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1973年アニメラマ『哀しみのベラドンナ』

🔶今日のアニメの徒然小道では、古い作品ですが1973年に虫プロダクションが製作した『哀しみのベラドンナ』(かなしみのベラドンナ)というアニメラマ作品の紹介です。
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哀しみのベラドンナ』(かなしみのベラドンナ)は、1973年に虫プロダクションが制作した劇場用アニメーション映画となります。アニメラマというのは、アニメとドラマを引っかけた造語です。
【哀しみのベラドンナ・概要】
『千夜一夜物語』『クレオパトラ』と続いた虫プロダクション制作の劇場用大人向けアニメシリーズ「アニメラマ」の成功を受けて制作された劇場用映画である。
1971年、アニメラマ2部作の配給元である日本ヘラルド映画は前年公開の『クレオパトラ』以降も大人向けアニメの配給を毎年行う予定でいた。しかし、経営が迷走していた虫プロにアニメ映画を例年通り依頼することは難しいと分かり、代替企画として東京テレビ動画から売り込みがあった谷岡ヤスジ原作の劇場用アダルトアニメ『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』の企画・配給を行いました。しかし、前2作以上に大衆娯楽路線に徹した同作の興行は大赤字を出して終わってしまう。その後、日本ヘラルド映画は、翌1972年公開に向けて再度虫プロに大人向け劇場アニメの製作を依頼する。
この時点で前2作で監督を務めた山本暎一はすでに虫プロを退社していたが、役員会は総監督を山本に依頼し、山本は独立先のプロダクションからの出向という形でそれを受諾していたようです。
本作は娯楽性が強かった先の2作(千夜一夜物語、クレオパトラ)とは一線を画し、「アニメロマネスク」なるキャッチフレーズのもと、文芸色を深めたストーリー、耽美的エロティシズムに満ちた作画が展開されている。直接的な性的描写が用いられた場面もいくつかあります。声優陣は中山を除いては、新劇の大物をキャスティングしています。
『千夜一夜物語』と『クレオパトラ』は、制作進行上の問題から、大量のアニメーターを動員せざるを得ず、絵柄の統一と作画クオリティの保持に難点があった。そこで本作では、長期間を費やして少人数で制作するスタイルが採られ、結果、当初の予定を約10ヵ月オーバーして完成したしばしば誤解されているが、手塚治虫は虫プロの社長をすでに退いていた時期であり、企画も含めて全くのノータッチである
👆ウィキペディアより引用抜粋
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(評価)
国内興行では赤字に終わり、虫プロの倒産を招いた。またベルリン映画祭公式ホームページ内の1973年度上映作品を紹介したページBerlinale Archive Annual Archives 1973 Yearbookには、同映画祭における上映の際、家族向け作品を期待して来た観客に不興を買ったことが記されている。しかしアート映画的な映像表現は、国内外を問わず高い評価を受けている
2015年に北米で再公開と、米国の映画サイトのIndieWireが報道。傷や破損箇所をCGリストア(修復)し、劇場公開、オンデマンド配信等、リバイバル公開される事が決定。配給はシネリシャス・ピクス社。
2016年7月5日に台湾の「2016台北映画祭」で再公開。傷や破損箇所をCGリストア(修復)し、一日で4K限定劇場公開されていたようです。
(作画手法)
イラストレーター/漫画家の深井国が全面的に本編用原画を作画。その他、前田庸生や辻伸一ら少数スタッフによる丁寧な作業により進められた。仕上げは主に、紙に描いた絵に水彩で色をつける手法が用いられており、動きのある部分でも、割合的にセル画の使用が少ない。
画面の右から左へと流れるパンニングによって、長大な一枚絵(静止画)を見せるカットが多い。その際、順に画面に登場してくる絵がナレーションの内容と同調するよう、緻密なタイミング計算のもとに描かれている(台詞の録音はプレスコで行なわれた)。
イラストレーター/漫画家/アニメーション作家の林静一が参加したシーンでは、撮影台の下に設置したガラスに油彩画を描きながら一コマずつ作画していく、グラスペインティングアニメの手法が採られた。
👆ウィキペディアより引用
