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すみません。一つ聞いていいですか!?『刑事コロンボ』

🎦今日ののぶさんの映画録は、前記事『ベルリン、天使の詩』の懐想記の項目でピーターフォーク氏にサラッと触れました。ピーターフォークと言えば、やはり『刑事コロンボ』です。今日は懐かしいサスペンス・テレビ映画シリーズの感想記投稿です。
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【刑事コロンボ・シリーズ作品の概要】
『刑事コロンボ』(けいじコロンボ、原題: Columbo)は、アメリカ合衆国で制作・放映されたサスペンス・テレビ映画シリーズです。全69話になります。

当時の日本においては、アメリカでの初放映が1968年から1978年までの45本は『刑事コロンボ(けいじコロンボ)』、アメリカでの放映された1989年から2003年までの24本は『新・刑事コロンボ(しん・けいじコロンボ)』との邦題で放映されています。ただし、NHKが2018年から実施していた再放送では、新シリーズでも『刑事コロンボ』の邦題で放映していました。

シリーズ制作はユニヴァーサル映画です。リチャード・レビンソンとウィリアム・リンク(Levinson & Link)原作・原案によるテレビミステリー・シリーズです。

テレビにコロンボが初登場したのは、1960年に『The Chevy Mystery Show』内で放送されたエピソード「Enough Rope」で、バート・フリードがコロンボを演じています。その後1962年にこのエピソードをもとに脚色したトーマス・ミッチェル主演の舞台劇『殺人処方箋』をサンフランシスコを皮切りに全米、及びカナダで25週間ツアー公演し、1968年に再度テレビ版にアレンジした単発作品をパイロット版としました。パイロット版の主演にピーター・フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマス・ミッチェル氏がすでに亡くなっていたためです。

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ピーター・フォーク氏にとっては、初めての本格的な刑事ドラマとなります。

シリーズ内容としては、独特のテンポで進むストーリーで、社会的地位も高い犯人が完全犯罪を目論むが、一見鈍感でさえない刑事にみえるコロンボによってじわじわとアリバイを崩され、自ら破滅の道を転落する必罰的展開ながら、コロンボと犯人との駆引き、そしてじわりじわりと追い詰められて行く犯人の内面の葛藤・焦りといった感情描写や、コロンボのユーモラスな台詞回しなど、そのいずれもが味わいのある1話完結の人間ドラマです。

シリーズ製作において、脚本家や監督もメインと呼べるほど多数を担当をした者はおらず、基本設定を厳守した中で各自の個性を発揮する競作となっていることもあって、設定を深追いするドラマへと進展しませんでした。

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【刑事コロンボ・シリーズ作品の特長】

刑事コロンボシリーズには大きな特長が二つあります。

(倒叙ミステリー)

エピソードの冒頭に完全犯罪を企む犯人の計画的な犯行を視聴者に見せています。そして、犯人が見落としたほんの僅かな手がかりから、コロンボ警部が犯行を突き止める展開となっています。これはもともと「犯人が主役の舞台劇」であったのですが、主人公を追い詰めるコロンボ刑事に人気が出てスピンオフ化した経緯によるものです。

これは、ミステリー小説では倒叙物と呼ばれる形式なのですが、視聴者はあらかじめ犯人とその犯行を知っているので、「犯人と視聴者は一体何を見落したのか」「コロンボがどういう方法で犯人を追い詰めるか」「犯人側の心境に重ねる緊張や焦り」などのコロンボ刑事との心理的な駆引き、対決、彼らのキャラクター性に視聴者の全集中力が向きます。

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(キャスト)

犯人は医者や弁護士、作家、会社重役、スターなど地位や名声のある有名人であることが多いです。また犯行動機が権力欲や遺産目的によるものが多くなっています。そのため、犯人はコロンボに追い詰められていても高飛びするわけにはいかず、身の破滅を待つだけという心の焦りが描かれています。知能犯である彼らの犯行は、いずれも緻密かつ周到で、コロンボから追及されても鮮やかにかわしていく。

