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仕事でバイクに跨る爺の日記。懐かしい映画、アニメなどの感想記事中心に記しています。

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バイクに跨る爺です。映画、アニメは一晩中語れるほど大好き。人生のカラータイマーも点滅中(o|o)のお年頃。目指すのはシンプルな生き方。

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目が丸くなる(笑)『手塚治虫・実験アニメーション作品集』

🔶今日のアニメの徒然小道では、『手塚治虫・実験アニメーション作品集』の紹介、感想レビューです。
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【手塚治虫・実験アニメーション作品集について】
この実験アニメーション作品集は、手塚治虫さんが表現の可能性を追求するために1960年~1980年代終わり頃までに自己のの資産を費やして製作されていた実験アニメーション。世界が目を丸くして数々の賞に輝いた。動画枚数4000枚におよぶ一人称アニメーション。
一つの街角に存在し交錯する物や生物、それぞれのドラマが戦火に包まれ悲劇的な結末を迎える「ある街角の物語」(1962年)から、手塚自身の顔がスロットマシンのように次々と別の顔に変容していく「自画像」(1988年)など、短編全13話から成り立っています。手塚治虫さんがライフワークとして制作した映像作品集であり、手塚さん自身が原案・構成・演出を手掛け、中でも、全編ワンカットの「ジャンピング」は最高傑作と評されています

👇手塚治虫さんの実験アニメーション短篇作品リスト
ある街角の物語(1962年11月5日、39分、カラー、ワイド)
※ 虫プロダクションの第1作目。製作期間1年間、最初6人で作り始めて最終的に20人程度、製作予算1千万円ほど(手塚治自談)。
街角に貼られたポスターと、クマのぬいぐるみを友達にしている女の子、さらに街灯やその光に誘われる一匹のイタズラな蛾。そんなひとつの街角に存在する生物、無生物のそれぞれのドラマを交錯、そのすべてが戦火に巻き込まれて悲劇的なクライマックスを迎える、という物語ではなく「感情」を語るプライベート・アニメーション。
おす(1962年11月5日、2分53秒、カラー)
手塚治虫さんが個人資産を費やして作ったアニメーション・スタジオ『虫プロ』。その第一回作品発表会に『鉄腕アトム』の第一話とともに上映された短篇作品です。発表会の日取りに合わせて急遽制作されたこの作品は、手塚治虫版の『吾輩は猫である』といった趣旨の物語になっています
めもりい(1964年9月21日、5分13秒、カラー)
思い出の不思議、記憶の曖昧さ、そして現実を美化する思い出というものにも功罪があることを描きながら、やがては人類破滅の末に地球そのものが宇宙の思い出となってしまう、というふうに展開するプライベート短編アニメです。わずか五分の上映時間ですが、イメージがどんどん飛躍してゆくアニメ本来の魅力を秘めた短篇。
人魚(1964年9月21日、8分18秒、カラー)
イマジネーション、空想する力。それこそが空を飛べない人間に与えられたすばらしい翼なのだと、手塚治虫さんはこの作品を通して語りかけます。その上で人間本来が持つその翼が、管理教育によって失われることの悲劇性を描写している。
たばこと灰(1965年10月1日/3分50秒/モノクロ)
第5回草月アニメーション・フェスティバルに出品
2000年の夏、ハリウッドではスピルバーグのドリームワークス社が、粘土アニメの巨匠ニック・パークを起用して『チキン・ラン』という映画がヒットしています。それはにわとりを主人公にして名作映画『大脱走』を思わせる物語が展開するのですが、その35年前に、虫プロではニワトリを主人公にして支配者と被支配者との間で引き起こされる反乱が、やがて大戦争へと拡大して行くアニメを製作していました。しかも上映時間はたったの3分。3分間で戦争を繰り返す人類の歴史を再現してしまう、というあっけにとられてしまう離れ業的な描写というのもイメージの飛躍が命の短編アニメならではの魅力かもしれない。YouTubeにリンク配信されているが、導入部のみ)
しずく(1965年10月1日、4分17秒、カラー)
漂流中の男が、いかだのマストに三滴のしずくを発見します。男は何としてでもこのしずくでのどの渇きを潤そうと頑張るのですが、ところが、しずくのほうは中々、男の口の中へは落ちてきてくれないのである(笑)。なんとも味わいのあるシンプル・ギャグ・アニメです。
展覧会の絵(1966年11月11日、約33分、カラー
※ 公開当初のもの(約39分)からは何度か改訂され、エピソードが1つカットされるなどもあり短縮。
クラシックの名曲に合わせてオムニバス・アニメが展開されて行く手塚治虫版の『ファンタジア』といった趣の作品です。ムソルグスキーの『展覧会の絵』組曲から受けたインスピレーションをもとに10のエピソードが展開されていくのです。
創世記(1968年10月、3分42秒、モノクロ)
ジョン・ヒューストン監督によるハリウッド大作『天地創造』をまったく動かない紙芝居風の絵でパロディ化。あの巨額の費用をかけた超大作を、まったく金をかけずに茶化すという、アニメーターたちのお遊びで作られたような短編作品ですが、1枚1枚の絵はとてもクォリティの高い仕上がりの作品。
ジャンピング(1984年6月、6分20秒、カラー)
※第57回アカデミー賞短編アニメ映画賞の選考にかけられたが、惜しくも受賞ならず。
一人の少年がスキップしながら通りを歩いているうちに、どんどんジャンプが大きくなって町を越え、森を飛び越え、海を越えて、どんどん、高く高~く、遠くへ遠~くへジャンプして行くことになり、ついには戦争中の国へ-たどり着いてしまう。 ひとりの少年のジャンプがそのまま人類の行く末を見直す神のジャンプとなって行くところが面白い作品です。風刺の効いた作品。
Youtube動画にもありますので、リンク紹介していますが、紹介部分が導入部分のみであること、このページでリンクしている配信先のほうがフル配信になっていることと、画像も良好ですのでお勧めです👍

