🎦今日ののぶさんの映画録は、1975年のアメリカ映画『カッコーの巣の上で』です。映画化に至るまでに監督は大変な苦難の道のりを辿ったといわれている作品です。当時高校生だったけど、一番印象の強い映画です。47年経った今でもお勧めしたくなる映画です👍
【カッコーの巣の上で・概要】
『カッコーの巣の上で』は、1975年のアメリカ映画。原作はケン・キージーが1962年に発表した同名のベストセラー小説。精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうとする物語です。アメリカン・ニューシネマの代表作の一つで、当時アメリカでは興行収入1億ドルを超える大ヒットになった作品。クリストファー・ロイドの初映画出演作でもある[3]。
1998年にアメリカン・フィルム・インスティチュートが選出したアメリカ映画ベスト100では20位に、2006年に選出した感動の映画ベスト100では17位に、2007年に選出したアメリカ映画ベスト100(10周年エディション)では33位にランクインしている。
2012年に英『Total Film』誌が「映画史に残る演技ベスト200」を発表しているのですが、第1位にこの映画でのジャック・ニコルソンの演技が選ばれました。
【カッコーの巣の上で・感想】
『カッコーの巣の上で』の後半部分に、印象に残っているシーンがあります。マクマーフィは、入院患者のビリーが、自分のガールフレンドに気があることを察し、彼女にビリーの「相手」をするようお願いする場面があります。常識的な男性の心理からいえば、とうてい理解できかねる行為と思う。(承知するガールフレンドも???とは思うが)
しかし、マクマーフィは、どこまでも人間の本性に根ざしたふるまいをしようとする人だ。自分に素直だからこそ、他人のの本性にも寄り添えるのであろうかな。
このマクマーフィの ”粋な計らい??” によって、ストーリーがクライマックスへ展開していくことになる。ちょっと一言では表現できないもどかしいというか、さまざまな思いがこみあげてくるのだ。あまりに人間的な愚かさを抱えたマクマーフィだからこそ時代を超えて人々に共感されるのかもしれない。
本作は、何というか、合わない仕事をしてストレスを抱え込んでるとか、人間関係でつらい思いをしているとか、組織行動が苦手でつらいとか、上記にあてはまる人なら、マクマーフィの言動や行動に、気が晴れるのではないかと感じます。そうした意味合いでは、一見の価値がある映画作品だと思います。
自分の生き方を考える機会を与えてくれるだろう。「外的な状況」は何も変らなくても「内的なありかた」は変えることができるかもしれません。本作にはそれだけの力を感じます。
【カッコーの巣の上で・あらすじ】
刑務所から逃れようと詐病によって精神病院に入院してきた主人公のマクマーフィー(ジャック・ニコルソン)。向精神薬を飲んだふりをし、病棟のルールに片っ端から反抗していきます。グループセラピーなどやめてテレビでワールドシリーズを観たいと主張し、他の患者たちに多数決を取ったりする。最初は他の患者たちは決められた生活を望むが、マクマーフィーとともに生活をするうちに彼に同調するようになります。またほかの患者と無断で外出し船に乗せて、マクマーフィーの女友達とともに海へ釣りへ行ったりするようになります。彼の行動が、管理主義的な彼女の怒りを買い、彼女はマクマーフィーが病院から出ることができないようにしてしまう。
ある日患者が騒動を起こした際、止めようとしたマクマーフィーも一緒に、懲罰である電気けいれん療法を受けさせられてしまう。マクマーフィーは、しゃべることのできないネイティブアメリカンであるチーフとともに順番を待っていたが、実は彼がしゃべれないフリをしていることに気づき、一緒に病院から脱出しようと約束する。しかしチーフは、自分はその誘いを断る。
クリスマスの夜、マクマーフィーは病棟に女友達を連れ込み、酒を持ち込んでどんちゃん騒ぎをやる。一騒ぎ終わった後の別れ際になって、ビリーが女友達の一人を好いていることに気づく。ビリーはマクマーフィーに可愛がられていた。マクマーフィーは女友達に、ビリーとセックスをするよう頼み込み、二人は個室に入っていく。二人の行為が終わるのを待っている間、酒も廻り、ついに寝過ごしてしまう。
翌朝、騒ぎが発覚し、そのことを婦長からビリーは激しく糾弾され、母親に報告すると告げられる。そのショックでビリーは自殺してしまう。マクマーフィーは激昂し、彼女を絞殺しようとするのですが・・・
【カッコーの巣の上で・主な登場人物:キャスト】
ランドル・パトリック・マクマーフィー:ジャック・ニコルソン
看護婦長ラチェッド:ルイーズ・フレッチャー
エリス:マイケル・ベリーマン
ハーディング:ウィリアム・レッドフィールド
ビリー・ビビット:ブラッド・ドゥーリフ
テイバー:クリストファー・ロイド
マティーニ:ダニー・デヴィート
フレドリクソン:ヴィンセント・スキャヴェリ
タークル:スキャットマン・クローザース
チャーリー・チェズウィック:シドニー・ラシック
チーフ・ブロムデン:ウィル・サンプソン
キャンディ:マーヤ・スモール
【カッコーの巣の上で・スタッフ、公開データ】
監督:ミロス・フォアマン
脚本:ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン
原作:ケン・キージー『カッコウの巣の上で』
製作:ソウル・ゼインツ、マイケル・ダグラス
出演者:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー他
音楽:ジャック・ニッチェ
撮影:ハスケル・ウェクスラー、ビル・バトラー(クレジットなし)
編集:シェルドン・カーン、リンジー・クリングマン、リチャード・チュウ
配給:ユナイテッド・アーティスツ
公開:アメリカ合衆国 1975年11月19日、日本 1976年4月3日
上映時間:133分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
製作費:$3,000,000
興行収入: $108,981,275 アメリカ合衆国、カナダ
配給収入:7億円日本
★『カッコーの巣の上で』は、現在配信先はありません。TSUTAYA DISCUASであれば、レンタル・購入により視聴できます。検索サービス、よろしければご利用ください。👇
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