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🔶今日のアニメの徒然小道では、前アニメ記事『火の鳥・復活編』を受けて、手塚治虫さんの『火の鳥』の考察記事④回目🈡です。本作品は、手塚先生がライフワークとして取り組まれていた作品で、ここではその中の、2004年にテレビアニメとして放送されていた作品から考察してみたいと思います。
【火の鳥・作品の概要】
『火の鳥』(ひのとり)は、手塚治虫さんの作品です。20世紀を代表する漫画家と言われている手塚さんのライフワークと位置付けられているシリーズ漫画であります。時代的あるいは地質時代的に、または宇宙的に大きく隔てられた様々なキャラクターが登場し、死ぬことのない「火の鳥(フェニックス/不死鳥)」を追い求めるという一点で互いに繋がりを持ちながら、ちっぽけな一つの生命としてあるいは煩悩にまみれた人間が、生きるという“舞台”で、それぞれの生涯をかけたドラマを展開してゆくという内容になっています。
本作は、漫画を原作としたメディアミックス作品(映画、アニメ、ラジオドラマ、ビデオゲーム)が製作されているほか、アニメーション映画と演劇ではスピンオフ作品とされています。
【手塚治虫さんをライフワーク火の鳥へ駆り立てた青春時代🈡】
(連載開始とクリエイターとしての闘いへ)
手塚先生は、大阪で赤本漫画を描く傍ら、東京への持ち込みも行なっています。当初期待した講談社では断られたが、新生閣という出版社で持ち込みが成功し、ここでいくつか読み切りを描いた後、新創刊された雑誌『少年少女漫画と読み物』に1950年4月より『タイガー博士の珍旅行』を連載、これが手塚の最初の雑誌連載作品となっています[42]。
そして、同年11月より雑誌『漫画少年』(学童社)にて『ジャングル大帝』の連載を開始となり、1951年には『鉄腕アトム』(1952年~)の前身となる『アトム大使』を『少年』(光文社)に連載するなど多数の雑誌で連載を始め、この年には少年漫画誌のほとんどで手塚さんの漫画の連載が開始されています。1953年には『少女クラブ』(講談社)にて『リボンの騎士』の連載を開始した。宝塚歌劇やディズニーからの影響を受けているこの作品は、以後の少女雑誌における物語漫画の先駆けとなっています。1954年には『ジャングル大帝』連載完結の後を受けて『漫画少年』に『火の鳥』の連載を開始されています。『火の鳥』のシリーズはその後も休刊等によりCOM、マンガ少年、野性時代と掲載誌を変えながら長年に描き継がれ,手塚先生のライフワークとなっていきます。
手塚先生は、その漫画においてもご自身が、「漫画の作風も生涯の内に4度変わっている」とメディアにて答えています。そして鉄腕アトムをもってTVアニメに進出していったことは、皆様がご周知のところです。しかし、この鉄腕アトムが大ヒットしたことは、手塚先生としては『僕はアトムが嫌いです』とトラウマになる時期もあり、アトム以降のテレビアニメでは、苦労続きの連続となっています。
しかも、連載漫画の世界にも1958年頃より、各漫画誌で桑田次郎、武内つなよし、横山光輝などの売れっ子漫画家が多数デビューしてくるようになり、この時期の手塚先生は、人気面ではそのような漫画家達の中の一人に過ぎなくなっていたのです。さらに手塚さんを脅やかしたのは、この時期に新しく台頭してきた劇画の存在であった。社会の闇をストレートに描く劇画の人気は、当時の手塚さんを大いに悩ませることになり、階段から転げ落ちたり、大阪の劇画作家の拠点に押しかけ、集会に参加したりしています。
私個人が、手塚先生が漫画界やアニメ界の流れや押し流されずに、闘ってこれたのは『ブラックジャック』の作品を生み出したことが大きかったのではと考察します。医療の世界を背景に『命の尊厳』をテーマに漫画、アニメの世界に長編作品で大きなテーマを持ち込み、今まで誰もが描くことのできなかったメッセージ性をシンプルな形で漫画やアニメで表現していきました。『火の鳥』にはそんな手塚先生の人生感、倫理観の詰まっている作品ともいえます。なぜ、テーマ・メッセージ性を漫画、アニメに落し込んでいったのか?。そこには手塚先生が必要性を感じたからに他ならないと感じたのでしょう。
手塚は自らの戦争体験によってもたらされた「生命の尊厳」を自身のテーマの一つとして挙げています。
手塚は、自身はマンガに置いて時代の流れに合わせ転向を繰り返す転向者であるとした上で、「ただ一つ、これだけは断じて殺されても翻せない主義がある。それは戦争はご免だということだ。だから反戦テーマだけは描き続けたい。」と語っています。
手塚先生は子供を「未来人」と呼び、以下のように語っています。