【哀しみのベラドンナ・感想、考察など】
本作品は、TVで深夜帯とか放映されていたことがあるので、同世代の方なら観られたことがある方がけっこういらっしゃるのではないかと思います。本作は映像表現がかなり、文芸調で商業用アニメで慣れてしまった視点で観ると、かなり好みが分かれる作品だと思います。はっきり言って家族で観る作品ではないと思います。
現実的なシーンは静止画で表現したり、心象風景を描いたシーンに動きを持たせるような感じで描写されています。ただし、こうした文芸調の作品も時折、観るのも面白いなとは感じました。昔は短篇や特に歌などのアニメーションではこうした、作風のアニメーションがありました。現在では3DCGなどを使ったアニメ作品が主流になりつつありますが、こうした水彩、油彩画の雰囲気の作品というのも趣があると感じます。
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【哀しみのベラドンナ・あらすじ】
教会と領主が支配する中世フランスのある村で、若い2人の男女、ジャンとジャンヌが結婚式を挙げました。しかし、貧しい農夫のジャンは領主に貢ぎ物を捧げられませんでした。その代償としてジャンヌは領主に処女を奪われ、さらに家来たちにも次々に陵辱されてしまいます。傷ついたジャンヌの前に、やがて悪魔が現れます。ジャンヌは悪魔に、働き通しで疲れ果てているジャンを助けてくれと。
しばらくして、ジャンヌが紡いだ糸が高値で売れるようになり、次第に高い税金を納められるようになりました。ジャンは村の税取り立て役人に出世するが、貧しい農民たちから戦争のための資金を思うように調達できず、罰として領主に左手首を切り落とされてしまいます。また、ジャンヌの前に悪魔が現れ、力を与えるかわりに魂を渡せと迫りながら、ジャンヌの体を貪っていくのでした。
やがてジャンヌは妖しい魔性を持った金貸しとなり、村の経済を動かすようになります。彼女の存在を快く思わない領主の奥方や村人たちに、悪魔つきと呼ばれて激しく追い立てられるようになります。酒浸りとなっていたジャンにも見捨てられ、絶望したジャンヌは、逃亡の果てにたどり着いた深い山中で、ついに悪魔と契りを交わして魔女となった。
その後、黒死病が蔓延し、大勢の人々が死んでいった村で、ジャンヌは薬草によってひとりの村人の命を救います。噂が伝わって、村人たちはジャンヌのもとへ集うようになり、夜毎、魔女崇拝の集会が行なわれるようになります。領主はその影響力利用して、ジャンヌを処罰するより味方に引き込んだほうが得策と考え、ジャンを介してジャンヌを城に呼び寄せます。しかしジャンヌは、あらゆる厚遇を拒否し、領主の怒りを買い、火刑に処されてしまいます・・・
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👉配信先『哀しみのベラドンナ』(YouTube:89分)(年齢制限があります)
【哀しみのベラドンナ・制作スタッフ】
制作:虫プロダクション
企画構成・監督:山本暎一
製作:渡辺忠美、吉田輝明、本橋誠、 小池佳子
原作:ジュール・ミシュレ(翻訳/篠田浩一郎、現代思潮社刊『魔女』より)
脚本:福田善之
美術:深井国
作画監督:杉井ギサブロー
作画協力:林静一、ウノ・カマキリ
音楽:佐藤允彦
音響監督:田代敦巳
編集:古川雅士
効果:柏原満
録音:岩田広一
現像:東京現像所
原画:前田庸生、辻伸一、勝井千賀雄、野部駿夫、岡田敏靖、出崎統、吉田忠勝、羽根章悦、福田きよむ、光延博愛、北川玲子(奥山玲子)、村田四郎、関修一
動画:小林準治、牛越和夫、猿山二郎、千田幸也、吉橋節、新井雅貴、岩崎治彦
仕上:木戸桂子、竹内翠、笠井志都子、唐崎泰子、鈴木絢子、望月智恵子
美術助手:児玉喬夫、下道文治、馬郡美保子、佐々木順子、古佐小吉重、近井美穂
アニメ撮影:山崎茂、月岡英生、柴田昌利、宮内征雄、熊谷愰史、藤田正明、宮坂光一郎、下モ由紀子
(声の出演)
ジャンヌ:長山藍子
語り:中山千夏
悪魔:仲代達矢
領主:高橋昌也
司祭:米倉斉加年
ジャン:伊藤孝雄
奥方:しめぎしがこ
(音楽)
主題歌
「青い鏡のなかで」ほか
作詞:中山千夏、作曲:佐藤允彦、歌:中山千夏
「哀しみのベラドンナ」(1973年6月15日発売、M-15)
作詞:阿久悠、作曲:小林亜星、編曲:川口真、歌:橘まゆみ
サントラ盤:シネディスク
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