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今日ののぶさんの懐かしい映画録では、1960年代に始まったアクション映画で大ヒットした007シリーズの中で、最も大ヒットした『007/ ゴールドフィンガー』の感想記事です。
【007/ ゴールドフィンガー・作品の概要】
『007/ゴールドフィンガー』(ゼロゼロセブン ゴールドフィンガー、原題: Goldfinger)は、1964年に公開されたアクションスパイ映画、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第3作目に当たります。
ショーン・コネリーが架空のMI6エージェント、ジェームズ・ボンドを演じています。原作は1959年に出版されたイアン・フレミングの同名小説です。また、ボンドガールのプッシー・ガロア役にオナー・ブラックマン、タイトルキャラクターのオーリック・ゴールドフィンガー役にゲルト・フレーベ、ボンドガールの象徴であるジル・マスターソン役にシャーリー・イートンが出演しています。アルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマンが製作し、ガイ・ハミルトンが監督した4本のボンド映画のうちの1本目の作品となります。
イギリスでは9月17日、アメリカは12月22日、日本は1965年4月1日に公開されました。モンティ・ノーマンによる優れたインスト曲「ジェームズ・ボンドのテーマ」と、ボンドの発砲から始まるオープニング。Qの研究室を訪れ、秘密兵器の説明を受ける、世界各地を飛び回るボンド、敵に雇われたセクシーな美女が途中で寝がえりボンドと恋仲になるなど、現在の007シリーズの基本形は、ルーツであるこの作品で確立されました。
【ゴールドフィンガー・考察、感想など】
まず一言。とにかく派手である。色々な派手な要素が詰まっている作品だからこそ、当時としては、超娯楽大作と呼ばれていました。ショーンコネリー演じるシリーズの中では、一番アクションが派手な作品といえます。ボンドカーで暴走するシーンをはじめ、車が爆発するシーンや銃撃戦と明らかにお金の賭け具合が違います。
それともう一つ、敵であるゴールドフィンガーが派手です。名前からして異常な派手さをだしているゴールドフィンガー。服装から秘密基地の道具などいろんなところで金を使っています。アクションも良かったのはもちろんのこと、強敵オッドジョブのキャラクター性がとてもよかったからです。終始飽きることなく楽しめる作品。
ジェームズボンドとゴールドフィンガーの駆け引きシーンがよいです。ジェームズボンドと金が大好きゴールドフィンガーとの駆け引き、やり取りはよい。見えない、静かな戦いの描写は、かなり007としては斬新と思います。オッドジョブの強敵感が良く出ていると思います。無口だけど、強敵のオッドジョブのキャラクターがよい。
そして、このシリーズにはボンドカー登場します。作数を追うごとにスケールと予算のかけているのがよくわかりますが、当時、このシリーズにどんなボンドカーが登場するのか?、大変な話題になっていました。
本作に登場するアストンマーティン、これがカッコいいです。
そしてボンドガール。今回はオナーブラックマンが演じています。このボンドガールのセクシーさがよい。セクシーな女性が登場し、男性なら皆、ジェームスボンドになりたいと思うような魅せ方をみせている。大抵のボンドガールはボンドが力づくで押し倒して、俺の女になれと言わんばかりに強引な雰囲気で。この持ち味は、ショーンコネリーのボンドがNo1だと思います。
こんな作り方していたら破産してしまうと言わんばかりの徹底ぶりが、007シリーズの作の中で本作が秀逸の作品。とは言っても時代の古さは感じます。
ショーンコネリー、どこか静かな頑固さを持ち合わせた大好きな俳優の一人です。ご存じの方も多いと思いますが、ショーンコネリーは、2000年にナイトの栄誉称号を受けています。(ナイト(英: Knight)は、主にヨーロッパのキリスト教国家において勲章の授与に伴い王室または教皇から授与される)そして、2020年10月31日90歳で亡くなられている。
【ゴールドフィンガー・製作スタッフ、公開データ】
原作:イアン・フレミング
監督:ガイ・ハミルトン
製作:アルバート・R・ブロッコリ、ハリー・サルツマン
脚本:リチャード・メイボーム、ポール・デーン
プロダクションデザイン:ケン・アダム
美術監督:ピーター・マートン
特殊効果:ジョン・ステアズ
撮影:テッド・ムーア
編集:ピーター・ハント
音楽:ジョン・バリー
メインタイトル・デザイン:ロバート・ブラウンジョン、モーリス・ビンダー
制作担当:L・C・ラドキン
製作:イーオン・プロダクションズ、ダンジャック、ユナイテッド・アーティスツ
(主な登場人物:キャスト)
ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
プッシー・ガロア(プッシー・ガロア空中サーカス団長):オナー・ブラックマン
オーリック・ゴールドフィンガー(オーリック社長):ゲルト・フレーベ
ジル・マスターソン(姉):シャーリー・イートン
ティリー・マスターソン(妹):タニア・マレット(英語版)
オッドジョブ:ハロルド坂田
キッシュ:マイケル・メリンジャー
リン:バート・クウォーク
ソーロー:マーティン・ベンソン
フェリックス・ライター:セク・リンダー(英語版)
M:バーナード・リー
Q:デスモンド・リュウェリン
マニーペニー:ロイス・マクスウェル
ミスター・ミッドナイト:ビル・ネイギー