👆ジャンピング(ラストシーンまで配信されていません。導入部のみ)
おんぼろフィルム(1985年8月17日、5分37秒、パートカラー)
※第59回アカデミー賞短編アニメ映画賞の選考にかけられたが、受賞ならず。
かつて「ダドリー・ドゥ・ライト」というアメリカのアニメが定番シーンにしていたのが線路にロープで縛られた女王が寝かされていて「助けてー‼」と叫んでいる場面。これはもともとサイレント喜劇時代の連続活劇で使われたイメージです。
プッシュ(1987年8月21日、4分16秒、カラー)
国際アニメーション・フェスティバルに出品されるはずだった『森の伝説』の完成が遅れ、フェスティバルに間に合わせるために慌てて製作されたのがこの作品です。何でも自動販売機で買える便利な世界。そこを旅する主人公は身の周りのものをすべて自動販売機で調達しながら、造物主に会いにいくのです・・・
村正(1987年8月21日、8分44秒、パートカラー)
切り絵作家として有名な百鬼丸は、その名からもわかる通り、手塚治虫さんの熱狂的なファンなのだそうで、この短編アニメには他の仕事の依頼を全部、断って参加しました。わら人形にささっていた妖剣、村正。それを手にした武士は、その切れ味を試そうとわら人形を見かけるたびに、次々に斬りつけて行きます・・・
森の伝説(1987年12月18日、29分20秒、パートカラー)
製作テーマは<自然の美しく緻密な描写>。自然界では羽化してから約一日でその命を終わらせるカゲロウにスポットを当てる事で、森の生命感を表現しています。舞台は森の奥から川の下流に行き着くまで、主役はカゲロウのオスとメス、その他に蜘蛛とカエル、魚、イタチ等で構成されており、人間は全く出てきません。
自画像(1988年6月、13秒、カラー)
手塚治虫さんの最後の実験アニメ作品です。自分の顔を題材に世界5ヶ国19人のアニメ作家が競作し、各国のアニメーション・フェスティバルで上映されました。手塚さんが作ったのは、自分の顔がスロットマシーンと仮して、どんどん別の顔に変化して行く、というもの。

【手塚治虫・実験アニメーション作品集・感想】
この実験アニメーション作品集は、私と同世代の方ならば、昔、TVなどでも紹介されたことがあり、ご記憶の方もおられるかともと思います。実験アニメーションとタイトルはついてはいますが、わかりやすくいえば、手塚治虫さんの個人の資産を使って製作したプライベート短篇アニメーションです。手塚先生がもっと長生きされていれば、この短篇アニメ作品はもっと発表されていたでしょうし、かなりの作品価値も認められていたのではないかなとも個人的には思っています。
手塚先生のファンの方なら、アニメファンであれば一度は視聴してみたくなる作品です。下記配信動画の中には『たばこと灰』は配信されていませんのでご注意を普通のアニメ作品に見飽きてしまったいる方にはお勧めです。👍
配信先:U-NEXT
『手塚治虫・実験アニメーション作品集』(見放題)
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