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今日のアニメの徒然小道では、1981年から1982年までテレビ東京で放送された『銀河旋風ブライガー』(ぎんがせんぷうブライガー)の感想・考察の投稿記です。製作は国際映画社製作のロボットアニメ作になります。私が大学時代アニ研で『作画と人気は比例するか?』のテーマで取り上げられた作品です。
【銀河旋風ブライガー・作品の概要】
『銀河旋風ブライガー』は、1981年10月から1982年6月までテレビ東京で放送された、国際映画社製作のロボットアニメ作品です。
第2作 銀河烈風バクシンガー、第3作 銀河疾風サスライガーへと続く「J9シリーズ」3部作の第1作です。かなり女性ファンも多く、そのファン層あってJ9シリーズ化されたともいえます。制作スタッフは、1950年代にアメリカの若者向け私立探偵物ドラマ(サーフサイド6やサンセット77などがあった)の作風を強く意識して制作したといわれています。
また、柴田秀勝氏の時代劇風のナレーションなどに見られる和風要素と始末屋稼業の組み合わせから、当時、アニメ誌などでは「SFアニメ版必殺シリーズか?」などと評されることも多かった。(80年版アニメ大全より、1988年双葉社刊)
【銀河旋風ブライガー・ストーリー】
時は西暦2111年。人類は本格的な宇宙進出を遂げ、一見、華やかでよろしく見える宇宙開発新時代。だが、その陰では惑星開発利権や腐りきった権力と結びついた巨大な犯罪組織が台頭していた。これら「コネクション」と呼ばれる犯罪組織によって、力弱き人々は蹂躙され、人々は涙する・・・
そんな状況を憂い、隕石群アステロイドベルトの歓楽街・ウエストJ区9番地に4人の若者・かみそりアイザック、ブラスターキッド、飛ばし屋ボウィー、エンジェル・お町が集結。宇宙の始末屋「コズモレンジャーJ9」を結成する。J9は、巨大ロボット「ブライガー」を駆り、お呼びとあらば、多額の報酬と引き換えに、のさばる悪始末を闇から闇へ葬り去ってゆく。4人の若者たちは「コズモレンジャーJ9」を結成し、悪党どもを葬る稼業を開始。やがて彼らは、やがて彼らは、犯罪組織「ヌビア・コネクション」の若き首領カーメン・カーメンと、その恐るべき野望「大アトゥーム計画」と対峙することとなる太陽系全体を震撼させる陰謀と対決することに。
★『銀河旋風ブライガー』・懐想記
当時私は大学時代のアニ研で活動する傍ら、家業の手伝いに、バイトでアニメ作品の動画と彩色に関わりのあった時代で、どんなに忙しくても若いから睡眠時間が短くても平気のへっちゃらのへ字のそんな時代。この『銀河旋風ブライガー』は、アニ研で大変話題になった作品の一つでした。
アニ研の部員共通の印象として、あの雑な作画でもキャラ人気が高く、玩具までも売れた。それはなぜか?
という研究テーマに上がったことがあります。その時の考察内容を簡潔要約して感想・考察記としてあげてみます。
当時のアニメ業界背景として、本作品の放送時期は1981年放送で、第2次アニメブームと言われていた頃です。その流れの中なのでこの程度の作画でも見てもらえた、というのもあっただろう。
同年に「六神合体ゴッドマーズ」「うる星やつら」「戦国魔人ゴーショーグン」などが放送開始になっています。キャラ特化番組が急に増えていました。
当時の社会背景的には、日本は世界最大の貿易黒字国で、いわゆるイケイケの時代。70年代にあった、苦労、根性、努力を背景に、勝利や成功を目指す、という種類の番組は減りつつあり、成功は当然、その中でどのように面白くするか、がニーズになっていた。その背景をて、キャラ、メカに焦点を当てて本作を再考してみます。
《絵が良くなくても人気が出た!?》
本作はロボットアニメの形態です。しかし、基本的にはキャラアニメであり、メインキャラ4人はルパン三世を意識しているという話はあまりにも有名。
特にお町はルックスもほぼ峰不二子だが、制作会社も放送局も違うのにここまで似せていいものなのか?これもイケイケ時代ならではの、著作権などに緩い話である。作品全体的には、今観ると古さはいがめないが、確かに4人のメインキャラは、今の令和の時代に見ても魅力的です。
本作の命ともいえる「軽妙な会話」、これは言うは易いが、やるのは結構難しい。空々しくなるケースも多いし、繰り返しすぎれば陳腐にもなります。しかし本作は最後までそのノリを貫いています。シリーズ化すらされるほどの人気作になったのだ。本作を語るときに「ノリの軽さ」「会話の軽妙さ」が必ず魅力にあげられます。
《あの作画で玩具が結構売れたという驚き!?》
なんとタカトクトイスから発売された玩具が、結構売れたらしい。 と驚いてしまうが、これは本当の話。
それほどに作画的にはあの時代にしてはお粗末なのです。例えば、記憶に残っているのは敵メカの襲来で民間人が逃げるシーンで同じ人が列をなして走っている、ムムム、これは??という絵が一度ならずあったことか。アニメ黎明期のころならいいです。だが、アニメが発展していこうという時代には、何ともお粗末な作画描写である。
