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1973年テレビアニメ『バビル2世』

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🔶お立ち寄りいただき誠にありがとうございます。今日のアニメの徒然小道では、『バビル2世』の感想、考察記事を記したいと思います。『バビル2世』は、横山光輝さんの漫画および、それを原作としたアニメ作品の総称です。ここでは、原作漫画と1973年のTVシリーズについて触れたいと思います。

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【バビル2世・感想、考察など】
原作の横山光輝さんと言えば、原作漫画で『鉄人28号』や『三国志』など多数ありますが、中でも『バビル2世』は横山光輝さんご自身が一番好きな作品といえば、『バビル2世』と答えたというくらい面白い作品です。私自身も原作は読みましたが、古代伝説+SF要素を組み合わせたような壮大な作風で「バビル2世対ヨミ」というSF的なバトル様相の作風がありますが、勧善懲悪的に見えて完全にそうでもないとらえ方をしているSF作品です。何度も復活するヨミが面白い。読まれたことがない方には私のおすすめの作品の一つです。
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1973年のTVアニメ作品も原作若干設定の違いはあれ、内容的には復活したヨミと戦ったり原作の雰囲気は踏襲されていると思います。
また冒頭の水木一郎さんのOPアニソンも大変な人気でした。個人的な意見ですが、水木一郎さんの声質には一種のアニソンを歌うためのオーラがあると思っています。ゆえに当時の水木一郎さんの歌った歌は人気があり、ヒットしています。

今の若い方達からみれば、1970年代の漫画やアニメは古臭いと感じるでしょう。当然、私もそう感じます。しかし、当時は、漫画・アニメの世界はジャンル的なカテゴリー概念もなく製作する漫画家やクリエイター達もとにかく面白いものを創ろう!と少々のことはどうでもよいからと創作に、制作に没頭していた時代であったと思います。
観る私達も、粗削りであろうと面白ければそれでいいじゃないと。でも、ほんとに面白い作品しかのめり込まなかったのも事実です。5000年の時を越えた超能力者を待つなんてそんな発想、今までナイナイ!!
そんな壮大で超能力バトルをする漫画、アニメの元祖『バビル2世』私の大好きな作品に👍
また本作には1992年にOVA作、2001年のリメイク版があります。


【 バビル二世OP mov歌詞付 】

👉YouTube『バビル2世』(公式:東映アニメーションミュージアムチャンネル)

