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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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バイクに跨る爺です。映画、アニメは一晩中語れるほど大好き。人生のカラータイマーも点滅中(o|o)のお年頃。目指すのはシンプルな生き方。

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マックイーン&ホフマンの名演 1973年『パピヨン』👍

🎦いつもありがとうございます_(._.)_
前記事は、スティーブ・マックイーンの大脱走という集団の脱走映画でしたが、今回の映画録でご紹介するのは、『パピヨン』(Papillon)という、1973年のアメリカ合衆国の伝記犯罪映画作品です。前回の記事を書きながら、本作のシーンが思い出されてきました。私の好きな作品の一つです。👍
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監督はフランクリン・J・シャフナー、出演はスティーブ・マックイーンダスティン・ホフマンなど。胸に蝶の刺青をしていることで「パピヨン」と呼ばれる男が、1931年に無実を叫びながら終身刑となったものの、脱獄に成功し、後にベネズエラ市民権を取得したというアンリ・シャリエールの同名自伝小説(英語版)を映画化したものです。当時の公開コピーによると、小説は世界1,000万部のベストセラーを記録しています。製作のロベール・ドルフマン(英語版)と製作総指揮のテッド・リッチモンド(英語版)は、『レッド・サン』で、大スターの顔合わせを実現して話題となっており、つづいて本作でもマックイーンホフマンの2大スター共演を実現させた。ジェリー・ゴールドスミスの音楽は、1973年度のアカデミー作曲賞にノミネートされ、しばしば映画音楽の名曲の一つとしてコンサートなどで取り上げられてきました。
日本では、1974年3月に初公開され、1977年5月にリバイバル公開された。
なお、DVDは、1996年12月5日に発売され、2003年10月1日に「パピヨン 製作30周年記念 特別版」のDVDが発売されました。
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【パピヨン・あらすじ】
ケチな金庫破りで捕まった男。その男は胸に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン(蝶)」とあだ名されていた。パピヨンは、仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまいます。この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放された上に、南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった。パピヨンは脱獄を決意します。しかし、それには看守を買収した上、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。そこでパピヨンは同じ服役囚のドガという男に目を付ける。ドガは国債偽造で逮捕された男で、今もその腕が噂される偽札作りの天才だった。当初パピヨンはドガと取引することで逃亡費用を稼ごうとするが、やがて2人は奇妙な絆で結ばれてゆきます・・・
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【パピヨン・主な登場人物:キャスト】
パピヨン:スティーブ・マックイーン
ルイ・ドガ(英語版):ダスティン・ホフマン
酋長:ヴィクター・ジョリー(英語版)
ジュロ:ドン・ゴードン(英語版)
トゥーサン(英語版):アンソニー・ザーブ
アンドレ・マチュレット(英語版):ロバート・デマン(英語版)
クルジオ:ウッドロー・パーフリー(英語版)
ラリオット:ビル・マミー(英語版)
医師カタル:ジョージ・クールリス(英語版)
ゾライマ:ラトナ・アッサン
刑務所長バロット:ウィリアム・スミザーズ(英語版)
パスカル:ヴァル・エイヴリー
アントニオ:グレゴリー・シエラ
巡査部長:ヴィクター・テイバック(英語版)
守衛:マイルズ・ワトソン(英語版)
サンティーニ :ロン・ソブル
修道院長スペリオル:バーバラ・モリソン
蝶貿易商:ドン・ハンマー
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【パピヨン・製作スタッフ、公開データ】
監督:フランクリン・J・シャフナー
製作:ロベール・ドルフマン(英語版)、フランクリン・J・シャフナー
製作総指揮:テッド・リッチモンド(英語版)
原作:アンリ・シャリエール
脚本:ダルトン・トランボ、ロレンツォ・センプル・ジュニア
撮影:フレッド・J・コーネカンプ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
編集:ロバート・スウィンク(英語版)
美術:アンソニー・マスターズ
提供:アライド・アーティスト・ピクチャーズ・コーポレーション、コロナ=ジェネラル、ソーラープロダクションズ
配給:アメリカ アライド・アーティスツ・ピクチャーズ・コーポレーション、日本 東宝東和
公開:アメリカ 1973年12月16日 、日本1974年3月16日
上映時間:150分
製作国:アメリカ、 フランス
言語:英語
製作費:$13,500,000
興行収入:アメリカ $53,267,000
配給収入:13億円
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【パピヨン・感想など】
本作を当時、ご覧になられているかたなら、本作のスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの名演が思いだされる方も多いと思います。

抑圧し支配しようとする体制側に、無謀とも思えるような戦いを挑むという、いかにも70年代っぽい脱獄物の定番映画作品です。脚本家がハリウッド・テンの1人として知られるダルトン・トランボです。反体制映画と言ってもよいのではないかと思います。上映時間が150分という大作です

人々から見捨てられたハンセン病患者や、文明人からは野蛮なものとして見られていたであろう原住民の人々がパピヨンを助け、神に仕える教会の人間がパピヨンを裏切るという展開は、世間的に考えられている正しさや固定観念を揺さぶるような、考えさせられる部分が多いです。
とはいえ、本作のパピヨンのどんなに絶望的な状況でも、活路を見いだし果敢にチャレンジする彼の姿には胸を打ちます。何より、本作はスティーヴ・マックィーンの圧倒的な演技力、表情、顔面力の素晴らしさが伝わってきます。
2年間独房に打ち込まれ、精神崩壊の寸前まで行ってしまうパピヨン。仲間を売れば出してやる!と言われ、つい言ってしまいそうになるところをこらえる。
この直後の、ルイの手紙を食べるシーン。この場面のマックィーンの目力は凄いものがあります。狂気と正気の狭間を、一言のセリフもなく演じるマックィーンの姿には感動します。「キング・オブ・クール」と称された彼の凄まじいオーラを堪能するために、本作はあるといっても過言ではないと思います。

「お前の最大の罪は人生を無駄にしたことだ」という、夢の中で裁判官が彼に投げかけるセリフがあります…

この一言は、何故か今でも脳裏に焼き付いています・・・

5年間の独房暮らしを終えた後の、憔悴し切った演技もすごい。本当に歳をドッととったかのような演技力には感嘆します…そして、ダスティン・ホフマン演じるドガ。パピヨンの作中において終止にわたる激しい演技を、ホフマン演じるドガが、味のある演技で支えています。

ラストのパピヨンとドガの抱擁シーン。何ともいえない思いがこみ上げてきます。

人生って、自由って、信じるって、言葉にならない様々な思いが、この映画では伝わってきます。

ジェリーゴールドスミスの『パピヨン』のテーマ曲。この曲を聞いているだけで、この作品のあらゆるシーンが思い出されます。名曲です。

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👆「パピヨンのテーマ Theme from Papillon」ジェリー・ゴールドスミス、Jerry Goldsmith

パピヨンのラストシーン動画

★『パピヨン』(1973年)は、現在本作の配信先はありません。TSUTAYAレンタルで探すか、DVD、ブルーレイ購入で観賞するしかないようです。

ラミ・マレックが出演していた2017年公開のリメイク作の、配信先はあります。
👉2017年リメイク版『パピヨン』は、U-NEXTで視聴可能です。(132分。31日間無料トライアルあり)
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