そしてこれら特権階級の世界の人々が作り上げた完全犯罪を覆していくことに、この作品の魅力があるといえると思います。原案者のリンクとレビンソンによると、コロンボの平凡で庶民的なキャラクターの対比を鮮明にするため、犯人を特権階級に設定したと語っています。

レギュラーキャラクターはコロンボのみです。同僚の刑事なども顔ぶれは一定せず、固定された同僚などはいません。そのためよりコロンボと犯人という二人の主人公の対決に焦点が絞られ、どのエピソードから見ても分かりやすい構成となっています。テレビドラマでは、ともすると視聴率重視のため、短時間で多くの要素が盛り込まれがちですが、本作では暴力や性的描写も存在せず(新シリーズの一部エピソードを除く)、ドラマは犯人とコロンボの心理戦が展開されていきます


👆刑事コロンボ/ヘンリー・マンシーニ


『刑事コロンボ』懐想、考察記

本作シリーズは、人間の「知りたい」という欲求をくすぐっているシリーズ作品といえると思います。というのも冒頭で犯人が殺人を犯し、そこまで見れば終わりですが、動機を知るためや、事件のトリックなどを見破る過程を見たいという一つの見たい、知りたいという部分に集中させているほかなりません。

シリーズが長期になっていくに従って、例外的にこのパターンではないエピソードもありますが、犯人が結末にわかる(シーズン5「さらば提督」。ただし「最初に犯人が出る」という法則は実は守られている)、犯人は明らかにされているがトリックが最後の結末までわからない(シーズン1「パイルD-3の壁」/シーズン7「美食の報酬」)、犯人もトリックも明らかにされているのだが、犯行動機が結末まで明かされない(シーズン2「偶像のレクイエム」)など例外作品もいくつかあります。

テレビミステリーやサスペンスシリーズなどにおいて、際だって有名な俳優(いわゆる大物俳優)や個性的な俳優を犯人としてキャスティングすると、彼らの登場時点で視聴者に真犯人が分かってしまいます。そうなれば「最後まで犯人が分からない」というストーリー仕立てをを成り立たせることが難しくなってきます。単発ドラマであれば大物俳優を複数配役すればよいのでしょうが、シリーズものでは予算的に難しいのだと思います。

しかし倒叙物の手法で、大物俳優を犯人役に毎回起用することができることとなった。さらに視聴者を主人公コロンボのキャラクター性や行動、犯人との駆け引きに集中させることができるようになったのだと思います。

そして、本作シリーズ作品の『刑事コロンボ』の日本での放映にあたっては、絶対忘れられないのが、俳優 故 小池朝雄氏の演技です。『刑事コロンボ』のピーターフォーク『スーパーマン』のレックス・ルーサー役のジーン・ハックマンの吹替でおなじみですが、特にこの『刑事コロンボ』シリーズのピーターフォークの吹替は、名演だと思います。

字幕でピーターフォークの肉声をお聞きになられたことがあるかたは、ご想像つくと思いますが、ピーターフォーク氏彼自身は基本は、低い声で犯人に詰め寄るシーンなどでは、ちょっとトーンが上がったりしているが、小池さんの演技はローボイスを使い分けているというのか、実に巧みに演技をしています。

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👆故 小池朝雄氏。数多くのドラマ、舞台、映画などで主役よりもどちらかと言えば、脇役、悪役も演じてきてこられた役者である。TVアニメシリーズ「あしたのジョー」のエンディングも歌っていました。

本シリーズ作品名を聞いたことがあるけど、じっくり視聴されたことがない方、あるいはサスペンス好きで、のこの懐かしいドラマがお好きな方には絶対おすすめの作品です。


【刑事コロンボ・配信先】

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👆配信先は、上記2つのサイトです。詳細は、リンク先サイトでご確認してください。

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