私は、暗い時代といわれた昭和初期のなかでも、実に恵まれた環境で子ども時代をすごせたと思っています。しかしそれも、青春期には、空襲と窮乏生活によってほとんど失ってしまいました。父は戦争にとられるし、勉強はできず、腹をすかせ、大勢の友人を失いました。空襲に襲われて周囲が火と死体の山となったとき、絶望して、もう世界は終末だと思ったものです。だから戦争の終わった日、空襲の心配がなくなって、いっせいに町の灯(ひ)がパッとついたとき、私は思わずバンザイをし、涙をこぼしました。これは事実です。心の底からうれしかった。平和の幸福を満喫し、生きていてよかったと思いました。これは、当時の日本人のほとんどの感慨だと思います。 もう二度と、戦争なんか起こすまい、もう二度と、武器なんか持つまい、孫子(まごこ)の代までこの体験を伝えよう。あの日、あの時代、生き延びた人々は、だれだってそういう感慨をもったものです。ことに家や家族を失い、また戦争孤児になった子どもたちは、とりわけそう誓ったはずです。それがいつの間にか風化し形骸化して、またもや政府が、きな臭い方向に向かおうとしている。子どもたちのために、当然おとながそれを阻止しなければならないと同時に、子ども自身がそれを拒否するような人間にはぐくんでやらなければならないと思うのです。それは結局、先に述べたように、子どもに生きるということの喜びと、大切さ、そして生命の尊厳、これを教えるほかないと思うのです。人命だけでなく生命あるものすべてを戦争の破壊と悲惨から守るんだという信念を子どもにうえつける教育、そして子どもの文化はそのうえに成り立つものでなければならない。けっして反戦だの平和だのの政治的のみのお題目では、子どもはついてこない。率先して、生命の尊厳から教えていくという姿勢が大事なのではないでしょうか。
個人的に、まさしく手塚先生は、生命の尊厳を表現するクリエイターと思っています。手塚治虫さんの作品を観たり読んだりすることができることを感謝したい・・・
今の時代は、生命の尊厳というものが危ぶまれているようにも感じます。
参考図書:桜井哲夫 『手塚治虫―時代と切り結ぶ表現者』講談社現代新書、1990年6月。ISBN 978-4-06-149004-8。
参考図書:桜井哲夫 『廃墟の残響 - 戦後漫画の原像』NTT出版、2015年。
手塚治虫の自著
手塚治虫 『観たり撮ったり映したり』キネマ旬報社、1987年。
手塚治虫 『ぼくのマンガ人生』岩波新書、1997年5月20日。
手塚治虫 『ぼくはマンガ家』毎日新聞社、1999年2月25日。ISBN 978-4820543466。
手塚治虫 『ぼくはマンガ家』毎日ワンズ、2009年2月25日。ISBN 978-4-901622-37-0。
※ウィキペディアより引用抜粋しています。
【火の鳥・製作スタッフ、放送データ】
原作:手塚治虫
監督:高橋良輔
脚本:五武冬史(黎明編)、長谷川圭一(復活編)、杉井ギサブロー(異形編)、野崎透(太陽編)、小林弘利(未來編)
キャラクターデザイン:杉野昭夫、内田裕、西田正義、大下久馬
音楽:内池秀和、野見祐二
アニメーション制作:手塚プロダクション
製作:NHK
放送局:NHK
放送期間:2004年4月4日~2004年6月27日
話数:13話
【火の鳥・壮大なあらすじ未来編⑫~⑬】
第12話「未来編 その一」
西暦3404年。人類は、戦争での放射能に汚染された地上から地下都市に移住した。マサトは、不定形宇宙生物・ムーピーが姿を変えた美少女・タマミと共に地下都市・ヤマトから脱出する。二人は地上で人工生命を研究する猿田博士のもとにたどり着く。その頃、地下都市ではコンピューター同士による最終戦争が勃発する。地下都市全てが壊滅し、火の鳥の生き血を飲んで不老不死となったマサトと、ムーピーであるタマミのみを残し、人類は滅亡してしまう・・・
第13話「未来編 その二」
やがてタマミも力尽き、世界にはマサトのみが残された。永遠の生命を持つマサトは死ぬことができず、他の生命を求めて孤独の世界を彷徨う。5000年間ものあいだ眠り続ける女性を発見したマサトは5000年後に女性が目覚めることを心の支えとするが、ついに会うことはできなかった。そして、何億年という果てしのない永い年月を経て、マサトという一個の有機体を起点に新たな生命が地球上に誕生する・・・
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【火の鳥 未来編、考察記】
今回紹介しているエピソード編は、『未来編』です。とにかく壮大なストーリーです。
この火の鳥のシリーズは、とにかくスケールが大きくて圧倒される作品です。想像を超えた作品。よくテレビアニメでこれだけの描写ができていることに驚きます。この映像をスクリーンで観てみたいとさえ感じます。
とにかく観てみましょう。
「終わらないもの。それが命。命はだから初めから永遠なのである・・・」
ラストエンディングナレーションより
👆中島美嘉 『火の鳥』 MUSIC VIDEO
『火の鳥』エンディングテーマ
作詞:湯川れい子
作曲:内地秀和
編曲:冨田恵一
歌:中島美嘉
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