に召された彼は、天使ハップ(オードリー・ヘプバーン)に若いパイロットの守護霊となることを依頼され、再びこの世に送還される。しかし、周りの人間にはピートの姿も声も見えないし聞こえないのです。ところが、ピートはテッドがかつての恋人で航空管制官のドリンダに恋していることを知るようになり、霊になっても苦悩するのです・・・
【オールウェイズ:製作スタッフ、公開データ】
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジェリー・ベルソン
製作:スティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
出演者:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ミカエル・サロモン
編集:マイケル・カーン
製作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ、ユナイテッド・アーティスツ、アンブリン・エンターテインメント
配給 :(米)ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 :(米)1989年12月22日、(日本)1990年4月6日
上映時間:123分
製作国:アメリカ
【オールウェイズ・主な登場人物:キャスト】
ピート・サンディッチ:リチャード・ドレイファス
ドリンダ・ダーストン:ホリー・ハンター
アル・ヤッキー:ジョン・グッドマン
テッド・ベイカー:ブラッド・ジョンソン
ハップ:オードリー・ヘプバーン
デイヴ:ロバーツ・ブロッサム
パワーハウス:キース・デイヴィッド
ネイルズ:エド・ヴァン・ナイズ
レイチェル:マーグ・ヘルゲンバーガー
ドン(消火隊長):デイル・ダイ
アレックス:ブライアン・ヘイリー
チャーリー:ジェームズ・ラシュリー
グレイ:マイケル・スティーヴ・ジョーンズ
【オールウェイズ・オードリーヘップバーンに関するエピソード】
●本作の元になった『ジョーと呼ばれた男(A Guy Named Joe)』の脚本は、ダルトン・トランボで、彼は『ローマの休日』の脚本家でもあったので、オードリー・ヘプバーンのアメリカにおけるキャリアの最初と最後が彼によって用意されたことになります。
●若き日のスティーヴン・スピルバーグは『ジョーと呼ばれた男』を感性や相性のリトマス試験紙として使っていました。女の子との初デートで『ジョーと呼ばれた男』か、ヘプバーンの『いつも2人で』を観て、女の子が気に入ればまたデートに誘い、つまらなかったと言えば、2度と誘わなかったと言われています。
●オードリー・ヘプバーンは「特別出演」という形でクレジットされている。
ヘプバーンの次男ルカは、ヘプバーンの伝記で、ローマの映画館でスティーヴン・スピルバーグが監督した『E.T.』を見た時にヘプバーンが感動して、「ルカ、この人は天才よ。」と言ったと回想しています。その数年後にスティーヴン・スピルバーグ本人から『オールウェイズ』の出演依頼を受け取った時、ルカがどんな役か尋ねると、「そんなのどうでもいいわ!彼が本当に私に出演してほしいと望んでいるのがわかる?」ととても興奮していたと言われてます。
●スティーヴン・スピルバーグは、ティーン・エージャーの頃、両親に無理矢理連れて行かれて『パリの恋人』をドライブインで見ました。そしてヘプバーンを見た途端、スピルバーグはすっかり魅了されたといわれています。スピルバーグは『オールウェイズ』撮影後、人生最大の喜びの一つはオードリーと一緒に仕事をしたことだと語っています。
(引用図書)
● ジェリー・バーミリー 『スクリーンの妖精 オードリー・ヘップバーン』株式会社シンコー・ミュージック、1997年6月13日初版発行、218-219頁。
●鬼塚大輔 『午前十時の映画祭12 プログラム』キネマ旬報社、2022年10月1日、12頁。
●ルカ・ドッティ 『オードリー at Home』株式会社フォーイン スクリーンプレイ事業部、2016年6月1日初版発行、12頁。
●パメラ・クラーク・キオ 『オードリー・スタイル』講談社、2022年10月2日、閲覧。