シモンズ:オースティン・ウィリス
スタント:ボブ・シモンズ、アルフ・ジョイント
【ゴールドフィンガー・ストーリー】
メキシコで革命家ラミレスの工場を爆破した英国秘密情報部(MI6)のジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、その後女とシャワーを浴びようとするが、襲ってきたラミレスの手下をバスタブで感電させて返り討ちにする。
ボンドはマイアミへ飛び、CIAのフェリックス・ライター(セク・リンダー)と再会。ホテルのプールサイドで富豪のオーリック・ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)が行っていたカードゲーム(ジン・ラミー)のイカサマを妨害、イカサマの手伝いをしていたジル・マスターソン(シャーリー・イートン)と親密に。だが、ボンドはゴールドフィンガーの部下オッドジョブ(ハロルド坂田)に襲われ気絶、その間にジルは裏切りの報いで全身に金粉を塗られて窒息死。
その後、ロンドンに戻ったボンドはM(バーナード・リー)から、ゴールドフィンガーの金の密輸に関し調査するよう命令され、彼の経営するゴルフ場で旧ナチス時代のドイツの金塊(トプリッツ湖より回収した、その量実に5000ポンドにものぼる1940年エッセン製のもの)を餌に賭けゴルフをする。ボンドはラフに入ったゴールドフィンガーのボールを足で踏みつけ隠すと、手下の韓国人のオッドジョブが、用意された偽ボールでイカサマをしたので、ボールをすり替えてルール違反で負けさせる。
ボンドは、ゴールドフィンガーのロールス・ロイスにホーマー(発信器)をつけ、アストンマーチン・DB5で彼とロールスロイスが乗ったブリティシュ・ユナイテッド航空の「ATL-98カーベア」を追跡する。スイスのジュネーブ空港から国内をボンドカーで尾行中、フルカ峠で女性がゴールドフィンガーを狙った弾が当たりそうになり、ボンドは彼女のフォード・マスタングを追跡して、特殊装備でタイヤをパンクさせる。彼女はティリー・ソームズと偽名を名乗ったが、実はジルの妹ティリー・マスターソン(タニア・マレット)で、ゴールドフィンガーを姉の仇と狙っていた。
その夜、ボンドはオーリック社の工場に潜入、ゴールドフィンガーと彼の手下の中国人のリン(バート・クウォーク)との話を盗聴、ロールス・ロイスのボディを18金製に替えて密輸したことを知ったうえに、「グランド・スラム計画」なる言葉を聞く。一方、ティリーはゴールドフィンガーを再度狙撃しようとし、ボンドはそれを阻止するが二人は一味に発見される。ボンドはティリーを逃がそうとするが、彼女はオッドジョブに殺される。捕まったボンドは、一時は見張りのスキを突いて逃走を図るも、カーチェイスの末に再び捕まってしまいレーザー光線で殺されそうになるが、「グランド・スラム計画」を知っているとはったりをかます。
ボンドは女性パイロットのプッシー・ガロア(オナー・ブラックマン)が操縦する飛行機で、アメリカのケンタッキー州に連行される。途中、洗面所でマイ・リー乗務員の監視をすり抜け、ホーマーを装着。プッシー・ガロア空中サーカスがある飛行場に到着後、ゴールドフィンガーが競走馬を飼う牧場の地下に監禁されるが、牢獄を抜け、「グランド・スラム計画」の概要を盗み聞きする。
「グランド・スラム計画」というのはいったい・・・・
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(ゴールドフィンガーの興行成績、その受賞)
本作は300万ドルの予算に対し、1億2500万ドルもの興行収入を獲得、1964年の世界興行収入で1位の映画となっています。日本では1965年4月1日に、東京は日比谷映画劇場・丸の内東宝など東宝洋画系でロードショー公開されました。配給収入は7億632万円を記録し、日本映画も含めた興行成績で第1位となりました。また、本作は『アカデミー音響効果賞』を受賞し、『グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門』と英国アカデミー賞の『プロダクション・デザイン賞(英語版)(カラー部門)』にそれぞれノミネートされました。
英国映画協会が選出した『イギリス映画トップ100(英語版)』で70位に選ばれています。
👆007 : James Bond : Theme
「ジェームズ・ボンドのテーマ」
作曲 - モンティ・ノーマン / 編曲・演奏 - ジョン・バリー
👆007 ゴールドフィンガー オープニング ~ Opening theme in 007 Goldfinger ~
「ゴールドフィンガー」
作詞 - レスリー・ブリキュース、アンソニー・ニューリー / 作曲・指揮 - ジョン・バリー / 歌 ‐ シャーリー・バッシー / 楽曲プロデュース ‐ ジョージ・マーティン
シャーリー・バッシーの歌う同タイトル曲は英米でヒットとなり、一躍、シャーリー・バッシーの名を知らしめることになります。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位21位だったが、アメリカの「ビルボード」誌では、最高位第8位を記録している。さらに、同サウンドトラック・アルバムは、007シリーズ史上、唯一の全米第1位を獲得している。 また、ジョン・バリー・オーケストラによる同主題曲も「ビルボード」誌で「チャート入り」を果たし、最高位72位を記録しています。
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