【バビル2世・原作漫画について】
『バビル2世』は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1971年7月5日号から1973年11月12日号まで連載されました。全121話であり、他に『別冊少年チャンピオン』1973年5月号掲載の読切1話がありました。
ちょっと今の時代からは想像できないかもしれませんが、本作『バビル2世』は、男の子だけでなく、女の子にも大変な人気のあった作品です。
あの頃、バビル2世って女子が回し読みするくらい人気がありました。
【バビル2世・ストーリー・設定】
はるか気の遠くなる太古の昔、地球に不時着して帰れなくなり住み着いた宇宙人・バビル。彼が残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを受け継いだ超能力者・浩一が、世界征服を企む悪の謎の超能力者・ヨミと戦う物語である。
(5000年前の出来事)
5000年前、宇宙人・バビルは宇宙船の故障により地球に不時着した。彼はその科学力と自らの超能力によって、時の権力者を動かして故郷に救助信号を送るために、巨大なバベルの塔を建設させる。しかし科学的知識に乏しい地球人は、一瞬のミスから完成直前の塔の大半を破壊してしまう。
故郷の星へ帰ることをあきらめ、地球人と結婚したバビルは、破壊されたバベルの塔を子孫に託そうとする。彼は宇宙船の機器をもとに、いつの日か生まれるであろう自分と同じ体質を持つ子孫を探し出す装置と三つのしもべを作り上げた。この遺産を受け継ぐ人間が自分の2世になるのである。バビルは自分と同じ超能力をもった子孫にそれを託すことができるのを幸せだと考えた。
(バベルの塔)
超高性能コンピュータが管理し、5000年間の地球上の様々な事象を記録している。塔の存在は人工砂嵐を起こして隠し、催眠ライト・レーザー砲・ミサイルなどで武装されている。また、侵入者に対しては、塔内に仕掛けた数々の罠で撃退する。そして破壊されても自動修復する機能を持ち、バビル2世に超能力者としての教育を施す装置や傷ついたバビル2世を癒す治療装置まで完備している。アニメ第1作のみ「バビルの塔」と呼ばれる。
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【バビル2世・主な登場人物:キャスト】
バビル2世・古見浩一:神谷明
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普通の両親のもとで、ごく普通の家庭に育った中学生の少年だったが、ある時から謎の塔の夢に苛まされるようになる。バベルの塔が発する電波を感じ取ることができ、塔のコンピュータによって正当な後継者である2世と認められた。
5000年前に地球にやってきた宇宙人・バビルの遠い子孫であり、バビルと同じ体質を持ち超人的な知力と体力、様々な超能力を発揮する。バベルの塔と三つのしもべを受け継ぐが、ヨミとは道を違える。世界の平和を乱すヨミと対決するために、その力を注いでいく。
本作(1作目)では、エネルギー衝撃波や電撃を駆使してヨミとその配下達と戦うアクションシーンが多い。また第8話からブルーの戦闘服を着用し、自らバビル2世号を操縦する描写になっている。
ヨミ:大塚周夫
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世界征服を企む悪の帝王。バビル2世と同じバビルの遠い子孫であり、バビル2世と同等の超能力を持つ。ヨミは人の心を読み取る能力を持っている。
強大なカリスマ性を備え、各地に秘密基地を建設して多くの部下を従える。部下の能力も科学者・技術者・超能力者などと様々な能力者がいる。各国の要人に改造人間を送り込み、国家をも操ることができる。三つのしもべに対抗するロボット兵器を作り出し、自身の持てる超能力を振り絞ってバビル2世に戦いを挑む。
一見して冷酷なように見えるが、部下想いの面もあり、バビル2世を倒すチャンスを犠牲にしても部下の救出を優先したり、有用な作戦提案を即採用する度量をしばしば見せる。その一方で、バビル2世を倒すチャンスのために部下を見殺しにする非情さも併せ持つ。
実はヨミは、バベルの後継者候補として塔に呼ばれたこともあったが、能力不適合だったため、その記憶を消されていた。
バビル2世との直接対決では何度も負けるが、倒されてもその度に復活を遂げる。さらに、第三部で宇宙ビールスに侵されて蘇ったことにより、特定の超能力ではバビル2世をも凌ぐ力を身に付けることになる
由美子
古見医院の一人娘で浩一の同級生。突如、行方不明になった浩一を心配する。ヨミの工作員に銃撃され傷を負い、血だらけで現れた浩一に驚き、父と共に介抱する。アニメ版(1作目)では浩一の従姉妹で(浩一の苗字も同じ古見になった)、浩一に想いを寄せているという設定のヒロインとなっている。
五十嵐
国家保安局局長。バビル2世からヨミの世界征服計画に関する報告書を渡されてヨミの陰謀を知る。以後バビル2世に協力するようになる。何か事件が起きた場合は、新聞に「書籍 バベルの塔 手に入れました」と暗号広告を打つことで連絡をつけている