●バリー・パリス 『オードリー・ヘップバーン 下巻』集英社、1998年5月4日初版発行、2022年10月2日、閲覧248頁。
【オールウェイズ・感想】
本作では、冒頭の飛行シーンや、実際に再現したという山火事やその消火作業の臨場感、更には細かなウィット等、流石がスピルバーグ流と思える要素の多い作品です。主演のリチャード・ドレイファス、アル役のジョン・グッドマンの好演も素晴らしいと思います。
本作から伝わってくるもの。それは、愛し愛された記憶は、君を幸せにする…この言葉に尽きるかと思うのです。
ビート(リチャード・ドレイファス)が消火作業に出る前、エンジン、プロペラ音でかき消された言葉「愛してる・・」
生前、言葉に出来ていなかった「愛している」を、ラストシーンで恋人にささやくビートの姿・・彼女には見えないけれど、魂で触れ合って踊った二人のワルツは尊く、美しく、切なさが極まるシーンでした。
前に踏み出せないでいる愛する人の幸せを願い、最後には自分への忘却を望んだわけですが、おそらく、彼女の心には彼との愛の歓びの記憶がずっと消えることなく、残っていると思います。
そして、天使ハップ役のオードリーヘップバーン。おそらく60歳のころの最後の出演だと思いますが、ほんとに不思議な魅力のある女優さんだと思います。喋らなくてもそっと微笑むだけで伝わってくる言葉にできない魅力というものを年輪を重ね、感じます。天使役がとても良く合っていました。シンプルな白いシャツとパンツスタイルも素敵ですし、凜とした美しさは若い頃と変わりません。
そんな天使が語る「自由は人に与える事で初めて手に入れる事が出来る」という言葉が印象的です。愛する人を残し、突然世を去る事となった男。彼女への想いが忘れられず、苦しむ彼に天使が語りかけた言葉です。
互いを想い合う気持ちや過去の思い出は、いつまでも美しく大切なものです。しかし、前に進むためにはそれらを断ち切らねばならない時もある。切ないですが、新たな世代に生きる喜びを伝えようとする彼らの魂は、私達に優しく寄り添ってくれているのだと思うと温かい気持ちになれます。
本作をご覧になられたことのない方、是非、ご覧になっていただきたいと思います。
【私の中のオードリー語録】
①仕事を心から愛しただけ
「いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。 仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ」
引用元 | オードリー・ヘップバーン
生きていく上で心がけたい、オードリー・ヘップバーンの名言。15年間にわたるオードリーのキャリアは、誰もが輝かしいと納得できるものばかりです。輝けるキャリアは、天賦の才能によるものと考えられがちですが、オードリー・ヘップバーン自身は否定しています。仕事を心から愛して、最善を尽くすこと。大女優になったのも、そんな生き方ができたからと言います。
②自分と率直に向かい合う
「一個の道具のように自分を分析しなさい。 自分自身に対して100パーセント率直でなければなりません。 欠点を隠そうとせずに、正面から向かい合うのです」
引用元 | オードリー・ヘップバーン
生き方に関する名言として、覚えておきたい一言。迷ったときには、自分と率直に向かい合うことが大事ですが、客観的になれるのかは難しいところです。後悔しない生き方を選ぶには、自己分析はしっかりと。名言を心の片隅に留めておくだけでも、見えてくるものが増えることでしょう。
③美しくあるために美しい言葉を
「美しい瞳であるためには、他人の良いところを探しましょう。美しい唇であるためには、美しい言葉を使いましょう。」
引用元 | オードリー・ヘップバーン
名言の中には、美しい生き方について教えてくれる一言もあります。オードリー・ヘップバーンは、晩年はユニセフ親善大使として、厳しい環境を生きる子供たちに手を差し伸べ続けました。
どんなときでも微笑みながら、美しい瞳と唇を維持したのですね。他人の良いところは探している?美しい言葉を選んでいる?日頃の言動が問われる名言です。
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