戦国時代を舞台にした、半妖・犬夜叉と女子中学生・かごめを中心とした一行が四魂の玉のかけらを探す旅に出る冒険活劇。攻撃的な描写の多い作品であるがギャグの融合もある。作中では時の流れも非常に明確で、最終回の後日談である特別編を含め、4年半の時間が経過している。
テレビアニメは、2000年10月から2004年9月までよみうりテレビを制作局として日本テレビ系列で単行本第1巻から第36巻までをベースとした『犬夜叉』が放送された。また、劇場版は東宝により4作が上映された。原作完結後、単行本第37巻から第56巻(最終巻)までをベースとした『犬夜叉 完結編』が日本テレビ系の一部系列局にて2009年10月から2010年3月まで放送されていた。
【犬夜叉・あらすじ】
戦国時代の日本、あらゆる願いを叶えるという宝玉・四魂の玉を巡って人間と妖怪の争いが続いていました。四魂の玉を守る巫女・桔梗は、半妖・犬夜叉と心を通わし愛し合っていました。しかし、罠にはまり、お互いに裏切ることになってしまいます。桔梗は玉を奪った犬夜叉を最後の力で封印し、自分もまた力尽きてしまいます。桔梗のその遺言により、四魂の玉は桔梗の亡骸と共に燃やされ、四魂の玉はこの世から一度は消え去ったのでした。
そして500年後の現代のこと。神社の娘・日暮かごめは15歳の誕生日に、神社の祠にある古びた井戸から戦国時代へとタイムスリップしてしまいます。しかしそこは犬夜叉と桔梗の争いから50年が経過した時代であったのです。桔梗の生まれ変わりであるかごめの体内から再び四魂の玉が現れ、半妖犬夜叉が蘇ります。そして四魂の玉を巡って、その力を得ようと妖怪たちが動きはじめるのでした。
戦いの中、四魂の玉は妖怪との戦いの中、かごめの放った矢で無数のかけらに飛び散ってしまいます。四魂のかけらを集めるために旅することになった犬夜叉とかごめ。最初は嫌々だったが、2人は次第に惹かれ合っていくことになります。その旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。二人は奈落を追う中で、旅の中で出会った子狐妖怪七宝、奈落に呪いをかけられた法師弥勒、妖怪退治屋珊瑚の仲間と共に、宿敵奈落を倒すため、玉の因縁を断ち切るために戦っていくことになるのです・・・
【重要用語解説】
四魂の玉(しこんのたま)
本作の中心となる妖力を高める玉。妖怪には強い力を与え、どんな願いも叶えると言われ人間や妖怪の間で幾度となく玉を巡る争いが繰り広げられる。桔梗の亡骸と共に燃やされ一度は消滅したが、50年後に現代から来たかごめの体内から再び出現し、無数のかけらに砕け散り新たな争いを呼び起こす。
不滅とされ、砕け散り、災いを振りまきながらも再び玉へと戻り、時空すら越える。同時に現代において、所有者が「正しい願い」を願った時、玉はこの世から消滅するという伝説が残っている。
1000年前に巫女(翠子)が多数の妖怪が合体した妖怪との戦いで、魂を奪われそうになった時、最期の力で妖怪の魂を自分の魂とともに玉として外へ吐き出したもの。翠子の霊力と妖怪の妖力が集約され、それが持ち主に願いと力を与える。玉の中では翠子の魂と妖怪たちの魂が今でも戦い続けている。
善悪の概念も無く、その存在は手に取った者の心に左右され、妖怪や悪人が持てば汚れが増し、清らかな魂を持つ者が持てば浄化される性質を持つ。願いを叶えることも事実だが、持った者の欲望を玉に閉じ込めて存在を保つためであり、さらに欲望をかきたてるべく所有者の本当の願いだけは叶えない。善行に使用された例はない(弥勒談)。四魂とは、荒魂(あらみたま)・和魂(にきみたま)・奇魂(くしみたま)・幸魂(さきみたま)を指している。玉が蘇る周期は500年である(作者談)。
この世にあり続けるために奈落すら操った、物語の根幹を成す真の黒幕。最終的には奈落によって1つの玉に戻ったが、かごめが四魂の玉の消滅を望んだことにより、玉を巡る戦いが終わる。