(三つのしもべ)
初代バビルが残した遺産であり、2世を主とし、命令には絶対服従する。原作において、2世と同質のテレパシー能力を持つヨミの命令も受け付けてしまうという弱点がある。
ロデム
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不定形生命体。普段は黒ヒョウの形態を取る。どんな姿にも変身することができる。諜報活動、また側近としてバビル2世の保護を受け持つ。ロプロスやポセイドンと違って明確な意思を持ち、バビル2世とテレパシーで会話することが出来る。また、ヨミに心を読まれないようにシールドを張ることもできる。
不定形生物であるため、銃撃されてもダメージを負うことは無い。武装した人間や、並みの超能力者程度なら身体で包み込んで溶解してしまうこともできる。しかしバビル2世やヨミのエネルギー衝撃波に弱く、連続で浴びせられるとダメージを受けて活動不能に陥るので戦闘には不向き。
ロプロス
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巨大な怪鳥型ロボット。超音速で飛行。口からロケット弾と超音波を放つ。目にはカメラを装備しており、写真を撮影してそのデータを塔のコンピュータで分析することもできる。三つのしもべの中では最初に登場し、バビル2世を家から連れ出した。ヨミの作り出したV号との戦いで外装がはがれ、以降は機械状の表面がむき出しになる(アニメでは金色で描写)。主に戦闘やバビル2世を乗せての移動などに活躍する。
岩や爆弾の直撃程度ではビクともしない強固な装甲を持つが、原作第4部でバビル2世をかばい、水爆ミサイルの直撃を受け、完全に破壊された。
アニメ版(1作目)では最終回まで活躍、また、後半ではそのメカニックな外見にも関わらず、倒れたロデムの姿に悲しげに俯く描写などもあり、バビル2世の大事な仲間であることが強調されていた。
ポセイドン
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巨大な人型ロボット。攻撃力は三つのしもべ中最強で、大型船の船底を一撃で打ち抜くパンチとキック力を誇り、武装として指にレーザー砲、腹部に魚雷を装備している。また、ロプロスを上回る極めて硬い装甲を持ち、作中では破損したりダメージを受けた描写がない。海中を高速で移動し、海を拠点とするが、陸上でも活動できる。目のランプを点滅させて信号を送り、バビル2世と会話することが出来る。
(超能力)
バビル2世とヨミの用いた超能力を記載してみました。バビル2世はヨミと異なりエネルギー吸収能力も持っている。
超体力・超感覚
人間の潜在能力を引き出せるので、常人の何十倍もの筋力で超スピードの運動能力やジャンプ力・怪力を発揮する。視力・聴力も非常に鋭敏で事前に本能的に危機を察知するなどの超感覚もある。
超再生能力
瀕死の重傷を負っても短期間で回復できる。また、自身の血を怪我人に輸血することにより、輸血された相手を短期間で回復させることができる。ただし、体内に猛毒・ビールスを侵入させられるなど、単純な負傷だけでない外的要因が絡み合った場合は、この能力をもってしても完全に回復することはできない。
これにより常人とは比べ物にならないほどの期間餓えや渇き、睡眠を取らない長期活動に耐えることができるが、流石に長期間何も口にできなかったり休養を取れなかったりすると体力は低下していき、最終的には死に至る。原作ではヨミが一週間飲まず食わずで砂漠を彷徨った描写があるが、部下に回収された後、しばし静養せざるを得なかった。
フライング能力
どんな高い所からも回転しながら猫のように受身をとって着地する。
テレパシー
他人の心の中を読んだり、遠隔地にいる相手に自分の意思を伝えたりする。また他の超能力者から読まれないように自分の心にバリアーを張ることもできる。
催眠術
特殊な眼光で一瞬にして相手を催眠状態にして意のままに操る。
天候操作
能力の増したヨミが、バビル2世に基地を悟られないために使用。一帯を黒雲で覆い、風を吹かせて強烈な大きさの雹を降らせた。
幻覚術
能力の増したヨミが、バビル2世に基地を悟られないために使用。バビル2世をも「基地が爆弾で吹っ飛び、跡形もなくなった」と誤認させるほどの幻覚を見せた。
ただし、あくまで「人間の知覚に訴える」ものであるため、映像記録や写真を撮られて確認されるとすぐにわかってしまうのが欠点。
変身能力
顔の筋肉を変化させて他人の顔になる。全身の筋肉も同様に変化させ、別人になりすますことができる。
しかし、骨格までは変化させることができないのが弱点。
パイロキネシス
全身から高温の炎を吹き出し、体当たりする。並みの能力者では抗うことはできず、一瞬にして火だるまと化してしまう。
テレキネシス