今回のアニメの徒然小道深掘りにおいて、そもそもブライガーって全体的にどんなデザインだったであろうか?、と考えたが頭部以外あまり思い出せない。今なら説明できます。メカの作画が混乱を極めており、スタッフがなるべくロボットは上半身で済ませていたのである。(バストアップショットが多いです)
この当時、ロボットアニメのメインスポンサーは玩具メーカーという鉄の掟がありました。ロボットのかっこいい戦闘シーンは玩具のPRのため必須、という位置づけだったと思うのだが、本作は第一話の時点から殆どやる気が見えなかった。
それでも勝てば官軍で、結果的には売れているのだからということなのでしょう。80年代初頭という大らかな時代もあったのだろうか。玩具が売れたのはブライガーの作画陣の頑張りではなく時代背景による幸運だと私は分析する。
本作のメカについてはいろいろツッコミどころがあります。「機動戦士ガンダム」が1979年に放送されて以来、トレンドがリアルロボットへ移行しつつあったこの時期、「ロボットの巨大化」「絶対不可能なゲッターロボ的変形」が許されるギリギリのタイミングだったことを割り引いても、まあ、荒削りです。初期設定からツッコミどころだらけと言っても過言ではない。車が宇宙船になる、という設定がまずどう逆立ちして考えても子供だましのオドロキアイデアだ。車が飛行機になる、はアリだろう。だが宇宙船(しかも大気圏離脱および再突入可能)に変形する車は、長いアニメ史の中、本作のみではないかと思います。
《本作の人気の理由、それは「仲良し感覚」》
「ルパン三世」はヒロイン峰不二子が、常に油断おけないキャラだし、初期作品ではルパンと五右衛門のかなり本気の対決もしばしば書かれていたので、キャラ同士に緊張感もありました。
本作はSF版必殺仕事人と銘打たれてもいたが、本来の仕事人たちも時にはいがみ合い、あるいは出し抜こうとしたり個人の利益のみを追求したりもする。
ところが、J9メンバーにはそのような個人の利益を求めるという要素は少ない。第一話のJ9結成時から「イエーイ」と言う掛け声のもとに協力し合っている。いわゆる「仲良し感覚」なのです。これが本作の味になった、と私は思うし、この点が女性ファンのハートをくすぐったのだと思います。
無論、時には多少の食い違いはある。しかし基本的には仲間という安心感がありながら、しかし「死ぬときは一緒だ」と言ったサイボーグ009的な重さもない。今見るとこれが実に心地よい。
前述したように80年代の幕開けとともに日本は豊かになっている。若者は「食うに困る」という意識があまり無いので、ギターやレースに興じながらも、いかにかっこよく戦うかを追及する。これがこの世代のスタイルなのだ。
まさにこの時代特有の軽さが功を奏し、ブライガーは作画の未熟さにも関わらず受け入れられました。測らずしもたまたま提案した要素が時代のニーズに完全にマッチしたのだ。
とはいえ、当時アニメ製作業界も70年代を引きずってまだまだ多忙の時代。製作するスタッフ方は、熟考する余裕もなく、スポンサーや放送局などの動きを気にしながら、有能なアニメーターやクリエイターを輩出していくのがやっとの時代というのが本音のところなのだと思います。
今回、私は本作をけなしているのではありません。裏を返せば、大人気ヒットになる要素を充分秘めていた作品ではなかろうかということです。細かいところに手を入れれば、今の時代でも通用する可能性を魅力を秘めていると感じます。
そしてJ9はシリーズ化されたのです。オープニングアニメを作画した金田伊功さんの作画センスが光っています。
【銀河旋風ブライガー・配信先(U-NEXT)】
★『銀河旋風ブライガー』(1981年、全39話、見放題)
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【銀河旋風ブライガー・制作、放送データ】
製作・企画:壺田重夫
シリーズ構成:山本優
音楽:山本正之
チーフディレクター:四辻たかお
キャラクターデザイン:小松原一男
メカニックデザイン:樋口雄一
オープニング・エンディング原画:金田伊功(クレジット表記無し)
チーフデザイナー:牧野光成
プロデューサー:壺田重夫、青木藤吉
製作担当:今野俊和
配役協力:青二プロ
編集:千蔵豊、田中修
録音:斉藤恒夫
音響効果:森賢一
オーディオディレクター:本田保則
製作業務:藤家和正、中出久美
製作事務:小田すみえ
アニメーション制作:東映動画(現・東映アニメーション、クレジット表記無し)
制作:国際映画社
放送期間:1981年10月6日~1982年6月29日 全39話
放送局:テレビ東京ほか
▲銀河旋風ブライガー 第一話「情無用のJ9」
▲『銀河旋風ブライガー』ノンクレジットオープニング
●オープニングテーマ
「銀河旋風ブライガー」
作詞・作曲:山本正之 / 編曲:高田弘 / 歌:たいらいさお / 台詞:柴田秀勝
柴田秀勝氏の何とも時代劇風のナレーションもロック調の歌も、カッコよか~(^^♪
▲銀河旋風ブライガー ED「さすらいキッド」
●エンディングテーマ
「さすらいキッド」
作詞 - 木久池勉 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 高田弘 / 歌 - たいらいさお
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