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🎦今回の、のぶさんの映画録は、1967年公開、日本では翌1968年(昭和43年)に公開されたダスティンホフマンの『卒業』です。『卒業』(そつぎょう、The Graduate)は、1967年のアメリカ合衆国の青春恋愛映画です。監督はマイク・ニコルズ、出演はダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロスなど。原作はチャールズ・ウェッブ(英語版)による同名小説(英語版)です。アメリカン・ニューシネマを代表する作品の一つとされています。
※日本語タイトルを考案したのはユナイト映画に在籍した水野晴郎さんです。
※フジテレビトリビア普及委員会 『トリビアの泉〜へぇの本〜 1』講談社。
【卒業・感想、考察など】
テーマ曲の、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」。そして、「花嫁を結婚式の最中に、花婿から奪うシーン」というこのシーンが、有名になった作品です。この作品の内容に関しては、どんな方でも若い頃に観るのと歳とってきたころに観るのでは、色々感じ方が違うと思います。
多くの方は若い頃は、「馬鹿やってたなあ」とか「何で、私ってあの頃?とか」なんとなく色々青春のころの倦怠感とか思い出す時があると思います。若さゆえのお馬鹿さんぶりを本作が、映画デビューとなるダスティン・ホフマンがよく演じていると思います。ラストの彼女の名を叫びながら、式場の窓をバンバンバン・・・叩くシーンなどダスティン・ホフマンのファンの方でであれば彼のデビュー作を知る上でお勧めです。ダスティン・ホフマン氏って完璧主義者なのかな?なんて思ってしまった作品。
それにしても、「サウンド・オブ・サイレンス」。このテーマ曲は、いつ聞いてもいい曲だ。この曲が本作を支えているのだと思います。
【卒業・ストーリー】
大学陸上部のスターで新聞部長でもあったベンジャミン・ブラドック(ダスティン・ホフマン)は、卒業を機に西海岸のカリフォルニア州南部のパサデナへ帰郷する。友人親戚一同が集った卒業記念パーティーで、将来を嘱望される若者に人々は陽気に話しかける。そのパーティーで、父親(ウィリアム・ダニエルズ)の職業上のパートナーであるミスター・ロビンソンの妻のミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)と再会する。卒業記念のプレゼント、赤いアルファロメオ・スパイダー・デュエットでミセス・ロビンソンを送ったベンジャミンは、彼女から思わぬ誘惑を受けてしまう。
拒んだベンジャミンだったが、いま目標を失っている彼に示された道は他になかった。大学院への進学を期待されながらもどこに進学するか決めないでうつろな夏休みが始まり、夜ごとの逢瀬を続ける。それでもぬぐい去れない虚無感。心配した両親は、同時期に北部のバークレーの大学から帰郷した幼なじみのエレーン・ロビンソン(キャサリン・ロス)をデートに誘えという。一度きりのデートでわざと嫌われるようにし向けるはずが、ベンジャミンはエレーンの一途さに心魅かれ、二度目のデートを約束してしまう。
二度目のデートの当日、約束の場所に来たのはミセス・ロビンソンだった。彼女はベンジャミンにエレーンと別れるように迫り、別れないならベンジャミンとの関係を娘に暴露すると脅す。あせるベンジャミンは、エレーンに自ら以前不倫の相手は、他ならぬあなたの母親だと告白する。ショックを受けたエレーンは、ベンジャミンを追い出す。
エレーンを忘れられないベンジャミンは、彼女の大学に押しかけ、大学近くにアパートを借り、エレーンを追いかける。結婚しようという彼の言葉を受け入れかけたある日、しかし、彼女は退学していた。そしてベンジャミンはエレーンが医学部卒業の男と結婚することを知る。
どうにか彼女の結婚が執り行われているサンタバーバラにある教会を聞きだして、そこまで駆けつけたベンジャミンは、エレーンと新郎が今まさに誓いの口づけをした場面で叫ぶ。「エレーン、エレーン!」。ベンジャミンへの愛に気づくエレーンはそれに答える。「ベン!」。
ベンジャミンを阻止しようとするミスター・ロビンソン。悪態をつくミセス・ロビンソン。二人は手に手を取って教会を飛び出し、バスに飛び乗る。バスの席に座ると、二人の喜びはやがて未来への不安に変わっていく。
「サウンド・オブ・サイレンス」が流れる・・・
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【卒業・主な登場人物:キャスト】
ベンジャミン・ブラドック:ダスティン・ホフマン
ミセス・ロビンソン:アン・バンクロフト
エレーン:キャサリン・ロス
ミスター・ロビンソン:マーレイ・ハミルトン
ミスター・ブラドック:ウィリアム・ダニエルズ
ミセス・ブラドック:エリザベス・ウィルソン
カール:ブライアン・エイヴリー
フロント係:バック・ヘンリー
ミスター・マクガイア:ウォルター・ブルック
ミスター・マックリーリー:ノーマン・フェル
下宿屋の住人:リチャード・ドレイファス
【卒業・製作スタッフ、公開データ】
監督:マイク・ニコルズ
脚本:バック・ヘンリー、カルダー・ウィリンガム(英語版)
原作:チャールズ・ウェッブ(英語版)、『卒業(英語版)』
製作:ローレンス・ターマン(英語版)
製作総指揮:ジョーゼフ・E・レヴィーン
出演者:ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス
音楽:ポール・サイモン(挿入歌)、デイヴ・グルーシン(劇伴)
主題歌:サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」
撮影:ロバート・サーティース
編集:サム・オスティーン
製作会社:ローレンス・ターマン・プロダクションズ
配給:アメリカ合衆国 Embassy Pictures、日本、 UA
公開:アメリカ合衆国 1967年12月21日、日本 1968年6月8日
上映時間:105分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
製作費:$3,000,000
興行収入:世界 $105,015,008
配給収入:日本 3億443万円
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