念力で周囲の物体を自由に動かすことができる。戦闘においては岩石や建築物を破壊したり、大量の石のつぶてを相手にぶつけたりする。基本的にはより重く大きなものを動かそうとすると、消費が激しい。大型爆撃機が墜落した際には、さすがのバビル2世も「無理だ、ぼくにはあんな大きいものを(テレキネシスで)動かす力はない」と諦めざるを得なかった。
エネルギー衝撃波
腕から衝撃波を放って相手の内臓をズタズタにしてしまう。相手と接触しなければ効果がないので、格闘時に使われる。凄まじい威力を持ち、特性上後述の「ビールス生物」にも有効な攻撃手段なのだが、超能力の中でも特に大量のエネルギーを消費するため消耗が速く、使い過ぎるとたちまち力を失い、最後には老化現象を起こす。エンディングテーマ「正義の超能力少年」の歌詞では“電撃”と表現されている。
エネルギー吸収能力
エネルギー衝撃波を吸収して体力を回復できる。ただし吸収できるかどうかは相手のエネルギー衝撃波の強さにもより、あまりに強い場合はダメージを負ってしまう。
ヨミはこの能力を持たなかったため、バベルの塔から後継者とみなされなかった。
(超能力のデメリット)
バビル2世やヨミの超能力は強力だが、決して無限ではない。使うほど威力は増していくが、同時に激しい疲労を起こすようになる。挙句の果てには老化現象をおこす。バビル2世は超能力を使った後の激しい疲労について塔のコンピュータに理由を訊ねるが、制限が掛けられているらしくコンピュータは答えない。彼は第3部最後の戦いで超能力を使い果たしたヨミの姿を見て、ようやくその答えを知ることになる。
宇宙ビールス
第3部に登場。アメリカの宇宙衛星にくっついて地球に飛来したミクロの知的生命体(ウイルス)。生物に寄生して成長し、最後にはその生物を支配する。ウイルスに侵された生体が近くを走り抜けただけで空気感染するほど感染力は強く、繁殖力も非常に高い。
このビールスは過去の地球でも猛威をふるったことがあり、死者の復活やドラキュラ・狼男など多くの魔人伝説を生んだ。かつて宇宙人・バビルも宇宙旅行中にこのビールスと出会っており、バベルの塔のコンピュータにその時の記録が残っていた。ビールスに感染した人間は皆血を吐いて倒れ絶命するが、その中でビールスに耐えられる体力と相性の良さを持った者は「ビールス人間」として復活する(通常の人間だと、復活できるのは30%前後の確率)。 感染後は超人的な体力・知力や、銃で撃たれた程度ではみるみるうちに傷口が塞がる異常なほどの再生能力の他に、テレキネシスや火炎放射といった超能力を発揮し、数人で手をつなげばつなぐほど超能力が増していく。
また、他の動物に感染して復活する場合もあり、作中では「ビールス犬」「ビールス牛」も登場している。犬や牛などに感染した場合は手を繋ぐ必要はなく、一斉に集中することで超能力を増していた。
死亡したヨミを復活させ、その超能力を数倍に増す。ヨミはビールスと特に相性が良かったらしく、「ビールスの力は得るが、支配に対しては抵抗し自我を保つ」「自ら作り出したビールス人間を統率し、手足のように命令を下す」という、ある意味理想の状態を作り出していた。このような共存を成功させたのは、作中ではヨミだけである。反対にバビル二世は同じ超能力者でも相性が悪く、一般人と比べればはるかに発症が遅かったものの、感染した時は他と同じように血を吐いて倒れ、意識を失い危篤状態となった。それを見たバベルの塔が即座に治療装置にかけたために一命は取り留めた。
しかし、ニンニクのエキスに非常に弱いという欠点があり、そのためニンニクが群生している地球では、過去でも繁殖を阻まれていた。一度でもこのエキスを注入された者は抗体ができるらしく、以降は二度と感染することがなくなる。ビールス生物がエキスを注入されると、たちまち死滅して元通りの死体に戻るか、死体も崩れて跡形もなく消滅してしまう。
【バビル2世(1973年)・製作スタッフ、放送データ】
原作:横山光輝
企画:斉藤侑(第1-5話)、高見義雄(第6-39話)
キャラ設計:荒木伸吾
背景:サン・アートスタジオ、スタジオコスモス、アトリエローク
撮影:高橋宏固、菅谷正昭、細田民男、酒井寿一、武井利晴、森口洋輔、相磯嘉雄、菅谷英夫、佐藤隆郎、寺尾美代子
録音ディレクター:小松亘弘
録音:二宮健治
編集:花房三郎、古村均、鳥羽亮一
音楽:菊池俊輔
選曲:宮下滋
制作担当:江藤昌治、三沢徹夫
プロデューサー:宮崎慎一、小沢英輔
制作:東映、NET
放送期間:1973年1月1日~1973年9月24日 全39話
放送局:NET他
♬主題歌
オープニングテーマ - 「バビル2世」
作詞 - 東映二 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
エンディングテーマ - 「正義の超能力少年」
作詞・作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎

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のぶちゃん

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