🔶今日のアニメの徒然小道では、1967年TV放送されていた『黄金バット』です。1960年生まれの私がお勧めする懐かしいアニメヒーローである。👍
【黄金バット・懐かしきヒーロー感想・考察】
まずは、このOPの黄金バットの歌が、一番印象に残っている。個人的には何と表現したらよいのか、非常に中毒性の強いメロディーラインである。これだけ私が還暦越えても歌詞も見ないで空で歌えるくらいなのでまずは、一番覚えやすく、歌いやすいアニソンだと申し上げてよいと思う。まずは、黄金バットの高笑いと歌を聞いていただきたい。
👆黄金バット オープニング
この黄金バットの高笑いを演じているのは、小林修さんという声優さんである。比較的なじみのある役としては『宇宙戦艦ヤマト』第一作のドメル将軍役を演じ、宇宙戦艦ヤマトシリーズでは常連さんの声優さんである。
もはや、私たちの世代では懐かしいとしか表現できない。黄金バットとしては、この1967年TV放送が一番人気で、この原作に関しては昭和初期に紙芝居で黒バットというのが存在していて、永松健夫さんという方が主人公を黄金色にした絵19枚に書いていたことが始まりとされている。私の父は昭和8年生まれで、子供の頃はこの黒バットの紙芝居をよく見たという話を聞いています。黒バットは悪役で最後にこの黄金バットが正義の味方として現れてくるそうである。
私が5歳のころ、この黄金バットを主人公にしている紙芝居を観たことがあります。ですが、紙芝居の『黄金バット』のスタイル。首部分がフリルのついた漆黒のマントが印象に残っています。そして、昭和40年代になって、この黄金バットをテレビアニメ作品として企画制作され、人気が広がったわけです。よって、黄金バットが、紙芝居時代の登場から考察すると日本最古のスーパーヒーローということになると思います。2000年に黄金バットのリメイクの企画が持ち上がったが、なぜかその案はなくなってしまっている。
この作品の内容は観ていただければ、まず第一印象が、しっかりレトロでノスタルジーさえ感じます。ドクロのフェイスに黄金の体。漆黒のマントに身をつつみ、片手にはあらゆるものを切り裂くことのできるシルバーバトンを手にしている。ドクロフェイスの漆黒の眼には、何でも透視できる能力も備え、空を、海中でも、宇宙空間でも活動できる謎の能力を持っている。当時、子供の頃、この黄金バットの身をまとうマントに絶大な人気があった。
今みるとかなりの新鮮さを感じる。ストーリーとしては、太古の一万年前のアトランティス大陸から蘇った黄金バットが、謎のナゾ―組織と戦っていくというストーリーで、エピソードの途中から、黄金バットと敵対する『暗闇バット』(紙芝居時代の黒バットをモチーフしたものと思われる)が登場し、何度も対決する展開をとっている。当時、一番不明だったのが、敵首領のナゾ―の合言葉「ローンボロゾー」いったい何だろう??(゚∀゚)
犯罪人類学の創始者チェーザレ・ロンブローゾから来ている、というのが有力視されているようだが。
OPの歌詞にもあるように黄金バットがどこから現れるかはわからないが、すべては黄金のコウモリさんだけが知っている。エミリーが「コウモリさん、コウモリさん・・」と黄金バットが現れるのを祈るシーンが印象的です。
黄金バットは空も飛べるし、海中でも戦え、また宇宙空間でも戦える。また灰と化しても必ず蘇ってくるというスーパーヒーローだが、ただ一つ欠点がある。四次元世界の戦いで敗れれば復活できないということがラストエピソードでは描写されている。
【黄金バット・ストーリー】
謎のアトランティス大陸の調査に向けて、古代象形文字が刻まれた古代書を携えた考古学者であるミレ博士は、娘マリーを船に乗せ、南極大陸付近を航行中、謎のナゾ―一味に撃沈されてしまう。
新発明のスーパーカーの飛行テストを行っていた科学者ヤマトネ博士と、息子のタケル、どこか間の抜けた助手のダレオは、南極沖で乗っていた船が、漂流していた少女マリーを救出する。その後、一行はアトランティス大陸を発見し上陸。遺跡の王宮神殿の地下で古い棺を発見し、碑文の指示に従って中に水を注ぐと、超人黄金バットが数万年の眠りから甦った。 復活した黄金バットはヤマトネ博士らとともにナゾーとの戦いに身を投じていく。
👆ナゾ― 。口癖は「オーンボロゾー」
【黄金バット・主な登場人物:キャスト】
ヤマトネ博士:千葉真一
風早アキラ:山川ワタル
秋山ナオミ:筑波久子
エミリー・ペアード:高見エミリー
パール博士:アンドレ・ヒューズ(声:佐藤汎彦)
清水隊員:中田博久
中村隊員:岡野耕作
宇宙怪人ナゾー:関山耕司
ケロイド:沼田曜一
ピラニア:国景子
ジャッカル:北川恵一
天文台の博士:片山滉
警官:青島幸男
黄金バット:ミスター黄金バット(佐藤汎彦)(声:小林修)
👆エミリーと黄金のコウモリ。第1話では、黄金のコウモリがヤマトネ博士やエミリーたちをアトランティス大陸の王宮の間の『黄金バット』が眠る棺へ招き入れる。黄金バットは、アトランティス大陸を支配した民族と高度な文明が関連しているのか?そんなイメージを膨らませる謎のヒーローだ。
黄金のコウモリは、ボリビアに実在すると言われているクロアカコウモリ(絶滅危惧第1級種)のこと。モデルなのだろうか?なんて考えると楽しい。
【黄金バット・制作スタッフ、放送データ】
原作:永松健夫
連載:「少年画報」「週刊少年キング」
監修:加太こうじ、申相玉
脚本:島内三秀 他
動画監督:森川信英
美術監督:木村和夫
音楽:田中正史
演出:石黒昇・若林忠雄・庵原和夫・柳田灸次郎・佐々木治次 他
制作協力:東洋放送
制作:第一動画
放送期間: 1967年4月1日~1968年3月23日 全52話
放送局:日本テレビ系列
👆【特別配信・第一弾】1967年4月1日放送『黄金バット』第一話
読売テレビから『黄金バット』(第一話)の特別配信を公式配信しているのだ。
★『黄金バット』は、Amazon primeでも視聴できます。
👆強い!絶対に強い「黄金バット数え歌」
(主題歌)
オープニングテーマ「黄金バットの歌」
作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - ボーカル・ショップ
実写映画の主題歌をそのまま流用。
OPに入る前、冒頭ではタイトル映像が存在、黄金バットの高笑いと共に雲海から黄金バットが登場、ラストは黄金バットのシルエットにタイトルが映し出される映像になっている。後年の再放送はほとんど放送されず、いきなりOPから始まる。
エンディングテーマ「黄金バット数え歌」
作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - 鈴木やすし、コロムビアゆりかご会
オリジナル版は10番まであるが、番組では1番と10番を歌う(10番には「10」が歌われてない)。
イメージソング「ナゾーの歌」
作詞 - 第一動画 / 作曲 - 宇野正寛 / 歌 - ボーカル・ショップ / セリフ - 島宇志夫歌
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