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ダメな父が娘に騙される物語『ペーパームーン』

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🎦いつも、お立ち寄りいただきありがとうございます。詐欺師に関連する映画作が続いていますが(笑)、今日ののぶちゃんんの映画録は、1973年に制作、公開されたアメリカ映画『ペーパームーン』です。主演のテイタム・オニールの名演が話題を呼んだ作品です。監督はピーター・ボグダノヴィッチ。

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【ペーパームーン・作品の概要】
『ペーパー・ムーン』(Paper Moon)は、ジョー・デヴィッド・ブラウンの小説『アディ・プレイ』(日本では佐和誠の翻訳により『ペーパームーン』の題名でハヤカワ文庫 から刊行)が原作です。
聖書を売りつける詐欺師の男と、母親を交通事故で亡くした9歳の少女との、絆を深めていく物語を描いた内容となっています。ライアン・オニールとテータム・オニールの父娘共演で話題になりました。年間トップの興行収入を得、1973年の第46回アカデミー賞ではテータム・オニールが、史上最年少(当時10歳)で助演女優賞を受賞しました。
【ペーパームーン・感想】
本作の魅力は何と言ってもアディ役であるテイタム・オニールの演技力と思います。この作品でテイタム・オニールは10歳ながらもアカデミー助演女優賞を受賞しました。もちろん、当時の最年少記録であり、誰が観ても納得するものだと思います。母親を亡くし、天涯孤独の身となったアディという役だが、その芯の強さをしっかり演技しています。
また、初めて会う父親かもしれない男性(モーゼ)に対して、最初から取引する役というのも凄い。自分(アディ)のおかげでくすねたモーゼの200ドルを天秤にかけさせるのです。「200ドル返せ」というセリフや言い方は、これはもう脱帽物の演技力ですね(-∀-)
ラストでは安定した生活よりも、父親かもしれない男を選ぶアディ。この時点で、「どうやって生きていくか?」という心配より、危険でもモーゼと一緒にいたいという感情になっているのです。詐欺師であるモーゼは、人を騙すプロであるが、意外と自分も騙されやすい。

女性にはスグに騙されてしまうモーゼ。旅の途中でダンサーの女性にそそのかされてしまうシーンがあります。陰ながら心配するアディ。まるで、どうしようもない父親の面倒をみる娘そのもの。アディはもちまえの知恵を使って、何とか気付かせることに成功するのです。ダンサーの本性に気付いた、モーゼはアディにこういう。「大人になっても、男を騙すような女にはなるなよ」すると、アディは「うん」と言う。ここにペーパームーンの面白さが詰め込まれているシーンのような気がします。本来人を騙す側のモーゼが、説教している人物(娘)に自分が騙されているのです。
しかも、そもそもアディの母にも騙されている。こうした環境を作ることで、主人公が詐欺師であってもまったく心が離れていかないのである。

【ペーパームーン・あらすじ】
1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。聖書を売り付けては人を騙して小金を稼ぐ詐欺師のモーゼが、交通事故で亡くなった恋人の娘アディと出会う。アディをミズーリに住む伯母の家まで連れて行くよう頼まれたモーゼは、事故の慰謝料200ドルをせしめた上でアディを列車に乗せようとするが、アディはその金が自分のものだと主張する。モーゼは嫌々ながらもアディを車で送り届けることになるのです。アディはモーゼが自分の父親なのではないかと尋ねるが、モーゼは否定する。

アディは大人顔負けに頭の回転が速く、モーゼの相棒として次々と詐欺を成功させながら旅を続ける。しかし、モーゼの前にダンサーだという白人の女トリクシーが現れ、旅に同行します。車の後部座席に追いやられ、稼いだ金を浪費されたアディは、トリクシーの付き人の少女イモジンの協力のもと、モーゼとトリクシーを別れさせることに成功します。

トリクシー達と同行していた間に所持金が少なくなっていたモーゼとアディは、偶然見つけた酒の密売人相手に詐欺を仕掛けることにした。ところが、密売人と結託していた保安官に捕まってしまうのです。オンボロのトラックで逃走し、ミズーリに入った二人だったが、追ってきた保安官に見つかり、所持金をほとんど奪われてしまうのです。モーゼはアディを伯母の家へと連れていきます。最後にアディは、モーゼに自分の父親ではないかと再び尋ねます。けれどモーゼは否定し、その場を去っていきます。伯母はアディを温かく迎え入れるのですが・・・

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【ペーパームーン:スタッフ】

  • 監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
  • 製作:ピーター・ボグダノヴィッチ
  • 共同製作者:フランク・マーシャル
  • 原作:ジョー・デヴィッド・ブラウン
  • 脚本:アルヴィン・サージェント
  • 撮影:ラズロ・コヴァックス
  • 編集:ヴァーナ・フィールズ

(ペーパームーン・主な受賞歴)

第46回アカデミー賞(1973年)

受賞:助演女優賞(テータム・オニール)

ノミネート:助演女優賞(マデリーン・カーン)、脚色賞(アルヴィン・サージェント)、音響賞

第31回ゴールデン・グローブ賞(1973年)

受賞:有望若手女優賞(テータム・オニール)

演技の経験も少なかったテータム・オニールは、当時わずか10歳でアカデミー助演女優賞を手にした。この最年少受賞記録は未だに破られていない。後に監督は、テータムが受賞したのはその努力の賜物だと証言している。

モーゼとアディを演じたライアン・オニールとテータム・オニールが実の親子なので、映画の中でも2人は本当の親子かもしれないとも解釈できるところがミソですね。(ストーリー上はアディの母親は、少なくとも3人の男性と関係があったという設定になっており、3分の1以上の確率で本当の父親である可能性がある)たわいのない余談です(^∇^)

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のぶちゃん

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