正しい願い(玉の消滅)以外、玉の破壊は不可能であり、殺生丸の爆砕牙でさえ傷一つ付かない。
四魂のかけら
かごめの矢によって細かく砕け散った、四魂の玉の破片。持つ者に強大な力を与える(例:能力の強化、病や怪我の進行の抑制、死者蘇生など)。かけらの合計数は24個である。アニメでは映画も含め3個増え、合計は27個である。
【犬夜叉・主な登場人物:キャスト】
犬夜叉(いぬやしゃ):山口勝平
本作の主人公。妖怪と人間の間に生まれた半妖の少年。
日暮かごめ(ひぐらし かごめ):ゆきのさつき
本作のヒロイン。現代から戦国時代へタイムスリップして来た中学生の少女。
弥勒(みろく): 辻谷耕史
女たらしの不良法師。祖父が奈落から受けた風穴の呪いを右手に受け継いでいる。
珊瑚(さんご):桑島法子
妖怪退治屋の少女。飛来骨を武器にしている。
七宝(しっぽう):渡辺久美子
幼い子狐妖怪。変身能力や幻術を駆使する。
桔梗(ききょう):日髙のり子
犬夜叉のかつての恋人だった巫女。奈落の謀略により犬夜叉を封印し、自身も命を落とすが、50年後に死人として蘇る。
殺生丸(せっしょうまる):成田剣
犬夜叉の異母兄。犬夜叉とは異なり完全な妖怪で、半妖である犬夜叉を見下している。
奈落(ならく):家中宏(未変化/初期形態)➡森川智之(人見蔭刀)
犬夜叉達の宿敵。犬夜叉と同じく半妖。四魂の玉を欲し、様々な謀略を巡らす。
★『犬夜叉』(第一期)感想、考察など
原作の高橋留美子先生には『うる星やつら』『らんま1/2』などコミカルで可愛らしい作品が多いことでおなじみであるが、この『犬夜叉』もそのキャラクターデザインからくるイメージとはかけ離れた長編伝奇ロマン作品といえると思います。テレビアニメでは2000年10月~2004年9月まで長い期間テレビアニメで放送されました。妖怪との激しいバトルや登場キャラクターたちの因果関係、ヒロインと半妖の恋の行方や見どころの多い作品で隠れた伏線もけっこうあり、非常に奥の深い作品として幅広い年齢層のファンを持っているのもうなづける作品です。また本作の和田薫さんによる音楽演出が、本作を一段とパワーアップさせていると思います。私も個人的に大変好きな作品で、当時原作漫画もテレビアニメも視聴しましたが、作品にグイグイ惹きこんでいく魅力はアニメ史の中でも、群を抜いている作品だと感じます。
本作『犬夜叉(第一期・エピソード44話まで)では、父の形見の妖刀・鉄砕牙を巡って争う異母兄・殺生丸が登場したり、七宝や弥勒、珊瑚という頼もしい仲間たちとの出会い、悲運の巫女・桔梗と最強の宿敵・奈落との因縁など、犬夜叉の世界を知るためのエピソードが満載されているのが第一期の特長です。まだ観たことがないよと言われる方は、是非。
※第1話~第34話のオープニング映像・音楽は、都合により、放送当時のものとは異なります。※各話の初公開日は本作品第1期の第1話の放送開始日となっています。

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【犬夜叉(第一期)・製作スタッフ、放送データ】
- 企画:諏訪道彦、植田益朗
- 原作:高橋留美子
- 監督:池田成(第1話~第44話) ➡ 青木康直(第45話~第167話)
- シリーズ構成:隅沢克之(第45話~第167話)
- キャラクターデザイン:菱沼義仁
- 妖怪デザイン:沙倉拓実
- 美術監督:池田繁美
- 音響監督:鶴岡陽太
- 撮影監督:伊藤久美子、大神洋一
- 色彩設計:佐藤美由紀
- 編集:鶴渕友彰
- 音楽:和田薫
- 原案協力:週刊少年サンデー編集部
- プロデューサー:諏訪道彦、富岡秀行
- 制作:よみうりテレビ、サンライズ
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